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内容 概括... 3 石炭資源とその品位... 4 石炭の生産... 7 国内の石炭消費 電力部門 GW 発電所建設計画 石炭の輸出 炭鉱業のインフラ 石炭市場 石炭価格

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(1)

平成 28 年度海外炭開発支援事業

海外炭開発高度化等調査

「インドネシアの石炭鉱業調査」

(2)

2

内容

概括

... 3

石炭資源とその品位

... 4

石炭の生産

... 7

国内の石炭消費

... 11

電力部門

... 13

35GW 発電所建設計画... 18

石炭の輸出

... 21

炭鉱業のインフラ

... 23

石炭市場

... 32

石炭価格

... 33

(3)

3

概括

石炭価格の世界的な低迷や、中国及びインドをはじめとしたインドネシアの主要輸出先の需要

の減少へ対応するべく、石炭会社が数々の企業経費削減のための効率化を実施しており、イン

ドネシアの炭鉱業は新たな平衡状態へ向かっている。

石炭需要の世界的な減少に直面し、

2019 年までに 35GW の発電所を建設するという政府の計

画を受けて、国内での石炭需要が上昇することを期待し、多数のインドネシア炭鉱会社は国内

の発電事業にまで事業の多角化を始めている。

政府は電力需要増大へ対応するため、独立系発電事業者、もしくは余剰電力売電を通じた、民

間セクターの参加を奨励しており、これには炭鉱事業者の山元火力発電所の建設も含まれる。

35GW の開発を通じて 2019 年末までに電力の普及率を現況の 84%から 97%まで引き上げる

動きは、国内生産者の石炭の国内供給の優先度を上げ、炭鉱会社の輸出への依存を軽減するこ

とにより、石炭生産の管理という政府の長期的目標を実現するためのマイルストーンとなる。

政府はまた、国内供給義務(

DMO)政策の維持を繰り返し強調しており、石炭鉱業事業契約

保有者、国家所有の鉱区の採掘業者、石炭鉱業事業許可保有者等の石炭生産関連事業者は、特

定の石炭生産量を輸出せずに国内供給用に確保しなければならない。

DMO 政策は現在のところ発熱量が 4,000-6,500 kcal/kg GAR の低品位から中品位炭に課され

ており、電力プロジェクトやその他セメント、肥料、パルプ、冶金産業に使用されている。し

かしながら、ここ2年来、発電所建設計画が遅れているため、

DMO 政策は目標達成から遠のい

ている。

インドネシアエネルギー鉱物資源省によると、石炭生産量は

2015 年に 4 億 1800 万トンに達

したが、これは目標の

4 億 2500 万トンよりわずかに減少している。2014 年には 4 億 5800 万ト

ンという最高の生産量を記録し、うち

7,600 万トンは国内市場、 3 億 8100 万トンは輸出用とな

っている。

過去

2 年間にわたり政府は鉱業事業許可の整備に努め、現在のところ鉱業事業許可数は

10,364 に上り、このうち 3,632 が石炭鉱業事業許可である。

インドネシアエネルギー鉱物資源省によると、

10,364 鉱業事業許可のうち 3,966 は鉱区重複や

国家所有の鉱区への支払い怠慢等の理由で適法認定

(C&C)を受けていない。適法認定は鉱業事業

者が森林借用許可や石炭輸出ライセンス発行の認可を得るための必要事項となっている。

2009 年の新鉱業法を遵守するため、政府は 2015 年後半に石炭鉱業事業契約所有の採掘企業

22 社と契約の改訂を実施した。鉱業事業契約の交渉は、活動地域、鉱業活動実施期間の延長、

国家歳入、精製練処理の義務づけ、ダイベストメントの義務づけ、国内商品及びサービス使用

の義務づけ等の

6 つの戦略事項に焦点を当てている。

契約改定をした第

3 世代石炭鉱業事業契約を保有している 12 の採掘企業は、PD Baramarta,

PT Tanjung Alam Jaya, PT Bara Pramulya Abadi, PT Batu Alam Selaras, PT Astaka Dodol,

PT Baturona Adimulya, PT Banjar Intan Mandiri, PT Ekasatya Yanatama, PT Sumber

Kurnia Buana, PT Selo Argodedali, PT Selo Argokencono Sakti, and PT Karya Bumi

Baratama であり、PT Karya Bumi Baratama は海外の炭鉱企業である。契約改定をした第 2

世代の

9 社は、PT Antang Gunung Meratus, PT Bahari Cakrawala Sebuku, PT Borneo

(4)

4

Selabumi Mining, PT Mandiri Intiperkasa, PT Trubaindo Coal Mining 及び PT Indexim

Coalindo である。残り PT Indominco Mandiri は石炭鉱業事業契約の第 1 世代に分類される。

エネルギー鉱物資源省は鉱業部門での事業許可の合理化を図り、石炭鉱物分野での

11 の許可

証の取得過程をインドネシア投資調整庁(BKPM)によるワンストップサービスへ移管した。

BKPM へ移管された 11 の許可とは、探査のための鉱業事業許可、生産活動のための鉱業事業

許可およびその更新、鉱業事業許可の終了、

輸送販売のための特別生産操業鉱業事業許可およ

びその更新、加工および精錬のための特別生産操業鉱業許可、輸送販売のための暫定許可、販

売のための生産操業鉱業事業許可、加工・精錬および鉱業サービスのための基本許可およびそ

の更新、国内投資会社から外国投資会社へのステータス変更およびその反対、輸送販売のため

の特別生産操業鉱業事業許可の変更承認である。

石炭資源とその品位

インドネシアの石炭は通常、瀝青炭として分類されるが、埋蔵量と資源量は発熱量の低いもの

(CV of < 5,100 kcal/kg; adb) から非常に高いもの(>7,100 kcal/kg; adb)まで広範囲に及ぶ。後者

は取引上原料炭と呼ばれるが、無煙炭に分類され、通常カリマンタンやスマトラ、パプア他の

一部地域に分布する。

エネルギー鉱物資源省の地質庁は、その新たに公布された報告書の中で

2015 年現在国内の石

炭の資源量は

1,266 億トンで、埋蔵量は 326 億トンとしている。

資料によるとインドネシアの石炭の埋蔵量および資源量は前年に比べ減少の傾向を示しており、

これは石炭価格の世界的な低下による生産コスト削減のため、多くの採掘会社が生産を中止し

たためである。インドネシアの石炭埋蔵量は

2014 年の調査に比べ 18 億トン減少し、資源量は

1 億 2100 万トンの落ち込みを示している。

政府の報告通りインドネシアの採掘可能な石炭の埋蔵量は減少しており、

2016 年初頭に実施

されたインドネシア石炭協会と

PWC インドネシアとの共同調査結果に一致している。それによ

ると、石炭価格が最高値に達した

2012 年以前には経済的にフィージブルであったインドネシア

の石炭埋蔵量は、現況の低価格では今後の持続可能性は難しい点が強調されている。

25 の主要炭鉱企業が参加した調査の結果によると、インドネシアの石炭の 2015 年の採鉱可能

な埋蔵量はおよそ

73 億トン~83 億トンであるとし、これはエネルギー鉱物資源省の地質庁の資

料が出した

326 億トンに比べ俄然として少ない結果となっている。

同調査によると、調査対象炭鉱会社の資本支出は、

2012 年以来 79 パーセント低下し、2015

年末までに

19 億ドルから 4 億ドルまで落ち込んだ。2016 年はさらに 10-19%の資本支出の削減

が見込まれている。平均剥土比も

2011 年の 9.7 から 2014 年の 7.5 への落ち込みを示しており、

2016 年にはさらなる低下を示しそうである。剥土比の減少は炭鉱の寿命と埋蔵量の減少を意味

している。

インドネシアの資源量および埋蔵量の大半は、スマトラおよびカリマンタンにある。しかし、

生産に関しての埋蔵量のバランスは安定しておらず、カリマンタンが

92%の年間生産量を占め

ている。逆に、インドネシアの国内生産に占めるスマトラの石炭生産量は

8%のみである。 ス

マトラに分布する低発熱量の石炭は現在のところあまり採掘がされていない。

2015 年現在、地質庁はカリマンタン島の西部、中央、南部、東部および北部に多大な石炭が

埋蔵されており、埋蔵量は

188 億トン、資源量は 681 億トンに上ると言われている。

(5)

5

スマトラ島(アチェ、北スマトラ、リアウ、西スマトラ、ジャンビ、ベンクル、南スマトラ、

ランプン)では、合計

133 億トンの埋蔵量、580 億トンの資源量を持つ。スマトラ島では国家

所有の炭鉱会社

PT Bukit Asam が 122 億トンの埋蔵量の採掘にあたっている。

長引く石炭価格の低迷のため、多くの採掘業者は探鉱活動を停止している。また、採掘業者は

経費削減の一環として剥土比の削減も余儀なくされたが、これは今後の炭層が奥深いところに

位置し、今後の採掘に経費がかかり、価格低迷が続く限り経済的存続が難しいことを意味する。

石炭低価格の環境を鑑みて、もはや経済的に生き残りは厳しいと判断した採掘業者は生産停止

に踏み切っている。

インドネシアの石炭資源量と埋蔵量

品位 資源量 (単位:百万トン) 埋蔵量 (単位:百万トン) 予想 推定 概測 確定 計 推定 確定 計 低品位 1,978.83 9,650.04 10,432.15 12,258.65 34,319.67 6,203.69 3,271.78 9,475.47 中品位 16,882.22 22,413.42 17,441.12 24,286.35 81,023.10 16,485.65 3,858.21 20,343.86 高品位 889.19 2,804.47 2,186.22 3,243.11 9,122.99 545.20 974.33 1,519.53 最高品位 13.61 1,276.46 394.02 459.49 2,143.58 761.51 163.31 924.82 合計 19,763.84 36,144.39 30,453.51 40,247.60 126,609.34 23,996.05 8,267.63 32,263.68 出典: 地質庁調査 石炭の分類は大統領令 2000 年第 13 号および政府規制 2003 年第 45 号に基づく。: 低品位 (<5100 cal/gr; adb); 中品位 (<5100 -6100 cal/gr; adb); 高品位 (>6100 -7100 cal/gr; adb); 最高品位 (>7100 cal/gr; adb)

