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正和会 視察研修 報告書

日 時 平成 24 年 2 月 7 日~2 月 8 日

場 所 長崎県佐世保市

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正和会 視察研修報告書

日 時 平成24 年 2 月 7 日(火)~2 月 8 日(水) 参加者 会長 串田金八、 議長 田村昌巳、相談役 大野 聰、副会長 乙津豊彦、 総務会長 杉山行男、政調会長 末次和夫、 清水義朋、武藤政義、柳川英司、岩﨑百合子 計 10 名 視察地 長崎県佐世保市 海上自衛隊佐世保基地(海上自衛隊佐世保史料館) 米海軍佐世保基地 視察内容 1.情報セキュリティ対策について (1) 対策の概要について (2) 職員の研修体制・周知について (3) 監査の体制について (4) 広報について (ア) ツイッターやフェースブックなどの新たなツールへの対応 (5) 課題・今後の方向性について 2.基地対策について (1) 佐世保市における基地関連施設の概要について (2) 米軍・自衛隊の市への影響について (3) 市民や関係諸団体との交流等について (4) 市民の安全対策・情報提供について 経緯 佐世保市は当市と同様、全国市議会議長会基地協議会の監査役市である。昨年 10 月佐世保市議会 基地対策特別委員会で当市に視察に来られた際、大野相談役とご一緒され た前議長のお誘いを受け、米海軍と海上自衛隊を抱える市であることから、進んでいる情報セ キュリティ対策と基地対策について視察することになった。 当市では平成24 年 3 月に米軍横田基地に航空自衛隊航空総体司令部が移転してくることか ら米軍と自衛隊の関係について研修を受け、さらに基地を視察できればと佐世保市役所並びに 北関東防衛局を通して九州防衛局にお願いし、海上自衛隊佐世保基地、米軍佐世保基地を視察 させていただけることになった。

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1 佐世保市 (1) 佐世保市の概要 佐世保市は軍港のまちと行っても良い。佐世保港は、長崎県の北部地域の中央部に位 置し、明治以前から海上交通の要衝として重要な役割を果たしていた。 明治19 年 5 月鎮守府設置が正式に決定し、明治 22 年 7 月に第3海軍区佐世保鎮守 府が開庁された。その後、海軍、海軍工廠の街として栄え、昭和 19 年には人口は 28 万人を越え九州で第四の都市となった。 昭和21 年 6 月に米海軍佐世保基地が創設され、昭和 30 年 10 月に海上自衛隊相浦駐 屯地が発足した。 総面積 426.47 ㎞2 人口 262,998 人 平成 23 年 3 月末現在 世帯数 118,336 世帯 (2) 佐世保市出席者 市議会 議長 永山 正幸様 議会事務局 局長 片平 研一様 〃 議会運営課主査 今里 幸司様 総務部情報政策課 課長 山中 高寛様 〃 行政情報係 山口麻査和様 〃 行政情報係 山下 雅史様 基地政策局 局長 西本 眞也様 〃 主幹 久野 幸雄様 (3) 調査事項 佐世保市と基地(自衛隊並びに米軍)について、前述のとおり。 羽田でちょっとしたトラブルに巻き込まれ、一部のメンバーが1便遅れた。私は先 発隊に加わり定刻通り出発し、ほぼ予定通り長崎空港に降り立った。 長崎空港からジャンボタクシーで佐世保駅に 向かう。高速道路が通っているので 1 時間ほど で着く。市役所から迎えにきてくれるとのこと で、市内で昼食をとり駅で街の様子をチェック。 「佐世保バーガー」の看板を見つけた。とても 大きなハンバーガーとのこと。「福生ドック」と 同じようにB 級グルメだろうか。 市のバスで市役所に案内される。街中を見て 回ったが、海軍の雰囲気が漂っている。佐世保市役所を訪れ、議会会議室に通される。 後発隊を待つ間、庁舎13 階にある展望ロビーに案内してもらう。港が一望でき、手前

