日承「包装学会誌Vol.9ノV0.5(200の
一般l論文
一様な一方向圧縮荷重を受ける
両面段ボールシートの座屈強度解析
(同質の上下ライナ_よbなる段ボールの場合)
松島理*・松島成夫.*
BucklingAnalysisfo「SingIeWaIICorrugatedFiberboardunderUniform
CompressionLoadofUniaxiaIDirection(OnFiberboardMadebySameEIementtoUpperandLowerKraftIiner)
SatoruMATSUSHIMAandShigeoMATSUSHIMA
上下ライナーが同素材の両面段ボールに任意方向の一様圧縮荷重が働く際の座屈強度表示をオ イラーの座屈式によって導出した。これらの導出法によって得られた表示は、両面段ボール板の 長さHの変形によって生じる非局部座屈によるもの、KL・中芯接合部間に生じる局部座屈によ るものの二つがある。
非局部座屈荷重M(単位幅当たり)はHの増加によって大きく減少し、局部座屈荷重p妙2(単
位幅当たり)はHに無関係な値を示す。p妙,は流れ方向(マシン方向)と荷重方向とのなす角‘の増加によって大きく減少し、W'2は、山=元/2でp妙2=。・となるように、jの増加によって大き く増加する。pJ1は中芯の段の高さ、ライナーの厚さTk、流れ方向の縦弾性係数Ekx(j=0)の 増加によって増加し、また、W'2は、Tk、Ekxの増加によって増加し、中芯の段の波長の増加に
よって減少する。
キーワード:計算力学、構造解析、弾性曲げ、段ボールの強度、弾性応力解析、構造強度、数値 解析
FbrmuIationsofthebucklingstrengthlortheplateofsinglewaIIcoTrugatedfiberboard
[SWCF:upperlinerissameeIementtolowerJundertheuniformcompressionloadintheoption・aldirectionwereinducedbyEuIer・sbuckIingformulaFromthosefbrmulationsformationswere
denotedbytwotypebucklingasnopa「tia1bucklinginducedbySWCFlengthH,andpartialbuck‐
linginducedbytheintervalofjointsforlinerandsemichemicalcorrugatedmedium(SCM).
Appliedloadpj,(perunitwidth)IOrnopartiaIbucklingdecreaseswiththeincreaseofH obviously,andappIiedIoadp“(perunitwidth)fOrpartialbucklingjsshownasindependentof
theHvalueThep1D1decreaseswiththeincreaseinanglejbetweenthemachinedirectionand
theloadmgdirection,andp妙2increasesobviouslywiththeincreaseof‘asp妙2=ooatp=汀/2.Thep妙1increaseswiththeincreaseoflluteheight【orSCMandthicknessTkandlongitudinal elasticmodulusEk×(at‘=0)inthemachinedirectionIOrKLThep妙2increaseswiththein・
creaseofTkandEkx,anddecreaseswavelengthfOrSCM.
Keywords:ComputationaImechanics,Structureanalysis,EIasticbending,Strengthofcorrugated fiberboard,E1asticstressanaIysis,Structurestrength・Numericalanalysis.
、帝人製機(株)松山工場(〒791-8513愛媛県松山市北吉田町77):MatsuyamaFactory、TeijinSeiki,Ltd
77Kitayoshida-cho,Matsuyama-shLEhime,791-8513
。*愛媛大学名誉教授(〒790-5677愛媛県松山市文京町3番):HonoraryProlessorofEhimeUniversity,
3Bunkyou-cho,Matsuyama-sMEhime,790-5677
-301-
~様な一方/可圧縮イiii童を受ける両面段ボールシートの座屈j週i度解リウテ
2.解析方法 1.緒言
圧縮を受ける両面段ボールシートの変形状 況は、圧縮方向によって異なるものと考えら れる。そして、素材原紙の異方性ばかりでな く、素材の構成によっても、段ボールの圧縮 変形は異なるばかりでなく、座屈の変形機構
も異なるものと考えられる。
両面段ボールシート(高さH、幅L)の上 下ライナー(同質、同形状)の形状は平板(厚 さTk)であり、中芯(厚さTs、段の波長Lo、
段の高さh)の形状は流れ方向[フルートの 流れ方向(マシン方向)]に沿って周期的に変 る。そして、便宜上、中芯の形状を正弦波で
あるとした'4115)。そこで、両面段ボールの
流れ方向、横方向および厚さ方向をx、yお よびZ方向に、そのシート下辺幅および中芯 厚さの中央を原点にとる座標を考える[Fig.