島別インドネシアの石炭資源量と埋蔵量

A. スマトラ島

州 品位 資源量 (単位:百万トン) 埋蔵量 (単位:百万トン) 予想 推定 概測 確定 計 推定 確定 計 1 アチェ 低品位 0.00 20.92 7.19 64.14 92.25 0.00 0.00 0.00 中品位 0.00 325.43 6.70 26.26 358.39 0.00 0.00 0.00 計 0.00 346.35 13.89 90.40 450.64 0.00 0.00 0.00 2 北スマトラ 低品位 0.25 0.00 0.00 19.97 20.22 0.00 0.00 0.00 中品位 0.00 7.00 0.00 0.00 7.00 0.00 0.00 0.00 計 0.25 7.00 0.00 19.97 27.22 0.00 0.00 0.00 3 リアウ 低品位 0.00 106.35 590.70 836.46 1,533.51 32.66 587.82 620.48 中品位 0.00 110.83 18.07 12.81 141.71 10.31 12.10 22.41 高品位 12.79 25.94 35.05 51.07 124.85 11.52 33.42 44.94 計 12.79 243.12 643.82 900.34 1,800.07 54.49 633.34 687.83 4 西スマトラ 中品位 19.90 284.36 46.49 22.97 373.72 0.00 2.83 2.83 高品位 0.51 10.14 184.67 226.48 421.80 0.00 155.60 155.60 計 20.41 294.50 231.16 249.45 795.52 0.00 158.43 158.43 5 ジャンビ 低品位 49.10 137.60 0.67 6.18 193.54 4.03 0.00 4.03 中品位 554.61 955.94 656.00 328.38 2,494.92 110.53 92.55 203.08 高品位 0.00 16.77 14.21 27.26 58.24 7.61 26.03 33.64 計 603.71 1,110.30 670.88 361.82 2,746.70 122.17 118.58 240.75 6 ベンクル 低品位 0.00 0.00 11.34 10.58 21.92 0.00 0.00 0.00 中品位 0.00 0.00 0.81 5.86 6.67 0.00 3.79 3.79 高品位 0.00 2.12 106.34 54.33 162.79 0.00 15.16 15.16 最高品位 0.00 0.00 0.32 0.37 0.69 0.00 0.00 0.00 計 0.00 2.12 118.81 71.14 192.07 0.00 18.95 18.95 7 南スマトラ 低品位 1,917.16 6,586.23 7,954.79 8,625.68 25,083.86 4,890.15 2,018.05 6,908.20

(6)

6

中品位 10,716.01 6,575.34 7,046.22 2,408.91 26,746.48 5,183.32 122.24 5,305.56 高品位 0.00 0.00 0.00 71.59 71.59 60.96 0.00 60.96 計 12,633.17 13,161.57 15,001.02 11,106.17 51,901.93 10,134.43 2,140.29 12,274.72 8 ランプン 低品位 0.00 0.00 0.00 0.94 0.94 0.00 0.00 0.00 中品位 0.00 14.00 0.00 0.00 14.00 0.00 0.00 0.00 高品位 0.00 92.95 0.00 0.00 92.95 0.00 0.00 0.00 計 0.00 106.95 0.00 0.94 107.89 0.00 0.00 0.00 スマトラ島合計 13,270.33 15,271.91 16,679.57 12,800.23 58,022.04 10,311.10 3,069.59 13,380.68

B. ジャワ島

州 品位 資源量 (単位:百万トン) 埋蔵量 (単位:百万トン) 予想 推定 概測 確定 計 推定 確定 計 9 バンテン 中品位 5.47 2.78 4.81 2.67 15.73 0.00 0.00 0.00 高品位 0.00 2.97 0.05 0.05 3.07 0.00 0.00 0.00 計 5.47 5.75 4.86 2.72 18.80 0.00 0.00 0.00 10 中部ジャ ワ 低品位 0.00 0.82 0.00 0.00 0.82 0.00 0.00 0.00 計 0.00 0.82 0.00 0.00 0.82 0.00 0.00 0.00 11 東ジャワ 低品位 0.00 0.08 0.00 0.00 0.08 0.00 0.00 0.00 計 0.00 0.08 0.00 0.00 0.08 0.00 0.00 0.00 ジャワ島合計 5.47 6.65 4.86 2.72 19.70 0.00 0.00 0.00

C. カリマンタン島

州 品位 資源量 (単位:百万トン) 埋蔵量 (単位:百万トン) 予想 推定 概測 確定 計 推定 確定 計 12 西カリマ ンタン 低品位 0.08 0.00 0.00 0.00 0.08 0.00 0.00 0.00 中品位 0.12 0.00 0.00 0.00 0.12 0.00 0.00 0.00 高品位 0.00 373.69 5.53 3.22 382.44 0.00 0.00 0.00 最高品位 2.06 104.00 1.32 1.48 108.86 0.00 0.00 0.00 計 2.26 477.69 6.85 4.70 491.50 0.00 0.00 0.00 13 中部カリ マンタン 低品位 0.00 33.52 0.00 0.00 33.52 0.00 0.00 0.00 中品位 67.81 480.54 351.75 414.57 1,314.66 59.97 173.79 233.76 高品位 154.43 524.98 302.48 366.89 1,348.78 37.85 166.12 203.97 最高品位 0.00 913.15 229.63 265.74 1,408.52 186.71 146.82 333.53 計 222.24 1,952.19 883.86 1,047.20 4,105.48 284.53 486.73 771.26 14 南カリマ ンタン 低品位 0.00 1,026.13 816.03 979.51 2,821.67 427.12 341.51 768.63 中品位 0.00 4,049.73 2,008.81 3,382.01 9,440.56 685.01 1,831.70 2,516.71 高品位 0.00 974.74 636.25 584.40 2,195.39 188.46 181.33 369.79 計 0.00 6,050.60 3,461.10 4,945.92 14,457.62 1,300.59 2,354.54 3,655.13 15 東カリマ ンタン 低品位 0.30 1,380.66 686.12 1,088.66 3,155.75 576.29 33.21 609.50 中品位 5,403.14 9,449.51 7,057.92 17,409.14 39,319.70 10,404.03 1,522.10 11,926.13 高品位 685.40 559.68 900.54 1,853.96 3,999.58 238.80 396.60 635.40 最高品位 0.00 233.78 162.75 191.90 588.43 574.80 16.49 591.29 計 6,088.84 11,623.63 8,807.33 20,543.66 47,063.46 11,793.92 1,968.40 13,762.32 16 北カリマ ンタン 低品位 0.00 355.75 365.31 626.53 1,347.59 273.44 291.19 564.63 中品位 22.05 118.98 114.64 219.70 475.37 32.42 97.05 129.47 高品位 32.03 186.08 0.32 3.86 222.29 0.00 0.07 0.07 最高品位 11.55 0.00 0.00 0.00 11.55 0.00 0.00 0.00 計 65.62 660.81 480.27 850.09 2,056.79 305.86 388.31 694.17 カリマンタン島合計 6,378.96 20,764.93 13,639.40 27,391.57 68,174.85 13,684.89 5,197.98 18,882.88

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7

D. スラウェシ島

州 品位 資源量 (単位:百万トン) 埋蔵量 (単位:百万トン) 予想 推定 概測 確定 計 推定 確定 計 17 南スラウェシ 中品位 0.00 34.91 128.90 53.09 216.90 0.06 0.06 0.12 高品位 0.00 13.90 0.78 0.00 14.68 0.00 0.00 0.00 計 0.00 48.81 129.68 53.09 231.58 0.06 0.06 0.12 18 中部スラウェ シ 低品位 0.00 1.98 0.00 0.00 1.98 0.00 0.00 0.00 高品位 0.00 15.13 0.00 0.00 15.13 0.00 0.00 0.00 計 0.00 17.11 0.00 0.00 17.11 0.00 0.00 0.00 スラウェシ島合計 0.00 65.92 129.68 53.09 248.69 0.06 0.06 0.12

E. マルク諸島

州 品位 資源量 (単位:百万トン) 埋蔵量 (単位:百万トン) 予想 推定 概測 確定 計 推定 確定 計 19 北マルク 低品位 4.74 0.00 0.00 0.00 4.74 0.00 0.00 0.00 中品位 3.48 0.00 0.00 0.00 3.48 0.00 0.00 0.00 計 8.22 0.00 0.00 0.00 8.22 0.00 0.00 0.00 マルク諸島合計 8.22 0.00 0.00 0.00 8.22 0.00 0.00 0.00

