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Nios II統合開発環境

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Academic year: 2022

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(2)

この資料は英語版を翻訳したもので、内容に相違が生じる場合には原文を優先します。こちらの日本語版は参考用としてご利用 ください。設計の際には、最新の英語版で内容をご確認ください。

はじめに

この章では、Nios®II 統合開発環境(IDE)の主な機能について説明し ます。この章はNios II IDEのルック&フィールを簡単に紹介しており、

ユーザー・ガイドではありません。Nios II IDEの使用を開始する最も簡 単な方法は、ツールを起動し、ヘルプ・システムで使用可能なNios IIソ フトウェア開発チュートリアルを実行することです。

ソフトウェアの改良により、この章の図は実際のGUIとは多少 異なる場合があります。

すべてのIDE関連トピックについて詳しくは、Nios II IDEヘルプ・シス テムを参照してください。

この章は、以下の項で構成されています。

2-1ページの「Nios II IDEワークベンチ」

2-3ページの「EDSデザイン・フローおよびIDE」

2-4ページの「IDE管理の新規プロジェクトの作成」

2-6ページの「プロジェクトのビルドおよび管理」

2-8ページの「プログラムの実行およびデバッグ」

2-11ページの「ユーザー管理プロジェクトのインポート」

2-23ページの「フラッシュのプログラミング」

2-24ページの「ヘルプ・システム」

Nios II IDE ワークベンチ

ワークベンチ という用語は、Nios II IDE のためのデスクトップ開発 環境を指します。ワークベンチとは、IDE内でプログラムを編集、コン パイル、およびデバッグする場所です。2–2ページの図2–1 にワークベ ンチの例を示します。

NII52002-8.0.0

(3)

Nios II IDEワークベンチ

図2–1. Nios II IDEワークベンチ

パースペクティブ、エディタ、およびビュー

各ワークベンチ・ウィンドウには、1 つまたは複数のパースペクティブ があります。各パースペクティブは、特定タイプのタスクを達成するた めの機能セットを提供します。例えば、図2–1に、Nios II C/C++開発 パースペクティブを示します。

ワークベンチにおける大部分のパースペクティブは、編集領域と1つま たは複数のビューから成ります。エディタで、プロジェクト・リソース

(つまり、ファイル、フォルダ、またはプロジェクト)を開いて、編集す ることができます。ビューはエディタをサポートし、ワークベンチで情 報を誘導するための別の表示と方法を提供します。図2–1に、エディタ でのCプログラムのオープンと、ワークベンチの左側のウィンドウ枠で のNios II C/C++ Projectビューを示します。Nios II C/C++プロジェク ト・ビューは、オープンした Nios II プロジェクトの内容についての情 報を表示します。

同時にオープンできるエディタ数は無制限ですが、同時にアクティブに できるのは1つだけです。ワークベンチ・ウィンドウのメイン・メニュー・

(4)

しているリソースの名前を示しています。アスタリスク(*)はエディタ での変更が保存されていないことを示します。ビューでは、独自のメ ニューやツールバー(ある場合)をビューの上端に沿って表示させるこ ともできます。ビューのメニューを開くには、ビューのツールバーの右 にあるドロップダウン矢印アイコンをクリックするか、ビューを右ク リックします。ビューは単独で、またはタブ付きノートブックの他の ビューに重ねて表示されます。

EDS デザイン・

フローおよび IDE

Nios II IDEは、両方のNios IIエンベデッド・デザイン・スイート(EDS)

デザイン・フローの主要部分です。この2つのデザイン・フローの主な 違いは、プロジェクトの管理にあります。

IDE が管理するプロジェクトおよび makefile

Nios II IDE デザイン・フローにおいて、IDEは Nios II C/C++ アプリ ケーションおよびNios II IDEのNew Projectウィザードで作成するシ ステム・ライブラリ・プロジェクトおよびmakefileを管理します。IDE 管理プロジェクトでは、IDEはユーザー用のmakefileを管理します。IDE 管理プロジェクトの変更およびビルドの最良の方法は、IDEを使用する ことです。Properties ダイアログ・ボックスの System Library ページ で、システム・ライブラリ・プロジェクト設定を管理します。

