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損益分岐分析の展望  

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(1)

損益分岐分析の展望  

井 上 勝 人  

損益分岐分析︵break−e諾nana官is︶ は︑ノィツぺルのプ ︵l︶  

ロフィット●エソジュヤリングの主張以来︑次第に発展せしめ   られて今日に及んでいる︒殊に第二次大戦を契機として計数的  

経営管理制皮の急速な発達をみ︑0・Rなどの手法を駆使した  

経営計畳︵bをne設eC︒ぎmetrics︶ 計算が登場し︑こゝにあ   らためて損益分岐分析の固有の課題が検討される段階にきてい   ると思われるので︑損益分岐分析の利用とその限界について︑  

内外の文献の主張を整理し︑その現代的意義を明らかにしたい と思う︒   

︹甜︺⊥ C.E.只nOepe−⁝PrOfit EngineeriロgトS山・DittO  

∴maロagingfOrPrOfit.−¢Uりードイツでほ山九二  

〇年代に費用論の仙環として︑tOterPunkt﹀  

erfO−gsne已ra訂rP告kt乃至 k−itiscFer P喜kt   の名称のもとに論議されてきた︒  

J.FP Sch賢⁝A−1gemeine冒ande訂betriebs−   研究ノ・・・L﹁   ︵四七八︶ 仙五入  

iehreJ−結u.−S.P浣.P‖Deま警b⁝只Onjunkt已  

戸UnterneFmung S∴F?↑忘.増⁝Leitn2r盲ie  

Se−se︼bstkO裟enrechnung md宏triee﹀揖etrieb■  

−のNU.S.Nり心.  

山城章教授﹁経営費用論﹂二仙八〜二三四頁︒  

ニ   

まず問題を明らかにするために︑損益分岐分析の限界を主張  

する人々の意見をあげれば次の如くである︒   

損益分岐分析ほ損益の分岐する占置対応する操業度と︑その  

分岐点以上の活動が︑単に正の利益を生ずることを指示するの  

みであって︑いかに操業すべきかほ勿論︑原料︑労力などの諸  

生産要素の適正使用巌の決定や︑適正生産量の決定もまた不可  

能である︒また︑損益分岐分析ほ︑これを図表化した損益分岐  

図表から容易にわかるように︑縦軸に費用︑収入あるいほ利益  

をとり︑横軸に操業度として︑生産零敗売個数などをとる二  

次元グラフとして表わされるために︑たとえば︑利益など襲用  

・収益関係ほ︑操業度なる一個の変数の函数として与えられる  

ことにより︑多品種生産物の場合..変動蟄用の異なる場合︑な  

どのように︑脚個の操巣皮であらわし得ないときには︑この分  

︵l︶  

折方法ほ原理的にほ不可能である0 ディーンによれば︑相益  

分岐分析のもつ基本的欠陥として︑利潤ほ産出高に対し一価歯  

数の関係を持つと仮定し︑またその収入面数ほ直線で︑費用  

歯数から独立であると仮定しているので︑製品組合せの変動   

(2)

