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Vol.6 , No.2(1958)066宮本 正尊「親鸞の歸本願と教行信證の構造」

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一 教 行 信 謹 の 中 心 課 題 ﹁ 本 願 爲 宗 ﹂。 台 宗 二 百 題 な ど の よ う に、 眞 宗 に も 眞 宗 要 自 五 十 題 や 眞 宗 ( 3) ( 4) 百 論 題 が あ る。 こ れ ま で 學 者 が 力 を つ く し た も の は、 行 信 論 ・ 眞 假 分 判 ・ 引 用 経 論 の 研 究 な ど で あ る が、 梢 ゝ 等 閑 に 附 さ れ、 研 究 が 手 薄 に な つ て い る も の に、 行 誰 論 ・ 信 誰 論 ・ 謹 佛 土 論 ( 5) が あ る。 大 行 も 大 信 も 誰 に 野 し て は ﹁ 因 ﹂ で あ る。 そ し て ご の 因 で あ る 信 心 に お い て 絶 野 性 を 語 る に は、 謹 果 を 通 ら な く て は な ら な い。 誰 巻 に お け る 他 力 廻 向 の 根 擦 に よ つ て、 金 剛 信 心 は 絶 封 不 二 の 機 な り。 と、 い わ れ る 筋 道 が は つ き り す る の で あ る。 親 鶯 は 化 巻 に 引 用 す る 末 法 燈 明 記 や 中 古 天 台 や 鎌 倉 の 諸 師 の よ シ に、 教 行 誰 の 三 法 を も つ て 主 著 の 表 題 と し て い る か ら、 そ の ﹁ 信 ﹂ は ﹁ 行 中 撮 信 ﹂ で あ る 面 は あ る の で あ る。 し か し 親 轡 的 な 信 の す が た は、 行 を 承 け ・ 行 に つ な が り ・ 行 を 生 か し ・ 行 と 共 に あ つ て、 行 信 何 れ も 因 で あ り な が ら、 大 行 と し 大 信 と し て そ こ に 経絶 樹 他 力 の 大 道 を 歩 む こ と に あ る。 随 つ て 信 巻 猫 特 の 在 り 方 を 明 確 に す る 爲 に は、 行 信 爾 巻 の 關 係 も 大 切 に は 大 切 で ( 6) あ る が、 信 誰 爾 巻 の 組 み 合 せ に 注 意 を 梯 う 必 要 が あ る。 三 法 ・ 四 法 ・ 六 法 の 次 第、 信 巻 の 位 置 と 誰 1 正 宗 分 三 一 教-教 1 二 行-開 出 信、 行 中 撮 信-行 2-信 3 三 誰-開 眞 化 二 土-謹 4-眞 佛 5 化 身 6 2 正 宗 分 三 一 教1 二 行 2 所 行 信 3 能 信 能 入 因 三 誰 4-所 謹 果 3 正 宗 分 三 一 教 1 二 行2 信 3 化 身 6 三 謹 4-眞 佛 土 5 親 鷺 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 ( 宮 本) 二 九 三

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親 鷺 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 ( 宮 本) 二 九 四 信 巻 の 標 學 は 第 十 八 願 至 心 信 樂 の 願 で あ る が、 そ の 下 に ﹁ 正 定 聚 の 機 ﹂ と し て あ る、 こ の 現 生 正 定 聚 こ そ、 謹 巻 標 學 の 第 十 一 願 必 至 滅 度 の 願 に お け る 二 つ の 願 事、 住 正 定 聚 と 必 至 滅 度 の う ち の 正 定 聚 が、 誰 巻 か ら 信 巻 の 巻 頭 へ ま で 入 り 込 ん だ も の で あ る。 ま た ﹁ 誰 大 浬 繋 の 眞 因 ﹂ と し て の 信 心 は、 誰 の 眞 因 と し て は 因 で は あ る が、 正 定 聚 不 退 繭 錬と し て は 謹 の 願 事 で あ る。 し か も そ の 信 は 護 の 一 如 か ら 開 顯 さ れ る 報 土 の 主 た る 如 來 か ら 廻 向 さ れ た 信 心 で あ つ て、 そ の ま ま ま た 主 た る 如 來 を 仰 ぐ 信 心 で あ る。 親 鷺 は 信 巻 に お い て、 こ の 現 生 正 定 聚 を 信 の 現 生 十 種 の 釜 の 一 つ に 数 え て い る か ら、 そ の 住 正 定 聚、 不 退 韓 は 謎 巻 に 入 り 込 ん で い る 信 の す が た で あ る と い ヤ ち よ う つ が い つ ﹁て よ い。 こ の よ う に ﹁ 信 と 誰 ﹂ と は、 が つ ち り 蝶 香 の よ う に 組 み 合 つ て い る と こ ろ に、 ﹃ 教 行 信 謹 ﹄ に お け る 信 誰 論 猫 特 ( 7) の 意 義 が あ る の で あ る。 ﹁ 謹 大 浬 盤 の 眞 因 は、 唯 信 心 を 以 て す る ﹂ と は、 信 が 誰 の 懐 の 中 に 入 り 込 む 信 誰 爾 巻 の 直 接 的 つ な が り で あ る。 ま た 正 定 と 滅 度 と は、 ﹁ 誰 の 本 願 ﹂ で あ る 第 十 一 願 の 願 事 で あ り な が ら、 そ の 一 つ を 親 鷺 は 第 十 八 願 の 信 心 の 在 り 場 所 と し、 滅 度 の 方 を も つ て 謹 の 願 艘 と し、 彼 土 の 得 盆 と 決 断 し た の で あ る。 そ こ に ﹁ 信 の 決 定 性 と 謹 の 深 さ ﹂ ﹁ 信 ( 8) の 現 讃謹 と 浬 繋 の 断 絶 ﹂ と し て、 佛 教 の さ と り に、 無 限 の 滋 味 が 與 え ら れ て い る。 こ れ が 信 謹 爾 巻 の す が た で あ る。 教 行 信 讃 の ﹁ 信 ﹂ は 誰 大 浬 盤 の 眞 因 と し て ﹁ 誰 の 信 ﹂ で あ る が ﹁ 誰 を 通 じ て 眞 實 報 土 の 主 た る 如 來 へ の 信 ﹂ で あ る。 適 切 に 云 え ば、 そ れ は ﹁ 主 た る 如 來 の 廻 向 の 信 ﹂ で あ り ﹁ 主 た る 如 來 に 齢 投 す る 凡 愚 の 信 ﹂ で あ る。 誰 の 因 で あ る 信 心 が、 謹 の 一 如 よ 砂 來 生 す る 眞 佛 土 の 主 た る 如 來 廻 向 の 信 で あ る。 宗 學 者 の よ く 用 や る 言 葉 で あ る が、 聖 人 御 己 謎 と は、 こ の よ か な め う な 要 に あ る の で あ ろ う。 教 巻 の 教 主 が 此 方 に 獲 遣 し、 眞 佛 土 の 主、 如 來 が 彼 方 に 招 喚 し、 二 奪 二 教、 入 出 牲 還 圓 環 す る 廻 向 論 が、 行 ・ 信 ・ 謹 を 中 に 挾 ん で、 教 と 眞 佛 土 で 締 あ る 眞 ( 9) 實 五 法 の 貫 練 こ そ、 眞 宗 の 椹 要 で あ る か ら で あ る。 眞 實 五 法 教-教 主 本 願 の 名 號 念 佛 爲 先 構 名 報 恩 煩 拶 成 就 の 凡 夫

本 願 一 乗 海 主-如 來 本 願 力 の 廻 向-法 の 眞 實 絶 封 不 二 の 敏 一 棊 海 の 機 機 の 眞 實 金 剛 の 信 心 眞 佛 報 土 土 の 主 他 力 廻 向 の 信 信 心 爲 本 信 心 敷 吉喜 絶 封 不 二 の 機 生 死 罪 濁 の 群 萌 眞 宗 猫 特 の 味 と い う も の は、 教 行 謎 の 三 法 立 ち に も、 教 行 信 誰 の 四 法 立 ち に も、 窺 い 得 ら れ な い こ と は な い で あ ろ う。 し か し ﹁ 澤 土 の 主 た る 如 來 の 廻 向 す る 他 力 の 信 ﹂に よ つ て 如 來 に 蹄 向 し た て ま つ り、 報 恩 感 謝 し て お 念 佛 す る ﹁ 生 活 の 張 り ﹂ と い う も の は、 眞 宗 が 作 り 出 し た 偉 大 な 佛 教 的 禮 験 で あ る。 佛 教 史 上 こ の よ う な 眞 宗 的 擦 黙 が 寄 與 す る と こ ろ も、 中 々 大 き い。

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信 巻 に お け る ﹁ 行 信 廻 向 論 ﹂ し か ら ば も し は 行 も し は 信、 一 事 と し て 阿 彌 陀 如 來 の 清 浮 願 心 の 廻 向 成 就 し た ま ふ と こ ろ に あ ら ざ る こ と あ る こ と な し。 因 な く し て 他 の 因 の あ る に は あ ら ざ る な り。 知 る べ し。 誰 巻 に お け る 牲 組 廻 向、 教 ・ 行 ・ 信 ・ 謹 廻 向 論 そ れ 眞 宗 の 教 行 信 誰 を 案 ず れ ば、 如 來 大 悲 の 廻 向 の 利 釜 な り。 故 に も し は 因、 も し は 果、 一 事 と し て 阿 彌 陀 如 來 の 清 浮 願 心 の 廻 向 成 就 し た ま へ る と こ ろ に あ ら ざ る こ と あ る こ と な し。 因 浮 な る が 故 に 果 ま た 浮 な り。 知 る べ し と な り。 こ の 爾 文 を 封 鷹 す る と き、 行 信 と も に 因 で あ り、 そ の 行 信 の 因 に よ つ て 謎 の 果 が 成 就 す 惹 が、 行 信 の 因 も 教 行 信 詮 の 因 果 も、 す べ て 如 來 の 願 力 廻 向 に よ る の で あ る。 し か も こ の 他 力 廻 向 論 の 成 立 は 行 ・ 謎 ・ 眞 佛 土 に 引 く 論 註 の 不 虚 作 住 持 の 力 願 相 府 成 就 の 文、 行 ・ 信 ・ 謹 に 引 く 利 行 満 足 章 の 出 第 五 門 利 他 教 化 地、 本 願 力 廻 向 の 文、 信 ・ 誰 に 引 く 浮 入 願 心 の 文 な ど に よ る 親 鷺 的 獲 揮 で あ る。 し か も 有 名 な 他 利 利 他 の 深 義 と 他 力 乗 ず べ し と す る 論 註 の 文 は、 行 巻 に 長 々 と 引 い で あ る が、 讃 巻 で は 自 繹 に な つ て い る。 こ れ は 行 ・ 護 爾 巻 が 密 接 な 關 係 に あ る こ と を 示 す も の で あ り、 行 巻 が 教 行 誰 文 類 に お い て 占 め る 位 置 の 重 要 な、 場 面 で あ る。 親 驚 は 行 ( 十 七 願) 信 ( 十 八 願) 謹 ( 十 一 願) 眞 佛 土 ( 十 二 ・ 十 三 願) 化 身 土 ( 十 九 ・ 二 十 願) と 常 に 本 願 文 を 各 巻 の 巻 頭 に 引 い 七 い る が、 還 相 廻 向 の 第 二 十 二 願 文 は 論 註 に よ る 又 引 き に な つ て い る。 謹 巻 で は 観 行 騰 相 章 の 引 用 に よ り、 行 巻 で は 利 行 満 足 章 に お け る 第 十 八 ・ 第 十 一 ・ 第 二 十 二 願 の 三 願 的 取 の 論 文 に よ つ て い る。 こ の よ う に 行 巻 の う ち に、 す で に 謎 の 還 相 廻 向 の 願 文 を 引 用 し て い る こ と は、 行 誰 爾 巻 が 密 接 な 關 係 に あ る こ と を 立 謹 す る。 ﹁ 教 行 信 誰 ﹂ は ﹁ 教 行 誰 文 類 ﹂ と 名 づ け て あ る の で あ る か ら、 親 鷺 教 學 も 古 教 照 心 的 な 眼 か ら 人 間 形 成 の ﹁ さ と り と さ と り の 歩 み ﹂ の 新 し い 行、 謹 論 の う ち に あ る も の で あ ろ う。 親 鷺 が 爵 己 の 主 著 に 名 づ け て い る ﹁ 教 行 誰 文 類 ﹂ の 行 謹 は、 後 序 に ﹁ 聖 道 の 諸 教 は 行 謎 久 し く 慶 れ、 浮 土 の 眞 宗 は 誰 道 今 盛 な り ﹂ と い つ て い る 行 謎 や 誰 道 と の け じ め と つ な が り を 明 ら か に す る 必 要 が あ る か ら で あ る。 結 局 の と こ ろ、 本 願 力 廻 向 論 は 讃 の 還 相 廻 同 に 及 ん で 決 定 的 に な つ て い る こ と は、 牲 還 二 廻 向 を 総 結 す る 親 鷺 の 自 繹 の ( 10) 通 り で あ る。 し か れ ば 大 聖 の 眞 言、 誠 に 知 ん ぬ、 大 浬 漿 を 謹 す る こ と は、 願 力 廻 向 に 籍 つ て な り。 還 相 の 利 釜 は 利 他 の 正 意 を 顯 は す な り。 親 鷺 は 経 論 引 文 の 一 般 引 例 と 異 つ て、 曇 驚 の 論 註 に 封 し て、 特 別 の 取 扱 い を し て、 誰 巻 の 還 相 廻 向 を 繹 し て い る こ と を、 ( 11) こ こ で 重 覗 す る 必 要 が あ る。 こ と に 親 鷺 は ﹃ 浮 土 文 類 聚 砂 ﹄ ( 略 本) の 行 の 下 に 親 鷺 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 ( 宮 本) 二 九 五