IDE管理プロジェクトをユーザー管理プロジェクトに手動で変換するこ とができます。詳細は、Nios IIソフトウェア開発ハンドブックの「Nios II ソフトウェア・ビルド・ツールの使用」の章を参照してください。

ユーザー管理プロジェクトおよび makefile

Nios IIソフトウェア・ビルド・ツールのデザイン・フローで、Nios IIア プリケーション、ライブラリ、ならびにBSPプロジェクトおよびmakefile を管理して、総合的なコントロールを行います。一般に、IDEの外部で ユーザー管理プロジェクトを作成し、それらをIDEにインポートしてデ バッグを行います。

ユーザー管理プロジェクトを作成し、設定を変更する最良の方法は、

Nios IIソフトウェア・ビルド・ツールによりコマンド・シェルまたはス

クリプト・ツールを使用することです。makefile は手動で作成するか、

Nios IIソフトウェア・ビルド・ツールを使用して作成することができま

す。

(5)

IDE管理の新規プロジェクトの作成

ユーザーが管理するC/C++アプリケーション・プロジェクトをIDEに インポートしてデバッグを行うとき、Nios II IDE はプロジェクトや makefileは管理しません。インポート後、IDEはBSPプロジェクトに対 する管理または変更はサポートしません。IDE の外部でソフトウェア・

ビルド・ツールを使用して、BSPを管理しなければなりません。

ユーザー管理プロジェクトとIDE管理プロジェクトは互換性は ありません。

IDE 管理 の新規

プロジェクト の作成

Nios II IDE は、IDE 管理の新規プロジェクト作成のためのステップに

ユーザーを導く New Project ウィザードを提供します。Nios II C/C++

パースペクティブのFileメニューで、Nios II C/C++アプリケーション・

プロジェクト用のNew Projectウィザードを開始するには、Newをポイ ントし、Nios II C/C++ Applicationをクリックします(図2–2を参照)。

図2–2. Nios II C/C++ Application New Projectウィザードの起動

Nios II C/C++アプリケーションのNew Project ウィザードは、以下の 項目を指定するよう促します。

1. 新規Nios IIプロジェクトの名前 2. ターゲット・ハードウェア

3. 新規プロジェクト用のテンプレート

(6)

プロジェクトのテンプレートは実際に動作する既製デザインで、ユー ザー独自の Nios II プロジェクトのビルド方法を示す例として用意され ています。多くの場合、ゼロから空白プロジェクトとして開始するより も、実際に動作する Hello World プロジェクトを土台にして開始する ほうが簡単です。

図2–3に、Nios II C/C++アプリケーションNew Projectウィザードで、

Dhrystoneベンチマーク・デザインを選択したテンプレートを示します。

図2–3. Nios II C/C++ Application New Projectウィザード

Finish をクリックすると、Nios II IDE は新規プロジェクトを作成しま

す。IDE はシステム・ライブラリ・プロジェクト、*_syslib(例えば、

2–5ページの図2–3のdhrystone_0_syslib)も作成します。これらのプ ロジェクトはワークベンチのNios II C/C++ Projectsビューに表示され ます。

(7)

プロジェクトのビルドおよび管理

Nios II プロジェクトを最初に作成または構築すると、Nios II

IDEは自動的にaltera.componentsと呼ぶワークスペースにプ ロジェクトを作成します。このプロジェクトには、すべてのア ルテラ供給のデバイス・ドライバ用ソース・コード・ファイル へのリンクとソフトウェア・パッケージが含まれており、デバッ ガのシステム・コードのステップ実行、ブレークポイントの設 定、お よ び そ の 他 の デ バ ッ ガ 機 能 の 使 用 を 可 能 に し ま す。

altera.components プ ロ ジ ェ ク ト は、Nios II C/C++ Projects ビューに表示されます。

altera.components 内のソース・ファイルは、すべてのソフト

ウェア・プロジェクトで共有されるため、Nios II C/C++ビュー はそれらのソース・ファイルを偶発的な削除から保護します。

この保護を無効にしないでください。

プロジェクト のビルド および管理

いずれかのリソース(ファイル、フォルダ、またはプロジェクト)を右 クリックして、リソースに対して実行可能なコマンドを持つ状況に応じ たメニューを開きます。コマンドはメニューやツールバーでも使用でき ますが、通常は右クリックが必要なコマンドを見つける最も速い方法で す。