1(w軸)参照]・本章では、議論を容易に するために、まず、曲げこわさと圧縮変形の 状況を議論し、次に、圧縮方向を段ボールの 横方向、流れ方向、任意の圧縮方向j(流れ 方向と荷重方向とのなす角Fig.2参照)の座 屈強度を、順次、述べる。
軽くて、優れた力学的構造特性をもつ段ボ ールは、現在、盛んに、包装材、包装用箱材
として用いられている。
段ボール箱の座屈強度に関する研究がおこ
なわれ')~3)、段ボールシートの圧縮の研究
については、横方向圧縮を受ける段ボールの 曲げこわさを求めたものがある4)。段ボール の座屈強度を決める基準として、段ボールシ
ートの垂直圧縮強さ試験がある5)。そして、
一様圧縮を受ける円筒6)-8)、波板円筒9)」O)
の座屈変形は単純な流れ方向のみの座屈折れ によるものではなく、段ボール箱おいても幾 つかの曲げ折れによって座屈が生じるとさ れ11).12)、また、U型紙製はりの曲げ座屈に おいても、形状によって特異な複数の座屈折
れが生じることが示されている'3)。したが
って、段ボールシートの任意方向の座屈強度 を明らかにすることは段ボール強度工学上意 義ある。そして、一様圧縮荷重を受ける長方 形段ボールシートの座屈を明らかにすること は、複雑な荷重、形状を議論するための基本 となり、重要なことである。しかし、任意方 向の圧縮下における段ボールシートの座屈強 度に関する基礎的研究は見受けらない。そこで、本研究では、素材の異方性および 幾何学的構造を考慮し、一様圧縮荷重を受け る上下ライナー同素材の両面段ボールシート の任意方向の座屈強度表示を導出し、段ボー ルの構成を考慮した座屈強度の構成を議論す ることを試みた。
/’ ト」ピ
FIglSCMandKL1b「SWCF.
2.1こわさと圧縮変形
一様圧縮荷重を受けるシートは、負荷が大 きくなると、座屈直前、シートに曲りが生じ、
-302-
日本包装学会誌WL9jVb、5cooの
曲げモーメントM妙が働く際の曲率kjは
恥一志-歳(5)
で表される'7)ものと考えられる。その(EIM はJ方向曲げの際の曲げこわさである。そ
して、そのたわみ方程式17)およびたわみ Z'19)は
dzJ、-。x⑩,qJI
1
(6)R1,
/X
Ⅳ
s×
一山/号
エ
Lo
y CD yW,
p妙
p⑫ 麺=…愚(等)
Fig.2LoaddirectionVandappIied compressionIoad、
その急激な曲りの進行により曲げ破壊が生じ る。この破壊が板の座屈であると考えられる。
いま、流れ方向より角J方向の荷重(上 下方向荷重:Fig.2参照)が段ボールシート に働く際、荷重方向の板長Hの一端からの
距離xjにあるシートの厚さ中央の変位(た
わみ)をz妙で示す。その荷重によって生じる位置x⑩、z,(中立層から距離)の曲げのひ
ずみ6山、応力ov1は(7)
で表されるものと考えられる。x山は板底辺
からの距離であり、zJo・は最大たわみである。変形の重合わせの原理により、曲率k抄は x、y方向の成分kx、kyの和によって
kj=kxcosP+kysinJ
--L-竺旦-14+§llL1L (8)
〃pxpy
で表されるものと考えられる。βx、pyは流れ、
横方向の曲率半径である。すると、式(8)
および応力の重合わせの原理により、Mjと
Mx、Myとの関係M1,,=MxcosJ+Mysinp (9)
Mp=Mx/cosM。=My/sinj(10)
M,――し.."十歳岬(u)
(EIM(EIk
が得られる。(EIL、(EIルはx、y方向曲げ 時の曲げこわさである。式(10)、(11)より、
(EI〃は
〈EIMEI川
(EIM=(EIルcosj+(EIhsin9U)(12)
で表される。
診=詩=豊(1)
“一等(2)
で表される'6)。ADはたわみの曲率半径
['十(器r]霞'’
10妙= ̄
d2zJ
(3)-Hz了
で表される'7)。応力成分に関する重合わせ の原理により応力の関係は
”-丁…`+等麹3MMx (4)
で表される'8)。そのI山、Ix、Iyは各j、x、
y方向曲げの断面2次モーメントである。
2.2横方向圧縮
横方向に一様圧縮荷重が働く際、xz面の
-303-
一様を一方向圧縮i厳重を受ける両面段ボールシートの墜屈強度解Iif
