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農薬の使用基準のポイント 農薬を使用して病害虫防除や植物の成長調整等を行なう場合は 容器に記載されているをよく読み 農作物ごとに定められた使用量 希釈倍数 使用時期 使用回数および同一成分の総使用回数等を厳守し 安全で安心な農作物の生産を心がけましょう 使用方法の遵守 容器のラベルに表示されている内

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(1)

平成29年度JA山形おきたま

病害虫防除基準

( 花 卉 )

〝安全・安心な農作物つくり〟

栽培履歴の完全記入に取り組みましょう

生産販売部 園芸課

農薬の使用基準のポイント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

農薬散布をするときは飛散(ドリフト)に注意しましょう!・・・・・・・2

●花き類登録農薬一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3,4

●雑草・害虫防除農薬一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

●害獣防除農薬一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

●花き類耕種的・物理的防除・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

●アルストロメリア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

●ダリア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9~11

●啓翁桜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

●トルコぎきょう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13

●ヒマワリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14

●デルフィニウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15

●ストック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16

●キク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17,18

●小菊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19

●りんどう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20

花卉栽培履歴書の記入例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21

農薬飛散対策チェックシート記入例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22

花卉栽培履歴書、農薬飛散対策チェックシート・・・・・・・・・・・23~30

園芸課

℡57-4793

米沢地区

園芸

JAグリーン米沢

℡37-2708

℡36-0144

高畠地区

園芸

JAグリーン高畠

℡52-1211

℡51-0060

南陽地区

園芸

JAグリーン南陽

℡45-3000

℡59-0047

川西地区

園芸

川西グリーンC

℡42-2154

℡42-5110

長井地区

園芸

長井グリーンC

℡88-9790

℡84-2124

白鷹地区

園芸

白鷹グリーンC

℡85-5159

℡85-6466

飯豊地区

園芸

飯豊グリーンC

℡72-2121

℡74-2244

小国地区

園芸

℡62-5588

山形おきたま農業協同組合・JA全農山形県本部

JA山形おきたま花卉振興会

(2)

◆農薬の使用基準のポイント

農薬を使用して病害虫防除や植物の成長調整等を行なう場合は、容器に記載されている注意事

項をよく読み、農作物ごとに定められた使用量、希釈倍数、使用時期、使用回数および同一成分の総

使用回数等を厳守し、安全で安心な農作物の生産を心がけましょう。

◇使用方法の遵守

容器のラベルに表示されている内容を守って使用します。

★新しい農薬はもちろん、使い慣れた農薬でも、変更がある場合が

あるので、使用前に必ずラベルを確認しましょう。

◇防除記録の記帳

◇農薬と農作物に関連する法律

農 薬 には、殺 虫 剤 、殺 菌 剤 、除 草 剤 、植 物 成 長 調 節 剤 、

殺 そ剤 、忌 避 剤 、展 着 剤 、天 敵 昆 虫 があります。

【農 薬 取 締 法 】(農 水 省 )

農 薬 の製 造 、輸 入 、販 売 、使 用 などについて規 制 します。

【食 品 衛 生 法 】(厚 生 労 働 省 )

飲 食 に起 因 する 衛 生 上 の 危 害 の発 生 を防 止 します。

このほかに、毒 物 劇 物 取 締 法 、植 物 防 疫 法 、環 境 基 本 法 、水 質 汚 濁 防 止 法 、 消 防 法 、

水 道 法 などがあり、全 てを遵 守 する必 要 があります。

-1-

① その農 薬 に適 用 がない作 物 へは使 用 しないこと 。

② 定 められた使 用 量 又 は濃 度 を超 えて使 用 しないこと 。

③ 定 められた使 用 時 期 を守 ること 。

④ 定 められた総 使 用 回 数 以 内 で使 用 すること 。

各 作 物 ご と の 栽 培 履 歴 に 農 薬 を 使 用 し た 内 容 を 正 確 に 記

帳 します。記 帳 した内 容 は、農 薬 を安 全 ・ 適 正 に使 用 したこ

との証 明 となります。

農林水産省登録第00000号

注意!

※この病害虫防除基準に使われる農薬は平成29年2月8日現在で登録ある農薬です。

※必ず適用作物・対象病害虫・使用方法・使用時期・希釈倍数・使用量・使用回数を確

認して農薬を使用して下さい。

(3)

農薬散布をするときには飛散(ドリフト)に注意しましょう!

残留農薬のポジティブリスト制度

▼食品衛生法・残留農薬のポジティブリスト制度が平成 18 年から始まりました。

▼この制度では、今まで残留農薬基準値がない農薬にも、0.01ppm という低い数値が基準値として設定されました。

▼この基準値をオーバーした生産物は、販売が禁止されるため、出荷停止・回収などの事態が想定されます。

つまり、これまで以上に気をつけなくてはいけないのは

・・・・・・・・・

農 薬 の 飛 散

どんなときに注意が必要?

使用しようとする農薬が周りの食用作物に登録(適用)のない場合 特に次の場合に注意が必要です!

1.圃場同士の距離が近い時 2.隣の食用作物の収穫が近づいてきた時 3.飛散が起こりやすい散布方法の時

※風が強いほど飛散距離は大きくなります。 ※散布圃場に近い場所ほど飛散量は多くなります。

※飛散が多くなる傾向があるのは ・細かすぎる散布粒子のノズルを使う場合 ・散布圧力を上げすぎる場合

◆散布することを周りの栽培者に伝え、日頃からコミュニケーションをとるなど、地域の農業者同士の連絡を密に

しておくことが重要です。

対策は?

散布時に守りたいこと!

◎散布量が多くなりすぎないよう気をつけましょう。 →散布は必要最小限の量と区域で行うようにしましょう。

◎風の弱い時に風向に気をつけて散布しましょう。 →風下に別の作物がある時はとくに注意が必要です。

◎散布の方向や位置に気をつけて散布しましょう。 →できるだけ作物の近くから、作物だけにかかるよう散布

しましょう。 →圃場の端部での散布は外側から内側に向けて行うようにしましょう。

◎細かすぎる散布粒子のノズルは使わないようにし、散布圧力を上げすぎないようにしましょう。

→粒子が細かいほど、圧力を高めるほど飛散しやすくなります。

◎タンクやホースは毎日、洗いもれがないようきれいに洗っておきましょう。

こんな対策も有効!

◎周りの作物にも登録のある農薬を使用する。

◎飛散しにくい剤型(粒剤等)の農薬を使用する。

◎まわりの作物をネットやシートなどで遮へいしたり一時的に覆う。

◆飛散をできるだけ減らすよう工夫して散布しましょう。

また、

農薬を散布したら必ず記帳するようにしましょう。

(4)

JA山形おきたま 花卉振興会

使用時期 適用病害虫 薬剤名 成分系 使用方法 希釈倍数使用量 使用回数 注意事項 は 種 又 は 植 付 前 苗 立 枯 病 ( リ ソ ゙ ク ト ニ ア 菌 )

ガスタード微粒剤(劇)

タ ゙ ソ ゙ メ ッ ト 剤

土 壌 混 和

30kg/10a

1回

株腐病、球根腐敗病、首腐病、半身萎凋病、萎凋病、萎黄 病、白絹病、立枯病、根頭がんしゅ病、ネコブセンチュウ、青枯 病、一年生雑草にも適用あり。 -

立枯病・苗立枯病

オーソサイド水和剤80

キ ャ フ ゚ タ ン 剤

600倍

8回

以内 保護殺菌剤 定 植 前

リゾレックス粉剤

土 壌 混 和

50kg/10a

1回

生 育 期

リゾレックス水和剤

土 壌 灌 注

500倍

5回

以内 - 菌 核 病

トップジンM水和剤

ベンズイミダゾール系(チオファネートメチル)

1,500倍

5回

以内 浸透性殺菌剤 チオファネートメチルを含む農薬の総使用回数は5回以内とする。 特に連用を避ける。 - 白 絹 病

モンカットフロアブル40

カ ル ホ ゙ キ シ ア ミ ト ゙ 系( フ ル ト ラ ニ ル )