︵£已ati︒nニnpr︒d邑miエ公式乃至非公式の価格割引の  

構造的変化︑および販売促進のための支出の変動のような産出  

率以外の諸次元︵d1日enSiOnSOt訂r・tFanO已p已rate︶ が考  

︵2︶  

慮されていないとしている︒同様の主張は種々の文献にみられ  

︵3︶  

るところであるが︑これに対し損益分岐分析の有用性を説く主  

︵4︶  

張は︑凡ね次の如くである︒   

ノイツぺル分析でほ︑生産販売量︑製品の種類︑販売地域な  

どを全詳区別しないで︑剥的に売上高と蟄用と損益が図示さ  

れており︑売上高をS︑売上高二甲位当りの変動費の額をⅤ︑  

︵または販売価格をP︑販売崖をM︑製品二軍佼当りの変動栗  

の額をⅤ′︑固定費をf︑損益をgとすると︑  

S=f十く×S+g  

PXM=f十く︑ズM十g  

なる関係式が成立し︑これを図表化したのがノイツぺル図表で  

あって︑このような図表では︑製品をどれだけ生産販売するの  

が最も有利であるか︑またどういう種類の製品をどれだけ在庫  

販売するのが最も有利であるか︑またどの地域にどれだけ販売  

するのが最も有利であるか等々ほ示されない︒しかし︑近代経  

済学の限界概念を損益分岐分析に導入することにより︑これら  

の炊点を克服し経営実践における広範囲な分野に︑適用できる  

︵6︶  ︵5︶  

としている︒またラウチリ︶シュトラツハとヴィラーズの研究紅  

︵7︶  

おいても︑限界概念の導入紅よっては損益分岐分析の新分野が  

開け︑経営者乃至管理宅の実践的な管理用具として役立つとし  

損益分岐分析の展望   て︑その多彩な展開がみられるのである︒   

︹註︺l 松田正二助教授・吉谷盛ご助教授﹁リニアー︒プロ  

グヲ︑︑\︑ングの立場からみた損益分岐占ごP・R第五  

巻第七号︑三七頁︒国弘良人教授﹁損益分岐点ほ役  

に克たないか﹂P・R第五巻第十号一五日以下︒  

2 JOe−Dean⁝Manageria−EcOnOmics−pU芦 

3 古川栄〟教授︑溝口一雄教授﹁コントローラー制度﹂  

三〇八百以下︒古瀬大六助教授﹁損益分岐図表か線  

型形向か﹂P・R軍五巻簡七竺一三頁︒  

4 国弘良人教授﹁損益分岐点新講﹂︑朝川虎二博士﹁  

プロフィット︒マネ読メソー﹂  

5 国弘員人教授﹁損益分岐点ほ役堅且たないか﹂鱒頁  

W.Rautenstrauch⁝The S宍CeSSfuトCOntrO−  

fOr PrOfit﹀The珂cOnOmics Of Eロterpr−S2・  

W=Rautenstra宍F and R.5芽rs⁝TFe E?  

OnOmics Of Ind已Stria−Mむna的ement−  

6 ラウテンシュトラツハ・ヴィラーズ前掲喜一三五〜  

山八五貰︒  

フ 近代経済学における限界概念は︑﹁〟定の生産量に  

新たに付加せられたる血単位の必要とする生産量﹂  

の意であるが︑経営学では︑製品をある嘩位数はど  

増加する場合に生ずる費用増加額の単位当りの費用  

を意味する︒中山伊知郎教授﹁経済学二眼理論﹂一  

︵四七九︶ 小五九   

(3)

第三十四巻 欝五・六号  

四三貢参照︒  

三   

ラクテンシュトハとヴごフーズにおける損益分岐分析ほ︑ま  

ず資本の統一的循環過程における効率性︵e託iciency︶ を測定       ︵  1︶   するための計数的管理制度として把握され︑企業の管理組織階  

層にか▲わらしめて︑実践的に活用される︒すなわち︑そこ  

においてほ︑プロフィツート・ポリシイを課題とする最高経営  

︵administratiOn︶︑部門利潤の達成を目途する製品別︑地域  

別事業部長の利益統制︵prOfit cOntrO−︶︑各部門内における      ︵  2︶   課長・係長の利益︵乃至費用︶管理︵prOfit manage日enエな  