変形は、近似的に、平面ひずみであり、変形 の状態は、位置yの変化に対し、一定であ るものと考えられ、単純にオイラーの座屈
式19)が適用できるものと考えられる。
上下支持段ボールシートの座屈(非局部座
屈)の際、単位幅当たりの圧縮座屈荷重py
は
py=元2(EDy/H2
(13)流れ方向に一様圧縮荷重が働く際、外観上、
形状一様な段ボール板として、曲げ座屈を議
論すると、オイラーの座屈式'9)により、単
位幅当たりの非局部圧縮荷重px1はpx,=元2(EILx/H2
(EIルーExlkx
(17)
で表される。そのEkxはライナーの流れ方向 の縦弾性係数、Ixは単位幅当たりの断面2次 モーメントで、近似的に、
で表される'9)。(EILは、曲げ変形を受ける 段ボールの曲げこわさであり、周知の式')・'7)
(18)
lkx=Iky (EIルー2Ekylky+Esxlsy(14)
で表される。Eky、EsyはKL、中芯の横方向
の縦弾性係数であり、mIsyは、単位幅当 たりのライナー、中芯の横方向の曲げの断面 2次モーメントであり、厳密と思われる算定いもあるが、簡便なものとして、近似的に、
[勵=苦十、(h+2号+T譽)’('5)
『211:急等。。('6)
で表す21)。
で表される22)。
流れ方向に圧縮応力による局部座屈が生じ る際、ライナー・中芯接合部間の座屈が生じ るものと考えられる。そこで、その座屈開始 の圧縮変形は、接合部のライナー・中芯接合 のために、接合部(端部)は支持端のように 自由な端とは異なり、近似的に、両端固定の 座屈に近いものになるものと考える。すると、
この変形は、外観上、一様な圧縮による局部 的曲げ破壊で表され、単位幅当たりの局部圧 縮荷重px2は、両面ライナーに支えられた場 合のオイラーの座屈式により、近似的に、
2.3縦方向圧縮
前報22)によると、流れ方向くFig2x方向)
圧縮の際、ライナーの応力は流れ方向に沿っ て一定な値を、中芯の応力は流れ方向に沿っ て周期的に特有な変化を示す。そして、中芯 の応力値はKLの曲げ応力に比べ10-2程度 に、流れ方向荷重および曲げモーメントは 10-4程度に小さい。また、このようなこと が引張り変形時においても生じる23)。この ことにより、座屈時の曲げ強度は、近似的に、
両端支持となった上下ライナーによって保た れていると考えられる。
px2=4汀2(EIkx2/Lo2
(EIkx2=Ekxlkx2
(19)
で表される。そのIkx2は単位幅当たりの断
面2次モーメント
1kx2=Tk3/6 (20)
である。
座屈は座屈破壊の容易な経路を通して生じ、
px,≦px2およびpx,>px2の際、流れ方向単 位幅当たりの座屈荷重pxは各
-304-
日本包装学会誌VbL9ノVb.5個000ノ
処法23).27)にならい、100(=Esx)、050(=
Esy)および264(=Eky)、LOO[(=Eky)×
lO3Mmm2]のものを基準とした。
px=px,(px,≦px2)
px=2px2(px,>px2)
で表されるものと考えられる。
(21)
(22)
2.4任意方向圧縮
流れ方向からj方向に一様圧縮荷重が働
く際、上下支持段ボール板[高さH(p方向)、
幅L]の単位幅当たりの非局部座屈荷重pJ1
は、オイラーの座屈式によって
3.1.pljとVとの関係
pjは素材の形状、弾,性係数によって顕著 に変化するものと考えられ、それに伴いp妙
は異方性が生じるものと考えられる。そこで、
p妙とJとの関係を議論する。
まず、Hの変化によるp妙一J関係の変化
を明らかにするために、所定のHによるpP-j関係を求めた。それがFig.3である。
p"=7T2(EIM/H2 (23)
で表される'9)。
前節の式(19)のような局部座屈は、x方 向の荷重成分によって生じ、y方向(横方向)
に沿った折り曲げによって生じるものと考え られる。そこで、この成分を考慮すると、単
位幅当たりの局部座屈荷重p妙2は
rl L」
EE一二N書q←吾。
pj2=4汀2Ekx21kx2/(cosPLo)2 (24)
で表される。
そして、前節と同様に、p妙'≦pJ2および
”>pJ2の際、流れ方向座屈荷重W’は各
兀/4元/2秒rad
Fig.3ReIatlonshipsbetweenpq'11p6,2andVforH.