株 元 散 布

1,000倍

3回

以内 浸透性殺菌剤 フルトラニルを含む農薬の総使用回数は3回以内とする。

ダコニール1000

TPN 有 機 塩 素 系

1,000倍

6回

以内 保護殺菌剤 発 生 初 期

サンヨール

有 機 銅 系

500倍

8回

以内 保護殺菌剤 灰色かび病、アブラムシ類、ハダニ類にも適用あり。ペチュニア、パンジー、スターチス、プリムラは開花前まで適用。 発 病 初 期

アンビルフロアブル

D M I ( E B I )

1,000倍

2回

以内 浸透性殺菌剤 DMI(EBI)剤は耐性リスクが高いため、他剤と 併せて総使用回数は2回以内とする。 発 病 初 期

カリグリーン

炭 酸 水 素 塩 剤

800倍

― 浸透性殺菌剤 発 病 初 期 ポリオキシンAL水溶剤「科研」 抗 生 物 質

2,500倍

8回

以内 浸透性殺菌剤 予防効果に優れる。黒斑病、灰色かび病、ハダニ類にも適用あり。 発 病 初 期

フルピカフロアブル

アニリノ ピ リミ ジ ン系

2,000倍

5回

以内 保護殺菌剤 高温時に薬害の恐れがあるので注意する。 発 病 初 期

アフェットフロアブル

カ ル ホ ゙ キ シ ア ミ ト ゙ 系 ( ヘ ゚ ン チ オ ヒ ゚ ラ ト ゙ )散 布

2,000倍

3回

以内 浸透性殺菌剤 ―

ゲッター水和剤

ベンズイミダゾール系 (チオファネートメチル)散 布

1,000倍

5回

以内 浸透性殺菌剤 予防効果に優れる。チオファネートメチルを含む 農薬の総使用回数は5回以内とする。特に連用を避ける。 発 病 前 ~ 発 病 初 期

ボトキラー水和剤

微 生 物 ダクト内投入

15g/10a

(1日あたり)

― 発病前に使用する。 定 植 時カ フ ゙ ラ ヤ カ ゙

カルホス微粒剤F(劇)

有 機 リ ン 系( イ ソ キ サ チ オ ン )作 条 処 理土 壌 混 和

6kg/10a

1回

イソキサチオンを含む農薬の総使用回数は1回以内とする。 発 生 初 期

オルトラン粒剤

有 機 リ ン 系( ア セ フ ェ ー ト )株 元 散 布

6kg/10a

5回

以内 アザミウマ類、ヨトウムシ類にも適用あり。アセフェートを含む農薬の総使用回数は5回以内とする。 発 生 初 期

オルトラン水和剤

有 機 リ ン 系 ( ア セ フ ェ ー ト )散 布

1,000倍

5回

以内 アザミウマ類、ヨトウムシ類、アオムシにも適用あり。アセフェートを含む 農薬の総使用回数は5回以内とする。 発 生 初 期

スタークル顆粒水溶剤

ネ オ ニ コ チ ノ イ ト ゙ 系 散 布

2,000倍

5回

以内 コナジラミ類にも摘要あり。ハモグリバエ類には1,000倍(灌注1L/ ㎡)で適用あり。 発 生 初 期

ベストガード粒剤

ネ オ ニ コ チ ノ イ ト ゙ 系 ( ニ テ ン ヒ ゚ ラ ム ) 生 育 期 株 元 散 布

2g/株

4回

以内 ニテンピラムを含む農薬の総使用回数は4回以内とする。 発 生 初 期

モスピラン顆粒水溶剤(劇)

ネ オ ニ コ チ ノ イ ト ゙ 系( ア セ タ ミ ミ フ ゚ リ ト ゙ )散 布

4,000倍

5回

以内 アザミウマ類には2,000倍で適用あり。 アセタミプリドを含む農薬の総使用回数は5回以内とする。 発 生 初 期

モスピランジェット(劇)

ネ オ ニ コ チ ノ イ ト ゙ 系 ( ア セ タ ミ ミ フ ゚ リ ト ゙ )く ん 煙

50g/400㎡

5回

以内 アセタミプリドを含む農薬の総使用回数は5回以内とする。 ―

スカウトフロアブル(劇)

ヒ ゚ レ ス ロ イ ト ゙ 系 散 布

2,000倍

2回

以内 ピレスロイド系殺虫剤は、抵抗性害虫出現防止のため連用は 避け総使用回数は2回以内とする。 ―

ロディー乳剤(劇)

ヒ ゚ レ ス ロ イ ト ゙ 系 散 布

1,000倍

2回

以内 ハダニ類にも適用あり。ピレスロイド系殺虫剤は、抵抗性害虫出現防止のため連用は避け総使用回数は2回以内とする。 発 生 初 期

コルト顆粒水和剤

I B R 散 布

4,000倍

4回

以内 コナジラミ類にも適用あり。アルカリ性の強い薬剤との混用を避ける。 発 生 初 期

カウンター乳剤

I G R 散 布

2,000倍

5回

以内 発 生 初 期

ハチハチフロアブル(劇)

複合体Ⅰ型阻害 散 布

1,000倍

4回

以内 ― オ ン シ ツ コ ナ シ ゙ ラ ミ

カルホス乳剤(劇)

有 機 リ ン 系( イ ソ キ サ チ オ ン )散 布

1,000倍

4回

以内 シクラメン及びアジアンタムを除く。イソキサチオンを含む農薬の総使用 回数は4回以内とする。(カルホス微粒剤Fを既に使用した場合 には散布不可) ― オ ン シ ツ コ ナ シ ゙ ラ ミ

スプラサイド乳剤40(劇)

有 機 リ ン 系 散 布

1,000倍

6回

以内 発 生 初 期

ベストガード水溶剤

ネ オ ニ コ チ ノ イ ト ゙ 系( ニ テ ン ヒ ゚ ラ ム )散 布

1,000倍

4回

以内 ニテンピラムを含む農薬の総使用回数は4回以内とする。 発 生 初 期

チェス顆粒水和剤

カ メ ム シ 目 摂 食 阻 害 B 型散 布

5,000倍

4回

以内 アブラムシ類にも適用あり。 栽培期間中

ラノーテープ

I G R作 物 体 の 付 近 に 設 置

50㎡/10a

1回

施設栽培のみ使用可 ア フ ゙ ラ ム シ 類 ア サ ゙ ミ ウ マ 類 コ ナ シ ゙ ラ ミ 類

花き類登録農薬一覧①

立 枯 病 有 機 リ ン 系( ト リ ク ロ ホ ス メ チ ル ) 浸透性殺菌剤 トルクロホスメチルを含む農薬の総使用回数は5回以内とする。 株腐病、茎腐病にも摘用あり。 う ど ん こ 病 灰 色 か び 病

(5)

JA山形おきたま 花卉振興会

使用時期 適用病害虫 薬剤名 成分系 使用方法 希釈倍数使用量 使用回数 注意事項 発 生 初 期

アクタラ顆粒水溶剤

ネ オ ニ コ チ ノ イ ト ゙ 系 ( チ ア メ ト キ サ ム )

2,000倍

6回

以内 ミカンキイロアザミウマには1,000倍で適用あり。 発 生 初 期

アファーム乳剤

マ ク ロ ラ イ ト ゙ 系

1,000倍

5回

以内 オオタバコガ、ヨトウムシ類にも適用あり。ミカンキイロアザミウマには2,000倍で適用あり。 発 生 初 期マ メ ハ モ ク ゙ リ ハ ゙ エ

トリガード液剤

I G R

1,000倍

4回

以内 クロバネキノコバエ類に土壌灌注:1,000倍、2L/㎡で適用あり。 発 生 初 期

アディオン乳剤

ヒ ゚ レ ス ロ イ ト ゙ 系

2,000倍

2回

以内 カメムシ類、ハマキムシ類、アブラムシ類にも適用あり。ピレスロイド系 殺虫剤は、抵抗性害虫出現防止のため連用は避け総使用 回数は2回以内とする。 発 生 初 期

