第5部 東海地震対策計画
第1章
策定の主旨
第2章
基本的な考え方と前提条件
第3章
防災機関等の業務大網
第4章
東海地震注意情報発表から警戒宣言が発
令されるまでの措置
第5章
警戒宣言時の対応措置
第6章
市民等のとるべき措置
第1章 策定の趣旨
第1章 策定の主旨
昭和 53 年6月 15 日,大規模地震対策特別措置法が制定され,同年 12 月 14 日施行された。 この法律は,地震防災対策強化地域(以下「強化地域」という)の指定及び強化地域に係る地 震観測体制の強化並びに警戒宣言に伴う地震防災応急対策の実施等を主な内容としている。 この法律に基づき,昭和 54 年8月7日「東海地震」(震源=駿河湾沖,マグニチュード8程 度)が発生した場合,木造建築物等に著しい被害を生ずる恐れのある震度6以上と予想される 地域(1都7県 157 市町村,平成 24 年4月1日現在)が「強化地域」として指定されている。 一方,本市の地域は,東海地震が発生した場合,震度5強以下と予想されることから,強化 地域として指定されなかったため,市は,大規模地震対策特別措置法に基づく地震防災強化計 画の策定及び地震防災応急対策の実施等は義務付けられていない。 しかし,震度5程度の揺れであっても,局地的にかなりの被害が発生することが予想される とともに,本市は都の南西部に位置し,強化地域に近接しているところから警戒宣言が発せら れた場合における社会的混乱の発生が懸念されている。 このため,国分寺市防災会議は,東海地震の発生及び警戒宣言が発せられた場合に備えた対 策をとることとし,「警戒宣言に伴う対応措置」を策定したものである。第2章 基本的な考え方と前提条件
1 基本的な考え方
○ 警戒宣言が発令された場合においても,本市の都市機能は極力平常どおり確保することを 基本としながら, (1) 警戒宣言・地震予知情報,注意情報発令に伴う社会的混乱の発生を防止するための対応 措置 (2) 東海地震による被害を最小限にとどめるための防災措置を講ずることにより,市民の生 命,身体及び財産の安全を確保することを目的とした。 ○ 原則として,警戒宣言が発令されたときから,地震が発生または警戒解除宣言が発せられ るまでの間にとるべき措置を定めたものであるが,地震防災対策強化地域判定会(以下「判 定会」という)招集の報道開始時から警戒宣言が発せられるまでの間においても,混乱が発 生することが予想されることから,この間における混乱防止のため必要な対策も盛り込んだ ものである。 ○ 東海地震に係る予防対策及び応急対策は,地域防災計画 第2部災害予防計画,第3部地 震災害応急復旧計画で対処する。 ○ 本市の地域は,強化地域でないことから,大規模地震対策特別措置法が適用されないため, 本計画の実施に関しては,行政指導または協力要請で対応するものである。 ○ 本計画の策定にあたっては,次の事項に留意した。今後,本計画を実施する際には,十分 配慮するものとする。 (1) 警戒宣言が発令された日及び翌日以降の対応措置は,特に区分しないことを原則とした が,学校,鉄道対策等区分が必要な対策については,個別に対応をとることとする。 (2) 警戒宣言が発令された時点から地震発生の可能性があるところから,対策の優先度を配 慮する。 (3) 東海地震が発生した場合,本市の予想震度は5強以下であり,震度に応じた対策を講ず ることとする。 (4) 本市及び防災関係機関並びに隣接市町村等と関連を有する対策については,事前に調整 を図るものとする。2 前提条件
○ 東海地震が発生した場合,内閣府が発表した震度分布予想によると,本市を含む多摩地域 の予想震度は震度5強以下である。 ○ 警戒宣言が発令された時刻により,人々の行動とそれに伴う対応措置は,大きく異なるこ とが予想される。このため,本計画においては,警戒宣言が発せられる時刻を,原則として, 最も混乱の発生が予想される平日の昼間(午前 10 時~午後2時)と想定する。ただし,各機 関において対策遂行上,特に考慮すべき時刻があれば,それにも対応するものとする。第3章 防災機関等の業務大網,第4章 東海地震注意情報発表から警戒宣言が発令されるまでの措置
第3章 防災機関等の業務大網
市及び防災関係機関が防災に関して処理する業務及び市民・事業者の責務は,第1部第2章 に規定するとおりである。第4章 東海地震注意情報発表から警戒宣言が発令されるまで
の措置
第1節 東海地震注意情報発表時の伝達
東海地震注意情報(以下『注意情報』という)が発表された場合,各防災機関は速やかに警 戒宣言に備え,活動準備態勢に入る必要がある。このため,ここでは注意情報の伝達に関し必 要な事項を定める。1 伝達系統と体制
担当 対策内容 防災安全課 ○ 市総務部は,都総務局から注意情報の通報を受けたときは,直ちにそ の旨を市各部課,消防団へ災害対策用PHS,有線電話等で伝達する。 健康福祉部 ○ 市健康福祉部は,注意情報の通報を受けたときは,直ちにその旨を国 分寺市医師会へ伝達するとともに,各施設等へ伝達する。 ○ 気象庁が常時監視している地震予知観測データに異常が認められた場合は,判定会が 開催され,大地震の前兆であるのかとともに,それが大地震に結びつくかどうかを判定 会委員によってデータ分析が行われることになっている。 ○ 警戒宣言に伴う対応措置の実施については,原則として宣言発令後に行うことになる が本章においては,東海地震注意情報の発表に伴う社会的混乱を防止する観点から必要 に応じ実施すべき措置について定める。担当 対策内容 国分寺消防署 ○ 国分寺消防署は,東京消防庁から注意情報の通報を受けたときは,直 ちにその旨を消防電話,消防無線その他の手段により署内及び各消防出 張所へ伝達する。 ○ 平常時の活動を継続しながら,情報の内容に応じて連絡要員の確保な ど必要な体制を維持する。 その他の防災機関 ○ 都総務局から注意情報の通報を受けたときは,その旨を部内及び出先 機関に伝達するとともに,必要な関係機関,団体等へ伝達する。 注)各防災機関は,関係機関,団体等に伝達する場合は,原則として判定会招集の報道開始後 に行うものとする。
2 伝達事項
担当 対策内容 市 防災関係機関 ○ 市及び防災関係機関は,判定会招集連絡報を伝達する他,必要な活動 態勢及び緊急措置をとることを合わせて伝達する。 ○ 判定会が開催され,その結果地震の発生につながらないと判定された 場合は,その判定結果並びに活動態勢並びに緊急措置を解除するよう速 やかに連絡する。第2節 活動体制
注意情報を受けた場合,市及び防災関係機関は,災害対策本部等の設置準備のため必要な態 勢をとるとともに,社会的混乱の発生に備え必要な防災態勢をとるものとする。1 市・小金井警察署・国分寺消防署・都の機関
