The Bulletin of Saitama Prefectural University
要旨
【目的】修復的司法または修復的正義Restorative Justiceと呼ばれる対話アプローチを用いて、葛藤のある家族関係の 修復を早期から支援し、高齢者虐待を予防する家族支援法(以下、RJによるFGC)を開発する。
【方法】研究方法はアクションリサーチで、実践モデルの開発においては芝野が日本における児童虐待領域で用いて修 正を加えたModified-Design and Development(M-D&D,2002)を採用する。
【結果および考察】共同開発する実践家から予防に対して期待と難しさがあげられ、社会への啓発、地域住民の参加、
専門職の役割、加害側の参加、ライフイベント、世代交代での不適応、深刻度と継続期間、アドボカシー、軽度知的障 害者等支援、アルコール依存、状況での暴力、経済的搾取とネグレクトという論点が抽出された。
【結論】
RJによるFGCのたたき台を検討するには、適用対象の特定が必要で、援助技術の獲得にはシナリオロールプレイが効果的と考えられる。プロセティック・アプローチとして、地域住民にRJという対話方法を啓発する必要がある。
キーワード:高齢者虐待予防、修復的対話、家族支援、地域
Key words:Elder Abuse Prevention, Restorative Justice, Family Group Conference, Community
1.研究の背景と目的
高齢者虐待対応は、様々な専門職による支援と地域住 民による見守り支援が必須である
1)。しかし家族等から 虐待を受けている高齢者は専門職への相談・通報を拒む 場合が多く、必要な支援や対応ができない状況も生まれ やすい
2-3)。これまでの研究調査から、相談・通報を口止 めする被虐待高齢者で、家族関係悪化の極めて早期に市 町村や専門職に相談していた事例を認めた。家族でよく 話し合うよう助言されて関係のさらなる悪化に至り、専 門職への相談を拒否していたものである
2)。家族関係の 悪化はあっても緊急性が高くない場合、たしかに家族関 係に介入する理由や手立てが見つかりにくい。 その結果、
徐々に家族関係が悪化して高齢者虐待にいたる可能性が 想定される。地域包括支援センターや高齢福祉課の職員
は、高齢者の保護だけでなく、法に謳われる養護者支援 の必要性も感じているが、 具体的な支援の糸口が見えず、
行き詰まりを感じているものも多い
3)。
ところで近年、司法領域でRestorative Justice:修復 的司法または修復的正義と呼ばれる家族支援法が、林浩 康、山下英三郎らによってわが国に紹介されている
4-9)。 このRestorative Justice(以下、
RJと略す)は、加害側とされる人も地域社会から排除せず包含しようとする哲 学を持ち、ソーシャルワーク(以下、SWと略す)の理 念と重なるところが多い
10)。 「ソーシャルワークと修復的 正義」の著者で、高齢者領域のSWを専門とするクロフ はSWよりRJの方がやや社会環境要因に視点をおいてい ると述べている
10)。スクールSWにおいて、子どもたち のいじめ関係を修復する方法として実践モデルを開発し、
試行段階に入っている山下は、直接的な対話によりお互
■ 研究報告 ■
埼玉県立大学保健医療福祉学部社会福祉学科
Saitama Prefectural University, Department of Social Work
原稿受付日:2013年10月15日
修復的対話(Restorative Justice)による高齢者虐待予防の可能性
―たたき台デザインの検討にむけて―
梅崎 薫
Restorative Justice Approach for Elder Abuse Prevention in Community
Kaoru Umezaki
いを理解し、葛藤関係を回復することからRJを修復的対 話と呼びかえている
4-6)。
そこで高齢者虐待においても、
RJによる対話アプローチを用いて家族を早期から支援し、虐待を未然に防ぐ家 族支援法(以下、FGCと略す)を開発することにした。
2.方 法
RJは、これを用いる地域社会の文化のなかで、そのあ
り方が定まり、力を発揮すると考えられている
10)。RJに よるFGC開発には、実際に地域で高齢者虐待に対応して いる地域包括支援センター等の社会福祉士らと共同で開 発する必要があった。そこで、これまでにも一緒に勉強 会を持つなどしてきた地域包括支援センターの社会福祉 士らに呼びかけ、