ノーモルト乳剤

I G R

2,000倍

2回

以内 高温時の散布を避ける。 発 生 初 期

コテツフロアブル(劇)

酸 化 的 リ ン 酸 化 脱 共 役 剤

2,000倍

2回

以内 ハダニ類、ミカンキイロアザミウマにも適用あり。 発 生 初 期ハ ス モ ン ヨ ト ウ

マッチ乳剤

I G R

2,000倍

5回

以内 発 生 初 期

ディアナSC

ス ヒ ゚ ノ シ ン

2,500倍

2回

以内 アザミウマ類、ハモグリバエ類にも適用あり。高温時の散布で花が焼ける薬害が発生する恐れがあるので注意する。 発 生 初 期

フェニックス顆粒水和剤

シ ゙ ア ミ ト ゙ 系

2,000倍

4回

以内 ハスモンヨトウにも適用あり。 発 生 初 期

アクセルフロアブル

ナ ト リ ウ ム チ ャ ン ネ ル 阻 害 B 型

1,000倍

6回

以内 発 生 初 期

プレオフロアブル

そ の 他

1,000倍

2回

以内 ハスモンヨトウにも適用あり。 ― ア オ ム シ 、 ハ ゙ ッ タ 類 ハ マ キ ム シ 類 ア サ ゙ ミ ウ マ 類

スミチオン乳剤

有 機 リ ン 系

1,000倍

6回

以内 発 生 初 期

バロックフロアブル

タ ゙ ニ 類 生 育 阻 害B 散 布

2,000倍

1回

卵・幼虫には効果があるが成虫には効果なし。 発 生 初 期

ピラニカEW(劇)

複 合 体 Ⅰ 阻 害A 散 布

2,000倍

1回

きく、カーネーションは1000倍で使用。卵・幼虫・成虫に効果がある。 発 生 初 期

ダニサラバフロアブル

複合体Ⅱ阻害剤 散 布

1,000倍

2回

以内 卵・幼虫・成虫に効果がある。 ―

カネマイトフロアブル

複 合 体 Ⅲ 阻 害 B 型 剤散 布

1,000倍

1回

ばらを除く。 ―

テデオン乳剤

有機塩素(殺卵) 散 布

500倍

卵・幼虫には効果があるが成虫には効果なし。 発 生 初 期

エコピタ液剤

物 理 的 防 除気 門 封 鎖 剤散 布

100倍

うどんこ病、アブラムシ類、コナジラミ類にも適用あり。幼虫・成虫に効果がある。

※ 薬剤を対象病害虫ごとに剤型で整理しています。農薬の総使用回数は薬剤の1作期における最高散布回数です。

※ 耐性菌の出現、抵抗性害虫の出現を防止するため、同一薬剤の連用、多数回使用は避けて下さい。

※ 散布を行う際には、周辺農作物へ飛散しないように十分配慮して下さい。

※ 薬剤の使用にあたり薬害がないかどうか細心の注意を払って使用して下さい。事前に散布試験をし、薬害の有無を確認してから散布を行って下さい。

※ 殺ダニ剤は単剤で散布して下さい。

※ ラノーテープの使用については各地区の園芸担当者に相談して下さい。

◆交信かく乱剤

使用時期 適用病害虫 薬剤名 農薬の成分系 使用目的 注意事項

対象作

物の栽

培全期

コ ナ カ ゙ オ オ タ ハ ゙ コ カ ゙ ヨ ト ウ カ ゙

コナガコン-プラス

交尾阻害 作物の生育に支障のない高さに支持棒等を立て、支 持棒にディスペンサーを巻き付け固定し圃場に配置す る。

※ 急傾斜地、風の強い地帯等、剤の濃度を維持するのが困難な地域では使用しない。

※ 対象害虫以外の害虫には効果がないため、登録薬剤を併用し慣行防除を行う。

※ コナガコン-プラス使用については各地区の園芸担当者に相談して下さい。

◆展着剤(主に、水和剤・フロアブル剤に加用する。)

※ 展着剤を加用する際の混用の順序: 展着剤希釈液を調整した後、他剤を加えて混合希釈液を調製する。

ヨ ト ウ ム シ 類 オ オ タ ハ ゙ コ カ ゙ ハ タ ゙ ニ 類 設置量 ハ モ ク ゙ リ ハ ゙ エ 類 説   明

アプローチBI

10mℓ/散布液10ℓ(1,000倍)

湿展性(付着性)・浸透性・濡れ性(均一性)があり、治療型殺菌剤への加用効果が大きい。薬剤を均一に付着・浸透させ、汚れを軽減。他剤に比べ高濃度で使用す る機能性展着剤。

100~120本/10a

(22g/100本製剤)

花き類登録農薬一覧②

アビオン-E

20mℓ/散布液10ℓ(500倍)

耐雨性及び濡れ性(均一性)に優れるため、雨前散布や保護殺菌剤・予防剤への加用効果大。薬剤を固着させ、薬剤の残効を高める。葉に汚れが残り易いため注 意。生育初期での防除(球根養成等)で使用すると良い。

ハイテンパワー

2mℓ/散布液10ℓ(5,000倍)

湿展性(付着性)・浸透性に優れ、泡立ち少ない。乳化、可溶化が主で洗浄作用が強いため固着性(耐雨性)は劣る。 薬剤名 使用量(希釈倍数)

(6)

JA山形おきたま 花卉振興会

◆雑草の防除

耕種的・物理的防除

    もう一度耕起してすき込む方法である。

花きに除草剤を使用する場合の一般的留意事項

    降雨が予想される場合は使用を避ける。

薬剤による防除

使用 回数

プリグロックスL

(光活性化による毒物の生成) 雑草茎葉散布 3回以内 作物に飛散しないよう注意する。樹木類にも登録あ り。 非選択性接触型茎葉処理除草剤で,イオンの力 で,雑草の細胞を破壊する。展着剤を加用する場 合は非イオン系展着剤を使用する。 雑草茎葉散布 2回以内(少量散布の場合)200~500mℓ/25~50ℓ/10a 雑草茎葉散布 3回以内作物に飛散しないよう注意する。 雑草茎葉散布 3回以内作物に飛散しないよう注意する。

ザクサ液剤

(アミノ酸合成阻害) 雑草茎葉散布 3回以内作物に飛散しないよう注意する。

ナブ乳剤

(脂肪酸・フラボノイド合成阻害) 雑草茎葉散布 3回以内 遅効性で枯死するまでに5~10日必要。広葉雑草 及びカヤツリグサ科、スズメノカタビラには効果が ない。また、イネ科作物には薬害があるので注意 する。リンドウにも登録あり(3回以内;イネ科雑草3 ~6葉期)

ゴーゴーサン乳剤30

(生育抑制型・微小管重合阻害) 全面土壌散布

1回

リンドウにも登録あり(萌芽前(雑草発生前)) キク科雑草とツユクサには効果が劣る。

トレファノサイド粒剤2.5

(生育抑制型・微小管重合阻害) 畦間・株間 土壌散布 2回以内トレファノサイド乳剤と合わせて2回以内 全面土壌散布

1回

施設栽培では使用しない。 全面土壌散布

1回

シンテッポウユリは定植前土壌処理する。 畦間土壌散布

1回

畦間・株間 土壌散布

2回

以内 全面土壌散布

1回

施設園芸では使用しない。トレファノサイド粒剤2.5と合わせて2回以内

◆ナメクジ類・カタツムリ類の防除

耕種的・物理的防除

薬剤による防除

使用 回数

6回以内株元散布、オカダンゴムシ、ハスモンヨトウにも適用あり。

6回以内作物にかからないように土壌表面処理する。

スラゴ

― ナメクジ類及びカタツムリ類の発生あるいは加害を受 けた場所または株元に配置する。

200~500mℓ/50~100ℓ

雑草茎葉散布 1年生イネ科雑草 (スズメノカタビラを 除く) 1年生雑草

300mℓ/100ℓ

200~400mℓ/70~150ℓ

は種直後 定植前 (雑草発生前)

