論 説
フ ラ ン スに お け る 派 遣 労 働 者 の組 織 化 と 運 動
富
敬
目 次 調査 の概 要 派 遣労 働者 の組 織 化 の方 法 利 用企 業 内 の組 織 化 と 企業 内 組 合分 会 の援 助 地方 お よび 県 ベレ ルに おけ る組 織 化 と運 動 遣派 労 働 企業 内 の組 織 化 と運 動 全国 派 遣 労働 企 業 賃金 生活 者 組合 の組 織 と運 動 織組 化 と 動運 例の 外 的 な困 難 性 調査 結 果 合の 意 1 調 査 の 概 要 0
¨筆 者 は
︑ フ ラ ン ス の派 遣 労 働 に 関 す る 調 査 を 目 的 に︑ 八 四 年 月二 二 一日 か ら 同 年 四 月 九 日ま で渡 航 す る 機 会 を 得 た
︒ フラ スン にお ける 派遣 労働 者 の組 織化 と運 動 一
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法経 研究 三三 巻二 号
︵一 九八
︶四 デ 一二 一 きき りと 調査 の主 題は 0︑ 派遣 労働 者 の組 織化 と 運動
︑ 0派 労遣 働 に関 す る労 働 法典 諸の 条項 変を 更す る 八 二年 二 月 五 付日 第 八
﹁二 一三 一号 状 続領 令
︵OL 8日 口8 Zo 甲∞ 誌ド 口鮎
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● 一旨
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︱︱ 以 下
﹃大 統 領令
﹄と 略 す称 る︶ の実 効性 と労 働市 場 への 影響
③︑ 不 安 定 雇 用 い0日 tt
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︲ も tく は不 安 定 労働 日︵一
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●︻凛 o出
■8 概 念 成の 立時 期 と意 味 内容
︑ の以 上三 つか ら なる
︒ この う
ち0 0主 題 に つい はて 本︑ 誌
︵第 十二 巻三 一号
︑ 四八 年 月八
︶掲 載 憫の 稿
﹁フ ラ ン にス おけ る派 遣労 働 の改 革﹂ に示 し た結 論 と同 の一 調査 結 果を 得 た︒ のこ ため き きと り結 果 の全 容 を こ こに す示 こと はし な い︒ 但 し︑
﹃大 統 領令
﹄ の 厳 正な 適 用 のう え では
︑ 利 用企 業 内組 合分 会と 企 業委 員会 のは たす 役割 著が くし おお き く︑ こ の点 事の 実 関係 に つ い て は 今︑ 回 のき きと りを つう じ ては じ め て知 り たえ とこ が ら であ る 本︒ 稿 の該 当す る項 目 にお いて 説関 す る こと なに ろ う
︒
③ に つい ては
︑ 専門 研究 者 から きき と たっ とこ が ら では な いた め︑ いま だ稿 を お すこ 段階 では な い︒ 但し 両︑ 概念 は︑ 専 門研 究者 はも と より 政府 機 関
︵ジ スカ ー ルデ タス 大ン 統領 の時 期 含を む︶ ︑ 雇主 団体
︑ 労 働組 合︑ 組合 動活 家
︵日 中︻宇
●S 0 によ てっ くご 頻繁 に使 用さ れ て るい
︒ こ の事 情 は︑ 調査 に先 立 てっ す でに 筆 者 の知 り 得 て いた こと がら ひの と つで はあ るが 今︑ 回 のき きと りを とお し てな お い そっ ヶ この 感 を強 く し た︒ 両 概念 が専 門研 究 者 の間 でさ え 一般 的 使に 用 され て いる と は いい がた く︑ まし て国 民的 な影 響 力を も つに は 到 てっ いな いわ が国 の現 状 と は︑ お おき なち が い であ る︒
業規模 商︼鰤 嘲﹄は い﹄︻
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¨Ⅷ申 ぼ﹄は 究 ︵議嘲 韓晦剛
講rは ド¨醐
別 れ ると ろこ であ る 筆︒ 者 の見 解 の 一端 は︑ 本 誌
︵第 二十 一巻 三
・四 号
︑ 八 三年 月二
︶ 掲載 の フ﹁ ラ ンス にお け る派 遣 労
働 t 用 使 者
︲概念 ﹂ で も す ︑ で に 示 し て い る ︒ 両 概 念 に か か わ る 諸 論 点 に つ い て は か ︑ の 国 の 専 門 研 者 究 の と 討 論 を へ た う
え で︑ さら に積 極的 に展 開す る機 会 を得 た い︑ と 考え て るい 今︒ 回 のき き とり 調 査 の結 果 は︑ そ の際 に生 かさ れ る こと に
な ろ う
︒
① の 主 題 は
︑ 筆 者 が も とっ も 関 心 を も てっ 調 査 に 臨 ん だ こ と が ら で あ る
︒ 派 遣 労 働 者 の 組 織 化 と 運 動 が 例 外 的 な 困 難 性 を も た ざ る を え な い こ と は
︑ 筆 者 の す で に 得 て い た 結 論 で あ り
︑ 本 誌 掲 載 の 一連 の 拙 稿 に 述 べ て い る と お り で あ る