どに対応する損益分岐分析の活用が︑限界概念を武器として展  

開されるのである︒かくて各階層における管理担当者と鰭合し  

た損益分岐分析は︑それ︑ぐの課題に応じて︑利潤予測︑売価  

決定︑  るいいまそれふ﹁1の場合官フウふノンソユトラツハとヴィラーズ  

の研究に求めれは次の如くである︒ 

損益分岐図表は︑利益図表と相侯って︑企業の澗来予測  

︵fO蒜CaSting︶︑執行措動の科蛍的統制︵︷he詔i−ntific cOntrO−  

Of OperatiOnS︶のための有益な用具であり︑後者ほ長期紅わ  

たる費用・収益の趨勢を︑収益の費用に対する機能的性格を媒  

介として周表化したものであり︑前者ほ利益既嚢の数値を基紅  

して︑短期における利益の収益に対する関係を予測し︑企業の  

経済的性格を明らかにし︑さらに費用種類の生産畳乃至販売蛍   ︵四八〇︶ 二八0  

に対する公正芸当な基準を確立することによって︑資本循環に  

︵S︶  

おける価値転換の総合的な有効性を判断するのに役立つとし  

て︑利益図表︵p岩fitand−OSSC−art︶と損益分岐図表︵brea打  

e諾n CFart︶とを明確に区別している︒そしていま利益ある  

いほ損失の朝をP︑売上高をそ総固定費をa︑売上高に対す  

る総変動費率をb︑総費用をyとすると︑  

P−1日∵−︵a十bh︶=∴H ︵Pb︶−a  

なる式が得られ︑これを固表化したのが︑ラリテンレユーラツ  

ハらによる損益分岐図表である︒この式の示すように限界利益  

h︵トーb︶と固定費aとの差額が損益であり︑限界利益と固定  

費が等しいときが︑損益分岐点である︒P−b ほ限界利益率を  

あらわし︑売上高と変動費率の両者右二つの集約したものであ  

るから限界利益を示す図表ぬより︑種々の管理的要請がみたさ  

れるとされる︒各管理塵位紅おける滴用例ほ次の如くである︒   

︵イ︶ プロフィット・ポリシイ  最高経営における損益  

分岐分析は︑利益図表と共に各年次における損益分岐点の長期  

にわたる趨勢を烏撤することにより︑企業全体としての利潤予  

測をおこない︑それを各事業部に部門利潤として賦課する︒こ  

の際︑利益阻喪ならびに損益分岐図表における費用・収益線  

は︑販売高が販売旛の薗数であり︑同時に費用ほ販売量の歯数  

であるという轍互関係により︑直線として示され︑企業の財務  

的乃至物理的構造が変化し︑賃金や価格のごとき経済的環境  

︵ecOnOmic en5rOnment︶が変る場合にほ︑数種の動向境線が   

(4)

diまsiOn Of man已aOtu蒜︶   示される︒   

︵ロ︶ 製品別損益分岐図表   

プロフィット●ポリシイにより次期の製品別事業部︵each  

=N一80﹀︵×さ︵−−〇.怠︶Ⅰゐ8u︹喜=N8︶︵宍︶  

損益分岐分析の展望   鳩 %    3  ︵︾  ︵∠   4    3  

00 ∞   0  0   ∩︶  0   0  2   

∩︶  5  

︵ノム  

$   A B C D E   ∞   ︵U   ︹∪  

2  

5  

2  

$6,1.  