F. ニューギニア島

州 品位 資源量 (単位:百万トン) 埋蔵量 (単位:百万トン) 予想 推定 概測 確定 計 推定 確定 計 20 西パプア 中品位 89.63 1.91 0.00 0.00 91.54 0.00 0.00 0.00 高品位 4.03 5.38 0.00 0.00 9.41 0.00 0.00 0.00 最高品位 0.00 25.53 0.00 0.00 25.53 0.00 0.00 0.00 計 93.66 32.82 0.00 0.00 126.48 0.00 0.00 0.00 21 パプア 低品位 7.20 0.00 0.00 0.00 7.20 0.00 0.00 0.00 中品位 0.00 2.16 0.00 0.00 2.16 0.00 0.00 0.00 計 7.20 2.16 0.00 0.00 9.36 0.00 0.00 0.00 ニューギニア島合計 100.86 34.98 0.00 0.00 135.84 0.00 0.00 0.00

石炭の生産

インドネシアの年間石炭生産量の成長は著しく、豪州を抜いて中国およびインドを主要市場と

して、世界の一般炭輸出国として第一位の座を確保するまでになった。中国は国内炭に比べ低

価格のインドネシア炭を好んだ。

2011 年に石炭価格が頂点に達し、インドネシアの生産量も 2009 年の 2 億 5400 万トンから 3

5300 万トンへ著しく増加した。その後も増加は続き、2012 年には 4 億 700 万トンを記録し

石炭価格および需要の世界的な低下の渦中にあって、採掘企業は利益率確保のために生産量を

増大し、

2014 年に最高レベルである 4 億 8500 万トンに達した。

一方、鉱物石炭総局の報告によると、

2015 年の石炭生産目標は 4 億 2500 万トンであったが、

生産量は

4 億 1850 万トンに落ち込んだ。生産者の内訳は、石炭鉱業事業契約(PKP2B)保有者で

ある炭鉱会社は

2 億 7670 万トン、鉱業事業許可保有の企業は 1 億 2270 万トンで、唯一の国有

企業の

PT Bukit Asam は 1,900 万トンの生産量である。

生産量を州別に見ると、カリマンタンは

2015 年に 3 億 9000 万トン生産しており、うち東カ

リマンタンは

2 億 1700 万トン、南カリマンタンは 1 億 5500 万トン、北カリマンタンは 1,000

万トン、中部カリマンタンは

690 万トンとなっている。スマトラの総生産量は 2,800 万トンで

ある。

(8)

8

74 の石炭企業が石炭鉱業事業契約(PKP2B)を保有し、その生産量は国内総生産の 80%を占

める。

PKP2B 保有者の第 1 世代は Adaro Indonesia, Arutmin Indonesia, Berau Coal, Kendilo

Coal Indonesia, Indominco Mandiri, Kaltim Prima Coal, Kideco Jaya Agung, Multi Harapan

Utama and Tanito Harum である。このうち Kendilo Coal Indonesia は石炭の生産を行ってい

ない。

PKP2B の第 1 世代で、インドネシア証券取引所に上場している、 PT Kaltim Prima Coal

Tbk(KPC)は、東カリマンタンの Sangatta に露天採掘会社を営んでおり、国内最大の生産者と

しての地位を確保している。その生産高は

2015 年に 5,500 万トン、前年は 5,230 万トンであっ

た。

KPC は Bumi Resource のビジネスユニットであり、2016 年の生産目標は元々の目標であ

5,250 万トンよりも多い 6,000 万トンを掲げており、生産量の増大を可能にするためインフラ

への投資を行った。

Bumi Resource のもう一つの子会社である PT Arutmin Indonesia は南カリマンタンで石炭会

社を営んでおり、その生産高は

2015 年に 2,530 万トンで前年の 3,220 万トンよりも減少した。

Adaro Indonesia は前年には国家の石炭生産者と呼ばれたが、2015 年には 5,200 万から 5,400

万トン規模を目標とし、結果として

5,250 万トンの生産量となり、石炭生産量第 2 位となった。

前年の

5,530 万トンに比べ減少を示したのは、市場の過剰供給や石炭の主要消費国での需要が低

下したことによる。

2015 年第 4 四半期には、PT Adaro Indonesia(AI)と PT Semesta Centramas (SCM)の両子会

社合計で

1,164 万トンの石炭を生産したが、2014 年の同時期に比べ 19%の減少となっている。

1982 年に設立され生産量国内第 3 位の PT Kideco Jaya Agung は、東カリマンタンので 2015

年に

3,980 万トンを生産し、2016 年の石炭低迷の渦中に 3.100 万トンという生産量目標を掲げ

た。

インドネシア証券取引所に上場の炭鉱会社、

PT Berau Coal Energy Tbk は PKP2B 第 2 世代

であるが、その子会社

PT Berau Coal が前年の 2,420 万トンから 300 万トン増加し、2015 年に

2,700 万トンを生産した。 Berau は北カリマンタンに Lati、Binungan、Sambarata の3つの

炭鉱を操業している。

PKP2B 第 2 世代は炭鉱会社 12 社 で、 Antang Gunung Meratus, Bahari Cakrawala

Sebuku, Barasentosa Lestari, Borneo Indobara, Gunung Bayan Pratama Coal, Indexim

Coalindo, Jorong Barutama Greston, Kartika Selabumi Mining, Mandiri Intiperkasa,

Marunda Grahamineral, Riau Baraharum and Trubaindo Coal Mining である。

Borneo Indobara はインドネシア証券取引所上場の炭鉱会社 PT Golden Energy Mines Tbk の

子会社であるが、その生産量は

2015 年に南カリマンタンの Tanah Bumbu 炭鉱で 620 万トン、

前年は

460 万トンであった。 同社 は 2016 年の生産目標を 630 万トンに増加しており、PKP2B

1 社で政府との契約改訂を既に済ませている。

Gunung Bayan Pratama は東カリマンタンの Muara Tae に採鉱会社を有し、2014 年の生産

高が

320 万トンであったのに対し、2015 年は 42 万トンにとどまった。

鉱物石炭総局によると、スマトラ州では

2015 年は PKP2B のうち 3 社のみが生産し、その総

生産高は

120 万トンで、2014 年は 150 万トンであった。

PT Bara Sentosa Lestari は PKP2B の第 2 世代で南スマトラの Musi Rawas 県と Musi

Banyuasin 県で炭鉱企業を営み、生産量は 6 万トンのみである。PT Baturona Adimulya は

PKP2B の第 3 世代の保有者で南スマトラの Musi Banyuasin 県の炭鉱での生産量は 70 万トン。

(9)

9

PT Karya Bumi Baratama は PKP2B ホルダーの第 3 世代でジャンビ州の Sarolangun 県で 50

万トンの生産量である。

3 社のうち PT Bara Sentosa Lestari と PT Baturona Adimulya が国内市場へ石炭を供給して

おり、その量はそれぞれ

47 万トンと 76 万トンである。 PT Bara Sentosa Lestari はスマトラ

州で唯一石炭を輸出した

PKP2B 保有者で、2015 年の輸出量は 2 万トン。一方、2014 年のスマ

トラ州での

PKP2B 保有企業の輸出量は 2014 年に 90 万トンだった。

石炭生産高

2005-2015 (単位:百万トン )

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015* 生産量 165.6 189.8 212.6 235.2 257.7 275.2 353.3 407.5 421.5 458.1 428.1 国内売り上げ 41.4 48.4 63.0 80.2 72.9 66.0 79.5 90.0 97.8 76.2 89.2 輸出量 111.6 144.2 151.9 160.5 191.4 199.9 272.7 304.1 317.4 381.9 318.9 出典: 鉱物石炭総局 *予想値

品位別石炭生産割合

2010-2015 (%)

2010 2011 2012 2013 2014 2015* 低品位 2.4 2.4 8.8 8.8 8.8 8.8 中品位 71.0 71.0 57.7 57.7 57.7 57.7 高品位 26.7 26.7 33.5 33.4 33.4 33.4 出典: 鉱物石炭総局 *計画

州別インドネシア石炭生産量

2005-2015 (単位:百万トン)

No 州 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015* 1 アチェ 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.13 1.47 2 リアウ 1.48 2.35 1.50 1.48 2.61 3.00 1.57 1.70 2.26 0.62 3 西スマトラ 0.2 0.05 0.45 0.55 0.01 0.79 2.78 0.00 0.00 0.00 0.42 4 ジャンビ 0.39 0.21 1.13 3.54 2.77 2.50 1.12 5.21 2.74 2.58 5 南スマトラ 8.61 9.29 8.56 10.80 11.94 13.90 21.53 25.16 23.08 26.45 23.69 6 ベンクル 0.36 0.46 0.47 0.81 1.24 0.45 5.96 3.19 6.76 4.27 4.89 7 バンテン 0.00 0.00 0.20 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.01 0.00 8 中部カリマンタン 0.83 1.38 1.87 1.97 3.17 4.51 7.13 9.96 7.79 7.21 7.01 9 東部カリマンタン 97.20 112.36 120.71 121.52 139.33 156.05 191.43 219.31 212.78 239.67 217.07 10 北カリマンタン 1.08 1.17 1.85 2.00 2.51 3.69 4.37 3.88 8.09 16.86 17.53 11 南カリマンタン 55.48 62.47 75.91 92.57 94.15 90.28 117.37 139.12 157.93 160.31 155.94 出典: 鉱物石炭総局 *予想値

