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(1)

がんのリハビリテーション グランドデザイン作成ワーキンググループ

がん

リハビリテーション

グランドデザイン

(2)

執筆者一覧

(がんのリハビリテーション

グランドデザイン作成ワーキンググループ 委員)

公益社団法人 日本リハビリテーション医学会

生 駒 一 憲

(北海道大学病院 リハビリテーション科 教授)

辻 哲 也

(慶應義塾大学医学部 リハビリテーション医学教室 准教授)

佐 浦 隆 一

(大阪医科大学総合医学講座 リハビリテーション医学教室 教授)

田 沼 明

(静岡県立静岡がんセンター リハビリテーション科 部長)

鶴 川 俊 洋

(鹿児島医療センター リハビリテーション科 医長)

水 落 和 也

(横浜市立大学附属病院 リハビリテーション科 准教授)

水 間 正 澄

(昭和大学医学部 リハビリテーション医学教室 教授)

宮 越 浩 一

(亀田総合病院 リハビリテーション科 部長)

村 岡 香 織

(川崎市立川崎病院 リハビリテーション科 医長)

公益社団法人 日本理学療法士協会

高 倉 保 幸

(埼玉医科大学保健医療学部 理学療法学科 教授)

一般社団法人 日本作業療法士協会

小 林 毅

(千葉県立保健医療大学健康科学部 リハビリテーション学科 准教授)

一般社団法人 日本言語聴覚士協会

神 田 亨

(静岡県立静岡がんセンター リハビリテーション科 副主任)

日本がん看護学会

阿 部 恭 子

(千葉県立保健医療大学健康科学部 看護学科 准教授)

増 島 麻 里 子

(千葉大学大学院 看護学研究科 准教授)

NPO 法人 日本リハビリテーション看護学会

小 礒 玲 子

(埼玉県立がんセンター 副病院長兼看護部長)

柏 浦 惠 子

(埼玉県立高等看護学院 学院長)

独立行政法人 国立がん研究センター

加 藤 雅志

(がん対策情報センター がん医療支援研究 部長) 本研究は,平成 22∼24 年度厚生労働科学研究費補助金(第 3 次対がん総合戦略研究事業)「がんのリ ハビリテーションガイドライン作成のためのシステム構築に関する研究(H22- 3 次がん- 一般-038)(主 任研究者:辻 哲也)」の助成を受けて実施した。

(3)

序 文

がん生存者は

2003 年に約 300 万人であったが,2015 年には 500 万人を超えると予測され

2015 年問題),がんが「不治の病」であった時代から「がんと共存」する時代となりつつあ

る。

2006 年に制定された「がん対策基本法」においては,がん患者の療養生活の質の維持向

上を行うことが,国,地方公共団体等の責務であることが明確にされた。病状,進行度に合わ

せてその時点で最善の治療やケアを受ける権利が患者にあるということが謳われているが,現

実には,治癒を目指した治療から生活の質(

quality of life;QOL)を重視したケアまで,切

れ目のない支援をするといった点で,今の日本のがん診療はいまだ不十分であるといえる。

がん患者にとっては,がん自体に対する不安は当然大きいが,がんの直接的影響や手術・化

学療法・放射線治療などによる身体障害に対する不安も同じくらい大きいものである。しかし,

これまで,がんそのもの,あるいはその治療過程において受けた身体的なダメージに対しては,

積極的に対応されることが少なかった。

2012 度から 2016 年度までの 5 年間を対象として,がん対策の基本的方向について定めた

「がん対策推進基本計画」では,分野別施策と個別目標として,リハビリテーションに関して

下記のとおり記載されており,がん医療においてリハビリテーションの取り組みを推進してい

く方向性は,我が国におけるがん対策の施策の一つと位置づけられている。

(現状)

リハビリテーションについては,治療の影響から患者の嚥下や呼吸運動などの日常生活動

作に障害が生じることがあり,また,がん患者の病状の進行に伴い,次第に日常生活動作に

次第に障害を来し,著しく生活の質が悪化することがしばしば見られることから,がん領域

でのリハビリテーションの重要性が指摘されている。

(取り組むべき施策)

がん患者の生活の質の維持向上を目的として,運動機能の改善や生活機能の低下予防に資

するよう,がん患者に対する質の高いリハビリテーションについて積極的に取り組む。

(個別目標)

拠点病院などで,がんのリハビリテーションに関わる医療従事者に対して質の高い研修を

実施し,その育成に取り組む。

がんのリハビリテーションの領域を発展させていくためには,研究(

research)を推進し,

それに裏付けされたガイドライン(

guideline)を策定し,そのガイドラインに基づいた臨床

研修(

training)を実施し,専門的スタッフを育成することで医療の質を担保し,その上で医

療を実践する(

practice)ことが必要である。そこで,本研究班では,『がんのリハビリテー

(4)

ッションとした。

グランドデザインの作成にあたっては,「リハビリテーション関連学協会(日本リハビリテ

ーション医学会,日本理学療法士協会,日本作業療法士協会,日本言語聴覚士協会,日本がん

看護学会,日本リハビリテーション看護学会)」「がん対策情報センター」「厚生労働省委託事

がんのリハビリテーション研修運営委員会」から推薦を受けた委員により構成されるワー

キンググループを発足し,がんのリハビリテーションの普及・啓発,がんのリハビリテーショ

ンの人材育成,がんのリハビリテーション提供体制の整備,がんのリハビリテーション研究の

推進の

4 分野について,下記に示す「がんのリハビリテーションの基本的概念」に基づいて,目

標・現状・行動計画を作成した。

☑あらゆる病期(予防・回復・維持・緩和)にリハビリは必要であること。

☑周術期(術前からの介入)リハビリにより合併症や後遺症の軽減が図れること。

☑化学療法・造血幹細胞移植中・後のリハビリは体力の回復だけでなく,全身倦怠感の軽減,

有害反応の軽減などさまざまな波及効果があること。

☑骨転移の早期発見・治療とリハビリは生存期間の

QOL を維持する上で重要であること。

☑終末期でもリハビリは日常生活活動や療養生活の質の維持・向上に有用であること。

☑医学的知見(本研究班のガイドライン)に準拠した内容であること。

全国でばらつきなく,高い質のがんリハビリテーション医療を提供するためには,一般市民

への啓発活動,患者会との協力体制,リハビリテーション関連の学術団体が中心となった普及

活動・臨床研究発展のための取り組み,リハビリテーション専門職の養成校の教育体制の充実,

がん診療連携拠点病院を中心としたリハビリテーションスタッフ間の連携,がんリハビリテー

ション研修会の拡充,等が早急な課題である。全国のがん医療に携わる方々に本グランドデザ

インを活用していただき,各地でのさまざまな取り組みを通じ,症状緩和や心理・身体面のケ

アから療養支援,復職などの社会的な側面のサポート体制が構築されれば,治癒を目指した治

療から

QOL を重視したケアまで切れ目のない支援をすることが可能となることが期待できる。

本研究の成果が,

「がん対策基本法」において謳われている「がん患者の療養生活の質の維持

向上」が具現化される一助となれば,それに優る喜びはない。

2013 年 3 月

辻 哲 也

(5)

目 次

章 . が ん の リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン に 関 す る 正 し い 知 識 の 普 及

··· 7

1.目 標 ··· 8

2.現 状 ··· 8

■実態把握 1)平成 22 年度診療報酬改定の結果検証に係る調査(平成 23 年度調査) 2)がんのリハビリテーションに関する情報流布の実態調査 3)医療従事者のがんのリハビリテーションへの関わりなどの実態調査について

3.ミッション ··· 47

1)一般国民,がん患者と家族向けのがんのリハビリテーションに関するより具 体的な内容を記載した冊子などの作成 2)メディアを活用したがんのリハビリテーションの必要性についての啓発活動 3)知識,技能の向上のためのがんのリハビリテーション懇話会の開催,がんの リハビリテーション研修会開催に向けての運営企画者講習会への参加の促し 4)主治医などの関心を高めるためのがん関連学会などでの啓発活動(シンポジ ウムなどの開催)

