2017年3月2日
総務省 情報通信国際戦略局 通信規格課
中西 悦子
総務省のIoTに関する取り組みと
oneM2Mへの期待
oneM2Mショーケース2
■IoT政策について、情報通信審議会において議論を行い、本年1月27日に第三次中間答申。
■第三次中間答申においては、IoT政策委員会の下に設置した、基本戦略WG、人材育成WGの
報告に基づき、「IoT総合戦略」等を取りまとめ。
情報通信政策部会
IoT政策委員会
基本戦略WG
人材育成WG
(須藤部会長) (村井主査) (村井主査) (太田補佐官)1.検討体制
2.検討事項
(1) 基本戦略WG ① 答申されたIoT政策の進捗状況の確認、フォローアップ。 ② IoT政策全体を、更に一体的・総合的に推進するための戦略策定。 (2) 人材育成WG ① IoTを支えるネットワーク(SDN等)の在り方 ② ネットワークの運用管理を行う人材、及びその育成策の在り方「IoT/ビッグデータ時代に向けた新たな情報通信政策の在り方」
2 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin01_02000216.htmlIoT総合戦略:基本的枠組み
第四次産業革命の実現による30兆円の付加価値の創出
(2016年6月閣議決定「日本再興戦略改訂2016」)
→あらゆる社会経済活動を再設計し、社会の抱える課題解決を図るSociety 5.0を目指す
現実世界 ✔オープンデータ ✔農業やインフラ管理に係る暗黙知(ノウハウ)の形式知化(構造化) ✔M2M(ストリーミングデータ) ✔パーソナルデータ データ活用による課題解決のためのソリューションの実現 (デザイン思考によるオープンイノベーション)AI
ビッグデータ
データを基に分析
サイバー空間動的・静的なデータを
生成・収集・流通
現実世界へのフィードバック
(社会的課題の解決)
様々なモノ・機械・ヒト
IoT
データ主導社会
(Data Driven Society)
総務省として推進する“IoT総合戦略”を策定(政府全体の施策と連携)
~2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
IoT総合戦略ロードマップ
ネ ッ ト ワ ー ク 層 5Gの実現 (情報通信審議会情報通信技術分科会新世代モバイル通信システム委員 会) SDN/NFVの実装化 (情報通信審議会IoT政策委員会人材育成WG) ICT人材の育成 (情報通信審議会情報通信技術分科会技術戦略委員 会) (サイバーセキュリティタスクフォース) 実習を伴う産学官連携したネットワーク人材の育 成 結論 ユーザ企業等の人材に必要なスキルセット、講習会の在り方検討結論 プ ラ ッ ト フ ォ ー ム 層 認証連携基盤の構築 (個人番号カード・公的個人認証サービス等の利活用推進の 在り方に関する懇談会) パーソナルデータの活用と個人の情報コントロール権の確保 (2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談会) システミックリスクへの対応 (サイバーセキュリティタスクフォース) (スマートハウスのリスクマネジメントに関する検討会) 公的個人認証基盤の活用事例の実現に 向けた実証実験、ルール整備等 個人の医療・介護・健康情報を時系列的に管理できるPHRの 実現に向けたアプリケーション及びプラットフォームの開発 自立的普及の促進 サ ー ビ ス 層 データ利活用の促進等に必要なルールの明確化等 データの取引市場に関わるルール整備 (IoT政策委員会基本戦略WG SWG) 分野横断的なデータ流通環境の整備 (2020年に向けた社会全体のICT化推進に関する懇談 会) 端 末 層 縦 断 的 課 題 IoTの地域実装の推進 (地域IoT実装推進タスクフォース) データ利活用型スマートシティの構築 (ICT街づくり推進会議スマートシティ検討WG) AIネットワーク化の推進 (AIネットワーク社会推進会議) 国際的な政策対話の推進 国際標準化の推進 次世代AI技術の研究開発及び社会実装に向けた取組の推進 (情報通信審議会情報通信技術分科会技術戦略委員会) 