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に見えるのが強襲揚陸艦エセックスだろうか。明 日、基地内を視察できるので見てこよう。 後発隊は約1 時間半遅れて市役所に到着した。 全員揃ったところで研修開始。 永山議長にお越しいただき、ご挨拶をいただ く。とても饒舌な議長で、日米協定による不公 平、基地交付金の不合理を熱く語られた。米軍 との関係、横田基地の騒音は分からないが、佐 世保基地の制限水域は分からないだろう。お互い理解し合い基地反対一本ではなく交渉 をしてゆくスタンスは同じとのこと。 続いて、串田正和会会長の挨拶、田村議長が挨拶を述べ、市役所職員による研修が 始まった。 1 佐世保市 佐世保市では、2つのテーマについて研修を受けた。 情報セキュリティ対策について、総務部から基地対策について、基地制作局から説明 をいただいた。 1.1. 情報セキュリティ対策について 情報政策課の担当からパワーポイントを用い て説明していただいた。 (1) 対策の概要について ① 佐世保市情報セキュリティポリシー ポリシーを策定した背景は、組織として 統一した「情報の取扱いに関する方針・ルー ル」が存在しなかったため。 情報セキュリティ関連規定類の体系として、情報公開条例、個人情報保護条例 を引用し、基本方針として「佐世保市セキュリティポリシー」を、対策基準とし て「佐世保市電子情報取扱要綱、文書規定」を、実施手順として「佐世保市情報 セキュリティ管理基準実施マニュアル等」を制定した。 情報セキュリティに関するマネジメントは PLAN-DO-CHECK-ACTION に沿って行われる。平成16 年にポリシー・要綱設定、ガイドブック作成したのを 皮切りに毎年運用、見直しをかけている。 ② 佐世保市情報セキュリティ推進計画(平成22 年 8 月制定) 目的は、事故等に関して中長期的な視点に立ち、計画的・段階的に対策を講じ る。 目標として、情報管理が行き届き市民が安心できる行政サービスを目指し、職 員の情報セキュリティに対する意識を向上させる。

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平成24 年度における取り組み事項は、 ・ 情報システム部門の業務継続計画(BCP)策定(継続) ・ 情報セキュリティ監査(継続) ・ 電子媒体の利用制限(新規) ・ 情報セキュリティガイドブックの更新(新規) ・ 情報セキュリティに関する取り組みの情報公開(新規) (2) 職員の研修体制・周知について ① 職員の研修体制 全職員に対してポリシー等規定類の解説を実施。各課情報セキュリティ責任者 に対してポリシーの運用等に関する説明を実施。その他、旧合併町職員や新規採 用職員に対して情報セキュリティに関する取組内容の説明を実施している。 その他、情報セキュリティ内部監査員に対して監査に関する講義・実習等を行 っている。 ② 職員への周知 ・ 電子掲示板・メール(グループウェア) 各部署における情報セキュリティに関する自己点検を実施、個別事項の通知、 情報セキュリティ委員会、情報セキュリティ運営委員会の結果報告を行っている。 ・ FAQシステム 情報セキュリティに関する規定類、情報資産管理システムの捜査マニュアルを 作成している。 (3) 監査の実施概要について ① 監査の概要 ・ 監査の目的 実施状況を点検評価し、問題点の確認、改善方法の検討、助言、指導、提案を 行うことにより、情報セキュリティ対策の維持・向上につなげる。 ・ 監査チーム 共同監査:公的資格者、情報政策課 内部監査:情報セキュリティ運営委員会委員の所属する情報セキュリティ担当 者、情報政策課、総務課 ・ 共同監査の効果 -市と利害関係のない第三者の立場から、公平で厳正な監査を実施できる。 -監査員及び被監査部署が、セキュリティに関する専門的な知識を得られる。 ② 課題に対する改善方策 ・ 情報セキュリティの取扱状況における課題 -セキュリティレベルが高い文書を机上に放置したままで退庁 -「レベルが高い文書は鍵付きキャビネットに保管」というルールが守られて