. がんのリハビリテーションの人材育成··· 49

1.目 標 ··· 50

2.現 状 ··· 51

■実態把握 1)リハビリテーション関連職種の卒前・卒後教育の状況調査 2)リハビリテーション関連の教科書での出現頻度 3)がん診療連携拠点病院での勤務状況 4)がんセンターでの勤務状況

3.ミッション ··· 73

1)人材育成のための実践マニュアル 2)(厚生労働省委託事業)がんのリハビリテーション研修 3)がんプロフェッショナル養成コース 4)研修会の質の評価

(6)

章 . が ん の リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 提 供 体 制 の 整 備 に 関 す る 研 究

··· 87

1.目 標 ··· 88

2.現 状 ··· 88

■実態把握 1)各種登録・届出やアンケート調査結果からみた,がんのリハビリテーション の実施状況 2)論文・学会発表からみた,がんのリハビリテーションの実施状況 3)地域調査からみた,がんのリハビリテーションの実施状況

3.ミッション ··· 100

1)(厚生労働省委託事業)がんのリハビリテーション研修 2)がんのリハビリテーション提供体制のスタンダードの明確化 3)クリニカルパスの作成・普及 4)全国レベルで対応できるネットワーク作成

章 . が ん の リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 研 究 の 推 進

··· 103

1.目 標 ··· 104

2.現 状 ··· 104

■実態把握 1)学術集会における発表演題数 2)原著論文・総説 3)本研究班ガイドラインへの引用文献 4)関連する研究班(厚生労働科学研究費補助金・がん研究開発費等)における 研究の進行状況 5)がんのリハビリテーション懇話会開催 6)現状のまとめ

3.ミッション ··· 115

1)SIG(Special Interest Group)

2)シンポジウム,パネルディスカッション,一般演題報告 3)がんのリハビリテーションの研究状況の詳細な分析

4)関連する研究班(厚生労働科学研究費補助金・がん研究開発費等)との連携 5)がんのリハビリテーション懇話会の継続開催

(7)

I 章.がんのリハビリテーションに関する正しい知識の普及

【 要 約 】

1. 目 標

我が国では「がんのリハビリテーション」が国民および医療者に十分浸透しているとはいい難 い。そこで,がん患者・家族およびがん診療に関わる医療・福祉関係者に,がんのリハビリテー ションに関する正しい情報・知識を広く周知することを目標とする。

2. 現 状

平成 22 年度診療報酬改定の結果検証に係る調査(平成 23 年度調査)を検討した。次に,1) メディ アで のがん のリ ハビリ テー ション に関 する報 道,2)がん のリ ハビリ テー ション に対 す る 医療者の関わりを調査した。 平成 22 年度診療報酬改定の結果検証に係る調査(平成 23 年度調査)では,がん患者リハビリ テーション料の創設後の現状とともに「術前からのリハビリテーションの提供」「スタッフのリ ハビリテーションに対する意識向上」「身体に変化がある場合でも早期介入が可能になった 」等 の改善点が示されていた。 一方,1)は WEB サイト,NHK,5 大全国新聞,がん関連の書籍や雑誌等を対象にがんのリ ハ ビリテーションに関する報道や特集記事等の掲載数と内容を調査したところ,患者と家族向 けの 情報は総論的であり,具体的な記載は限られていた。また,医療者向けの情報の多くはがん治療 のクリニカルパスに「リハビリテーションの開始時期」等が含まれている程度で,合併症や機能 低下を最小限に抑えるため具体的な情報はほとんど含まれていなかった。2)は平成 21・22 年度 計 5 回のがんのリハビリテーション研修運営委員会研修会の参加者(192 施設 675 名:理学療 法 士,看護師,医師等)への研修後の質問紙調査(回収率:平均 64.5%)の結果を検討した。研修 を受けたにもかかわらず 3 割の施設でがんのリハビリテーションの実施件数は増えず,がん 患者 リハビリテーション料が算定されていない状況であった。また,がんのリハビリテーション実 施 上の問題点として「主治医の無関心」「知識,技能が不十分」の回答が多かった。

3.ミッション

がんのリハビリテーションに関する正しい知識を広く周知するために,1)一般国民,がん患 者と家族向けのがんのリハビリテーションに関するより具体的内容を記載した冊子等の作 成・配 布,2)メディアを活用したがんのリハビリテーションの啓発活動,3)知識・技能の向上のた め

(8)

1. 目 標

がん患者・家族およびがん診療に関わる医療・福祉関係者が,がんの治療過程における予防

的・回復的・維持的・緩和的リハビリテーションの必要性を正しく理解し取り組むために,が

んのリハビリテーションに関する情報がどの程度広まっているのか?

また,その情報がどの

程度正確か?

あるいは,科学的根拠に基づくものであるのか? 等について,さまざまなメデ

ィアを対象に調査(情報収集),検証(出典や科学的根拠の有無を確認)し,がん患者・家族

お よび が ん 診 療に 関 わ る 医療 ・ 福 祉 関係 者 に , がん の リ ハ ビリ テ ー シ ョン に 関 す る正 し い情

報・知識を広く周知することを目標とする。

2. 現 状

■実態把握

がん患者リハビリテーション料創設の影響を平成

22 年度診療報酬改定の結果検証に係る特

別調査(平成

23 年度調査)から検討した。次に,1)メディアでのがんのリハビリテーショ

ンに関する報道,

2)がんのリハビリテーションに対する医療者の関わりを調査した。

1)平成 22 年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成 23 年度調査)

平成

22 年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成 23 年度調査)の中で,がん患

者リハビリテーション料の創設についての影響調査が実施されている。調査は,がん患者リハ

ビリテーション料の届出をする全ての病院

119 施設を対象に実施され,有効回収数は 68 件

66.0%であった。

(1)回答病院の概況

がん患者リハビリテーション料の届出病院の開設者は「公的医療機関」と「その他」が

26.5%

で最も多く,次いで「国」

22.1%,「医療法人」20.6%などである。また,がん診療連携拠点

病院の指定状況は「都道府県がん診療連携拠点病院」および「がん診療連携拠点病院の指定は

受けていない」がそれぞれ

38.2%と同じ割合であり,「地域がん診療連携拠点病院」は 17.6%

であった。

届出しているリハビリテーション料は,肺腫瘍その他の呼吸器疾患または術後の患者,食道

癌,胃癌,肝臓癌,咽・喉頭癌等の手術前後の呼吸機能訓練を要する患者が対象となる「呼吸

器リハビリテーション料(Ⅰ)」

97.1%が最も多く,次いで「運動器リハビリテーション料(Ⅰ)」

86.8%,脳腫瘍,脊髄腫瘍その他の急性発症した中枢神経疾患または術後の患者ばかりでなく,

治療時の安静による廃用症候群も対象患者である「脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)」

64.7%であった。一方,がん診療に直接関わることが少ない心大血管疾患リハビリテーシ

ョン料(Ⅰ)は

45.6%と半数以下である。

平成

22 年度に,がん患者リハビリテーション料を算定した在院患者延べ数は「血液腫瘍に

より当該入院中に化学療法又は造血幹細胞移植を行った患者」

36.6%が最も多く,次いで「原

(9)

発 性 脳 腫

29.6%,

と診断さ

(2)職種

職種別

の回答は

26.5%,

(3)キャ

Ⅰ-1.がん患

表Ⅰ-2.職種

腫 瘍 又 は 転 移

「食道がん

され,入院中

種別にみた,

別にみた,が

は医師

85.3

准看護師

ャンサーボー

患者リハビリ

別にみた,

移 性 脳 腫 瘍

ん,肺がん,

中に閉鎖循環

がん患者に

がん患者に係

3%,理学療

10.3%,社

ードの設置状

リテーション

がん患者に

の 患 者 で 当

縦隔腫瘍,

環式麻酔によ

に係るリハビ

係るリハビリ

療法士

76.5%

社会福祉士

4

状況

ン料を算定

係るリハビ

該 入 院 中 に

胃がん,肝

より手術が施

ビリテーシ

リテーション

%,看護師

4.4%となっ

した在院患者

ビリテーショ

に 手 術 又 は 放

肝臓がん,胆

施行された患

ョン計画作成

ン計画作成へ

72.1%,作

ていた(表

者延べ数(平

ン計画作成

放 射 線 治 療 が

胆嚢がん,膵

患者」

14.9%

成への関与状

への関与状況

作業療法士

4

表Ⅰ -2)。

平成 22 年度

成への関与状

が 施 行 さ れ た

膵臓がん,大

%である(表

状況

況は「必ず関

44.1%,言語

度)

状況

た 患 者 」

大腸がん

表Ⅰ -1)。

関与」と

語聴覚士

(10)

関する指

であった

また,

「週

1 回

100.