担当 対策内容 市 (1) 市災害対策本部の設置準備 市は注意情報が発表された場合,直ちに緊急連絡体制をとるとともに, 市災害対策本部の設置準備に入る。なお,夜間休日等の勤務時間外に注 意情報が発表された場合は,市総務部契約管財課管財係当直警備員は直 ちに,防災安全課長に連絡する。 (2) 職員の参集 職員の参集は,本部班に該当する職員とする。なお,参集伝達は,各 部各課で定める情報伝達方法により指示するものとする。第4章 東海地震注意情報発表から警戒宣言が発令されるまでの措置 担当 対策内容 市 (3) 注意情報発表時の所掌事務 市本部が設置されるまでの間,防災安全課が関係機関の協力を得て, 次の所掌事務を行う。 ア 注意情報,地震予知情報その他必要な情報の収集伝達 イ 社会的混乱防止のための広報 ウ 都及び防災関係機関との連絡調整 小金井警察署 【現場警備本部の設置】 ○ 小金井警察署長は,注意情報を受けた時点で,直ちに現場警備本部を 設置して,指揮体制を確立する。 (1) 第八方面警備本部 方面本部長は,方面警備本部を設置し,方面内の警備指揮にあたる。 (2) 現場警備本部 小金井警察署長は,現場警備本部を設置し,管内の警備指揮にあたる。 ○ 警備要員は,東海情報注意情報に基づく招集命令を受けたとき,または 東海地震注意情報が発表されたことを知ったときは,自所属に参集する。 国分寺消防署 ○ 注意情報を受けたときは,震災警戒態勢を発令し,主に次の対策をとる。 ア 全消防職員の非常招集 イ 震災消防活動部隊の編成 ウ 防災関係機関への職員の派遣 エ 救急医療情報の収集体制の強化 オ 救助・救急資器材の準備 カ 情報受信体制の強化 キ 高所見張員の派遣 ク 出火防止,初期消火等の広報の準備 ケ その他消防活動上必要な情報の収集 都関係機関 (1) 都関係機関の態勢 ○ 都関係機関は,注意情報に接した場合,直ちに緊急対策をとると ともに各々本部設置の準備に入る。 ○ なお,夜間休日等の勤務時間外に注意情報に接した場合は,夜間 本部からの伝達により対応する。 (2) 職員の参集 ○ 職員の参集は,第2非常配備態勢をとる。なお,伝達方法は各部
2 防災機関
担当 対策内容 JR各駅 ○ 注意情報を受けたときは,地震防災対策本部を設置する。 ○ 地震防災対策に関係する本部要員及び応急対策従事員を非常招集す る。 西武鉄道各駅 ○ 注意情報を受けた関係者は,警戒宣言の発令に備え,指定された場所 に参集する。 NTT東日本 ○ 注意情報を受けた場合,防災関係機関等の重要通信を確保するため, 次の初動措置等を実施する態勢をとる。 ア 通話量等通信疎通状況の監視 イ 電力機器通信設備の運転状況の監視 ウ 輻輳発生時の重要通信確保のための規制措置等 エ 電話利用の自粛等広報活動 その他の機関 ○ 注意情報を受けた場合,各機関は要員を非常招集し,待機態勢をとる。第3節 混乱防止措置
注意情報発表等により様々な混乱の発生が予想されるとき,または混乱が発生した場合,これ らの混乱等を防止するための防災関係機関の対応は次のとおりである。 担当 対策内容 市 ○ 防災行政無線,災害対策用PHS,IP無線を活用して以下の活動を 行う。 ア 混乱防止に必要な情報の収集及び都・各防災機関への伝達 イ 各防災機関等が実施する混乱防止措置の連絡調整及び実施の推進 ウ その他必要事項 小金井警察署 ○ 注意情報発表後あらゆる手段を用いて正確な情報収集に努め,混乱の 予想される駅及び混乱の発生した駅等に部隊を配備する。 JR各駅 ○ テレビ・ラジオ等の報道機関を通じ,列車の運転計画を報道する。 ○ 支社社員を派遣するなど,駅客扱い要員の増強をはかる。 ○ 旅客の安全と,混乱防止のため次の措置をとる。 ア 状況に応じて適切な放送を実施し,旅客の鎮静化に努める。 イ 階段止め,改札止め等の入場制限の実施と併せて,状況判断を早め に行って,旅客の誘導,一方通行等を実施する。 ウ 状況により,警察官の警備応援を要請する。 西武鉄道 ○ 駅長及び事業所長は,必要により早期に警察官の派遣を要請し,混乱 の防止に努める。第4章 東海地震注意情報発表から警戒宣言が発令されるまでの措置 担当 対策内容 NTT東日本 ○ 注意情報発表の報道に伴い,市民及び事業所等による通話が集中的に 発生し,電話が著しくかかりにくくなることが想定される。この場合に おいては,各防災機関の重要な通信を確保することを基本に次により措 置する。 ア 電話が著しくかかりにくくなった場合は,一般の通話の利用制限を 行う。 イ 一般の通話の利用制限を行った場合でも,重要機関等及び街頭公衆 電話(緑色,グレー)からの通話は確保する。 ウ 各防災機関等の非常・緊急扱い電報及び非常・緊急扱い電話は,最 優先に確保する。
第4節 東海地震注意情報発表から警戒宣言が発令されるまでの広報
この段階では地震予知観測データに異常が認められたことにより,データ分析等が行われて いる時期であり,住民の冷静な対応が望まれるところである。したがって,この時期の広報内 容については,原則として,テレビ・ラジオ等により住民に冷静な対応を呼びかける広報を行 うこととしている。 なお,現場で混乱発生が予想される場合は,各機関において,必要な対応及び広報を行うと ともに各機関に通報し,各機関は必要な情報を住民に広報する。 担当 対策内容 市 ○ 防災行政無線,安全安心メール,緊急速報メール,ツイッター,市ホ ームページを活用して,市民に冷静な対応を呼びかける広報を実施する。 各ラジオ・テレビ の放送機関 ○ 注意情報発表時点から,職員の動員等を行い,報道解禁時から,警戒 宣言までの間,通常番組を中断し,主として次により放送を行うことと している。 ア 注意情報発令の報道 イ 注意情報発表に至った経過と今後の段どり ウ 家庭,職場での心得 エ 情報に注意する旨の呼びかけ オ 地震予知のしくみ第5章 警戒宣言時の対応措置
第1節 活動体制
1 防災関係機関の活動体制
担当 対策内容 市 (1) 災害対策本部の設置 市長は,警戒宣言が発せられ,災害が発生する恐れがあると認められ る場合は,災害対策基本法第 23 条の規定に基づき,国分寺市災害対策本 部(以下「市本部」という。)を設置する。 (2) 市本部の組織 本部の組織は,災害対策基本法,国分寺市災害対策本部条例,国分寺 市災害対策本部条例施行規則等の定めるところによる。その概要は,次 のとおりである。 <本部の所掌事務> ア 警戒宣言,地震予知情報及び各種情報の収集,伝達 イ 社会的混乱の発生防止及び混乱回避策等の決定 ウ 生活物資等の動向及び調達準備体制の決定 エ 各機関の業務に係る連絡調整 オ 住民への情報提供 <配備態勢> 警戒宣言時における市本部職員の配備態勢及び配備人員は,第3部 地震災害応急復旧対策計画,第1章第3節に定める非常配備態勢とし, 全職員を配置する。 (3) 市本部設置の周知 第3部 地震災害応急復旧対策計画,第1章第1節に準じて行う。 国分寺市消防団 ○ 消防団は,「警戒宣言に伴う消防団の活動計画」に基づいて出動する。 都関係機関 ○ 都知事は,警戒宣言が発令され,災害が発生する恐れがあると認めら れる場合は,災害対策基本法第 23 条の規定に基づき,災害対策本部を設 置する。 ○ 警戒宣言に伴う社会的混乱の発生防止のため,的確な対応措置を講ずる必要がある。 本章は,警戒宣言が発せられた時から,地震が発生するまでまたは警戒解除宣言が発令 されるまでの間にとるべき対応措置について定める。第5章 警戒宣言時の発令措置 担当 対策内容 その他の防災機関 ○ 指定公共機関及び指定地方公共機関等は,警戒宣言が発令された場合, 第3部 地震災害応急復旧対策計画に準じた活動態勢をとるとともに,都 防災計画及び市防災計画の定めるところにより,防災対策を実施する。 また,都及び市が実施する防災対策が円滑に行われるよう,その所掌事 務について適切な措置をとる。 ○ 市の区域内の公共団体または防災上重要な施設の管理者は,本計画の 定めるところにより,防災対策を実施するとともに,都及び市等が実施 する防災対策が円滑に行われるよう,その業務について都及び市等に協 力するものとする。
