• 検索結果がありません。

1 地方公務員の心構え (1) 服務の根本基準 道立学校に勤務する職員は道職員であり 市町村立学校に勤務する職員は その市町村の職員です 地方公務員である公立学校の教職員は 全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し かつ 職務の遂行に当たっては 全力をあげて職務に専念することが 服務の根本基準とし

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "1 地方公務員の心構え (1) 服務の根本基準 道立学校に勤務する職員は道職員であり 市町村立学校に勤務する職員は その市町村の職員です 地方公務員である公立学校の教職員は 全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し かつ 職務の遂行に当たっては 全力をあげて職務に専念することが 服務の根本基準とし"

Copied!
21
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

北 海 道 公 立 学 校

教 職 員 の 服 務 ハ ン ド ブ ッ ク

北 海 道 教 育 庁 総 務 政 策 局 教 職 員 課

地 方 公 務 員 の 心 構 え

教 職 員 の 身 分

学 校 と い う 組 織

教 職 員 の 服 務

勤 務 時 間 等

1 5

教 職 員 の 研 修

2 4

懲 戒 処 分 と 分 限 処 分

2 7 【 注 意 事 項 】 本 書 の 内 容 は 、 発 行 日 時 点 の 法 令 や 制 度 等 に 基 づ い て い ま す 。 今 後 、 法 令 や 制 度 等 が 改 正 さ れ る 場 合 も あ り ま す の で 、 所 属 担 当 者 等 に 確 認 し な が ら 、 活 用 し て く だ さ い 。

(2)

1 地 方 公 務 員 の 心 構 え (1) 服 務 の 根 本 基 準 道 立 学 校 に 勤 務 す る 職 員 は 道 職 員 で あ り 、 市 町 村 立 学 校 に 勤 務 す る 職 員 は 、 そ の 市 町 村 の 職 員 で す 。 地 方 公 務 員 で あ る 公 立 学 校 の 教 職 員 は 、 ・ 全 体 の 奉 仕 者 と し て 公 共 の 利 益 の た め に 勤 務 し 、 か つ 、 ・ 職 務 の 遂 行 に 当 た っ て は 、 全 力 を あ げ て 職 務 に 専 念 す る こ と が 、 服 務 の 根 本 基 準 と し て 定 め ら れ て い ま す 。 (2) 服 務 の 宣 誓 公 務 員 に な る に 当 た り 、 公 務 員 と し て の 誇 り と 自 覚 を 持 っ て 職 務 を 遂 行 し 、 消 極 的 に 法 令 の 規 定 を 遵 守 す る だ け で な く 、 積 極 的 に 法 令 の 規 定 に 従 い 、 住 民 全 体 の た め 、 誠 実 か つ 公 正 に 職 務 を 行 う と い う 心 構 え を 明 ら か に す る も の で す 。 ○ 憲 法 第 15条 2 す べ て 公 務 員 は 、 全 体 の 奉 仕 者 で あ つ て 、 一 部 の 奉 仕 者 で は な い 。 第 99条 ( 略 ) 公 務 員 は 、 こ の 憲 法 を 尊 重 し 擁 護 す る 義 務 を 負 ふ 。 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 服 務 の 根 本 基 準 ) 第 30条 す べ て 職 員 は 、 全 体 の 奉 仕 者 と し て 公 共 の 利 益 の た め に 勤 務 し 、 且 つ 、 職 務 の 遂 行 に 当 つ て は 、 全 力 を 挙 げ て こ れ に 専 念 し な け れ ば な らな い 。 ( 服 務 の 宣 誓 ) 第 31条 職 員 は 、 条 例 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 服 務 の 宣 誓 を し な け れ ば な ら な い 。 2 教 職 員 の 身 分 公 立 学 校 の 教 職 員 は 、 地 方 公 共 団 体 の 教 育 活 動 に 従 事 す る 公 務 員 で あ り 、 勤 務 す る 学 校 を 設 置 す る 地 方 公 共 団 体 の 公 務 員 で す 。 し た が っ て 、 当 該 地 方 公 共 団 体 に よ り 任 命 さ れ 、 給 与 を 支 給 さ れ る の が 原 則 で す が 、 市 町 村 立 の 小 中 学 校 、 定 時 制 高 校 の 教 職 員 ( い わ ゆ る 県 費 負 担 教 職 員 ) は 、 例 外 と し て 都 道 府 県 教 育 委 員 会 に よ り 任 命 さ れ 、 給 与 が 支 給 さ れ て い ま す 。 し か し 、 こ の 場 合 に お い て も 、 服 務 監 督 権 を 有 す る の は 、 そ れ ぞ れ の 地 方 公 共 団 体 の 教 育 委 員 会 で あ る こ と に つ い て 、 変 わ り は あ り ま せ ん 。 ま た 、 地 方 公 務 員 法 で は 、 職 員 の 採 用 は 原 則 と し て 条 件 附 と さ れ て お り 、 そ の 職 員 が 6 月 間 良 好 な 成 績 で 勤 務 し た と き に 正 式 採 用 に な る こ と が 定 め ら れ て い ま す 。 た だ し 、 教 員 は 、 教 育 公 務 員 特 例 法 に よ り 条 件 附 採 用 期 間 が 1 年 間 と さ れ て い ま す 。 そ の 間 に 職 務 の 遂 行 に 必 要 な 実 践 的 な 研 修 も 行 う こ と と な っ て い ま す 。 ○ 教 育 基 本 法 第 9 条 2 前 項 の 教 員 に つ い て は 、 そ の 使 命 と 職 責 の 重 要 性 に か ん が み 、 そ の 身 分 は 尊 重 さ れ 、 待 遇 の 適 正 が 、 期 せ られ る と と も に 、 養 成 と 研 修 の 充 実 が 図 ら れ な け れ ば な ら ない 。 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 条 件 附 採 用 及 び 臨 時 的 任 用 ) 第 22条 臨 時 的 任 用 又 は 非 常 勤 職 員 の 任 用 の 場 合 を 除 き 、 職 員 の 採 用 は 、 す べ て 条 件 附 の も の と し 、 そ の 職 員 が そ の 職 に お い て 6 月 を 勤 務 し 、 そ の 間 そ の 職 務 を 良 好 な 成 績 で 遂 行 し た と き に 正 式 採 用 に な る も の と す る 。 こ の 場 合 に お い て 、 人 事 委 員 会 は 、 条 件 附 採 用 の期 間 を 1 年 に 至 る ま で 延 長 す る こと が で き る 。 ○ 教 育 公 務 員 特 例 法 ( 条 件 附 任 用 ) 第 12条 公 立 の 小 学 校 、 中 学 校 、 高 等 学 校 、 中 等 教 育 学 校 、 特 別 支 援 学 校 、 幼 稚 園 及 び 幼 保 連 携 型 認 定 こ ど も 園 ( 以 下 「 小 学 校 等 」 と い う 。 ) の 教 諭 、 助 教 諭 、 保 育 教 諭 、 助 保 育 教 諭 及 び 講 師 ( 以 下 「 教 諭 等 」 と い う 。 ) に 係 る 地 方 公 務 員 法 第 22条 第 1 項 に 規 定 す る 採 用 に つ い て は 、 同 項 中 「 6 月 」 と あ る の は 「 1 年 」 と し て 同 項 の 規 定 を 適 用 す る 。 ( 初 任 者 研 修 ) 第 23条 公 立 の 小 学 校 等 の 教 諭 等 の 任 命 権 者 は 、 当 該 教 諭 等 ( 政 令 で 指 定 す る 者 を 除 く 。 ) に 対 し て 、 そ の 採 用 の 日 か ら 1 年 間 の 教 諭 又 は 保 育 教 諭 の 職 務 の 遂 行 に 必 要 な 事 項 に 関 す る 実 践 的 な 研 修 ( 以 下 「 初 任 者 研 修 」 と い う 。 ) を 実 施 し な け れ ば な らな い 。

(3)

