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と自発運動のエネルギー代謝における相互作用)

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Academic year: 2021

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(1)

論文内容要旨(乙)

論 文 題 名 :

Interactive effect  of  galaninlike  peptide (GALP)  and  spontaneousxerciseon energy metabolism. 

(ガラニン様ペプチド(

GALP)

と自発運動のエネルギー代謝における相互作用)

掲載雑誌名:

Peptides2014

年掲載予定

生理系解剖学(顕微解剖

l

学分野)専攻伊藤和夫

内容要旨:

[背景及び目的]

ガラニン様ペプチド(

GALP

)は、視床下部弓状核で産生される神経ペプチ ドであり、摂食抑制作用やエネルギー代謝充進作用をもっ生理活性物質で ある。運動は基礎代謝を高めることで、エネルギー代謝を克進することが よく知られている。しかし

GALP

と運動との相互作用については知られてい ない。本研究では自発運動しているマウスにおいて、

GALP

投与によるさら なるエネルギー代謝尤進が期待できるか否かについて検討した。

[方法]

実験 l :側脳室にカニューレを留置したマウスを回転かご設置あるいは未 設置の呼吸代謝ケージに馴化させ、自発運動群と非運動群を作製した。さ

らにそれぞれの群を

GALP

投与群(

GALP

群)または生理食塩水投与群(生食 群)に分けた。

GALP

あるいは生食を投与後、酸素消費量、発熱量および呼吸 商を、さらには自発運動群では走行距離を

24

時間後まで経時的に記録した。

また、投与前及び投与

24

時間後の体重、摂食量および飲水量を測定した。

(2)

実験

2

:実験

lと同様に、自発運動群と非運動群を作製し、さらにそれぞ

れの群を GALP 投与群( GALP 群)または生理食塩水投与群(生食群)に分け た 。 GALP あるいは生食を投与後、 1 6 時間後まで呼吸代謝活性を経時的に測 定後、マウスの肝臓および排腹筋より全 RNA を調製し、逆転写酵素反応に より cDNA を作製した。 TaqManprobe による Real‑TimePCR 法でエネルギー 代謝関連酵素の mRNA 発現量を測定した。

[結果]

実験

1

:非運動群では、 GALP 群の呼吸商は、投与直後の明期では脂質を、

また、暗期は糖を主に基質として燃焼していることを意味する値を示した。

自発運動群の GALP 群では生食群と比べて、酸素消費量と発熱量は暗期前半 で上昇、暗期後半で減少したが、これらは走行距離の変化に対応しなかっ た。二要因分散分析の結果、摂食量、飲水量および走行距離について、

GALP と自発運動の相互作用は認められなかったが、投与 2 4 時間後の体重減 少について有意な相互作用が認められた。

実験

2

:エネルギ一代謝関連酵素の mRNA 発現量に関するこ要因分散分析の 結果、糖新生に関与する PEPCK およびグ、ルコース輸送体である GLUT‑4 の遺 伝子発現では GALP と自発運動の相互作用による有意な減少が認められた。

一方、 GALP 群では、運動の有無に関わらず、脂肪酸合成に関与する SREBP‑

l e の遺伝子発現が生食群と比べて有意に減少した。

[結語]

GALP 投与は、脂肪酸合成の抑制を引き起こし、さらに自発運動との相互作 用により、糖新生を阻害することが示唆された。以上の結果から、 GALP と 運動の相互作用によって、基礎代謝がより允進することで体重が減少した

と示唆される。また、 GALP は脂肪酸および糖代謝を調節に関与しているこ

とが明らかとなった。

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