︒ し か し 組︑ 化織 方の 法 や運 動 の実 績 は と いえ ば︑ す で に入 手済 み資 料 検の 討 も含 め てほ と んど 手 つか ず 状の 況 であ たっ と︑ い う がの 偽 わら ざ ると ろこ であ る︒
② き きと 調り 査 に応 じ た機 関と 人物 は︑ 次 との りお であ る︒ 労働 総同 盟
︵〇一 い﹂0
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︶ 傘下 全の 国派 遣労 働 企業 賃 金 生活 者組 合 ヽ︵∽
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︶ 組 織部 長 パ スト ー
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︶ 氏
︒ 氏は
︑ ずみ から 派 遣労 働 者 であ り 派︑ 遣 の中 す断 る期 間
︵失業 期 間︶ を はじ め派 遣期 間 であ てっ も労 働 時間 以外 に︑ 組 合活 動家 とし て職 責を は たし て いる
︒ カバ ンス 返も 上し て組 合 活動 を う担 と いう 派︒ 遣労 働 に関 す る産 業 別全 協国 約 の 交 渉
︵八 四年 月四
︶ に労 働総 同盟 を代 表 し て参 加 し た人 物 であ る︒ 全 国派 労遣 働 企業 賃 金 生活 者組 合 傘下 の マン パ ワー 社
︵ づ口 lo 8 8白
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︶組 合 分会 委員 長 ヌア イ ュ
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●性 じ 氏︑ 同 くじ 書 記長 ラ ン コ
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︐︒P● o3 氏
︒ 両氏 は︑ マン パ ワー 社 から 給 与 の支 給 さ れる 専従 役員 であ り︑ 全 国派 遣労 働企 業 賃金 生活 者組 合 のそ れ れぞ 委 員 長︑ 財務 部 長も 兼 任し てい る︒ ヌア イ ュ氏 は︑ 派遣 労働 企業 の賃 金 生 活者 の職 業 訓
訓 練 に 関 す る 全 国 協 約
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︶ に労 働総 同盟 を 代表 し て署 名 し てい る
︵八 三年 月六 九 日︶︒
ラ ン コ氏 は外 国 人労 働者 であ る︒ フラ ン ス民 主労 働同 盟
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︒↓∪ し 本部 の財 政担 当役 員 ペ ニン
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oユ じ 氏 氏︒ は︑ 産業 別 全国 協 約 の交 渉 に当 て? るい 本 部役 員 ク リネ ン六 Hパ Ч需 じ 氏 にか わ てっ 急 遠 き フラ シス にお ける 遣派 労働 者の 組織 化と 運動 一二
法経 研究 三二 巻 二号
︵一 九八
︶ 四 四 き とり に応 じ てく れた 方 であ る︒ 現 在 の担 当 に移 る以 前 には 長ら く派 労遣 働 の部 局 に携 わり 全︑ 国 協約 の交 渉 にも 参 加し た経 歴を も つ︒ 氏 は︑ 全 国派 遣 労働 労使 委 員会 の八 二年 一0 月 七 日付 協定 に︑ フラ ンス 主民 労働 同 を盟 代 表 し て署 名 し て るい
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労働 総同 盟 労 働者 の力 派 8︵6
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・0 リ ーロ 0じ 書 記 局員 0︵日 日げ お り 口
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・ 一二 人 で構 成し 書 記長 に次 役ぐ 職︶ オ フ マン
︵フ エR E じ 女 史お よび 産業 別全 協国 約 の交 渉 を担 う本 部 役 員 シ ノ ン
・摯︵U 口oし 氏︒ 女史 は︑ 派 遣労 働 お よび 他 合組 と の接 渉を 担 当し てお り︑ 派遣 労働 にお け る 訓練 障保 基金 8︵﹃
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︶ の設 置 に関 す る交 を渉 知 ら せ る八 三年 月四 八 付日 訓練 大 臣
︵ F 一■中o 0 O● F 8﹃ 日臓 目ざ 峙魚 8 oざR Fo3︼︻
宛 書文 には
︑ ノシ ン氏 と とも に労 働 者 の力 派を 代表 し て署 名
し て るい
︒ な お︑ 女史 付 き の秘 書
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︶ 書 記局 員 オレ ータ ル
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2一 30 氏 お よび 産業 別全 国協 約 の交 渉 を 担 てっ いる 役 員