インドネシア石炭生産企業トップ

10(単位:百万トン)

No 企業名 所在地 ラ イ セ ン ス 2010 2011 2012 2013 2014 2015

1 Kaltim Prima Coal, PT 東カリマンタン Gen.

I 39.95 40.45 41.24 52.91 52.33 55.06

2 Adaro Indonesia, PT 南カリマンタン Gen.

I 42.20 47.67 44.56 53.49 55.32 52.59

3 Kideco Jaya Agung, PT 東カリマンタン Gen.

I 29.05 31.39 34.63 37.15 40.00 39.67

4 Berau Coal, PT 東カリマンタン Gen.

I 17.38 19.44 20.90 23.89 24.22 27.01

5 Arutmin Indonesia, PT 南カリマンタン Gen.

I 20.43 22.83 26.41 25.95 32.31 25.37

(10)

10

7 Indominco Mandiri, PT 東カリマンタン Gen.

I 14.25 14.76 14.71 14.38 14.98 13.19

8 Trubaindo Coal Mining, PT 東カリマンタン Gen.

II 5.55 7.02 8.30 7.36 7.09 7.32

9 AnArutmin Indonesia,

PTtang Gunung Meratus, PT 南カリマンタン

Gen.

II 0.75 1.40 3.49 4.62 4.83 6.53

10 Borneo Indobara, PT 南カリマンタン Gen.

II 1.12 2.75 3.78 4.12 4.63 6.28

出典: 鉱物石炭総局

国が管理する鉱業エネルギー会社の

PT Bukit Asam (Persero) Tbk (PTBA)は、コモディティ

価格の低下にもかかわらず、生産高は

2014 年の 1,560 万トンから 2015 年には 1,900 万トンへ

増加した。

2015 年の生産量のうち、1,854 万トンは南スマトラの Tanjung Enim 炭鉱で生産(前年 1,550

万トン)。残りはその子会社で東カリマンタンの

PT Internasional Prima Coal (IPC)と南スマ

トラの

Ombilin 炭鉱からの産出である。さらに、この企業は子会社 PT Bukit Asam Prima

(BAP) を通じて第三者より 146 万トンを購入している。自社の生産と買取りをあわせ、2015 年

2,070 万トンの販売量となり、前年の 1,880 万トンから 14%の増加となっている。

2016 年に関しては、PTBA は生産目標を 34%増加の 2,575 万トンとしており、その内訳は

Tanjung Enim 炭鉱が 2,470 万トン、IPC が 93 万トン、Ombilin 炭鉱が 6 万トン、リアウ州の

Indragiri Hulu の Peranap 炭鉱が 6 万としている。また BAP は買取り分を 76%増加の 257 万

としている。したがって当企業の生産および買取り目標高は前年比

37%増加の 2,832 万トンと

なっている。

インドネシア証券取引所上場企業である

PT Indo Tambangraya Megah Tbk (ITMG)は、2015

年に

2,850 万トンの生産量とし、これは子会社である PT Indominco Mandiri, PT Trubaindo

Coal Mining, PT Bharinto Ekatama, PT Kitadin (Embalut and Tandung Mayang) および PT

Jorong Barutama Greston が運営のカリマンタンにある5つの採掘権を得た炭鉱から産出され

た。当企業によると、

Tandung Mayang 炭鉱は埋蔵量枯渇のため、今年閉山される。 ITMG

2014 年に 2,985 万トンの生産量を出し、2016 年には昨年より 5.6%減少の 2,690 万トンとし

ている。

インドネシア証券取引所上場の総合鉱業企業である

PT ABM Investama Tbk は、南カリマン

タン州およびアチェ州の採掘権を持つ子会社を通して

2015 年に 670 万トンの石炭を生産し、こ

れは前年の

600 万トンよりわずかに多い結果となった。

同じくインドネシア証券取引所上場の

PT Resources Alam Indonesia Tbk の 2015 年の石炭生

産量は

320 万トンに達し 2016 年には東カリマンタンの子会社 PT Insani Baraperkasa が発熱

4,500-5,000 kcal/kg の石炭を 31.25 %増産し、420 万トンとしている。同社の市場は中国、

韓国、台湾、フィリピン、インドおよびマレーシアである。

エネルギー鉱物資源省は

2015-2019 戦略計画で 2016 年の石炭生産目標を 4 億 1900 万トンに

定めている。しかし、石炭生産者が生産量を減少させていることから、上記目標の見直しは必

須と見られる。

政府は国内向けの持続可能な石炭の供給維持のために、年間生産量を管理する規制をかける計

画を繰り返し示している。

しかし、石炭価格の世界的な低迷が原因で、中小企業が生産の縮小

または中止を余儀なくされており、この計画は実行されていない。

また、政府はロイヤルティを

13.5 %に引き上げる計画も取りやめた。政府はここ数年、国家

収益増加の目的で鉱業事業許可

(IUP) のロイヤルティ値上げについて検討してきた。本来の計画

(11)

11

によると、低品位炭に関し、現在のロイヤルティ

3%を 5 %へ、中品位炭は 5 %から 9 %へ、

高品位炭に関しては、

7%から 13.5 %へ引き上げる計画であり、これは石炭鉱業事業契約

(PKP2B)のロイヤルティと同等である。

2015 年半ばにインドネシア鉱業学会 (IMI) がインドネシア石炭鉱業協会(ICMA)と共同で実施

した調査によると、

US$ 55-65/トンの価格水準はおよそ 65-70% の石炭採掘業者が赤字での営

業となることを報告している。

国内の石炭消費

政府は

2014 年エネルギーミックス政策枠内で、国内の石炭消費量を増大させる目的で、2011

年には

24%に過ぎなかった石炭の占める割合が少なくとも 2025 年までに 30%に引き上げるこ

とを目標に掲げている。この政策下で、石油燃料の占める割合は

2025 年までに 23%とし、

2011 年の 50%から大きく減少している。

エネルギー鉱物資源省の電力総局長は、

2015 年 9 月のプレスリリースで 2025 年にエネルギー

ミックスの

50%まで石炭が占める割合を増やすために、石炭燃料のさらなる推進を行い、石炭

発電が石油燃料発電を代替するように努めると述べている。

国内市場用へ持続可能な供給を行うべく、政府は国内供給義務

(DMO)を設定し、輸出よりも国

内の発電所、セメント業者、肥料および繊維企業への供給を優先することを義務付けた。

しかしながら、電力計画の遅れにより

DMO はスケジュール通り実施されていない。

鉱物石炭総局の資料によると、

2015 年の石炭国内使用量は 7,970 万トンであり、目標は 9,230

万トンである。この数字は

2014 年石炭国内使用量が目標の 9,550 万トンに対し、7,320 万トン

であったことに比べ、改善の方向を示している。

一方、電力計画の遅れが原因で電力計画用の

石炭消費量は以前の

6,300 万トンから 2015 年には 6,140 万トンと減少している。

DMO 政策 2010-2019

目標年 関連企業数 予想生産量 (単位:百万トン) DMO (単位:百万トン) 総生産高に占める割合 PKP2B 国有 IUP 2010 36 1 6 262 64.96 24.75 2011 42 1 10 327 78.97 24.17 2012 40 1 22 322 82.07 24.72 2013 45 1 28 366 74.32 20.31 2014 50 1 34 369 95.55 25.90 2015 47 1 34 394 92.31 23.41 2016(E) 97 419 111 26 2017(E) 103 413 121 28 2018(E) 109 406 131 30 2019(E) 115 400 240 60 出典: 鉱物石炭総局

DMO 実施実績 2010-2015 (単位:百万トン)

エンドユーザー 2010 2011 2012 2013 2014 2015 1 電力 34.41 45.12 52.82 61.86 63.05 61.41 2 セメント 6.31 5.87 0.32 7.19 7.19 10.54 3 冶金 0.50 0.17 0.29 0.30 0.30 3.58 4 繊維 0.04 0.19 0.30 1.46 1.46 2.20 5 肥料 0.00 0.00 0.87 0.86 0.40 1.31 6 紙パルプ 0.00 0.00 0.40 0.40 0.86 0.65

(12)

12

7 ブリケット 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.03 41.26 51.35 55.00 72.07 73.26 79.72 出典: 鉱物石炭総局

政府は

2019 年に計画している石炭の生産量 4 億トンのうち、60%にあたる 2 億 4 千万トン は

主に電力へ国内使用としている。残りの

40%のみが輸出用に当てられるが、現況では 80%が輸

出用である。

国有電力会社の

PT PLN が国内で最大の石炭消費者で、DMO の 80%を占め、次いでセメン

ト業が続く。

政府の

35GW 発電計画により発電所供給のための石炭の需要が増えることが期待され、2019

年には現在の消費量

7,600 万トンに加えて、9,000 万トンの需要が見込まれている。

インドネシア証券取引所に上場のセメントメーカー

PT Indocement Tunggal Prakarsa Tbk は

様々な発熱量の石炭を使用しており、現在の年間石炭消費量は

230-260 万トンであるが、西ジ

ャワ州の

Bogor に第四の生産工場を稼働開始後は、さらなる消費が期待できる。 新しい生産工

場は

2016 年から稼働開始予定でその消費量は 60-80 万トンと見込まれている。石炭は燃料用と

セメント生産の原料混合用に使用される。

独立系発電事業者の

PT Cirebon Electric Power (CEP)は西ジャワ州 Cirebon の 660 MW 発電

機1基を備える発電所で

4,200-4,500kcal/kg(GAR)の発熱量の石炭を年間およそ 230 万トン消費

する。

CEP は丸紅株式会社、Indika Energy Tbk, Samtan Co. Ltd, Korea Midland Power Co.