次に、中芯、KLの形状、弾性係数による pj1、pj2-p関係の変化を明らかにするため に、形状、縦弾性係数によるp妙,-J、w12-
p関係を求めた。その結果をFig.4,5に示す。
Fig.3より、Hの増加によって、p妙,は大 きく減少することが、一方、pP2は、変化せ ず、一定なpJ2-J関係を示すことがわかる。
また、H<100mmではりく5元/12で、H>
200mmでは、常に、pj2<p妙,の状態が生じ
る。Fig.4,5より、中芯、KLの、p⑩1-J
およびpJ2-p関係は素材の形状および弾性pj=Pj,(P妙,≦pj2)
pJ=2p⑩2(Ⅳ1>plD2)
(25)
(26)
となる。
3.解析結果および考察
本解析に用いた段ボールの形状は、一般に
使われている両面段ボール24)に合わせ、Tk
=0.30mmおよびTs=0.24mm、L=9.2mm およびh=4.6mmのものを規準とし、また、
ESX(中芯原紙の縦方向の縦弾性定数)、Esyお
よびEkx25)、Eky26)を基にして定めた前報の-305-
一様な一方向圧縮jiii童を受ける両圃i段ボールシートの座)屈強hiE解析
32 nopartial ●.▲
ostandard
●
△Lo=13.8mm ●▲
▽h=6.9。▲
.。Ts=0.30●
◆ESX=1500Mmm2●▲
壼星鰍..・・・...△
三二iill1;i222ニムム△△△△
24
御EE{zNsQ←骨ロ 扉】【】。n】0R閂】NEE-zNsq一s。
16
(a)
。()110Ⅱ‐(Ⅱ)(H)
partial
●stander:Ts=O30 Esx=1000:Esy=750
▲Lo=13.8
▼h=46
【】Ru
元凶 沙rad 元/21
妙「a。
元/2 兀/2
3
、!▽▽『Ⅲ(b)
亀。。剛意v玲藏……...。
、ostandard
_、△Lo=13.8
列4麹馳i1熟…,
NEE一二一s。
52 2 NEE-z←so
1.5
O元/4九厄 0
汕「ad
Flg、4ReIationshipsbetweenpI',lpIp2and
VforSCM.
元/4兀/2 沙rad
RelationshipsbetweenpI'1,pp2and
VforKL.