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親 鷺 の 聾 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 (宮 本) 二 九 六 し か る に 露 か 舞 に 二 種 霜 あ り。 一 に は 牲 相、 二 に は 還 相 な り。 牲 相 廻 向 に つ い て 大 行 あ り、 ま た 浮 信 あ り。 と、 牲 相 の 下 に 行 ・ 信 だ け を 出 し て い る が、 の教 行 信 一謹 ( 廣 本) で は、 そ の 自 頭 ( 教 巻) に 謹 ん で 浮 土 眞 宗 を 按 ん ず る に、 二 種 の 廻 向 あ り。 一 に は 牲 椿 ・ 二 に は 週霜 な り。 牲 相 廻 向 に つ い て 県 實 の 教 行 信 誰 あ り。 と し て、 教 行 信 誰 の 構 想 を は つ き り 出 し て い る。 も ち ろ ん 略 本 も す で に 教 ・ 行 ・ 浮 信 ・ 誰 の 四 法 を 繹 し、 信 と 誰 を 結 ぶ の に 願 力 廻 向 を 以 て し て い る ば か り で な く、 牲 ・ 還 を 結 ぶ 願 力 廻 向 繹 さ え 附 加 し て い る か ら、 そ の 構 想 は す で に 熟 し て い る。 そ し て 教 も 行 も 信 も 謎 も す べ て 牲 相 廻 向 の う ち に お き、 し か も 謹 の う ち か ら、 改 め て 還 相 廻 尚 を 開 出 し て い る の で あ る。 換 言 す れ ば、 ﹁ 誰 大 浬 繋 ﹂ の 謹 と い う も の は、 牲 還 の 中 道 的 要 關 と な つ て い る の で あ る。 親 鷺 の 自 繹 か ら 見 て、 教 行 信 讃 四 法 の 眞 實 で あ る 根 源 は、 こ の よ う な 位 置 を 持 つ 讃 の 一 如 よ り 來 生 す る 眞 佛 報 土 の 主 で あ る 如 來 の 他 力 廻 向 に 節 着 す る。 こ の よ う に し て 牲 相 還 相、 入 出 二 門 の 交 わ り や、 浮 土 の 菩 薩 と 法 藏 菩 薩 と の 菩 薩 行 の つ な が り も、 こ の 誼 大 浬 藥 の 無 限 性・ 圓 環 性 に あ る の で あ る。 こ こ に 立 つ て、 教 行 信 讃 を 大 観 す る 風 景 に は、 全 く 新 し い も の が あ る。 1 こ の 表 題 は ﹁ 親 鷺 の 蹄 本 願 と そ れ に 基 く 教 行 信 謹 の 構 造 ﹂ S h inran's R e fu g e in th e O r iginal V ow and It s C o u st ru o tive B asis of Kyogyoshinsho" の 意 味 で あ る。 本 研 究 は、 筆 者 ﹃ 教 行 信 誰 誰 巻 講 讃 ﹄ ( 昭 和 三 十 二 年、 大 谷 大 學 内、 安 居 事 務 所 襲 行、 法 藏 館 刊 行) に 綾 く も の で あ る。 京 都 に お け る 夏 安 居 の 後、 各 地 方 の 秋 安 居 に お い て、 短 時 間 に 切 り つ め て 講 義 す る に 當 つ て、 始 め て 熟 し た も の を 綴 つ た の で あ る。 2 本 研 究 は、 本 年 度 の 學 術 大 會 に お け る 研 究 獲 表 者 の う ち 原 稿 を 寄 せ ら れ な い 方 が 出 た 爲 に、 特 に 第 二 號 が 頁 減 と な り、 文 部 省 へ 申 請 し た 頁 藪 を 遙 か 下 廻 つ て、 出 版 補 助 規 則 に 鯛 れ る に 至 つ た。 そ れ を 避 け る の に、 止 む な く 繁 忙 の う ち に 綴 つ た も の で あ る。 頁 敷 が 多 い の は、 そ の 爲 で あ る。 3 香 涼 院 行 忠 師 ﹃ 眞 宗 要 自 五 十 題 講 述 ﹄ ( 住 田 智 見 先 生 校 訂、 昭 和 七 年、 法 藏 館) 吉 谷 畳 壽 師 ﹃ 眞 宗 要 義 ﹄ 八 十 論 題 ( 大 正 三 年 初 版、 昭 和 二 十 一 年 四 版、 法 藏 館) 前 田 是 山 爾 和 上 古 稀 記 念 會 ﹃ 眞 宗 百 論 題 集 ﹄ 上 下 ( 昭 和 五 年、 龍 谷 大 學 内、 眞 宗 叢 書 編 輯 所) 4 教 行 信 謹 の 撰 述 年 時 論、 筆 蹟 研 究、 日 附 や 宛 名 が 明 記 さ れ て い る 潰 息 や 日 記 等 か ら す る 歴 史 社 會 的 考 謹 論、 そ れ ら と 教 行 信 謹 と の 思 想 内 容 封 鷹 の 研 究 な ど は、 近 來 の 流 行 で あ る が、 新 し い 研 究 で あ る。 最 近 の も の の う ち か ら 例 誰 的 に 一 二 を 畢 げ る と、 ﹃ 親 鷺 聖 人 眞 蹟 國 寳、 顯 浮 土 眞 實 教 行 誰 文 類、 影 印 本 解 説 ﹄ に お け る 赤 松 俊 秀 ﹁ 教 行 信 誰 の 成 立 と 改 訂 ﹂ 藤 島 達 朗 ﹁ 教 行 信 謹 の 書 誌 ﹂ ﹁ 名 畑 慮 順 ﹁ 教 行 信 謹 の 教 義 ﹂ ( 昭 和 三 十 一 年、 大 谷 派 教 務 所)、 慶 華 文 化 研 究 會 ﹃ 教 行 信 誰 撰 述 の 研 究 ﹄ に お け る 宮 崎 圖 蓮 ﹁ 親 鷺 の 立 場 と 教 行 信 謹 の 撰 述 ﹂ 大 原 性 實 ﹁ 教 行 信 讃 撰 述 年 時 の 問 題 ﹂ 結 城 令 間 ﹁ 教 行 信 謹 信 巻 別 撰 説 の 要 旨 ﹂ 大 江 淳

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誠 ﹁ 教 行 信 謹 信 巻 別 撰 読 の 批 鋼 ﹂ 花 山 信 勝 ﹁ 教 行 信 謹 論 攻 の 基 盤 に つ い て ﹂ 小 川 貫 弍 ﹁ 阪 東 本 教 行 信 謹 の 成 立 過 程 ﹂ 禿 氏 瀦 祥 ﹁ 教 行 信 謹 の 自 筆 草 稿 本 ﹂ 李 春 生 ﹁ 教 行 信 謹 關 係 論 文 一 覧 ﹂ ( 昭 和 二 十 九 年、 百 華 苑)、 宮 崎 圓 蓮 ﹃ 眞 宗 書 誌 學 の 硯 究 ﹄ ( 昭 和 二 十 四 年、 永 田 文 昌 堂) 笠 原 一 男 ﹃ 親 鷺 と 東 國 農 民 ﹄ ( 昭 和 三 十 二 年、 小 川 出 版 鮭)、 赤 松 俊 秀 ﹃ 鎌 倉 佛 教 の 研 究 ﹄ ( 昭 和 三 十 二 年、 亭 樂 寺 書 店)、 結 城 令 間 ﹁ 再 読 信 巻 別 撰 孜 ﹂ 佐 々 木 玄 智 ﹁ 教 行 信 謹 の 信 巻 別 撰 説 に つ い て ﹂ ( 印 度 學 佛 教 學 研 究 第 二 巻 第 1 號)、 日 野 環 ﹁ 阪 東 本 教 行 信 謹 に 於 て 異 筆 を 課 題 と す る 八 ケ 虚 の 筆 蹟 討 究 ﹂ ( 同 上)﹁ 随 見 随 間 随 感 記 ﹂ ( 親 鷺 聖 人 論 孜 第 4・ 第 5 號) 松 野 純 孝 ﹁ 潰 息 か ら 見 た 坂 東 本 教 行 信 謹 信 巻 の 成 立 問 題 ﹂ ( 昭 和 三 十 二 年、 印 度 學 佛 教 學 研 究 第 五 巻 第 2 號)﹁ 如 來 等 同 思 想 の 形 成 に つ い て、 坂 東 本 教 行 信 誰 信 巻 の 成 立 問 題 ﹂ ( 宗 教 研 究 一 五 一 號) ﹁ 造 悪 無 碍 者 と 親 鷺 ﹂ ( 眞 宗 研 究 第 3 輯)。 こ れ ま で に は、 山 田 文 昭、 鷲 尾 教 導、 橋 川 正、 村 上 專 精、 辻 善 之 助、 佐 々 木 月 樵、 島 地 大 等、 喜 田 貞 吉、 中 澤 見 明、 梅 原 眞 隆、 安 井 廣 度、 日 下 無 倫、 藤 原 猫 雪、 生 桑 完 明、 鈴 木 宗 忠 氏 等 に よ る 研 究 が あ る。 5 筆 者 前 掲 書 七-二 二 頁。 6 筆 者 同 上 七 四 頁。 7 筆 者 同 上 二 一-二 二 頁。 8 筆 者 ﹁ さ と り と さ と り の 歩 み、 そ の 頂 黙 と 断 絶 ﹂ ( 早 稻 田 大 學 ﹁ 宗 教 學 研 究 ﹂ 一 九 五 七 年、 三 五-五 〇 頁) 9 筆 者 前 掲 書 一 七-二 〇 頁。 10 親 鷺 ﹃ 浮 土 文 類 聚 針 ﹄ ( 略 本) ( 眞 全 二、 四 四 五、 四 四 六 頁) 教 ・ 行 ・ 浮 信 を 繹 し て ﹁ 爾 者、 若 行 若 信、 無 有 一 事 非 阿 彌 陀 如 來 清 浮 願 心 之 所 廻 向 成 就。 非 無 因 他 因 有 也。 慮 知 ﹂。 さ ら に 誰 を 繹 し て ﹁ 爾 者 若 因 若 果、 無 有 一 事 非 阿 彌 陀 如 來 清 浮 願 心 所 廻 向 成 就。 因 浮 故 果 亦 浮 也。 鷹 知 ﹂。 次 い で 還 相 廻 向 を 繹 し て ﹁ 爾 者 若 牲 若 還、 無 有 一 事 非 如 來 清 浮 願 心 之 所 廻 向 成 就 也。 鷹 知 ﹂。 こ こ で 注 意 さ れ る の は、 行 ・ 信 繹 は 因 だ け、 謹 の と こ ろ で は 因 と 果、 し か し そ こ に ﹁ 夫 案 眞 宗 教 行 信 誰 者、 如 來 大 悲 廻 向 之 利 盆 也 ﹂ の 重 要 な 繹 が 敏 け て い る。 し か し こ こ 略 本 の 還 相 繹 の も の は 教 行 信 謹 ( 廣 本) に は 敏 け て い る も の で あ る。 11﹁ 二 言 還 相 廻 向 者、 則 是 利 他 教 化 地 釜 也。 ⋮⋮亦 可 名 還 相 廻 向 之 願 也。 顯 註 論、 故 不 出 願 文、 可 披 論 註。 ﹂ ( 眞 全、 一 〇 七 頁) そ し て 論 註 の 引 用 は ﹁ 牲 相 賃 謹 ﹂ の 下 に 妙 聲 ・ 主 功 徳 ・ 荘 嚴 功 徳 ・ 大 義 門 功 徳 ・ 清 浮 功 徳 に わ た る 五 文、 ﹁ 還 相 利 他 ﹂ の 下 で は 論 註 一 黙 張 り で あ つ て、 襯 行 髄 相 ・ 浮 入 願 心 ・ 善 巧 揖 化 ・ 離 菩 提 ・ 順 菩 提 ・ 名 義 擾 封 ・ 願 事 成 就 ・ 利 行 満 足 の 八 章 に わ た つ て い る。 牲 相 謹 果 の 下 で は、 本 願 文 は 大 経 ・ 如 來 會、 成 就 文 は 大 経 二 文 と 如 來 會、 及 び 道 緯 一 文、 善 導 二 文 に 封 し て の 論 註 五 文 の 普 通 の 引 例 で あ る が、 還 相 利 他 の 下 で は、 第 二 十 二 願 文も 論 註 引 用 に 委 か せ て あ る ば か り で な く、 他 の 引 用 経 論 は 全 く な く、 論 註 だ け に な つ て い る こ と は、 全 く 異 例 で あ る。 二 法 然 の ﹁ 捨 雑 行 ・ 韓 正 行 ﹂ と 経親 欝 の ﹁ 棄 雑 行 分 ・ 齢 本 願 ﹂ 法 然 が 專 修 念 佛 の 一 行 を 選 繹 し、 浮 土 の 一 門 を 開 い た こ と は、 佛 教 史 上 薪 し い 時 代 を 創 め た も の と し て、 元 祀 と 呼 ば れ 親 鷺 の 露 本 願 と 教 行 信 誰 の 構 造 ( 宮 本) 二 九 七