であった

師などが

(4)がん

がん患

できるよ

識が向上

た」

45.

2)がん

近年,

射線照射

上と同時

応用され

れて,が

がん患者

一方で

いは治療

に抑え,

機会が少

ビリテー

表Ⅰ-3.

指針」厚生労

た。

設置施設に

回程度」

34.

0%,理学療

た。その他

が含まれると

ん患者リハビ

患者リハビリ

ようになった

上した」

48.

.6%などであ

んのリハビリ

化学療法プ

射手技,技術

時に,できる

れている。し

がん治療に伴

者も激増して

で,がん患者

療後早期から

合併症や機

少なかった。

ーションを行

がん患者リ

労働省)の設

に対してキャ

1%であった

療法士

53.7

68.3%には

と推察される

ビリテーショ

リテーション

た」

50.0%が

5%,「化学

ある(表Ⅰ

-テーション

プロトコール

術,より侵襲

るかぎり合併

しかし,がん

伴うさまざま

ている。

者と家族は手

らリハビリテ

機能低下の回

。また,治療

行うことが必

ハビリテー

設置状況は

ャンサーボー

た。一方,キ

%,作業療法

は,キャンサ

る。

ョン料の創設

ン料の創設に

が最も多く,

学療法等徐々

-3)。

ンに関する情

ルの改良や新

襲の少ない手

併症や機能障

ん患者の生命

まな合併症や

手術治療,放

テーションを

回復に関わる

療者側も前述

必要である

ション料の

「設置してい

ードの開催頻

キャンサーボ

法士

39.0%

サーボードの

設による改善

による改善点

,次いで「ス

々に身体に変

情報流布の実

新薬の開発,

手術手技の開

障害を起こさ

命予後が改善

や機能障害に

放射線治療,

を行うこと

る期間も短縮

述の目的のた

という認識

の創設による

いる」

60.3%

頻度を尋ねた

ボードへの参

%,言語聴覚

の位置づけか

善点

点は「術前か

スタッフのリ

変化がある場

実態調査

放射線被曝

開発など,が

さないための

善し担癌状態

に苦しみなが

化学療法な

で,治療に伴

縮することも

ために治療前

が低かった

改善点【複

%,「設置し

たところ「月

参加職種は,

36.6%,

から薬剤師,

からリハビリ

リハビリテー

場合でも早期

曝量を軽減す

がん治療現場

の低侵襲の治

態での生存期

がら長期間の

などを受ける

伴う合併症や

も可能である

前あるいは治

複数回答】

していない」

1∼2 回」4

医師および

社会福祉士

栄養士,放

リテーション

ーションに対

期介入が可能

するための新

場では治療成

治療法が研究

期間が延長す

の生活を強い

る場合,治療

や機能低下を

るという情報

治療後早期か

35.3%

46.3%,

び看護師

39.0%

放射線技

ンを提供

対する意

能になっ

新しい放

成績の向

究,臨床

するにつ

いられる

療前ある

を最小限

報を得る

からリハ

(11)

そこで,一般国民,がん患者と家族,医療従事者に対する,がんのリハビリテーションの認

知度,浸透度などを検討する目的で,がん情報

WEB サイト,NHK,5 大全国新聞(読売新聞,

朝日新聞,毎日新聞,日本経済新聞,産経新聞),がん関連の書籍,一般向けの書籍・雑誌な

どでの「がんのリハビリテーション」に関する記事,特集,ニュースなどの掲載数,内容の実

態調査を行った。

(1)がん情報 WEB サイト

①がん情報サービス

「がん情報サービス」

http://ganjoho.jp/public/index.html)WEB サイト内を「がん」

「リ

ハビリ」のキーワードで検索したところ,<一般国民・患者・家族向け>は,

2012 年 3 月 1

日時点で

28 件ヒットした。28 件中,17 件が目的に合致した(表Ⅰ-4)。また,<医療関係者

向け>は,

2012 年 4 月 6 日時点で 36 件ヒットした。36 件中,18 件が目的に合致した(表

Ⅰ-5)。

<一般国民・患者・家族向け>情報は,手術・放射線治療・化学療法などの治療を受ける際

にリハビリテーションを受けることで,治療に伴う合併症や機能低下が軽減できる可能性につ

いて記載している情報が多いが,総論的であり,具体的にどのような医療機関でリハビリテー

ションを受けることが可能であるのかについての情報は限定的であった。

一方,<医療関係者向け>の情報は,ほとんどが,がん患者の治療クリニカルパスの項目の

み抽出されていたが,その内容は必ずしもがんのリハビリテーションではなく,「リハビリテ

ーションの開始時期」などが含まれている程度で,一般には,術後早期離床,廃用症候群予防

のための術後リハビリテーションと認識されて行われている実態が明らかとなった。また,外

科的治療以外の放射線治療・化学療法などに伴う合併症や機能低下に対するがんのリハビリテ

ーションに関する内容は,リハビリテーション医療チームの紹介等に留まり,合併症や機能低

下を最小限に抑えるための具体的な,がんのリハビリテーションの内容を含むクリニカルパス

は抽出されなかった。

(12)