2 相互協力
担当 対策内容 防災関係機関 ○ 警戒宣言時等において単一の防災機関のみでは防災活動が十分行われ ない場合もあるので,各防災機関は,平素から関係機関と十分協議し, 社会的混乱の防止と被害の発生を防止するための相互協力態勢を確立し ておく。 ○ 各機関等の長または代表者は,都に対し応急措置の実施の要請や,応 援の要請,または市もしくは防災関係機関等の応援の要請を依頼すると きは,都総務局総合防災部に対し,次に掲げる事項について,口頭また は電話で要請し,後日あらためて文書により処理するものとする。 ア 災害の状況及び応援を要請する理由 イ 応援を希望する機関名 ウ 応援を希望する物資,資材,機械,器具等の品名及び数量 エ 応援を必要とする日時,時間 オ 応援を必要とする場所 カ 応援を必要とする活動内容 キ その他必要な事項第2節 警戒宣言,地震予知情報等の伝達
警戒宣言に伴う対応措置を円滑に実施するためには,各機関が警戒宣言及び地震予知情報を 迅速かつ的確に伝達するとともに,住民に対する広報を直ちに実施することが必要である。 このため,本節は警戒宣言等の伝達及び警戒宣言時の広報に関し必要な事項を定める。1 警戒宣言の伝達
担当 対策内容 市災害対策本部 ○ 市は,都総務局から警戒宣言及び地震予知情報等の通報を受けたとき は,直ちに災害対策用PHS,優先電話及びその他の手段により,各部 課,消防団,医師会に伝達するとともに,市立小中学校等に伝達する。 ○ 一般市民に対しては,防災行政無線のサイレンによる防災信号(下図 参照)並びに警察署,消防署,消防団の協力を得て,広報車等の活用に より警戒宣言が発令されたことを伝達する。 図5-1:防災信号(サイレン)の吹鳴パターン 備考 吹鳴回数は3回とする 小金井警察署 ○ 警察署は,警視庁本部から警戒宣言の通報を受けたときは,直ちにそ の旨を警察電話,警察無線及びその他の手段により署内及び交番等へ伝 達する。 ○ 警察署は,市に協力し,交通,防犯の広報車,パトカー,白バイ等の 車両のサイレン吹鳴による防災信号により,警戒宣言が発せられたこと を住民に伝達する。 国分寺消防署 ○ 消防署は,東京消防庁から警戒宣言及び地震予知情報等の通報を受け たときは,直ちに一斉通報,消防電話,消防無線及びその他の手段によ り,署内及び各消防出張所へ伝達する。 ○ 消防署は,市に協力し,消防車両等所有車両のサイレン吹鳴による防 災信号により警戒宣言が発せられたことを住民に伝達する。 鉄道機関 ※ 第5節「公共交通対策」 1 鉄道対策(1)情報伝達 参照 国分寺市医師会 ○ 市医師会は,都医師会または市から警戒宣言及び地震予知情報等の通 報を受けたときは,直ちに緊急連絡網により電話または口頭で所属会員 に伝達する。 その他の防災機関 ○ 都総務局から警戒宣言及び地震予知情報等を受けたときは,直ちに各 部課及び出先機関へ伝達するとともに,特に所管の業務上伝達が必要な 機関,団体事業者及び施設の利用者に周知する。 (約 45 秒) (約 15 秒)第5章 警戒宣言時の発令措置
2 伝達事項
担当 対策内容 災害対策本部 小金井警察署 国分寺消防署 その他の防災機関 ○ 警戒宣言が発令されたとき,伝達する事項は,次のとおりとする。 ア 警戒宣言の内容 イ 東京での予測震度 ウ 防災対策の実施の徹底 エ その他特に必要な事項3 警戒宣言時の広報
警戒宣言が発せられた場合,地震に備えての防災措置が実施される一方,駅付近の混乱や道 路渋滞,電話の異常,輻輳等の混乱も考えられる。これらに対処するため,都の実施するテレ ビ・ラジオ等による広報の他,防災関係機関及び市が広報活動を実施する。 なお,各現場で混乱発生のおそれが予測される場合は,各機関において必要な対応及び広報 を行うとともに,市災害対策本部及び必要な機関へ緊急連絡を行う。また,必要な情報を速や かに市民等へ広報する。 担当 対策内容 広報情報班 本部班 ○ 市は,警戒宣言が発令されたときは防災関係機関と密接な連絡のもと に,次の事項を中心に広報活動を行う。なお重要な広報はあらかじめ広 報文を定めておく。 (1) 広報項目 ア 警戒宣言の内容の周知徹底 イ それぞれの地域に密着した各種情報の提供と的確かつ冷静な対 応の呼びかけ ウ 防災措置の呼びかけ エ 避難が必要な地域住民に対する避難の呼びかけ (2) 広報の実施方法 防災行政無線,広報車,市ホームページ,安全安心メール,緊急 速報メール,ツイッター及びジェイコム東京,FMたちかわ等を通 じて広報を行う。 (1) 広報項目 住民及び施設利用者に対して,市に準じて行う。主なものは次のと おりである。 ア 住民及び施設利用者に対する警戒宣言内容の周知徹底4 報道機関への発表
都,警視庁,東京消防庁は,警戒宣言時において,住民,事業所等が社会的混乱防止と地震 に備えて措置が実施できることを目的として,報道機関に対して各機関の対応状況,混乱発生 等,各種情報提供を行うこととしている。5 放送機関の対応措置
各ラジオ・テレビの放送機関においては,警戒宣言が発令された場合,対策本部を設置し, 通常番組を中断して,主として次の特別放送を行うこととしている。 (1) 警戒宣言,地震予知情報の内容 (2) 地震による震度,津波の予想 (3) 各機関の対応状況 (4) 各地域における動向と対応状況 (5) 住民,事業所へ混乱防止及び防災措置の呼びかけ (6) その他必要な情報の提供第3節 消防・危険物対策
1 消防対策
担当 対策内容 国分寺消防署 国分寺市消防団 (1) 活動体制 注意情報発表時から引き続き震災警戒態勢下にあり,次の対策をとる。 ア 全消防職員の非常招集 イ 震災消防活動部隊の編成 ウ 防災関係機関への職員の派遣 エ 救急医療情報の収集体制の強化 オ 救助・救急資器材の準備 カ 情報受信体制の強化 キ 高所見張員の派遣 ク 出火防止,初期消火等の広報の実施 ケ その他消防活動上必要な情報の収集 (2) 情報連絡体制 市民,事業所に対しては,サイレン,広報車等により他の防災機関と 協力し,情報等を伝達する。 (3) 市民(事業所)に対する呼びかけ 【市民に対する呼びかけ】 情報の把握 テレビ,ラジオ並びに警察,消防,市からの情報への注意 出火防止 火気器具類の使用の制限,周囲の整理・整頓及び危険物 類の安全確認 初期消火 消火器,三角バケツ,消火用水等の確認 危害防止 ア 家具類,ガラス等の安全確認 イ ブロック塀,門柱,看板等の倒壊,落下防止措置第5章 警戒宣言時の発令措置 担当 対策内容 国分寺消防署 国分寺市消防団 【事業所に対する呼びかけ】 警戒宣言時は,事業所に対して,事業所間における通信連絡手段を活 用し,消防計画等にあらかじめ定められている警戒宣言発令時の対応措 置に基づき,速やかに対応を図るよう呼びかけを行う。 防災体制の確立 自衛消防組織の編成,警戒本部の設置及び防災 要員の配備 情報収集伝達等 ア テレビ,ラジオ等による正確な情報の把握 イ 顧客,従業員等に対する迅速正確な情報の 伝達 ウ 百貨店等の不特定多数の者を収容する施設 に対する混乱の防止 エ 顧客,従業員等に対する安全の確保 営業の継続,停止 及び退社等 ア 劇場,映画館,高層ビル等,不特定多数の 者を収容する施設に対する営業の自粛 イ 近距離通勤者に対する徒歩帰宅 ウ その他消防計画等に定める事項の徹底 出火防止及び初期 消火 ア 火気使用設備器具の使用制限 イ 危険物,薬品等の安全措置 ウ 消防用設備等の点検 エ 初期消火態勢の確立 危害防止 商品,設備器具等の転倒,落下防止措置