Nios II プロジェクトをコンパイルするには、Nios II C/C++ Projects ビューのプロジェクトを右クリックし、Build Projectをクリックします。

2–7ページの図2–4に、プロジェクトdhrystone_0の状況依存メニュー で、Build Project オプションを選択した様子を示します。ビルド時に、

Nios II IDEは最初にシステム・ライブラリ・プロジェクト(および他の

プロジェクト依存性)をビルドし、次にメイン・プロジェクトをコンパ イルします。Tasks ビューにすべてのワーニングとエラーが表示されま す。

(8)

図2–4.状況依存(右クリック)メニューを使用したプロジェクトのビルド

Nios II C/C++ Projectsビューのプロジェクトを右クリックしても、以下 のプロジェクト管理用の重要なオプションにアクセスできます。

Properties—ターゲット・ハードウェアおよびその他のプロジェク

トに対する依存性を管理

System Library Properties—通信デバイスやメモリ分割などのハー ドウェア固有の設定を管理

Build Project—つまり作成

Run As— ハードウェア上またはシミュレーションによりプログラ

ムを実行

Debug As—ハードウェア上またはシミュレーションによりプログ

ラムをデバッグ

(9)

プログラムの実行およびデバッグ

プログラム の実行および デバッグ

実行およびデバッグ操作は、Nios IIプロジェクトを右クリックすると使 用できます。Nios II IDEにより、ターゲット・ボード上、Nios IIインス トラクション・セット・シミュレータ(ISS)の下、あるいはModelSim® の下で、プロジェクトを実行またはデバッグすることができます。例え ば、ターゲット・ボード上でプログラムを実行するには、Nios II C/C++

Projectsビューのプロジェクトを右クリックして、Run Asをポイントし、

次にNios II Hardwareをクリックします。図2–5を参照してください。

ConsoleビューにstdoutおよびstderrへのキャラクタI/Oが表示さ れます。

図2–5.ターゲット・ハードウェア上でのプログラムの実行

(10)

デバッグ・セッションの開始は実行セッションの開始に似ています。例 えば、ISS上でプログラムをデバッグするには、Nios II C/C++ Projects ビューのプロジェクトを右クリックし、Debug As をポイントして、

Nios II Instruction Set Simulatorをクリックします。図2–6を参照して ください。

図2–6.インストラクション・セット・シミュレータの起動

2–10ページの図2–7に、dhrystone_0 プロジェクトに対して実行中の デバッグ・セッションを示します。

(11)

プログラムの実行およびデバッグ

図2–7. ISSでのdhrystone_0のデバッグ

デバッガを起動すると、ワークベンチ・パースペクティブがデバッグ・

パースペクティブに変ります。ワークベンチ・ウィンドウの右上隅の

Open Perspective アイコンをクリックすると、デバッグ・パースペク

ティブとNios II C/C++開発パースペクティブの間を簡単に切り替える

ことができます。

デバッグ・セッションの開始後、デバッガはプログラムをロードし、

main()にブレークポイントを設定し、プログラムの実行を開始します。

通常のコントロールを使用して、Step Into、Step Over、Resume、

Terminate などのコードをステップ実行します。ブレークポイントを設

定するには、コード・ビューの右側マージンをダブル・クリックするか、

このマージンを右クリックしてからAdd Breakpointをクリックします。

(12)

Nios II IDEは、デバッグ中にプロセッサのステータスを調べることがで きる Variables、Expressions、Registers、Memory などの多くのビュー を提供します。2–11ページの図2–8に、Registersビューを示します。

図2–8.デバッグ中のRegistersビュー

ユーザー管理 プロジェクト のインポート

Nios II ソフトウェア・ビルド・ツールのデザイン・フローにおいて、

Nios IIソフトウェア・ビルド・ツールで作成したユーザー管理プロジェ

クトをデバッグのためにIDEにインポートします。この項では、そのプ ロセスについて説明します。

(13)