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いない。 ・ 課題を解決するためのプロセス -鍵付きキャビネットの数が不足しているため、セキュリティレベルが高い文 書を保管できない。 -既存のキャビネット・文書を整理する、鍵付きキャビネットを譲り受ける、 鍵付きキャビネットを購入する。 (4) 広報について ① ツイッターやフェイスブックなどの新たなツールへの対応 ・ 民間ソーシャルメディアの活用 必要な方(市民)が必要とする情報を選択できる方式。担当する部署が自ら作 成し、運営する方が市民が求めるきめ細かな情報をタイムリーに発信でき、職員 の思いもダイレクトに伝わる。 ・ 運用ルール 「民間ソーシャルメディアの活用に係る佐世保市ガイドライン」を制定(。 《Point1》自由にツイッター及びフェイスブックのアカウントを作成できる。 《Point2》公開情報は決済を省略、職員が自由に情報を発信できる。 《Point3》「なりすまし」防止のため、公式アカウントの情報を市のホームペ ージ等で公表する。 ・ 公式ツイッターメニュー一覧 説明時点で以下の3つのツイッターがメニューにあがっている。 -もりきらら たろう:動植物園:H23.10 月 -ダストンくん:環境部:H23.12 月 -佐世保市観光物産新興担当:観光物産新興局:H24.1 月 (5) 課題・今後の方向性について ① 情報システム部門の業務継続計画(BCP)策定 ・ BCPの概要 災害・事故で被害を受けても、重要業務を継続・早期復旧させるための方法を 事前に定めるもの。 ・ BCP完成イメージ 平成 23 年度では、障害を想定し復旧手順書作成ガイドラインを作成、システ ム復旧手順書を作成する。平成 24 年度では大災害を想定し、ガイドライン、シ ステム復旧手順書を作成する予定。 ② ペーパーレス化による情報漏えい防止 ・ ペーパーレスの実現 管理すべき紙文書の削減。 ・ 会議準備にかかる事務量の軽減

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(6) Q&A 説明に引き続き質疑応答が行われた。主な内容は以下のとおり。 ① ツイッターについて Q)行政としての情報発信ということだが、返信も許すのか、発信のみか。ま た、どのような対応を考えているか。 A)今のところ発信のみを考えている。佐賀県武雄市では市長自らフェイスブ ックを開いており、職員全員が発信する。将来、広聴はHPの中で募集し、本 事業は公式と非公式との間に位置づけ、信頼性を高めてゆく。 ② セキュリティーポリシー、要綱等について Q)・研修は職員に対して1回だけで充分か。 ・ツイッターは普通の書き方をしているようだが、市民の反応は?また、ツ イッター等が得意な職員のいる部門が行っているのか、それとも情報政策課で 部門を指定するのか? ・メールの添付ファイルの暗号化の手順は? ・iPadを使っておられるが、どのような運用? A)・ポリシー等規定改正時再研修を行っている。再度研修を行う予定。 ・ツイッターに対する市民の反応は、運用開始からまだ間がなく把握していな い。基本的にはやりたい職員が行う自発的な操作で、全課からの発信は無理。 ・庁舎外へのメールの添付ファイルを暗号化しており、送り間違いの防止を 目的としている。前もってパスワードを交換するか、次のメール又は電話でパ スワードを送信している。 ・iPadについては市長に提案し、部長職に配ってしまった。使い方につ いては研究中。 ③ 監査について Q)・具体的にどのような内容? ・監査員はどのくらいの数を目指す? A)・共同監査では、重要な情報を鍵の掛からないロッカーに入れたとか、重要 な文書をPC本体に格納していないかなど。重要な情報はサーバに格納するこ とになっている。 ・理想としては職員の半数、入れ替わった方が望ましいと考えている。 ④ 研修について Q)何時間程度行う? A)60分~90分の範囲、監査の研修に関しては5時間程度で午前中が講義、 午後が模擬監査である。

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報告者の感想 我々の調査事項に従ってパワーポイントの資料をわざわざ作成してくれた。情報セキ ュリティーに関しては職員一人ひとりのパソコンが使える環境ではルールだけを定め ても事故が起きる可能性を否定できない。 佐世保市においてはポリシーを定め、全職員に研修を行いさらに監査のできる職員を 増やしていることは評価できると思う。 九州が発祥の地であろうか、ツイッターやフェイスブックを職員が自由に開設でき、 市のホ-ムページからリンクすることによりオーソライズする手法は参考になった。因 みにこの報告書を仕上げている3月現在では後に示すようにツイッターが増えている。 しかもつぶやきが止まっていないのは成功しているといえるのではないだろうか。 iPadを全部長職に配ってしまったという施策は面白いと感じた。どのように使い 広めるかはこれからのようだが、ツールとして使いこなすかどうかが鍵かもしれないと 感じた次第。 平成24 年 3 月現在の佐世保市公式ツイッターメニュー一覧