︵氏名 不 詳︑ 男性
︶︒ マン パ ーワ 社 の社 長 グ ルネ ル
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●o 中 o 氏 氏︒ は 全︑ 国派 遣労 働 企業 連 合
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し およ び派 遣 労働 職業 組 合 百︵r 針 o臓 8L 8■ 庁
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し いず れ も の副 会長 を務 め た こと あが り こ︑ の業 界 でお おき な影 響 力を も てっ いる
︒ マ ンパ フト
・ヨ ー ロッ パ の会 長 を長 い間 務 めた と いう 経 歴も あ る︒ ち な み に マン パ ーワ 社 は ビ︑ ス社
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︶︑ エコ 社
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︶O に次 業ぐ 績 をあ げ 近︑ い将 来 エ コ社 を抜 く の では な いか と︑ さ噂 れ て るい
︒ オ セ トッ 社
︵00 J の社 長ラ バデ ィ エ
・︲0︵﹃
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←針 氏︒ 氏は
︑ 大学 では 法 律を 専攻 し たと いわ れる
︒ ち なみ に こ の会 社 は︑ 一 九〇 三年 に創 さ立 れ︑ 看護 婦 の派 遣を 主力 にし てき たが
︑ 現在 では 溶 接 工︑ 道 路 工事
︑ 造船 工な ど への 派
遣を 手 がけ は めじ てい る︒ 八 三年 の総 売 上高 は対 前年 比 一五
% 増 名︵ 目︶ の二 五〇
〇万 フラ ン︑ 業 界 にお け る位 置は 三〇
︱ 四〇 位 であ ると いわ れ る︒ 派 遣労 働職 業 組 合 の研 究 なら び に渉 外 担当 役 員 フ ツィ ヶ ル モ ン
︵U
︒
・o一 コ
●o 口色 日O E︶ 氏︒ この 合組 は
︐ ︑業 界売 上 高 の五 五% を占 す有 る 一五
〇 の派 遣労 働 企業
︵一 四〇 事〇 業 所︶ の加 盟
︵八 三年 実 績︶ のも と に︑ フラ ン ス経 営 者全 国評 議会 o︵o いoo 日 黒Z o●中 L ロヽ 臓リ 8● 鉾 E﹃
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︶ を はじ め中 小企 業 総連 合 ド︵Q 一︹﹄ 彎営 o中 口 0一 口一 旨F 8鮎 o一中一 3 8
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︶︑
国際 派 遣労 働企 業 連合 o︵O phい 一一 8 一︻o
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︐ F 8ヽ 二u 冒お
●3︻ o● 8↓ くヽ o↓ 0日 日 8中
・o﹄
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︒↓し の 一員 でも あ る
︒ 全国 派遣 労働 企 業 連合 事の 務 長 ポ テル エィ
︵口 R 一おじ 氏︒ この 連 合は
︑ 業 界 売 上高 の二 五% を占 有す る 二七 五 の派 遣労 働企 業
︵九
〇〇 事業 所︶ の加 盟
︵八〇 年実 績︶ もの と に︑ 派 遣労 働職 業 組合 の加 わ る前 記 三団 体 の 一員 でも あ る︒ 氏 は 産︑ 業 別 全国 協 約 の交 渉 に連 合を 代 表 し て参 加 し てい る︒
③ き き りと 調 査 は︑ 八四 年 月四 日二 から 六 日ま でお こな わ れた
︒ 調査 の場 所 は︑ 派遣 労働 職業 組 合を 除 く 前記 団八 体 の 事務 所︑ 労働 総同 本盟 部 お よび レ スト ラ でン あ る︒ 調 査 の項 目 は︑ 全国 派遣 働労 企 賃業 金生 活者 合組 のパ スト ー氏 に︑ 八 三年 一 月一 二 一日 付 の航 空便 をも てっ 届 け︑ あら かじ め の了 解 を得 てお いた
︒ 団九 体 から のき き とり をご く短 時 日 のう ち にや り終 えた に つい ては 全︑ 国派 遣労 働 企業 賃 金 生活 者組 合 の ヌア イ ュ︑ パ スト ー両 氏 のご 好 意 によ ると ころ がお おき い︒ 産業 別 全国 協 約 の交 渉 は︑ 月四
二日 午 前 一〇 時 から 午 後 一時 ま で全 国派 遣 労 働企 業 連 合 の会 議 室 でお なこ わ れ て いた
︒ パ スト ー氏 は︑ 交渉 の終 了間 際 に筆 者 のき きと り調 査 の趣 旨 と 日程 に つい て 紹介
し
︑ フラ ン ス民 主労 働同 盟︑ 労働 総同 盟 o労 働者 の力 派︑ フラ ンス
・キ リ スト 教 労働 者 同盟 全︑ 国派 遣労 働企 業 合連 フランスにおける派遣労働者の組織化と運動