ユーザー管理プロジェクトのインポート

Nios IIソフトウェア・ビルド・ツールでC/C++アプリケーション(お

よびその関連BSP)を作成するとき、アプリケーションはユーザー管理 プロジェクトとしてIDEにインポートできる状態にあります。追加の調 整は不要です。

IDEは、以下の4種類のNios IIソフトウェア・ビルド・ツール・プロ ジェクトをインポートします。

ユーザー管理C/C++アプリケーション・プロジェクト

ユーザー管理ボード・サポート・パッケージ(BSP)プロジェクト

ユーザー管理ライブラリ・プロジェクト

C/C++ソース・プロジェクト(サポーティング・ソース・コードを

含むディレクトリ・ツリー)

表2–1に示すとおり、IDEはインポートされた各タイプのプロジェクト を処理します。

IDEはImportウィザードを通じて、各タイプのプロジェクトをインポー

トします。Importウィザードは、インポートしているプロジェクトの種 類を決定し、適切にコンフィギュレーションします。

プロジェクトをIDEにインポートした後、ユーザー管理プロジェクトで プロジェクト・コードの開発を継続することができます。IDEツール一 式またはソフトウェア・ビルド・ツールのいずれかを使用して、ソース・

表2–1.インポートされたプロジェクトのためのIDE機能

プロジェクトのタイプ

ソースは 編集 可能か?

ビルド

可能か? デバッグ

可能か? 設定は管理 可能か?

ユーザー管理C/C++アプリケーション・

プロジェクト

×

ユーザー管理BSPプロジェクト ×(1) (2) × ユーザー管理ライブラリ・プロジェクト ×(1) (2) ×

C/C++ソース・プロジェクト × (2) ×

2–1の注:

(1) IDEC/C++アプリケーション・プロジェクトをビルドするとき、関連するBSP、および関連するすべてのラ イブラリもビルドします。BSPおよびライブラリをインポートし、IDEでのC/C++アプリケーションの一部と してビルドする必要はありません。

(2) IDEC/C++アプリケーションをデバッグするときに、任意の関連するBSP、ライブラリ、またはインポート したサポーティングC/C++ソース・コードをステップ実行することができます。

(14)

ソフトウェア・ビルド・ツールでのプロジェクトの作成について詳しく は、「Nios II ソフトウェア開発ハンドブック」の「Introduction to the Nios II Software Build Tools」の章を参照してください。

ロード・マップ

プロジェクトのインポートおよびデバッグでは、一般に以下の作業のい くつかが関係します。この順番で作業を実行する必要はありません。必 要に応じて、いくつかの作業を繰り返したり、省略することができます。

ユーザー管理C/C++アプリケーションのインポート

サポーティング・プロジェクトのインポート

ユーザー管理C/C++アプリケーションのデバッグ

ユーザー管理C/C++アプリケーション・コードの編集 これらの作業については、以下の項で説明しています。

ユーザー管理 C/C++ アプリケーションのインポート

ユーザー管理C/C++アプリケーションをインポートするには、以下の ステップを実行します。

1. IDEを起動します。

2. FileメニューのImportをクリックします。Importダイアログ・ボッ クスが表示されます。

(15)

ユーザー管理プロジェクトのインポート

図2–9.インポート・ウィザードの起動

3. Altera Nios II フォルダを展開し、Existing Nios II software build tools project or folder into workspace を選択します(図2–9 を参 照)。

4. Nextをクリックします。2–15ページの図2–10に示すとおり、Import ウィザードが表示されます。

(16)

図2–10.ユーザー管理プロジェクトのインポート・ウィザード

5. Browseをクリックし、インポートするC/C++アプリケーション・

プロジェクトがあるディレクトリを見つけます。

6. OKをクリックします。ウィザードでプロジェクトの名前とパスを 入力します(図2–11参照)。プロジェクト名はディレクトリ名です。

Project nameボックスに新しい名前を入力して、プロジェクト名を

上書きできます。

図2–11.ユーザー管理C/C++アプリケーションのインポート

(17)

ユーザー管理プロジェクトのインポート

「<path> に.project ファイルがすでに存在します」という ワーニングが表示されることがあります。このワーニング は、ディレクトリにすでにIDEプロジェクトが存在するこ とを示しています。IDEにすでにインポートされているの は、IDE管理プロジェクトまたはユーザー管理プロジェク トのいずれかです。