サムネイ

名称

もりきらら たろう ダストンくん

佐世保観光物

産振興担当

しーちゃん・み

んちゃん

がんばらんば国

体させぼ

ユーザ

アカウント

@morikirara_taro

@duston_4R

@sasebokanko

@shi_min_kyou

dou

@sasebo_kokutai

担当部署

動植物園

環境部

企業立地・観光

物産振興局

市民協働推進

国体推進室

運用開始

年月

平成23年10月 平成23年12月 平成24年1月 平成24年2月 平成24年2月

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1.2. 基地対策について 基地政策局の局長からパワーポイントを用 いて説明していただいた。 (1) 佐世保市における基地関連施設の概要につ いて ① 佐世保市の近代の歴史 明治時代に海軍鎮守府が開庁してからの 歴史を説明された。 ② 基地の概要 ・米軍佐世保基地 軍人 3,125 人、軍属 253 人、家族 2,116 人、日本人従業員 1,471 人 配備戦艦 8 隻 ・海上自衛隊 隊員数 4,742 人 配備戦艦 13 隻 ・陸上自衛隊 隊員数 約1,000 人 西部方面隊普通連隊配置(九州・沖縄離島に対するゲリラコマンドに対応) ③ 施設の説明 豊富な航空地図に説明を加えたパワーポイントにより細部に渡り説明があっ たが、ここでは省略。 ④ 返還要請 昭和46 年に返還 6 項目を国に要望。平成 10 年 9 月に見直しを行い、新返還 6 項目として議会決議。これにより大きく前身した。 ⑤ 基地関係歳入予算 ・国有提供施設等所在市町村助成交付金 平成23 年度 704,805 千円 ・施設等所在市町村調整交付金 〃 171,549 千円 ・国有資産等所在市町村交付金及び納付金 〃 23,058 千円 ・地方交付税(普通交付税、特別交付税) 〃 490,000 千円 ・国庫支出金 〃 1,293,782 千円 ・国庫支出金(委託金) 〃 1,000 千円 (2) 他の調査事項について 説明は終わったので質疑にて調査した。

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(3) Q&A 説明に引き続き質疑応答が行われた。主な内容は以下のとおり。 Q)米海軍と海上自衛隊との接し方に違いがあるか? A)米海軍、海上自衛隊共に国防上必要な施設と認識している。自衛隊とは共存 共栄の関係にあり、縮小して欲しいが撤去して欲しいとの考えはない。 Q)交付金等で箱物を造ってきたと思うが、古くなった施設のメンテナンスに対 するスタンスは? A)軍転法(旧軍港市転換法)で国有地を無償で借り上げ、8,9 条で建物を造っ てきた。9 条で維持管理費にも使えるようになったので今後の工夫次第と考えて いる。 Q)市内に居住している米軍人の数は捉えているか? A)防衛省の発表によると、2,000 人ほど居住している。現状で米軍用住宅が 300 戸不足しており、市内に溶け込んでいる。 Q)朝日新聞に佐世保6 項目要望の報道があった。なぜ今このような記事が載っ たのか? A)これは議会の決議(H23.12 基地対策特別委員会)であり、以前の 6 項目の 要望を一旦総括し見直すべきと財務相から発言があったもの。いみじくも 40 年 経っていた。実現するまで最短でも15 年、1,000 億円は下らない事業になると考 えている。米軍はシビアで、撤去返還するには同じ施設の建設を要望してくる。 米軍としては施設が新しくなるので要望を担保に返還してくる。 Q)・防衛省の窓口は? ・日米友好祭のような行事は行われているのか? ・横田基地には交流クラブという民間の交流があるが、佐世保基地では? ・米軍基地を利用した英語教育は行われている? A)・福岡にある九州防衛局で佐世保防衛事務所が窓口になっている。 ・防衛局主催で日米交流事業が一昨年から開催されており、オープンベースに 合わせて行われている。 ・日米教会が民間団体間で行われている。 米兵による犯罪があったが、近年はほとんど起きていない。基地司令官も気 を遣っている。 ・教育委員会等での米軍との連携は行われていない。ハウステンボスの中に英 語しか使わないエリアがあり、米軍の奥さんがボランティアで教育に参加してい る。