2 危険物対策
(1)石油類等危険物の取扱施設 担当 対策内容 国分寺消防署 予防規程または事業所防災計画に基づき対応するほか,災害防止の観点 から次の応急措置について検討・実施するよう指導する。 ア 操業の停止または制限 イ 流出拡散防止等資器材の点検,配置(2)化学薬品等取扱施設 担当 対策内容 国分寺消防署 学校,病院,研究所等の事業所に対して,消防計画により対応を図るほか, 災害防止の観点から次の応急措置について検討・実施するよう指導する。 ア 転倒,落下,流出拡散防止等の措置 イ 引火または混合混しょく等による出火防止措置 ウ 化学薬品等取扱いの中止または制限 エ 火気使用の中止または制限 オ 消防用設備等の点検,確認 (3)危険物輸送 担当 対策内容 小金井警察署 ○ 危険物取扱業者等に対する製造,取扱い及び運搬の抑制についての協 力要請 ○ 危険物及び保管施設に対する警戒強化 国分寺消防署 ○ 消防法に定められる危険物を運搬する車輌及びタンクローリーを所有 する事業所等に対し,災害防止の観点から次の応急措置を検討・実施す るよう指導する。 ア 出荷,受入れを停止,または制限 イ 輸送途中車輌における措置の徹底 JR貨物 【火薬類】 ○ 現在,都内に発着する火薬類積載車はないが通過はありうるので,こ れらの貨車は駅の安全な場所または立地上安全と思われる途中駅に停車 させる。 ○ 都内を輸送中の貨車は途中駅に一時停車し警察署,消防署へ連絡する。 【その他の危険物】 ○ 都内を輸送中の危険品積タンク車は,万一の場合を考慮して途中駅に 停車し,必要により警察署,消防署へ連絡する。
第5章 警戒宣言時の発令措置
第4節 警備・交通対策
1 警備対策
担当 対策内容 小金井警察署 (1) 警備部隊の編成 ○警察署部隊 ○方面機動隊 (2) 警察部隊の配備 国分寺駅等混乱のおそれのある駅,ターミナル,交差点等の実態把握 に努めるとともに,必要に応じ部隊を配備する。 (3) 治安維持活動 通常業務の処理の他,次の点に重点を置き,住民に不安を与える事案 及び混乱等を初期段階で防止する。 ア 市内の実態の把握に努める。 イ 正確な情報の収集及び伝達を図り,住民の不安要素を解消する。 ウ 不法事案の予防及び取締りを実施する。2 道路交通対策
担当 対策内容 小金井警察署 警戒宣言発令時における道路交通の混乱と交通事故の発生を防止し,各 機関等が実施する緊急輸送の円滑化を図るとともに,地震が発生した場合 の交通対策を迅速に行うため,以下の措置を講ずる。 【基本方針】 ア 市内の車両の走行は可能な限り抑制する。 イ 強化地域方向へ向う車両の走行は可能な限り制限する。 ウ 非強化地域方向から流入する車両は可能な限り抑制する。 エ 緊急交通路は優先的にその機能の確保を図る。 運転者等のとるべき措置を次のとおり定め周知徹底を図る。 (1) 走行中の車両 ○ 警戒宣言が発せられたことを知ったときは,走行速度を高速道路で は時速 40km,一般道路(首都高速道路を含む)は,時速 20km に減速す ること。 ○ カーラジオ等で地震情報等を継続して聴取しながら走行すること。担当 対策内容 運転者等 (2) 駐車中の車両 ○ 路外に駐車中の車両は,警戒宣言が発令された後はできる限り使用 しないこと。 ○ 路上に駐車中の車両は,速やかに駐車場,空地などに移動すること。 やむを得ずそのまま路上に継続して駐車するときは,道路の左側に寄 せエンジンを停止させること。なお,カギはつけた状態で窓を閉め, ドアはロックしないこと。 ○ 車両による避難の禁止警戒宣言が発令されても原則として避難する 必要はないが,万一避難を要する場合でも車両は使用しないこと。
3 道路管理者のとるべき措置
担当 対策内容 道路河川班 (1) 危険箇所の点検 警戒宣言が発令された場合は,防災関係機関と連絡を保ち,避難道路, 緊急輸送道路等を重点に点検を行い,地震発災時に交通障害となるおそ れのある道路の保全に努める。 (2) 工事中の道路についての安全対策 緊急時に対応できるよう工事を中止し,保安対策を行い,緊急車両の 円滑な通行を確保する。 東 京 都 北 多 摩 北 部建設事務所 (1) 危険箇所の点検 警戒宣言が発令された場合は,避難道路,緊急輸送道路等を重点に, 地震発生時に交通の障害となるおそれのある道路の損傷等について緊急 点検を実施する。 (2) 工事中の道路についての安全対策 緊急時に対応できるように原則として工事を中止して,安全対策を確 立し緊急車両等円滑な通行の確保を図る。第5章 警戒宣言時の発令措置
第5節 公共交通対策
1 鉄道対策
(1)情報伝達 警戒宣言及び地震予知情報が出された際は,次の方法ルートで列車及び駅並びに乗客に 伝達する。 担当 対策内容 JR東日本 西武鉄道 (2)列車運行措置 担当 対策内容 JR東日本 ア 地震防災対策強化地域外周辺部における線区(イに記載する線区を除 く)は,安全な方法により,極力列車の運転を確保する。 イ 地震対策強化地域に近接する次の線区は,折返し設備の不足または落 石多発区間である等の理由により,強化地域方向への運転を中止する。 東海道本線 藤沢~茅ケ崎駅間 中 央 本 線 高尾~上野原駅間 青 梅 線 青梅~奥多摩駅間 相 模 線 橋本~厚 木 駅 間 西武鉄道 ア 警戒宣言発令当日 通常ダイヤを使用した減速運転を行い,これに伴う列車の遅延には運 転整理で対応する。 東京総合 司令室 列車 旅客(駅) 乗客(車内) 指令電話及び 高速FAX 列車無線 車内放送 掲示,放送 通 知 駅 車内放送 車掌 旅客(駅) 駅長 乗客(車内) 指令電話 有線放送 列車無線 放送・掲示 等 総合司令長(3)乗客集中防止対策 警戒宣言が発令された場合,乗客が駅に集中し,大混乱が発生することが予想される。 この場合,列車の運行に支障を及ぼすことが考えられることから,各機関において乗客の 集中を防止するため次の措置をとる。 担当 対策内容 災害対策本部 ○ 平時から,市民に対して,時差退社及び近距離通勤者の徒歩帰宅等の 広報を行う。 ○ 警戒宣言時において,鉄道機関及び警視庁からの情報を基に,市内の 列車の運転状況等を広報するとともに,事業所等に対して極力平常どお りの勤務,退社させる場合の時差退社,近距離通勤者の徒歩帰宅を呼び かける。 国分寺消防署 ○ 平時から,各事業所に対して,従業員を退社させる場合は,時差退社 及び近距離通勤者の徒歩帰宅について指導を行う。 JR東日本 西武鉄道 (各駅) ○ 平時から,運転計画の概要,旅行見合せ,時差退社の協力についての 広報を行う。 ○ 警戒宣言時には,報道機関を通じ正確な運転状況等を報道するととも に,時差退社,近距離通勤者の徒歩帰宅の呼びかけを行う。 ○ 駅において,放送・掲示等により運転状況を旅客に周知するとともに, 時差退社及び近距離通勤者の徒歩帰宅を呼びかけ,協力を要請する。