表Ⅰ-4.「がん情報サービス」<一般国民・患者・家族向け>WEB サイトにおける

がんのリハビリテーションの具体的内容

No. 掲載元 タイトル 内 容 1 「 患 者 必 携 が ん に な っ た ら 手 に とるガイド」(編 著:国立がん研究 セ ン タ ー が ん 対 策情報センター) 第2 部 がんに向 き 合 う 第 1 章 自 分 ら し い 向 き 合 い 方 を 考 え る 5.がんに携わる “ チ ー ム 医 療 ” を 知ろう リハビリ専門職:医療機関によっては理学療法士,作業 療法士,言語聴覚士といったリハビリ専門職もがん治療 にかかわっています。例えば,「体力が落ちているとき に,体に負担をかけないで,楽に姿勢を変えたり動かし たりする」「治療後の腕や足の機能の低下を予防・改善 する」「発声や食事の飲み込み(摂食・嚥下)の状態を 改善する」ために,本人の意志に応じて,運動や装具な どを用いた機能回復や維持目的の訓練をします。 2 (同上) 2.社会とのつな がりを保つ 復帰は徐々に無理なく:けがをしたスポーツ選手がリハ ビリに時間をかけるように,がん治療後の復帰もあせら ずに徐々に進めることが大切です。気力と体力を十分に 取り戻すには時間がかかります。実際に通常の生活に復 帰する前に図書館で読書や事務作業をしたり,電車,バ スや車などに乗ってみるなど,心と体を慣らすためのリ ハビリを始めてみましょう。 3 「がん情報サービ ス」WEBサイト 各種がんの解説 神経膠腫 7.治療の副作用 ( 外科 療 法 に よる 副作用対策) 術後に運動麻痺がある場合は,関節拘縮の予防や運動機 能回復のため,早期からのリハビリが必要です。運動麻 痺に対するリハビリだけでなく,言語障害に対するリハ ビリも行われています。 4 (同上) 各種がんの解説 悪性リンパ腫の 放射線治療の実 際 放射線治療に関 する主な遅発性 有害反応 照射部位:頭部(脳・脊髄) 複雑な計算を間違いやすくなるので,ゆっくりした作業 の遂行(自己管理法)とリハビリ(治療)を行う。 照射部位:頭頸部(耳鼻咽喉領域) 骨,特に下顎骨が障害(大線量の場合)されるので,口 腔内への加湿器の使用(自己管理)とリハビリ(治療) を行う。 5 (同上) 県 が ん 診 療 連 携 拠 点 病 院 を 中 心 と し た が ん 医 療 の 取 り 組 み に つ いて紹介 栃 木 県 の 総 合 対 策 あなたも医療 チ ー ム の 一 員 で す 在宅 療 養支 援 ・診 療 所 / 訪問看護・介護センター・薬 局 / リハビリなど→リハビリチーム:理学療法士,作 業療法士,言語聴覚士 6 前掲「患者必携」 脳の腫瘍の療養 情報 P412(導入文) 腫瘍の性質やできる場所によって,症状や治療法,その 後の経過が大きく異なります。機能低下を補うためのリ ハビリテーションも状況によって内容が変わるなど,診 断,治療とその後の生活に密接にかかわってきます。 7 前掲「患者必携」 骨 と 軟 部 組 織 の がんの療養情報 P426(導入文) 手足にできる骨や軟部組織のがん(腫瘍)では,治療に より日常の動作が制限されることがあります。リハビリ テーションや義肢・装具,車いすなどを活用すれば,活 動の範囲を広げることができます。

(13)

8 前掲「患者必携」 頭 頸 部 の が ん の 療養情報 治 療 の 流 れ と よ く あ る ト ラ ブ ル 対策 舌の機能を補う 咀嚼機能を補う 飲み込むための嚥下訓練や呼吸訓練など,治療後の状態 に応じた訓練に向けた準備を,実際の治療より前に始め ることがあります。こうした準備により,治療によって 影 響 を 受 け た 機 能 を 補 う た め の リ ハ ビ リ を 進 め や す く なります。同時に,治療後の状態についてあらかじめ思 い描いておくことによって,より積極的に社会復帰に向 けたリハビリができたり,療養生活を送ることができる ようになるという効果もあります。 舌の付け根の方に食べ物を送り込んだり,口をすぼめた り,頬を動かすことで摂食・嚥下機能を補うリハビリを します。 鏡 を 見 な が ら 口 を 開 け る 練 習 を し ま す 。 担 当 医 や 看 護 師,リハビリ科の医師,言語聴覚士などからリハビリの 方法を聞いておきましょう。 9 前掲「患者必携」 前 立 腺 が ん の 療 養情報 治 療 の 流 れ と よ く あ る ト ラ ブ ル 対策 日 常 生 活 を 送 る 上 で : 積 極 的 に 活 動 す る こ と が 排 尿 の リ ハ ビ リ にもなります 治 療 の 流 れ や 治 療 後 の 状 態 に つ い て あ ら か じ め 思 い 描 いておくことで,より積極的に社会復帰に向けたリハビ リができたり,療養生活を送ることができるようになる という効果もあります。 尿 漏 れ が 気 に な っ て 外 出 が た め ら わ れ る か も し れ ま せ んが,体力の回復や気分転換にもなるので,近くを歩き 回ったり,旅行に出かけるなどして,なるべく外出しま しょう。足腰を鍛えることで,骨盤底筋が強化され排尿 のリハビリにもつながります。 10 前掲「患者必携」 公的助成・支援の 仕 組 み を 活 用 す る 医療費控除の対象となる主な費用 訪 問 看 護 , 訪 問 リ ハ ビ リ , 通 所 リ ハ ビ リ ( デ イ ケ ア ), 医療機関や介護老人保健施設でのショートステイなど 11 前掲「患者必携」 第 2 部 がんに向 き 合 う 第 1 章 自 分 ら し い 向 き 合 い 方 を 考 え る (p84-85)介護保 険<要介護1∼5 > で 受 け ら れ る サービスの例 ◎訪問リハビリテーション:理学療法士や作業療法士な どが家庭を訪問し,日常生活の自立を助けるためのリハ ビリを行います。 ◎通所リハビリテーション(デイケア):病院や診療所, 老人保健施設などに通い,理学療法士や作業療法士の指 導でリハビリを行います。 12 前掲「患者必携」 肺がんの療養情 報 治 療 の 流 れ と よ く あ る ト ラ ブ ル 対策 肺がんの手術後,しばしば創の周辺が痛むことがありま す。肺の機能を補うための呼吸訓練やリハビリも大切で す。 13 前掲「患者必携」 治 療 診 断 介 護 療 養 が ん の 診 断 が ん の 治 療 介 護 支 援 リハビリ,運動 医療保険 がん保険 介護保険 経過 観 察 検 査 再 発 治 療 転 移 治 療 治 験 臨 床 試 験 合 併

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14 が ん 患 者 と 医 療 者 と の 合 い 言 葉 「患者必携」紹介 が ん 診 療 連 携 拠 点 病 院 を 中 心 と し た が ん 診 療 連 携 拠 点 病 院 を 中 心 と し た 栃 木 県 の が ん 総 合 対 策 : 在 宅 療 養 支 援・診療所 / 訪問看護・介護センター・薬局 / リハビ リ・健康福祉センター・保健センターなど 15 前掲「患者必携」 乳 が ん の 療 養 情 報 日 常 生 活 を 送 る 上で:家事は腕や 肩のよい運動 運動は体力の回復に合わせて,散歩などから始め,少し ずつ量を増やしていきましょう。家事をしている間は適 度に体を動かすことになるので,腕や肩のよい運動にな り ま す 。 リ ハ ビ リ の つ も り で 少 し ず つ や っ て み ま し ょ う。 16 前掲「患者必携」 地域の療養情報: 試作版(栃木) 訪問リハビリをしている医療機関を探したいとき…(中 略)…条件項目から「在宅訪問リハビリテーション指導 管理」を選択 17 前掲「患者必携」 地域の療養情報: 試作版(静岡) 介 護 サ ー ビ ス に ついて 静岡県内で受けられる介護サービス(訪問介護,訪問看 護,通所介護,福祉用具,訪問入浴介護,訪問リハビリ テーション,通所リハビリテーションサービス)が検索 できます。

表Ⅰ-5.「がん情報サービス」<医療関係者向け>WEB サイトにおける

がんのリハビリテーションの具体的内容

No. 掲載元 内 容 1 乳腺科全麻クリニカルパス(術前・術当日)九 州がんセンター 乳腺科(2004 年 7 月) ・リハビリの必要性が理解できる ・患肢のADL が拡大できる 2 乳 が ん 手術基本パス(患者用)(2007 年 10 月29 日) ・手術の傷に問題がない ・リハビリについて理解でき実施できる 3 が ん 疼 痛 と 身 体 症 状 の 緩 和 PPT 資 料 国 立 が ん研究センター 物理的 治療( リハビ リ,リ ンパマ ッサー ジ, 鍼灸など) 4 入院診療計画書 乳がん 四国がんセンター ・術後リハビリの説明 5 乳 房 全 摘 + セ ン チ ネ ル リ ン パ 節 生 検 ク リ テ ィ カ ル パ ス < 医 療 者 用 > 北 海 道 が ん セ ン タ ー 乳 腺外科(2006 年 8 月改訂) ◎リハビリが開始できる ・リハビリオリエンテーション ・リハビリ前方挙上開始 6 乳 房 全 摘 + 腋 か リ ン パ 節 郭 清 術 ク リ テ ィ カ ル パ ス < 医 療 者 用 > 北 海 道 が ん セ ン タ ー 外 科 (2005 年 11 月改訂) ◎リハビリが開始できる ・リハビリオリエンテーション ・リハビリ前方挙上開始 7 乳 房 部 分 切 除 術 + 腋 か リ ン パ 節 郭 清 術 ク リ テ ィ カ ル パ ス < 医 療 者 用 > 北 海 道 が ん セ ン タ ー 乳腺外科(2006 年 8 月改訂) ◎リハビリが開始できる ◎患肢が前日よりも挙上できる 8 クリニカルパス 乳腺の手術を受けられる方 わきの リンパ 節をと らなか った方 はリハ ビリ テーションの必要はありません。 あなたは→□リハビリ必要 □リハビリ不要 9 A5 病棟 乳腺外科手術用クリティカルパス ①日常生活範囲リハビリ指導(術後2 日目) ④SB ドレーン抜去後のリハビリ指導(術後 7 日目)