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報告者の感想 佐世保市も基地制作局を組織しており、説明してくれた局長のように長年基地対策に 携わってきた方を置いている。佐世保基地の生き字引のような方で、パワーポイントの ページごとに実に詳しく説明してくれた。 基地交付金の根拠に制限水域の面積を加えて欲しい、海軍は音が出ないので 4 条交付 金はもらったことがない、とかの話しは正にこのような方からでないと聞けない事実と 感じた。御市(福生市)は当市(佐世保市)の倍の交付金をいただいている、との言葉 も印象的であった。 基地対策は粘り強く、知恵を絞って国と接しなければいけないと感じた。

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2 海上自衛隊佐世保基地 (1) 基地の概要 海上自衛隊佐世保基地は佐世保港に配置される施設の総称であり、視察研修は佐 世保地方総幹部にお邪魔して行われた。 現在の総幹部は明治22 年に開庁した佐世保鎮守府の跡地に建てられており、入場 した門は当時のものであるという。 総幹部の建物に案内され、会議室に通された。そこには巨大なスクリーンが2面 配備されており、そこにパワーポイントを写して説明していただいた。海上自衛隊 の習わしということで、説明をしてくれた総務課長から自己紹介をいただいた。細 かい内容(家族、趣味等)も紹介されるのには驚いた。 内容の目次を右に示すが以下の6項目であ る。 1 我が国と海洋 2 海上防衛力の役割 3 海上自衛隊の体制等 4 海上自衛隊の主な活動等 5 佐世保地方隊の概要 6 中国の海洋進出 昭和28 年に佐世保地方総監部、佐世保基地警備隊、下関基地隊をもって佐世保地 方隊が誕生した。現状で、佐世保地方総監部と12 の陸上部隊、護衛艦 15 隻、補給 艦2 隻、掃海艇 3 隻、ミサイル艦 2 隻等、人員約 5,500 名となっている。 佐世保基地の概要を右の写真に示す。 黄色に塗られた部分が殆どであり、これは 米海軍の施設である。その中の一部を海上自 衛隊が使用している。具体的には矢印で示し た施設のみである。 また、湾のなかの水域の殆どが米軍による 制限域であり、立入禁止を含め漁労、潜水、 サルベージなどの制限を受けている。 (2) 総監部施設 総監部内の施設は案内された本館の会議室を除き案内は受けなかった。厚生棟に ある食堂にお邪魔して昼食をとった。 どこの海上自衛隊基地にもあると聞いているがカレーライス定食をいただいた。 説明では海の上に出ると曜日の観念がなくなるので、毎週決まった曜日にカレーラ イスが出るとのこと。横須賀に行くと海軍カレーと銘打ったレトルトカレーを売っ

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ていることは承知しているが、基地で食するの は初めてのこと。 カレーライスはお代わり自由とのことであ ったが、量は適当であった。 (3) 海上自衛隊佐世保史料館(セイルタワー) 総監部を出て近くにある史料館にお邪魔する。この史料館は海軍の施設の一部を 改修し、これに近代的な新館(7 階建て)を増設した艦艇史料館となっている。 展示内容は海軍の歴史や海上自衛隊の歩み等について分かりやすく展示し、貴重 な資料も展示されている。実は民主党政権で仕分けの対象となり、一時有料となっ たが入館者が極端に減ったことから現在では無料で開放されている。 この史料館は全館写真撮影が禁止されており、報告できる絵はない。まず館長か ら説明を受け、続いて自衛隊OBが各階に展示されているものを中心に細かく説明 してくれた。海上自衛隊の生き字引と言った方であった。 報告者の感想 福生市には米空軍の基地があることから、今まで米空軍・航空自衛隊の基地を視察し てきたが、海軍・海上自衛隊の基地を視察するのは個人的には初めてのことであった。 海上自衛隊ではまず自己紹介を詳しく行うのが慣例とのことで驚いた。史料館におい ても同様の自己紹介を受け確信した。また、史料館で海軍について説明を受けたが、そ の歴史にも感動した。船に乗ることから軍港を出ると長期間陸に戻れないとのこと。そ こで食事のマナーについても英海軍の影響で、食器から海軍のマーク入りのブランド品 を使用しているとのこと。 総監部で受けた研修では、正にこの佐世保地方隊が日本の西部・南部一帯を守ってい ることを実感できた。昨今、中国による尖閣列島侵略が問題となっているが自衛隊とし ては積極的な防衛ができていない。つまり、この問題は政治問題になりつつあり、防衛 以前に厄介なことになっているようだ。現政権には現場を良く理解していただき時には 強硬な態度も示していただきたいと個人的には感じている。