RJの導入方法とFGC開発について協力を求め、賛同した実践家と共に勉強会をもった。
研究方法はアクションリサーチとなるが、実践モデル の開発においてはミシガン大学のThomasが提唱した
Developmental Research and Utilization (DR&U,1978)と、Design and Development (D&D,1984) にもとづ き、芝野が日本における児童虐待領域で用いて修正を加 え た
Modified-Design and Development (M-D&D, 2002)を採用した
11)。
M-D&DはフェーズⅠ~Ⅳから成る過程で、フェーズ
Ⅰで問題を把握して分析し、フェーズⅡではたたき台の デザインを検討する。フェーズⅠとⅡの後に、フェーズ
Ⅲの試行と評価、フェーズⅣの普及と誂え(tailored)
となるわけだが、フェーズⅡとⅢにおいては、フェーズ
Ⅲの試行後にプロセス評価とアウトカム評価を実施して、
フェーズⅡでのたたき台のデザインに改良を加える。Ⅱ とⅢのフェーズは反復 (iteration) するフェーズとなる。
この反復を繰り返して、フェーズⅣで使用する実践マニ ュアルの完成に至る
11)。
たたき台デザインを検討するフェーズⅡでは同時に、
どのようなプロセティック(prosthetic)アプローチを 盛り込むのがよいかを検討する。 プロセティック・アプロ ーチとは人の行動あるいは能力をうまく引き出す環境を 用意することで、芝野が補綴的(prosthetic)環境と呼 んだものである
11)。開発した実践モデルを用いる社会環 境に働きかけておくことともいえる。
本稿が報告するのは、本研究の中のM-D&Dのフェー ズⅠ(問題の把握と分析)から抽出されたキーワードを もとに、フェーズⅡのたたき台を検討するための論点整 理と、援助方法を検討する枠組みの整理である。フェー ズⅠの問題把握では、
RJ導入方法と開発に関する勉強会メンバーとワークショップをもつとともに検討し、個別 にインタビュー調査も実施した。
勉強会の内容は、第1回がRJに関する基本的な知識と 日 本 で の 導 入 可 能 性 に つ い て の 検 討 で 、 第2 回 は
Person-in-Environment(PIE)という全米SW協会のアセスンメントツールで模擬事例の社会環境をアセスメ ントしRJ導入の検討を行った
12)。第3回では筆者が作成 したシナリオロールプレイを用いて、具体的なRJによる
FGCを体験した。開催は隔月で、開催時間は2時間程度。
メンバーはほとんどが高齢者虐待に対応している地域包 括支援センターの社会福祉士らだが、社会福祉協議会の 成年後見センターや権利擁護センター、独立型社会福祉 士、知的障害者支援に従事する社会福祉士も参加してい る。総計20名(女性14名、男性6名)である。全員が毎 回出席できていないが、おおむね2回以上の参加であっ た。
RJの説明で用いたのは、ハワード・ゼアによるThe Little Book of Restorative Justice10)
と、山下英三郎に より作成されたスクールSWでの紹介DVD
8)、Beckおよ びKropfらによるSocial Work and Restorative Justice
(邦訳「ソーシャルワークと修復的正義」 )である
10)。最 初にパワーポイントと配布資料でRJを説明し、次に山下 によるDVDを鑑賞してもらい、鑑賞後にKropfらによる
「修復的正義と高齢者、ケーススタディ・シュナイダー 家」の章(抜粋)
10)を読んで話し合いを持った。
第1回勉強会の後半にグループインタビューを実施し た(インタビュー①) 。第2回勉強会と第3回勉強会では 閉会後に、
RJ導入に対する率直な意見を自由に記載してもらい回収した(感想①、感想②) 。また第2回と第3回 の勉強会の間に、各社会福祉士たちが過去に経験した事 例で、加害側の養護者と話し合うことができ、サービス 調整会議や地域ケア会議などの家族会議においても加害 側の養護者を含めて話し合いを持てた経験について個別 インタビュー調査を実施した(インタビュー②) 。 倫理的配慮:埼玉県立大学倫理委員会にて承認を受け た。 (承認番号:第24099号)
3.結果および考察
3-1)導入に対する期待と課題(インタビュー①)
インタビュー①では、地域包括支援センターなどに勤