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10 入院治療計画表(入院療養計画書) ・退院に向けてのリハビリ指導 11 乳がん 手術基本パス ◎リハビリ指導 ・リハビリについて理解でき実施できている 12 乳がん統合パス 問題(Problem)リスト ①患者用パスを用いて OP 前後の経過を説明 する ②OP 前 オ リ エ ン テ ー シ ョ ン を 行 う 。( 呼 吸 法・含嗽・体動) ③リハ ビリ step,マンマ体操 リハビリの必 要性が理解できる 13 乳がん術後クリティカルパス適応基準 リハビリテーション ◎郭清症例 ①リハビリ1 は術後より開始 ②リハビリ2 は 2POD より開始 ③腋窩ドレーン抜去日よりリハビリ3・4 へ ◎非郭清・サンプリング症例 ①リハビリ1 は術後より開始 ②2POD より患肢自由 14 入院診療計画書 乳腺 大阪医療センター 術後1 日目 リハビリⅠ群/Ⅱ群 15 乳癌(乳房温存術:センチネルリンパ節生検・ リ ン パ 郭 清 あ り / 乳房切除術)クリティカル パス 手術後 3 日目 ドレーン抜去後リハビリが開 始できる 16 呼吸器外科の手術を受ける予定の患者様へ <呼吸・リハビリ> 術前:禁煙, 階段 昇降の訓 練, 呼吸訓練 , 深 呼吸,排痰うがいの練習 術後:深呼吸 ,排 痰(ネブ ライ ザー*医 師 の 指示があった場合のみ) 17 肺,縦隔手術のクリニカルパス □ベッド安静 (体 交) □ベッド座位 □トイ レ歩 行 □廊下歩行 □院内歩行(エレベータ ー使用)□階段歩行 □リハビリ 18 腸 の 手 術 を 受 け ら れ る 方 へ 四国が ん セ ンタ ー 消化器外科 手術を受けられるように体調を整える。 術後のリハビリを理解する。

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②がん情報サイト Cancer Information Japan PDQ

○R

日本語版

「がん情報サイト

Cancer Information Japan PDQ

○R

日本語版」

http://cancerinfo.tri-ko

be.org/)WEB サイト内を「リハビリ」のキーワードで検索した。<一般国民,患者と家族向

け>は,

2012 年 4 月 6 日時点で 29 件ヒットした。29

件中,全てが目的に合致した(表Ⅰ-6)。<医療関係者向け>は,

2012 年 4 月 6 日時点で 22 件ヒットした。22 件中,19 件が目

的に合致した(表Ⅰ -7)。

「がん情報サービス」と同じく,<一般国民,患者と家族向け>情報は,がん治療に伴う合併

症 や 機 能 低 下 に つ い て 記 載 し て あ る が , 具 体 的 な 内 容 に つ い て は 不 十 分 で あ り , が ん 治 療 に

伴 う 合 併 症 や 機 能 低 下 に 関 わ る 専 門 職 名 が 記 載 さ れ て い る だ け の も の が ほ と ん ど で あ る 。 ま

た , < 医 療 関 係 者 向 け > の 情 報 も 海 外 情 報 の 翻 訳 で あ り , 我 が 国 の 実 情 に 適 応 さ せ る に は ,

今 後 , 検 討 が 必 要 で あ る 。 さ ら に , が ん 治 療 に 伴 う 合 併 症 や 機 能 低 下 に 対 す る 具 体 的 な リ ハ

ビ リ テ ー シ ョ ン の 内 容 に つ い て も 記 載 は 不 十 分 で あ り , ど の よ う な 専 門 職 が 関 わ る か が 記 載

されているだけのものが多い。

表Ⅰ-6.「がん情報サイト」<一般国民・患者・家族向け>WEB サイトにおける

がんのリハビリテーションの具体的内容

No. 掲載元(PDQ®) 内容(情報更新日) 1 口 唇 が ん お よ び 口 腔がんの治療 口唇や口腔は呼吸,飲食,発声といった動作に重要な器官であることから, 患者さんがこのがんの副作用やがん治療の副作用に適応していくために, 特別な支援が必要となってくる場合もあります。腫瘍内科医は,頭頸部が ん の 治 療 に つ い て 特 別 な 訓 練 を 受 け た 他 の 医 療 専 門 家 に 患 者 さ ん を 紹 介 することもあります。具体的には以下のものがあります:頭頸部外科医。 放射線腫瘍医。歯科医。言語療法士。栄養士。心理士。リハビリテーショ ン専門家。形成外科医(原文更新日:2010 年 11 月 24 日,翻訳更新日: 2011 年 12 月 19 日) 2 唾液腺がんの治療 唾液腺は節食や消化に関与する器官であることから,患者さんががんの副 作用やがん治療の副作用に適応していくために,特別な支援が必要となっ てくる場合があります。腫瘍内科医は,頭頸部がんの治療に精通した他の 医師や特定の医療分野を専門とする医師に,患者さんを紹介することがあ ります。具体的には以下のものがあります:頭頸部外科医。放射線腫瘍医。 歯科医。言語療法士。栄養士。心理士。リハビリテーション専門家。形成 外科医(原文更新日:2010 年 11 月 19 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 3 中咽頭がんの治療 中咽頭は呼吸,節食,発声といった動作に必要な器官であることから,患 者さんがこのがんの副作用やがん治療の副作用に適応していくために,特 別な支援が必要となってくる場合があります。腫瘍内科医は,頭頸部がん の 治 療 に つ い て 特 別 な 訓 練 を 受 け た 他 の 医 療 専 門 家 に 患 者 さ ん を 紹 介 す ることもあります。具体的には以下のような専門医や専門家が挙げられま す:頭頸部外科医。放射線腫瘍医。形成外科医。歯科医。栄養士。心理士。 リハビリテーション専門家。言語療法士(原文更新日:2009 年 8 月 28 日,翻訳更新日:2010 年 12 月 10 日)