【 県 費 負 担 教 職 員 制 度 】 市 町 村 立 の 小 中 学 校 、 定 時 制 高 校 の 教 職 員 は 、 そ れ ぞ れ 市 町 村 の 公 務 員 で す 。 し た が っ て 、 こ れ ら の 職 員 は 、 市 町 村 の 条 例 に 基 づ き 、 服 務 の 宣 誓 を 行 い 、 市 町 村 の 教 育 委 員 会 の 服 務 監 督 を 受 け て い ま す 。 た だ し 、 こ れ ら の 教 職 員 の 任 命 権 は 、 都 道 府 県 教 育 委 員 会 が 有 し 、 給 与 も 負 担 す る こ と と さ れ て い ま す 。 都 道 府 県 教 育 委 員 会 は 、 任 命 権 の 行 使 に 当 た っ て は 、 市 町 村 教 育 委 員 会 の 内 申 を 待 っ て 行 う と と も に 、 校 長 は 市 町 村 教 育 委 員 会 に 意 見 を 申 し 出 る こ と が で き る と さ れ て い ま す 。 さ ら に 、 指 定 都 市 に つ い て は 、 小 中 学 校 の 教 職 員 の 給 与 は 都 道 府 県 が 負 担 し ま す が 、 任 命 権 は 指 定 都 市 の 教 育 委 員 会 が 有 す る な ど の 特 例 が 定 め ら れ て い ま す 。 ○ 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 す る 法 律 ( 任 命 権 者 ) 第 37条 市 町 村 立 学 校 職 員 給 与 負 担 法 ( 昭 和 23年 法 律 第 135号 ) 第 1 条 及 び 第 2 条 に 規 定 す る 職 員 ( 以 下 「 県 費 負 担 教 職 員 」 と い う 。 ) の 任 命 権 は 、 都 道 府 県 委 員 会 に 属 す る 。 ( 県 費 負 担 教 職 員 の 給 与 、勤 務 時 間 そ の 他 の 勤 務 条 件 ) 第 42条 県 費 負 担 教 職 員 の 給 与 、 勤 務 時 間 そ の 他 の 勤 務 条 件 に つ い て は 、 地 方 公 務 員 法 第 24条 第 6 項 の 規 定 に よ り 条 例 で 定 め る も の と さ れ て い る 事 項 は 、 都 道 府 県 の 条 例 で 定 め る 。 ( 服 務 の 監 督 ) 第 43条 市 町 村 委 員 会 は 、 県 費 負 担 教 職 員 の 服 務 を 監 督 す る 。 2 県 費 負 担 教 職 員 は 、 そ の 職 務 を 遂 行 す る に 当 つ て 、 法 令 、 当 該 市 町 村 の 条 例 及 び 規 則 並 び に 当 該 市 町 村 委 員 会 の 定 め る 教 育 委 員 会 規 則 及 び 規 程 ( 前 条 又 は 次 項 の 規 定 に よ つ て 都 道 府 県 が 制 定 す る 条 例 を 含 む 。 ) に 従 い 、 か つ 、 市 町 村 委 員 会 そ の 他 職 務 上 の 上 司 の 職 務 上 の命 令 に 忠 実 に 従 わ な け れ ば なら な い 。 ( 指 定 都 市 に 関 す る 特 例 ) 第 58条 指 定 都 市 の 県 費 負 担 教 職 員 の 任 免 、 給 与 ( 非 常 勤 の 講 師 に あ つ て は 、 報 酬 及 び 職 務 を 行 う た め に 要 す る 費 用 の 弁 償 の 額 ) の 決 定 、 休 職 及 び 懲 戒 に 関 す る 事 務 は 、 第 37条 第 1 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 当 該 指 定 都 市 の 教 育 委 員 会 が 行 う 。 ○ 学 校 教 育 法 第 5 条 学 校 の 設 置 者 は 、 そ の 設 置 す る 学 校 を 管 理 し 、 法 令 に 特 別 の 定 の あ る 場 合 を 除 い て は 、 そ の 学 校 の 経 費 を 負 担 す る 。 3 学 校 と い う 組 織 (1) 職 員 学 校 に は 、 学 校 の 種 別 や 規 模 等 に 応 じ て 、 様 々 な 職 種 の 職 員 が 置 か れ 、 学 校 の 仕 事 を 分 担 し て い ま す 。 職 員 は 、 児 童 生 徒 の 教 育 と い う 目 標 を 達 成 す る た め 、 そ れ ぞ れ の 職 務 を 行 い ま す 。 (2) 職 員 の 職 務 ① 校 長 「 校 務 を つ か さ ど り 、 所 属 職 員 を 監 督 す る 」 こ と と さ れ て お り 、 校 務 の 処 理 に つ い て 指 導 、 助 言 、 指 揮 、 監 督 を 行 い ま す 。 「 校 務 を つ か さ ど り 」 と は 学 校 の 仕 事 全 体 を 掌 握 し 、 処 理 す る と い う こ と で あ り 、 校 務 に は 、 学 校 の 所 属 職 員 が 処 理 し て い る 仕 事 す べ て を 含 み ま す 。 ② 副 校 長 校 長 を 助 け 、 命 を 受 け て 校 務 を つ か さ ど る 。 ③ 教 頭 校 長 ( 及 び 副 校 長 ) を 助 け 、 校 務 を 整 理 し 、 必 要 に 応 じ て 児 童 生 徒 の 教 育 も 行 い ま す 。 ○ 学 校 教 育 法 第 37条 小 学 校 に は 、 校 長 、 教 頭 、 教 諭 、 養 護 教 諭 及 び 事 務 職 員 を 置 か な け れ ば な ら な い 。 2 小 学 校 に は 、 前 項 に 規 定 す る も の の ほ か 、 副 校 長 、 主 幹 教 諭 、 指 導 教 諭 、 栄 養 教 諭 そ の 他 必 要 な 職 員 を 置 く こ と が で き る 。 3 ( 略 ) 4 校 長 は 、 校 務 を つ か さ ど り 、 所 属 職 員 を 監 督 す る 。 5 副 校 長 は 、 校 長 を 助 け 、 命 を 受 け て 校 務 を つ か さ ど る 。 6 ( 略 ) 7 教 頭 は 、 校 長 ( 副 校 長 を 置 く 小 学 校 に あ っ て は 、 校 長 及 び 副 校 長 ) を 助 け 、 校 務 を 整 理 し 、 及 び 必 要 に 応 じ 児 童 の 教 育 を つ か さ どる 。 8 ( 略 ) 9 主 幹 教 諭 は 、 校 長 ( 副 校 長 を 置 く 小 学 校 に あ っ て は 、 校 長 及 び 副 校 長 ) 及 び 教 頭 を 助 け 、 命 を 受 け て 校 務 の 一 部 を 整 理 し 、 並 び に 児 童 の 教 育 を つ かさ ど る 。 10 ( 略 ) 11 教 諭 は 、 児 童 の 教 育 を つ かさ ど る 。 12 養 護 教 諭 は 、 児 童 の 養 護 を つ か さ ど る 。 13 栄 養 教 諭 は 、 児 童 の 栄 養 の指 導 及 び 管 理 を つ かさ ど る 。 14 事 務 職 員 は 、 事 務 に 従 事 す る 。 ( 略 ) ※ 中 学 校 、 義 務 教 育 学 校 、 高 等 学 校 、 中 等 教 育 学 校 、 特 別 支 援 学 校 に 準 用

(4)

④ 主 幹 教 諭 校 長 ( 及 び 副 校 長 ) 及 び 教 頭 を 助 け 、 命 を 受 け て 校 務 の 一 部 を 整 理 し 、 児 童 生 徒 の 教 育 も 行 い ま す 。 ⑤ 教 諭 児 童 生 徒 の 教 育 を 行 い ま す 。 ⑥ 養 護 教 諭 児 童 生 徒 の 養 護 を 行 い ま す 。 ⑦ 事 務 職 員 学 校 予 算 に 関 わ る 事 務 な ど を 行 い ま す 。 上 記 の ほ か 、 必 要 に 応 じ て 、 栄 養 教 諭 、 寄 宿 舎 指 導 員 、 実 習 助 手 な ど が 置 か れ 、 そ れ ぞ れ の 職 務 に 従 事 し ま す 。 (3) 校 務 分 掌 校 務 分 掌 と は 、 学 校 運 営 が 円 滑 か つ 効 果 的 に 行 わ れ る よ う 定 め ら れ た 教 職 員 が 校 務 を 分 担 す る 仕 組 み の こ と で す 。 学 校 で は 、 個 々 の 教 員 の 自 主 性 や 創 意 工 夫 に よ っ て 教 育 活 動 が 生 き 生 き と 展 開 さ れ る こ と が 大 切 で あ る と と も に 、 全 教 職 員 が 一 体 と な っ て 学 校 運 営 に 取 り 組 む こ と が 必 要 で す 。 ○ 学 校 教 育 法 施 行 規 則 第 43条 小 学 校 に お い て は 、 調 和 の と れ た 学 校 運 営 が 行 わ れ る た め に ふ さ わ し い 校 務 分 掌 の 仕 組 み を 整 え る も の と す る 。 第 44条 小 学 校 に は 、 教 務 主 任 及 び 学 年 主 任 を 置 く も の と す る 。 2 前 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 第 4項 に 規 定 す る 教 務 主 任 の 担 当 す る 校 務 を 整 理 す る 主 幹 教 諭 を 置 く と き そ の 他 特 別 の 事 情 の あ る と き は 教 務 主 任 を 、 第 5項 に 規 定 す る 学 年 主 任 の 担 当 す る 校 務 を 整 理 す る 主 幹 教 諭 を 置 く と き そ の 他 特 別 の 事 情 の あ る と き は 学 年 主 任 を 、 そ れ ぞれ 置 か な い こ と が で き る 。 第 47条 小 学 校 に お い て は 、 前 3 条 に 規 定 す る 教 務 主 任 、 学 年 主 任 、 保 健 主 事 及 び 事 務 主 任 の ほ か 、 必 要 に 応 じ 、 校 務 を 分 担 す る 主 任 等 を 置 く こ と が で き る 。 ※ 上 記 条 項 は 、 い ず れ も 中 学 校 、 義 務 教 育 学 校 、 高 等 学 校 、 中 等 教 育 学 校 、 特 別 支 援 学 校 に 準 用 ○ 北 海 道 立 学 校 管 理 規 則 ( 用 語 の 意 義 ) 第 3 条 こ の 教 育 委 員 会 規 則 で 次 に 掲 げ る 用 語 の 意 義 は 、 そ れ ぞ れ 当 該 各 号 の 定 め る と こ ろ に よ る 。 (1 ) 「 校 務 」 と は 、 法 令 及 び 条 例 に 基 づ く 事 務 並 び に 教 育 委 員 会 規 則 そ の 他 教 育 委 員 会 が 設 け る 定 め に 基 づ く 事 務 並 び に 職 務 に 関 し 命 ぜ ら れ た 事 務 そ の 他 道 立 学 校 の 行 う 事 務 を い う 。 (4) 主 任 等 主 任 等 は 、 学 校 運 営 が 適 正 か つ 円 滑 に 行 わ れ る た め に 置 か れ る も の で 、 校 長 の 監 督 を 受 け 、 そ れ ぞ れ の 職 務 に 係 る 事 項 に つ い て 、 連 絡 調 整 及 び 指 導 、 助 言 等 に 当 た り ま す 。 た だ し 、 主 任 等 は 職 で は な く 、 校 務 分 掌 の 一 環 で す 。 北 海 道 で は 、 校 長 が 命 ず る こ と と し て い ま す 。 ( 例 ) 教 務 主 任 … 教 育 計 画 の 立 案 そ の 他 の 教 務 に 関 す る 事 項 学 年 主 任 … 当 該 学 年 の 教 育 活 動 に 関 す る 事 項 生 徒 指 導 主 事 … 生 徒 指 導 に 関 す る 事 項 【 教 育 業 務 連 絡 指 導 手 当 ( 主 任 手 当 ) 】 主 任 の う ち 職 務 の 困 難 性 が 高 い も の に つ い て は 、 主 任 等 の 職 務 の 重 要 性 か ら 、 こ れ を 給 与 上 評 価 し 、 主 任 手 当 が 支 給 さ れ て い ま す 。 主 任 手 当 は 、 い わ ゆ る 人 材 確 保 法 に 基 づ く 教 員 給 与 改 善 の 一 環 と し て 、 支 給 さ れ る こ と と な っ た も の で す 。 (5) 職 員 会 議 学 校 と い う 組 織 が 有 効 に 機 能 す る た め に は 、 校 長 が 職 員 会 議 な ど の 機 会 を 通 じ 、 教 職 員 と の 意 思 疎 通 、 共 通 理 解 を 図 る こ と が 大 切 で あ り 、 教 職 員 も そ れ ぞ れ の 職 務 を 自 覚 し 、 学 校 運 営 に 積 極 的 に 取 り 組 む こ と が 大 切 で す 。 職 員 会 議 に お い て は 、 学 校 の 教 育 方 針 、 教 育 目 標 、 教 育 計 画 、 教 育 課 題 へ の 対 応 等 、 多 岐 に わ た り 、 職 員 間 の 意 思 疎 通 、 共 通 理 解 の 促 進 、 職 員 の 意 見 交 換 な ど を 行 い ま す 。 ○ 学 校 教 育 法 施 行 規 則 第 48条 小 学 校 に は 、 設 置 者 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 校 長 の 職 務 の 円 滑 な 執 行 に 資 す る た め 、 職 員 会 議 を 置 く こ と が で き る 。 2 職 員 会 議 は 、 校 長 が 主 宰 す る 。 ※ 中 学 校 、 義 務 教 育 学 校 、 高 等 学 校 、 中 等 教 育 学 校 、 特 別 支 援 学 校 に 準 用

