「説明」研究の傍流
エスノメソドロジーの視点から見た「説明」研究の展望
比留間 太 白*
(平成4年10月30日受理)
要 旨
本稿では,現代社会学において1領域を形成するにいたったエスノメソドロジーの対象,方法、
成果について概観し,さらにその前提と戦略について考察した。エスノメソドロジーの視点から
「説明」行為を考えた場合,ここには「説明」行為を成立させる為の説明活動と「説明」対象を 解読する活動とが含まれる2重の構造を指摘できる。ここから本稿では「説明」研究のための3 つの研究プログラムの可能性について触れた。
KEY WORDS
ethnomethodoIogy エスノメソドロジー expIanation 説明
は じ め に
本稿では,一1960年代に米国において創始され現代社会学において1領域を形成するに至った エスノメソドロジーの戦略を明らかにして,これに基づいた「説明」行為の研究プログラムの 可能性を検討する。
本稿においてエスノメソドロジーを取り上げた理由は2つある。!つはエスノメソドロジー が我々の日常生活は説明(aCComtジ)に満ちでいると主張しているところにある。エスノメソ ドロジー自体が「説明」の研究なのである。他の学問分野における「説明」研究を知ることは 心理学における研究を批判検討する上で重要である。もう1つの理由は,近年,心理学におい て心理現象を社会的(相互作用的,間主観的)な観点から検討する潮流がでてきたことにある。
茂呂(1991)はこれを社会構成主義と呼び,その中にエスノメソドロジーの研究も含めている。
このような流れの動向を見極める上でも,現時点においてエスノメソドロジーの持つ戦略とそ の可能性を検討しておくことは重要であると考えられる。
1 エスノメソドロジーとは
エスノメソドロジーの歴史的展開,知的源泉等の詳細については,社会学において既に充分 な紹介がなされている(例えば,ライター,1987;山田・好井,1991;山崎,1991等を参照)。
中教育方法講座
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ここでは,エスノメソドロジーが具体的には何を対象として,どのような方法を使い,どのよ うな成果を上げているかという3点に絞り簡単に概観する2〕。
1.1エスノメソドロジーの研究対象
エスノメソドロジーの研究トピックは,性転換者,精神病者,障害者,受刑者,子供,精神 病院,学校,男女差別,部落差別,といった人,場所,問題である。これらは我々の日常から
は離れているように感じられるような,あるいは我々が接した時にある種の違和感を持つよう な人々,場所,出来事である。これらのトピックの中でデータとして収集,分析されるのは,
それぞれの人々,場所,出来事のなかで生起している会話である。エスノメソドロシストはこ れらの場面に出向いて行き,その中で人々が日常的に行なっている会話を研究対象とする。
例えば,山田(1989)は,確認・糾弾会という部落差別について差別者と被差別者とが話し 合う(確認・糾弾し合う)会に出向いて行って,そこで行なわれたことを録音,録画,記録し,
そこでの仕草,雰囲気,印象,特に会話を主なデータとして,差別者が意識せずに持っている 差別に対する「傍観者的」論理がどのように行使され,また,被差別者によってどのように破 壊されていくかを明らかにしている。
1.2 エスノメソドロジーの方法
上述したように,エスノメソドロジーでは日常的に交わされている会話がデータとなる。こ のデータは2つの観点から分析される。1つは会話そのものが組織される様子を分析する会話 分析である。会話分析はエスノメソドロジーにおいて他の分野にも影響を与えかつもっとも成 果が得られている。会話分析では,特別な記譜法が工夫され,収集された会話データが出来る 限り正確に記述,再現される(例えば,Atkinson&Heritage,1984)。そうして発話をひとつ の行為(単位)として扱い,それらがどのように組織されて会話を構成していくのかが検討さ れる。例えば,会話は次々に参加者が発話を間断なく交替させながら進められて行く。この発 言権の移動がどのように行なわれているのかが分析され,その構造が順番取得システム(山田,
1981;西阪1988)として記述される。
