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地域協力の一環としての公開講座におけるミニロボコンの実施

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Academic year: 2021

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地域協力の一環としての公開講座におけるミニロボコンの実施

-ライントレースロボットの製作-

○ 鷲田 廣行 津山工業高等専門学校

Enforcement of the Mini Robot Contest in the Open Class as the part of Regional Cooperation

-Production of a Line Tracing Robot-

○ Hiroyuki WASHIDA Tsuyama National College of Technology

3.ライントレースロボット 1.はじめに

最近子供達の「理系」離れ「工学」離れが進んで いる、ということをよく耳にしますが、そのことの 真偽はさておき、子供たちに「物作りの楽しさ」や 完成した時・うまく動いた時の「やったー!」とい った「感動」を体感していただき、「工学」に少しで も関心を持っていただければと思い、ここ数年小学 校高学年から中学生を対象に地域協力の一環として、

物作りを中心とした公開講座を行ってきました。

ライントレースロボットとは、その名の通りあら かじめ引かれたラインに沿って動いていくロボット で、何らかの方法でラインを感知し、ラインからは ずれないように移動する能力を自身で持っているロ ボットのことです。

ここでは、タミヤの「フォークリフト工作セット」

を母体とし、これに電子制御回路を搭載して目的の ライントレースロボットを完成させます。

平成9、10年の2年間は当時子供達の間で大変人 気のありました「ミニ四駆」をテーマにその周回時 間を測定する「電子回路製作」を、また平成11年か ら14年には「ミニロボコン」と題して光センサーを 応用した「ライントレースロボットの製作」を実施 し、受講生達からそれなりの評価を受けることがで きたと思っています。

ロボットがラインを間違えずにトレースするため には、ロボットがライン上にいるのか、右に外れた のか左に外れたのか自分自身で判断する必要があり ます。ここではラインとそうでない部分との光の反 射の違いによりライン上であるか、左右いずれかに 外 れ た の か を 検 出 す る 人 間 で い う 目 の 役 割 を す る

「センサー」(フォトトランジスタ)を左右2個用い、

そのセンサーからの信号をコンパレータ(比較器)

に入力しそのときの状態を判断して、どちらにも外 れていなければ「そのまま直進」し、左に外れてい れば「左のモーターだけを回転」させ、右に外れた ならば、「右側だけのモーターを回転」させることに より常にラインをトレース出来るようにします。

ここでは「ミニロボコン/ライントレースロボッ ト製作」の講座内容について発表します。

2.ミニロボコンの概要

ここでいう「ミニロボコン」とは、コースに貼ら れたラインを忠実にトレースする能力を持った「ラ イントレースロボット」を製作し、そのロボットを 使ってライントレースの能力を競ったり、操縦者の マシンコントロールの能力を競ったりする、遊び心 も含めそれらを通して物作りの楽しさを体感しても らうのがこの講座のめざすところです。Fig.1にコン テスト風景を示します。

さらにもう一つの「目」(センサー)をリフトの荷 台に取り付けライン上に置かれた荷物を感知し、荷 台に積むよう改良する。Fig.2、Fig.3に概念図を示し ます。

以上のようなロボットの実現を目指し3日間の講 座を実施しました。

Fig.1 Contest scenery Fig.2 Action principle of the line tracing robot

計測自動制御学会中国支部津山地区計測制御研究会講演論文集(2003 年 2 月 15 日)

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6.まとめ

受講生が小学校高学年から中学生ということもあ り、内容的にかなり難しいので、講義のとき退屈す るのでは、全員完成させることが出きるだろうか、

などいろいろ心配しましたが、受講生全員終始熱心 に生き生きと、さらに楽しく面白く取り組んでいた だくことが出来ました。

アンケート結果を見ましても、圧倒的多数の受講 生から、「とっても楽しかった」「また参加したい」

という評価を得ることが出来ました。

Fig.3 Action principle of the line tracing robot

4.ロボット製作と注意点

このように、この講座を通して初期の目的を一定 程度達成することが出来ましたこと、企画立案者の 1人として深く感謝しています。

受講者が小学校高学年からということであり、理 解してもらうとなるとかなり大変です。内容が難し いと、とかくその理解はさておいてということにな り、ともすれば、「組み立て」・「ハンダ付け」実習に 終始してしまいがちになることが多いのではないで しょうか。

私たちスタッフ一同は受講者の皆さんに出来る限 り理解しやすいように、しかも「楽しく」「面白く」

「解りやすく」を目標に、それぞれ工夫をこらしな がらロボットの完成を目指して講座を進めていきま した。

Fig.4 Experiment circuit by the Bread Board 4.1 講義・実験・製作

例えばセンサーについての理解では、まず簡単に 説明した上で、その内容をブレッドボード(試作ボ ード)上に回路を自分で組んでもらいLEDなどを 点灯させたり、反対に消灯させたりし、センサーの 仕組みについて、遊び心を交えた実験を行なうこと により、感覚的・体感的に理解してもらうことに成 功したと思います。

このように、講義、実験を適宜はさみながら制御 回路を基板上にハンダ付けしていきました。このよ うな試み(工夫)により危惧された、「単なる組み立 て」「ハンダ付け」実習という講座にはならなかった のではないかと思われます。Fig4 から Fig6 に実験 風景および完成基板を示します。

Fig.5 Experiment scenery by the Bread Board

5.コンテスト

ライントレースロボットは受講生の熱心な取組み により全員時間内に完成することが出来ました。

最終日には出来上がったロボットによるコンテス トを行なったところすべてのロボットが難コースを 見事完走することが出来ました。また、番外編とし てロボット相撲を行なったところこれが以外に面白 く、受講生は勿論スタッフ共々大いに盛り上がりま

した。 Fig.6 Control circuit completion foundation

参照

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参加しようと思った理由、目的は何ですか?

アンケート結果

基板を示す.どちらの基板もLCD周辺(図中赤丸部分)に 配線が集中しており,はんだづけに慣れていない人にとっ て難易度が高い.

ている振り返りシートでも、全員が実験操作の意味を的確に書いていた。回を追うごとに実験操作や