(5)

(6) 人 事 異 動 北 海 道 は 地 域 が 広 大 で あ り 、 様 々 な 地 域 性 を 有 す る 都 市 部 と 郡 部 が 共 存 し て い る た め 、 教 職 員 の 人 事 交 流 に 努 め 、 絶 え ず 教 育 の 機 会 均 等 や 、 全 道 的 な 教 育 水 準 の 向 上 を 図 っ て い か な け れ ば な り ま せ ん 。 こ の 目 的 を 実 現 す る た め 、 人 事 異 動 要 綱 が 定 め ら れ 、 そ の 実 施 方 針 に 基 づ き 定 期 的 に 人 事 異 動 が 行 わ れ て い ま す 。 人 事 異 動 は 、 多 様 な 教 職 経 験 を 積 み 、 教 員 と し て の 資 質 能 力 の 向 上 を 図 る 上 か ら も 重 要 な も の で す 。 ○「北海道公立学校教職員」人事異動要綱(抜粋) 2 実施方針 (1) 学校運営の円滑な推進と教育実践の向上に資する人事異動に努める。 (2) 教職員の自主的、積極的な理解と協力を得るためにも、個々の生活状況を十分には握し、それ ぞれの特性や勤務歴が生かされ、多様な教職経験を積むことのできるよう努める。 (3) 都市部と郡部間、へき地と非へき地間の交流に努める。 (4) 学校における教職員構成(免許教科、年令、性別、経験年数等)の適正化を期する。 (5) 同一校、同一市町村における長年勤務者については、一人一人の教職経験を豊かにするた め、また、人事交流の円滑化を図るため、異動に努める。 (6) 新採用者の同一校勤務年数は、一定の年数を超えないよう異動に努める。 4 教 職 員 の 服 務 「 服 務 」 と は 、 職 員 が 守 ら な け れ ば な ら な い 義 務 の こ と で す 。 こ の 義 務 は 、 職 務 を 行 う に 当 た っ て 守 る べ き 義 務 ( 職 務 上 の 義 務 ) と 、 公 務 員 の 身 分 を 有 す る た め 守 ら な け れ ば な ら な い 義 務 ( 身 分 上 の 義 務 ) と に 分 け る こ と が で き ま す 。 (1) 職 務 上 の 義 務 職 務 上 の 義 務 に は 、 「 法 令 及 び 上 司 の 職 務 上 の 命 令 に 従 う 義 務 」 と 、 「 職 務 に 専 念 す る 義 務 」 が あ り ま す 。 職 員 が 仕 事 を す る に 当 た っ て は 、 国 の 法 令 や 地 方 公 共 団 体 の 条 例 、 規 則 を 守 ら な け れ ば な り ま せ ん 。 ま た 、 職 員 は 、 勤 務 時 間 中 は 職 務 に 専 念 す る 義 務 が あ り 、 勤 務 時 間 中 は 職 務 に の み 従 事 し 、 注 意 力 の 全 て を 職 責 遂 行 の た め に 用 い な け れ ば な り ま せ ん 。 近 年 利 用 者 が 増 加 し て い る ツ イ ッ タ ー 等 の S N S は 、 手 軽 に 投 稿 で き 、 比 較 的 短 時 間 で も 利 用 可 能 で す が 、 勤 務 時 間 中 の 利 用 は 職 務 専 念 義 務 違 反 と な り ま す の で 、 注 意 し て く だ さ い 。 【 職 務 専 念 義 務 が 免 除 さ れ る 場 合 】 法 律 や 条 例 は 、 特 別 の 場 合 に は 職 務 専 念 義 務 の 免 除 を 認 め る こ と が で き る 旨 を 定 め て い ま す 。 法 律 や 条 例 に 定 め が あ る 場 合 と し て は 、 休 職 、 停 職 、 育 児 休 業 、 休 日 、 休 暇 な ど が あ り ま す 。 そ の ほ か 、 職 務 専 念 義 務 が 免 除 さ れ る 場 合 と し て 、 任 命 権 者 の 事 業 と し て の 人 間 ド ッ ク を 受 診 す る 場 合 や 、 国 体 に 選 手 と し て 参 加 す る 場 合 な ど が あ り ま す 。 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 法 令 等 及 び 上 司 の 職 務 上 の 命 令 に 従 う 義 務 ) 第 32条 職 員 は 、 そ の 職 務 を 遂 行 す る に 当 つ て 、 法 令 、 条 例 、 地 方 公 共 団 体 の 規 則 及 び 地 方 公 共 団 体 の 機 関 の 定 め る 規 程 に 従 い 、 且 つ 、 上 司 の 職 務 上 の 命 令 に 忠 実 に 従 わ な け れ ば な ら な い 。

(6)

【 出 張 と 外 勤 】 「 出 張 」 と は 、 職 員 が 公 務 の た め 一 時 そ の 在 勤 庁 を 離 れ て 旅 行 す る こ と を い い 、 旅 費 が 支 給 さ れ ま す 。 ま た 、 公 務 の た め 在 勤 庁 を 離 れ る も の に 「 外 勤 」 が あ り ま す が 、 外 勤 の 場 合 は 旅 費 が 支 給 さ れ ま せ ん 。 (2) 身 分 上 の 義 務 身 分 上 の 義 務 と は 、 公 務 員 で あ る 限 り 当 然 守 る べ き 義 務 の こ と で す 。 職 務 上 の 義 務 と 異 な り 、 身 分 上 の 義 務 は 、 勤 務 を し て い な い 時 も 守 ら な け れ ば な り ま せ ん 。 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 職 務 に 専 念 す る 義 務 ) 第 35条 職 員 は 、 法 律 又 は 条 例 に 特 別 の 定 が あ る 場 合 を 除 く 外 、 そ の 勤 務 時 間 及 び 職 務 上 の 注 意 力 の す べ て を そ の 職 責 遂 行 の た め に 用 い 、 当 該 地 方 公 共 団 体 が な す べ き 責 を 有 す る 職 務 に の み 従 事 し な け れ ば な ら な い 。 ① 信 用 失 墜 行 為 の 禁 止 職 員 は 、 そ の 職 の 信 用 を 傷 つ け 、 ま た は 職 員 の 職 全 体 の 不 名 誉 と な る よ う な 行 為 を す る こ と を 禁 止 さ れ て い ま す 。 こ の 信 用 失 墜 行 為 に 当 た る か ど う か は 、 一 般 的 社 会 通 念 の ほ か 、 職 務 遂 行 と の 関 連 ・ 影 響 と い う 観 点 か ら 判 断 さ れ ま す 。 教 員 の 場 合 は 児 童 生 徒 の 教 育 に 携 わ る と い う 職 務 の 性 質 上 、 特 に 社 会 の 目 が 厳 し く 、 高 い 職 業 倫 理 が 要 求 さ れ て い る と 言 え ま す 。 ② 秘 密 を 守 る 義 務 ( 守 秘 義 務 ) 職 員 は 、 職 務 上 知 り 得 た 秘 密 を 漏 ら し て は な ら な い こ と と さ れ て お り 、 在 職 中 は も と よ り 、 退 職 後 に お い て も 守 ら な け れ ば な り ま せ ん 。 学 校 の 場 合 、 例 え ば 児 童 生 徒 の 指 導 上 の 必 要 か ら 作 成 さ れ る 指 導 要 録 、 健 康 診 断 の 記 録 、 入 学 者 選 抜 に 関 す る 記 録 、 生 徒 指 導 上 の 家 庭 や 生 徒 の 個 人 的 情 報 な ど 、 様 々 な 児 童 生 徒 の 個 人 的 情 報 が 記 録 保 存 さ れ て い ま す が 、 こ れ ら の 中 の プ ラ イ バ シ ー に 属 す る 情 報 に つ い て は 、 漏 ら し て は な ら な い 秘 密 と 言 え ま す 。 こ の 守 秘 義 務 に 違 反 す る と 、 懲 戒 処 分 の 事 由 と な る ば か り で な く 、 刑 事 罰 の 対 象 に も な り ま す 。 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 信 用 失 墜 行 為 の禁 止 ) 第 33条 職 員 は 、 そ の 職 の 信 用 を 傷 つ け 、 又 は 職 員 の 職 全 体 の 不 名 誉 と な る よ う な 行 為 を し て は な らな い 。

(7)