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3 米海軍佐世保基地 (1) 基地の概要 前述の通り、北関東防衛局の取り計らいで九 州防衛局を通じて米海軍基地を視察できるこ とになった。佐世保市役所のバスで基地に向か う。 写真は基地の入口に建てられた看板、鳥居が 日本の象徴なのだろうか。 まず、車検、例え市役所のバスであっても例 外ではなく、検問所で調べられる。担当官がバスに乗り込み、我々の人定確認を行 う。免許証を提示して無事通過。いよいよバスは海軍基地の中に。入口に近い場所 にマクドナルドのお店があった。 基地の奥に司令部があり、そこでは司令官自ら出迎えてくれた。司令官の案内で 地下の会議室に入った。横田基地内の会議室に雰囲気が似ている。 司令官はとても背が高く、俳優のような容姿をしている。基地について司令官自 らパワーポイントを使って説明してくれた。ゆっくり話していただいたため、半分 程度は理解できたように感じた。もちろん、基地広報から通訳が同席し、逐一翻訳 してくれる。我々のために司令官がクッキーを焼いてくれたとのこと。コーヒーと ともにいただく。 基地内は写真撮影が禁止されているので報 告できないが、建物内はOKと判断した。右の 写真は説明が終わったところで岩﨑議員が司 令官にタッケーをプレゼントしたところ。とて も喜んでくださった。 司令官は福岡の九州防衛局で返還に関する 会議があり、雪が降ってきたので高速道路が閉 鎖されると困るとのことで退席するとのことであったが、最後までお付き合いをい ただいた。 また、パワーポイントの最後のページが印象 的であった。そう言えば、トモダチ作戦で米海 軍は航空母艦を現地に派遣したと聞いている。 ここでも、絆は合い言葉になっているようだ。 (2) 佐世保ドライドック 基地のあと、米軍と佐世保重工業(株)が使っているドライドックを視察した。 このドライドックも歴史があり、米軍に一度接収されたと聞く。現在でも米軍が

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優先的に使えるなど、現地では屈辱的という言葉も聞かれる。 ここは撮影フリーなので何枚か報告できる。 1 枚目はドックのクレーンで海軍時代から 使われているものである。その大きさは目を見 張るものがあり、さすが船のメンテにはこのよ うなクレーンが必要なのかと思った。 2 枚目は視察の様子。黄色いヘルメットに軍 手姿で広いドックを見学させていただいた。 このドックは現在空きの状態であったが、軍 艦のドックに固有の作りも説明いただいた。 3 枚目の写真は空のドックで、とても大きな 施設である。ここに船を入れるときの目標がは るか彼方に置かれている。入れ終わるまでどの くらいの時間がかかるのだろうか。 報告者の感想 司令官がとてもフレンドリーに接してくださったことに感激した。司令官が焼いてく れたというクッキーはとても美味しくいただいた。 基地内の施設は海軍当時のものが残されており、レンガ造りの倉庫は事務所等に使わ れている。 佐世保基地に軍艦が常備されているわけではなく、少し寂しい気がしたが何か起こっ たときには重要な基地になると思われる。 添付資料 ・ 佐世保市資料一式 個人で保管 ・ 海上自衛隊佐世保地方総監部広報資料一式 個人で保管

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視察先名刺

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海上自衛隊

参照

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