多様なIoT端末の効率的な管理運用 安全安心な自律型モビリティシステム IoT共通基盤技術の研究開発、国際標準化に向けた取組 次世代AI技術の研究開発 データ利活用型のスマートシティの在り方 先行的取り組みの進め方 国際標準化提案の策定を行っていくための体制整備、海外のIoT関係団体と国内団体等との連携強化、 若手国際標準化人材の育成や国際的な会合の我が国への招聘等、官民共同でフォーラム標準への対応を強化 リスクシナリオ、技術的対策、 リスクをカバーする保険制度の在り方検討 技術的対策の国際的な標準化団体への提案 スマートハウスの社会実装推進の取組 一定の方向性の結論 ブロックチェーンと公的個人認証の連携の在り方等の検 討 IoT共通基盤技術の開発、国際標準化に向けた取組 ノウハウの共有や成果の検証 面的に拡大、国際展開 モデルの地域実装、ルールの整備、働きかけ等 IoTサービス創出のための地域実証を通じた参照モデル構築、ルール明確化等 スポーツ等を通じて収集したデータの健康分野での応用等の検討 APECにおける越境プライバシールールの推進、EU等とのパーソナルデータの越境流通に関する対話の推進 サイバー空間における国際法の適用に関する議論に貢献 クラウド上の教材・地域人材等 を 活用したプログラミング教育を 実施可能な学校:100% 実証実験の結果を 踏まえ検討 明確化するルールの数20 参照モデルの実装数50 世界に先駆け5G実現 社会実装に向けた取組の推進 社会実装に向けた取組の推進 BMI等の脳情報通信技術や自然言語処理技術の 社会実装に関する推進方策等の検討 IoT共通基盤技術を開発 戦略の策定 一定の結論 スキルセットの明確化 官民ID連携を実現するための制度整備、技術実証 アクションプラン 先進的AI利活用モデル の構築 省電力、少数データで運用可能な AI技術の開発 国際標準の獲得 標準化団体への標準化提案 スマートハウスの社会実装 IoT/BD/Ai情報通信プラットフォームの社会実装 産学官連携したネット ワーク人材育成体制の実 装 SWGを踏まえ検討 データ利活用型のスマートシティの構築 共通的なプラットフォームの形成、ガイドラインやルール整備 二国間・多国間の対話の実施 懇談会を踏まえ検討 AI開発ガイドライン (仮称)の策定 国際標準の獲得 多様な主体によるデータ利活用型ス マートシティの普及拡大(10箇所程 度) 個人番号カード・公的個人 認証サービスを有効活用し た認証連携基盤の実現 「AI開発ガイドライン」(仮称)の策定に向けて、G7,OECD等と 連携しつつ国際的議論を具体化・加速化 とりまとめ 「AI開発ガイドライン」(仮称)の策定に向けた素案の整理 共通クラウド基盤(IoTおもてなしクラウド)の 構築・機能拡大、地域実証 アクションプラン 社会実装に向けた取組の推進 ユーザ企業等におけるIo T 利活用に関する理解度の向 上 自律型モビリティシステムを支える通信ネットワーク技術の研究開発 社会実装に向けた取組 の推進 研究成果の社会実装等 スキルセットを踏まえたユーザ企業等向け講習会等の推進 越境データ流通を 促進する環境整備 技術的条件の検討 5G研究開発、5G総合実証試験 基本戦略とりまとめ 5G標準化活動、連携団体の活動支援 国際標準の獲得 実習訓練環境の整備 スキル認定制度の在り方と推進体制の検討 演習受講者:年間3,000人以上 標準的・入門的モデルの地域実証 モデル確立 発展的・応用的モデル の地域実証 3省連携の官民コンソーシアムによる 指導者育成・教材開発等の推進 実装主体数80団体 利用者数30万人 脆弱なIoT機器に関する国民 及びメーカへの周知徹底 地域への実装に向けた取組の推進 推進方策の検 討 (ICT人材の確保、地域資源の有効活用等 を含む) ロードマップ策定 結論 全国各地域におけるIoT実 装 ナショナルサイバートレーニングセンター(仮称)による人材育 成 実践的サイバー防御演習 産学官連携した人材育成の在り方検討、必要施策の実施 サイバーセキュリティ確保のための対応体制強化 データ取引市場の要件のガイドライン化、 任意の認定制度の措置等を検討 IoTセキュリティ対策の検討、必要施策の実施 一定の結論 4● IoT、ビッグデータ、AI等は、地域の住民・行政・企業のデータ利活用による住民サービスの充実、地域における新た なビジネス・雇用の創出等のメリットを実現し、地域の課題解決を図るための効率的・効果的なツールとして強く期待さ れている。 ● IoT等の本格的な実用化の時代を迎え、これまでの実証等の成果の横展開を強力、かつ、迅速に推進するとともに、 その進捗状況及び明らかになった課題を把握し、必要な対応策を講じることにより、日本全国の地域の隅々まで波及 させるため、「地域IoT実装推進タスクフォース」を平成28年9月より開催。
目 的
地域IoT実装推進
タスクフォース
会合の構成
(主な役割) 2020年までの地域IoTの普及に向け、主に、以下の事項について提言・助言を行う。 地域IoTを全国に横展開するための「地域IoT実装推進ロードマップ」の策定 「地域IoT実装推進ロードマップ」の実現に向けた推進方策 新たな課題等への対応 地域資源活用の取組に関する推進策等 (地域におけるデータの利活用、シェアリングエコノミー等) 地域資源活用分科会 地域のICT人材の共有・育成やリテラシー向上に関する推進策等 人材・リテラシー分科会 主査:森川博之 東京大学先端科学技術研究センター教授 主査:谷川史郎 ㈱野村総合研究所理事長 座長:須藤修 東京大学大学院 情報学環教授「地域IoT実装推進タスクフォース」について
5地域IoT実装推進ロードマップの策定(2016年12月8日)
地域を巡る課題
人口減少・高齢化の進展
総人口:5年間で94.7万人減少 高齢化率26.7%、出生率1.46(H2 7)東京一極集中の加速
東京圏へ約12万人の転入超過(H27)地域経済の低迷
消費の回復が大都市圏で先行するなど 地域経済はなお低迷 全国的に人手不足が顕在化地域IoTがもたらす可能性
技術の進展
成功モデルの創出
IoT/センサー クラウド ビッグデータ AI <働き方> テレワーク <農林水産業> IT漁業 <教育> プログラミング教育 <医療> EHR地域実装の課題
既に取組を進めている地域はごく一部。「関心」はあるが、実際に具体的な「行動」に移せていない自治体が多数存在。 課題は、「予算の制約」、「利用イメージ・効果の見える化」、「人材の不足」「官民が連携した推進体制の確立」。 ● 地域経済の活性化、地域課題の解決につながる「生活に身近な分野」を中心に、官民が連携して、課題を克服 しつつ、実装に取り組むための具体的道筋を提示。 ● 地域IoTの実装により、総合的に達成される将来像や経済効果を提示。地域IoT実装推進ロードマップの策定
6 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000129.html医療・介護・健康
教 育
働き方
農林水産業
地域ビジネス
観 光
防 災
IoT基盤
【実装の効果】EHR、PHRによる健康寿命の延伸、医療費の適正化 【KPI】EHR:実装医療圏数15程度(~2017)~順次拡大、患者数人口の5% PHR:実装主体数80団体、利用者数30万人 【工程】EHR:EHR高度化補助(~2017)、全国に普及展開 PHR:モデル研究への補助(~2018)、普及展開の促進 【実装の効果】スマート農業・林業・漁業モデルによる軽労化・省力化、生産 性向上、人手の確保 【KPI】実装地域300地域 【工程】農業情報ガイドライン策定(2016)、ガイドライン全国普及等(2017~) 優良事例の創出、自治体等への補助、普及展開の促進 【実装の効果】地域ビジネス活性化モデル、マイキープラットフォームによる域外売 上増、地域商店街売上増 【KPI】活性化モデル:地域企業の利活用状況を全国企業と同程度まで引上げ マイキーPF:ポイント導入自治体数1,303団体 【工程】活性化モデル:優良事例の創出、普及展開の促進 マイキーPF:システム実装・地域実証(~2017)、普及展開(2017~) 【実装の効果】観光クラウド、おもてなしクラウド、多言語音声翻訳による観光客 増加、観光消費増加 【KPI】観光クラウド:実装団体数150団体 おもてなしクラウド:実証実験結果を 踏まえ検討 