プロジェクトがまだワークスペースにない場合はインポー トできますが、Importウィザードはプロジェクトを別の タイプに変換しないことに注意してください。

ワークスペースにすでにプロジェクトが存在する場合は、

再インポートしないでください。

7. Finishをクリックします。ウィザードはプロジェクトをインポート

し、ワークスペースに新しいC/C++アプリケーション・プロジェ クトを作成します。

この時点でIDEは、インポートされたC/C++アプリケーション・プロ ジェクトのユーザー管理makefileを使用して、BSPや任意のライブラリ を含む完全なプログラムをビルドし、デバッグおよび実行することがで きます。IDEは、プロジュクトがIDEで管理されていたかのように、ア プリケーションのソース・コードを表示、およびステップ実行すること ができます。ただし、IDEはBSPやライブラリ・コードが存在する場所 に関する直接的な情報は持ちません。BSP またはライブラリ・ソース・

コードを表示、デバッグまたはステップ実行する必要がある場合は、BSP またはライブラリをインポートしなければなりません。次項で、BSPや ライブラリなどのサポーティング・プロジェクトをインポートするプロ セスについて説明します。

サポーティング・プロジェクトのインポート

C/C++ アプリケーションのデバッグ時に、BSP やライブラリなどのサ

ポーティング・プロジェクトでソース・コードを表示、デバッグまたは ステップ実行しなければならない場合があります。IDEデバッグ・パー スペクティブでサポーティング・プロジェクトのソース・コードを表示 するには、サポーティング・プロジェクトをインポートする必要があり ます。

デバッガでBSPまたはライブラリ・ソース・コードを表示する必要がな い場合は、この作業を省略して直接2-20ページの「ユーザー管理C/C++

アプリケーションのデバッグ」に進んでください。

(18)

2-19ページの「C/C++ソース・プロジェクトのインポート」で 説明するとおり、GNU newlibライブラリのコードをデバッグ またはステップ実行するには、nios2-gnutoolsフォルダをC/C++

ソース・プロジェクトとしてインポートします。

1つのBSPまたはライブラリに基づくいくつかのC/C++アプリケーショ ンがある場合は、BSPまたはライブラリを一度インポートしてから、BSP またはライブラリに基づく各アプリケーションをインポートします。各 アプリケーションのmakefileには、関連する任意のBSPまたはライブ ラリの検索およびビルドに必要な情報が収められています。

ユーザー管理BSPのインポート

ユーザー管理BSPプロジェクトをインポートするには、以下のステップ を実行します。

1. FileメニューのImportをクリックします。Importダイアログ・ボッ クスが表示されます。

2. Altera Nios II フォルダを展開し、Existing Nios II software build tools project or folder into workspaceを選択します。

3. Nextをクリックします。Importウィザードが表示されます。

4. Browseをクリックし、インポートするBSPプロジェクトを含むディ

レクトリを見つけます。

5. OKをクリックします。ウィザードでプロジェクトの名前とパスを 入力します。プロジェクト名はディレクトリ名です。Project name ボックスに新しい名前を入力して、プロジェクト名を上書きできま す。

「<path> に.project ファイルがすでに存在します」という ワーニングが表示されることがあります。このワーニング は、ディレクトリにすでにIDEプロジェクトが存在するこ とを示しています。IDEにすでにインポートされているの は、IDE管理プロジェクトまたはユーザー管理プロジェク トのいずれかです。

プロジェクトがまだワークスペースにない場合はインポー トできますが、Importウィザードはプロジェクトを別の タイプに変換しないことに注意してください。

ワークスペースにすでにプロジェクトが存在する場合は、

再インポートしないでください。

(19)

ユーザー管理プロジェクトのインポート

6. Finishをクリックします。ウィザードはプロジェクトをインポート

し、ワークスペースに新しいBSPプロジェクトを作成します。

インポート後は、ユーザー管理BSPはユーザー管理C/C++ア プリケーションと同じに見えます。しかし、IDEでユーザー管 理BSPを直接ビルドしたり、実行することはできません。