もう1つは,会話の中で産出されるカテゴリー(障害者,女性,精神病等),あるいはカテゴ リーに基づいた推論が個々の発話や行為をどのように意味付けていくかを分析する。例えば,
サックス(1989)は電話相談場面において,自殺志願者が電話口で「私には頼れる人が誰もい ない」と語ることができ,また聞き手がこれを理解することができるためには,どのようなカ テゴリー上の推論が働いているかを分析して,成貝のカテゴリー化装置という概念を提出して
いる。
1.3 エスノメソドロジーの成果
会話分析では,発話の交替手続き,発話の終了手続きといった会話を組織化する普遍的な方 法が見出されている。この会話分析の最大の成果は,発話内行為の効力を会話のシークェンス あ中での含意の問題として提らえ直した点にある(山田・好井,1991)。例えば,発話内行為の 効力g解釈の問題である間接的発話行為の研究では,間接的発話行為の効力(それが質問であ
るか,要求であるかといったこと)は既知であるか,あるいは個人内の解釈の問題として処理
されている(池田,1991を参照)。会話分析は隣接対という概念によってこれを個人間の問題と
して見事に描いている。隣接対とは,「間い一答え」「依頼一受諾」のような,会話のなかで隣 接して産出される発話の対のことである。隣接対という観点からは,例えば,「問い」に相当す る部分のみを抜出しても,それが「問い」という効力を有しているかどうかは確定できず,「問 い」という効力を有していると理解されるのは,「答え」の部分が隣接して置かれるからである と主張される。もちろん,その逆の場合も当てはまる。つまり,個々の発話の効力はその意味 内容によっても文法的特徴によっても決定されることはなく,「問い一答え」というシークェン スの中での位置付けによって決定されると主張される。
その他のエスノメソドロジーが関心を持つ各トピックに関連する成果としては,例えば男女 の会話において,会話を展開させる男性と女性との手続きの非対称性から,男性が優位に自分 に興味のある話題へと会話を展開させていることが明らかにされたり(江原・好井・山崎,1984),
会話の中に無意識のうちに進行していく差別の実態が明らかにされたりしている。(山田・好井,
!991)。
また,エスノメソドロジーでは,成果は現象の因果的な説明や予測に重点をおくのではなく,
現象がどのようにあるのか,相互作用によってどのように構成されているのかを我々に提示す ることを強調する。これは,後に触れるように,エスノメソドロジーの活動自体が一種の行為 に意味付与する説明活動であるという認識を持っているためである。
2 エスノメソドロジーの戦略
エスノメソドロジーが我々の日常からは離れたトピックをとりあげること,そこにおける会 話を詳細に分析すること,そしてそのトピックを作り上げている現象の成り立ち方を成果とし て提出することは,当然のことながら無関連ではない。これらを結び付けるエスノメソドロジー の前提と戦略について検討する。
2.1 エスノメソドロジーの前提
ここではエスノメソドロジニがよって立っていると考えられる前提について検討する。
会話分析,カテゴリー分析とも言語行為の意味(効力),あるいは行為の意味に注目する。つ まり,ある行為の意味が行為者間において,どのように確定されていくのかを分析の主眼とす る。このような分析を可能とする理由は,エスノメソドロジーが行為とその意味について持つ 独自の前提にある。この前提をエスノメソドロジーでは行為のインデックス性と呼ぶ。インデッ
クス性とは,行為はその行為に意味付与可能な意味全体の見出し(インデックス)であること を意味する。すなわち,行為の意味はあらかじめ,行為者,観察者を離れて一意的に決定して おらず,説明により文脈が提示されてはじめて確定するという前提である3〕。例えば,ある発話 が「質問」であることはその発話の意味内容,文法的特徴によって確定することはできないと 見る。しかし,日常生活上,現実にはある行為の意味は特定されており,それ以外にはないと 考えられている。これはどうしてか,エスノメソドロジーはそのような問をつねに発しつつ研 究を進めるのである。この問いに対するエスノメソドロジーの解答は,行為の意味がその場そ め場で,行為者達の意味付与活動によって,相互構成的に決定されていくというものである。