2 バス・タクシー等対策
(1) 情報伝達 乗務員は,防災信号(サイレン),ラジオ及び警察官等から,警戒宣言が発令されたこと を知ったときは,直ちに旅客に伝達する。 (2) 運行措置 担当 対策内容 東京バス協会 (路線バス) 【運行方針】 各機関の協力のもとに地域の実情に応じた可能な限りの運行を行う。 【運行計画】 ○ 警戒宣言が発せられたときは,減速走行(一般道路 20km/h,高速道 路 40km/h)を行う。 ○ 減速走行及び交通渋滞等によりダイヤが遅延した場合,その状況に 応じて間引き運行の措置をとる。 ○ 危険箇所等を通過する路線については,運転中止,折返し,迂回等 事故防止のため適切な措置をとる。 ○ 翌日以降については,前記各項により運行するが,交通状況の変化 等に応じた措置をとる。 ○ 道路交通の混乱や旅客の集中による混乱等により運行が困難となっ た場合は,運行を中止する場合がある。第5章 警戒宣言時の発令措置 担当 対策内容 東京バス協会 (貸切りバス) ○ 貸切りバスは,必要やむを得ないものを除き運行を中止するが,旅客 の利便と安全については,十分配慮するものとする。 ( 社 ) 東 京 乗 用 旅 客自動車協会 都 個 人 タ ク シ ー 協会 ○ タクシー・ハイヤーは,各機関の協力のもとに,地域の実情に応じた 可能な限りの運行を行う。この場合,減速走行(一般道路 20km/h,高速 道路 40km/h)を行う。
第6節 学校・病院・福祉施設対策
1 学校(幼稚園,小学校,中学校,高等学校,専修・各種学校等)
担当 対策内容 各学校 (1) 在校時 ア 警戒宣言が発令されるとともに,原則として授業を打切り,警戒宣 言の解除までは臨時休校の措置をとる。 イ 警戒宣言発令後,児童生徒等を計画に従って帰宅させる。 ウ 帰宅にあたり,幼児・児童についてはあらかじめ保護者に伝達して ある計画に従い保護者または保護者の委任した代理人(以下「保護者」 という)に帰宅先を確認してから引渡す。保護者に引渡すまでは,学 校(園)において保護する。 エ 中・高等学校生徒については,個々に帰宅経路手段(徒歩,自転車, バス,電車等),所要時間,同伴者を確認してから帰宅させる。 オ 高等学校生徒等で遠距離通学のため自宅以外の寄宿先が定まってい る者は,寄宿先を確認して帰宅させる。 カ 高等学校生徒等の帰宅にあたり,交通情報を的確に把握し,鉄道運 行の変更その他による混乱に陥ることがないよう,下校計画に従って 必要な措置をとる。 キ 特別支援学校(学級)の児童・生徒等については保護者に引渡し, 引取りのない児童・生徒等についての学校での保護は,幼稚園,小学 校と同様とする。スクールバスを使用している児童生徒等については, 保護者に,事前に指定してある場所で引渡すこととする。 ク 特別支援学校(学級)においては,児童生徒等の通学範囲,障害の担当 対策内容 各学校 (2) 校外指導時 ア 宿泊を伴う指導時(移動教室,夏季施設,修学旅行等)の場合は, 強化地域内外を問わず,その地域の官公署等と連絡をとり,その地域 の災害対策本部の指示に従う。また,速やかに学校へ連絡をとり,校 長は,対応の状況を市教育委員会または所轄庁に報告するとともに, 保護者への周知を図る。 イ 遠足等の場合は,その地域の官公署等と連絡をとり,原則として即 時帰校(園)の措置をとる。帰校(園)後,児童生徒等を在校(園) 時と同様の措置により帰宅させる。ただし,交通機関の運行や道路の 状況によって帰校(園)することが危険と判断される場合は近くの小・ 中学校に避難するなど適宜の措置をとる。強化地域内の場合は,その 地域の官公署等と連絡をとり,その地域の災害対策本部の指示に従う。 教育委員会への報告,保護者への連絡は前項と同様の措置をとる。 (3) 学校(園)におけるその他の対応策 ア 児童生徒等を帰宅させた後,水のくみ置き,備品等の転倒・落下防 止,火気・薬品類による火災防止,消火器及び応急備品の点検,施設 設備の点検等,地震による被害軽減の措置をとる。 イ 学校(園)に残留し保護する児童生徒等のために必要な飲料水,食 料,寝具等については,私立校の場合は各学校(園)において準備し, 市立校の場合は市の災害備蓄品を活用する。都立高校は都教育委員会 が配備を行う。 ウ 残留する児童生徒等の保護のために必要な人員の確保については,あ らかじめ定めてある緊急時の教職員の役割分担に従って措置をとる。 エ 残留する児童生徒等の数,校(園)外指導時にとった措置等の必要 な事項を,市教育委員会または所轄庁へ報告する。 (4) 警戒解除宣言の連絡等 ア 警戒解除宣言は,ラジオ,テレビ,市の広報等によって得るものとする。 イ 解除後の授業の再開の日時は,あらかじめ定めたところによる。 (5) 児童生徒に対する伝達と指導 学校(園)は,判定会招集が報道機関により報道された後,判定会の 結論が出るまでの間に,適切な時期に学級指導・ホームルームに授業を 切りかえ,判定会が招集されたことを伝達し,地震に対する注意事項, 解除宣言後または地震後の授業の再開等について説明する。児童生徒の 安全を図る指導にあたり,警戒宣言が発せられた場合,直ちにあらかじ め定めた下校計画に従って帰宅させるよう準備を整える。 (6) 判定会招集時の学校(園)における対応措置の保護者への周知 ア 遠足等の場合は,その地域の官公署等と連絡をとり,原則として即 時帰校(園)の措置をとる。帰校(園)後,児童生徒等を在校(園) 時と同様の措置により帰宅させる。ただし,交通機関の運行や道路の 状況によって帰校(園)することが危険と判断される場合は近くの小・ 中学校に避難するなど適宜の措置をとる。強化地域内の場合は,その 地域の官公署等と連絡をとり,その地域の災害対策本部の指示に従う。 教育委員会への報告,保護者への連絡は前項と同様の措置をとる。
第5章 警戒宣言時の発令措置 担当 対策内容 各学校 イ 上記のような事前の措置をとっても,判定会招集の報道で保護者が引取 りに来校(園)した場合は,校(園)長の責任において臨機の措置をとる。 (7) その他 強化地域からの通学者については,あらかじめ定めた都内の寄宿先に 帰宅させる。なお,寄宿先のない者については,学校において保護する。
2 病院・診療所
担当 対策内容 国分寺市医師会 (病院・診療所) (1) 診療体制 ○ 病院及び診療所は,警戒宣言時においても可能な限り平常診療を行 う。このための必要な人員の確保は,あらかじめ定められた方法によ り,医師会の対応は,次のとおりである。 外来診療:医療機関の状況に応じ可能な限り平常通り診療を行う。 軽症患者については必要に応じた診療制限を行う。 救急患者に対しては常時診療態勢を整える。 入院患者:入院患者に対して病状に応じて,希望があれば一時帰宅の 許可等を与える。 手 術 等:医師の判断により日程の変更可能な手術,検査は延期する。 (2) 防災措置等 ○ 建物,設備の点検 ○ 医薬品,危険物の防災措置 ○ 落下物の防止 ○ 非常用設備,備品の点検及び確保 ○ 職員の分担業務の確認 (3) その他 収集された情報は,患者に不安を与えないよう必要に応じ適宜連絡する。3 社会福祉施設等