のあげるぺき販売高が賓二表の如  

くであり︑総固定費  

は︑二二五万弗︑総  

変動費ほ︑売上高六  

〇〇万弗に対し︑三  

〇〇万弗︑それぐ  

の製品の占める割合  

を第二表の如くとす  

れば︑各事業部の利  

益は︑左のように計  

算される︒  

竹=k ︵トIb︶−a  

トヾ  

A腔訴㊦部舘声  

N㌦︶808︵Pl  

ふ○   −N・N芦  C8×由q   u竜竜×   

︵︶8  

N﹀000︸   同様にして求めた倍を︑週次にまとめると︑第三表が得られ   る︒  

滞3衷  

は︑限界利益率の高い製品をできるたけ多く製造販売するのが  

望ましい︒また︑損益分岐分析ほ︑損益分岐点を求めるはかり  

でなく︑支出︑収入および利益に与える生産量乃至販売量の圧   力紅ついての伸縮的な予愚を与えるものであることを示してい  

る︒第三衷によれば︑D製品に対してほ︑生産過程の改壱か︑  

あるいは更に有利な製品へ製造転換を図ることが要請されるこ  

とになる︒かくてとの損益分岐図表に基づいて︑各事業部長は  

与えられた部門利潤︵収益−変動費︶をあげるように変動費  

を可及的に引下げるべく努力することになる︒  

︵四八一︶一六一   

用一利 益   製品l売上孟l費  

A L $ 38,5001$ 34,600$ 3,900   10,0叫  7,220⊆  2,780   

9,24(〕 

44,120 4,38〇 ㌔10  5,910 3,340  

$ユ01,09q $14,410  

4∈‡、500  

D 弓   9.250   

9,250   

$115,5〔〕○   

この引算の過程  

は︑各品種の製品の  

売上高と変動費率︑  

したがってまた限界  

利益率が︑品種によ  

ってそれ﹀バ\異なる  

から︑限界利益率の  

高さと︑固定費によ  

って︑当該製品の利  

益が規制されること  

を示している︒固定  

費が同額であるなら  

(5)

第5表  

A ‡ B I C 王 D   第三十四巻 第五・六号   

$1,0001$ 2,720   aeS 

ー・般販売費 綜……諾)  

事 業 部 費   支  店  費  

(1ⅠanCb)  

閏    3,400   

13,300  

3,フ0()  

$22,500   16,000  

6,500   64,300   送  費  

(freight)  

定   動   売  高  

運  固 変 販   ︵ハ︶ 地域別損益分岐図  

表   

企其の販売事業部︵territ?  

ria−diまsi呂Of sa訂s︶にお  

いて︑どの地区にどれだけ販  

売するのが有利であるかの分  

析ほ次の通りである︒いまあ  

る企業の月次予鈴は第四表の  

第6表  

︵四八二︶一六二  

如くであり︑A・B・C・D各販売事業部における月次費用予  

鈴は滞五表︑配給賀︵di監ribまi呂COSt︶の内訳を第六表︑各  

事業部の予恩販売高︵anticipated∽a−es︶を第七表とすれば︑  

欝四表と第六表から月次配給賓動向式ほ︑∬を販売高とすると  

買昌十鶉守買告十︒・亡bむである︒   

第5表から各事業部の費用動向式ほ︑   A蔓苧雛璽量昌  

十〇.−○−h  

B芦∽8十能鮨㌃芦∽8  

十〇.−血△h  

D買告十璽蓋竜  

十〇.︸○00h  

一般管理費に関しては︑各項目の機能  

分析により︑固定費五千弗︑変動費四  

万五千弗であるとすると︑滞4表か  

ら︑   買︒苧‖買呂十   

(つ  

買呂十矩墾量喜   十〇.山じりむ  

(6)

滞フ衷  

〇.Nロむ これに配給費を加えると︑  

讐ヒ忘8十〇.ぃぃりむとなる︒この仙  

般管理費を.各事業部の予想売上高  

に応じて︵第フ表︶配賦すると︑第  

8表が得られる︒従って  

A⁝P=芸♪u8×○●浣り一朗UN・∽∽○   

=朗−r00∽C  

B⁝P=朗じの︸80り︵〇.の会1彷N〇一議︺   

=甲N歳SO  

C⁝P=彷uOb00×〇.望N−研一00︼u8   

=朗r△∽ふ  

朝出一泣ふ  

となる︒これによって限界利益率の高い地区が︑利益が多いこ  

とがわかる︒  

損益分岐分析の展望   D⁝P11笠Nb︸り×〇.の00一票N一〇8=笠〇一お○  

第8表   

︵三 原価管理のための損益分岐図表  

課長乃至係長︵d2partm2ロth2ad︶の原価管理目的のた  

めの損益分岐分析ほ︑まず生産恵単位当りにおける費用基  

準を決定してぉくことが必要である︒例えば一ポンド当り  

の製品販売価格を設定して︑その損益分岐分析をおこなう  

ことにより所要の標準原価を得ることができる︒いまA係 ︻.〇  

における忘ンド当り販売価格を22・レリングとすれば︑生  

産堅ハ万ポンドの販売価格ほ三五〇〇弗となり︑この場  

ク    第1図  

︵四八主︶一六三   

月間生産寵(1千弗)  

