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B ”訴訟の目的”概念の生成過程

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(1)陶 四層. 三. 7ランス民事訴訟法の影響. ローマ法におけるアクチオ制と現代におけるその鍵貌. 三. B. 良. 概念の生成過程. 非常訴訟手績 中世ゲルマン法. ドイッ普通法後期. 英. −一八七七年ドイツ奮民事訴訟法の成立に至るまでー. 説. 二 二. ニ. 読. 村. 訴訟の目的. 序. ゲルマン法時代. 通常訴訟手綾. ・ーマ法時代. 一. ドイッ普通法前期. 序. 中. 四七. ︵四七︶. 到決によって終結する︒﹁訴訟の目的﹂とは︑雫いある事件︑すなわち訴訟における審 訴訟の目的概念の生成迅程. る事件を中心として展開し︑. 訴訟は︑ 孚いある事件を︑到決によつて解決することを目的とする手績であり︑訴訟における審理は︑この争いあ. 一. 一八七七年ドイッ奮民事訴訟法の思想的背景. 一. ドイッ普麺法時代. ローマ・カノン法時代. 一︐古代ゲルマン法. 三 四. 董 六.

(2) 訴訟の目的概念の生成過程. −. 四八. ︵四八︶. 鋼の封象を指し︑奮法にいう訴訟物︵同二條︶︑ドイッ民事訴訟法︵同二條︶及びオーストリー民事訴訟法︵同二〇七條 二號︶においてo o宵巴茜①αqΦ塁鼠鼠︵事の客艦︶と構せられているところのものである︒. 現在﹁訴訟の目的﹂の術語は︑講學上︑また法典における用語として︑多義に使用されている︒一般にそれは到決. せらるべき﹁灌利若しくは法律關係﹂であると定義せられ︑訴訟法もまた︑このような概念の用語として用いている. 求の目的物﹂を指構する意味において︑用いている場合もある︵民遜三條︶︒. が︵課謹飢継三︒象︶︑また︑他方︑請求︵訴訟上の請求︶と同蓄解し︵民訴二一垂︑或いは給付の訴に存る﹁請. 訴は︑箏いある事件について︑原告が到決による灌利保護を求めるため︑裁到所に封してなす申立であり︑訴訟に. おいて審到の封象とせられるものは︑この訴において主張せられた原告の灌利主張である︒それは︑ある事件が︑實. 騰法上の構成要件を充足することを理由として︑それに封慮する法律効果︵認魯薩︒奮︶を求めるものであり︑具艦. ︵雰ザ. 的事件に則した實膿法的効果の主張である︒これを講學上﹁訴訟上の請求﹂︵肩9婁霊ゑト霧℃毎︒Fo9汐○器霧き−. のも旨倉︶という︒現代法制の下︑﹁訴訟上の請求﹂は﹁實艦法上の請求﹂より廣い概念であつて︑﹁給付請求﹂. a躍の讐愚密魯︶の外﹁確認請求﹂︵浮釜邑ごおm旨ω℃暑魯︶及び﹁創設請求﹂︵閑Φ魯誇Φ曾巴言轟Φ導石・℃旨魯︶を内含す. る︒訴訟の目的は︑正にこのような﹁訴訟上の請求﹂に外ならない︒しかし︑原告の主張する﹁訴訟上の請求﹂は︑. その基盤となる具髄的な﹁灌利若しくは法律關係﹂︵閑8耳a霞国8募等臼プ璋巳の︶と離れて存在しえない︒例えば︑. 費買という法律關係に基き︑その代金の支沸請求が主張されるのであつて︑當該訴訟における審到の封象は︑代金の. 支携請求︵訴訟上の請求︶であるとともに︑その講求椹を護生せしめる當事者間の費買契約關係︵法律關係︶であ.