先に上げた,隣接対の例で言えば,個々の発話それ自体には意味の決定権はなく,それに隣接
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する発話によって初めて意味が決定されるという形であった。発話は会話に参加しているもの が相互に行なうものであるから,個々の発話(発話内行為)の持っ意味(効力)の決定権は発 話をした本人にあるのではなく,その発話に応答するものにあるという形になる。さらに,発 話者は後続する発話者の発話をあらかじめ決定する権利は持っていないのであるから,どのよ うな発話がなされたのか,ということは後続の発話がなされるまで未決定である。このような 意味で,行為の意味が(この場合は発話行為の意味が)その場その場で相互に構成されていの である(この点に関する論及は,田中,1990;西阪,1990を参照)。
例にあげた,発話内行為の効力の決定の場合は,次の発話内行為,あるいはそれ以前の発話 内行為によって決まっていくという関係にあり,発話の意味内容は直接その行為の意味を示す
ものではなかった。しかし,これとは別に,我々は行為の意味を直接,表現することもある。
例えば,我々にとって奇異に見える行為が,外国人がとってレ・ることであるからとか,精神病 者がとっている行為であるからといった形で,意味付けられ,解釈,納得される。エスノメソ
ドロジーの観点からは,このように解釈される行為も,その行為が外国人(精神病者)が本来 持っている属性であるというようには捉らえず,彼等と接触している人々の意味付与,解釈に
よって成立していると捉らえるのである。エスノメソドロジーはこのような観点を社会一般の 現象にまで押し広げ,我々が社会的な事実として提らえている現象(性には男性,女性がある。
切符の価格は値切れない)は,その成員による説明(aCCOmt)による社会的構成物であるとい う視点に立ち,この活動を研究対象とするのである。日常生活が説明に満ちているというのは,
このような意味においてである。
2.2 エスノメソドロジーの戦略
行為がインデックス性をおびているとはいっても,普通に日常生活をしている限りでは気づ くことはない。そもそもエスノメソドロジーはその点を問題にしたのであった。日常生活をす る通常の態度で行為を観察しても行為の意味構成過程は見えてこない。そこで,エスノメソド ロジーではある態度変更を観察者に要請する。この態度変更をエスノメソドロジーの創始者で あるガーフィンケルは,象徴的に日常生活に対して「部外者」となることである一 ニ述べている
(ガーフィンケル,1989)。エスノメソドロジーが研究トピックとして,障害者,精神病,部落 といったものを取上げる理由のひとつがここにある。これらのトピックに対する場合,研究者 としての我々はすでに「部外者」であるからである。
また,「部外者」に態度変更することによって,行為のインデックス性が顕著になる。これは 外国人と接した時,新しい集団に参入する時というように,「部外者」とならざるを得ない状況
では,集団内の者にとっては当然の行為が我々には全く理解できない行為として現れてくると いった経験からも理解できる。エスノメソドロジーはこの「なにか変だ」という感覚をたより に,そう思わずに生活している人々はいったいどのようにしてその感覚を気づかずにいるのか,
隠蔽しているのかを解明しようとする。この目的を遂行する方法として,徹底的な記述を行な うのである。徹底的な記述も「部外者」に態度変更するひとつの方法である。我々は他者との 会話を極く細部にわたって記憶しているわけではない。Stafford&Daly(1984)によれば,
7分間の会話のうち再生されるのは,わずか5分後でもアイディアユニット単位でたかだか 10%である。このような性質の会話を録音し,綿密に記述すること自体が我々の日常的活動か
らは遊離したものである。エスノメソドロジーは,このような性格の記述を通して,逆に日常
的に生活している者にとっては当たり前であった行為の解釈を浮き立たせ,その過程を分析し,
さらには,例えば,それが差別といった問題であったら,そこから逃れようとする日常的な推 論に打撃を与えていこうとする。行為の意味付与の確定的な状態を不確定な状態に戻し,新た 一な意味付けのための機会を提供するのである(このような方向への展開を試みているものとし