ユーザー管理ライブラリのインポート

ユーザー管理ライブラリをインポートするには、以下のステップを実行 します。

1. FileメニューのImportをクリックします。Importダイアログ・ボッ クスが表示されます。

2. Altera Nios II フォルダを展開し、Existing Nios II software build tools project or folder into workspaceを選択します。

3. Nextをクリックします。Importウィザードが表示されます。

4. Browse をクリックし、インポートするライブラリ・プロジェクト

を含むディレクトリを見つけます。

5. OKをクリックします。ウィザードでプロジェクトの名前とパスを 入力します。プロジェクト名はディレクトリ名です。Project name ボックスに新しい名前を入力して、プロジェクト名を上書きできま す。

「<path> に.project ファイルがすでに存在します」という ワーニングが表示されることがあります。このワーニング は、ディレクトリにすでにIDEプロジェクトが存在するこ とを示しています。IDEにすでにインポートされているの は、IDE管理プロジェクトまたはユーザー管理プロジェク トのいずれかです。

プロジェクトがまだワークスペースにない場合はインポー トできますが、Importウィザードはプロジェクトを別の タイプに変換しないことに注意してください。

ワークスペースにすでにプロジェクトが存在する場合は、

再インポートしないでください。

6. Finishをクリックします。ウィザードはプロジェクトをインポート

(20)

インポート後は、ユーザー管理ライブラリはユーザー管理C/C++

アプリケーションと同じに見えます。しかし、IDEでユーザー 管理ライブラリを直接ビルドしたり、実行することはできません。

C/C++ソース・プロジェクトのインポート

newlibなどのC/C++ソース・プロジェクトをインポートするには、以

下のステップを実行します。

1. FileメニューのImportをクリックします。Importダイアログ・ボッ クスが表示されます。

2. Altera Nios II フォルダを展開し、Existing Nios II software build tools project or folder into workspaceを選択します。

3. Nextをクリックします。Importウィザードが表示されます。

4. Browseをクリックし、インポートするC/C++ソース・プロジェク

トがあるディレクトリを見つけます。

5. OKをクリックします。ウィザードでプロジェクトの名前とパスを 入力します。プロジェクト名はディレクトリ名です。Project name ボックスに新しい名前を入力して、プロジェクト名を上書きできま す。

「<path> に.project ファイルがすでに存在します」という ワーニングが表示されることがあります。このワーニング は、ディレクトリにすでにIDEプロジェクトが存在するこ とを示しています。IDEにすでにインポートされているの は、IDE管理プロジェクトまたはユーザー管理プロジェク トのいずれかです。

プロジェクトがまだワークスペースにない場合はインポー トできますが、Importウィザードはプロジェクトを別の タイプに変換しないことに注意してください。

ワークスペースにすでにプロジェクトが存在する場合は、

再インポートしないでください。

6. Finishをクリックします。ウィザードはプロジェクトをインポート

し、ワークスペースに新しいC/C++ソース・プロジェクトを作成 します。

(21)

ユーザー管理プロジェクトのインポート

インポート後は、ユーザー管理C/C++ソース・コードはユー

ザー管理C/C++アプリケーションと同じに見えます。しかし、

IDEでユーザー管理C/C++ソース・コードを直接ビルドした り、実行することはできません。

ユーザー管理 C/C++ アプリケーションのデバッグ

インポートされたユーザー管理C/C++アプリケーション・プロジェク トをデバッグするには、以下のステップを実行します。

1. Nios II C/C++ Projects ビューで、プロジェクト名を右クリックし て、Debug Asをポイントし、Nios II Hardwareをクリックします。

2–21ページの図2–12に示すとおり、デバッグ・コンフィギュレー ションは「Specify an SOPC Builder system PTF file(SOPC Builder システムのPTFファイルを指定してください)」というメッセージ を表示します。デバッガは通信を確立するために、ターゲット・シ ステムについての情報を必要とします。

(22)

図2–12.デバッグ・コンフィギュレーション・マネージャの初期ビュー

2. SOPC Builder System PTF Fileボックスの右のBrowseをクリック します。

3. アプリケーションのBSPのベースとなっている、SOPC Builder System File(.ptf)を探します。例えば、Nios IIソフトウェア例を 使用している場合、SOPC Builder System File はソフトウェア・プ ロジェクトからディレクトリ・ツリーで3レベル上にあります。

2–22ページの図2–13に示すとおり、ファイルを選択するとこのメッセー ジは消えます。

(23)