(3) る︒すなわち︑﹁訴訟の目的﹂とば︑特定訴訟において︑原告が︑訴によつて主張する﹁訴訟上の請求﹂であり︑ま. た︑かかる請求を襲生せしめる﹁灌利若しくは法律關係﹂が︑その到決申立の範園内において﹁訴訟の目的﹂となる. ということができる︒しかして︑かかる灌利若しぐは法律關係は︑訴の提起に際し︑原告が訴状に﹁請求の原因﹂と. して記載するところにより示されるものである︒かくして︑現代訴訟法學の下においては︑﹁訴訟上の請求﹂︑判決せ. らるべき﹁灌利若しくは法律關係﹂或いはまた︑﹁請求の原因﹂等︑bずれも多くの場合に︑﹁訴訟の目的﹂︵訴訟物︶. と︑同義異語の關係において用いられている︒. しかし︑一八七七年の薔ドイツ民事訴訟法においては︑雫の客艦︵幹邑茜夷①蜜3一昌鷲︶︑請求の目的︵OΦ讐塁蜜邑. ︒︶は︑いずれ ︒︶︑請求の原因︵Ω岳鼠3ω霞ぎぎ器⇒>霧胃饗夏鷲・︒︒︒2財o 審ψ①旨魯書窪︾塁窟慕一4総o︒ρ2目c. も異別の概念であり︑請求︵︾器肩零εとは︑私法上の給付請求︵貝・籔菖夷の弩愚旨9︶︑及びそれに件15給付到決請. 求︵■駐ヨ轟警詳亀鍔塁胃9εを意味するものであつた︒その後︑訴訟制度と訴訟法學の襲達に件い︑私法上の請求. 概念を襲展せしめて﹁訴訟上の請求﹂概念が定立せられた︒この訴訟上の講求が︑實艦法的性格のものであるか︑或. いは訴訟法的性格のものであるかは︑學説の岐れたところであるが︑とにかく︑この訴訟上の講求概念によつて︑一. 方においては請求の原因をその概念に包撮し︑他方において訴訟の目的概念と同義異語の關係をもつに至つた︒. ロLマ法曙︑㈹︑アクチオの支配した當時においては︑法艦系は︑アクチオによる輩一の髄系であつて︑訴訟は︑常. に一定の法律關係に基くものであり︑また︑一定の法律關係は一定の事實關係の上に存した︒要するにアクチガの概. 四九. ︵四九︶. 念の屯雄ぼ・・︑舞代的意味にお欧寄請求・請求㊨原因︑ザ︐訴訟の艮的.︑︵訴訟物﹀等の概念がすべて包撮せりれていた︒換 訴訟の目的概念の盤成過程.

(4) 訴訟の目的概念の生成過程. 五〇. ︵五〇︶. 言すれぱ︑これらの概念がまだ分化していなかつたのである︒またローマ法と︑その生成過程において異別の系統を. もつたゲル マン法においては︑法は具膣的事件の中から見出さるべきものとされ︑訴訟は︑その事件の中から︑何が正. ロτマ. 義であるかを襲見するためになされるものであつた︒從つて︑ゲルマン法の下においては︑具罐的事件そのものが. 的﹂バ訴訟物︶であり︑また現代法にいう請求︑請求⑳原因を意味するものであつた︒すなわち︑. 立することにより︑﹁訴﹂と﹁訴訟上の請求﹂との問に統一した概念を見出すの段階に到達するに至つている︒それ. 後︑訴訟制度とそれを基盤とする法學の獲達は︑種々なる経緯を経て︑訴訟上の請求概念を︑訴訟法學の立場から定. アクチオの分解は︑ここに一慮完成し︑﹁訴﹂と﹁請求﹂とは異別のものとしてその膣系を構造するに至つた︒その. これを要するに︑ドイツ普通法末期︑實髄法の分野においてパンデクテン・システムの民法典が成立するとともに︑. 典に規定せられるに至つた︒. 概念がその髄系を整え︑一慮一八七七年のドイツ薦民事訴訟法において︑それぞれ異別の意義をもつものとして︑法. ロイセン︑ハノーバー︑ザクセン等の訴訟法草案を通じ︑逐次︑請求︑請求の原因︑箏の客艦︵訴訟の目的︶等の諸. 分離に件う實艦法規範の抽象化に件い︑逐亥に﹁訴訟の目的﹂の概念が擾頭した︒すなわち︑ドイツ普通法末期︑プ. り︑實髄法と訴訟法との艦系的分離をもたらしたと同時に︑他面に事實と規範との分離を招來した︒しかして︑その. その後︑ドイッ普通法の下︑ローマ法が︑ゲルマン法と合艦する過程において︑アクチオが漸次分解することによ. ことができる︒かかる膣制の下においては︑﹁訴訟の目的﹂の概念が︑特にとりあげて問題とせられることはない︒. 法︑ゲルマン法を通じて考察した場合︑そこには︑事實︵属器呂e︶ど規範︵堵段巨︶の不分離という共通黙を見出す. 諦認び且.