150~200mℓ/100~150ℓ

200~500mℓ/50~100ℓ

樹木類 花き類・ 観葉植物 花き類・ 観葉植物・ 樹木類 1年生雑草 雑草生育期畦間処理 (草丈20cm以下) 雑草生育期畦間処理 (草丈30cm以下) 樹木類は雑草生育期 (草丈30cm以下)

 ○ 土壌の蒸気消毒や太陽熱消毒を行う。

 ○ 除草剤をうすめる水の量は、容器のラベルをよく確認し、表示より濃い濃度、多い量で使用しないよう適正な水量で散布する。

 ○ 現在の除草剤だけでは、完全な除草効果は期待できないので、中耕土寄せ、敷ワラ、ポリマルチ等、総合的な対策を行うことが重要である。

 ○ 散布機具及び容器は専用のものを使用し、使用後は石鹸水で十分洗う。

 ○ 薬効は土壌水分との関連が深く、乾燥状態では効果が低い。散布直後の降雨は、除草効果を低くするばかりではなく、薬害を起こす危険性もあるので、

 ○ マルチ栽培を導入し、畝間に防草シートを設置する。

雑草・害虫(ナメクジ類・カタツムリ類)防除農薬一覧

除草剤名・(作用機作)

 ○ 薬量並びに散布面積は正確に秤量、測定する。

 ○ は種(定植)前に間隔をあけて2回耕起することにより雑草の発生を軽減できる。これは、1度軽く耕起することで一斉に雑草を発芽させ、これをは種前に

 ○ ハウス内での除草剤の使用は薬害が発生しやすいので避ける。

 ○ 散布に使用した器具及び容器を洗った水や残液は、川や池等に流入しないよう注意する。

 ○ 催芽種子をは種した場合は、薬害の恐れがあるので、除草剤の使用は避ける。

 ○ 中耕(培土)を行う。

 ○ 水田転作畑では、いったん水田に戻し田畑輪換を行う。

使用時期 使用方法 使用量/散布液量(

10a

当たり)

 ○ 水田転作畑での使用は、土塊をよく砕き、土壌表面を均一にする。

 ○ 土壌散布後3~4週間は土壌をかくはんしない方が効果期間が長い。

適用雑草名 注意事項

※ 注意事項   連続降雨などで多量に水分を含むと効果が落ちるので、晴れ間を狙って防除する。

バスタ液剤

(アミノ酸合成阻害) 花き類・ 観葉植物 (キク除く)

ラウンドアップマックスロード

(アミノ酸合成阻害) 適用病害虫 薬剤名

 ○ 施設栽培では、夏期に太陽熱消毒を行うことによりハウス内のナメクジ類を完全に防除できる。

使用量・希釈倍数 使用方法

500~1,000mℓ/50~100ℓ

スギナ 作物に飛散しないよう注意する。 (少量散布の場 合) 1年生雑草:200~500mℓ/25~50ℓ/10a 多年生雑草500~1000mℓ/25~50ℓ/10a スギナ:1500~2000mℓ/25~50ℓ/10a 適用場所

 ○ 石灰の不足した酸性土壌に発生が多いので、定植前に石灰資材を施用し、中性からやや酸性の土壌に改良する。

カタツムリ類、ナメクジ類 ナメクジ類

4kg/10a

100~200倍

100~300L/10a

ラービンベイト2

温室、ハウス、圃場、花壇 花き類・観葉植物栽培温室等の 生息地 ほ場周辺雑草地の生息地 ―

マイキラー

1~5g/㎡

区分 4回以内 多年生雑草

300~500mℓ/100~150ℓ

1年生雑草

300~500mℓ/100~150ℓ

1年生雑草

300~500mℓ/100~150ℓ

雑草生育期 雑草生育期 1年生雑草

 ○ 餌となる作物残さや雑草などをほ場内から除去し、清潔にする。

1,500~2,000mℓ/50~100ℓ

 ○ 湿潤な場所に発生が多いので、ほ場の排水を良くし、ほ場の環境を改善する。

耕起前まで (雑草生育期)

トレファノサイド乳剤

(生育抑制型・微小管重合阻害) ひまわり 樹木類 ゆり チューリップ シャクヤク きく (露地栽培) べにばな 作物名

4~5kg/10a

200~300mℓ/100ℓ

1年生雑草 (ツユクサ科、カヤツリ グサ科、キク科・アブ ラナ科を除く) 樹木類 きく 花き類・ 観葉植物 (チューリップ、 すいせんを 除く) 1年生雑草 畝間処理:雑草生育期 (草丈20cm以下)

600~1,000mℓ/100~150ℓ

植付後・生育期 (雑草発生前) は種後発芽前 植付後~萌芽前 定植後 植付後・生育期 (雑草発生前) 雑草生育期 (イネ科雑草   3~5葉期)

(7)

JA山形おきたま 花卉振興会

◆野ソの防除

耕種的・物理的防除

秋季(根雪前)、春季、夏季に、  ○ 野ソが侵入・定着しないよう、ほ場や周辺の清掃や隠れ場所となるような資材の撤去を行う。   ○ 野ソの増殖を抑制するため、ほ場内に餌となる農作物残さは残さない。  ○ 花木等では、根雪前に、幹を金網や杉葉等で1m程度の高さまで巻き、野ソの食害防止に努める。  ○ ネズミとり器や粘着板を利用する。この際、鼠は暗所を好むこと、また壁などに沿って移動する習性を利用し、ネズミとり器は壁面に肥料袋などで覆って設置する。    また、ネズミとり器を設置後数日は、ネズミとり器の周辺に餌をまき警戒心を与えないように配慮する。  ○ 簡易なトラップを利用した駆除も周年駆除法として有効。    10a当たり5,6ヶ所に、1斗缶や、塩ビパイプ(直径7.5cm×長さ40cm)等を上部1~2cm残して地中に埋め、上部の穴をせん定枝やわらで広く覆い、時々捕殺を確認する。下図参照。 ハウス内作物の野ソ対策  ○ 野ソが侵入・定着しないよう、ハウス内には隠れ場所となるような資材を置かない。   ○ ハウスの外縁部は内側、外側とも踏み固めておく。  ○ 野ソが侵入した場合は、鼠穴や通路(作物の残さを引き込んだり糞が見られる場所)に金網製の「ネズミとり器」や「粘着板」を置いて捕殺する。    ※ ネズミは暗い場所に落ち着き、壁などに沿って移動する習性があるため、捕獲器は、壁面に肥料袋などで覆っておく。捕獲器の設置後数日は捕獲器周辺に餌をまいて      捕獲器への警戒心を与えないように配慮する。発生が多い場所では、周年設置して被害を防ぐことと、ハウス周辺の環境をきれいにし同時に防除対策も行う。

薬剤による防除

水田、畑地、果樹園、桑園は下記の薬剤により防除する。  ※ 農作物の少ない秋季および春季の防除を徹底する。

(1) リン化亜鉛剤

対象害獣

区分

適用場所 使用方法

農地、山林 鼠穴に1か所当たり1~2g(15~30粒)をそのままあるいは小袋詰を投入する。1haでは1kg。

農地、山林 小袋は破らずそのまま(バラ入れは軽くひとつまみ)水田、畑、畦 畔、及び農道のネズミ穴に投入するか、配置又はバラ撒きをして下 さい。果樹園では株元配置やバラ撒きをして下さい。使用の際は必 ず手袋を着用して下さい。