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4 副 鼻 腔 が ん お よ び 鼻腔がんの治療 腫瘍内科医は,小児頭頸部がんの治療に精通した他の医師や特定の医療分 野 や リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン を 専 門 と す る 医 師 と 協 力 し な が ら 治 療 に 取 り 組 んでいきます。副鼻腔がんや鼻腔がんの患者さんには,がんの副作用やが ん 治 療 の 副 作 用 に 適 応 し て い く た め に 特 別 な 支 援 が 必 要 と な っ て く る 場 合 が あ り ま す 。 副 鼻 腔 や 鼻 腔 の 周 囲 の 組 織 や 骨 を 大 量 に 切 除 し た 場 合 に は,その領域を修復ないし再建するために形成手術が行われることがあり ます。治療チームには以下のような専門家が参加します:放射線腫瘍医。 神経内科医。口腔外科医または頭頸部外科医。形成外科医。歯科医。栄養 士。医療言語療法士。リハビリテーション専門家(原文更新日:2011 年 2 月 4 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 5 成 人 ホ ジ キ ン リ ン パ腫の治療 腫瘍内科医は,成人ホジキンリンパ腫の治療に精通した他の医師や特定の 医 療 分 野 を 専 門 と す る 医 療 提 供 者 に , 患 者 さ ん を 紹 介 す る こ と も あ り ま す。具体的には以下のような専門医や専門家が挙げられます:脳外科医。 神経内科医。リハビリテーション専門家。放射線腫瘍医。内分泌科医。血 液医。その他の腫瘍学の専門家(原文更新日:2010 年 11 月 16 日,翻訳 更新日:2011 年 12 月 19 日) 6 ウ ィ ル ム ス 腫 瘍 と そ の 他 の 小 児 腎 腫 瘍の治療 小児腫瘍医は,小児ウィルムス腫瘍や他の小児腎腫瘍の治療を専門とする 者や,特定の医療分野を専門とする者など,他の小児医療提供者と協力し て治療に当たります。具体的には以下のような専門医や専門家が挙げられ ます:小児外科医または泌尿器科医。放射線腫瘍医。リハビリテーション 専門家。小児専門看護師。ソーシャルワーカー(原文更新日:2011 年 2 月9 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 7 小児肝がんの治療 小児腫瘍医は,肝がんの子供さんの治療に精通し,特定の医療分野を専門 とし た 他の 医 療提供者と 協 力して 治療 に 当た り ます 。 さら に ,肝 臓 手術 の経験豊富な小児外科医が治療に参加することが特に重要です。この他に も以下のような専門医や専門家が治療に参加します:放射線腫瘍医。小児 専門看護師。リハビリテーション専門家。心理士。ソーシャルワーカー(原 文更新日:2010 年 11 月 29 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 8 小 児 横 紋 筋 肉 腫 の 治療 小児腫瘍医は,小児横紋筋肉腫の治療に精通した他の医療提供者や特定の 医療分野の専門家と協力しながら治療に取り組みます。具体的には以下の ような専門医や専門家が挙げられます:小児外科医。放射線腫瘍医。小児 血液専門医。小児専門看護師。遺伝専門家またはがん遺伝カウンセラー。 ソーシャルワーカー。リハビリテーション専門家。心理士(原文更新日: 2011 年 5 月 24 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 9 小 児 急 性 骨 髄 性 白 血 病 / そ の 他 の 骨 髄 性 悪 性 疾 患 の 治療 小児腫瘍医は,小児白血病の治療に精通した他の医療提供者や特定の医療 分野を専門とする医療提供者と協力しながら治療に取り組んでいきます。 具体的には以下のような専門医や専門家が挙げられます:腫瘍内科医。小 児外科医。放射線腫瘍医。神経内科医。神経病理医。神経放射線科医。小

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10 小 児 急 性 リ ン パ 芽 球性白血病の治療 小児腫瘍医は,白血病の小児の治療に精通した他の小児科医や特定の医療 分野を専門とする医療従事者と協力しながら治療に取り組んでいきます。 具体的には以下のような専門医や専門家が挙げられます:腫瘍内科医。小 児外科医。放射線腫瘍医。内分泌科医。神経内科医。病理医。放射線科医。 小児専門看護師。ソーシャルワーカー。リハビリテーション専門家。心理 士(原文更新日:2011 年 5 月 26 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 11 骨 肉 腫 お よ び 骨 悪 性 線 維 性 組 織 球 腫 の治療 小児腫瘍医は,骨肉腫や悪性線維性組織球腫の治療に精通した小児科医や 特定の医療分野の専門家など,他の小児医療提供者と協力します。具体的 には以下のような専門医や専門家が挙げられます:整形外科医。放射線腫 瘍医。リハビリテーション専門家。小児専門看護師。ソーシャルワーカー。 心理士(原文更新日:2010 年 7 月 28 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 12 小 児 に は ま れ な が ん 小児腫瘍医は,小児がんの治療に精通した他の小児科医や特定の医療分野 を専門とする医療提供者と協力しながら治療に取り組んでいきます。具体 的には以下のような専門医や専門家が挙げられます:小児外科医。小児血 液専門医。脳外科医。神経内科医。神経病理医。神経放射線科医。放射線 腫瘍医。小児専門看護師。リハビリテーション専門家。内分泌科医。ソー シャルワーカー。心理士(原文更新日:2011 年 5 月 20 日,翻訳更新日: 2011 年 12 月 19 日 13 神経芽腫の治療 小児腫瘍医は,神経芽腫の小児の治療に精通した他の小児科医や特定の医 療分野を専門とする小児科医と協力しながら治療に取り組んでいきます。 具体的には以下のような専門医や専門家が挙げられます:腫瘍内科医。血 液医。小児外科医。放射線腫瘍医。内分泌科医。神経内科医。神経病理医。 神経放射線科医。小児専門看護師。ソーシャルワーカー。リハビリテーシ ョン専門家。心理士(原文更新日:2011 年 1 月 20 日,翻訳更新日:2011 年12 月 19 日) 14 小児上衣腫の治療 小児腫瘍医は,小児脳腫瘍患者の治療に精通した小児科医や特定の医療分 野の専門家など,他の小児医療提供者と協力します。具体的には以下のよ うな専門医や専門家が挙げられます:小児脳外科医。神経内科医。神経病 理医。神経放射線科医。リハビリテーション専門家。放射線腫瘍医。腫瘍 内科医。内分泌科医。心理士(原文更新日:2011 年 1 月 6 日,翻訳更新 日:2011 年 12 月 19 日) 15 小 児 頭 蓋 咽 頭 腫 の 治療 小児腫瘍医は,脳腫瘍の小児の治療に精通した他の小児科医や特定の医療 分野を専門とする医療提供者と協力しながら治療に取り組んでいきます。 具体的には以下のような専門医や専門家が挙げられます:脳外科医。放射 線腫瘍医。神経内科医。内分泌科医。眼科医。リハビリテーション専門家 。 心理士。ソーシャルワーカー。専門 看護師(原文更新日:2011 年 5 月 20 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日)

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16 小 児 頭 蓋 外 胚 細 胞 腫瘍の治療 小児腫瘍医は,小児頭蓋外胚細胞腫瘍の治療に精通した他の医師や特定の 医療分野を専門とする医療提供者と協力して治療に取り組みます。具体的 には以下のような専門医や専門家が挙げられます:小児外科医。小児血液 専門医。放射線腫瘍医。内分泌科医。小児専門看護師。リハビリテーショ ン専門家。心理士。ソーシャルワーカー。遺伝専門家(原文更新日:2011 年4 月 15 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 17 小 児 星 細 胞 腫 の 治 療 小児腫瘍医は,小児脳腫瘍患者の治療に精通した他の医師や特定の医療分 野を専門とする医療提供者と協力して治療に取り組みます。具体的には以 下のような専門医や専門家が挙げられます:小児脳外科医。神経内科医。 神経病理医。神経放射線科医。リハビリテーション専門家。放射線腫瘍医。 内分泌科医。心理士(原文更新日:2011 年 3 月 24 日,翻訳更新日:2011 年12 月 19 日) 18 小 児 中 枢 神 経 系 胚 芽腫の治療 小児腫瘍医は,脳腫瘍の小児の治療を専門とする者や,特定の医療分野を 専門とする者など,他の小児医療提供者と協力して治療に当たります。具 体的には以下のような専門医や専門家が挙げられます:脳外科医。神経内 科医。神経病理医。神経放射線科医。リハビリテーション専門家。放射線 腫瘍医。心理士(原文更新日:2011 年 1 月 6 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 19 小 児 中 枢 神 経 系 非 定 型 奇 形 腫 様 / ラ ブ ド イ ド 腫 瘍 の 治療 小児腫瘍医は,小児の中枢神経系悪性腫瘍の治療に精通した他の小児科医 や 特 定 の 医 療 分 野 を 専 門 と す る 医 療 提 供 者 と 協 力 し な が ら 治 療 に 取 り 組 んでいきます。具体的には以下のような専門医や専門家が挙げられます: 小児脳外科医。放射線腫瘍医。神経内科医。小児専門看護師。リハビリテ ーション専門家。心理士。ソーシャルワーカー。遺伝専門家または遺伝カ ウンセラー(原文更新日:2011 年 5 月 27 日,翻訳更新日:2011 年 12 月19 日) 20 小 児 軟 部 肉 腫 の 治 療 小児腫瘍医は,軟部肉腫の治療に精通した他の医療提供者や特定の医療分 野の専門家と協力しながら治療に取り組みます。そのチームには,軟部肉 腫 の 摘 出 手 術 に つ い て 専 門 の 訓 練 を 積 ん だ 小 児 外 科 医 が 参 加 す る こ と も あります。さらに以下のような専門家も含まれます:放射線腫瘍医。小児 血液専門医。小児専門看護師。リハビリテーション専門家。心理士。ソー シャルワーカー(原文更新日:2011 年 3 月 10 日,翻訳更新日:2011 年12 月 19 日) 21 小 児 脳 幹 グ リ オ ー マの治療 小児腫瘍医は,小児脳腫瘍患者の治療に精通した小児科医や特定の医療分 野の専門家など,他の小児医療提供者と協力します。具体的には以下のよ うな専門医や専門家が挙げられます:脳外科医。神経病理医。放射線腫瘍 医。神経腫瘍医。神経内科医。リハビリテーション専門家。神経放射線科 医。内分泌科医。心理士(原文更新日:2011 年 1 月 6 日,翻訳更新日: 2011 年 12 月 19 日)