多言語音声翻訳:導入機関数100機関 【工程】観光クラウド:優良事例の創出、補助(2017~)等 おもてなしクラウド:実証 等(~2017)、実装(2018~)多言語音声翻訳:実証等(~2017)、普及展開(2018~)等 【実装の効果】Lアラート、G空間防災システムによる地域防災力の向上 【KPI】Lアラート:全国運用(~2018末目途)、地図化実装15都道府県等 G空間防災システム:実装自治体数100団体 【工程】Lアラート:全国運用開始(~2018末目途)、地図化実証(2017・2018)等 G空間防災システム:自治体等への補助(2017~)、普及展開の促進 【実装の効果】IoTを支える基盤の環境整備による利活用の促進 【KPI】利活用ルール:明確化ルール数20 セキュリティ:演習年間3,000人以上 テストベッド:整備数10 Wi-Fi:約3万箇所 5G:実現等 【工程】利活用ルール:ルール明確化(~2018)等 セキュリティ:演習等 テストベッド:新技術の実証等 Wi-Fi:整備推進 5G:総合実証(2017~)等 【実装の効果】テレワークによる生産性の向上、ワークライフバランスの確保 ふるさとテレワークによる地域への移住・交流人口の増加 【KPI】テレワーク企業導入数3倍、雇用型在宅型テレワーカー数10%以上、 ふるさとテレワーク拠点整備箇所数100箇所、地域の雇用創出1,600人 【工程】テレワークの普及啓発や導入支援 ふるさとテレワークを導入する自治体等への補助 【実装の効果】教育クラウド・プラットフォームの活用、プログラミング教育による 教育の質的向上・格差是正、次代を担う人材の育成 【KPI】クラウド上の教材等を活用したプログラミング教育等を実施可能な学校100% 【工程】教育クラウド:学習系クラウド標準化等(~2016末)、校務系・学習系クラウド連 携実証・標準化(2017~)、ICT環境の整備促進等 プログラミング教育:地域実証(~2017)、ICT環境の整備促進等地域IoT実装推進ロードマップのポイント
7スマートなインフラ維持管理に向けたICT基盤の確立
センサー等で計測したひずみ、振動等のデータを、高信頼かつ超低 消費電力(1/1,000の消費電力で、リチウム電池等で5年以上通信可能)で収 集・伝送するための研究開発を実施。 これにより、ICTを活用した効果的・効率的な維持管理を実現し、社 会インフラの長寿命化に貢献。 高度経済成長期に集中整備された社会インフラの老朽化が深刻化する一方、厳しい財政状況下での維持管理に要する財源 等の確保は困難。「インフラ長寿命化基本計画」等、様々な政府戦略・方針において、ICTを活用した効果的・効率的な維持管 理の実現が期待されている。背景
研究開発概要
研究開発期間:H26年度 ~ H28年度 研究開発費: H26年度2.1億円、 H27年度1.5億円、 H28年度0.8億円、計4.4億円 実施研究機関: NTTデータ、NTTデータ経営研究所、アルプス電気 超低消費電力無線センサー※1の試作では消費電力を1/1000 以下に低減する数十µW(約30µW)の低消費電力を達成。 広範囲をカバーするためのマルチホップ無線通信方式※2では、 コンクリート製100m級の橋梁でのデータ通信方式を確立済。 H28年度で鋼製の橋梁でも技術を確立させ、国内95%程度 (コンクリート橋55%、鋼橋40%の全国シェア)の橋梁をカバー。 福井県鯖江市が管理する橋梁において、実際にセンサーを設 置し、研究開発成果を検証するとともに、現場の要求を研究 開発に反映。主な成果
コンクリート橋:丹南橋 (100m級) コンクリート橋:黒津橋 (30m級) 平成27年度実証 平成26年度実証 多数のセンサーから 同じタイミングで データを収集 ローカル 管理設備 ※2 マルチホップ無線通信方式 バケツリレー方式で データを伝送 ※1 開発したセンサーチップ 2mm 2mm 鋼橋:水落橋 平成28年度実証中 9■
IoT共通基盤技術の確立・実証
【H29年度予算要求額】 IoT共通基盤技術の確立・実証 3.1億円(H28年度予算 3.5億円)IoT共通基盤技術の確立・実証
•