(7)

霹  平  伏8b00   

︵ホ︶ 線費用変動の場合の損益分岐図表   

賃金の増加や材料貿の昂騰により︑総費用が変動する場合  

ほ︑変動費率の変動︵したがってまた限界利益率の変動︶をも  

たらし︑変動以前と同額の利益を得んとすれば︑販売塞の増加  

を期さねほならない︒いまある企業で労務費が販売価格の30%  

であり︑賃金が10%あがったとして︑この企業の年間費用動向 訂  を︑  

e=芸8・〇8十〇・り仏日とすれば︑賃金値上りの販売価格に対  

する割合ほ3%となるから︑費用動向式ほe−−朗∽8小8ロ+〇.り  

リhとなる︒当該企業が年間売上三︑000︑000弗を目標  

としているとすれば︑借上旦別の利益ほ   第三十四巻 第五・六号 

合の労務費︑材料費︑製造原価をそれふ\三五〇〇弗︑二五〇  

〇弗︑九五〇〇弗とすれぼ︑収入線︑工場原価線などの態様ほ  

第1図の如く示される︒この図紅よって月間生産堅ハ0000  

ポンドの単位原価ほ︑山五・八三レリング︑四八〇〇〇ポンド  

の場合︑一六土ハ六シリング︑二八〇〇〇ポンドの場合仙九・  

六四レリングの如き数値が得られ︑かつA係における月間生産  

盈を五六〇〇ポンドとすれば︑製造原価の主たる項目ほ次のよ  

ちノになる︒  

H並地顔   

葦肇樽  

竣轟雄   例じ心b00   

Nu㍍︵さ   

いN−∽00  

J匂り  

である︒もし現在の能力の瑚%拡大するとすれば︑総費用ほ00  

%増加して六六〇︑000弗となり︑変動費率を不変とすれ  

ば︑エ場拡張の後における売上高は    ︵四八︑四︶一六四   

朗u.8︸08× ︵ナ10∴麗︶1馴∽OM80=∽N∞b00  

であり︑値上り彼の利益は︑3%の売上減少であるから︑馴N00  

OVO8−朗8bCO=傍ト∽○﹀08  

となり32%の利益減少となる︒かくて同額の利益を得んとすれ  

ば︑㌢=斬らしい売上高︑Ⅹ=現在の売上高︑け=新らしい変  

動費率︑レーー現在の変動費率とすると︑  

舛︑︵−−b︑︶−a−−舛︵−!b︶−a   

・童×  

‖買眉︒8×目顔ご讐8  

となり︑販売高ほ13%増加させねばならないことがわかる︒   

︵へ︶ 総固定費変動の場合の損益分岐図表   

工場拡張は固定費を増加させるが︑いまある企業で︑年間総  

固定費五五〇︑000弗︑売上高に対する変動費率○︒四五︑  

フル操共における製品価値彿二︑五〇〇︑000弗とすれば︑  

P=例−−∽8﹀80︵巨−〇.㌫︶−例∽∽Ob8=彷N景山80と  

なる︒  

またこの企業の損益分岐操業は︑Pを0と賢くことにより︑  

彷∽∽P08  

ーー〇.心∽   ‖朗ナb︒︒幸離軸×§‖風韻  

(8)