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親 攣 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 ( 宮 本) 二 九 八 る に 値 す る。 專 修 念 佛 の 一 行 は 立 て る が、 聖 道 の 諸 行 は す べ て ﹁ 雑 行 ﹂ と し て 捨 て、 成 佛 の 因 で あ る 菩 提 心 さ え も 所 慶 の ( 1) 行 と し た。 し か し 承 安 五 年 ( 一 一 七 五) 法 然 が 四 十 三 歳 の 時、 彼 を し て 浮 土 の 念 佛 に よ つ て 立 つ 決 断 を な さ し め た も の は、 善 導 の 観 経 の 疏、 散 善 義 で あ つ た こ と は、 そ の 主 著 ﹃ 選 繹 本 願 念 佛 集 ﹄ ( 2) の 結 文 に 述 べ て い る。 静 か に お も ん み れ ば、 善 導 の 観 経 の 疏 は、 こ れ 西 方 の 指 南、 行 者 の 目 足 な り。 し か れ ば 則 ち 西 方 の 行 人 必 ず す べ か ら く 珍 敬 す べ し。 な か ん つ く、 毎 夜 夢 中 に 僧 み つ て 玄 義 を 指 授 す。 僧 は お そ ら く は こ れ 彌 陀 の 鷹 現 な ら ん。 し か ら ば、 謂 ふ べ し、 ま た こ の 文 は こ れ 彌 陀 の 直 読 な り と。 す で に 爲 さ ん と 欲 す る も の は 一 ば ら 経 法 の 如 く せ よ と。 こ の 言 は 誠 な る か な。 仰 い で 本 地 を 討 れ ば、 四 十 八 願 の 法 王 な り。 十 劫 正 畳 の 唱 へ 念 佛 に 慧 み あ り。 傭 し て、 垂迹 を 訪 は ば、 專 修 念 佛 の 導 師 な り。 三 昧 正 受 の 語 は 牲 生 に 疑 ひ な し。 本 迩 異 り と 錐 も、 化 道 こ れ 一 な り。 こ こ に お い て、 貧 道 昔 し こ の 典 を 披 閲 し て ほ ぼ 素 意 を 識 り、 立 ち ど こ ろ に 絵 行 を 舎 て て、 こ こ に 念 佛 に 露 す。 そ れ よ り こ の か た 今 日 に 至 る ま で、 自 行 化 他、 唯 念 佛 を 緯 と す。 ( 3) こ の 法 然 の 記 述 に よ つ て 偏 依 一 師、 偏 依 善 導 の 合 言 葉 が 生 れ る こ と が、 こ こ に は つ き り し て い る。 こ の 選 繹 集 の 後 書 き と 教 行 信 詮 の 後 序 と を 比 べ て 見 る と、 親 鷺 は 法 然 に 倣 つ て 記 し て い る こ と が わ か る。 ロ ニ・ テ・・ ヲ コ コ ニ・ ス 於 レ 是、 貧 道 昔 披 間 蝕 典、 粗 識 素 意、 立 含 二 飴 行、 云 麟 二 念 ニ 佛。 ( 選 繹 集) テ ヲ テ ス ニ 然 愚 禿 繹 鷺、 建 仁 辛 酉、 棄 二 雑 行 画 分、 露 二 本 願。( 教 行 謹 文 類) こ こ で 問 題 に な る の は、 親 驚 が 何 故 に ﹁ 齢 念 佛 ﹂ と し な い か で あ る。 或 は 選 繹 集 二 行 章 の ﹁ 捨 雑 行、 鋒 正 行 ﹂ の よ う に、 ﹁ 齢 正 行 ﹂ と し な い か で あ る。 こ の こ と は 法 然 と 親 鷺 の 傳 承 を よ く 示 し て い る の で あ る。 法 然 が 最 後 の 磐 勲 付 屡 章 に お い て、 繹 迦 ・ 彌 陀 ・ 十 方 諸 佛 が 同 心 に 念 佛 の 一 行 を 選 繹 し て い る の で、 ニ ン ヌ ニ ヂ ヲ テ ス ル ノ ミ ト 故 知 三 経 共 選 二 念 佛 頃 以 爲 二 宗 致 一耳。 と し て、 選 繹 し た も の に つ き、 念 佛 を と り、 ﹁ 念 佛 爲 先 ﹂ ﹁ 念 佛 爲 本 ﹂ を 標 語 と し た め で あ る が、 こ こ に さ ら に ﹁ 念 佛 爲 宗 ﹂ を 加 え て い る。 こ れ に 野 し て 教 行 信 讃 の 教 の 巻 に、 親 驚 は ヲ テ テ ノ ヲ ス ノ ト テ ノ ヲ ス ル ノ ト 是 以 読 二 如 來 本 願 一爲 二 経 宗 致、 即 以 二 佛 名 號 一爲 二 経 髄 麟也。 と し て い る の で あ る か ら、 そ れ は 法 然 の 念 佛 を 選 繹 し た 根 源 で あ る 本 願 に 湖 つ て ﹁ 本 願 爲 宗 ﹂ と し た も の で あ る。 こ の よ う に し て 專 修 の 念 佛 ・ 選 繹 の 本 願 ・ 本 願 力 廻 向 の 信 心 と 三 段 に わ た つ て、 齢 ・ 爲 本 ・ 爲 先 ・ 爲 宗 と 言 葉 は 多 少 異 つ て い る が、 齢 趣 を 表 わ す 標 語 の う え に 時 代 と 思 想 の 推 移 を 見 る こ と は 出 來 る。 親 鷺 は 法 然 に 依 り、 法 然 は 善 導 に 依 つ て い る。 そ

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の 依 り ど こ ろ は、 散 善 義 の う ち の、 就 行 立 信 の 正 行 ・ 雑 行 の う ち の 正 行 に お け る、 一 心 專 念 彌 陀 名 號、 行 住 坐 臥、 不 問 時 節 久 近、 念 念 不 捨 者、 是 名 正 定 之 業、 順 彼 佛 願 故。 の 文 に よ る か、 或 は 流 通 分 の 上 來 錐 読 定 散 爾 門 之 釜、 望 佛 本 願 意 在 衆 生、 一 向 專 構 彌 陀 佛 名。 ( 4) に よ る か。 傳 承 に は 爾 読 あ る よ う で あ り、 何 れ に よ る に し て も、 根 本 は 順 彼 佛 願 故 ・ 望 佛 本 願 意 の 本 願 に あ る の で あ る。 し か し 法 然 を し て そ の 一 生 の 方 向 を 決 め さ し た 文 は、 一 心 專 念 の 文 で あ つ た で あ ろ う。 親 鷺 は 法 然 に よ つ て 彌 陀 の 本 願 に 蹄 し た の で あ る が、 す で に 念 佛 一 行 の 選 繹 本 願 よ り、 そ れ を ま る ま る 衆 生 の も の と な さ し め る 廻 向 本 願 と し て 表 現 す る に 至 つ た。 法 然 は 念 佛 の 一 行 を 選 繹 し た 彌 陀 の 本 願 を 明 ら か に し た が、 そ の 念 佛 の 行 や 信 心 は も と よ り、、 眞 實 の 謎 さ え も、 如 來 本 願 の 廻 向 に よ る と、 他 力 廻 向 を 明 ら か に し た の は、 親 驚 で あ る。 こ の 貼 を 分 け て い え ば、 法 然 の 選 繹 は 偏 依 善 導、 親 鷺 の 廻 向 は 偏 依 曇 鶯 で あ る。 し か し 選 繹 に せ よ 廻 向 に せ よ、 本 願 に よ る の で あ つ て、 爾 方 に 共 通 し て い る も の は、 如 來 の 本 願 で あ る こ と は、 は つ き り し て い る。 こ の よ う に、 吉 水 に お け る 親 鷺 の ﹁ 齢 本 願 ﹂ は、 第 十 八 弘 願 他 力 ・ 選 揮 本 願 へ の 齢 入 で あ り、 韓 入 に 外 な ら な い。 親 驚 の ﹁ 本 願 爲 宗 ﹂ ﹁ 齢 本 願 ﹂ の 本 願 精 神 は、 三 経 七 租 を 通 じ、 教 行 信 謹 に 普 ね く 行 き わ た つ て い る こ と で あ る が、 そ れ が 偏 り な く よ く 示 さ れ て い る の は、 行 巻 の 絡 り に あ る 正 信 念 ( 5) 佛 偶 で あ る。 こ の 難、 化 巻 に お け る 有 名 な ﹁ 三 願 韓 入 ﹂ の 文 は ど う で あ ろ う か。 近 時 の 撰 述 問 題 に お い て も 必 ず 取 り 上 げ ら れ て い る も の で あ る。 こ こ を 以 て 愚 禿 繹 の 驚、 論 主 の 解 義 を 仰 ぎ、 宗 師 の 渤 化 に 依 つ て、 久 し く 萬 行 諸 善 の 假 門 を 出 で、 永 く 蔓 樹 林 下 の 牲 生 を 離 る。 善 本 徳 本 の 眞 門 に 廻 入 し て、 偏 幻 に 難 思 牲 生 の 心 を 獲 し き。 し か る に 今 特 に 方 便 の 眞 門 を 出 で て、 選 澤 の 願 海 に 韓 入 せ り。 速 か に 難 思 牲 生 の 心 を 離 れ て、 難 恵 議 牲 生 を 途 げ ん と 欲 ふ。 果 途 の 誓、 ま こ と に 由 あ る 哉。 こ こ に 久 し く 願 海 に 入 つ て、 深 く 佛 恩 を 知 れ り。 至 徳 を 報 謝 の 爲 に、 眞 宗 の 簡 要 を 接 ふ て、 恒 常 に 不 既可 思 議 の 徳 海 を 構 念 す。 い よ い よ こ れ を 喜 愛 し、 特 に こ れ を 頂 戴 す る な り。 こ の ﹁ 今 特 に ﹂ の 感 懐 に よ る ﹁ 韓 入 選 繹 願 海 ﹂ に は、 吉 水 ( 6) に お け る ﹁ 齢 本 願 ﹂ に 通 ず る も の が 張 く 出 て い る。 そ し て 知 恩 報 徳 に よ つ て 眞 宗 の 簡 要 を 集 め る 師 恩 傳 承 も こ こ に 示 さ れ て い る。 法 然 と 親 驚 と の 傳 承 は、 專 修 の 念 佛 と 選 繹 の 本 願 に よ る の 二 黙 に あ る か ら、 こ れ が 選 繹 集 に ど の よ う に な つ て い る か を、 次 に 明 ら か に し て お き た い。 親 鷺 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 ( 宮 本) 二 九 九