多様なIoTサービスを創出するため、膨大な数のIoT機器を迅速かつ効率的に接続する技術、異なる無線規格のIoT機器や 複数のサービスをまとめて効率的かつ安全にネットワークに接続・収容する技術等の共通基盤技術を確立する。•
あわせて、産学官による「スマートIoT推進フォーラム」と連携し、先進的なIoTサービスの開発・社会実証を推進するとともに、 欧米のスマートシティ等に係る実証プロジェクト等と協調して、国際標準化に向けた取組を強化する。 工場等 宅内 先進的IoTサービスの創出 に必要な共通基盤技術(例) スマートWoT基盤技術 (Web of Things) スマートコミュニティ、スマートシティ 物流・交通 スマートホーム 電気・ガス.・水道 保守・管理 農業、漁業等 ※ 様々な分野において多様なIoTサービスの実証を行い、先進的なIoTサービスの創出を推進 構内 スマートコミュニティ スマートシティ IoTサービス・デバイス 接続・管理基盤技術 ダイナミック制御、 自動最適化技術 スマートIoT推進 フォーラム 推進体制 連携・協力 規格提案、国際標準化 ・・・ 10■ 今後、多様な分野・業種において膨大な数のIoT機器の利活用が見込まれる中で、多様なユーザや若者・スタートアップの 電波利用に係るリテラシー向上を図ることが不可欠。 ■ このため、①IoTユーザのIoT利活用等に必要な基本知識の要件(スキルセット)の策定、 ②分野毎・地域毎の講習会、 ③若者・スタートアップを対象としたIoT体験型教育やハッカソン等の取組を推進し、IoT時代に必要な人材を育成。
IoT機器の適正な利活用のための人材育成について
【予算】 IoT機器等の電波利用システムの適正利用のためのIoT人材育成 平成29年度予算案 2.5億円【新規】IoT人材育成に資する
• 若者・スタートアップ向けの 体験型教育、ハッカソンの実施 • IoTユーザの基本知識の要件の策定、 それに基づく民間事業者による検定等 • 分野毎・地域毎の講習会等 (2) (1) IoT スキルセット ①無線特性 ②センサ/アクチュエータ ③ネットワーク ④プロトコル ⑤通信モジュール ⑥エンベデッド ・ ・ ・ 11Webとクルマのハッカソン2017
• 「“オープン” を軸としたモノづくりを学び、実践する場」と して、2012 年春に Mozilla Japan が構想を発表。 • オープンな思想のもと、専門家、大学生、中高生が一緒 になってモノづくりのプロジェクトに実際に参加すること で、そのプロセスの中から気付きや学びを得て、皆で イノベーションの種を作っていく枠組み。 • これまでの Web の概念にとらわれることなく「自由な 発想で “モノづくり” を行いながらプロトタイプの作成を 目指す Labo (実験室)的なプロジェクト」等様々な 取り組みを実施。Mozilla Factory CHIRIMEN※ Open Hardware Project
• Web技術の高度化に伴い、車内ネットワークの情報と Webを通じた様々な情報を連携させた新たなビジネスモ デル創出が期待。Web技術の国際標準化団体である W3Cにおいて、車両情報活用に関するAPIの標準化が 進められている。 • 2017年1月、クルマの情報とWeb技術の融合による 新たなサービスやアプリの創出、Webと車の連携に 関する普及啓発・裾野拡大を目的として、「Webとクルマ のハッカソン2017」を開催。
スタートアップ・若者を対象としたIoT人材育成
IoTを総合的に理解し、使いこなせる人材、アイディアを発想できる人材が求められており、
スタートアップや若者を対象として、アイディア・ソリューションを競うハッカソンの取組や開発
キットやオープンソース等を使った開発(モノづくり)を通じた体験型教育を推進。
※CHIRIMEN:センサーやアクチュエーターなどの物理デバイスをWeb技術だ けで制御することができるオープンソースの開発環境で、ボードコンピュータ とその上で動作するソフトウェアを含めた総称。 12日本のIT人材の年収(1/2)
米国におけるIT人材の年収は、我が国のIT人材の年収と比較して高い傾向にある。
IT人材年収の日米比較
IT人材の年収(他国との比較)
出典:Gartner資料より総務省作成