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22 小 児 脳 腫 瘍 お よ び 脊 髄 腫 瘍 の 治 療 の 概要 小児腫瘍医は,小児脳腫瘍患者の治療に精通した他の医師や特定の医療分 野を専門とする医療提供者と協力して治療に取り組みます。具体的には以 下のような専門医や専門家が挙げられます:脳外科医。神経内科医。神経 腫瘍医。神経病理医。神経放射線科医。放射線腫瘍医。内分泌科医。心理 士。 眼 科 医 。 リ ハビ リテ ー シ ョン 専門 家 。 ソー シャ ル ワ ーカ ー。 専 門 看 護師(原文更新日:2011 年 3 月 10 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 23 小 児 非 ホ ジ キ ン リ ンパ腫の治療 小児腫瘍医は,非ホジキンリンパ腫の治療に精通した他の医療提供者や特 定 の 医 療 分 野 を 専 門 と す る 医 療 提 供 者 と 協 力 し な が ら 治 療 に 取 り 組 ん で いきます。具体的には以下のような専門医や専門家が挙げられます:放射 線腫瘍医。小児血液専門医。小児外科医。小児専門看護師。リハビリテー ション専門家。心理士。ソ ーシャルワーカー(原文更新日:2011 年 5 月 16 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 24 小 児 ホ ジ キ ン リ ン パ腫の治療 小児腫瘍医は,ホジキンリンパ腫の小児の治療に精通した他の小児科医や 特 定 の 医 療 分 野 を 専 門 と す る 医 療 提 供 者 と 協 力 し な が ら 治 療 に 取 り 組 ん でいきます。具体的には以下のような専門医や専門家が挙げられます:腫 瘍内科 医 / 血液医。小児外科医。放射線腫瘍医。内分泌科医。小児専門 看護師。リハビリテーション専門家。心理士。ソーシャルワーカー(原文 更新日:2011 年 5 月 24 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 25 網 膜 芽 細 胞 腫 の 治 療 小児腫瘍医は,小児の眼に発生するがんの治療に精通した他の医療提供者 や特定の医療分野の専門家と協力しながら治療に取り組みます。網膜芽細 胞腫の治療に豊富な経験をもつ小児眼科医の他に,以下のような専門家が 治療に参加します:小児外科医。小児血液専門医。放射線腫瘍医。神経内 科医。小児専門看護師。リハビリテーション専門家。心理士。ソーシャル ワーカー。遺伝専門家(原文更新日:2011 年 3 月 29 日,翻訳更新日: 2011 年 12 月 19 日) 26 ユ ー イ ン グ 肉 腫 フ ァ ミ リ ー 腫 瘍 の 治 療 小児腫瘍医は,ユーイング肉腫ファミリー腫瘍の小児の治療に精通した他 の 医 療 提 供 者 や 特 定 の 医 療 分 野 の 専 門 家 と 協 力 し な が ら 治 療 に 取 り 組 み ます。具体的には以下のような専門医や専門家が挙げられます:腫瘍外科 医または整形外科腫瘍医。放射線腫瘍医。小児専門看護師。ソーシャルワ ーカー。リハビリテーション専門家。心理士(原文更新日:2011 年 2 月 7 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 27 ラ ン ゲ ル ハ ン ス 細 胞組織球症の治療 小児腫瘍医は,小児 LCH 患者の治療の専門家や特定の医療分野の専門医 など,他の小児医療提供者と協力します。具体的には以下のような専門医 や専門家が挙げられます:プライマリケア医。小児外科医。小児血液専門 医。放射線腫瘍医。神経内科医。内分泌科医。小児科専門看護師。リハビ リテーション専門家。心理士。ソーシャルワーカー。遺伝専門家(原文更 新日:2010 年 8 月 13 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日

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28 移行期のケア計画 がんの患者さんが受けるケアは,病院以外の場所で提供されるものが大半 を占めます。入院または外来でのケアから始まって,在宅ケアや,療養施 設でのケア,リハビリテーション施設(筋力や運動能力を取り戻すといっ た特別な訓練を行うための施設)でのケア,ホスピスチームによる終末期 ケアなどへの移行が考えられます。退院計画のプロセスでは,患者さんに 代わって,ケースマネージャーが病院や訪問看護,ヘルスケア会社,リハ ビリテーション施設,療養施設,その他必要なケアを提供する団体との交 渉を代行する場合もあります。移行期のケアには,病状の管理やリハビリ テーションに加え,快適性,安全性,衛生状態,栄養状態などといった基 本 的 な ニ ー ズ に 対 応 し て い く た め の 支 持 的 な サ ー ビ ス に つ い て も そ の 範 囲内に含まれてきます。ケアを提供する場所:リハビリテーションユニッ トまたはリハビリテーション施設。がん治療の目標やケア施設が変わると き,患者さんは移行期特有の問題に直面することがあります。適切なリハ ビリテーション施設の決定,特殊な機器の調達,必要なケアにかかる費用 など,現実的な問題が生じてきます。(原文更新日:2010 年 8 月 31 日, 翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日) 29 性 的 能 力 ( セ ク シ ャ リ テ ィ ー ) お よ び生殖の問題 陰茎のリハビリテーションが,前立腺がんの手術を受けた男性に有効な可 能性があります。より深刻な問題を抱える患者さんの場合は,性に関する カウンセリングを個人で受けたり,パートナーと一緒に受けたり,あるい はグループ形式で受けたりすることが必要です(原文更新日:2011 年 5 月27 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 19 日)

表Ⅰ-7.「がん情報サイト」<医療関係者向け>WEB サイトにおける

がんのリハビリテーションの具体的内容

No. 掲載元(PDQ®) 内容(情報更新日) 1 口 唇 が ん お よ び 口 腔がんの治療 最新の治療法をもってすれば,外科医は口腔後方の大きな腫瘍を成功裡に 切除することが可能な上,再建法により満足できる機能的結果を得ること ができる。特に早期がんでは,最高の QOL を保証するために,歯科補綴 的リハビリテーションが重要である。(原文更新日:2011 年 1 月 25 日, 翻訳更新日:2011 年 4 月 25 日) 2 ラ ン ゲ ル ハ ン ス 細 胞組織球症の治療 ランゲルハンス細胞組織球症(LCH)の小児および青年には,この疾患と そ の 治 療 の 経 験 を 有 す る 医 療 専 門 家 で 構 成 さ れ る 集 学 的 チ ー ム に よ る 治 療が行われるべきである。この集学的チームのアプローチとは,至適生存 期間および至適 QOL を得られるような治療,支持療法,およびリハビリ テーションを小児が必ず受けられるようにするため,プライマリケア医, 小児外 科 専門 医,放 射線 腫瘍 医,小 児内 科腫瘍 医 / 血液専門医,リハビ リテーション専門家,小児専門看護師,社会福祉士などの技術を集結した ものである。(原文更新日:2012 年 1 月 9 日,翻訳更新日:2012 年 3