Ltd, および Chubu Electric Power Co. Inc からなる合弁企業である。同社は 1,000 MW までそ

の容量を増やす予定で、電力購入契約

(PPA)に署名済みである。

国家経済の発展のために、政府が大幅なインフラ改造計画に取り組み始めたため、

2015 年は

セメント業者および鉄鋼会社にとっても容量を増大する画期的な年である。

2015 年の改定予算

によれば、政府はインフラ開発へ

290 兆 3000 億ルピアを投じた。これにより、セメント業界の

石炭使用量は

2014 年の 790 万トンから 2015 年に 1,050 万トンに跳ね上がった。

国有の鉄鋼会社

PT Krakatau Steel Tbk によると、鉄鋼製造にあたり石炭ベースの高炉技術に

はおよそ

250 万トンのコークス用炭を必要とする。Krakatau はまた本来のスケジュールであっ

2015 年第 3 四半期から遅れているが、新しい高炉設備が 2016 年に完成し、下半期には稼働

可能である旨も伝えている。

高炉はバンテン州にあり、焼結工場、コークス炉工場、

溶銑

処理

工場からなる。

現在のところ鉄鋼製品の主要ユーザーは建設分野で、総生産量の

37.8%を占め、次いで金属工

業の

20.5%である。したがって鉄鋼業の今後の発展はこの 2 つの部門にかかっている。

インドネシア石炭国内需要の展望

(単位:百万トン)

産業部門 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 電力 86 98 106 119 133 148 157 168 171 483 セメント 12.3 13.5 14.9 16.4 18 19.8 21.8 24 26.4 29 紙パルプ 6.1 6.7 7.4 8 8.9 9.7 10.8 11.8 13 14.3 金属 2.2 2.8 3.6 3.7 3.7 3.8 3.9 4.1 4.2 4.3 その他 3 3.3 3.6 4 4.4 4.8 5.3 5.8 6.4 7 重要合計 109.6 124.3 135.5 151.1 168 186.1 198.8 213.7 221 537.6 出典: PLN (RUPTL 2015-2024), Petromindo, 2016

(13)

13

電力部門

2015 年 12 月 31 日よりインドネシアは 52.89GW の発電設備容量を持ち、その内訳は 48.1%

が石炭、

22.4% がガス、18.7% がディーゼル、8.1% が水力、2.6% が地熱、0.1% が再生エネル

ギーである。

PLN は およそ 76.2%の設備容量を有し、残りは民間電力事業者(PPU)と独立系発

電事業者

(IPP)である。

2015 年 12 月現在の発電設備容量(単位:GW)

石炭 ガス 石油燃料 水力 地熱 その他 計 IPP 5.9 1.38 0.11 0.72 0.8 0.04 8.96 賃貸 0.16 0.88 2.59 0 - - 3.63 PLN 19.36 9.6 7.21 3.57 0.55 0.01 40.3 計 25.42 11.87 9.91 4.29 1.35 0.05 52.89 出典: PLN 2016

ジョコ・ウィドド大統領は

5 年の任期である 2019 年までにより一層の経済成長を促す目的で

35GW 規模の発電所建設計画を実施し、インドネシアの電力化率を引き上げることを最優先さ

せる。

他のインフラは別として、電力供給を増加することでインドネシアは 2015 年に始まった

ASEAN 経済共同体に基づいて、他の ASEAN 国家と対抗することができる。

電力生産と消費

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 生産 (GWh) 127,370 133,108 142,441 149,437 156,797 169,786 183,421 消費 (GWh) 107,032 112,610 121,247 129,019 151,334 165,969 178,279 2012 2013 2014 2015 生産 (GWh) 200,309 216,189 227,792 239,505 消費 (GWh) 194,289 208,935 221,296 215,455 出典: PLN 2016

発電所の設備容量

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 総容量 (MW) 27,241.3 29,688.2 30,853.8 31,462.5 31,958.9 33,983.3 39,899.0 石炭火力発電所 (MW) 9,750.0 11,170.0 12,014.0 12,294.0 12,594.0 12,981.5 16,318.0 石炭消費量 (Mt) 25.70 27.80 32.40 31.00 36.60 34.40 45.12 2012 2013 2014 2015 総容量 (MW) 45,253.5 50,898.5 53,065.5 54,488.0 石炭火力発電所 (MW) 19,714.0 23,812.5 25,104.2 25,420.0 石炭消費量 (Mt) 52.82 61.86 63.05 61.41

政府は

2019 年末までに電力化率を現在の 84%から 97.4 %に引き上げることを目指している。

35GW 発電所建設計画に関し、25,584 MW 計画は独立系発電事業者が、9,945 MW は国有会

社の

PT Perusahaan Listrik Negara (PLN)が担当する。

エネルギー鉱物資源省の電力総局の最近の資料によると、

PLN と独立系発電事業者(IPP)は、

総容量

17,430 MW(うち 4,551 MW は 2015 年以前に締結済みで残りが 2015 年)の発電所計

画についての電力購入契約を結んだ。

17,430 MW 計画への投資額は 200 億米ドルである。

2016 年には PLN は総容量 15.53 GW の 37 のプロジェクト の契約をまとめる予定で、内訳は

8.37 GW は IPP19 社から、7.17 GW は PLN からとなっている。

(14)

14

PLN の資料によると 35GW 計画の下、石炭火力発電所が実現されると、石炭の需要は 2015

年には

8,000 万トン、2020 年には 1 億 2000 万トンが見込まれている。石炭火力発電所を建設

する企業のほとんどが炭鉱会社かその子会社である。

政府は

PLN の電力供給総合計画 2015-2024 の裏付けについてのエネルギー鉱物資源省令

2015 年第 74 号と、PLN が直接任命制により、山元火力発電所、PLTU (石炭火力発電所)、

PLTG/PLTMG (ガスタービン発電所/ガスエンジン発電所)、および PLTA (水力発電所)から電力

を購入する手続きについてのエネルギー鉱物資規則

2015 年第 3 号の二つの規制を公布した。

この二つの規制により

PLN は電力獲得が容易になり、独立系発電事業者供給電力購入の価格

設定にあたり、エネルギー鉱物資源省大臣の事前の同意が必要ないことから、柔軟性が持つこ

とができる。

許可については、投資調整庁

(BKPM)はそのワンストップサービス(または PTSP)の枠内で、

投資家が電力供給事業分野の許可取得をするための手続きの簡略化を行った。

許可発行の責任

担当は、以前はエネルギー鉱物資源省であったが、電力供給の事業分野決定権も含め、電力部

門の

10 種の許可発行の権限は BKPM に移管された。

この新制度のもと、投資家が様々な許可取得のために各種の役所に出向く必要はなくなり、ワ

ンストップサービスの窓口に行けばよいだけとなった。

ジョコ・ウィドド大統領は、

2016 年 1 月 8 日に、大統領令第 2016 年 4 号を承認し、PLN お

よび

IPP は、保証、素早い許可の供与その他と手続き、一次エネルギー供給、空間問題、土地

取得についてで支援を受ける旨が定められている。

山元火力発電所等の発電所の建設を加速するために

PLN は送電インフラに二つのオプション

をつけた。一つ目は

PLN が自己の電力供給計画(RUPTL)に従って送電網を建設すること。この

場合、山元火力発電所の開発業者は

RUPTL が出来上がるまで待たなくてはならないことにな

る。二つ目は、石炭採掘業者が

独自の送電網を建設して PLN の現存する送電網へ接続し、採掘

業者が開発した送電網コストは電力買取価格に含まれるものとする。

エネルギー鉱物資源省の鉱物石炭総局長は、生産コスト基準についてエネルギー鉱物資源省令

2015 年第 953 号を公布し、同一の島の中での山元火力発電所と非山元火力発電所への石炭の基

本料金を決定した。

この新たな省令によると、露天掘り炭鉱を運営する企業は、生産コスト基準を使って決定され

た基本料金に従う義務がある。(下記の表を参照)

インドネシア石炭鉱業協会

(APBI)は PwC との共同調査の中で、 発電所計画への継続的な石

炭供給を保証するために、

35 GW 計画に使用する石炭に関し、政府は原価に基づく価格決定制

度の設立を考慮するべきである、と述べている。

山元火力発電所に対する価格決定はすべての

石炭火力発電所に当てはめることができる。

調査の結果、原価に基づく価格決定制度の影響として、政府は“保険の費用”として新たな石

炭火力発電所には

kWh あたり 1,400 ルピアの 1%を、現存の石炭火力発電所には 3%を支払わ

なければならないことを明らかにしている。

原価に基づく価格決定制度は、政府にとって、将来石炭価格が上昇して電力料金が上昇する場

合の備えとなる他、投資を促し、探査の奨励ともなり、電力計画の発電用へ石炭を確保するこ

とにもなる。

(15)