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親 鷺 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 ( 宮 本) 三 〇 〇 選 繹 本 願 念 佛 集 源 塞 集 南 無 阿 彌 陀 佛 後 生 之 業 念 佛 爲 先 (1) ( 二 門 章 ) 道 緯 暉 師、 立 聖 道 澤 土 二 門、 而 捨 聖 道、 正 鎌 漂 土 之 文。 (2) ( 二 行 章 ) 善 導 和 爾、 立 正 難 二 行、 捨 難 行、 蹄 正 行 之 文。 * 観 輕 疏 第 四 云、 就 行 立 信 ⋮⋮一 心 專 念 彌 陀 名 號、 行 佳 坐 臥、 不 闘 時 節 久 近、 念 念 不 捨 者、 是 名 正 定 之 業。 順 彼 佛 願 故。 * 問 曰、 何 故 五 種 之 中、 猫 以 稻 名 念 佛、 爲 正 定 業 乎。 答 日、 順 彼 佛 願 故、 意 云、 構 名 念 佛、 楚 彼 佛 本 願 行 也。 故 修 之 者、 乗 彼 佛 願、 必 得 栓 生 也。 其 本 願 義、 至 下 可 知。 * 正 難 二 行、 有 五 番 相 封、 一 親 疎 封、 二 近 遠 封、 三 有 間 無 間 甥、 四 廻 向 不 廻 向 甥、 五 純 雑 甥 也。 (3) 本 願 章 彌 陀 如 來 不 以 鯨 行 爲 牲 生 本 願、 唯 以 念 佛 爲 牲 生 本 願 之 文。 * 栓 生 禮 讃 ﹁彼 佛 今 現 在 世 成 佛、 當 知 本 誓 重 願 不 虚、 衆 生 構 念 必 得 牲 生 ﹂ * 今 此 四 十 八 願 者、 是 彌 陀 別 願 也。 * 此 中 選 揮 者、 即 是 取 捨 義 也。 ⋮⋮選 揮 與 掻 取、 其 言 錐 異、 其 意 是 同。 ⋮⋮夫 約 四 十 八 願、 一 挫 各 圭 論 選 揮 搦 取 之 義 者、 第 一 無 三 悪 趣 願 者 ⋮⋮ 問 日、 普 約 諸 願 選 捨 鰹 悪、 選 取 善 妙、 其 理 可 然。 何 故 第 十 八 願、 選 捨 一 切 諸 行、 唯 偏 選 取 念 佛 一 行、 爲 牲 生 本 願 乎。 答 日、 ⋮ ⋮ 今 試 以 二 義 解 之、 一 者 勝 劣 義、 二 者 難 易 義。 * 善 導 ( 禮 讃 ) 云、 彼 佛 今 現 在 世 成 佛、 當 知 本 誓 重 願 不 盧、 衆 生 構 念 必 得 栓 生。 (4) 三 輩 章 三 輩 念 佛 牲 生 之 文。 * 翻 経 疏 ( 散 善 義 ) ﹁ 上 來 錐 読 定 散 爾 門 之 釜、 望 佛 本 願 意 在 衆 生、 一 向 專 構 彌 陀 佛 名 ﹂ * (5) 利 釜 章 念 佛 利 盆 之 文。 * 然 則 以 菩 提 心 等 諸 行、 而 爲 小 利、 以 乃 至 一 念 而 爲 大 利 也。 ⋮⋮ 然 則 諸 願 求 牲 生 之 人、 何 慶 無 上 大 利 念 佛、 強 修 有 上 小 利 飴 行 乎。 (6) 特 留 章 末 法 萬 年 後、 飴 行 悉 必 滅 特 留 念 佛 之 文。 * 善 導 ( 法 事 讃 ) 繹 云、 ﹁ 弘 誓 多 門 四 十 八、 偏 標 念 佛 最 爲 親、 人 能 念 佛、 佛 還 念。 專 心 想 佛、 佛 知 之 ﹂。 故 知、 四 十 八 願 之 中、 既 以 念 佛 牲 生 之 願、 而 爲 本 願 中 之 王 也。 (7) 囁 取 章 彌 陀 光 明 不 照 飴 行 者、 唯 擾 取 念 佛 行 者 之 文。 * 叉 念 佛 是 本 願 行、 諸 行 是 非 本 願、 故 云 全 非 比 校 也。 (8) 三 心 章 念 佛 行 者 必 可 具 足 三 心 之 文。 散 善 義 の 至 誠 心 ・ 深 心 ・ 廻 伺 獲 願 心 の 三 心 繹 を 畏 く 引 く。 深 心 の 下 二 種 深 信 の 全 文。 廻 向 獲 願 心、 二 河 白 道 の 長 繹 ( こ の 下 に 群 賊 悪 獣 の 喩 あ り ) (9) 四 修 章 念 佛 行 者、 可 行 用 四 修 法 之 文。 (10) 化 讃 章 彌 陀 化 佛 來 迎、 不 讃 歎 聞 輕 之 善、 唯 讃 歎 念 佛 之 行 之 文。 (11) 讃 歎 念 佛 章 約 勢 雑 善、 讃 歎 念 佛 之 文。 (12) 念 佛 付 屡 章 繹 奪 不 付 屡 定 散 諸 行、 唯 以 念 佛 付 囑 阿 難 之 文。 * ( 散 善 義 ) ﹁ 上 來 錐 読 定 散 爾 門 之 釜、 望 佛 本 願 意 在 衆 生、 一 向 專 構 彌 陀 佛 名 ﹂ * 随 他 之 前、 票 錐 開 定 散 門 随 自 之 後、 還 閉 定 散 門、 一 開 以 後 永 不 閉 者、 唯 是 念 佛 一 門。 彌 陀 本 願 繹 奪 付 属 意 在 斯。 (13) 多 善 根 章 以 念 佛 爲 多 善 根、 以 難 善 爲 小 善 根 之 文。 (14) 謹 誠 章 六 方 恒 沙 諸 佛、 不 謹 誠 飴 行、 唯 謹 誠 念 佛 之 文。 (15) 護 念 章 六 方 諸 佛、 護 念 念 佛 行 者 之 文。 (16) 慰 勲 付 馬 章 繹 迦 如 來 以 彌 陀 名 號、 盤 勲 付 属 舎 利 佛 等 之 文。 ( 八 選 揮、 念 佛 爲 宗 ) 襲 巻 経 三 選 揮。 1 選 揮 本 願、 2 選 揮 讃 歎、 3 選 澤 留 教。 観 経 三 選 掻、 4 選 澤 擾 取、 5 選 揮 化 讃、 6 選 澤 付 屡。 彌 陀 輕 一 選 揮、 7 選 澤 謹 誠。 般 舟 三 昧 経 一 選 撰、 8 選 揮 我 名。 彌 陀 選 揮 ( 1 4 8 5 ) 繹 迦 選 揮 ( 2 3 6 ) 六 方 恒 沙 諸

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佛 選 繹 ( 7) 然 則 繹 迦 彌 陀 及 十 方 各 恒 沙 等 諸 佛、 同 心 選 繹 念 佛 一 行。 饒 行 不 爾。 故 知、 三 経 共 選 念 佛、 以 爲 宗 致 耳。 ( 結 葡、 三 選) 計 也、 夫 欲 離 生 死、 二 種 勝 法 中、 具 閣 聖 道 門、 選 入 浮 土 門。 欲 入 浮 土 門、 正 雑 二 行 中、 且 勉 諸 雑 行、 逡 懸 臨 正 行、 欲 修 於 正 行、 正 助 二 業 中、 猶 傍 於 助 業、 選 鷹 專 正 定。 正 定 之 業 者、 即 是 稔 佛 名。 稔 名 必 得 生、 依 佛 本 願 故。 1 栂 尾 の 高 辮 は ﹃ 於 一 向 專 修 宗 選 繹 集 中 擢 邪 輪 ﹄ に、 法 然 が 菩 提 心 を 竜 つ て 往 生 極 樂 の 行 で な い、 彌 陀 の 本 願 中 に 菩 提 心 が な い と す る 等 の 五 つ の 失 を 墓 げ、 ま た 聖 道 門 を 群 賊 に 喩 え た こ と を 非 難 し た。 日 蓮 は ﹃ 立 正 安 國 論 ﹄ に お い て、 聖 行 を 捨 て た こ と と、 群 賊 に 喩 え た こ と を 攻 撃 し た。 親 鷺 は こ の 菩 提 心 掻 無 の 難 に 答 へ て、 こ れ を 浮 土 の 菩 提 心 と し、 そ れ は 信 心 で あ る と 決 着 し、 さ ら に 願 作 佛 心 ・度 衆 生 心 の 面 を 強 調 し た。 こ れ は 世 間 利 釜 の た め、 衆 生 悲 懲 の た め に と い う 佛 教 の 本 旨 で あ る。 2 石 井 教 道 編、 昭 和 新 修 ﹃ 法 然 上 人 全 集 ﹄ 三 四 九-三 五 〇 頁。 3 同 三 四 八 頁。 ﹁ ⋮⋮唯 用 善 導 一 師 乎。 答 日、 彼 等 諸 師 各 皆 錐 造 浮 土 章 疏、 而 不 以 浮 土 爲 宗。 唯 以 聖 道 而 爲 其 宗。 故 不 依 彼 等 諸 師 也。 善 導 和 術 偏 以 浮 土 而 爲 宗、 而 不 以 聖 道 爲 宗、 故 偏 依 善 導 一 師 也 ﹂ 4 住 田 智 見 ﹃ 教 行 信 誰 之 研 究 ﹄ 二 八 一 頁。 順 彼 佛 願 故 の 文 深 く 魂 に 染 む の 文 を 引 き、 十 六 門 記 に よ り 一 心 專 念 の 文 と す る。 田 村 圓 澄 ﹃ 法 然 上 人 傳 の 研 究 ﹄ 九 四-一 〇 二 頁。 一 心 專 念 の 文 と す る は ﹃ 四 十 八 巻 傳 ﹄ ( 巻 六) と ﹃ 十 六 門 記 ﹄、 上 來 錐 読 の 文 と す る は ﹃ 傳 法 絡 ﹄ 5﹃ 佛 教 の 根 本 眞 理 ﹄ 八〇 頁 註 56に 記 し て お い た よ う に、 親 鷺 の 三 願 韓 錬入 が 學 界 た 評 剣 と な つ た の は、 紀 卒 正 美 博 士 が ﹃ 三 願 韓 入 の 論 理 ﹄ ( 山 喜 房 佛 書 林、 昭 和 二 年、 櫓 補 同 四 年) に 近 代 的 解 繹 を 施 し て か ら で あ る。 博 士 を 始 め 我 々 東 大 の 有 志 が 大 正 十 年-十 二 年 頃、 當 時 東 洋 大 學 教 授 の 曾 我 量 深 先 生 を 屈 請 し て、 文 學 部 研 究 室 の 地 下 室 で 教 行 信 謹 の 講 義 を 間 い て か ら で あ る。 6. 吉 水 入 室 の ﹁ 蹄 本 願 ﹂ を ﹁ 韓 入 選 繹 願 海 ﹂ と す る の が、 古 來 多 く 取 ら れ て い る 読 で あ る。 ﹃ 眞 宗 百 論 題 集 ﹄ 下、 六 一 八-六 三 一 頁 参 照。 住 田 智 見 先 生 は ﹃ 教 行 信 謹 之 研 究 ﹄ 二 六 二 ・ 二 八 〇 ・ 六 八 六 頁 に、 宗 租 は 二 十 九 歳 紳 塞、 三 十 三 歳 善 信、 三 十 五 歳 前 後 親 鷺 を 名 の つ て い ら れ る か ら、 韓 入 願 海 を 吉 水 以 後、 流 罪 前 後 で あ ろ う と す る 読 と、 吉 水 入 室 時 と す る 二 説 を 學 げ、 吉 水 読 を と つ て い ら れ る。 金 子 大 榮 先 生 は ﹃ 教 行 信 誰 講 讃 ﹄ 四 七 八-五 〇 四 頁 に わ た り、 信 経経 験 と 信 生 活、 韓 入 と 廻 向 と し て、 露 本 願 と 韓 入 選 繹 願 海 を 委 細 に 味 讃 し て い ら れ る ゆ こ こ で 多 く の 方 々 に 鯛 れ る べ き で あ る が、 直 ち に 最 近 の 紹 介 に 移 り た い。 昨 秋 十 月 嚢 行 ﹃ 眞 宗 研 究 ﹄ 第 三 輯 ﹁ 教 行 信 謹 後 序 に 就 い て ﹂ 一 一 六-一 三 五 頁 の 一 文 は、 眞 宗 連 合 學 會 に お け る 現 代 眞 宗 學 者 代 表 者 の 研 究 座 談 會 記 事 で あ る か ら、 現 下 の 水 準 を 示 す 竜 の と 見 ら れ る。 そ こ で は 生 桑 完 明、 稻 葉 秀 賢 雨 師 は 傳 承 の 吉 水 入 室 説 に 立 つ て い ら れ る。 さ ら に 松 野 純 孝 氏 は 多 く の 要 望 に よ つ て 意 見 を 開 陳 し て い ら れ る。 予 の 推 測 か 竜 し れ な い が、 つ と に 久、 し く 傳 道 に 身 を は つ て い た 親 鷺 に お け る 信 の 経 歴 は、 入 室 前 後 韓 入 の 深 さ に あ つ た と 見 て い ら れ る の で は な か ろ う か。 要 す る に、 現 代 眞 宗 學 匠 の 御 歴 々 の 集 り の 座 談 會 で は あ る が、 一 致 し た 意 見 は 見 ら れ な か つ た よ う で あ る。 私 自 身 は 親 鷺 二 十 九 歳 の 親 鷺 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 ( 宮 本) 三 〇 一