(5) は︑一旦分解せられたアグチオ椴念の諦訟法的再構成ということができよう︒. 本稿においては︑まず一八七七年のドイツ薔民事訴訟法を境とし︑ローマ法以來︑ロ可マ・カノン法︑ドイツ普逸. 法の﹁各時代を経て︑﹁訴訟の目的﹂︵訴訟物︶概念が繭芽し︑それが學問的に定立されるに至つた過程を分析し︑この. 概念のもつ歴史的意味を明らかにするごとを主たる目的とする︒しかして︑その後におけるこの概念の護展︑及びそ. の他の諸概念が︑訴訟上の請求の概念により︑再び統一されるに至つた過程については︑更に今後の研究に委ねるこ. ととする︒. 仁井田盆太郎. 訴の原因を論ず.. 訴訟の目的の表示. 京都法學會雑誌一巻九號︵明治三九年︶. 京都法學曾難誌四巻一〇・二一號︑五巻三・七號︵明治四二.四三年︶. 法學論叢二九巻三號︵昭和八年︶. 訴訟物概念に關するローゼンベルグの見解. 淳一. 中田. 訴訟上の請求椹︵訴訟物︶法曹會難誌二二巻三號︵昭和一〇年︶. 法學五巻ご一號︵昭和一一年︶. 法學論叢三五巻三號︵昭和二年︶ 訴訟物概念に關する最近の論争. 請求の同一性. 淳一. 中田. 訴訟上の講求. 請求について. 民訴法講座一巻︵昭和二九年︶. 北大法學會論集一巻︵昭和二六年︶. ︐. 五嚇. へ五禍︶. 早稻田法學一七・一八巻︵昭和ニニ.一四年︶︵訴と請求拉に既判力. 法學餅典皿一四八五頁︵昭和一一年︶ 訴と請求の意義並びにその相關關係. 請求. 昇. 一. 兼. 淳一. ︹昭和二四年︺に収載︶. 中村宗雄 山. 訴訟の目的概念の盤成過程. ︒霞①凝①驚肖器区葛①馨撃ご①露目家g鴛師警げ巨騨︵一罷︶ 即︒善び①おひ.&霞H﹂①ぼΦ<︒ヨ︒. 中田. 小. 子. 齋藤秀夫. 高根義三郎. 雑本朗造. は代表的のもののみを掲げた︵護表年代順︶︒. 註・﹁訴訟の目的﹂を主題として探り上げた論丈には以下の如きものがある︒教科書における論蓮はこれを省略する︒外國交鰍. 、.

(6) 訴訟の臼的概念の生成過程 翌ω90き≦←ご霞ヱ訂o⁝茜①鳴塁鼠けP国︐蝉即閃P弩. ︵一⑩Qoゆ︶. 室E砿9︒︾vご霞ω暫働薦①鴨塁36含一ヨ曽託一冥○国①器︵一〇Go叡︶. 審昇ぎ浮困に︼Φお<o旨の段①凝①鴨一渥蜜ロ9ぎ曽琶鷺o器炉鼠日ご●山霞>冨留巨①. ローマ法時代. ω魯毛即ダ国・閏4ご臼ω霞Φ一粛①鴨霧蜜p幽一冨鰻く出冥oN①器︵お鋒︶. ■①暮 蜀4凶霞■⑦ぼ︒︿自o o鉾①一凝凋露ω蜜呂 凶&.狽寓q︐$︵一〇総︶. ニ. 五二. ︵五二︶. 露Hq窪¢菊①o算︵一器O誌O︶. ・ーマの民事訴訟法は︑近代的民事訴訟制度の基本となつている︒それは︑勿論︑中世においてゲルマン法的原理. により分解され︑またカノン法の影響をうけ︑更にまたイタリー土俗法の實務と學理によつて攣貌せしめられた︒し ︵一︶ かし︑近代訴訟制度の前身は︑多くの場面において︑これをローマ法の中に見出すことができる︒. ︵一︶O習器旦■①浮喜魯臼霞O︒の9一9$=民巳一Φ鼠①q①ω○舞震邑︒庄︒・9①b9琶鷲o国霧お魯けΦωH●︵一︒︒︒︒O︶ω●㎝①・. /ヴローマの訴訟制度は︑後述する如く︑いくつかの段階を経て襲展したものであるが︑その基本構造は︑アクチオ. ︵きぎ︶によつて措定せられていたということができる︒近代法制においては︑實艦法と訴訟法とは︑相封立する法. 膣系を構造しているが︑・τマ法時代においては︑この爾者は未だ分化しない歌態にあつで︑ローマ法の核心をなす. 中村.訴訟法學の立場からみた實盤法學の學悶的方法とその構造とに封する疑義︵早法二六巻四冊︶三頁︒. アクチオは︑現代的意味における實艦法的及び訴訟法的性格をともにもち︑アクチオを廻ぐつて一元的法艦系をなし ︵一︶ ていることが︑ローマ法の基本的構造なのであつた︒ ○︶.