15

露天掘り炭鉱に適用される生産コスト基準

A. 直接生産コスト 単位 コスト 1 オーバーバーデン除去 USD/bcm 2.17 - 2.41 2 オーバーバーデン運搬 USD/ ton/ km 0.87 - 1.74 3 石炭採掘 USD/ ton 1.55 - 1.70 4 炭鉱から加工場まで石炭の運搬 USD/ ton/ km 0.20 - 0.28

5 加工場から発電所の貯蔵庫までの石炭の運搬 USD/ ton 採掘企業と IUPTL 保持者

間の同意による B. 間接生産コスト 6 石炭加工 USD/ ton 1.19 - 1.98 7 減価償却費 USD/ ton 5.50 - 6.88 C. 一般管理費 8 環境、再生、炭鉱閉鎖後の整備、管理 USD/ ton 0.50 - 0.55 - 健康と安全のための作業 - 地域再生と開発 9 諸経費 USD/ ton 1.66 - 2.07 10 通常料金/土地代 USD/ ton 0.10 - 0.11 11 予想生産代金/ ロイヤルティ USD/ ton 20.3% 12 売上総利益 USD/ ton 25%

エネルギー鉱物資源省規則

2015 年第 3 号 第 6 条に従い、PLN と開発業者間の交渉成立を容

易にするため、エネルギー鉱物資源省大臣は

基準価格の上限を下記のとおり定めた。

電力買取の上限価格

発電の種類 容量(MW) 仮定 山元火力発電 100 150 300 600 価格 (cent USD/kWh) 8.2089 7.6520 7.1862 6.9012 有効度係数 (AF): 80%, 発熱 量 (GAR) : 3,000 kcal/kg, 石炭価格: 30 USD/ton, 契約期 間: 30 年間 発熱量見積 (kcal/kWh) 3,200 3,000 2,900 2,700 非山元火力発電 <10 15 25 50 100 150 300 600 1000 価格 (cent USD/kWh) 11.82 10.61 10.60 9.11 8.43 7.84 7.25 6.96 6.31 有効度係数 (AF): 80%, 発熱 量 (GAR): 5,000 kcal/kg, 石炭価 格: 60 USD/ton, 契約期間: 25 年 間。 石炭価格: パススルー 発熱量見積 (kcal/kWh) 4,160 3,500 3,450 3,200 3,000 2,800 2,600 2,450 2,290

石炭採掘業者は政府の

35GW 発電所建設計画を歓迎し、電力部門のビジネスモデルの多様化

に取り掛かった。

主要な企業として、PT Adaro Energy Tbk、PT Bukit Asam Tbk (PTBA)、

(16)

16

新規のビジネスユニットを設立し、発電所開発の機会を窺っており、

PLN への新たなプロジェ

クトを提案するために列をなしている。

PT Adaro Energy Tbk は、多様化政策の一環として総額 80 億米ドルをかけて 2019 年までに

5,000MW の石炭火力発電所を開発することを目標にしていることを明らかにした。

Adaro は現在中部ジャワ州の Batang に予想総額 40 億米ドルをかけて 1,000 MW2 基の石炭火

力発電所を建設中で、南カリマンタンにも予想総額

5 億米ドルをかけて 1,000 MW2 基の石炭火

力発電所を開発中である。

Adaro は 2016 年の第 2 四半期に Batang の石炭火力発電所の資金調達を完了できることを期

待している。

Batang 発電所計画は Adaro 、日本の電源開発株式会社、および伊藤忠商事株式

会社からなる合弁会社の

PT Bhimasena Power Indonesia が開発を行う。

PT Bukit Asam(PTBA)は 2015 年 5 月に南スマトラ州 Lahat に 2x110 MW の Banjarsari

山元火力発電所の稼働開始を行った。

PTBA は 2016 年初旬に 620 MW (Sumsel-8) 2基の

Bangko Tengah 山元火力発電所の建設を開始する予定である。これは子会社の PT Huadian

Bukit Asam Power (HBAP)が中国輸出入銀行(CEXIM)と 12 億米ドルの借入契約を締結し、資

金調達の最終段階に入ったことによる。

現在当企業は

Tanjung Enim(3x10 MW and 4x64 MW) と Tarahan Port(2x8 MW)に 3 基の石

炭火力発電所を運営しており、社内使用と余剰電力は

PLN に販売している。上記 2 基の発電所

PLN からの電力供給への依存を削減し、費用効果を高めることが目的である。

インドネシア証券取引所上場の石炭生産業者

PT Indo Tambangraya Megah Tbk (ITMG)は、

タイの

Banpu Public Company Limited の子会社で、バンテン州 Bojonegara の 2x1,000 MW

石炭火力発電建設計画の入札に参加する予定である。

イン ドネシア証券 取引所上 場の総合エネ ルギー会 社

PT Dian Swastatika Sentosa Tbk

(DSSA)は、連結収益の 68%が炭鉱と貿易業に依っているが、電力業の収益度を上げて連結収益

に貢献する準備を行っている。

DSSA は 2015 年の設備投資額の 2 億ドルの 70%、すなわち 1

4 千万ドルを電力事業に充てている。

DSSA は今年の 12 月に 2x150MW の山元火力発電所 Sumsel-5(南部スマトラ-5)を稼働させ

る。

2013 年に始まったこの計画は DSSA の子会社で南スマトラ州の Musi Banyuasin にある炭

鉱会社の

PT Andalan Satria Lestari (ASL)が石炭の供給を行う。

2015 年 5 月 4 日に DSSA はその間接的子会社である PT DSSP Power Kendari を通して、電

力購入契約

(PPA)を PLN と結び、2x50MW の容量を持つ Kendari-3 発電所をスラウェシ南東

South Konawe に 2016 年に開発することになっている。

インドネシア証券取引所上場の炭鉱会社

PT Golden Energy Mines Tbk (GEMS)は、新たな子

会社

PT GEMS Energy Indonesia を 2015 年 3 月 19 日に設立し、電力業界、とりわけ山元火力

発電所事業への参入を図る。

2015 年 1 月 12 日にエネルギー鉱物資源省は 2015-2014 国家電力総合計画についての PLN の

事業計画書の合法化に関するエネルギー鉱物資源規則

2015 年第 74 号を公布した。本規制は

(17)

17

2015-2024 発電計画容量 (単位:MW)

発電形態 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 石炭発電 3,283 1,499 492 4,068 16,497 3,125 2,660 2,035 4,275 4,155 42,089 地熱発電 30 85 240 320 485 1,147 660 430 460 958 4,815 複合発電 - 750 3,705 4,060 650 - - - 9,165 ガス発電 400 1,804 1,510 474 100 131 294 165 30 125 5,033 ディーゼル発電 - - 10 - - - 10 小水力発電 50 30 375 151 130 152 - - - - 889 水力発電 20 45 47 165 357 522 703 1,537 931 2,095 6,421 揚水発電 - - - - 1,040 - - 450 450 - 1,940 その他 11 - - - 60 - 1 - - - 72 合計 3,793 4,213 6,379 9,238 19,319 5,076 4,318 4,617 6,146 7,333 70,433 出典: PT PLN (Persero)

2015-2024 電力事業社別石炭の消費

CFPP 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 - PLN 1,883 650 299 1,114 2,735 550 - - - - 7,231 - IPP 1,400 849 193 2,954 13,762 2,450 1,200 200 500 530 24,038 - 未定 - - - 125 1,460 1,835 3,775 3,625 10,820 計 3,283 1,499 492 4,068 16,497 3,125 2,660 2,035 4,275 4,155 42,089 石炭消費 74 86 98 106 119 133 148 157 168 171 483 出典: PT PLN (Persero)

PLN の石炭サプライヤーリスト

量 (tpy) 期間 レギュラー

PT Bukit Asam (Persero), Tbk 5,180,000 2013-2022

PT Adaro Indonesia 1,595,969 2014-2023

PT Kaltim Prima Coal 5,000,000 2007-2016

PT Kideco Jaya Agung 1,700,000 2009-2018

PT Berau Coal 2,500,000 2009-2018

PT Indominco Mandiri 2,100,000 2008-2017

PT Natuna Energi Indonesia 480,000 2006-2015

PT Oktasan Baruna Persada 720,000 2006-2015

PT Eksploitasi Energi Indonesia 480,000 2006-2015

PT Kadya Caraka Mulia 96,000 2012-2015

コンソーシアム

PT Kasih Industri Indonesia と PT Senamas Energindo Mulia 378,000 2009-2028

PT Arutmin Indonesia と PT Darma Henwa 1,501,000 2007-2027

PT Oktasan Baruna Persada と PT Insani Perkasa 540,000 2012-2015

PT Prima Multi Mineral と PT Baratama 384,000 2012-2015

22,654,969 ファストトラックプログラム

PT Bukit Asam (Persero) Tbk 3,500,000 2011-2030

PT Kideco Jaya Agung 2,000,000 2011-2015

(18)