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親 欝 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 ( 宮 本) 三 〇 二 ﹁露 本 願 ﹂ は 最 後 の 境 地 に あ つ た、 と 見 て い る。 ﹃ 私 の 卒 業 論 文 ﹄ ( 東 京 大 學 新 聞 鮭 編 同 文 館 獲 行) 三 教 行 信 謹 各 巻 の 立 看 板 は 本 願 で あ る こ の 見 出 し は ﹁ 教 行 信 讃 の 標 學 と 構 造 ﹂ と し て も よ い の で あ る。 こ の こ と は 實 に 明 々 白 々 の 事 實 で あ つ て、 別 に と り 立 て て い う ほ ど の も の で な い の で あ る。 し か し 一 番 大 き な 事 實 が 見 え な い こ と が あ る。 室 氣 の 色 の よ う な も の で あ る。 こ の 大 事 實 が 本 當 に 自 分 に 分 か る よ う に な る に は、 中 々 手 間 が か か る の で あ る。 讃 巻 講 護 や 安 居 の 本 講 で は、 三 十 日 に わ た る も の が、 各 地 の 秋 安 居 で は ご く 短 時. 日 の う ち に 簡 要 を 打 出 す の で あ つ て、 窮 す る 飴 り に そ こ に な つ て 始 め て は つ、 き り し た の で あ る。 こ れ を 要 す る に、 佛 教 の さ と り の 巻 で あ る ﹁ 謹 ﹂ に お い て、 親 欝 が 明 ら か に し て い る こ と は、 外 の こ と で は な い。 ﹁ 謎 も 途 に は 願 力 廻 向 に よ る と、 願 力 不 思 議 に 目 畳 め た ﹂ と、 告 白 し て い る。 行 や 信 の 因 だ け で な く、 謎 の 果 も 本 願 力 廻 向 に よ る と い う の で あ る。 牲 相 廻 向 の 謹 ば か り で な く、 利 他 教 化 地 の 還 相 さ え も、 み な こ れ 願 力 廻 向 に よ る と 知 つ た、 と い う の で あ る か ら、 そ れ は 因 も 果 も 學 げ て 本 願 に 齢 す る 信 境 を 明 確 に し た の で あ る。 親 鷺 は 吉 水 に お け る ﹁ 齢 本 願 ﹂ の 知 恩 報 徳 の 爲 に、 眞 宗 の 簡 要 を 集 め 綴 つ た も の が 教 行 信 讃 で あ る と、 鹿 々 に 洩 ら し て い る。 そ し て そ の 露 本 願 の 信 境 を 明 ら か に す る 爲 に 教 行 信 護 を 製 作 せ ん と す る 意 圖 が、 各 巻 巻 頭 に 掲 げ ら れ た 本 願 の 標 學 に 看 取 さ れ る の で あ る。 こ の ﹁ 蹄 本 願 ﹂ の 信 境 は、 ひ と し く ま た ﹁ 韓 入 選 揮 願 海 ﹂ の 境 地 で あ る。 そ し て 蹄 入 ・ 韓 入 の 信 境 は、 い か に 年 時 が, 経 つ て も、 ま た い か に 深 く な つ て も、 そ れ は 無 限 で あ り、 無 涯 底 の も の で あ る。 以 上 の 感 懐 を 立 謹 す る 爲 に、 先 づ 教 行 信 讃 六 巻 の 標 學 を 圖 表 に し、 次 い で 第 四 節 に 教 行 信 誰 に お け る 本 願 の 要 文 を 跡 づ け た い。 1 教 大 無 量 壽 経 眞 實 之 教 浮 土 眞 宗 ︹ 三 経 の う ち 四 十 八 願 を 説 く は 大 輕 の み ︺ 2 行 諸 佛 樗 名 之 願 浮 土 眞 實 之 行 選 繹 本 願 之 行 ︹ 第 十 七 願 ︺ 2 信 至 心 信 樂 之 願 正 定 聚 之 機 ︹第 十 八 願 ︺ 4 謹 必 至 滅 度 之 願 難 思 議 往 生 ︹第 十一 願 ︺ (謹 大 浬 薬 之 願、 牲 相 謹 果 之 願) 還 相 廻 向 之 願 利 他 教 化 地 ︹第 二 十 二 願 ︺ 5 眞 佛 土 光 明 無 量 之 願 ︹第 十 二 願 ︺ 壽 命 無 量 之 願 ︹第 十 三 願 ︺ 6 化 身 土 至 心 獲 願 之 願 邪 定 燦 機 ︹ 第 十 九 願 ︺ 髪 樹 林 下 牲 生 無 量 壽 佛 親 経 意 也 至 心 廻 向 之 願-不 定 燦 機 ︹第 二 十 願 ︺ 難 思 往 生 阿 彌 陀 経 意 也

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四 本 願 に よ つ て 貫 か れ て い る 教 行 信 謹 の ( 1) 引 文 及 び 自 繹

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ひ そ か に お も ん み れ ば、 難 思 の 弘 誓 は 難 度 海 を 度 す る 大 船、 無 磯 の 光 明 は 無 明 の 闇 を 破 す る 慧 日 な り。 し か れ ば 則 ち 浮 邦 縁 熟 し て、 調 達 閣 世 を し て 逆 害 を 興 ぜ し む。 漂 業 機 彰 は れ て、 繹 迦 牽 提 を し て 安 養 を 選 ば し め た ま へ り。 こ れ 乃 ち 権 化 の 仁、 ひ と し く 苦 悩 の 群 崩 を 救 濟 し、 世 雄 の 悲、 ま さ し く 逆逆 誇 閾 提 を 悪 ま ん と お ぼ す。 故 に 知 ん ぬ、 圓 融 至 徳 の 嘉 號 は 悪 を 韓 じ て 徳 を 成 す 正 智、 難 信 金 剛 の 信 樂 は 疑 を 除 き 謹 を 獲 し む る 眞 理 な り。 し か れ ば 凡 小 修 し 易 き 眞 教、 愚 鈍 径 き 易 き 捷 径 な り。 大 聖 一 代 の 教 こ の 徳 海 に 如 く は な し。 繊 を 捨 て 浮 を 析 ひ、 行 に 迷 ひ 信 に 惑 ひ、 馬心 昏 く 識 寡 く、 悪 重 く 障 多 き も の、 特 に 如 來 の 獲 遣 を 仰 ぎ、 必 ず 最 勝 の 直 道 に 露 し て、 專 ら こ の 行 に 奉 へ、 唯 こ の 信 を 崇 め よ。 あ あ 弘 誓 の 強 縁 は 多 生 に も 値 ひ 難 く、 眞 實 の 澤 信 は 億 劫 に も 獲 難 し。 た ま た ま 行 信 を 獲 ば、 遠 く 宿 縁 を 慶 べ。 も し ま た こ の た び 疑 網 に 覆 蔽 せ ち れ な ば、 か へ り て ま た 膿 劫 を 径 歴 せ ん。 誠 な る 哉、 囁 取 不 捨 の 眞 言、 超 世 希 有 の 正 法、 聞 思 し て 逞 慮 す る こ と な か れ。 こ こ に 愚 禿 縄 の 親 欝、 慶 し き 哉、 西 蕃 月 氏 の 聖 典、 束 夏 日 域 の 師 羅、 遇 ひ 難 く し て 今 遇 ふ こ と を 得 た り。 聞 き 難 く し て 已 に 聞 く こ と を 得 た り。 眞 宗 の 教 行 詮 を 敬 信 し て、 特 に 如 來 の 恩 徳 の 深 き こ と を 知 ん ぬ。 こ こ を も て 聞 く と こ ろ を 慶 び、 獲 る と こ ろ を 嘆 ず。 顯 眞 實 教 一 顯 眞 實 行 二 顯 眞 實 信 三 顯 眞 實 謹 四 顯 眞 佛 土 五 顯 化 身 土 六 顯 浮 土 眞 實 敏 文 類 一 愚 禿 繹 親 鷺 集 大 無 量 壽 経 眞 實 之 教 潭 士 眞 宗 ︹ 四 十 八 の 本 願 を 説 く︺ 謹 ん で 浮 土 眞 宗 を 按 ず る に、 二 種 の 廻 向 あ り。 三 に は 牲 相、 二 に、 は 選 相 な り。 栓 相 廻 同 に つ い て、 眞 實 の 教 行 信 謹 あ り。 そ れ 眞 實 の 教 を 顯 さ ば、 則 ち 大 無 量 壽 経 是 な り。 こ の 経 の 大 意 は、 彌 陀 誓 を 超 護 し て、 廣 ぐ 法 藏 を 開 き て、 凡 小 を 哀 ん で 選 ん で 功 徳 の 寳 を 施 す こ と を 致 す。 繹 迦 世 に 出 興 し て、 道 教 を 光 閾 し、 群 雨 を 極 ひ、 恵 む に 眞 實 の 利 を 以 て せ ん と 欲 す。 こ こ を も つ て、 如 來 の 本 願 を 読 い て 輕 の 宗 致 と 爲 す。 即 ち 佛 の 名 號 を 以 て 経 の 膿 と 爲 る な り。 * 大 無 量 壽 経 五 徳 瑞 現 の 文 ﹁ 如 來 以 無 蓋 大 悲、 濟 哀 三 界 ﹂ 等。 *