て,山田・好井,1991がある)。
3 「説明」研究の展望
3.1エスノメソドロジーの視点からみた「説明」
エスノメソドロジーが持つ社会批判的側面は別として,このような方法論から「説明」とい う行為はどのように位置付けられるだろうか。
これまでに明らかになったようにエスノメソドロジーでは,我々が行為の説明を日常的に 行っているとみる。我々が日常的に,知らず知らずのうちに行っている説明が我々の行為をカ
テゴリー化して有意味なものとしているという構図である。このような説明を説明活動と呼ぶ ことにする。説明活動と本稿が対象とする「説明」との関係をエスノメソドロジーの視点から みると,「説明」は2つのことを同時に行なっていることになる。1つは「説明」という行為を 意味付けるための説明,つまり説明活動であり,もう1つは,エスノメソドロジーのように我々 の日常的な説明活動を記述・解読することである。こちらを解読と呼ぶことにする。これは図
1のような構図になっている。
これまでの「説明」の研究ではこの構図 説明活動 への注目がなかった。そのため「説明」研
究の成果はある行為を「説明らしく」する 為の方策(説明活動の強化)と「解読」を 洗練させる方策とが混在して提示されてき たと考えられる。「説明」することの本来の 目的をある組織,社会,集団,伝統に参入 しようとする新参者を導くということにお くなら,当然後者に重きがおかれるべきで ある。このことは「わざ」といった伝統の 伝達において「説明」が避けられる事実(生
田,1987)を理解可能とする。「説明」とい う行為の達成(説明活動)に,説明者も被 説明者も専念することは,「わざ」の伝達と
「説明」
「伝統芸能」
「わざ」
「スポーツ」
図1 「説明」行為の構図
「解読」
は別の次元のことと見ることができるからである。
3.2 「説明」研究の展望
「説明」研究の目的にはこれを通して心理モデルを構成するという学究的意味の他に,「よい 説明」「うまい説明」をいかにして行なうかという実践的意味も含まれている。前者については,
エスノメソドロジー自体がひとつの行為モデルを提出しており,これに対する心理学側からの
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検討が今後必要であると考えら札る。ここでは後者についてエスノメソドロジーの視点にたっ た展望を検討してみたい。
「説明」の「よさ」,「わるさ」というものはどのように扱われてきたのであろうか。こうす れば「説明」がよくなるという指導書は,例えば,「聞き手の視点にたって説明せよ」のように,
あらゆる角度から「説明」行為を制御する術を提示している。エスノメソドロジーの視点から
「説明」を眺めるなら,「説明」という行為は充分に制御されていると言える。ある一連の行為 に「説明」というカテゴり一を与える説明活動は充分に制御された相互構成的活動であるから である。「説明」をさらに制御する方向で「よい説明」を導く試みは,上述したように,「説.明
らしさ」を強化するだけであり,「説明」本来の目的を達成することには貢献しないと考えられ
る。
「説明」が十分に制御されていると見ることにはもう1つの意義がある。十分に制御されて いることの裏には,ある行為を選択的に「説明」と呼ぶことによって,他の,可能的であった 行為が排除される可能一性があることを指摘する。これは「説明」という行為カテゴリーの展開
を妨げるものである。
また,「説明」という行為は革新性をもつものである。「説明」の解読という側面は,組織,
社会,集団,伝統に参入する新参者を導くために,その社会集団を形作っている行為カテゴリー を提示する。ここから自らが説明活動によって形成していた組織,社会,集団,伝統といった ものを相対化して,自己革新へと繋げる可能性がでてくるからである。日常的に行なっている 説明(説明活動)を「説明」する(解読する)という自己言及的な点に「説明」の革新性があ る。このように平スノメソドロシーの視点から「説明」の機能を,自己革新につながる行為へ と説明主体を導くことと位置付けることができる。この機能を果たさない「説明」は逆にその 組織,社会,集団,伝統にとって保守的なものとなる。保守的説明は,組織,社会,集団,伝 統を成り立たせている日常的な説明活動を強化し,他の行為の可能性を排除,隠蔽してしまう。