第2図 収入・支出の性格と単位原価  

に関する拶械化の効果   

とならなければならず︑工場拡張に適応するためには少くとも  

二〇〇︑000弗の売上増加が必要である︒また拡張工場がフ  

ル操菓で稼動した場合︑売上高はーu∽8一〇8×uu杖トー8−=槌㍍−  

08﹀80で︑その利益ほ朗N一8︺︸80︵P−Pあ︶−研究戸08=  

冨8b8と′なるが︑当該企其の最大売上ほ⊥︑五〇〇︑00  

0弗であったから︑この場合の利益ほ︑   

讐・8080︵T〇・あ︶−苫8bOO=朗−の∽も8であり︑拡  

張以前の利益より一一〇︑000弗少ない︒従って売上がて  

000︑000弗の場合にほ︑   P十a 朗Nり∽︸︵×さ+例ののOuC8   ↑1b︼   トー〇.ふ∽  

損益分岐分析の展望   =朗−.り8bQO   朗r80︺80︵−−〇・会︶−例のの○︶80‖‖H−朗﹇〇一C8の損失と  

なり︑工場拡張の場合紅は︑必然的に売上高の増加が要請され  

る所以である︒   

︵ト︶ 緑園定費︒総変動費の変動する場合   

これほ新らしい経済情勢に適応するため紅新機械新生産方法  

などを採用した場合である︒滞2図は革新をおこなつた前︵点  

線︶と後︵実線︶の費用収益関係を示したものである︒   

図紅おいて年間総固定費が五〇〇︑000弗から八〇〇︑0  

00弗に増加し︑絵変動費ほフル操業で﹁∴七〇〇︑000弗  

であったのがて〇八〇︑000弗に低下したことを示してい  

るが︑これらの変化の及ぼす影響は︑点線で示した変化前の損  

益分岐点と比較考屋すること紅より判明す   

る︒すなわち損益分岐点は刀%操業から鱒%  

に移行し︑それに従って利益ほ︑二〇〇︑0  

00弗から車一〇︑000弗とi60%増加する   ごの場合︑工場能力自体も変化している  

が=最初の工場能力100%を基準とする︶︒こ  

のような考察から当該新生産方法の採用ほ望   ましいという結論が得られるが︑時にほ売上  

高が限界点Lより低下することがあり︑その  

時には設備更新の結果︑損失が生ずること紅  

なる︒こ.の場合は第2図上部で示えれるよう  

に︑限界点Lより上で操業しているときは︑  

︵四八五︶ 二ハ五   

(9)