(2)ダイファシン系粒剤

対象害獣

区分

適用場所 使用方法 野ソ

農地 本剤10~20gをそのままあるいは10~20gの小袋詰を鼠穴に投入するか、野ソの通路に配置する。

◆モグラの防除

耕種的・物理的防除

 ○ 振動を嫌う性質があるので、ほ場のところどころに風車を立て、その振動が地中に伝わるようにする。  ○ 周囲に深さ1m程度の溝を掘り、ほ場への侵入を防ぐ。  ○ トンネルの本道に罠を仕掛けて捕殺する。この場合、人のにおいがつかないように素手では持たない。

忌避剤による防除

対象害獣

区分

適用場所 使用方法 モグラ 畑地 畑地(根雪地帯) ビニールハウス ビニールハウスの外周に深さ10cm程度の溝を掘り、本剤を散布後 覆土・鎮圧する。 ※ 注意事項    ○ 定植前までに使用する。  ○ ハウス内では原則として使用しない。やむをえず使用する場合は、は種、定植2~3週間前に使用する。  ○ 処理時期は4~10月(10℃以上)、ただし、土壌が異常に乾燥している時や過度に湿っている時は使用しない。  ○ トンネル、ポットキャップなどの栽培では、薬害の恐れがあるので日中の換気に十分注意する。

30~500g/10a

畑の外周に深さ10cm程度の溝を掘り、本剤を散布後覆土・鎮圧す る。

害獣(野ソ・モグラ)防除農薬一覧

適用作物名 薬剤名 適用作物名 薬剤名 野ソが加害する 農作物等

1~2g(15~30粒)/

1穴(30~150g/10a)

使用量

強力ラテミン

野ソ

Z・P

処理溝

1m

当たり  

50g

ビニール被覆前後 野ソ 根雪前

ネマモール粒剤30

作物栽培期間

処理溝

1m

当たり 

100g

200~300g/10a

使用量 野ソが加害する 農作物等 適用時期

ヤソヂオン

薬剤名 使用量

(8)

JA山形おきたま 花卉振興会

1.ほ場周辺を含め、除草に努める。

2.連作をしない。

1.排水対策を徹底する。

2.施設栽培では、過湿を防ぐため換気を図る。

1.土壌を蒸気消毒する。

2.土壌還元消毒する。次項を参照のこと。

1.アザミウマ類等を介して感染が拡大するので、殺虫剤の適期防除を心がける。

2.繁殖用の球根、木子、球芽は健全株から採取する。

3.施設栽培では出入り口や側面に寒冷紗を張り媒介する昆虫の侵入を防ぐ。

4.発病株は直ちに抜き取り、圃場外に隔離し焼却する等、適切な処分をする。

5.発病株に触れた手で健全株に触れない。

6.汁液により感染するため、収穫に使うハサミは使用の度に家庭用塩素系漂白剤等の次亜塩素酸ナトリウムに15分浸漬し拭き取る。

  ※簡易的な処理方法として液に2分間浸漬後、20秒流水で洗い流して拭き取る方法もある。

  ※防護メガネ・マスク・炊事用手袋は必ず着用する。

  ※金属製及びメラミン製の容器には入れない。※ハサミの金属が腐食することもあるため注意する。

1.ハダニ類の被害は急速に拡大するので、発生初期から適期防除を徹底する。

2.茎葉への散水によりハダニ類の密度を減らすことが期待出来る。

◇物理的防除

・施設栽培では、出入り口や側面に寒冷紗を張る。

◇発生予察に基づく防除

 ・ほ場内外の作物体付近に粘着トラップを設置し、対象病害虫の発生時期や発生量(飛来・侵入・増殖の状況)を早期に把握し、低密度時に

  防除を徹底する。 ※アブラムシ類、コナジラミ類、ハモグリバエ類は黄色、アザミウマ類は青色に誘引される。

◇耕種的防除

 ・施設では成虫の侵入を防止するため開口部に防虫ネット(白色、300番:1mm目以下)を設置する。

 ・施設において、害虫が視認出来ない防虫ネット(赤色、0.8mm、赤色領域620nm以上)をハウスサイドに設置する。

 ・成虫を絶食状態にすると数日で死滅するので、施設では収穫終了後完全に密閉し、さらに作物及び雑草を枯死させる。

 ・露地の発生ほ場では、収穫が終了したら被害植物は適切に処分する。

 ・ほ場及びほ場周辺の雑草にも寄生するので、除草を徹底する。

◇発生予察に基づく防除

 ・ほ場内外の作物体付近に粘着トラップを設置、対象病害虫の発生時期や発生量(飛来・侵入・増殖の状況)を早期に把握、低密度時に

  防除を徹底する。 ※アブラムシ類、コナジラミ類、ハモグリバエ類は黄色、アザミウマ類は青色に誘引される。

◇ 耕種的防除

 ・連作をしない。

 ・抵抗性品種を作付けする。

 ・ネグサレセンチュウの発生しているほ場では、マリーゴールド(フレンチ種またはアフリカントール)を3ヶ月以上栽培(輪作)し、すき込む。

 ・さといもとの輪作でキタネグサレセンチュウの密度を低下させることができる。

 ・ネコブセンチュウの発生しているほ場では、マリーゴールド(アフリカントール)やクロタラリア、ヘイオーツを3ヶ月以上栽培し、すき込む。

◇物理的防除

  ・土壌還元消毒する。

 ・魚かす、油かす、米ぬか、牛糞、鶏糞、堆肥等、有機物を施用するとタネバエが発生しやすくなる。特に、未熟なものは完熟したものに比べ

  発生が多くなる。有機物を施用する場合は、早めに施用してすき込むとともに出芽を促すため砕土を丁寧に行う。

◇耕種的防除

 ・湿潤な場所に発生が多いため、ほ場の排水を良くし、ほ場の環境を改善する。

 ・餌となる作物残渣や雑草などをほ場内から除去し、清潔にする。

 ・石灰の不足した酸性土壌に発生が多いので、定植前に石灰資材を施用し、中性からやや酸性の土壌に改良する。

 ・施設栽培では、夏季に太陽熱消毒する。

◇耕種的防除

 ・振動を嫌う性質があるので、ほ場のところどころに風車を立て、その振動が地中に伝わるようにする。

 ・周囲に深さ1m程度の溝を掘り、ほ場への侵入を防ぐ。

 ・トンネルの本道に罠を仕掛けて捕殺する。この場合、人のにおいがつかないように罠を素手で持たない。

モグラ

タネバエ

土壌線虫

ナメクジ類

カタツムリ類

ウイルス

ウイロイド病害

ミカンキイロアザミウマ

チョウ目害虫

アブラムシ類

コナジラミ類

アザミウマ類

病害虫名

ハダニ類

ハウス土壌還元消毒

(塩類集積改善、連作

障害対策)

立枯病、青枯病などの

土壌病害

消毒の方法

60℃で30分間または80℃以上10~15分間均一に行う。

なお、カーネーションでは80℃以上10~15分間とする。

立枯病、青枯病等の土壌病害

1.有機質資材(10aあたりコフナMP300kg、米ぬか150 kg、鶏ふん堆肥300kg、牛ふん堆肥500kg)を施用し、耕土層よく混ざるように耕うんする。

2.耕うん後に、かん水チューブを90㎝間隔で設置し、透明のビニール等で地表全面を被覆した後に均一になるようかん水し、湛水状態にする。

  ※既存のかん水設備のある圃場では、かん水後に被覆してもよい。

3.ハウスを密閉し、『目標地温30度、20日間』、温度を確保する。還元化が進行している目安として密閉後3~5日でどぶ臭の発生を確認する。

4.処理後は被覆資材を除去し、乾燥させた後、2~3回の耕うんにより十分な酸化状態に戻す。

花き類耕種的・物理的防除、発生予察に基づく防除

対象病害虫名

防除方法

病害全般

病害虫全般

(9)

JA山形おきたまアルストロメリア振興部会

使用

使用

使用量

使用

時期

方法

希釈倍数

回数

フルピカフロアブル

散布

2,000倍

5回

以内 予防剤 発病初期 高温時に薬害の恐れがあるので注意する。

アフェットフロアブル

散布

2,000倍

3回

以内 予防剤 発病初期

ゲッター水和剤

散布

1,000倍

5回

以内 予防・治療剤 発病初期 同成分のトップジンM水和剤と併せて5回以内とする。耐性菌を考慮し連用を避ける。

ボトキラー水和剤

ダクト内 投入

(1日あたり)