【 行 政 の 説 明 責 任 、 情 報 公 開 制 度 】 行 政 の 説 明 責 任 ( ア カ ウ ン タ ビ リ テ ィ ー ) と は 、 政 策 ・ 施 策 ・ 計 画 の 意 義 と 効 果 ・ 影 響 を 行 政 が 住 民 に わ か り や す く 説 明 す る こ と で す 。 ま た 、 情 報 公 開 制 度 と は 、 国 や 地 方 公 共 団 体 等 が 持 っ て い る 情 報 を 広 く 住 民 に 公 開 す る 制 度 で 、 北 海 道 で は 条 例 で 定 め ら れ て い ま す 。 行 政 の 諸 活 動 は で き る 限 り 公 開 さ れ 、 い わ ゆ る 「 ガ ラ ス 張 り 」 の 中 で 行 わ れ る べ き も の で す 。 こ れ ら の 制 度 は 、 住 民 の 行 政 に 対 す る 関 心 が 高 ま っ て い る 現 在 、 よ り 重 要 性 を 増 し て い る と 言 え ま す 。 し か し 、 行 政 情 報 を 公 開 す る こ と に よ っ て 、 個 人 の プ ラ イ バ シ ー を 侵 害 す る な ど 、 社 会 の 秩 序 を 混 乱 さ せ る 場 合 も 考 え ら れ ま す 。 職 員 は 、 情 報 公 開 の 基 本 原 則 を 念 頭 に 置 く こ と が ま ず 必 要 で す が 、 他 方 、 個 々 の 業 務 に つ い て 、 資 料 、 情 報 等 を 公 開 す る こ と に よ り 個 人 の プ ラ イ バ シ ー の 侵 害 に な ら な い か な ど 、 慎 重 に 判 断 し な け れ ば な り ま せ ん 。 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 秘 密 を 守 る 義 務 ) 第 34条 職 員 は 、 職 務 上 知 り 得 た 秘 密 を 漏 ら し て は な ら な い 。 そ の 職 を 退 い た 後 も 、 ま た 、 同 様 と す る 。 2 法 令 に よ る 証 人 、 鑑 定 人 等 と な り 、 職 務 上 の 秘 密 に 属 す る 事 項 を 発 表 す る 場 合 に お い て は 、 任 命 権 者 ( 退 職 者 に つ い て は 、 そ の 退 職 し た 職 又 は こ れ に 相 当 す る 職 に 係 る 任 命 権 者 ) の 許 可 を 受 け な け れ ば な ら な い 。 ( 政 治 的 行 為 の 制 限 ) 第 36条 職 員 は 、 政 党 そ の 他 の 政 治 的 団 体 の 結 成 に 関 与 し 、 若 し く は こ れ ら の 団 体 の 役 員 と な つ て は な ら ず 、 又 は こ れ ら の 団 体 の 構 成 員 と な る よ う に 、 若 し く は な ら な い よ う に 勧 誘 運 動 を し て は な らな い 。 2 職 員 は 、 特 定 の 政 党 そ の 他 の 政 治 的 団 体 又 は 特 定 の 内 閣 若 し く は 地 方 公 共 団 体 の 執 行 機 関 を 支 持 し 、 又 は こ れ に 反 対 す る 目 的 を も つ て 、 あ る い は 公 の 選 挙 又 は 投 票 に お い て 特 定 の 人 又 は 事 件 を 支 持 し 、 又 は こ れ に 反 対 す る 目 的 を も つ て 、 次 に 掲 げ る 政 治 的 行 為 を し て は な らな い 。 ( 略 ) ③ 政 治 的 行 為 の 制 限 職 員 は 、 全 体 の 奉 仕 者 と し て 公 共 の 利 益 の た め に 勤 務 す べ き こ と と さ れ て い る こ と か ら 、 一 定 の 政 治 的 行 為 が 制 限 さ れ る と と も に 、 そ の 地 位 を 利 用 し て 選 挙 運 動 を す る こ と が 禁 止 さ れ て い ま す 。 特 に 教 育 の 政 治 的 中 立 の 原 則 に か ん が み 、 学 校 は 特 定 の 政 党 の 支 持 又 は 反 対 の た め に 政 治 的 活 動 を す る こ と が 禁 止 さ れ る と と も に 、 教 育 公 務 員 は 、 所 属 す る 地 方 公 共 団 体 内 だ け で は な く 、 そ の 区 域 外 の 全 国 ど こ に お い て も 政 治 的 行 為 が 制 限 さ れ て い ま す 。 ④ 争 議 行 為 の 禁 止 職 員 は 、 全 体 の 奉 仕 者 と し て 公 共 の 利 益 の た め に 勤 務 す べ き こ と と さ れ て い る こ と か ら 、 同 盟 罷 業 ( ス ト ラ イ キ ) 、 怠 業 ( サ ボ タ ー ジ ュ ) そ の 他 の 争 議 行 為 を す る こ と を 禁 止 さ れ て い ま す 。 な お 、 争 議 行 為 が 禁 止 さ れ て い る 代 償 措 置 と し て 、 ア 法 律 に よ る 身 分 保 障 イ 勤 務 条 件 の 法 定 ( 条 例 ) ウ 人 事 委 員 会 制 度 ( 給 与 勧 告 等 の 権 限 を 有 す る 第 三 者 的 機 関 ) と い う 形 で 、 労 働 者 と し て の 職 員 の 利 益 保 護 が 図 ら れ て い ま す 。 ○ 教 育 基 本 法 第 14条 2 法 律 に 定 め る 学 校 は 、 特 定 の 政 党 を 支 持 し 、 又 は こ れ に 反 対 す る た め の 政 治 教 育 そ の 他 政 治 的 活 動 を し て は な ら な い 。 ○ 教 育 公 務 員 特 例 法 ( 公 立 学 校 の 教 育 公 務 員 の 政 治 的 行 為 の 制 限 ) 第 18条 公 立 学 校 の 教 育 公 務 員 の 政 治 的 行 為 の 制 限 に つ い て は 、 当 分 の 間 、 地 方 公 務 員 法 第 36条 の 規 定 に かか わ らず 、 国 家 公 務 員 の 例 に よ る 。 ○ 国 家 公 務 員 法 ( 政 治 的 行 為 の 制 限 ) 第 102条 職 員 は 、 政 党 又 は 政 治 的 目 的 の た め に 、 寄 附 金 そ の 他 の 利 益 を 求 め 、 若 し く は 受 領 し 、 又 は 何 ら か の 方 法 を 以 て す る を 問 わ ず 、 こ れ ら の 行 為 に 関 与 し 、 あ る い は 選 挙 権 の 行 使 を 除 く 外 、 人 事 院 規 則 で 定 め る 政 治 的 行 為 を し て は なら な い 。 2 職 員 は 、 公 選 に よ る 公 職 の 候 補 者 と なる こ と が で き な い 。 3 職 員 は 、 政 党 そ の 他 の 政 治 的 団 体 の 役 員 、 政 治 的 顧 問 、 そ の 他 こ れ ら と 同 様 な 役 割 を も つ 構 成 員 と な る こ と が で き な い 。

(8)

⑤ 営 利 企 業 へ の 従 事 等 の 制 限 職 員 が 営 利 企 業 の 役 員 に な っ た り 、 報 酬 を 得 て 事 業 を 行 っ た り す る こ と な ど 、 営 利 企 業 へ 従 事 等 す る こ と は 原 則 禁 止 で す 。 た だ し 、 任 命 権 者 ( 県 費 負 担 教 職 員 に つ い て は 市 町 村 教 育 委 員 会 ) の 許 可 を 得 た 場 合 に の み 従 事 す る こ と が で き る こ と と な っ て い ま す 。 過 去 の 許 可 事 例 と し て は 、 ・ 日 本 プ ロ サ ッ カ ー リ ー グ ( Jリ ー グ ) の 審 判 ・ 家 庭 裁 判 所 の 家 事 調 停 委 員 な ど が あ り ま す 。 ・ 不 動 産 (ア パ ー ト 等 )賃 貸 や 太 陽 光 パ ネ ル を 設 置 し て の 売 電 な お 、 学 習 塾 講 師 や 家 庭 教 師 は 、 一 切 許 可 し て い ま せ ん 。 許 可 の 可 否 は 個 々 の 事 案 に よ り 判 断 す る も の で あ り 、 必 ず 申 請 ど お り 許 可 さ れ る と は 限 ら な い の で 、 留 意 が 必 要 で す 。 従 事 し よ う と す る 場 合 は 、 従 事 前 に 学 校 を 通 じ て 許 可 権 者 に 照 会 し 、 申 請 し て く だ さ い 。 許 可 を 受 け ず に 従 事 し た 場 合 は 、 処 分 等 の 対 象 と な り ま す 。 ま た 、 営 利 企 業 へ の 従 事 等 の 許 可 を 受 け た 場 合 も 、 そ の こ と に よ り 職 務 専 念 義 務 が 免 除 さ れ る わ け で は な く 、 勤 務 時 間 外 に お い て 、 適 法 に 、 許 可 さ れ た 事 業 等 に 従 事 で き る と い う こ と に と ど ま り ま す 。 ○ 公 職 選 挙 法 ( 教 育 者 の 地 位 利 用 の 選 挙 運 動 の 禁 止 ) 第 137条 教 育 者 ( 学 校 教 育 法 ( 昭 和 22年 法 律 第 26号 ) に 規 定 す る 学 校 及 び 就 学 前 の 子 ど も に 関 す る 教 育 、 保 育 等 の 総 合 的 な 提 供 の 推 進 に 関 す る 法 律 ( 平 成 十 八 年 法 律 第 七 十 七 号 ) に 規 定 す る 幼 保 連 携 型 認 定 こ ど も 園 の 長 及 び 教 員 を い う 。 ) は 、 学 校 の 児 童 、 生 徒 及 び 学 生 に 対 す る 教 育 上 の 地 位 を 利 用 し て選 挙 運 動 を す る こ と が で き な い 。 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 争 議 行 為 等 の 禁 止 ) 第 3 7 条 職 員 は 、 地 方 公 共 団 体 の 機 関 が 代 表 す る 使 用 者 と し て の 住 民 に 対 し て 同 盟 罷 業 、 怠 業 そ の 他 の 争 議 行 為 を し 、 又 は 地 方 公 共 団 体 の 機 関 の 活 動 能 率 を 低 下 さ せ る 怠 業 的 行 為 を し て は な ら な い 。 又 、 何 人 も 、 こ の よ う な 違 法 な 行 為 を 企 て 、 又 は そ の 遂 行 を 共 謀 し 、 そ そ の か し 、 若 し く は あ お つ て は な ら な い 。 ⑥ 教 育 公 務 員 の 兼 職 ・ 兼 業 教 育 公 務 員 に つ い て は 、 教 育 に 関 す る 他 の 職 を 兼 ね 、 又 は 教 育 に 関 す る 他 の 事 業 若 し く は 事 務 に 従 事 す る 場 合 で 、 本 務 に 支 障 が な い と 任 命 権 者 ( 県 費 負 担 教 職 員 に つ い て は 市 町 村 教 育 委 員 会 ) が 認 め る 場 合 に 限 り 、 教 育 公 務 員 特 例 法 に よ り 、 給 与 を 受 け 、 又 は 受 け な い で 、 そ れ ら の 事 業 等 に 従 事 す る こ と が で き ま す 。 道 立 学 校 の 教 育 公 務 員 に 係 る 兼 業 の 承 認 に つ い て は 、 ・ 学 校 の 職 員 の う ち 教 育 を 担 当 す る も の ・ 図 書 館 、 博 物 館 な ど の 社 会 教 育 施 設 の 職 員 の う ち 、 教 育 を 担 当 す る も の ・ 市 町 村 教 育 委 員 会 の 委 嘱 を 受 け 教 育 事 務 に 従 事 す る も の ・ 市 町 村 に 置 か れ る 審 議 会 等 の 構 成 員 で 教 育 に 関 す る も の な ど が あ り ま す 。 ま た 、 教 育 公 務 員 特 例 法 に よ り 教 育 に 関 す る 兼 職 ・ 兼 業 が 認 め ら れ た 場 合 に は 、 そ の 範 囲 で 職 務 専 念 義 務 も 免 除 さ れ ま す 。 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 営 利 企 業 へ の 従 事 等 の 制 限 ) 第 38条 職 員 は 、 任 命 権 者 の 許 可 を 受 け な け れ ば 、 営 利 を 目 的 と す る 私 企 業 を 営 む こ と を 目 的 と す る 会 社 そ の 他 の 団 体 の 役 員 そ の 他 人 事 委 員 会 規 則 ( 人 事 委 員 会 を 置 か な い 地 方 公 共 団 体 に お い て は 、 地 方 公 共 団 体 の 規 則 ) で 定 め る 地 位 を 兼 ね 、 若 し く は 自 ら 営 利 を 目 的 と す る 私 企 業 を 営 み 、 又 は 報 酬 を 得 て い か な る 事 業 若 し く は 事 務 に も 従 事 し て は な ら な い 。 ○ 教 育 公 務 員 特 例 法 ( 兼 職 及 び 他 の 事 業 等 の 従 事 ) 第 17条 教 育 公 務 員 は 、 教 育 に 関 す る 他 の 職 を 兼 ね 、 又 は 教 育 に 関 す る 他 の 事 業 若 し く は 事 務 に 従 事 す る こ と が 本 務 の 遂 行 に 支 障 が な い と 任 命 権 者 ( 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 す る 法 律 第 37条 第 1 項 に 規 定 す る 県 費 負 担 教 職 員 に つ い て は 、 市 町 村 ( 特 別 区 を 含 む 。 ) の 教 育 委 員 会 。 第 23条 第 2 項 及 び 第 24条 第 2 項 に お い て 同 じ 。 ) に お い て 認 め る 場 合 に は 、 給 与 を 受 け 、 又 は 受 け な い で 、 そ の 職 を 兼 ね 、 又 は そ の 事 業 若 し く は 事 務 に 従 事 す る こと が で き る 。