務する社会福祉士14名にインタビューを行った。回答者
は10年以上、実務経験がある社会福祉士ばかりで、男性
4名、女性10名であった。社会福祉士らは過去にRJによるFGC同様のFGCを経験していた。加害側の家族を含め
て直接的な話し合いの場をもったことで、安定した見守 り体制に至れた経験を話すものもいた。これらのことか ら日本に導入することに無理はないという意見が大勢を 占めた。これまで手詰まり感があった見守り事例に対し て、なんらか打開策が得られるのではないかという期待 も語られた。特に緊急性の低い早期発見ケースや、介護 サービスを導入できない介護不要ケースでも、
RJを導入することができれば何らか手を打てるかもしれないとい う期待を述べるものが多かった。しかしながら実際に実 践を想定した時、そう簡単にはいかないという意見が多 かった。それらの内容を整理すると、表1のようになる。
まず全ケースには適用できないだろうから、どのケー スに適用するのが良いのかを考える必要がある。次にグ ループなどでの直接援助技術に関する不安が述べられた。
個別援助での経験を積んでいても、会議開催でなく、グ ループダイナミクスを活用する援助方法に近いファシリ テーションには不安があるものが多かった。また攻撃的 なクライエントや拒否的なクライエントとの関係作りに 苦労しており、さらにグループでの援助ということにな ると、SWとしての援助技術やスキルにおいて不安を感 じるものが少なくなかった。そして業務量という課題が
あげられた。
FGCを開催するまでには必要な事前準備があり、高齢者と養護者の双方に関わる幅広い関係者を仲 介することになる。高齢者と養護者はもとより、地域住 民や親族などとも個別面接や仲介・調整が必要となるの で、地域包括支援センターの業務に位置付けるのか、連 携する関係機関間で分担するのか、どの機関が責任を持 って担うのかなど業務の位置づけが必要という意見も交 された。
3-2)勉強会後の感想から(感想①、感想②より)
第2回と第3回勉強会後の感想①②から、
RJによるFGCの導入について、メンバーから自由に寄せられた意見を 整理すると、次のような論点が抽出された(表2) 。 社会環境要因に関する認識が、目前のクライエントへ の援助のなかで希薄化していくと、改めて分かった。高 齢者虐待は社会問題であると言われ、実践現場で対応し ている社会福祉士らこそが、背景にあるサービス不足に よる介護負担や経済困窮という実態を知っている。しか し目前の援助に従事している中で、その感覚が希薄化す る。高齢者虐待という問題を、個々の家族員の心構えや 苦しさに耐える力だけに原因を求めるのでなく、社会の 側にも原因があることを常に啓発していかなければ、特 別な家族にしか生じないという誤った認識を変えること は難しい。虐待関係におちいった家族に関与し、スムー ズな回復に向かうには、 「虐待家族」というレッテルやス ティグマに苦しむことは避けたい。
その他、RJで重視される地域住民の参加に対して、そ のイメージのもてなさ、個人情報との兼ね合いが論点の 一つとして抽出された。さらにいずれの会からも、グル ープのなかで意思表明が難しい人、うまく感情表出がで きない人への配慮をどうするのかという点が、参加した 社会福祉士らから提起された。アドボカシーの問題とし て重要な論点である。
RJに関する具体的なイメージは、シナリオロールプレ
イなどを繰り返すことである程度可能になり、必要なス キルや事前準備の個人面談でしておくこと、仲介する内 容やクロージングの方法なども、実践での導入を検討す る準備につながることが分かった。しかし地域住民によ るファシリテーターの役割や、なぜ地域住民が参加する 必要があるのか、家族の問題を専門職以外に聞かれるこ とへの抵抗感があるのではないかなど課題については、
さらなる検討を要すると思われた。
表1 RJ導入への期待と課題
(グループインタビュー結果①の概要)
RJ導入への期待と課題の内容として、グループインタビュー結果①
の概要を示した
3-3)加害側の家族との面談や家族会議の経験から可能 性を探る(インタビュー②)
上記2回の勉強会の間に、個別インタビューを実施し た。SWが加害側の家族員と面談でき、会議にも参加し てもらうなど、 共に話し合うことができた事例を通して、
現在のFGC援助の概要と援助プロセスを聴取した。調査 に協力してくれたSWは10名で、いずれも10年以上の経 験がある社会福祉士で、女性6名、男性4名であった。2