禿

諸 佛 稻 名 之 願 潭 土 眞 實 之 行 選 繹 本 願 之 行 ︹第 十 七 願 ︺ 謹 ん で 牲 相 の 廻 向 を 按 ず る に、 大 行 あ り、 大 信 あ レ。 大 行 と は、 則 ち 無 凝 光 如 來 の 名 を 灘 す る な り。 こ の 行 は、 即 ち こ れ 諸 の 善 法 を 撮 し、 諸 の 徳 本 を 具 せ り、 極 速 圓 満 す、 眞 如 三 實 の 功 徳 寳 海 な り。 故 に 大 行 と 名 く。 } し か る に こ の 行 は、 大 悲 の 願 よ り 出 で た り。 印 ち こ れ 諸 佛 構 揚 の 願 と 名 く。 ま た 諸 佛 稻 名 の 願 と 名 く。 ま た 諸 佛 容 嵯 の 願 と 名 く。 ま た 牲 相 廻 向 の 願 と 名 く べ し。 ま た 選 揮 稗 名 の 願 ど 名 親 欝 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 ( 宮 本) 三 〇 三

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親 鷺 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 (宮 本) 三 〇 四 く べ き な り。 第 十 七 諸 佛 構 名 の 願 文、 重 誓 願、 願 成 就、 奨 佛 本 願 力 聞 名 欲 牲 生 の 文。 如 來 會 の 重 誓 願、 願 成 就 の 文。 大 阿 彌 陀 輕 第 四 願 の 文、 李 等 畳 経 第 十 七、 十 八 願 に 當 る 二 文。 * 悲 華 経 第 十 八 願 に 當 る 文。 * 易 行 品 の 十 方 諸 佛 ﹁皆 構 名 憶 念 阿 彌 陀 佛 本 願 ﹂。 漂 土 論 ﹁ 翻 佛 本 願 力、 遇 無 塞 過 者 ﹂ ﹁ 利 他 廻 向 門 ﹂。 論 註 ﹁ 易 行 道 者、 謂 但 以 信 佛 因 縁、 願 生 浮 土、 乗 佛 願 力、 便 得 牲 生、 即 入 正 定 聚 ﹂ ﹁ ( 起 鶴 生 信) 云 何 廻 向、 不 捨 一 切 苦 悩 衆 生、 心 常 作 願、 廻 向 爲 首、 得 成 就 大 悲 心 故。 廻 向 有 二 種 相。 三 者 牲 相 二 者 還 相。 栓 相 者、 以 己 功 徳 廻 施 一 切 衆 生、 作 願 共 牲 生 阿 彌 陀 如 來 安 樂 漂 土 ﹂ ( 還 相 は 略 し て あ る) * 禮 讃 ﹁彌 陀 世 奪 本 護 深 重 誓 願、 以 光 明 名 號 撮 化 十 方、 但 使 信 心 求 念、 上 審 一 形 下 至 十 聲 一 聲 等、 以 佛 願 力、 易 得 牲 生 ⋮⋮百 即 百 生、 與 佛 本 願 得 相 鷹 故 ﹂ ﹁ 唯 観 念 佛 衆 生、 擾 取 不 捨 故、 名 阿 彌 陀 ﹂ ﹁ 彌 陀 智 願 深 廣 無 涯 底 ﹂ ﹁ 今 遇 善 知 識、 得 聞 彌 陀 本 願 名 號、 一 心 構 念 求 願 径 生、 願 佛 慈 悲 不 捨 本 弘 誓 願、 撮 受 弟 子 ﹂ ﹁ 彼 佛 今 現 在 成 佛、 當 知 本 誓 重 願 不 虚、 衆 生 稻 念 必 得 牲 生 ⋮⋮今 既 有 増 上 誓 願 ﹂ 玄 義 分 ﹁ 言 弘 願 者、 如 大 輕 読、 三 切 善 悪 凡 夫 得 生 者、 莫 不 皆 乗 阿 彌 陀 佛 大 願 業 力、 爲 増 上 縁 ﹂ ﹁南 無 者、 獲 願 廻 向 之 義 ﹂。 鶴 念 法 門 ﹁ 言 撮 生 増 上 縁 者、 如 無 量 壽 経 四 十 八 願 中 読、 ⋮⋮乗 我 願 力、 若 不 生 者、 不 取 正 畳 ﹂。 * こ こ を も つ て 露 命 は 本 願 招 喚 の 勅 命 な り。 獲 願 廻 向 と 言 ふ は、 如 來 已 に 獲 願 し て 衆 生 の 行 を 廻 施 し た ま ふ の 心 な り。 即 是 其 行 と 言 ふ は、 即 ち 選 揮 本 願 こ れ な り。 必 得 牲 生 と 言 ふ は、 不 退 の 位 に 至 る こ, と を 獲 る こ と を 彰 す な り。 経 に は 即 得 と 言 へ り、 繹 に は 必 定 と 云 へ り。 即 の 言 は、 願 力 を 聞 く に 由 て 報 土 の 眞 因 決 定 す る 時 剋 の 極 促 を 光 閲 す る な り。 必 の 言 は、 審 な り、 分 極 な り、 金 剛 心 成 就 の 貝 な り。 五 會 法 事 讃 ﹁ 彌 陀 法 王 四 十 八 願 名 號 ﹂ の 文 * 述 文 賞 ﹁ 本 願 力 故、 満 足 願 故、 開 了 願 故、 堅 固 願 故、 究 寛 願 故 ﹂ * 牲 生 要 集 ﹁ 四 十 八 願 中、 於 念 佛 門、 別 獲 一 願 ﹂。 * 選 揮 本 願 念 佛 集 源 空 集 に 云 く、 南 無 阿 彌 陀 佛 ﹁裡 生 之 業 念 佛 爲 本 ま た 云 く、 そ れ 速 か に 生 死 を 離 れ ん と 欲 は ば、 二 種 の 勝 法 の 中 に、 且 く 聖 道 門 さ レ お を 閣 き て、 選 ん で 浮 土 門 に 入 れ。 浮 土 門 に 入 ら ん と 欲 は ば、 正 ・ 雑 な け う 二 行 の 中 に 且 ら く 諸 の 難 行 を 拗 ち て、 選 ん で 正 行 に 露 す べ し。 正 行 を 修 せ ん と 欲 は ば、 正 ・ 助 二 業 の 中 に、 猫 助 業 を 傍 に し て、 選 ん で 正 定 を 專 ら に す べ し。 正 定 の 業 と は、 即 ち こ れ 佛 の 名 を 構 す る な り。 構 名 は 必 ず 生 を 得、 佛 の 本 願 に 依 る が 故 に ど。 上已 明 か に 知 ん ぬ、 こ れ 凡 聖 自 力 の 行 に あ ら ず、 故 に 不 廻 向 の 行 と 名 く る な り。 大 小 聖 人 ・ 重 輕 悪 人 皆 な 同 じ く 齊 し く 選 揮 大 寳 海 に 蹄 し て 念 佛 成 佛 す べ し。 ⋮⋮何 に 況 ん や、 十 方 群 生 海、 こ の 行 信 に 蹄 命 す れ ば、 囁 取 し て 捨 て た ま は ず。 故 に 阿 彌 陀 佛 と 名 く と、 こ れ を 他 力 と 曰 ふ。 ⋮⋮眞 實 信 の 業 識 こ れ 則 ち 内 因 と 爲 す、 光 明 の 父 母 こ れ 則 ち 外 縁 と 爲 す、 内 外 の 因 縁 和 合 し て 報 土 の 眞 身 を 得 謹 す。 * 牲 相 廻 向 行 信 一 念 の 繹。 * 智 昇 禮 戯 儀 ﹁ 深 心 即 是 眞 實 信 心、 ⋮⋮今 信 知 彌 陀 本 弘 誓 願、 乃 稻 名 下 至 十 聲 ⋮⋮﹂* し か れ ば 大 悲 の 願 船 に 乗 じ て、 光 明 の 廣 海 に 浮 び ぬ れ ば、 至 徳 の 風 静 か に、 衆 鵬 の 波 轄 ず。 即 ち 無 明 の 闇 を 破 し、 速 か に 無 量 光 明 土 に 到 り て、 大 磐 浬 繋 を 謹 す、 普 賢 の 徳 に 蓮 ふ な り。 知 る べ し と。 * こ れ 乃 ち 眞 實 の 行 を 顯 は す 明 謹 な り。 誠 に 知 ん ぬ、 選 澤 擾 取 の 本 願、 超 世 希 有 の 勝 行、 圓 融 眞 妙 の 正 法、 至 極 無 磯 の 大 行 な り。 知 る べ し と。