(9)

5 勤 務 時 間 等 (1) 勤 務 時 間 勤 務 時 間 は 、 北 海 道 で は 条 例 ・ 規 則 等 で 1 週 間 に つ い て 3 8 時 間 4 5 分 と 規 定 さ れ て い ま す 。 勤 務 時 間 の 割 り 振 り ( 具 体 的 に 何 時 か ら 何 時 ま で を 勤 務 時 間 と す る か 決 め る こ と ) は 、 地 域 の 実 情 や 学 校 の 年 間 教 育 計 画 、 各 職 員 の 担 当 職 務 な ど を 考 慮 し て 、 学 校 ご と に 行 わ れ る こ と と さ れ て い ま す 。 ○ 北 海 道 学 校 職 員 の 勤 務 時 間 、 休 暇 等 に 関 す る 条 例 ( 1 週 間 の 勤 務 時 間 ) 第 3 条 学 校 職 員 の 勤 務 時 間 は 、 休 憩 時 間 を 除 き 、 4 週 間 を 超 え な い 期 間 に つ き 1 週 間 当 た り 38時 間 45分 と す る 。 ( 休 憩 時 間 ) 第 7 条 教 育 委 員 会 は 、 1 日 の 勤 務 時 間 が 6 時 間 を 超 え る 場 合 に お い て は 少 な く と も 45 分 、 8 時 間 を 超 え る 場 合 に お い て は 少 な く と も 1 時 間 の 休 憩 時 間 を 、 そ れ ぞ れ 勤 務 時 間 の 途 中 に 置 か な け れ ば な ら な い 。 (2) 休 憩 時 間 休 憩 時 間 と は 、 心 身 の 疲 労 回 復 を 図 る た め 、 勤 務 か ら 離 れ て 休 む こ と が で き る 自 由 な 時 間 を い い 、 勤 務 時 間 が 6 時 間 を 超 え る 場 合 は 少 な く と も 45分 、 8 時 間 を 超 え る 場 合 は 少 な く と も 1 時 間 を 勤 務 時 間 の 途 中 に 置 く こ と と さ れ て い ま す 。 休 憩 時 間 は 正 規 の 勤 務 時 間 に 含 ま れ な い も の で あ り 、 給 与 の 支 給 対 象 と は な ら な い 時 間 で す 。 (3) 時 間 外 勤 務 教 員 の 時 間 外 勤 務 に つ い て は 、 健 康 と 福 祉 を 害 す る こ と と な ら な い よ う 配 慮 す る と と も に 、 時 間 外 勤 務 を 命 ず る こ と が で き る 場 合 を 、 次 の 業 務 に 従 事 す る 場 合 で 、 臨 時 又 は 緊 急 に や む を 得 な い 必 要 が あ る と き に 限 る も の と し て い ま す 。 1 生 徒 の 実 習 に 関 す る 業 務 校 外 の 工 場 、 施 設 ( 養 殖 場 を 含 む 。 ) 、 船 舶 を 利 用 し た 実 習 及 び 農 林 、 畜 産 に 関 す る 臨 時 の 実 習 に 関 す る 業 務 2 学 校 行 事 に 関 す る 業 務 学 芸 的 行 事 、 体 育 的 行 事 及 び 修 学 旅 行 的 行 事 に 関 す る 業 務 3 職 員 会 議 に 関 す る 業 務 設 置 者 の 定 め る と こ ろ に よ り 学 校 に 設 置 さ れ る 会 議 に 関 す る 業 務 4 非 常 災 害 の 場 合 、 児 童 又 は 生 徒 の 指 導 に 関 し 緊 急 の 措 置 を 必 要 と す る 場 合 そ の 他 や む を 得 な い 場 合 に 必 要 な 業 務 非 常 災 害 の 場 合 に 必 要 な 業 務 の ほ か 、 児 童 生 徒 の 負 傷 疾 病 等 人 命 に か か わ る 場 合 に お け る 必 要 な 業 務 及 び 非 行 防 止 に 関 す る 児 童 生 徒 の 指 導 に 関 し 緊 急 の 措 置 を 必 要 と す る 業 務

(10)

○ 公 立 の 義 務 教 育 諸 学 校 等 の 教 育 職 員 の 給 与 等 に 関 す る 特 別 措 置 条 例 ( 教 育 職 員 の 正 規 の 勤 務 時 間 を 超 え る 勤 務 等 ) 第 7 条 教 育 職 員 に つ い て は 、 原 則 と し て 正 規 の 勤 務 時 間 ( 略 ) を 超 え る 勤 務 及 び 次 に 掲 げ る 日 に お け る 正 規 の 勤 務 時 間 中 の 勤 務 ( 以 下 こ れ ら を 「 時 間 外 勤 務 」 と い う 。 ) は 、 命 じ な い も の と す る 。 (1) 勤 務 時 間 等 条 例 第 10条 ( 市 町 村 立 学 校 職 員 勤 務 時 間 等 条 例 第 2 条 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) に 規 定 す る 祝 日 法 に よ る 休 日 及 び 年 末 年 始 の 休 日 (2) 給 与 条 例 第 15条 ( 市 町 村 立 学 校 職 員 給 与 条 例 第 2 条 第 2 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) の 規 定 に よ り 休 日 勤 務 手 当 が 一 般 の 職 員 に 対 し て 支 給 さ れ る 日 ( 前 号 に 掲 げ る 日 を 除 く 。 ) 2 教 育 職 員 に 対 し 時 間 外 勤 務 を 命 ず る 場 合 は 、 次 に 掲 げ る 業 務 に 従 事 す る 場 合 で 臨 時 又 は 緊 急 に や む を 得 な い 必 要 が あ る と き に 限 る も の と す る 。 (1) 生 徒 の 実 習 に 関 す る 業 務 (2) 学 校 行 事 に関 す る 業 務 (3) 職 員 会 議 ( 設 置 者 の 定 め る と こ ろ に よ り 学 校 に 置 かれ る も の を い う 。 ) に 関 す る 業 務 (4) 非 常 災 害 の 場 合 、 児 童 又 は 生 徒 の 指 導 に 関 し 緊 急 の 措 置 を 必 要 と す る 場 合 そ の 他 や む を 得 な い 場 合 に 必 要 な 業 務 ○ 公 立 の 義 務 教 育 諸 学 校 等 の 教 育 職 員 の 給 与 等 に 関 す る 特 別 措 置 条 例 の 施 行 に つ い て 3 義 務 教 育 諸 学 校 等 の 教 育 職 員 の 正 規 の 勤 務 時 間 を こ え る 勤 務 (1) 時 間 外 勤 務 に 関 す る 基 本 的 態 度 教 育 職 員 に つ い て は 、 原 則 と し て 時 間 外 勤 務 ( 正 規 の 勤 務 時 間 を こ え る 勤 務 を い い 、 休 日 等 ( 休 日 勤 務 手 当 が 一 般 の 職 員 に 対 し て 支 給 さ れ る 日 ) に お け る 正 規 の 勤 務 時 間 中 の 勤 務 を 含 む 。 以 下 同 じ 。 ) を 命 じ な い も の と し た こ と 。 ( 条 例 第 7 条 第 1 項 ) (2) 時 間 外 勤 務 を 命 ず る 場 合 教 育 職 員 に 対 し 時 間 外 勤 務 を 命 ず る 場 合 は 、 次 に 掲 げ る 業 務 に 従 事 す る 場 合 で 臨 時 又 は 緊 急 に や む を 得 な い 必 要 が あ る と き に 限 る も の と し た こ と 。 ( 条 例 第 7 条 第 2 項 ) ア 生 徒 の 実 習 に 関 す る 業 務 イ 学 校 行 事 に 関 す る 業 務 ウ 職 員 会 議 ( 設 置 者 の 定 め る と こ ろ に よ り 学 校 に 置 か れ る も の を い う 。 ) に 関 す る 業 務 エ 非 常 災 害 の 場 合 、 児 童 又 は 生 徒 の 指 導 に 関 し 緊 急 の 措 置 を 必 要 と す る 場 合 そ の 他 や む を 得 な い 場 合 に 必 要 な 業 務 な お 、 こ れ らの 業 務 の具 体 的 内 容 は 、 次 の と お り で あ る こ と 。 ア 実 習 と は 、 校 外 の 工 場 、 施 設 ( 養 殖 場 を 含 む 。 ) 、 船 舶 を 利 用 し た 実 習 及 び 農 林 、 畜 産 に 関 す る 臨 時 の 実 習 を 指 す も の で あ る こ と 。 イ 学 校 行 事 と は 、 学 芸 的 行 事 、 体 育 的 行 事 及 び 修 学 旅 行 的 行 事 を 指 す も の で あ る こ と 。 こ の 場 合 に お け る 学 校 種 別 ご と の 学 校 行 事 と は 、 そ れ ぞ れ の 学 習 指 導 要 領 に 定 め る 上 記 学 校 行 事 に 相 当 す る も の で あ る こと に 留 意 す る こ と 。 ウ 非 常 災 害 等 や む を 得 な い 場 合 に 必 要 な 業 務 と は 、 非 常 災 害 の 場 合 に 必 要 な 業 務 の ほ か 、 児 童 生 徒 の 負 傷 疾 病 等 人 命 に か か わ る 場 合 に お け る 必 要 な 業 務 及 び 非 行 防 止 に 関 し 緊 急 の 措 置 を 必 要 と す る 業 務 を 指 す も ので あ る こ と 。 (4) 週 休 日 、 休 日 週 休 日 と は 、 「 勤 務 時 間 を 割 り 振 ら な い 日 」 で あ っ て 、 職 員 に 就 労 の 義 務 が な い 日 の こ と を い い 、 条 例 で は 土 曜 日 及 び 日 曜 日 と さ れ て い ま す 。 休 日 は 、 週 休 日 と 同 様 、 職 員 に 就 労 の 義 務 が な い 日 で す が 、 勤 務 時 間 は 割 り 振 ら れ て お り 、 給 与 の 支 給 対 象 と な っ て い ま す 。 条 例 、 規 則 上 で 休 日 は 、 国 民 の 祝 日 に 関 す る 法 律 に 規 定 さ れ て い る 休 日 、 1 2 月 2 9 日 か ら 1 月 3 日 ま で の 日 及 び 開 校 記 念 日 と さ れ て い ま す 。 (5) 週 休 日 の 振 替 週 休 日 の 振 替 と は 、 あ ら か じ め 週 休 日 と 定 め ら れ た 日 ( 例 え ば 日 曜 日 ) を 勤 務 日 と し 、 そ の か わ り に 他 の 勤 務 日 ( 例 え ば 月 曜 日 ) を 週 休 日 と す る こ と を い い ま す 。 ま た 、 4 時 間 の 勤 務 時 間 の 割 振 り 変 更 は 、 あ ら か じ め 週 休 日 と 定 め ら れ た 日 に 4 時 間 の 勤 務 時 間 を 割 り 振 り 、 そ の か わ り に 他 の 勤 務 日 の 4 時 間 の 勤 務 時 間 を 割 り 振 る こ と を や め る こ と を い い ま す 。 ○ 北 海 道 学 校 職 員 の 勤 務 時 間 、 休 暇 等 に 関 す る 条 例 ( 週 休 日 及 び 勤 務 時 間 の 割 振 り ) 第 4 条 日 曜 日 及 び 土 曜 日 は 、 週 休 日 ( 勤 務 時 間 を 割 り 振 ら な い 日 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) と す る 。 ( 略 ) ( 休 日 ) 第 10条 学 校 職 員 は 、 国 民 の 祝 日 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 23年 法 律 第 178号 ) に 規 定 す る 休 日 ( 以 下 「 祝 日 法 に よ る 休 日 」 と い う 。 ) に は 、 特 に 勤 務 す る こ と を 命 ぜ ら れ る 者 を 除 き 、 正 規 の 勤 務 時 間 に お い て も 勤 務 す る こ と を 要 し な い 。 12月 29日 か ら 翌 年 の 1 月 3 日 ま で の 日 ( 祝 日 法 に よ る 休 日 を 除 く 。 以 下 「 年 末 年 始 の 休 日 」 と い う 。 ) 及 び 開 校 記 念 日 に つ い て も 、 同 様 と す る 。 ( 休 暇 の 種 類 ) 第 12条 学 校 職 員 の 休 暇 は 、 年 次 有 給 休 暇 、 病 気 休 暇 、 特 別 休 暇 、 介 護 休 暇 及 び 組 合 休 暇 と す る 。