ユーザー管理プロジェクトのインポート

図2–13.デバッグ・コンフィギュレーション・マネージャの最終ビュー

4. Applyをクリックします。

ソフトウェア・アプリケーションは、IDE管理プロジェクトをユーザー が実行またはデバッグするのとまったく同様に実行またはデバッグでき る状態にあります。Nios II IDE でのアプリケーションの実行およびデ バッグについて詳しくは、2-8ページの「プログラムの実行およびデバッ グ」を参照してください。

ユーザー管理 C/C++ アプリケーション・コードの編集

IDE管理プロジェクトでコードを編集するのとまったく同じ方法で、エ ディタによりインポートされたユーザー管理プロジェクトのコードを編 集できます。

(24)

フラッシュの プログラミング

多くの Nios II プロセッサ・システムは、外部フラッシュ・メモリを使

用して、以下のコードやデータの1つまたは複数を格納します。

プログラム・コード

プログラム・データ

FPGAコンフィギュレーション・データ

ファイル・システム

Nios II IDEは、フラッシュ・メモリの内容を管理およびプログラムする

のに役立つFlash Programmerユーティリティを提供します。2–24ペー ジの図2–14に、Flash Programmerを示します。

ユーザー管理C/C++アプリケーションをフラッシュ・メモリ にプログラムするには、以下のとおりSOPC Builder System File を最初に指定する必要があります。

1. SOPC Builder System PTF Fileボックスの右のBrowseをクリック します。

2. ア プ リ ケ ー シ ョ ン のBSPの ベ ー ス と な っ て い るSOPC Builder System File を探します。例えば、Nios II ソフトウェア例を使用し ている場合、SOPC Builder System File はソフトウェア・プロジェ クトからディレクトリ・ツリーで3レベル上にあります。

2-20ページの「ユーザー管理C/C++アプリケーションのデ バッグ」で説明するとおり、この手順はユーザー管理C/C++

アプリケーションをデバッグする前に、SOPC Builder System Fileを指定することと同じです。

(25)

ヘルプ・システム

図2–14. Nios II IDE Flash Programmer

ヘルプ・

システム

Nios II IDE ヘルプ・システムは、すべての IDEトピックスに関するド

キュメントを提供します。ヘルプ・システムを起動するには、Help メ ニューのHelp Contentsをクリックします。また、WindowsでF1(Linux

では Shift-F1)を押すと、いつでも状況に応じたヘルプを表示すること

ができます。Nios II IDEヘルプ・システムには、Nios IIプロジェクトを 作成、ビルド、およびデバッグするプロセスをステップごとにガイドす る実践的なチュートリアルが含まれています。2–25ページの図2–15に、

チュートリアルを表示するNios II IDEヘルプ・システムを示します。

(26)

図2–15. Nios II IDEヘルプ・システムのチュートリアル

参考資料

この章では以下のドキュメントを参照しています。

「Introduction to the Nios II Software Build Tools」 の章(Nios IIソフ トウェア開発ハンドブック)

「Using the Nios II Software Build Tools」 の章(Nios IIソフトウェア 開発ハンドブック)

(27)

改訂履歴

改訂履歴

2–2に、本資料の改訂履歴を示します。

表2–2.改訂履歴 日付およびド

キュメント・

バージョン

変更内容 概要

20085 v8.0.0

前バージョンからの内容の変更はありません。

200710 v7.2.0

altera.componentsプロジェクトを追加 altera.components

プロジェクトを追加 20075

v7.1.0

ユーザー管理プロジェクトをインポートするための命令を 追加

章のタイトルを変更。

「はじめに」の項に目次を追加。

「参考資料」の項を追加。

Nios IIソフトウェア・

ビルド・ツール

20073 v7.0.0

前バージョンからの内容の変更はありません。

200611 v6.1.0

Nios II C/C++パースペクティブやNios II C/C++ Projectsビュー などの更新されたルック&フィールについて記載し、プロジェ クト・タイプの名称を変更

Eclipse 3.2.に基づいて ルック&フィールを更新

20065 v6.0.0

前バージョンからの内容の変更はありません。

200510 v5.1.0

Nios II IDE v5.1の更新

20055 v5.0.0

前バージョンからの内容の変更はありません。

20049 v1.1

スクリーン・ショットを更新。

20045 v1.0

初版

参照

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