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他 力 と 言 ふ は、 如 來 の 本 願 力 な り。 論 註 ﹁ 言 本 願 力 者、 示 大 菩 薩 於 法 身 中、 常 在 三 昧 而 現 種 種 芽 種 種 紳 通 種 種 読 法、 皆 以 本 願 力 起。 ⋮ ⋮ 是 名 教 化 地 第 五 功 徳 相。 ⋮ ⋮ 謂 鷹 知 由 自 利 故 則 能 利 他、 非 是 不 能 自 利 而 能 利 他 也。 菩 薩 出 第 五 門 廻 向 利 他 行 成 就、 慮 知。 成 就 者、 謂 以 廻 向 因 讃 教 化 地 果。 若 因 若 果 無 有 一 事 不 能 利 他 也。 鷹 知 者、 謂 鷹 知 由 利 他 故 則 能 自 利、 非 是 不 能 利 他 而 能 自 利 也。 * 然 藪 求 其 本、 阿 彌 陀 如 來 爲 増 上 縁。 他 利 之 與 利 他、 談 有 左 右。、 若 自 佛 匝 言、 宜 言 利 他。 自 衆 生 而 言、 宜 言 他 利。 今 將 談 佛 力、 是 故 以 利 他 言 之、 當 知。 ⋮ ⋮ 凡 是 生 彼 漂 土、 及 彼 菩 薩 人 天 所 起 諸 行 ( 皆 縁 阿 彌 陀 如 來 本 願 力 故、 何 以 言 之、 砦 非 佛 力、 四 十 八 願 便 是 徒 設、 今 的 取 三 願、 用 謹 義 意。 ︹第 十 八 願、 第 十 一 願 ・ 第 二 十 二 願 を 引 く ﹂ * 後 之 學 者、 聞 他 力 可 乗、 當 生 信 心。 一 乗 海 と 言 は ば、 一 乗 は 大 乗 な り、 大 乗 は 佛 乗 な り、 ⋮⋮一乗は 即 ち 第 一 義 乗 な り、 唯 こ れ 誓 願一 佛 乗 な り。 浬 繋 経 ﹁實 諦 一 道 清 漂 ﹂、 華 嚴 経 ﹁ 文 殊 法 常 爾、 法 王 唯 一 法 ﹂ 佛 願、 願 海 繹、 難 善 無 明 の 水 を 韓 じ て、 本 願 大 寳 海 の 水 と 成 す。 * 大 経 ﹁ 如 來 智 慧 海、 深 廣 無 涯 底 ﹂ 浮 土 論 ﹁ 不 虚 作 佳 持 功 徳 成 就、 襯 佛 本 願 力、 遇 無 塞 過 者 ﹂ ﹁依 本 法 藏 菩 薩 四 十 八 願、 今 日 阿 彌 陀 如 來 自 在 紳 力、 願 以 成 力、 力 以 就 願、 願 不 徒 然、 力 不 虚 設、 力 願 相 府、 畢 寛 不 差 ﹂ * し か る に 教 に つ い て、 念 佛 と 諸 善 と 比 校 鞠 論 す る に、 難 易 野、 頓 漸 封 ︹四 十 五 封、 中 略 ︺報 化 野 あ り。 し か る に 本 願 一 乗 海 を 按 ず る に、 圓 融 満 足、 極 速 無 磯、 絶 封 不 二 の 教 な り。 ま た 機 に つ い て 封 論 す る に、 信 疑 封 ・ 善 悪 勢 ︹九 封、 下 略 ︺ 然 る に 一 乗 海 の 機 を 按 ず る に、 金 剛 の 信 心 は 絶 封 不 二 の 機 な り。 知 る べ し。 敬 白 一 切 牲 生 人 等、 弘 誓 一 乗 海 者、 成 就 無 擬 無 邊 最 勝 深 妙 不 可 読 不 可 稔 不 可 思 議 至 徳。 何 以 故、 誓 願 不 可 思 議 故。 悲 願 喩 如 太 虚 塞。 以 下 有 名 な る 華 ・嚴 経 入 法 界 品、 彌 勒 菩 薩 の 菩 提 心 喩 を 引 く。 凡 そ 誓 願 に つ い て、 眞 實 の 行 信 あ り、 亦 方 便 の 行 信 あ り。 そ の 眞 實 の 行 の 願 は 諸 佛 裕 名 の 願 な り。 そ の 眞 實 の 信 の 願 は 至 心 信 樂 の 願 な り。 こ れ す な は ち 選 揮 本 願 の 行 信 な り。 そ の 機 は 則 ち一 切 善 悪 大 小 凡 愚 な り。 牲 生 は 則 ち 難 思 議 牲 生 な り。 佛 土 は 則 ち 佛 報 土 な り。 こ れ す な は わ 誓 願 不 可 思 議 一 實 眞 如 海 な り。 大 無 量 壽 経 の 宗 致、 他 力 眞 宗 の 正 意 な り。 知 恩 報 徳 の 爲 の ﹁ 正 信 念 佛 偶 ﹂ を 作 る。 無 量 壽 如 來 に 麟 命 し、 不 可 思 議 光 に 南 無 し た て ま つ る。 法 藏 菩 薩 因 位 の 時、 世 自 在 王 佛 の 所 に あ り て、 諸 佛 漂 土 の 因、 國 土 人 天 の 善 悪 を 観 見 し て、 無 上 殊 勝 の 願 を 建 立 し、 希 有 の 大 弘 誓 を 超 獲 せ り。 * 本 願 の 名 號 は 正 定 の 業 な り、 至 心 信 樂 の 願 を 因 と す。 等 畳 を 成 り 大 浬 繋 を 謹 す る こ と は、 必 至 滅 度 の 願 成 就 な り。 如 來 世 に 興 出 し た ま ふ ゆ へ は、 唯 彌 陀 の 本 願 海 を 説 か ん と な り。 凡 聖 逆 誇 齊 じ く 廻 入 す れ ば、 衆 水 海 に 入 り て 一 味 な る が 如 し。 揚 取 の 心 光 常 に 照 護 し た ま ふ。 * 一 切 善 悪 の 凡 夫 人、 如 來 の 弘 誓 願 を 聞 信 す れ ば、 佛 廣 大 勝 解 の 者 と 言 へ り。 こ の 人 を 分 陀 利 華 と 名 つ く。 彌 陀 佛 の 本 願 念 佛 は、 邸 見 僑 慢 悪 衆 生、 信 樂 受 持 す る こ と 甚 だ 以 て 難 し、 難 の 中 の 難 こ れ に 過 ぐ る は な し。 * 親 欝 の 録 本 願 と 教 行 信 誰 の 構 造 ( 宮 本) 三 〇 五

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-616-親 鷺 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 (宮 本) 三 〇 六 印 度 西 天 の 論 家、 中 夏 日 域 の 高 僧、 大 聖 興 世 の 正 意 を 顯 は し、 如 來 の 本 誓 機 に 慮 ぜ る こ と を 明 か す。 * 彌 陀 佛 の 本 願 を 憶 念 す れ ば、 自 然 に 即 ち の 時 必 定 に 入 る。 唯 よ く 常 に 如 來 あ 號 を 構 し て、 大 悲 弘 誓 の 恩 を 報 ず べ し と い へ り。 天 親 菩 薩 論 を 造 り て 読 か く、 無 凝 光 如 來 に 露 命 し た て ま つ る。 修 多 羅 に よ り て 眞 實 を 顯 は し、 横 超 の 大 誓 願 を 光 閲 す。 廣 く 本 願 力 の 廻 向 に よ つ て、 群 生 を 度 せ ん が 爲 に 一 心 を 彰 は す。 功 徳 大 賓 海 に 麟 入 す れ ば、 必 ず 大 會 衆 の 藪 に 入 る こ と を 獲。 蓮 華 藏 世 界 に 至 る こ と を 得 れ ば、 即 ち 眞 如 法 性 の 身 を 謹 せ ん。 煩 悩 林 に 遊 ん で 神 通 を 現 じ、 生 死 薗 に 入 り て 懸 化 を 示 す と い へ り。 * 天 親 菩 薩 の 論 を 註 解 し て、 報 土 の 因 果 誓 願 を 顯 は す。 往 還 の 廻 向 は 他 力 に よ る。 正 定 の 因 は 唯 信 心 な り。 惑 染 の 凡 夫 信 心 を 護 す れ ば、 生 死 即 ち 浬 繋 な り と 謹 知 せ し む。 * 一 生 悪 を 造 れ ど も 弘 誓 に 値 ね れ ば、 安 養 界 に 至 り て 妙 果 を 讃 せ し む。 * 本 願 の 大 智 海 に 開 入 す れ ば、 行 者 正 し く 金 剛 心 を 受 け し む。 * 極 重 悪 人 は 唯 佛 を 稔 す べ し。 我 ま た か の 撮 取 の 中 に あ れ ど も、 モ ト 上 ラ シ タ マ エリ ヲ 煩 悩 眼 を 障 へ て 錐 レ 不 レ 見、 大 悲 倦 き こ と な く し て 常 に 照 レ 我。 本 師 源 室 は 佛 教 を 明 か に し て、 善 悪 の 凡 夫 人 を 憐 懲 せ し む。 眞 宗 の 教 謹 を 片 州 に 興 す、 選 揮 本 願 悪 世 に 弘 む。 * 顯 浮 土 眞 實 信 文 類 序 愚 禿 親 欝 述 お も ん み そ れ 以 れ ば、 信 樂 を 獲 得 す る こ と は、 如 來 選 揮 の 願 心 よ り 襲 起 す。 眞 心 を 開 閲 す る こ と は、 大 聖 濟 哀 の 善 巧 よ り 顯 彰 せ り。 し か る に 末 代 の 道 俗、 近 世 の 宗 師、 自 性 唯 心 に 沈 み て 澤 土 の 眞 謹 を 疑 す。 定 散 の 自 心 に 迷 ひ て 金 剛 の 眞 信 に 昏 し。 こ こ に 愚 秀 繹 の 親 欝、 諸 佛 如 來 の 眞 説 に 信 順 し て、 論 家、 繹 家 の 宗 義 を 披 閲 す。 廣 く 三 経 の 光 澤 を 蒙 り て 特 に 一 心 の 華 文 を 開 く。 且 く 疑 問 を 至 し て 途 に 明 謹 を 出 す。 誠 に 佛 恩 の 深 重 な る を 念 じ て 人 倫 の 瞬 冒 を 恥 ぢ ず。 澤 邦 を 祈 ふ 徒 衆、 繊 域 を 厭 ふ 庶 類、 取 捨 を 加 ふ と 錐 も、 殿 諺 を 生 ず る こ と 莫 れ と。 顯 浮 土 眞 實 信 文 類 三 愚 禿 繹 親 鷺 集 至 心 信 樂 之 願 正 定 聚 之 機 ︹第 十 八 願 ︺ 謹 ん で 往 相 の 廻 向 を 按 ず る に、 大 信 あ り。 大 信 心 は 則 ち こ れ 長 生 不 死 の 紳 方、 祈 浮 厭 繊 の 妙 術、 選 揮 廻 向 の 直 心、 利 他 深 廣 の 信 樂、 金 剛 不 壊 の 眞 心、 易 往 無 人 の 浮 信、 心 光 撮 護 の 一 心、 肴 有 最 勝 の 大 信、 世 間 難 信 の 捷 径、 謹 大 浬 繋 の 眞 因、 極 速 圓 融 の 白 道、 眞 如 一 實 の 信 海 な り。 こ の 心 即 ち こ れ 念 佛 往 生 の 願 よ り 出 で た り。 こ の 大 願 を 選 繹 本 願 と 名 く。 ま た 本 願 三 心 の 願 と 名 く。 ま た 至 心 信 樂 の 願 と 名 く。 ま た 往 相 信 心 の 願 と 名 く べ き な り。 し か る に 常 没 の 凡 愚、 流 韓 の 群 生、 無 上 妙 果 の 成 じ 難 き に あ ら ず、 翼 實 の 信 樂、 實 に 獲 る こ と 難 し。 何 を も つ て の 故 に、 い ま し 如 來 の 加 威 力 に 由 る が 故 な り。 博 く 大 悲 廣 慧 の 力 に 由 る が 故 な り。 た ま た ま 淫 信 を 獲 ば、 こ の 心 顛 倒 せ ず、 こ の 心 虚 儒 な ら ず。 こ こ を も つ て 極 悪 深 重 の 衆 生、 大 慶 喜 心 を 得、 諸 の 聖 奪 の 重 愛 を 獲 る な り。 第 十 八 至 心 信 樂 の 本 願 及 び 願 成 就 の 文 ( 大 経 如 來 會 ) 論 註 ﹁信 心 淳 一 決 定 相 績 ﹂ * 散 善 義 ﹁ 如 來 至 誠 心、 深 心 ( こ の 下 二 種 深 信、 及

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-617-び 三 心 專 念 彌 陀 名 號 ⋮⋮順 彼 佛 願 故 の 文) 廻 向 護 願 心、 二 河、 白 道 ( 叉 籍 彌 陀 悲 心 招 喚、 今 信 順 二 愈 之 意、 ⋮⋮乗 彼 願 力 之 道) 等 の 長 文 を 引 く。 * 智 昇 臓 儀 の 深 心 繹、 往 生 要 集 ﹁大 悲 無 倦 常 照 我 ﹂ し か れ ば も し は 行、 も し は 信、 一 事 と し て 阿 彌 陀 如 來 の 清 浮 願 心 の 廻 向 成 就 し た ま ふ と こ ろ に あ ら ざ る こ と あ る こ と な し。 因 無 く し て、 他 の 因 の あ る に あ ら ざ る な り と。 知 る べ し。 如 來 本 願 三 心 の 字 訓 繹 の 下 ﹁ 彌 陀 如 來 錐 養 三 心、 浬 藥 眞 因 唯 以 信 心 ﹂ ﹁ 如 來 至 心 廻 施 ﹂ ﹁ 至 心 は 至 徳 の 奪 號 を 鐙 と す ﹂ * 信 樂 繹 の 下、 ﹁ 利 他 廻 向 の 至 心 を も つ て 髄 と す ﹂ ﹁ こ の 心 は 即 ち 如 來 の 大 悲 心 な る が 故 に、 必 ず 報 土 の 正 定 の 因 と 成 る ﹂ 本 願 信 心 の 願 成 就 の 文 ( 大 輕、 如 來 會) 浬 繋 経 ﹁信 心 佛 性 ﹂ ﹁ 信 不 具 足 ﹂、 華 嚴 経 ﹁ 信 心 如 來 と 等 し ﹂ ﹁信 爲 道 元 ﹂、 の 長 文。 * 欲 生 羅 の 下、 如 來 招 喚 の 勅 命、 不 廻 向、 大 悲 廻 向 を 読 く。 本 願 欲 生 心 成 就 の 文 (大 輕、 如 來 會) 浮 土 論 ・﹁ 云 何 廻 向、 不 捨 一 切 苦 悩 衆 生、 心 常 作 願、 廻 向 爲 首、 得 成 就 大 悲 心 故。 廻 向 有 種 二 相、 三 者 往 相、 二 者 選 相。 往 相 者、 以 己 功 徳 廻 施 一 切 衆 生、 作 願 共 往 生 彼 阿 彌 陀 如 來 安 樂 漂 土。 還 相 者、 生 彼 土 已、 得 警 摩 他 既 婆 舎 那 方 便 力 成 就、 廻 入 生 死 稠 林、 教 化 一 切 衆 生、 共 向 佛 道、 若 往 若 逡、 皆 爲 抜 衆 生 渡 生 死 海、 是 言 廻 向 爲 首 得 成 就 大 悲 心 故 毘。 澤 入 願 心 者、 ⋮ ⋮ 此 三 種 蕪 嚴 成 就、 由 本 四 十 八 願 等 清 浮 願 心 之 所