エスノメソドロジーが目指す方向のひとつが,この「説明」の革新一性である(この方向を目指 しているものとして,山田・好井,1991がある)。
以上の検討に基づいて,エスノメソドロジーの視点からの「説明」の研究プログラムを3つ 程提案してみる。
1つめは,一連の行為を「説明」とする相互構成過程の分析である。これは「説明」のエス ノメソドロジーといってもよい。この研究プログラムの目的は,「説明」行為を相対化すること によって,新たな「説明」行為の展開の機会を提供しようというものである。
2つめは,「説明」の対象となる行為へのエスノメソドロジー的接近である。「説明」の目的 が,新参者をいかに導くかということにあるなら,その対象となる集団がどのようにその集団
を維持しているのかをエスノメソドロジーの思考方法を使って解明して,提示することは,新 参者にいくらかの援助となる可能一性がある。このようなアプローチはエスノメソドロジーの中 でも既に試みられている(Sudnow,1978)。
3つめは,新参者にエスノメソドロジーの思考方法を伝達させ,参入する対象の展開を計る 方向である。この場合,エスノメソドロジーの思考方法をどのように伝達するかが問題となる。
その為にはエスノメソドロジーという学問分野の中での教育方法を研究することがひとつの手
がかりとなるであろう。
4 ま ど め
本稿では,エスノメソドロジーの対象,方法,成果について概観し,共通する前提として,
行為のインデックス性をあげ,またその戦略として「部外者」への態度変更を指摘した。この 視点から「説明」行為を見た場合,ここには「説明」行為を成立させる為の説明活動と「説明」
対象を解読する活動とが含まれる2重の構造があることを指摘した。その上で「説明」につい て3つの研究プログラムの可能性について触れた。
最後に本稿で触れられなかったこと,および今後の課題を上げておく。1つは,3つの研究 プログラムの実施にかかわる問題である。実際にこのプログラムを実行する手段,具体的な方 法をどのようにするのか。特に,エスノメソドロジーの視点の要である「部外者」への態度変 更と記述を方法論的にどのように確立していくかという問題が残されている。
もう1つは,現代社会学の1領域であるエスノメソドロジーと心理モデル,心理理論との関 係をどのようにとらえるか,両者を整合させて統一の理論を作るのか,あるいは,心理モデル ヘ,または社会モデルヘ吸収していくかということである。
いずれにせよ,心理学からみれば「説明」研究の傍流であるエスノメソドロジーの展開は無 視しえないものではあるだろう。
注
!) 「説明」は我々が普通に「説明する」という場合の行為を指す。一方,説明(accOmt)は エスノメソドロジーの用法である。後に触れるように,「説明」にはこの説明(aCComt)
が含まれる。
2〕本邦におけるエスノメソドロジーの紹介は1970年代より始り,以降理論的な研究はあった が,エスノメソドロジーを実践した具体的な研究が産出されるようになったのは80年代に 入ってからである。着実にその数は増えていると思われるが,学会誌レベルでの発表はま だわずかのようである。
3)これに関しては心理学においても,文脈依存性ということで指摘されているが,インデッ クス性はこの考えを徹底させた概念である。というのも,文脈依存性といった場合の文脈 はある定まった外界を示せばことたりるのであるが,インデックス性といったときには,
行為を意味付けする文脈も別の文脈により規定されていると見るのである。したがって,
原理的には行為の意味は不確定であるという立場にあることになる。
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ATributaryofExp1anationResearch
View gf exp1anation research seen from aspect of ethnomethodo1ogy
Futoshi HIRUMA*
A把STRACT
In this artic王e,a general view of the objects,the methods,and the resu工ts of ethnometh−