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はじめに(pdf)

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Academic year: 2021

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はじめに

金属は身の回りにあふれた材料であるが,多くの用途で金属が他 の相(固体,液体,気体)と接する“金属界面”が重要な役割を果 たしている.“金属/固体界面”は,現代の電子デバイスや高集積回 路を構築するうえで欠かせない界面であり,“金属/液体界面”は, 電池やセンサなど電気化学反応を用いたデバイス構築だけでなく, めっきや表面処理といった電気化学反応を利用する,さらに腐食や 防食といった工業製造設備,建築物さらには道路などのインフラの 保全や全地球的規模の環境を考えるうえで重要である.“金属/気体 界面”は,触媒反応などの工業プロセスやガスセンサなどのデバイ ス構築で基礎と応用の両面で重要である. 本書は,このように現代社会の重要な役割を担っている“金属界 面”を基礎から理解し,その制御と利用を考える基盤の提供を目的 としている. まず,“金属”の特徴と用途について概説したのち,“金属界面” の電子構造や幾何構造(原子配列)についてバルクと比較しながら 述 べ,種 々 の“金 属 界 面(金 属/固 体,金 属/気 体,金 属/液 体 界 面)”で起こる代表的な現象を紹介する.次いで,“金属界面”での 現象を理解し,デバイスの構築やプロセス開発に応用するうえで不 可欠である金属界面構造(電子構造,幾何構造,分子構造)の原 子・分子レベルでの計測法について概説する.最後に,“金属界面” の調製法,界面物質相の構築法,さらにはそれらの手法を用いた新 たな機能の発現について,研究開発の例を紹介する. 本書を草するにあたり多くの方々からたくさんのご助言,ご協力 をいただいた.とくに,コラムをご執筆いただいた大塚俊明氏(北

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海道大学),八木一三氏(北海道大学),佃 達哉氏(東京大学),松 尾翔太氏(東京大学),佐藤 縁氏(産業技術総合研究所),坂口裕 樹氏(鳥取大学),動見康弘氏(鳥取大学),ならびに本書に詳細な コメントをいただいた加連明也氏(物質・材料研究機構,(株)東 レリサーチセンター),野口秀典氏(物質・材料研究機構),山田 亮氏(大阪大学),増田卓也氏(物質・材料研究機構)に感謝する. 最後に,本書の出版にあたって終始多大なご高配をいただいた共 立出版株式会社の酒井美幸氏に厚く御礼申し上げる. 2016年 9 月 近藤 敏啓 魚崎 浩平 vi はじめに

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