例以上の経験を話してくれた者もあり、聴取できた事例 数は全14例だった。比較したい情報で不足している事例 もあったので、それらを除外したところ12例が分析対象 となった。分析結果を表4に示した。RJによるFGC適用 の可能性については、筆者が判断した。PIEによる深刻 度と継続期間の判断は、
PIEの判断基準(表3)を示して、回答した社会福祉士に判断してもらった。
表2 RJ実施に向けて検討すべき論点(勉強会終了後の感想から)
RJ実施に向けて検討すべき論点として勉強会終了後の感想から抽出した
表3 PIEアセスメントの深刻度と継続期間の判断基準
12例のうちRJによるFGC適用可能と思われたのは12
例中5例であった。可能例と適用外例を比較すると、当 然であるが適用外例の深刻度は5-4と高く、可能例の深 刻度は2-3の困難・やや困難レベルであった
12)。
1例のみ深刻度4 (非常に困難なレベル)という判断であったが、
この事例は加害の息子に発達障がいがあると思われる事 例であった。担当のSWは、息子の大柄で筋肉隆々とし た風貌など誤解されやすい息子の外見に迷うことなく彼 を受容し、彼に理解できるように短く文章を区切るなど して、息子のコミュニケーション能力にあわせた支援を 表4 RJによるFGCを適用できるケースの検討とその特徴
インタビュー結果の分析一覧
行って、意思疎通を図り、信頼関係の形成に成功してい た。クライエントである息子は徐々にSWからの提案を 受け入れ、彼が行う不適切な介護方法を変える合意の取 り付けに成功しつつあった。今後は息子に対する支援も 視野に入れているということで、深刻度は軽減が予測さ れる事例である。
継続期間に着目すると、6-12か月のレベル3と1-6か 月のレベル4の事例がほとんどであった
12)。関係悪化の 背景と思われるライフイベントの発生から1年未満に関 わりをもち始めていることがわかった。ここでも1例は 継続期間がレベル1と、
5年以上の長期にわたる事例が含まれた。その事例はアルコール問題を抱えている息子の 事例であったが、母親に息子の暴力を引き出すようなコ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン パ タ ー ン が あ り 、DV の 研 究 者
Babcockらが状況的な暴力と分類13)するものに近いと 判断した事例である。母と子は家族以外にインフォーマ ルサポートネットワークがないため、母子間での諍いを 市役所や警察、地域包括支援センターなど、あらゆる周 囲に持ち込み自分の正当性を主張していた。暴力の程度 は、暴言・押し付け・ものを投げるなどのやや軽微な暴力
13)
と言われる内容に長くとどまっているため、アルコー ル事例ではあるが慎重にリスクアセスメントすれば適用 できるかもしれないと判断した。 アルコール依存とうつ、
自殺の組み合わせは、自殺対策で注目されている組み合 わせでもある
注)。RJによるFGCの実施に際して、アルコ ール問題を抱える家族員がいる場合にどうするのかを検 討する必要があると分かった。
どの事例にも関係悪化の背景に、高齢夫婦の死別、家 族のキーパーソンであった老親の心身機能の低下など、
オーソドックスな加齢に伴うライフイベントがあり、そ こに成人子の軽度知的障害や発達障害・アルコール依存 や精神疾患が加わっていることがわかった。しかも加害 側の家族と全く信頼関係が形成できない訳ではなく、成 人の子に支援が必要な場合、適切な支援にむけて養護者 への支援にも取り組むことで信頼関係も形成されること がわかった。特にアドボカシーの問題は認知症高齢者だ けでなく、障害をもつ成人の子の意思表明権として重要 な課題だと考えられていた。
心配されている虐待のタイプ、関与のきっかけは先行 研究同様、経済的虐待やネグレクトに多かった
14)。社会 環境のアセスメントをまとめてみると、住宅確保や経済 補助に問題がある場合、インフォーマルサポートネット ワークが豊かであっても介護サービスを購入できない、
施設サービス費を支払えないなど解決の見通しが立たな いまま見守りを続けていた。特に加齢による視力低下と
聴力低下により、措置すべきだが適切な施設がないため 措置できないまま見守っている事例もあった。一方、戸 建てなど安定した住居や経済力があっても、世代交代が うまくいかないこと、高齢者本人に軽度認知症が生じ、
その混乱した訴えのために親族ネットワークも混乱して、
適切に機能しえない状況も先行研究と同様に確認された