18

PT Hanson Energy 2,128,000 2011-2034

PT Dwi Guna Laksana 1,890,000 2010-2032

コンソーシアム

PT Arutmin Indonesia と PT Darma Henw a 5,903,000 2009-2029

PT Multi Bara Persada と PT Eksploitasi Energi Indonesia 932,000 2010-2015

PT Kasih Industri Indonesia と PT Senamas Energindo Mulia 2,860,000 2009-2029

PT Golden Great Borneo, PT Oktasan Baruna Persada および PT Buana

Eltra 576,000 2011-2015

PT Risna Karya Whardana Mandiri と PT Rizki Anugrah Pratama 893,656 2010-2015

PT Oktasan Baruna Persada と PT Buana Risky Armia 1,241,000 2010-2031

PT Energi Batubara Lestari と PT Batara Batari Sinergy Nusantara 220,500 2014-2032

計 25,064,156 出典: PT PLN (Persero)

石炭の通常購入機構に加え、

PLN はその子会社の PT PLN Batubara を通して下記のサプライ

ヤーと炭鉱操業協力合意を締結したものもある。

サプライヤー 場所 量 (トン)

PT Tansri Madjid Energi Muara Enim /南スマトラ 43,396,322

PT Megapura Prima Industri Sorong, 西パプア 14,800,000

PT Mahakarya Abadi Prima Sorolangun, ジャンビ 11,822,430

PT Bangun Persada Jambi Energi Sorolangun, ジャンビ 5,000,000

PT Andhika Yoga Pratama Sorolangun, ジャンビ 2,857,143

PT Awang Sejahtera Parenggean, 中央カリマンタン 677,680

PT Bima Putra Abadi Citranusa Lahat, 南スマトラ 136,000

出典: PT PLN (Persero)

35GW 発電所建設計画

2014 年の大統領選でジョコ・ウィドド大統領を勝利に導いた選挙公約の一つに、今後の

ASEAN 経済共同体の改革に直面して、インドネシアが他のアセアン諸国と対抗できるように国

内のインフラ整備に早急に取り組むというのがあった。

現在国内の電力設備容量合計は

50GW で、これは PLN 建設の発電所や PLN 設立以降の民間

企業の供給による。年間の経済成長率の見込みが

6-7%であることを受け、5 年以内には 35GW

または年

7GW の追加電力の必要がでてくる。したがって、政府には選択の余地なく 35GW の

電力の増加をするしか道がない。この電力化計画は、

2015-2019 年国家中期開発計画に述べて

いるように、戦略的な国家プログラムである。

35GW 電力開発計画は 2015 年 5 月に正式に発表された。この計画は 1,100 兆ルピア 以上の巨

大な投資額を必要とする。当初、財政的能力維持のために、

PLN は 10GW 容量の発電所を建設

する。

残りの 25GW は独立系電力事業者が担う計画であった。しかしエネルギー鉱物資源省は

計画を変更し、

PLN は 5,000 MW のみの発電所を建設し、送電線建設に集中するよう呼びかけ

ている。

(19)

19

35GW 電力開発計画リスト

A. IPP が担うべき電力開発計画 (合計 = 25,904 MW)

進行中の調達手順

No 発電所 場所 容量(MW) 調達方法

1 PLTU Jawa 1 (Exp Cirebon 西ジャワ 1 x 1000 直接任命

2 PLTA Hasang (FTP2) 北スマトラ 40 直接任命

3 PLTA Malea 南スラウェシ 90 直接任命

4 PLTU Jeneponto-2 (exp Jeneponto) 南スラウェシ 2 x 112.5 直接任命

5 PLTB Samas ジョグジャカルタ 50 直接任命

6 PLTA Meurebo アチェ 56 直接任命

7 PLTA Meranging ジャンビ 350 直接任命

8 PLTU Sumsel-6 (exp Sp Belimbing 南スマトラ 2 x 300 直接任命

9 PLTA Karangkates & Kesamben 東ジャワ 137 直接任命

10 PLTU Jawa 5 (FTP2) バンテン 2 x 1000 直接任命 11 PLTU Kalbar 1 西カリマンタン 2 x 100 一般競争入札 12 PLTU Kendari 3 東南スラウェシ 2 x 50 一般競争入札 13 PLTU Sumsel-9 南スマトラ 2 x 600 一般競争入札 14 PLTU Sumsel-10 南スマトラ 1 x 600 一般競争入札 15 PLTU Sumbagsel-1MT 南スマトラ 2 x 150 一般競争入札

16 PLTU Meulaboh 3&4 アチェ 2 xx 200 一般競争入札

17 PLTU Bengkulu ベンクル 2 x 100 一般競争入札 18 PLTU Sulbagut 1 北スラウェシ/ ゴロンタロ 2 x 50 一般競争入札 19 PLTU Sumsel-1MT 南スマトラ 2 x 300 一般競争入札 20 PLTG Bangka Peaker バンカ ブリトン 100 一般競争入札 21 PLTU Jawa -7 バンテン 2 x 1000 一般競争入札

直接任命による電力開発計画

No 発電所 場所 容量 (MW) 調達方法

1 PLTG/U Senipah Exp (ST) 東カリマンタン 1 x 35 直接任命

2 PLTU Kaltim 4 (Exp-2 Embalut 東カリマンタン 2 x 100 直接任命

3 PLTU Jawa-4 (Exp Tj Jati B) 中央ジャワ 2 x 1000 直接任命

4 PLTU Sulbagut-3 (Exp Molotabu) ゴロンタロ 2 x 50 直接任命

5 PLTA Wai Tina マルク 12 直接任命

6 PLTA Sidikalang-1 北スマトラ 15 直接任命

7 PLTA Tabulahan 西スラウェシ 20 直接任命

8 PLTA Masupu 西スラウェシ 36 直接任命

9 PLTA Salu Uro 南スラウェシ 95 直接任命

10 PLTU Sumsel-7 (Exp Sumsel-5) 南スラウェシ 1 x 300 直接任命

11 PLTU Jawa-8 (Exp Cilacap) 中部ジャワ 1 x 1000 直接任命

12 PLTA Kalaena-1 南スラウェシ 54 直接任命

13 PLTA Paleleng 南スラウェシ 40 直接任命

14 PLTA Poso-1 中部スラウェシ 120 直接任命

15 Jawa-9 (Exp Banten) バンテン 1 x 600 直接任命

(20)

20

一般競争入札による電力開発計画

No 発電所 場所 容量(MW) 調達方法 1 PLTU Muko-Muko ベンクル 2 x 7 一般競争入札 2 PLTU Jambi ジャンビ 2 x 600 一般競争入札 3 PLTMG luwuk 中部スラウェシ 40 一般競争入札 4 PLTGU Riau リアウ 250 一般競争入札 5 PLTGU Jawa-1 西ジャワ 2 x 800 一般競争入札 6 PLTU Sinabang アチェ 2 x 7 一般競争入札 7 PLTG/MG Pontianak Peaker 西カリマンタン 100 一般競争入札 8 PLTGU/MGU Belawan 北スマトラ 250 一般競争入札 9 PLTGU/MGU Sulbagut-3 北スラウェシ 200 一般競争入札 10 PLTGU/MGU Sulsel 南スラウェシ 150 一般競争入札 11 PLTGU/MGU Kalselteng 南/中部 カリマンタン 200 一般競争入札

12 PLTGU/MGU Peaker Jawa-Bali 1 西ジャワ 400 一般競争入札

13 PLTGU/MGU Peaker Jawa-Bali 2 東ジャワ 500 一般競争入札

14 PLTGU/MGU Peaker Jawa-Bali 3 バンテン 500 一般競争入札

15 PLTGU/MGU Peaker Jawa-Bali 4 西ジャワ 450 一般競争入札

16 PLTG/MG Jambi Peaker ジャンビ 100 一般競争入札 17 PLTGU Jawa-3 東ジャワ 1 x 800 一般競争入札 18 PLTGU/MGU Sumbagut-1 北スマトラ 250 一般競争入札 19 PLTGU/MGU Sumbagut-3 北スマトラ 250 一般競争入札 20 PLTGU/MGU Sumbagut-4 アチェ 250 一般競争入札 21 PLTU Sulut-3 北スラウェシ 2 x 50 一般競争入札

22 PLTG/MG Tanjung Balai Karimun リアウ 40 一般競争入札

23 PLTG/MG Natuna-2 リアウ 25 一般競争入札 24 PLTMG Tanjung Pinang-2 リアウ 30 一般競争入札 25 PLTMG Dabo Singkep-1 リアウ 16 一般競争入札 26 PLTMG Bengkalis リアウ 18 一般競争入札 27 PLTMG Selat Panjang リアウ 15 一般競争入札 28 PLTMG Tanjung Batu リアウ 15 一般競争入札 29 PLTG/MG Belitung バンカ-ブリトン 30 一般競争入札 30 PLTU Jawa-10 中部ジャワ 1 x 660 一般競争入札

31 PLTU Riau Kemitraan リアウ 2 x 600 一般競争入札

32 PLTU Bangka-1 バンカ-ベリトン 2 x 100 一般競争入札 33 PLTU Kalselteng-3 中部カリマンタン 2 x 100 一般競争入札 34 PLTU Kalbar-2 西カリマンタン 2 x 200 一般競争入札 35 PLTG/MG Natuna-3 リアウ 25 一般競争入札 36 PLTMG Dabo Singkep-2 リアウ 16 一般競争入札 37 PLTU Kaltim-3 東カリマンタン 2 x 200 一般競争入札