Fig.5
関係は、中芯の形状および弾性係数によらず、
類似することを、w,,、pj2の値は大きく変 化することを見た。このことにより、中芯の
w,、pJ2と形状、縦弾性係数の関係をより
詳細に議論する。
中芯の段ボール形状の影響を議論するため に、まず、Lo、hとP妙1、p1D2との関係を求 めた。それがFig.6,7である。Fig.6より、
pJ1はLoに無関係な値を示すことが、Loの
増加によってpj2はLo=3.5mm付近に生じるpJ2無限大値より急激に減少し、L・の大
きい域では、pJ2<p妙’となることがわかる。hの増加については、Fig.7のpjlは大き く増加し、その増加率も増加するが、pj2は、
係数によって変化することがわかる。特に、
p“およびpj2はh、TkおよびEkx、Ekyの
増加によって大きく増加する。また、F19.3~5より、pの増加によって、p“は始めは 大きく減少するが、‘=37r/4付近より僅か
増加することが、pJ2は、妙の増加に伴い、
大きく増加し、その増加率も増加することが わかる。そして、j=元/2でPj2=Pとなる。
素材の形状および弾性係数が変化する際でも、
pJ1-Jおよびp妙2-‘関係は、常に、各類
似した変化を示す。
3.2.中芯のpw、pP2と形状、縦弾性係数 前節のFig.4で、p妙,-Jおよびpj2-j
-306-
日本包装学会誌Vol9jVn5⑫00の
nopartial 8
●
ofし=O
▲
ムリ'=元/14▽U'=兀尼
●▲
partial
● ▲
▲●リノ=0
。▲▲沙=元/4
●.▲▲妙=兀叫:p沙=。。
。。。.。。.。。。6.2::::雪9...゜●。.._
12
6 4 Z
EE一二“号Q・一己□8 4
EEへZnsQ二言。●●●●●●●●● ̄-- ̄二
0 4 8 1216 20 0 0.2 0.4 0.6
Lomm
24 Tsmm
Fig8ReIationshipsbetweenpI,,,pIp2andTs Fig6Relationshipsbetweenpw11Pp2andLo
16
○
o O o
ooo O o
10桝魂mOa一一一一一一一鈩餉汕汕妙p虎P●▲nopartial o沙=O
△妙=兀舛
▽沙=元に
2 8 4 1
EEへz刷合□(←号□6 4 2
EE一二m己ロー合口0
鮫…宝:録
●●●●●●●●●●
04812
hmmFig7ReIationshipsbetweenpw,,pq,2andh.
00.511.5225
ESX/E愚xo,Esy/Esyo
Fig,9Re1aUonshipsbetweenPI,,IPI'2,EsxandEsy.
3.3.KLのpv1、pqJ2と形状、縦弾性係数
次に、KLのpj1、p錘の形状、縦弾性係
数による特性を議論する。
KL素材の形状特性として、p妙'、pj2と
Tkとの関係を求めた。それがFig.'0である。Fig.10より、Tkの増加によって、pJ1、p1D2 は、共に、大きく増加するが、pjlの増加率 はTkの増加によって減少し、p“のものは 大きく増加することがわかる。また、Tkの 大きい域では、p妙2>p1b1の状態が生じる。
KL素材特性として、pJ1、pJ2とEkx、Eky hの値によらず、一定な値を示す。そして、
hの大きい域では、pJ2<p1b1の状態が現れる。
中芯素材の形状特性として、pj1、pp2と Tsとの関係を求めた。それがFig.8である。
F19.8より、wmはTsの増加に比例して増
加するが、pOb2は一定な値を示すことがわか
る。
中芯素材特性として、pJ1、p“とESX、
Esyとの関係を求めた。それがFig.9である。
Fig.9より、p妙,、pj2は、ESX、Esyの値によ
らず、一定な値を示すことがわかる。
-307-
ddI Lj0A
110
■△▲▲△▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲=
nopartialo沙=0
△沙=元/4
▽沙=元/2 partial
●妙=0
▲U'=元/4 U'=兀
188888888OOOCOOOOoOO星lhlj:Zも
OOOOO
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
ふら▲6M蝉△▲。△44Mh4.浬h△企6M趣ムムム曲△△曲△△曲△
101
臣八▲▲▲▲▲▲▲八▲▲▲二A▲▲▲▲八AAA▲ハムハハハ」しハバーIUⅡU
EsxUE
sy
nopartialpa「tial o沙=0●⑩=0
△沙=元/4▲⑩=元/4
▽沙=元/2沙=汀/2:pu,=。。
)OOOOOOoOOoOCOoOOOOOoooOOOOooOOO(
I●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●I
‘▲▲▲▲▲▲▲▲▲L▲▲ユニ▲△▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲.▲▲▲△▲▲
ID11
一様摩一方向圧縮徹璽を受ける両面段ボールシートの座屈強度解折
24
nopartiaI
。⑩=O ▲●
△妙=兀/4▲●
▽沙=兀但 ▲●
partial● ▲
●U'=0●
▲⑫=兀舛▲●
沙=元/2▲▲.●
二:二二礎;:::::::::::::
8 2 6 1 1
EE一二N肴。(←so4 2
EEへzNSQ二s。00.511.522.5
Eky/Ekyo
Figl2ReIationshipsbetweenPv,,,PP2andEky.