15g/10a

予防剤 微生物殺菌剤 発病前~発病初期

ポリオキシンAL水溶剤「科研」

散布

2,500倍

8回

以内 発病初期 うどんこ病、黒斑病、ハダニ類にも適用あり。

ロディー乳剤(劇)

散布

1,000倍

2回

以内 合成ピレスロイド剤は抵抗性害虫出現防止のため連用は 避け総使用回数は2回以内とする。 ハダニ類にも適用あり。

コルト顆粒水和剤

散布

4,000倍

4回

以内 発生初期 コナジラミ類にも適用あり。アルカリ性の強い薬剤との混用は避ける。

スタークル顆粒水溶剤

散布

2,000倍

5回

以内 発生初期 コナジラミ類にも適用あり。ハモグリバエ類には1000倍(灌注1ℓ/㎡)で適用あり。

カウンター乳剤

散布

2,000倍

5回

以内 発生初期

ディアナSC

散布

2,500倍

2回

以内 高温時の散布で花が焼ける薬害が発生する恐れがあるので注 意する。 オオタバコガ、ハモグリバエ類にも適用あり。

アファーム乳剤

散布

2,000倍

5回

以内 発生初期 オオタバコガ、ハモグリバエ類、ヨトウムシ類には1,000倍で適用あり。

アクタラ顆粒水溶剤

散布

1,000倍

6回

以内 発生初期 ハモグリバエ類には2000倍で適用あり。

オンシツコナジラミ

スプラサイド乳剤40(劇)

散布

1,000倍

6回

以内

チェス顆粒水和剤

散布

5,000倍

4回

以内 発生初期に使用。アブラムシ類にも適用あり。

ベストガード水溶剤

散布

1,000倍

4回

以内 発生初期 同成分のベストガード粒剤と併せて総使用回数は4回以内とする。

ラノーテープ

作物体 の 付近に 設置

50㎡/10a

1回

栽培期間中、栽培施設内に設置する。

オオタバコガ

フェニックス顆粒水和剤

散布

2,000倍

4回

以内 発生初期に使用。ハスモンヨトウにも適用あり。

ノーモルト乳剤

散布

2,000倍

2回

以内 発生初期に使用。高温時の散布を避ける。

コテツフロアブル(劇)

散布

2,000倍

2回

以内 発生初期に使用。ハダニ類、ミカンキイロアザミウマにも適用あり。

オルトラン水和剤

散布

1,000倍

5回

以内 発生初期に使用、アザミウマ類、アブラムシ類、アオムシにも適用あり。

テデオン乳剤

散布

500倍

1葉当たり1~2匹時に使用。卵・幼虫に効果がある。

ピラニカEW(劇)

散布

2,000倍

1回

発生初期に使用。卵・幼虫・成虫に効果がある。

エコピタ液剤

散布

100倍

気門封鎖剤、発生初期に使用。コナジラミ類、 うどんこ病、アブラムシ類にも適用あり。

バロックフロアブル

散布

2,000倍

1回

発生初期に使用。卵・幼虫には効果があるが成虫には効果なし。

ダニサラバフロアブル

散布

1,000倍

2回

以内 発生初期に使用。卵・幼虫・成虫に効果がある。

※薬剤を対象病害虫ごとに剤型、価格順に整理しています。総使用回数は薬剤の1作期における最高散布回数です。

※耐性菌の出現、抵抗性害虫の出現を防止するため、同一薬剤の連用、多数回使用は避けて下さい。

※散布を行う際には、周辺農作物へ飛散しないように十分配慮して下さい。

※殺ダニ剤は単剤で散布して下さい。(ハダニ類は、初期防除が肝心です。4月中旬、7月中旬の防除は必ず行って下さい。)

※ラノーテープの使用については各地区の園芸担当者に相談して下さい。

◇発生予察に基づく防除 ほ場内外の作物体付近に粘着トラップを設置し、対象病害虫の発生時期や発生量(飛来・侵入・増殖の状況)を早期に把握し、低密度時に

 防除を徹底する。  ※アブラムシ類、コナジラミ類、ハモグリバエ類は黄色、アザミウマ類は青色に誘引される。

アルストロメリア病害虫防除基準

注意事項

適用病害虫

薬剤名

アブラムシ類

生 育 期

コナジラミ類

ヨトウムシ類

ミカンキイロアザミウマ

灰色かび病

アザミウマ類

ハダニ類

発病株に触れた手で健全株に触れない。ハサミ等も同 様。ハサミの消毒はビストロン等の第3リン酸ナトリウム液 でこまめに行う。

◇耕種的・物理的防除 灰色かび病: 多湿条件下で発生しやすいため、密植・茎葉の過繁茂は避ける。施設栽培においては、過湿にならないよう換気を行う。

ウイルス病

発病株は早期に抜き取り、適切に処分する。

※ウイルス病の症状がみられた土壌では、新植・改植を行う前に土壌

消毒を行う。

※ウイルスは、アブラムシ類・アザミウマ類などの媒介昆虫によって伝

搬されるので、それらの防除を徹底する。

(10)

JA山形おきたま 花卉振興会

分類 農薬の成分系 適用病害虫 薬剤名 使用方法 希釈倍数使用量 使用時期 使用回数 注意事項 土 壌 消 毒 ダゾメット剤 苗立枯病 (リゾクトニア菌)

ガスタード微粒剤(劇)

土壌混和

30kg/10a

は種又は 植付前

1回

株腐病、球根腐敗病、首腐病、半身萎凋病、萎凋病、萎黄病、白絹病、 立枯病、根頭がんしゅ病、ネコブセンチュウ、青枯病、一年生雑草にも摘要あ り。 キャプタン剤

立枯病・苗立枯病

茎腐病

オーソサイド水和剤80

散布

600倍

8回

以内 TPN有機塩素系 うどんこ病

ダコニール1000

散布

1,000倍

6回

以内 有機銅系 うどんこ病 灰色かび病

サンヨール

散布

500倍

発生初期

8回

以内 パンジーは開花前まで適用。 アニリノピリミジン系 灰色かび病

フルピカフロアブル

散布

2,000倍

発病初期

5回

以内 りんどうには褐斑病、黒斑病に適用あり。高温時に薬害の恐れあるため注意する。 微生物剤 灰色かび病

ボトキラー水和剤

ダクト内投入

15g/10a

(1日あたり)

発病前~ 発病初期 ― 立枯病

リゾレックス粉剤

土壌混和

50kg/10a

定植前

1回

立枯病、株腐病 茎腐病

リゾレックス水和剤

土壌かん

(3ℓ/㎡)

500倍

生育期

5回

以内 ベンズイミダゾール系 (チオファネートメチル) 菌核病

トップジンM水和剤

散布

1,500倍

5回

以内 N-フェニルカーバメート 系 灰色かび病

ゲッター水和剤

散布

1,000倍

5回

以内 灰色かび病

アフェットフロアブル

散布

2,000倍

発病初期

3回

以内 白絹病

モンカットフロアブル40

株元散布

1,000倍

3回

以内 DMI(EBI) うどんこ病

アンビルフロアブル

散布

1,000倍

発病初期

2回

以内 DMI(EBI)は、耐性リスクが高いため他剤と併せて総使用回数は2回以内とする。 抗生物質 灰色かび病、黒斑病 うどんこ病 ハダニ類 ポリオキシンAL水溶剤「科研」

散布

2,500倍

発病初期

8回

以内 炭酸水素塩剤 うどんこ病

カリグリーン

散布

800倍

発病初期 ― 予防効果に優れる 展着剤は必ず加用する。 カブラヤガ

カルホス微粒剤F(劇)