(11)

【 長 期 休 業 日 】 夏 休 み な ど の 長 期 休 業 期 間 は 、 週 休 日 、 休 日 を 除 き 勤 務 日 で す 。 た だ し 、 教 員 の 場 合 は 、 そ の 職 務 の 特 殊 性 か ら 、 学 校 運 営 上 の 支 障 が 生 じ な い 限 り 、 校 長 の 承 認 を 得 て 、 学 校 を 離 れ て 研 修 を 行 う こ と が 認 め ら れ て い ま す ( 職 専 免 研 修 ) 。 (6) 休 暇 休 暇 と は 、 職 員 が 所 属 長 の 承 認 を 得 て 、 一 定 の 期 間 勤 務 し な い こ と が で き る 制 度 で す 。 休 暇 は 、 年 次 有 給 休 暇 、 病 気 休 暇 、 特 別 休 暇 、 介 護 休 暇 及 び 組 合 休 暇 に 分 け ら れ 、 職 務 専 念 義 務 が 免 除 さ れ ま す 。 ① 年 次 有 給 休 暇 年 次 有 給 休 暇 は 、 採 用 さ れ た 年 を 除 き 、 原 則 年 間 2 0 日 取 得 で き る 休 暇 で す 。 年 次 有 給 休 暇 は 、 職 員 が 希 望 す る 時 季 に そ の 理 由 を 問 わ れ る こ と な く 取 得 で き ま す が 、 公 務 の 正 常 な 運 営 を 妨 げ る 場 合 に は 時 季 を 変 更 さ れ る 場 合 が あ り ま す 。 ま た 、 当 該 年 に 、 す べ て の 年 次 有 給 休 暇 を 使 用 し な か っ た 場 合 は 、 2 0 日 を 上 限 と し て 翌 年 に 繰 り 越 す も の と し て い ま す 。 ゆ と り あ る 健 康 な 職 業 生 活 の 実 現 を 目 指 す た め に は 、 年 次 有 給 休 暇 の 計 画 的 な 使 用 は 大 切 な こ と で す 。 ② 病 気 休 暇 病 気 休 暇 は 、 負 傷 又 は 疾 病 の た め に 療 養 す る 必 要 が あ り 、 勤 務 し な い こ と が や む を 得 な い と 認 め ら れ る 場 合 に 、 職 員 が 取 得 で き る 休 暇 で す 。 病 気 休 暇 の 上 限 期 間 は 、 次 に 掲 げ る 場 合 の 休 暇 の 期 間 を 除 き 、 連 続 す る 90日 で す 。 ア 生 理 日 の 勤 務 が 著 し く 困 難 で あ る 場 合 イ 公 務 災 害 、 通 勤 災 害 の 場 合 ウ 勤 務 の 軽 減 の 措 置 を 受 け た 場 合 な お 、 条 件 附 採 用 期 間 中 は 、 上 限 90日 の 適 用 は な く 、 療 養 に 必 要 な 期 間 、 病 気 休 暇 を 取 得 で き ま す が 、 90日 経 過 後 に 病 気 休 暇 を 取 得 し た 場 合 、 給 与 が 半 減 さ れ ま す 。 ③ 特 別 休 暇 特 別 休 暇 は 、 あ ら か じ め 定 め ら れ た 特 定 の 事 由 に 該 当 す る 場 合 に 、 職 員 が 勤 務 し な い こ と が 相 当 で あ る 場 合 と し て 定 め る 休 暇 で 、 結 婚 休 暇 、 忌 引 休 暇 、 育 児 休 暇 、 子 の 看 護 休 暇 、 ボ ラ ン テ ィ ア 休 暇 な ど が あ り ま す 。 ④ 介 護 休 暇 介 護 休 暇 は 、 条 例 等 で 定 め ら れ た 親 族 等 で 、 負 傷 、 疾 病 又 は 老 齢 に よ り 日 常 生 活 を 営 む の に 支 障 が あ る も の の 介 護 を す る た め の 休 暇 で 、 一 の 継 続 す る 状 態 ご と に 連 続 す る 6 月 以 内 で 認 め ら れ る 無 給 の 休 暇 で す ( た だ し 公 立 学 校 共 済 組 合 か ら 介 護 休 業 手 当 金 の 支 給 あ り ) 。 ⑤ 組 合 休 暇 組 合 休 暇 は 、 職 員 が 職 務 専 念 義 務 の 免 除 を 受 け て 職 員 団 体 の 業 務 に 従 事 す る こ と を 認 め る 休 暇 で す 。 組 合 休 暇 の 期 間 は 一 暦 年 に つ き 3 0 日 以 内 で 認 め ら れ る 無 給 の 休 暇 で す 。 (7) 育 児 休 業 育 児 休 業 は 、 職 員 が 3 歳 に 満 た な い 子 を 養 育 す る た め 、 承 認 を 受 け て 、 長 期 に わ た り 勤 務 し な い こ と を 認 め る 制 度 で あ り 、 男 子 職 員 及 び 女 子 職 員 の い ず れ も が 対 象 と な り ま す 。 育 児 休 業 期 間 中 は 、 ① 公 務 員 と し て の 身 分 は 有 し て い る が 、 勤 務 は し な い こ と 。 ② 給 与 を 支 給 し な い こ と ( た だ し 公 立 学 校 共 済 組 合 か ら 育 児 休 業 手 当 金 の 支 給 あ り ) 。 に な り ま す 。

(12)