担当 対策内容 ○ 警戒宣言が発令されるとともに,原則として事業,保育等を中止して, 警戒・宣言が解除されるまで臨時休園(館)の措置をとる。 (1) 園児の扱い 園児は,名簿を確認して保護者に引渡す。 引取りがない者は,園において保護する。第7節 不特定多数が集まる施設の対策
不特定多数の者が集まる施設について,混乱防止及び安全確保の観点から各機関は次の対応 措置を行う。 担当 対策内容 国分寺消防署 ○ 消防計画等により対応を図るほか,特に不特定多数の者を収容する部 分については,災害防止の観点から,次の応急措置について検討・実施 するよう指導する。 (1) 映画館,集会場施設等 ア 火気使用の中止または制限 イ 消防用設備等の点検及び確認 ウ 避難施設の確認 エ 救急処置に必要な資材の準備 オ 営業の中止または自粛(ただし,駅等の混乱状況によっては弾力 的な運用を指導する) カ 施設利用者へ警戒宣言の情報を適切な方法で伝達し,従業員によ る適切な誘導 (2) 高層ビル ア 火気の使用の中止または制限 イ 消防用設備等の点検及び確認 ウ ビル内店舗については,営業の中止及び自粛 エ 店舗等の利用者に対しての,ブロックごとに必要な情報の伝達及 び時間差を設けての誘導 オ エレベーター(地震時管制運転装置付を除く)の運転中止及び避 難時の階段利用) 地域センター 福祉センター 児童館 ○ 警戒宣言が発令されると同時に,団体利用をしている施設は主催責任 者と協議のうえ閉館し,個人利用のみの施設は直ちに閉館する。 ○ 施設利用に対する警戒宣言の情報は,混乱を招かないよう十分に注意 し,直接口頭で伝達し,職員の誘導により退館させ臨時休館とする。 ○ 職員の役割分担を行い,施設設備の点検,ガラス等落下物の防災措置 を実施し,保安要員を確保する。 市民プール スポーツセンター 公民館 図書館 教育センター いずみホール ○ 警戒宣言が発令された場合,図書館等個人利用形態をとる施設におい ては,管理者が個人施設利用者に直接,公民館等団体利用(貸切り)形 態をとる施設においては,主催責任者に施設利用の自粛を要請する。た だし,個人利用形態をとる施設は直ちに閉館する。 ○ 職員の役割分担の確認を行い,防災用施設設備の作動準備,危険箇所 の応急補強,危険物の保安措置を実施する。 ○ エレベーターの運転を中止し,階段を利用するよう指導する。第5章 警戒宣言時の発令措置
第8節 電話通信対策
1 注意情報発表の報道開始後の混乱防止措置
担当 対策内容 NTT東日本 (1) 電話 注意情報発表の報道直後から,各機関等の情報連絡及び都民による家族 間等の通話が集中的に発生し,電話が著しくかかりにくくなることが予想 される。この場合において,各機関等の重要通話の優先確保とともに一般 通話を可能な限り確保することを基本に,次のとおり必要な措置を行う。 ア 確保する業務 a) 防災関係機関等の災害時優先電話からのダイヤル通話 b) 公衆電話(緑色,グレー)からの通話 c) 非常・緊急扱い通話(交換手扱いの通話)及び同電報 イ 可能な限り実施する業務 a) 一般加入電話からのダイヤル通話 b) 100 番通話(手動通話を含む。) c) 一般電報の発信及び電話による配達 d) 防災関係機関等からの緊急な要請への対応 故障修理 臨時電話,臨時専用線等の開通 (注)ただし,避難命令発令下においては実施しない業務がある。 (2) 電報 注意情報発表の報道以降,電報の取扱量も増大することが予想されるが, 可能な限り業務を継続することを基本に次のとおり必要な措置を行う。 ア 東京地域内から発信される電報 a) 各機関等の非常・緊急電報の取扱いは確保する。 b) 一般の電報は,強化地域内に向けて発信するものについては,遅 延を承知するものに限り受け付ける。また,強化地域外向けの電報 については,可能な限り受け付ける。 イ 東京地域内に着信する電報 可能な限り配達するが,困難な場合は電話で配達する。2 広報
担当 対策内容 広報情報班 ラジオ・テレビの 放送機関 ○ 注意情報発表の報道開始後及び警戒宣言時,一般の利用者に対し,テ レビ,ラジオ及び地域の広報活動等により次のとおり広報を実施する。 (1) 電話利用の自粛 各機関及び報道機関等の緊急に必要な重要通話を確保するため,一 般通話の利用をさし控えるよう広報する。 (2) 電話の通話状況 電話回線が混線し,電話がかかりにくくなったときには利用制限を 行うが,この場合の通話状況を広報する。 (3) 緊急時の通話方法 一般電話がかかりにくい状況で,緊急に連絡が必要な場合は,緑色 またはグレーの公衆電話を利用するよう広報する。 (4) 電報の取扱い 必要に応じ電報の混み具合,利用自粛等について広報する。 (5) 発災後の注意事項 地震発生後は,受話器はずれに注意する等発災後の注意事項につい て広報する。3 防災措置の実施
担当 対策内容 防災関係機関 ○ 発災に備え,次の通り準備警戒業務を実施する。 (1) 災害対策用機器等の点検整備 通信設備が被災した場合に,迅速に応急措置を実施し,通信を確保す るよう,次の災害対策用機器等の点検整備を行う等出動態勢を整える。 ア 非常用移動電話局装置類 イ 移動無線車及び災害対策用無線機装置類 ウ 移動電源車及び予備電源設備類 エ 応急復旧用ケーブル等各種資機材 オ 工事用車両等 (2) 工事中の施設の保安措置 警戒宣言が発令された場合,原則として防災に関係しない工事は中 止するが,この場合,工事現場へ保安要員を配置するとともに次の措 置を行う。 ア 工事中施設の安全措置 イ 現用施設への支障防止 ウ 可動物品の固定 エ 可燃物,危険物の安全措置 オ 工事中断後の保安対策第5章 警戒宣言時の発令措置
第9節 電気・ガス・上下水道対策
1 電気
担当 対策内容 東京電力パワーグ リッド立川支社 (1) 電気の供給 警戒宣言が発令された場合においても電力の供給を継続する。 (2) 人員の確保 非常災害対策立川支部構成員は,東海地震注意情報あるいは警戒宣言 が発せられたときは,態勢区分に従い速やかに所属する事業所に参集す る。 (3) 東海地震注意情報が発せられた場合の予防措置 ○ 警戒宣言に備えた諸準備の実施 工事現場の応急安全措置及び営業窓口での対応業務の中止に備えた 諸準備を進める。 (4) 警戒宣言が発せられた場合の予防措置 ○ 工事現場の応急安全措置の実施 工事状況に応じ,安全サイドの対応を行うことを基本に,可能な限 り工事を自粛する。2 ガス