作条処理

土壌混和

6kg/10a

定植時

1回

アブラムシ類 アザミウマ類 ヨトウムシ類

オルトラン粒剤

株元散布

6kg/10a

発生初期

5回

以内 アブラムシ類 アザミウマ類 ヨトウムシ類、アオムシ

オルトラン水和剤

散布

1,000倍

発生初期

5回

以内 アザミウマ類 アオムシ、バッタ類 ハマキムシ類

スミチオン乳剤

散布

1,000倍

6回

以内 オンシツコナジラミ

スプラサイド乳剤40(劇)

散布

1,000倍

6回

以内 カーバメート系 ヨトウムシ類

ラービンフロアブル

散布

750倍

発生初期

6回

以内 きくでは、オオタバコガに1,000倍で適用あり。りんどうでは、リンドウホソ ハマキに1,000倍で適用あり。石灰硫黄合剤、ボルドー液、ジチオカーバ メート系薬剤及び銅水和剤(サンヨール等)との混用は避ける。 ハモグリバエ類 アザミウマ類 オオタバコガ

ディアナSC

散布

2,500倍

発生初期

2回

以内 高温時の散布で花が焼けた事例があるため注意する。 アザミウマ類

スピノエース顆粒水和剤

散布

5,000倍

発生初期

2回

以内 きくでは、ハモグリバエ類、オオタバコガにも適用あり。 アブラムシ類

ベストガード粒剤

生育期

株元散布

2g/株

発生初期

4回

以内 きくでは、ミカンキイロアザミウマ、マメハモグリバエに適用あり。 ベストガート等のニテンピラムを含む農薬の総使用回数は4回以内とす る。 コナジラミ類 ミカンキイロアザミウマ

ベストガード水溶剤

散布

1,000倍

発生初期

4回

以内 きくでは、ミカンキイロアザミウマ、アブラムシ類に適用あり。 ベストガート等のニテンピラムを含む農薬の総使用回数は4回以内とす る。 アブラムシ類

モスピラン顆粒水溶剤(劇)

散布

4,000倍

発生初期

5回

以内 アザミウマ類には2,000倍で適用あり。

ミカンキイロアザミウマ

アクタラ顆粒水溶剤

散布

1,000倍

発生初期

6回

以内 ハモグリバエ類には2,000倍で適用あり。 アブラムシ類 コナジラミ類

スタークル顆粒水溶剤

散布

2,000倍

発生初期

5回

以内 ハモグリバエ類には1,000倍(灌注1ℓ/㎡)で適用あり。土壌混和は1回以 内 アブラムシ類

スカウトフロアブル(劇)

散布

2,000倍

2回

以内 宿根かすみそう、グラジオラス、トルコギキョウ、りんどうを除く トルコぎきょうでは、アザミウマ類に適用あり。 合成ピレスロイド剤は、抵抗性害虫出現防止のため連用は避け、総使用 回数は他剤と併せて2回以内とする。 アブラムシ類 ハダニ類

ロディー乳剤(劇)

散布

1,000倍

発生初期

2回

以内 合成ピレスロイド剤は、抵抗性害虫出現防止のため連用は避け、総使用 回数は他剤と併せて2回以内とする。 アブラムシ類 ヨトウムシ類 カメムシ類、ハマキムシ類

アディオン乳剤

散布

2,000倍

発生初期

2回

以内 合成ピレスロイド剤は、抵抗性害虫出現防止のため連用は避け、総使用回数は他剤と併せて2回以内とする。

平成29年度花き類登録農薬一覧①

ネオニコチノイド系 有機リン系 殺 菌 剤 ( 治 療 的 ) カルボキシアミド系 予防効果に優れる チオファネートメチルを含む農薬の総使用回数は5 回以内とする。特に連用を避ける。 トルクロホスメチルを含む農薬の総使用回数は5回以内とする。 殺 菌 剤 ( 予 防 的 ) 殺 虫 剤 オルトラン等のアセフェートを含む農薬の総使用回数は5回以内とする。 ピレスロイド系 スピノシン系 有機リン系 (トルクロホスメチル)

(11)

JA山形おきたま 花卉振興会

分類 農薬の成分系 適用病害虫 薬剤名 使用方法 希釈倍数使用量 使用時期 使用回数 注意事項 殺 虫 剤 マクロライド系 ハモグリバエ類 オオタバコガ

アファーム乳剤

散布

1,000倍

発生初期

5回

以内 ミカンキイロアザミウマには2,000倍で適用あり。ヨトウムシ類には1,000 倍で適用あり。 殺 虫 殺 菌 剤 マクロライド系 ネオニコチノイド系 DMI(EBI) アブラムシ類 ハダニ類、アザミウマ類、 うどんこ病

花華やか顆粒水溶剤

散布

500倍

発生初期

5回以内

予防効果に優れる、アファーム(エマメクチン)を含む農薬の総使用回 数5回、アクタラ(チオメトキサム)を含む農薬の総使用回数6回、スコア (ジフェノコナゾール)を含む農薬の総使用回数6回 ※高温時は薬害の恐れあり。 ジアミド系 オオタバコガ ハスモンヨトウ

フェニックス顆粒水和剤

散布

2,000倍

発生初期

4回

以内 アザミウマ類

カウンター乳剤

散布

2,000倍

発生初期

5回

以内 きくではオオタバコガに適用あり。 マメハモグリバエ

トリガード液剤

散布

1,000倍

発生初期

4回

以内 ハエ目脱皮阻害剤 クロバネキノコバエ類でも登録あり(土壌潅注:2L/ m2 ) ヨトウムシ類

ノーモルト乳剤

散布

2,000倍

発生初期

2回

以内 高温時の散布を避ける。 ハスモンヨトウ

マッチ乳剤

散布

2,000倍

発生初期

5回

以内 きくではミカンキイロアザミウマ、マメハモグリバエに適用あり。 コナジラミ類

ラノーテープ

作物体の

付近に設

50㎡/10a

期間中栽培

1回

施設栽培のみ使用可 IBR アブラムシ類 コナジラミ類

コルト顆粒水和剤

散布

4,000倍

発生初期

4回

以内 アルカリ性の強い薬剤との混用を避ける。 オオタバコガ

アクセルフロアブル

散布

1,000倍

発生初期

6回

以内 アブラムシ類 コナジラミ類

チェス顆粒水和剤

散布

5,000倍

発生初期

4回

以内 アザミウマ類

ハチハチフロアブル(劇)

散布

1,000倍

発生初期

4回

以内 ミカンキイロアザミウマ ヨトウムシ類

コテツフロアブル(劇)

散布

2,000倍

発生初期

2回

以内 ハダニ類にも適用あり。 オオタバコガ ハスモンヨトウ

プレオフロアブル

散布

1,000倍

発生初期

2回

以内 ハダニ類

テデオン乳剤

散布

500倍

― ― 卵・幼虫には効果があるが成虫には効果なし。 ハダニ類

ピラニカEW(劇)

散布

2,000倍

発生初期

1回

きく、カーネーションは1000倍で使用。卵・幼虫・成虫に効果がある。 ハダニ類

バロックフロアブル

散布

2,000倍

発生初期

1回

卵・幼虫には効果があるが成虫には効果なし。 ハダニ類

カネマイトフロアブル

散布

1,000倍

1回

ばらを除く。 ハダニ類

ダニサラバフロアブル

散布

1,000倍

発生初期

2回

以内 卵・幼虫・成虫に効果がある。 ハダニ類

エコピタ液剤

散布

100倍

発生初期 ― うどんこ病、アブラムシ類、コナジラミ類にも適用あり。幼虫・成虫に効果があ る。 コナガ オオタバコガ ヨトウガ

コナガコン-プラス

配置

100~120本 /10a (22g/100本製 剤) 対象作 物の栽 培全期 間 ― 作物の生育に支障のない高さに支持棒等を立て、支持棒にディス ペンサーを巻き付け固定し圃場に配置する。※ 急傾斜地、風の強 い地帯等、剤の濃度を維持するのが困難な地域では使用しな い。※ 対象害虫以外の害虫には効果がないため、登録薬剤を 併用し慣行防除を行う。 殺菌剤、殺虫剤