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3 小 児 ホ ジ キ ン リ ン パ腫の治療 小児および青年のがん患者は,小児期および青年期に発生するがんの治療 経 験 を 有 す る 専 門 家 か ら 構 成 さ れ る 集 学 的 チ ー ム の あ る 医 療 機 関 に 紹 介 すべきである。至適生存期間および至適 QOL を得られるような治療,支 持 療 法 お よ び リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン を 小 児 が 必 ず 受 け ら れ る よ う に す る た め,この集学的チームのアプローチとは,プライマリケア医,小児外科専 門 医,放 射 線腫瘍医,小児内科腫 瘍 医 / 血液専門医,リハビリテーショ ン専門家,小児専門看護師,社会福祉士などの技術を集結したものである。 (原文更新日:2011 年 5 月 20 日,翻訳更新日:2011 年 7 月 22 日) 4 移行期のケア計画 移行はまた,入院による急性期治療から亜急性期の治療,ナーシングホー ム,リハビリテーション施設,在宅ケアまたはホスピスケアへというよう に,あるレベルから他のレベルのケアへの移動によっても生じる。移行を 最も望ましい形で確実に成功させるためには,入院中と退院後のケアが継 ぎ目なく統合的に結ばれている必要がある。退院後のケアは,大きく分け ると,在宅ケア,リハビリテーション病棟またはセンター,専門看護施設, ナーシングホームおよびホスピスでのケアに分けられる。退院計画は,コ ミュニ テ ィー リエゾン看護師および / またはソーシャルワーカーを,病 院,主な在宅ケア業者,リハビリテーション施設,ナーシングホームその 他の支援ケア供給源の間の仲介役とするなどの,システム間の連携を通し て改善できる。ケアを提供するチームメンバー:医師〔腫瘍学者,ホスピ ス,緩和ケア,プライマリケア提供者,一般医,内科医,リハビリテーシ ョン医(物療医学およびリハビリテーションを専門とする医師)〕(原文更 新日:2011 年 6 月 30 日,翻訳更新日:2011 年 9 月 26 日) 5 性 的 能 力 ( セ ク シ ャ リ テ ィ ー ) お よ び生殖の問題 多くの場合,治療開始から終了後に至っても,患者は自分自身に性的魅力 がないと感じ易い。身体像を障害するものを認識することは,医療とリハ ビリテーションの目標に組み入れるべき重要な課題である。多くの患者に とっては,自己刺激のための自慰行為または自己快感を認知し具体化する (cognitive-reframing)と,こうした行動を性的なリハビリテーションの 一環として捉えることができる。手術後の治癒の過程には 3∼6 カ月程掛 かり,完全な回復は手術の1 年後になると予想される。しかしながら,こ の間,男性は十分な血流により組織を健康に保ち,将来の十分な勃起能力 を改善するために,勃起能を維持し続けることが重要である。したがって, 早期の陰茎のリハビリテーションが推奨される(原文更新日:2011 年 6 月30 日,翻訳更新日:2011 年 9 月 26 日) 6 神経芽腫の治療 小児および青年のがん患者は,小児期および青年期に発生するがんの治療 経 験 を 有 す る 専 門 家 か ら 構 成 さ れ る 集 学 的 チ ー ム の あ る 医 療 機 関 に 紹 介 すべきである。この集学的チームのアプローチとは,至適生存期間および 至適 QOL を得られるような治療,支持療法およびリハビリテーションを 小児が必ず受けられるようにするため,プライマリケア医,小児外科専門

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医,放射線腫瘍医,小児内科腫瘍医/血液医,リハビリテーション専門医, 小児 専 門看 護 師,社会福 祉 士など の技 術 を集 結 した も ので あ る。( 原 文更 新日:2011 年 10 月 13 日,翻訳更新日:2011 年 12 月 20 日) 7 小 児 脳 腫 瘍 お よ び 脊 髄 腫 瘍 の 治 療 の 概要 原発性脳腫瘍または脊髄腫瘍をもつ小児は,治療上大きな挑戦をすること になり,至適結果を得るためには,脳神経外科学,神経病理学,放射線腫 瘍学,小児腫瘍学,神経腫瘍学,神経内科学,リハビリテーション学,神 経放射線学,内分泌学および心理学などの領域の小児専門医で,これらの 腫 瘍 を 有 す る 患 者 の 医 療 に 特 別 な 専 門 知 識 が あ る 医 師 と 協 働 し て 臨 む 必 要がある(原文更新日:2011 年 12 月 15 日,翻訳更新日:2012 年 2 月 21 日) 8 骨 肉 腫 お よ び 骨 悪 性 線 維 性 組 織 球 腫 の治療 小児および青年のがん患者は,小児期および青年期に発生するがんの治療 経 験 を 有 す る 専 門 家 か ら 構 成 さ れ る 集 学 的 チ ー ム の あ る 医 療 機 関 に 紹 介 されるべきである。この集学的チームアプローチとは,最善の生存期間と QOL が得られるような治療,支持療法およびリハビリテーションを小児 が必ず受けられるようにするため,プライマリケア医,骨腫瘍の治療経験 を積んだ整形外科医,病理医,放射線腫瘍医,小児腫瘍医,リハビリテー ション専門家,小児専門看護師,社会福祉士などの技能を集結するもので ある(原文更新日:2011 年 12 月 5 日,翻訳更新日:2012 年 2 月 21 日) 9 小 児 ウ ィ ル ム ス 腫 瘍 お よ び そ の 他 の 腎腫瘍の治療 集学的チームのアプローチとは,至適生存期間および至適 QOL を得られ るような治療,支持療法およびリハビリテーションを小児が必ず受けられ るようにするため,プライマリケア医,小児外科専門医,放射線腫瘍医, 小 児内科 腫 瘍医 / 血液専門医,リハビリテーション専門家,小児専門看 護師 , 社 会福 祉士 な ど の技 術を 集 結 した もの で あ る( 原文 更 新 日:2011 年12 月 8 日,翻訳更新日:2012 年 2 月 21 日) 10 小 児 横 紋 筋 肉 腫 の 治療 集学的チームによるアプローチは,プライマリケア医,小児外科専門医, 放射線 腫 瘍医 ,小児 腫瘍 医/血液医,リハビリテーションの専門家,小児 専 門 看 護 師 , ソ ー シ ャ ル ワ ー カ ー を 始 め と す る 各 専 門 家 の 技 能 を 一 体 化 し,最上の生存期間と QOL を実現する治療,支持療法,リハビリテーシ ョンを患児が確実に受けられるようにするものである(原文更新日:2011 年12 月 8 日,翻訳更新日:2012 年 2 月 21 日) 11 小 児 非 ホ ジ キ ン リ ンパ腫の治療 集学的チームのアプローチとは,至適生存期間および至適 QOL を得られ るような治療,支持療法およびリハビリテーションを小児が必ず受けられ るようにするため,プライマリケア医,小児外科専門医,放射線腫瘍医, 小 児内 科 腫 瘍 医 / 血液専門医,リハビリテーション専門家,小児専門看 護師 , 社 会福 祉士 な ど の技 術を 集 結 した もの で あ る( 原文 更 新 日:2011 年12 月 21 日,翻訳更新日:2012 年 2 月 21 日)

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