第三十四巻 第五・六骨  

設備更新後も低いコストで蓋を続行でき︑1以下では更新前   の方が利益が多いことを示している︒   

︵チ︶ 販売価格変動の場合の損益分岐図表   

いまある企業で一単位販売価格14弗で︑月間販売能力一四 〇︑000弗であるとし︑当該企其の要請が単位販売価格をu  

%までひき下げることにあるとすれば︑第三図によって︑同塵  

の販売盈を維持するためにほ︑販売高三〇︑000弗が必要   となる︒  

ー召  販売価格調整の費用動向に及ぼす影響  

図によれほ販売線上のS点は討点に移り︑費用線のB点転身   ︵四八六︶ 融六六  

点に移行する︑い窯㌃壷格変化の割合︑Ⅴ基間売上高に対す  

る総変動翠e=売上高に対する現在の費用︵=a十bヱ︑〆  

−−価格変化後の売上高に対する襲用︵=a十b︑h∵=−a十b︑︹足首  

p﹀︶︺h−−現在の価格における年間売上高︑㌢−−価格変化彼の年  

間売上高︵=唇︵卜廿P︶︶とすれは︑価格変化に伴なう変動  

費率bほ︑b︑︵ト什P︸となるから︑変動費動向線の式ほ  

b︑−1軒となる︒図にょれは︑冒=・閂佃  ま吾掴熊  

如拙であるから︑デC−・b︵Aし○=b︑︵A−︒︑︶と  

なり︑従って b︑︵A−C︑︶=b︵A−C︶あるいほb︑−−b  

蝉射となる︒しかしAl︒=hであり︑Al︒︑−Hし︑=∴︒  

b けP︶であるからb︑=人詔1苛となる︒例えば︑売上高に対  

する繚贋用動向線の式を︑軍呂b8十〇・00○舛として︑販売  

00○  

価格の10%下降を予想するとすれば︑軍08﹀80十可封笥  

舛︑‖思Ⅶ︵喜b8+〇・記缶舛︑  

Ⅹほ売上からの収入を示すとすれば︑   

p=舛︵Tb︶Iaの公式から価格変化以前の損益分岐点は  

舛=再摘墾什軍︒声呂である︒新販売価格︵岩下降︶   

実施後の損益分岐点は︑  

P000u只臼  

卜1〇.∽0000   朗00○︶80−80   となる︒   

(10)

となり現在の売上高の.6%増しが必要である︒もし売上高が増  

加しない場合は︑  

P=彷∽8−80× ︵トー○●会心︶−彷N∽〇.80  

−−槌N∞︸80:⁝ ⁝・念被8堂鈷義博  

損益分岐分析の展望   かくして︑販売価格10%の下降ほ︑損益分岐点を四五︑000   000弗から八〇︑000︑000弗に上昇させ︑1旧価格にお   いては︑利益ほ売上高の20%すなわら四五︑000︑000弗   であつたのが︑新価格においては︑七︑000︑000弗にな   り︑販売価格10%の切り下げほ︑利益を減少亭せ︑当該企業紅   おいては変動費率︵b︶が高く︑販売価格の低下は困粍である   ことを示している︒   

︵リ︶ 販売価格の値下げに伴う販売量増加の場合の損益分  

岐図表  

一般的に価格切下げは︑競争者に対抗するかあるいは販売崖  

の増加を目途して顧客層の拡大に資するにある︒いまある企業  

虹おいて価格を10%切下げるに︑その与件として現在の年間売  

上高を五〇〇︑〇〇〇弗︑絵固定費を二五〇︑OCO弗︑変動   0   費率を元とすれば︑   O   Pl−冨8﹀08×︵T〇・8︶−朗N∽○白○=莞○リ80  

である︒価格切下げを前項と同じく10%とすれば︑変動費率ほ  

〇・会1Pめ=〇・会ふとなり︑利益五〇︑000弗をあげるために  

ほ︑  

群   朗∽〇一︵H缶十朗N∽〇.8U  

ト1〇.ふふ心   廿朗∽UO︸C︹古   となり︑10%価格切下げをおこなうなら︑6%以上の売上増加   が必須の要請となり︑44%の利益減少を賭けで価格切下げをお   こなうことになり︑従ってこゝに科学的なマーケッティングの   技術が要諦されるのである︒   

︹註︺ュ W.RautenstracF andR.5−訂rs⁝T訂浮○きmic∽  

Of Ind房tria−宣anag2ment︐ppトU∽−−UP  

Hbid︑pp.−U∽−−mゆ  

Ibid︸ pp.霊Tふ読  

四   

以上みてきたように︑損益分岐分析は総費用ほ膚線的に経過  

することが予定されている︒この点に関してはさらに綿密な検  

討が必要でほあるが︑一応経験的費用歯数の実践的適用であ  

︵l︶ り︑トップ・でネジメソトの企業統括手段として︑また肢体経  

営者の費用管理として︑利潤の計画化︑管理の鱒標となるも  

のである︒この意味において革新競争粒対処するための商品基  

準︵aC昌mOditybasis︶に基づく分権的経営管理 ︵manag︼  

︵2︶  

eria−decent邑i邑iOSn︶を基調とする現代企業にとってその実  

践的意義ほ高く評価されるぺきでほないであろうか︒   

︹註︺l JOe−DeenいManageri−EcOnOmics pu宗  

2 Ibid︸pp u心﹂合一  

︵四八七︶一六七   

参照

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