担当 対策内容 東京ガス多摩支店 (1) ガスの供給 警戒宣言が発令された場合においても,ガスの製造,供給は継続する こととし,地震発生時の二次災害の防止または軽減を図るための応急措 置を,迅速かつ的確に行える全社態勢を確立する。 (2) 人員の確保と資機材点検 ア 勤務時間内においては,地震防災応急対策に必要な要員を確保し, 休日及び時間外においてもあらかじめ定められた動員計画に基づき保 安要員を確保し,警戒態勢をとる。 イ 資機材の点検確保 通常保管されている営業所倉庫,管材倉庫,その他から復旧工事に 必要な資機材の数量の点検,整備を行う。担当 対策内容 東京ガス多摩支店 ガス施設及びガス器具の取扱い上の注意事項等 ① 不使用ガス栓の閉鎖の確認 ② 地震発生時のガス栓・メーターコックの閉鎖 ③ 供給停止後のガス使用の禁止 ④ 供給継続地区におけるマイコンメーターの復旧操作 b) 特定需要家に対して ガス機器の使用の抑制依頼 地震発生時の遮断バルブによる,ガス供給停止の要請 イ 広報の方法 a) 必要に応じて,広報車等により,広報内容を直接呼びかける。 b) テレビ,ラジオ等の報道機関に対し,広報内容の報道を要請する。 (4) 施設等の保安措置 ア 導管網ブロック化措置の準備 a) Kブロックのバルブ停止は,導管ネットワーク本部長の指示によ り,迅速かつ円滑にできる態勢を確立する。 b) 導管事業部本部は,導管ネットワーク本部長の指示に基づき要員 の現場出動及び緊急措置の準備を行う。 イ 放散措置の準備 放散要員は速やかに指定の放散拠点へ出動し,放散の措置が迅速か つ円滑にできる態勢を講ずる。 ウ その他の保安措置 a) 緊急遮断装置,放散設備,用水設備,保安用電力に必要な予備電 源等の点検整備及び機能の確認を行う。 b) 保安通信設備の通信状態の確認を行う。 c) 工事の一時中断と工事現場の安全措置を講ずる。 d) タンクローリーの受入れの準備を行う。
第5章 警戒宣言時の発令措置
3 上水道
担当 対策内容 都水道局立川給水 管理事務所 給水班 (1) 水の供給 警戒宣言時においても,水は平常どおり供給する。また,地震の発災 に備えて飲料水を確保するなど,次の内容の広報を行う。 ア 当座の飲料水の汲み置き及びトイレ用水等の生活用水確保の要請 イ 地震発生後の避難にあたっての注意事項 ウ 地震発生後の広報等の実施方法 エ 地震発生後における住民への注意事項 (2) 人員,資器材の点検確保体制 警戒宣言が発令された場合は,直ちに発災に備えて給水態勢をとり, 広報及び水道施設の保安点検の強化や応急資器材の点検整備等の実施に 万全を期するとともに,震災発生時には速やかに応急対策活動に移行で きる態勢を確立する。 (3) 施設等の保安措置 ○ 浄水場においては,日常薬品類の適正な貯蔵に留意し,警戒宣言が 発令された後は,原則として搬入を行わない。 ○ 配水池の水位をできるだけ高水位に維持し,汲み置きに対処できる よう送配水圧を調整する。 ○ 警戒宣言発令時の水道施設の保安点検措置,工事現場の保安点検措 置,関係会社の確保等について,あらかじめ定めておく。 ○ 工事現場においては,工事を一時中止して安全措置を講ずる。また, 掘削を伴う工事で速やかに安全強化措置がとれないものは,原則とし て埋戻しを行う。4 下水道
担当 対策内容 流域下水道本部 ○ 警戒宣言時において,資機材の確保に努めるとともに非常配備体制に より対応する。 道路河川班 下水道班 ○ 警戒宣言時において,人員及び資機材の確保に努める。 ○ 工事等の現場作業においては,施工または作業を一時中止して安全措 置を講ずる。また,掘削を伴う工事で速やかに安全強化措置がとれない第 10 節 生活物資対策
担当 対策内容 災害対策本部 広報情報班 ○ 市は,警戒宣言発令時において,食料及び生活必需品を取扱う百貨店, スーパーマーケット,小売店等にできるだけ営業を継続するよう呼びか け,市民に対しては,スーパーマーケット,小売店等の営業状況及び買 占めや買い急ぎ等しないよう,広報車,防災行政無線等により広報を行 う。 ○ 東京都中央卸売市場は,生鮮食料品の供給を安定確保するため,平常 通り市場を開催し,生鮮食料品の取引業務を行うこととしている。第 11 節 金融対策
担当 対策内容 災害対策本部 広報情報班 協力班 (納税課・課税課) ○ 市は,警戒宣言発令時において,金融機関及び郵便局はできるだけ窓 口業務を確保するよう呼びかける。また,市民に対しては金融機関,郵 便局の営業状況及び慌てて預金を引き出す必要のないことを広報車,防 災行政無線等により広報を行う。 ○ 金融機関及び郵便局は,顧客及び従業員・職員の安全に十分配慮する とともに,店頭の顧客に対しては警戒宣言発令を直ちに伝達し,その後 の来客に備えポスターの店頭掲示等の手段を用いて告示するように配慮 させることとしている。 ○ 市税の対応措置は,次のとおりである。 ア 警戒宣言発令による交通混乱等が発生し,市税の申告,納税が困難 な場合には,その期限の延長等について弾力的に対処する。 イ 警戒宣言発令中において,市の一部または全部の地域に災害が発生 した場合には,市税の減免及び期限の延長等適切な措置をとる。 ○ 都税においても,都は前記と同様な対応措置をとることとしている。第 12 節 救援・救護対策
担当 対策内容 給水班 ○ 発災後に備え,市ごみ減量推進課は,本部との情報連絡及び保安点検 強化,応急資器材の点検整備を行う。 地 区 防 災 セ ン タ ー運営班 救援物資調達班 ○ 被災者の救助に必要な備蓄物資の輸送,配布を行うための態勢をとる。 ○ 応急精米の優先供給に関する協定に基づき,市内米穀小売商業組合に 対して精米の確保及び納入ができる態勢をとるよう要請する。 ○ 備蓄物資及び調達物資の輸送を確保するため態勢を整える。第6章 市民等のとるべき措置
第6章 市民等のとるべき措置
第1節 市民のとるべき措置
1 平時
担当 対策内容 市民 (1) 日頃から出火の防止につとめる。 ○ 火気を使用する場所の不燃化及び整理整頓をする。 ○ ガソリン,アルコール,灯油等の危険物類の容器を破損や転倒しな いように措置をしておき,火気を使用する場所から遠ざけて保管する。 ○ プロパンガスボンベ等は固定しておくとともに,止め金具,鎖のゆ るみ,腐蝕などを点検する。 (2) 消火用具を準備する。 ○ 消火器や三角バケツ等の消火用具を備え,月に一度は点検し,いつ でも使用できる場所におく。 (3) ブロック塀等の点検補修をする。 ○ タンス・食器棚・ピアノ等の家具類は固定する。 ○ 家具の上に物を置かないようにする。 ○ 国分寺の地域は「東海地震」が発生した場合,震度5になると予想されている。こ の場合,家屋の倒壊等の大きな被害は発生しないが,局地的には,宅造地の擁壁の崩 壊やブロック塀等の倒壊,落下物,家具類の転倒などによる被害が予想される。また, 本市は,首都圏における総合的中核都市として年々人口が増加しており,警戒宣言及 び地震予知情報による社会的混乱が発生することが予想され,混乱による人的被害が 危惧されている。このため市及び防災関係機関は,万全の措置を講ずるが,被害及び 混乱を防止するためには,市民及び事業所の果す役割は極めて大きい。市民1人1人 や各事業所が冷静かつ的確な行動をとることにより,被害及び混乱は大幅に減少させ ることができる。 本章においては,市民,地域防災組織等及び事業所が,警戒宣言が発令されたとき にとるべき行動基準を示すものとする。担当 対策内容 市民 (5) 食料や非常持出品を準備しておく。 ○ 家族が必要とする2~3日分の食料,飲料水を備蓄しておく。 ○ 三角布,ばんそうこうなどの医療品を備蓄しておく。 ○ ラジオ,懐中電灯,ヘルメット等の防災用品を備えておく。 ○ ロープ,バール,スコップなどの避難救助用具を備えておく。 (6) 家族で対応措置を話し合っておく。 ○ 警戒宣言時及び地震発生時の家族の役割分担を決めておく。 ○ 警戒宣言時は電話が混線するので,行動予定を話し合っておく。 (7) 防災教育訓練に積極的に参加し,防災意識及び行動力を高める。