B. PLN 開発の電力開発計画 (合計= 10,681 MW)

進行中の調達手順

No 発電所 場所 容量 (MW) 調達方法

1 PLTU Lontar Expansion バンテン 1 x 315 一般競争入札

2 PLTG / MG Gorontalo Peaker ゴロンタロ 100 一般競争入札

3 PLTA Upper Cisokan / PS 西ジャワ 1040 一般競争入札

4 PLTGM Karimunjawa 中部ジャワ 4 一般競争入札

5 PLTGU Grati Peaker 東ジャワ 450 一般競争入札

6 PLTGU Lombok Peaker 西ヌサ・トュンガラ 150 一般競争入札

7 PLTA Asahan III 北スマトラ 2 x 87 一般競争入札

8 PLTD (境界線や島の外側に散在) 全国に散在 68 一般競争入札

一般競争入札による電力開発計画

No 発電所 場所 容量 (MW) 調達方法

(21)

21

2 PLTU Indramayu 4 西ジャワ 1100 一般競争入札

3 PLTGU Muara Karang Peaker ジャカルタ 500 一般競争入札

4 PLTGU Jawa 2 (Tj. Priok) ジャカルタ 800 一般競争入札

5 PLTGU Grati Add On Block 2 東ジャワ 150 一般競争入札

6 PLTGU Muara Tawar add-on unit 2,3,4 西ジャワ 650 一般競争入札

7 PLTU Kalselteng 2 中部カリマンタン 2 x 100 一般競争入札 8 PLTG/PLTMG Lampung Peaker ランプン 200 一般競争入札 9 PLTP Tulehu マルク 20 一般競争入札 10 PLTU Lombok (FTP 2) 西ヌサ・トュンガラ 2 x 50 一般競争入札 11 PLTU Lombok 2 西ヌサ・トュンガラ 200 一般競争入札 12 PLTU Timor 1 東ヌサ・トュンガラ 2 x 25 一般競争入札 13 PLTP Mataloko 東ヌサ・トュンガラ 20 一般競争入札 14 PLTP Ulumbu 5 東ヌサ・トュンガラ 5 一般競争入札 15 PLTG/PLTMG Riau Peaker リアウ 200 一般競争入札

16 PLTU Sulsel Barru 2 南スラウェシ 1 x 100 一般競争入札

17 PLTGU Makassar Peaker 南スラウェシ 450 一般競争入札

18 PLTGU Sulsel Peaker 南スラウェシ 450 一般競争入札

19 PLTU Sulsel 2 南スラウェシ 200 一般競争入札 20 PLTU Palu 3 中部スラウェシ 2 x 50 一般競争入札 21 PLTU Bau-bau 東南スラウェシ 2 x 25 一般競争入札 22 PLTU Sulut 1 北スラウェシ 2 x 25 一般競争入札 23 PLTG/PLTMG 移動発電所に散在 全国に散在 1565 一般競争入札 24 PLTMG (散在) 全国に散在 665 一般競争入札 25 PLTGU/MGU (散在) 全国に散在 450 一般競争入札 26 PLTG/MG (散在) 全国に散在 250 一般競争入札 27 PLTM (散在) 全国に散在 50 一般競争入札 注記: PLTA = 水力発電所; PLTB = 風力発電所; PLTD = ディーゼル燃料発電所; PLTG = ガス発電所; PLTGU = ガスお よび蒸気発電所; PLTM = 小水力発電所; PLTMH = マイクロ水力発電所; PLTMG = ガスエンジン発電所; PLTN = 原子力 発電所; PLTP = 地熱発電所; PLTS = 太陽熱発電所; PLTU = 蒸気発電所; PS = 揚水発電所

石炭の輸出

インドネシアは長期にわたり石炭の輸出量の堅固な増加を維持してきた。その量は国内年間生

産量の

80%以上を占め、大半は低品位と中品位の発熱量の石炭で、輸出先に関し、高度成長に

合わせて石炭火力発電所建設を協力に推し進めた中国とインドという、石炭消費

2 大国向けに

出荷された。

中国とインドは価格に敏感なため、

2008 年以来オーストラリアや南アフリカ産、あるいは中

国産よりもインドネシア産を好んだ。中国全土の発電の

70%が石炭火力であるため、発電産業

が最も多く石炭を消費し、全消費量の半分を占める。

鉄鋼業がそれに続き全消費量の 20%を占

める。

しかしながら、中国の経済の低成長および低炭素エネルギー使用への転換に伴い、水力、原子

力、風力、太陽熱等の再生可能エネルギー資源が注目され、石炭の需要は著しく減少した。

2015 年にインドネシアの石炭輸出量は 3 億 3900 万トンであったが、前年は 3 億 8200 万トンで

あった。

中国政府は一般炭に

6%の課税を行い、また新規の品質管理を義務付けるという輸入規制政策

を実施した。しかし中国と

ASEAN 諸国間の自由貿易協定のおかげで、インドネシア製品への

影響はない。

中国の

2014 年の石炭輸入量は 10.9%減少の 2 億 9100 万トンで、5 年連続増加後初めての減

少である。

2015 年の輸入量は前年より 26%減少の 7,300 万トンである。

インドネシアの石炭サプライヤーは、インドネシア国内の需要の他、石炭火力発電の増加を予

定している近隣の東南アジア諸国のマーケットシェア増加をねらっている。インドネシアはア

(22)

22

ジア市場では主要な役割を果たすと言われており、その地理的条件に加え、適切で多様なイン

ドネシアの石炭は、オーストラリア、南アフリカもしくはアメリカ合衆国よりも優位にあると

言われている。

炭鉱の大手企業、

Adaro の国内販売量は全販売量 5,311 万トンの 22%を占め、これは中国へ

の輸入量の

16%やインドの 13%よりも高い数字を示している。

インドネシア証券取引所上場の炭鉱会社

PT Indo Tambangraya Megah Tbk (ITMG)の報告書

に、

2015 年生産量 2,850 万トンのうち 19%の 540 万トンがインドに輸出された、と記述されて

いる。当企業は日本へ

18%、中国へ 16%、国内へは 13%である。当企業の主要な顧客として

日本、中国、インド、タイ、ニュージーランド、ハワイの他ヨーロッパおよび東、東南アジア

の国々が挙げられる。

インドネシア証券取引所上場の炭鉱会社、

PT Golden Energy Mines Tbk は、世界的に市場が

低迷する中で、ベトナムやフィリピンという新規の市場参入を狙っている。

Golden Energy は、

生産量の半分をインド、マレーシア、タイへ輸出している。

残りの半分は発電用として国内市

場へ販売される。輸出用石炭は子会社

PT Borneo Indobara が運営する南カリマンタンの炭鉱で

採取され、国内用は同じく子会社の

PT Kuansing Inti Makmur 運営のジャンビの炭鉱で採掘さ

れたものである。

インドネシア証券取引所上場の炭鉱会社、

PT Toba Bara Sejahtera Tbk は、中国輸出を減ら

し台湾、マレーシア、インド、日本、ベトナム、タイという別の市場を開拓しており、韓国が

現在の主要市場である。

2010-2015 インドネシア石炭輸出業者トップ 10 (単位:百万トン)

No 会社名 所在地 2010 2011 2012 2013 2014 2015

1 Kaltim Prima Coal, PT 東カリマンタン 36.06 34.98 35.52 43.94 43.29 45.17

2 Adaro Indonesia, PT 南カリマンタン 32.08 36.56 34.74 35.69 44.10 41.94

3 Kideco Jaya Agung, PT 東カリマンタン 22.42 24.36 25.87 26.88 29.03 29.11

4 Berau Coal, PT 東カリマンタン 12.65 17.35 15.76 19.79 21.13 21.99

5 Arutmin Indonesia, PT 南カリマンタン 17.14 18.64 24.96 15.47 27.28 14.64

6 Indominco Mandiri, PT 東カリマンタン 13.63 13.31 12.76 16.41 13.56 11.76

7 Bukit Asam (Persero), PT 南スマトラ 4.66 4.71 5.35 6.18 7.02 7.89

8 Trubaindo Coal Mining, PT 東カリマンタン 2.98 4.16 5.43 8.75 5.81 6.44

9 Antang Gunung Meratus, PT 南カリマンタン 0.00 0.11 0.00 3.41 3.46 5.69

10 Borneo Indobara, PT 南カリマンタン 0.76 2.22 3.34 3.26 4.17 4.63 出典: 鉱物石炭総局

インドネシア石炭の輸出先トップ

10(単位:百万トン)

No 国名 2011 2012 2013 2014 2015 1 インド 74.72 96.08 118.29 136.38 124.00 2 中国 104.18 115.83 130.42 99.29 72.70 3 日本 35.42 35.52 37.85 35.59 32.41 4 韓国 39.76 37.98 36.34 35.66 33.69 5 台湾 27.13 29.11 28.32 27.27 24.31 6 タイ 13.33 14.80 14.50 16.41 17.97 7 フィリピン 10.99 11.64 14.51 15.02 15.82 8 マレーシア 17.34 16.15 17.15 14.57 16.50 9 香港 11.87 11.98 12.96 12.58 9.69 10 スペイン 3.56 5.70 4.08 4.07 4.83 11 その他 15.47 9.88 10.30 11.72 13.92 出典: 鉱物石炭総局

FOTP DERAWAN   FTS   Lintas Wahana Indonesia  36,000  Muara Pantai   Berau Coal

参照

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