020.4O6
Tkmm
ationshipsbetweenpp1,pp2andTk.
0 FiglORe
Ekyの増加によって、大きく増加し、pj1の 増加率は減少することがわかる。pJ2は、
Ekvの値によらず、一定な値を示す。
以上のように、両面段ボールの一様圧縮荷 重下の座屈強度表示を導出し、その特性を議 論した。本結果は、本表示によって、圧縮荷 重を受ける両面段ボールの座屈強度の議論に 役立つものと思われる。
との関係を求めた。それがFig.11,12である。
Ekxo、Ekyoは規準のEkx、Ekyを示す。Flg
llよ'〕、リー0のpj1は、Ekxの増カロによって、
正比例的に、大きく増加するが、Jの増加に よって、大きいEkxの域では、Ek〆による pJ1値は減少の傾向を示し、j=汀/2では、
Ekxによるp仰は一定化の傾向を示すことが わかる。J≠汀/2の域のW12は、Ekxの増加
によって、正比例的に増加する。
Fig.12より、j=0の域では、W’1はEky の値によらず一定な値を示し、j≠0のwmは、
4.結言
フルートの流れ方向(マシン方向)から角 度j方向に圧縮荷重が働く際の両面段ボー ルシートの座屈強度表示を導出し、その表示 によって、両段ボールシートの座屈強度特性
値を議論した。そして、その段ボールの形状
は、一般に使われているものを基準とし、そ のライナーの厚さTkを0.30mmに、中芯の 厚さTsを024mmに、段の波長Lo、段の高 さを9.2mm、4.6mmにした。中芯のx、y方 向の縦弾性係数ESX、EsyおよびKLのx、y 方向の縦弾性係数Ekx、Ekyは100,050(×103N/、、2)および264,100(×103N/、、2)
14 、。△▽
p汕汕沙 a一一一一一一 、0元元 創叫厄▲△
ざ f▲
12
0864Z 1
EE一二N合二二sロ▲
▲
4
6Ekx/Ekxo
betweenpp1,Pp2andEkx.
0 2
FigllRelationships
-308-
祭
1100
,▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲a▲‘
日本包装学会誌VOf9ノVn5(200の
のものを規準とした○
得られた主な結果については、以下の通り である。
(1)ライナー.中芯接合部間に生じる座屈荷
重(局部座屈荷重)P○2の値は、シートの荷
重方向の長さHの変化によらず、一定である○そして、H<100mmではJ<57T/'2で、H>
200mmでは、常に、p妙2<w1の状態が生じ
る。Jの増加により、pJ1は、最初、大きく 減少し、p=37r/8付近より緩やかに増加する。jの増加に伴い、WI2は大きく増加し、妙=
元/2でW12=COとなる。
(2)pJ1はL・に無関係な値を示し、Lo(>
35mm)の増加に伴いp“は無限大値より急 激に減少し、Loの大きい域では、p“<p妙’
となる。
hの増加に伴い、pOD1の値は大きく増加し、
pID2はhの値によらず一定である。そして、
hの大きい域では、p妙2<p1D1となる。
(3)Tsの増加に伴い、p妙'は比例的に増加し、
PJ2の値は ̄定である。
Tkの増加によって、pJ1、w'2は、共に大 きく増加するが、Tkの増加によってpJ1の 増加率は減少し、p妙2のものは大きく増加す る。また、Tkの大きい域では、pj2<w'1と
なる。
(4)p妙,、pp2の値は、ESX、ESyの値によらず、
一定である。
(5)J=0のW’1は、Ekxの増加によって、
正比例的に、大きく増加する。‘>oでは、
Ekxの増加により、pj2は増加する。‘=元/2
で、p⑩2の値は一定となる○J≠Oでは、W12
はEkxの増加によって正比例的に増加する。
Ekyの増加に伴い、pJ1は大きく増加し、
そのp⑩,の増加率は減少する○W'2の値は
Ekyの値によらず一定である。
以上のことより、一様圧縮荷重を受ける両 面段ボール板の本座屈強度表示によって、任 意方向の両面段ボールシートの座屈強度解析 が可能となった。そして、本解析結果は、段 ボール箱、段ボール組合せ材の座屈強度の議 論に役立つものと考えられる。
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(原稿受付2000年4月28日)
(審査受理2000年8月1日)