アプローチBI

添加

湿展性(付着性)・浸透性・濡れ性(均一性)があり、治療型殺菌剤 への加用効果が大きい。薬剤を均一に付着・浸透させ、汚れを 軽減。他剤に比べ高濃度で使用する機能性展着剤。 殺菌剤、殺虫剤

アビオン-E

添加

耐雨性及び濡れ性(均一性)に優れるため、雨前散布や保護殺 菌剤・予防剤への加用効果大。薬剤を固着させ、薬剤の残効を 高める。葉に汚れが残り易いため注意。生育初期での防除(球 根養成等)で使用すると良い。 殺菌剤、殺虫剤

ハイテンパワー

添加

湿展性(付着性)・浸透性に優れ、泡立ち少ない。乳化、可溶化が主で洗浄作用が強いため固着性(耐雨性)は劣る。

※ 耐性菌の出現、抵抗性害虫の出現を防止するため、同一成分薬剤の連用、多数回使用は避けて下さい。

※ 散布を行う際には、周辺農作物へ飛散しないように十分配慮して下さい。

※ 薬剤の使用にあたり薬害がないかどうか細心の注意を払って使用して下さい。事前に散布試験をし、薬害の有無を確認してから散布を行って下さい。

IGR剤 10mℓ/散布液10ℓ(1,000倍) 20mℓ/散布液10ℓ(500倍) 2mℓ/散布液10ℓ(5,000倍)

平成29年度花き類登録農薬一覧②

殺 虫 剤

IPM関連剤

交尾阻害

その他 殺 ダ ニ 剤

(12)

JA山形おきたまダリア振興部会

使用

使用

使用量

使用

時期

方法

希釈倍数

回数

定植前

立枯病

リゾレックス粉剤

土壌混和

50kg/10a

1回

定植時

カブラヤガ

カルホス微粒剤F(劇)

作条処理土壌混和

6kg/10a

1回

定植時 本剤を使用した後はカルホス乳剤は使用不可。

立枯病

オーソサイド水和剤80

散布

600倍

8回

以内 予防剤 苗立枯病、茎腐病にも適用あり。

サンヨール

散布

500倍

8回

以内 予防剤 発病初期灰色かび病、アブラムシ類、ハダニ類にも適用あり。

アンビルフロアブル

散布

1,000倍

2回

以内 予防剤 発病初期 EBI剤は耐性リスクがあるため、総使 用回数は2回以内とする。

ポリオキシンAL水溶剤「科研」

散布

2,500倍

8回

以内 予防剤 発病初期 灰色かび病、黒斑病、ハダニ類にも適用あり。

カリグリーン

散布

800倍

予防剤 発病初期

フルピカフロアブル

散布

2,000倍

5回

以内 予防剤 発病初期 高温時に薬害の恐れがあるので注意 する。

ゲッター水和剤

散布

1,000倍

5回

以内 予防・治療剤 同成分のトップジンM水和剤と併せて5回以内とする。連用により耐性菌が懸念されるので注意する。

うどんこ病

ハダニ類

アブラムシ類

アザミウマ類

花華やか顆粒水溶剤

散布

500倍

5回

以内 予防剤 発生初期 混合剤 アファーム(エマメクチン)を含む農 薬の総使用回数5回、アクタラ(チメトキサム)を含む農薬の総使 用回数6回、スコア(ジフェノコナゾール)を含む農薬の総使用回 数6回 高温時は薬害の恐れあり。

ロディー乳剤(劇)

散布

1,000倍

2回

以内 ハダニ類にも適用あり。合成ピレスロイド剤であるので抵抗性 害虫出現防止のため連用は避け、同一ほ場における総使 用回数は2回以内とする。

オルトラン水和剤

散布

1,000倍

5回

以内 発生初期に使用。アザミウマ類、ヨトウムシ類、アオムシにも適用あり。

コルト顆粒水和剤

散布

4,000倍

4回

以内 発生初期 コナジラミ類にも適用あり。アルカリ性の強い薬 剤との混用を避ける。

モスピラン顆粒水溶剤(劇)

散布

4,000倍

5回

以内 発生初期 アザミウマ類には2,000倍で適用あり。

ベストガード粒剤

生育期 株元散布

2g/株

4回

以内 発生初期に使用。同成分のベストガード水溶剤と併せて 総使用回数は4回以内とする。

カウンター乳剤

散布

2,000倍

5回

以内 発生初期

ハチハチフロアブル(劇)

散布

1,000倍

4回

以内 発生初期

ミカンキイロアザミウマ

アファーム乳剤

散布

2,000倍

5回

以内 発生初期 オオタバコガ、ハモグリバエ類、ヨトウムシ類に は1000倍で適用あり。

オンシツコナジラミ

若齢幼虫

カルホス乳剤(劇)

散布

1,000倍

4回

以内

コナジラミ類

ベストガード水溶剤

散布

1,000倍

4回

以内 発生初期

ノーモルト乳剤

散布

2,000倍

2回

以内 発生初期 高温時の散布を避ける。

コテツフロアブル(劇)

散布

2,000倍

2回

以内 発生初期 ハダニ類、ミカンキイロアザミウマにも適用あ り。ハダニ類では、卵・幼虫・成虫時に効果がある。

ハスモンヨトウ

マッチ乳剤

散布

2,000倍

5回

以内 発生初期

ディアナSC

散布

2,500倍

2回

以内 発生初期 高温時の散布で花が焼ける薬害が発生する恐れが あるので注意する。アザミウマ類、ハモグリバエ類にも適用あり。

アクセルフロアブル

散布

1,000倍

6回

以内 発生初期

プレオフロアブル

散布

1,000倍

2回

以内 発生初期

フェニックス顆粒水和剤

散布

2,000倍

4回

以内 発生初期 ハスモンヨトウにも適用あり。

テデオン乳剤

散布

500倍

卵・幼虫には効果があるが成虫には効果なし。

ピラニカEW(劇)

散布

2,000倍

1回

発生初期に使用。卵・幼虫・成虫に効果がある。

エコピタ液剤

散布

100倍

気門封鎖剤、発生初期に使用。コナジラミ類 、うどんこ病、アブラムシ類にも適用あり。

バロックフロアブル

散布

2,000倍

1回

発生初期に使用。卵・幼虫には効果があるが成虫には効果なし。

ダニサラバフロアブル

散布

1,000倍

2回

以内 発生初期に使用。卵・幼虫・成虫に効果がある。

※薬剤を対象病害虫ごとに剤型、価格順に整理しています。総使用回数は薬剤の1作期における最高散布回数です。

※耐性菌の出現、抵抗性害虫の出現を防止するため、同一薬剤の連用、多数回使用は避けて下さい。

※散布を行う際には、周辺農作物へ飛散しないように十分配慮して下さい。

※殺ダニ剤は単剤で散布して下さい。(ハダニ類は、初期防除が肝心です。4月中旬、7月中旬の防除は必ず行って下さい。)

◇ウイルス・ウィロイド性病害: 繁殖用の球根、球芽は健全株から採取する。発病株は早期に抜き取り、適切に処分する。

発病株に触れた手(ハサミ)で健全株に触れない。ハサミの消毒は家庭用塩素系漂白剤等の次亜塩素酸ナトリウム液でこまめに行う。

◇発生予察に基づく防除  ほ場内外の作物体付近に粘着トラップを設置し、対象病害虫の発生時期や発生量(飛来・侵入・増殖の状況)を早期に把握し、低密度時に

       防除を徹底する。 ※アブラムシ類、コナジラミ類、ハモグリバエ類は黄色、アザミウマ類は青色に誘引される。

ダリア病害虫防除基準

注意事項

適用病害虫

薬剤名

灰色かび病

うどんこ病

ヨトウムシ類

オオタバコガ

生育期

アブラムシ類

ハダニ類

アザミウマ類

参照

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