2 注意情報発表時(報道開始時)から警戒宣言が発令されるまでの措置
担当 対策内容 市民 (1) テレビ,ラジオ等の情報に注意する。 (2) 家族で避難や連絡方法などの行動予定を確認する。 (3) 電話の使用を自粛する。 (4) 自動車の利用を自粛する。3 警戒宣言が発令されたときから発災までの措置
担当 対策内容 市民 (1) 情報の把握を行う。 ○ 市の防災信号(サイレン)を聞いたときは,直ちにテレビ,ラジオ のスイッチを入れ,情報を入手する。 ○ 都・市・警察・消防等防災機関の情報に注意する。 ○ 警戒宣言が発せられたことを知ったときは,地域住民が相互に知ら せ合う。 (2) 火器の使用に注意する。 ○ ガス等の火気器具類の使用は最小限に止め,いつでも消火できるよ うにする。 ○ ガスメーターコックの位置を確認する。 ○ 使用中の電気器具(テレビ,ラジオを除く)のコンセントを抜くと ともに,安全器またはブレーカーの位置を確認する。 ○ プロパンガスボンベの固定措置を点検する。 ○ 危険物類の安全防護装置を点検する。 (3) 消火器,三角バケツの置き場所,消火用水を確認するとともに,浴槽 等に水を溜めておく。 (4) 家具の転倒防止措置を確認する。 ○ 棚の中の重い物をおろす。第6章 市民等のとるべき措置 担当 対策内容 市民 (5) ブロック塀等を点検する。 ○ 危険箇所はロープを張るなど付近に近寄らせないような措置をと る。 (6) 窓ガラス等の落下防止をはかる。 ○ 窓ガラスに荷造用テープを貼る。 ○ ベランダの植木鉢等を片付ける。 (7) 飲料水,生活用水の汲み置きをする。 (8) 食料,医療品,防災用品を確認する。 (9) 耐火性があり,なるべく動きやすい服装にする。 (10) 電話の使用を自粛する。 ○ 市役所や放送局,鉄道会社,学校等への電話による問い合わせを控 える。 (11) 自家用車の利用を自粛する。 ○ 路外に駐車中の車両は,できる限り使用しない。 ○ 路上に駐車中の車両は,速やかに空地や駐車場に移す。 ○ 走行中の車両は,目的地まで走行した後は使用しない。 (12) 幼児・児童の行動に注意する。 ○ 幼児・児童は狭い路地やブロック塀などの付近を避け,安全な場所 に移動させる。 ○ 幼児・児童・生徒が登園,登校している場合は,園,学校との事前 の打合せに基づいて対応する。 (13) 冷静に行動し,不要不急の外出や旅行は見合せる。 (14) エレベーターの使用は避ける。 (15) 近隣相互間の防災対策を再確認する。 (16) 不要な預貯金の引き出しを自粛する。 (17) 食料品や生活用品の買い急ぎをしない。
第2節 地域防災組織等のとるべき措置
1 平時
担当 対策内容 自治会等 防 災 ま ち づ く り 推進地区 (1) 組織の役割分担を明確にする。 (2) 組織の活動訓練や教育・講習を実施する。 (3) 地区内の危険箇所(崖,ブロック塀等)を把握する。 (4) 情報の収集・伝達体制を確立する。2 注意情報発表時(報道開始時)から警戒宣言が発令されるまでの措置
担当 対策内容 自治会等 防 災 ま ち づ く り 推進地区 (1) テレビ,ラジオの情報に注意する。 (2) 地区内住民に冷静な行動を呼びかける。3 警戒宣言が発令されたときから発災までの措置
担当 対策内容 自治会等 防 災 ま ち づ く り 推進地区 (1) 市からの情報を地域住民に伝達する。 (2) 地区本部の設置を行う。 (3) 地域住民に市民のとるべき措置(第1節参照)を呼びかける。 (4) ポンプ,燃料等の点検整備を行い,出動態勢の準備を行う。 (5) 地域配備消火器の点検や消火用水の確保を行う。 (6) 高齢者や病人の安全に配慮する。 (7) 崖地,ブロック塀等の付近で遊んでいる幼児,児童等に対して注意を 促す。 (8) 救急医薬品等を確認する。 (9) 食料,飲料水及び炊出し用品等の確保並びに調達方法の確認を行う。 ※市民防災組織が結成されていない地域にあっては,自治会・町内会等が 前記に準じた行動を行う。第6章 市民等のとるべき措置
第3節 事業所のとるべき措置
1 平時
担当 対策内容 事業所 (1) 地震防災応急計画,消防計画,事業所防災計画等の作成 (2) 従業員等に対する防災教育の実施 (3) 自衛消防訓練の実施 (4) 情報の収集・伝達体制の確立 (5) 事業所の耐震性の確保及び施設内の安全対策 (6) 水・食料・医薬品その他必需品の備蓄2 注意情報発表時(報道開始時)から警戒宣言が発令されるまでの措置
担当 対策内容 事業所 (1) テレビ,ラジオ等により正確な情報を入手する。 (2) 自衛消防組織等自主防災体制を確認する。 (3) 地震防災応急計画,消防計画,事業所防災計画等に基づき警戒宣言時 のとるべき措置を確認または準備する。 (4) その他状況により,必要な防災措置を行う。3 警戒宣言が発令されたときから発災までの措置
担当 対策内容 事業所 (1) 自衛消防組織の編成,防災要員の動員及び配備等の警戒体制を確立す る。 (2) テレビ,ラジオ等により必要な情報を正確に入手し,顧客,従業員等 に迅速かつ正確に伝達する。この場合,百貨店等不特定多数の人を収容 する施設においては,特に顧客等の混乱防止に留意する。 (3) 指示,案内等にあたっては,予想震度,施設の立地条件,耐震性,利 用状況等により施設ごとに判断し,顧客,従業員等が適正な行動等がと れるようにする。この場合,身体障害者,乳幼児,高齢者等の安全確保 に留意する。 (4) 市民生活の確保と混乱防止のため,各事業所は極力営業を継続するも担当 対策内容 事業所 (5) 火気使用設備,器具等地震発生により出火のおそれがある機器は,原 則として使用を中止し,やむを得ず使用する場合は,最小限かつ,必要 な安全措置を講ずる。また,薬品等の混触発火及び危険物等の流出,漏 えい防止のための措置を確認する。 (6) 建築物の防火または避難上重要な施設及び消防用設備等を点検し,使 用準備(消火用水を含む)の保安措置を講ずる。 (7) 商品,設備器具及び窓ガラス等の転倒落下,破損防止措置を確認する。 (8) 不要不急の電話の使用は中止するとともに,特に都・市・警察・消防 署・鉄道等に対する問い合わせを控える。 (9) バス・タクシー・生活物資輸送車等市民生活上必要な車両以外の車両 の使用は,可能な限り制限する。 (10) 救助,救急資機材及び飲料水,非常食料,医薬品,照明器具等応急対 策の実施に必要な資機材を配備する。 (11) 建築工事・隧道工事及び金属熔融作業,高速回転機械の運転等地震発 生により危険が予想される作業は原則として中止し,応急補強等必要な 措置を講ずる。 (12) 一般事業所の従業員は,極力平常どおりの勤務とするが,特に退社さ せる必要がある場合は,従業員数,最寄り駅及び路上の混雑状況,警戒 宣言が発せられた時刻等を考慮して,安全を確認したうえで時差退社さ せるものとする。ただし,近距離通勤(通学)者にあっては,徒歩等に よるものとし,原則として交通機関は利用しない。