15-16)
。超高齢社会では、世代交代などのライフイベント
も社会的なハイリスクになりうると言える。関係悪化を 回避し、先を見越してゆるやかに見守る必要性が生じて いる。
4.たたき台デザインの検討に向けて
高齢者虐待は極めて今日的な社会問題であるが、目前 の個別援助に従事していると、その感覚が希薄化してい くという訴えがあった。高齢者虐待の原因を個別的な家 族問題に矮小化すると、高齢者とその家族は、たとえ保 護されたとしても「虐待家族」というセルフスティグマに 苦しむことになる。虐待の危険性が予想されて、しかも その時点で分離を要する緊急性がない場合には、養護者 を支援して未然に防ぐことができるように、虐待ケース とせず困難ケースまたは見守りケースとして、支援する ことが望ましい。しかしこれらの機能を地域包括支援セ ンターにのみ期待するならば集中的で粘り強い継続関与 を要するケースが、地域包括支援センターに累積してい くことが懸念される。今回聴取した適用外事例は、いず れも深刻度5であったが、虐待ケースとして判断されて いたのは2事例のみで、解決の見通しがないままの見守 りケースもあった。より積極的な養護者支援など、予防 的介入方法が必要とされている。
地域住民は通報した結果、高齢者が望まない施設に措 置され、地域から排除されることを好ましく思わないこ とがわかっている
1)。高齢者と養護者を含めた、予防と しての介入の効果を、ある程度示せる実践モデルが必要 だ。その方法が専門職だけでなく地域住民と共に担える 対話であれば、地域福祉はさらに向上するだろう。
RJによるFGCのたたき台の検討から、適用対象として
超高齢社会におけるライフイベントの内包するリスク、
関係悪化の深刻度と継続期間、経済的搾取ケース、状況 における暴力、アルコール依存者への対応、軽度障害者 へのアボドカシーが抽出され、実践モデルの開発にはシ ナリオロールプレイの手法が効果的と考えられた。また プロセティック・アプローチとして、 実践モデルの実施に 先行して、 地域社会へ高齢者虐待が社会問題であること、
しかしRJという対話で、地域住民とも連携して虐待を未
然に防ぐ方法があることを啓発することが必要である。
※本研究は、 文部科学省・日本学術振興会の科学研究費補 助金(基盤研究(C)課題番号22530604)を受けて継続し ている研究の一部である。
注)アルコール健康障害対策基本法案が超党派議員連盟 により2013年6月採用された。
5.引用文献
梅崎薫. ニッセイ財団助成研究成果報告書 高齢者虐待を予防 するコミュニティづくりに関する研究. 2007
梅崎薫. 家族と虐待関係に陥っている高齢者が市町村や専門職 への通報を拒む背景を探る. 第7回日本高齢者虐待防止学会広 島大会抄録集. 2010
岡田朋子. 支援困難事例の分析調査. ミネルヴァ書房. 2010 山下英三郎. 修復的アプローチとソーシャルワーク. 明石書店.
2012
山下英三郎. いじめ・損なわれた関係を築きなおす修復的対話 というアプローチ. 学苑社. 2010
山下英三郎. 修復的アプローチ海外での取り組み報告書. 2011 ハワード・ゼア. 西村春夫, 細井洋子, 高橋則夫監訳. 修復的司 法とは何か. 新泉社. 2003
ハワード・ゼア. 森田ゆり訳. 責任と癒し. 築地書館. 2008 林浩康. 子ども虐待時代の新たな家族支援. 明石書店. 2008 エリザベス・ベック, ナンシー・クロフ, パメラ・レオナルド著.
林浩康監訳. ソーシャルワークと修復的正義. 明石書店. 2012 芝野松次郎. 社会福祉実践モデル開発の理論と実際―プロセテ ィック・アプローチに基づく実践モデルのデザイン・アンド・デ ィベロップメント―. 有斐閣. 2003
Karls J.M.O'Keefe ME.Person-in-Environment System Manual. 2ND EDITION. NASW PRESS. 2008
渋沢田鶴子. 暴力と家族: アメリカにおける家族臨床の動向.
家族療法研究. 2010; Vol27. No.3: 35-41
Arlene Groh and Rick Linden. Addressing Elder Abuse The Waterloo Restorative Justice Approach to Elder Abuse Project. Journal of Elder Abuse & Neglect. 2011; 23:
127-146