ま た 、 小 学 校 就 学 の 始 期 に 達 す る ま で の 子 を 養 育 す る た め 、 1 日 3 時 間 55分 勤 務 な ど 、 あ ら か じ め 定 め ら れ た 勤 務 形 態 を 選 ぶ こ と が で き る 育 児 短 時 間 勤 務 制 度 も あ り ま す 。 さ ら に 、 育 児 休 業 や 育 児 短 時 間 勤 務 と は 別 に 、 職 員 が 小 学 校 就 学 の 始 期 に 達 す る ま で の 子 を 養 育 す る た め 、 正 規 の 勤 務 時 間 の 始 め 又 は 終 わ り に お い て 1 日 を 通 じ て 2 時 間 を 超 え な い 範 囲 内 で 勤 務 し な い こ と を 認 め る 部 分 休 業 が あ り ま す 。 な お 、 育 児 短 時 間 勤 務 に よ り 勤 務 し な か っ た 時 間 、 部 分 休 業 し た 時 間 に つ い て は 、 給 与 は 減 額 さ れ ま す 。 (8) 大 学 院 修 学 休 業 ・ 自 己 啓 発 等 休 業 大 学 院 修 学 休 業 は 、 一 種 免 許 状 又 は 特 別 免 許 状 を 所 持 す る 教 員 が 、 専 修 免 許 状 を 取 得 す る た め に 大 学 院 に 在 学 し 、 研 修 を 行 う こ と を 認 め る 制 度 で 、 年 を 単 位 と し て 3 年 ま で 認 め ら れ ま す 。 休 業 の 許 可 に 当 た っ て は ① 専 修 免 許 状 の 取 得 を 目 的 と し て い る こ と 。 ② 専 修 免 許 状 の 前 提 と な る 一 種 免 許 状 を 有 し て い る こ と 。 ③ 前 提 と な る 免 許 状 に 係 る 最 低 在 職 年 数 ( 3 年 ) を 満 た し て い る こ と 。 が 条 件 と な り ま す 。 ○ 地 方 公 務 員 の 育 児 休 業 等 に 関 す る 法 律 ( 育 児 休 業 の 承 認 ) 第 2 条 職 員 ( 第 18条 第 1 項 の 規 定 に よ り 採 用 さ れ た 同 項 に 規 定 す る 短 時 間 勤 務 職 員 、 臨 時 的 に 任 用 さ れ る 職 員 そ の 他 そ の 任 用 の 状 況 が こ れ ら に 類 す る 職 員 と し て 条 例 で 定 め る 職 員 を 除 く 。 ) は 、 任 命 権 者 ( 地 方 公 務 員 法 第 6 条 第 1 項 に 規 定 す る 任 命 権 者 及 び そ の 委 任 を 受 け た 者 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) の 承 認 を 受 け て 、 当 該 職 員 の 子 を 養 育 す る た め 、 当 該 子 が 3 歳 に 達 す る 日 ( 略 ) ま で 、 育 児 休 業 を す る こ と が で き る 。 ( 略 ) ○ 教 育 公 務 員 特 例 法 ( 大 学 院 修 学 休 業 の 許 可 及 び そ の 要 件 等 ) 第 26条 公 立 の 小 学 校 等 の 主 幹 教 諭 、 指 導 教 諭 、 教 諭 、 養 護 教 諭 、 栄 養 教 諭 、 主 幹 教 諭 、 指 導 保 育 教 諭 、 保 育 教 諭 又 は 講 師 で 次 の 各 号 の い ず れ に も 該 当 す る も の は 、 任 命 権 者 の 許 可 を 受 け て 、 3 年 を 超 え な い 範 囲 内 で 年 を 単 位 と し て 定 め る 期 間 、 大 学 ( 短 期 大 学 を 除 く 。 ) の 大 学 院 の 課 程 若 し く は 専 攻 科 の 課 程 又 は こ れ ら の 課 程 に 相 当 す る 外 国 の 大 学 の 課 程 (次 項 及 び 第 28条 第 2 項 に お い て 「 大 学 院 の 課 程 等 」 と い う 。 )に 在 学 し て そ の 課 程 を 履 修 す る た め の 休 業 (以 下 「 大 学 院 修 学 休 業 」 と い う 。 )を す る こ と が で き る 。 ( 略 ) 自 己 啓 発 等 休 業 は 、 在 職 し て 2 年 以 上 の 職 員 が 大 学 等 の 課 程 の 履 修 又 は 国 際 貢 献 活 動 の た め 、 長 期 に わ た り 休 業 す る こ と が 認 め ら れ る 制 度 で す 。 休 業 の 期 間 と し て は 、 ① 大 学 等 の 課 程 の 履 修 2 年 を 超 え な い 範 囲 内 ※ 大 学 院 の 課 程 等 の 履 修 で 修 業 年 限 が 2 年 を 超 え 、 3 年 を 超 え な い 場 合 は 3 年 を 超 え な い 範 囲 内 ② 国 際 貢 献 活 動 ( JICAが 実 施 す る 「 青 年 海 外 協 力 隊 」 な ど ) 3 年 を 超 え な い 範 囲 内 で 認 め ら れ ま す 。 な お 、 大 学 院 修 学 休 業 及 び 自 己 啓 発 等 休 業 の 期 間 中 は 、 給 与 は 支 給 さ れ ま せ ん 。 JICAが 実 施 す る 「 青 年 海 外 協 力 隊 」 等 に 「 現 職 教 員 特 別 参 加 制 度 」 に よ り 派 遣 さ れ る 場 合 は 、 給 料 ・ 扶 養 手 当 ・ 地 域 手 当 ・ 住 居 手 当 ・ 期 末 手 当 の 100/100が 派 遣 期 間 中 に 支 給 さ れ ま す 。 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 自 己 啓 発 等 休 業 ) 第 26条 の 5 任 命 権 者 は 、 職 員 ( 臨 時 的 に 任 用 さ れ る 職 員 そ の 他 の 法 律 に よ り 任 期 を 定 め て 任 用 さ れ る 職 員 及 び 非 常 勤 職 員 を 除 く 。 以 下 こ の 条 及 び 次 条 ( 第 8 項 及 び 第 9 項 を 除 く 。 ) に お い て 同 じ 。 ) が 申 請 し た 場 合 に お い て 、 公 務 の 運 営 に 支 障 が な く 、 か つ 、 当 該 職 員 の 公 務 に 関 す る 能 力 の 向 上 に 資 す る と 認 め る と き は 、 条 例 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 当 該 職 員 が 、 3 年 を 超 え な い 範 囲 内 に お い て 条 例 で 定 め る 期 間 、 大 学 等 課 程 の 履 修 ( 大 学 そ の 他 の 条 例 で 定 め る 教 育 施 設 の 課 程 の 履 修 を い う 。 第 5 項 に お い て 同 じ 。 ) 又 は 国 際 貢 献 活 動 ( 国 際 協 力 の 促 進 に 資 す る 外 国 に お け る 奉 仕 活 動 ( 当 該 奉 仕 活 動 を 行 う た め に 必 要 な 国 内 に お け る 訓 練 そ の 他 の 準 備 行 為 を 含 む 。 ) の う ち 職 員 と し て 参 加 す る こ と が 適 当 で あ る と 認 め ら れ る も の と し て 条 例 で 定 め る も の に 参 加 す る こ と を い う 。 第 5 項 に お い て 同 じ 。 ) の た め の 休 業 ( 以 下 こ の 条 に お い て 「 自 己 啓 発 等 休 業 」 と い う 。 ) を す る こ と を 承 認 す る こ と が で き る 。 ( 略 ) ○ 北 海 道 職 員 等 の 自 己 啓 発 等 休 業 に 関 す る 条 例 ( 自 己 啓 発 等 休 業 の 期 間 ) 第 3 条 法 第 26条 の 5 第 1 項 の 条 例 で 定 め る 期 間 は 、 大 学 等 課 程 の 履 修 の た め の 休 業 に あ っ て は 2 年 ( 大 学 等 課 程 の 履 修 の 成 果 を あ げ る た め に 特 に 必 要 な 場 合 と し て 人 事 委 員 会 規 則 で 定 め る 場 合 は 、 3 年 ) 、 国 際 貢 献 活 動 の た め の 休 業 に あ っ て は 3 年 を 超 え な い 範 囲 内 の期 間 と す る 。

(13)

(9) 配 偶 者 同 行 休 業 配 偶 者 同 行 休 業 は 、 職 員 が 外 国 で の 勤 務 等 次 の 事 由 に よ り 外 国 に 住 所 等 を 定 め て 滞 在 す る 配 偶 者 と 、 当 該 住 所 等 で 生 活 を 共 に す る た め の 休 業 を 認 め る 制 度 で 、 3 年 を 超 え な い 範 囲 内 で 認 め ら れ ま す 。 【 対 象 と な る 事 由 】 ① 外 国 で の 勤 務 ② 事 業 を 経 営 す る こ と そ の 他 個 人 が 業 と し て 行 う 活 動 で あ っ て 外 国 で 行 う も の ③ 学 校 教 育 法 に 規 定 す る 大 学 に 相 当 す る 外 国 の 大 学 ( 準 じ る 教 育 施 設 含 む ) で あ っ て 外 国 に 所 在 す る も の に お け る 修 学 ( 上 記 ① 、 ② に 該 当 す る も の 除 く ) な お 、 配 偶 者 同 行 休 業 の 期 間 中 は 、 給 与 は 支 給 さ れ ま せ ん 。 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 配 偶 者 同 行 休 業 ) 第 26条 の 6 任 命 権 者 は 、 職 員 が 申 請 し た 場 合 に お い て 、 公 務 の 運 営 に 支 障 が な い と 認 め る と き は 、 条 例 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 当 該 申 請 を し た 職 員 の 勤 務 成 績 そ の 他 の 事 情 を 考 慮 し た 上 で 、 当 該 職 員 が 、 3 年 を 超 え な い 範 囲 内 に お い て 条 例 で 定 め る 期 間 、 配 偶 者 同 行 休 業 ( 職 員 が 、 外 国 で の 勤 務 そ の 他 の 条 例 で 定 め る 事 由 に よ り 外 国 に 住 所 又 は 居 所 を 定 め て 滞 在 す る そ の 配 偶 者 ( 届 出 を し な い が 事 実 上 婚 姻 関 係 と 同 様 の 事 情 に あ る 者 を 含 む 。 第 5 項 及 び 第 6 項 に お い て 同 じ 。 ) と 、 当 該 住 所 又 は 居 所 に お い て 生 活 を 共 に す る た め の 休 業 を い う 。 以 下 こ の 条 に お い て 同 じ 。 ) を す る こ と を 承 認 す る こ と が で き る 。 ( 略 ) ○ 北 海 道 職 員 等 の 配 偶 者 同 行 休 業 に 関 す る 条 例 ( 配 偶 者 同 行 休 業 の 期 間 ) 第 3 条 法 第 26条 の6 第 1 項 の 条 例 で 定 め る 期 間 は 、 3 年 と す る 。 6 教 職 員 の 研 修 (1) 研 修 と は 「 研 修 」 と は 、 職 員 が 、 現 在 又 は 将 来 の 職 務 遂 行 の 助 け と な る 素 養 、 知 識 、 技 能 等 を 習 得 す る こ と で す 。 教 員 は 、 指 導 し よ う と す る 各 教 科 の 内 容 、 教 材 、 指 導 法 等 に つ い て 精 通 す る と と も に 、 児 童 生 徒 と の 人 格 的 ふ れ あ い を 通 じ 、 生 徒 の 個 性 ・ 能 力 に 応 じ て 適 切 な 指 導 を 行 い う る よ う 、 自 ら が 豊 か な 人 格 、 文 化 的 教 養 を 身 に つ け て そ の 資 質 の 向 上 を 図 る こ と が 求 め ら れ て い ま す 。 教 員 を は じ め と す る 教 育 公 務 員 の 研 修 に つ い て は 、 他 の 地 方 公 務 員 と 比 較 し て 特 段 の 配 慮 が 要 請 さ れ る こ と か ら 、 教 育 公 務 員 特 例 法 に お い て 、 次 の 点 で 特 別 な 位 置 づ け が な さ れ て い ま す 。 ① 研 修 の 性 格 が 、 他 の 地 方 公 務 員 の 場 合 は 勤 務 能 率 の 発 揮 及 び 増 進 で あ る の に 対 し て 、 教 育 公 務 員 は 「 そ の 職 責 を 遂 行 す る た め に 」 行 う べ き も の と さ れ て い る こ と 。 ② 研 修 に 対 す る 任 命 権 者 の 任 務 を 積 極 的 に 規 定 し て い る こ と 。 ③ 教 育 公 務 員 の 主 体 的 な 研 修 を 期 待 し 、 そ の 自 覚 を 促 し て い る こ と 。 ○ 教 育 基 本 法 第 9 条 法 律 に 定 め る 学 校 の 教 員 は 、 自 己 の 崇 高 な 使 命 を 深 く 自 覚 し 、 絶 え ず 研 究 と 修 養 に 励 み 、 そ の 職 責 の 遂 行 に 努 め な け れ ば な らな い 。 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 研 修 ) 第 39条 職 員 に は 、 そ の 勤 務 能 率 の 発 揮 及 び 増 進 の た め に 、 研 修 を 受 け る 機 会 が 与 え ら れ な け れ ば な らな い 。 2 前 項 の 研 修 は 、 任 命 権 者 が 行 う も の と す る 。 3 地 方 公 共 団 体 は 、 研 修 の 目 標 、 研 修 に 関 す る 計 画 の 指 針 と な る べ き 事 項 そ の 他 研 修 に 関 す る 基 本 的 な 方 針 を 定 め る も の と す る 。 4 人 事 委 員 会 は 、 研 修 に 関 す る 計 画 の 立 案 そ の 他 研 修 の 方 法 に つ い て 任 命 権 者 に 勧 告 す る こと が で き る 。 ○ 教 育 公 務 員 特 例 法 ( 研 修 ) 第 21条 教 育 公 務 員 は 、 そ の 職 責 を 遂 行 す る た め に 、 絶 え ず 研 究 と 修 養 に 努 め な け れ ば な らな い 。 2 教 育 公 務 員 の 任 命 権 者 は 、 教 育 公 務 員 の 研 修 に つ い て 、 そ れ に 要 す る 施 設 、 研 修 を 奨 励 す る た め の 方 途 そ の 他 研 修 に 関 す る 計 画 を 樹 立 し 、 そ の 実 施 に 努 め な け れ ば な ら な い 。 ( 研 修 の 機 会 ) 第 22条 教 育 公 務 員 に は 、 研 修 を 受 け る 機 会 が 与 え ら れ なけ れ ば な ら な い 。 2 教 員 は 、 授 業 に 支 障 の な い 限 り 、 本 属 長 の 承 認 を 受 け て 、 勤 務 場 所 を 離 れ て 研 修 を 行 う こ と が で き る 。 3 教 育 公 務 員 は 、 任 命 権 者 の 定 め る と こ ろ に よ り 、 現 職 の ま ま で 、 長 期 に わ た る 研 修 を 受 け る こ と が で き る 。