叢。

西

鑑。

嘉。

叉 論 日、 出 第 五 門 者、 以 大 慈 悲 観 察 一 切 苦 憐 衆 生、 示 鷹 化 身 廻 入 生 死 薗 煩 拶 林 中、 遊 戯 神 通、 至 教 化 地、 以 本 願 力 廻 向 故、 是 名 出 第 五 門 上已。 三 信 剛 二、 眞 實 信 心、 必 具 名 號、 名 號 必 不 具 願 力 信 心 也。 ﹁ 凡 按 大 信 海 者、 不 簡 貴 騰 糟 素、 不 謂 男 女 老 少、 不 問 造 罪 多 少、 不 論 修 行 久 近 ﹂ の 繹。 菩 提 心 二 種 の 繹 ﹁ 横 超 者、 斯 乃 願 力 廻 向 之 信 樂、 是 曰 願 作 佛 心。 願 作 佛 心 即 是 横 大 菩 提 心、 是 名 横 超 金 剛 心 也 ﹂ * 論 註 ﹁ 此 無 上 菩 提 心 即 是 願 作 佛 心、 願 作 佛 心 即 是 度 衆 生 心 ⋮⋮彼 安 ⋮樂 漂 土、 爲 阿 彌 陀 如 來 本 願 力 之 所 住 持、 受 樂 無 間。 ﹂ * 信 樂 の 一 念 繹 及 び 三 念 浮 信、 其 佛 本 願 力 聞 名 欲 往 生 の 引 用 文。 * 然 る に 経 に 聞 と 冒 ふ は、 衆 生 佛 願 の 生 起 本 末 を 聞 い て 疑 心 あ る こ と な し、 こ れ を 聞 と 日 ふ。 信 心 と 言 ふ は、 則 ち 本 願 力 廻 向 の 信 心 な り。 ⋮⋮一 心 は 則 ち 清 漂 報 土 の 眞 因 な り。 金 剛 の 眞 心 を 獲 得 す れ ば、 横 に 五 趣 八 難 を 超 え、 必 ず 現 生 に 十 種 の 釜 を 獲。 何 も の を か 十 と す る。 1冥 衆 護 持 の 釜、 2至 徳 具 足 の 盆、 3韓 悪 成 善 の 釜、 4諸 佛 護 念 の 釜、 5諸 佛 構 讃 の 釜、 6心 光 常 護 の 釜、 7心 多 緻 喜 の 釜、 8知 恩 報 徳 の 釜、 9常 行 大 悲 の 釜、 10入 正 定 聚 の 釜 な り。 * 專 心、 一 心、 信 心、 大 菩 提 心、 大 慈 悲 心、 願 海 不 等、 佛 道 正 因 繹、 三 心 金 剛 心 の 繹、 横 超 断 四 流 の 繹 ﹁ 大 願 清 漂 の 報 土 に は、 品 位 階 次 を 云 は す、 一 念 須 更 の 頃 に 速 か に 疾 く 無 上 正 眞 道 を 超 謹 す ﹂ 大 経 ﹁超 護 無 上 殊 勝 の 願 ﹂ ﹁ 我 建 超 世 願 ﹂ ﹁ 必 得 超 絶 去、 往 生 安 養 國、 横 裁 五 悪 趣 ﹂、 浬 繋 経 ﹁浬 繋 洲 渚 ﹂ * 眞 佛 弟 子、 由 斯 信 行、 必 可 超 謹 大 浬 繋 の 繹。 大 経、 如 來 會 ﹁第 三 十 三 鯛 光 柔 軟 の 願、 第 三 十 四 聞 名 得 怨 の 願 ﹂ * 般 舟 讃 ﹁ 不 蒙 彌 陀 弘 誓 力、 何 時 劫 出 娑 婆 ︹ 禮 讃 ﹁ 彌 陀 身 色 如 金 山、 ⋮⋮本 願 最 爲 強 ﹂ * 王 日 休 ﹁ 信 心 不 退、 三 念 往 生、 便 同 彌 勒 ﹂ * 眞 に 知 ん ぬ、 彌 勒 大 士 は 等 畳 金 剛 心 を 窮 む る が 故 に、 龍 華 ・三 會 の 曉 に 無 上 畳 位 を 極 む べ し。 念 佛 衆 生 は 横 超 の 金 剛 心 を 窮 む る が 故 親 欝 の 蹄 本 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 ( 宮 本) 三 〇 七

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親 欝 の 露 奉 願 と 教 行 信 謹 の 構 造 (宮 本) 三 〇 八 に、 臨 絡 三 念 の 夕、 大 般 浬 繋 を 超 謹 す。 故 に 便 同 と 曰 ふ。 ⋮⋮不 可 思 議 の 本 誓 に よ る が 故 な り。 * 般 舟 讃 ﹁佛 教 多 門 に し て 八 萬 四 な り、 正 し く 衆 生 の 機 不 同 な る が 爲 な り ﹂ ﹁ 門 門 不 同 な る を 漸 教 と 名 く ﹂ * 誠 に 知 ん ぬ、 悲 し い 哉、 愚 禿 欝、 愛 欲 の 廣 海 に 沈 没 し、 名 利 の 大 山 に 迷 惑 し て、 定 聚 の 藪 に 入 る こ と を 喜 ば ず、 眞 謹 の 謹 に 近 づ く こ と を 快 ま ず。 恥 ず べ し、 傷 む べ し。 難 治 の 機 に つ い て 大 般 浬 葉 に 滋 け る 六 師 と 阿 閣 世 廻 心 臓 悔 の 長 文 を 引 用 し、 金 剛 不 塊 の 眞 心 を 求 念 し、 本 願 醍 醐 の 妙 藥 を 執 持 す べ し と。 次 で 十 悪 五 逆 の 罪 に つ い て、 論 註 の 千 歳 闇 室 喩 に よ り、 本 願 三 心 十 念 の 劣 よ く 重 き 罪 業 を 滅 す と 読 き、 さ ら に 散 善 義 そ の 他 の 罪 業 繹 を 引 き、 信 巻 を 結 ん で、 浬 榮 の 巻 ・ 謹 巻 を 獲 起 す る。 顯 浮 土 眞 實 謹 文 類 四 愚 禿 羅 親 欝 集 必 至 滅 度 の 願 難 思 議 往 生 ︹第 十 一 願 ︺ 謹 ん で 眞 實 謹 を 顯 さ ば、 則 ち こ れ 利 他 圓 満 の 妙 位、 無 上 浬 繋 の 極 果 な り。 即 ち こ れ 必 至 滅 度 の 願 よ り 出 で た り。 ま た 謹 大 渥 繋 の 願 と 名 く る な り。 然 る に 煩 悩 成 就 の 凡 夫、 生 死 罪 濁 の 群 繭、 往 相 廻 向 の 心 行 を 獲 れ ば、 即 の 時 に 大 乗 正 定 聚 の 籔 に 入 る な り。 正 定 聚 に 住 す る が 故 に、 必 ず 滅 度 に 至 る。 必 ず 滅 度 に 至 れ ば 即 ち こ れ 常 樂 な り。 ⋮⋮眞 如 は 即 ち こ れ 一 如 な り。 然 れ ば、 彌 陀 如 來 は 如 よ り 來 生 し て、 報 慮 化 種 々 の 身 を 示 現 し た ま ふ。 必 至 滅 度 の 願 文 二 文、 願 成 就 の 文 の 三 文。 論 註 五 文。 安 樂 集 一 文。 玄 義 分 ﹁ 泓 願 ⋮⋮莫 不 皆 乗 阿 彌 陀 佛 大 願 業 力、 爲 増 上 縁 ﹂ 定 善 義 の 二 文。 そ れ 眞 宗 の 教 行 信 謹 を 案 ず れ ば、 如 來 大 悲 廻 向 の 利 釜 な り。 故 に も し は 因 も し は 果、 一 事 と し て 阿 彌 陀 如 來 の 清 浮 願 心 の 廻 向 成 就 し た ま へ る と こ ろ に あ ら ざ る こ と あ る こ と な し。 因 浮 な る が 故 に、 果 ま た 浮 な り。 し る べ し。 二 に は 選 相 廻 向 と 言 ふ は、 則 ち こ れ 利 他 教 化 地 の 釜 な り。 則 ち こ れ 必 至 補 腱 の 願 よ り 出 で た り。 ま た 一 生 補 慮 の 願 と 名 く。 ま た 還 相 廻 向 の 願 と 名 く べ き な り。 瀞 土 論 ﹁ 出 第 五 門、 利 他 教 化 地、 本 願 力 廻 向 ﹂ の 文。 論 註、 起 翻 生 信 の 往 還 と も に 同 向 爲 首、 得 成 就 大 悲 心 の 文。 翻 行 膿 相 章 の 七 地 沈 塞、 十 方 諸 佛 神 力 加 翻、 阿 彌 陀 如 來 本 願 ( 第 二 十 二 願) 文、 常 倫 超 出、 十 地 超 越 之 理、 不 動 遍 至 等 の 四 徳。 浮 入 願 心 章 の 佛 土 ・ 佛 ・ 菩 薩 三 種 成 就 は 願 心 荘 嚴、 由 本 四 十 八 願 等 清 浮 願 心 之 所 蕪 嚴、 因 浮 故 果 浮、 非 無 因 他 因 有 也。 入 一 法 句、 廣 略 相 入、 法 性 ・ 方 便 二 種 法 穿。 善 巧 撮 化 章 の 止 襯 相 順 ・ 柔 軟 心 不 二 心 成 就 ・ 巧 方 便 廻 向、 彼 安 樂 浮 土 ・ 爲 阿 彌 陀 如 來 本 願 力 之 所 住 持 受 樂 無 間。 離 菩 提 章 の ・智 慧 慈 悲 方 便 の 三 門。 順 輩 屋 提 章 の 無 逆染 ・ 安 ・ 樂 の 三 種 一済 浮 心 生 安 樂 國。 名 義 撮 野 章 の 般 若 方 便 相 撮、 五 欲 外 樂 ・ 暉 定 丙 樂・ 智 慧 法 樂 の 三 種 樂 と 妙 樂 勝 眞 心。 願 事 成 就 章 の 智 慧 ・ 方 便 ・ 無 障 ・ 勝 眞 の 四 種 清 湿 心、 得 生 漂 土、 五 念 門 得 生 浮 土。 利 行 満 足 章 の 近 ・大 會 衆 ・ 宅 ・ 屋 ・ 薗 林 遊 戯 地 の 五 門 ( 入 四 門 ・ 出 第 五 門) ﹁出 第 五 門 者、 以 大 慈 悲 観 察 三 切 苦 悩 衆 生、 示 鷹 花 穿、 廻 入 生 死 園 煩 悩 林 中、 遊 戯 神 通、 至 教 化 地、 以 本 願 力 廻 向 故、 是 名 出 第 五 門 ﹂ ﹁言 本 願 力 者、 示 大 菩 薩 於 法 身 中 常 在 三 昧、 而 現 種 種 身 種 種 紳 通 種 種 読 法、 皆 以 本 願 力 起 ﹂

参照

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