(14)

(2) 職 務 と し て の 研 修 職 務 そ の も の と し て 行 う も の で あ り 、 そ れ が 勤 務 地 を 離 れ て な さ れ る 場 合 は 、 出 張 又 は 外 勤 と な り ま す 。 初 任 段 階 教 員 研 修 、 10年 経 験 者 研 修 な ど の 各 種 研 修 や 、 長 期 派 遣 研 修 が こ れ に 当 た り ま す 。 ( 研 修 内 容 に よ る 区 分 ) ➀ 経 験 年 数 や 職 能 に 応 じ た 研 修 初 任 段 階 教 員 研 修 、 10年 経 験 者 研 修 、 新 任 校 長 ・ 教 頭 研 修 な ど ➁ 教 科 ・ 領 域 等 に 係 る 研 修 教 育 課 程 に 関 わ る 研 修 、 英 語 の 指 導 力 向 上 に 関 わ る 研 修 な ど ➂ 長 期 派 遣 研 修 大 学 院 研 修 派 遣 、 教 員 長 期 社 会 体 験 研 修 、 在 外 教 育 施 設 派 遣 研 修 な ど (3) 教 育 公 務 員 特 例 法 に よ る 校 外 研 修 教 員 は 、 教 育 公 務 員 特 例 法 に よ り 、 授 業 に 支 障 が な い 限 り 、 校 長 の 承 認 を 受 け て 、 勤 務 場 所 を 離 れ て 研 修 を 行 う こ と が で き ま す 。 こ の 校 外 研 修 は 、 教 員 の 資 質 向 上 に 資 す る と と も に 給 与 上 有 給 の 取 扱 い を す る に ふ さ わ し い 研 修 内 容 を 有 し て い る こ と が 求 め ら れ る こ と か ら 、 必 要 に 応 じ 、 研 修 計 画 や 研 修 報 告 を 提 出 す る こ と に な り ま す 。 自 ら が 計 画 す る 研 修 の ほ か 、 北 海 道 立 教 育 研 究 所 で は 、 道 研 フ リ ー プ ラ ン 研 修 な ど が 企 画 さ れ て い ま す 。 (4) 指 導 が 不 適 切 で あ る 教 員 の 指 導 改 善 研 修 知 識 、 技 術 、 指 導 方 法 そ の 他 教 員 と し て 求 め ら れ る 資 質 能 力 に 課 題 が あ り 、 日 常 的 に 児 童 生 徒 へ の 指 導 を 行 わ せ る こ と が 適 当 で な い 教 員 の う ち 、 研 修 に よ っ て 指 導 の 改 善 が 見 込 ま れ る 者 に つ い て 、 そ の 能 力 、 適 性 等 に 応 じ て 、 児 童 生 徒 に 対 す る 指 導 の 改 善 を 図 る た め に 必 要 な 事 項 に 関 す る 研 修 を 実 施 す る こ と と し て い ま す 。 こ の 指 導 改 善 研 修 の 実 施 期 間 は 1 年 間 を 基 本 と し て い ま す が 、 特 に 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、 北 海 道 教 育 委 員 会 は 、 指 導 改 善 研 修 を 開 始 し た 日 か ら 引 き 続 き 2 年 を 超 え な い 範 囲 内 で こ れ を 延 長 す る こ と が で き ま す 。

(15)

7 懲 戒 処 分 と 分 限 処 分 (1) 公 務 員 の 身 分 保 障 公 務 員 は 、 全 体 の 奉 仕 者 で あ り 、 公 務 の 遂 行 に 当 た っ て は 、 公 正 か つ 中 立 で な け れ ば な り ま せ ん 。 こ の よ う な 公 務 の 遂 行 を 実 現 す る た め に は 、 職 員 が 職 務 に 専 念 す る こ と が で き る 制 度 を 整 備 す る 必 要 が あ り 、 公 務 員 の 身 分 を 保 障 す る 制 度 が 設 け ら れ て い ま す 。 そ の た め 、 公 務 員 は 、 法 律 お よ び 法 律 に 基 づ く 条 例 で 定 め る 場 合 以 外 に は 不 利 益 な 処 分 を 受 け る こ と は な く 、 懲 戒 処 分 や 分 限 処 分 と い っ た 本 人 の 意 に 反 し て 処 分 を 行 う 場 合 に つ い て は 、 処 分 の 事 由 や 種 類 が 法 律 や 条 例 で 定 め ら れ て い ま す 。 (2) 懲 戒 処 分 懲 戒 処 分 は 、 職 員 の 義 務 違 反 に 対 し 、 そ の 道 義 的 責 任 を 追 及 し 、 公 務 員 関 係 の 規 律 と 秩 序 を 維 持 す る こ と を 目 的 と し た 処 分 で す 。 ① 懲 戒 処 分 の 事 由 懲 戒 処 分 の 事 由 は 、 地 方 公 務 員 法 で 次 の 3 つ に 限 ら れ て い ま す 。 ア 地 方 公 務 員 法 な ど の 法 律 や 地 方 公 共 団 体 の 条 例 、 規 則 等 に 違 反 し た 場 合 イ 職 務 上 の 義 務 に 違 反 し 、 又 は 職 務 を 怠 っ た 場 合 ウ 全 体 の 奉 仕 者 た る に ふ さ わ し く な い 非 行 の あ っ た 場 合 ○ 地 方 公 務 員 法 ( 懲 戒 ) 第 29条 職 員 が 次 の 各 号 の 一 に 該 当 す る 場 合 に お い て は 、 こ れ に 対 し 懲 戒 処 分 と し て 戒 告 、 減 給 、 停 職 又 は 免 職 の 処 分 を す る こ と が で き る 。 (1) こ の 法 律 若 し く は 第 57条 に 規 定 す る 特 例 を 定 め た 法 律 又 は こ れ に 基 く 条 例 、 地 方 公 共 団 体 の 規 則 若 し く は 地 方 公 共 団 体 の 機 関 の 定 め る 規 程 に 違 反 し た 場 合 (2) 職 務 上 の 義 務 に 違 反 し 、 又 は 職 務 を 怠 つ た 場 合 (3) 全 体 の 奉 仕 者 た る に ふ さ わ し く な い 非 行 の あ つ た 場 合 ② 懲 戒 処 分 の 種 類 懲 戒 処 分 の 種 類 は 、 次 の 4 つ に 分 か れ て い ま す 。 免 職 職 員 の 職 を 失 わ せ る 処 分 停 職 職 員 を 一 定 期 間 職 務 に 従 事 さ せ な い 処 分 ( 無 給 ) 減 給 一 定 期 間 給 与 を 減 額 し て 支 給 す る 処 分 戒 告 職 員 の 規 律 違 反 を 確 認 し 、 そ の 将 来 を 戒 め る 処 分 な お 、 こ の ほ か 、 職 員 の 行 為 の う ち 当 該 行 為 の 程 度 か ら 考 え て 、 懲 戒 処 分 に 至 ら な い 場 合 に 、 職 員 の 職 務 遂 行 に 注 意 を 喚 起 し 、 改 善 を 求 め る た め に 、 訓 告 、 注 意 な ど を 行 う 場 合 が あ り ま す 。 ③ 懲 戒 処 分 の 影 響 懲 戒 処 分 を 受 け る と 履 歴 事 項 と し て 記 載 さ れ る ほ か 、 次 の よ う な 影 響 が 生 じ ま す 。 ア 給 与 上 の 措 置 懲 戒 処 分 を 受 け る と 、 勤 務 成 績 の 判 定 を 通 し て 昇 給 に 影 響 を 与 え る と と も に 、 退 職 す る ま で の 給 与 や 期 末 勤 勉 手 当 の ほ か 退 職 手 当 や 年 金 に も 影 響 が 生 じ 、 経 済 的 損 失 を 受 け る こ と に な り ま す 。 ま た 、 懲 戒 免 職 の 場 合 に は 、 退 職 手 当 は 支 給 さ れ ま せ ん 。 イ 教 員 免 許 状 の 失 効 禁 固 以 上 の 刑 ( 執 行 猶 予 を 含 む ) に 処 せ ら れ た り 、 懲 戒 免 職 の 処 分 を 受 け た 場 合 は 、 教 員 免 許 状 は 効 力 を 失 う こ と と な り ま す 。 ④ 刑 事 処 分 と の 関 係 懲 戒 処 分 に 相 当 す る 行 為 が 、 同 時 に 刑 事 罰 の 対 象 と な る も の で あ れ ば 、 当 然 刑 事 上 の 責 任 が 問 わ れ ま す 。 禁 固 以 上 の 刑 に 処 せ ら れ た 場 合 は 、 地 方 公 務 員 法 の 欠 格 条 項 に 該 当 し 、 失 職 す る こ と と な り ま す 。

参照

関連したドキュメント

[r]

・子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制を整備する

その職員の賃金改善に必要な費用を含む当該職員を配置するために必要な額(1か所

【多様な職業】 農家、先生、 NPO 職員、公務員 など. 【多様なバックグラウンド】

を体現する世界市民の育成」の下、国連・国際機関職員、外交官、国際 NGO 職員等、

第二の,当該職員の雇用および勤務条件が十分に保障されること,に関わって

(※1)当該業務の内容を熟知した職員のうち当該業務の責任者としてあらかじめ指定した者をいうものであ り、当該職員の責務等については省令第 97

自治体職員については ○○市 職員採用 で検索 国家公務員(一般職・専門職)は 国家公務員採用情報 NAVI で検索 裁判所職員については 裁判所 職員採用