(7) 〃. ︵↓︶. アクチオの語には︑多くの意味が附されている︒しかしインスチツチオネスにある有名な次の如き定義によつて漸. その概要を掴むことができよう︒曰く︑﹁アクチオとは︑吾人がまさに得べきところのものを︑訴訟において請求す ︵二︶ る灌利をいう﹂︵騨9δ醤番一巳琶&呂霧δ︸名鷲︸二羨需器2壼突ご冒毎包o名&巴獣号び9亀︶︒この定義において. 示される如く︑アクチオは︑現代的意義における私法上の請求灌︵卜塁胃饗εと訴訟上の訴灌︵内蜀鴨Φ︒騨︶との二. つの機能を竜つのであつて︑アクチオを中心として構造される・ーマ法艦系は︑實艦法と訴訟法とが未だ分離せざる. 版鰹︒にむづた︒從つてアクチオあるところにはじめて救濟あり︵昌=墓し三お含3誉ε︑アクチオなきところには 何等の救濟が認められないという關係にあつたのである︒. アクチオの語は多義に使用されている︒例えば属①一葭影β甲留寄鼻昌㊤昌臼①図涛○目暑q魯ρ器一︸露︹一窒弓ぴ窮置9露影o−. o一話︵92三しによれば︑アクチオは︑ω行爲・動作︵国麟βqξ一薦矯日鉾︶圖ソ萄韓ω霞暮の面前における行爲・辮論︵自魯昌脅. ︵一︶. ξ暴ノδ目諭ヨピ帥讐憩身讐ρ<①︸貧5ご昌鵬︶圖原皆の行爲・訴︵類聾臼葺鎧q窃凶蕨鴨吋︒・︶国ダ鷺ε㈲方式書︵因○跨色︶. ㈲請求・訴椹︵卜昌ぞ凄o戸巴薦80暮︶圃職椹的公訴︵σ崩①旨ぎ冨卜β匹謎①︶切誰嫁書類︵劇①名①凶覧O囲e器暮︶の意味をも. q菰を要するに︑アクチオ騰系の支削した時代においては︑現代的意義における實禮法概念と訴訟法概念が未分離の釈態に. つものとされている︒. あゆ︑︐ブクチオとは︑訴訟それ自艦であり︑訴訟を構成するすべての行爲︑それに關するすべての椹限を意味し︑更に訴訟の. ℃︑︑現代的意味に却ける︐づ訴訟の目的﹈概念︑︐及びこれを廻ぐ畜すべでの法理もまた︑アクチオ理論の中に包構せぢれている. 内.容むまた寸アクチオの一面に外ならなかつたのである︒すなわち︑アクチオとは︑訴訟それ自︑騰の包括概念であつた︒從つ −ヘ回引⇔ど瓜耐き勧︒. ︵二︶冨dら困レ箒ぎ薗ハ↑9︶. 五三. ︵五三︶. このアクチオ法制は︑内容において多少の攣化はあるが︑事實及び規範の未分離の構造は︑一貫して維持されたと 訴訟の月的概念の生成過程.

(8) 訴訟の目的概念の生成過程. 五四. ︵五四︶. みることができる︒法制の護達はこの艦系を維持しつつ︑アクチオの敷の埆加と︑解繹理論の展開とによつて封庭せ. られ︑現代に存る如く︑法規範の袈化︵麟騰嶽錘の段階には到達し盗つたとい〜と奪至う. ローマの訴訟制度は︑三段階を経て護達した︒. 古代においては︑當事者が︑法の規定する特定の式語と︑象徴的な動作をもつて法律上の主張をなすことにより︑. 仲裁者の面前における手績を構成するものとする法律訴訟︵ぼ鴨きぎ︶の手綾が行われ︑また︑共和制後期及び元. お鼠昌象釜・μ︶︑手綾. 首制時代には︑法律訴訟手績における形式的な式語に代え方式書︵寄箋・εを用いるか斑書訴訟の手績が行われた︒. この爾者は︑いずれもいわゆる法廷の︵冒一霞Φ︶手績と仲裁人の面前における︵嘗沖星三・ ︵一︶. とにわかれ︑公ガと私力の連合による︑灌利救濟の手綾という特徴を共通にした︒かかる特徴をもつ手績を︑一般に 通常民事訴訟手纏︵〇三〇ご象包o旨日胃オ讐o旨彰︶という︒. ーー. ¢墨船田・羅馬法第四巻三九三頁︒. ︵一︶≦①謁g冒毘葺試目窪q窃峯巨m呂窪§ゑ一一︶き幕馨豊蓄︵お旗︶o Q●旨●﹄冒豊ヨきpb29琶鷺g霧目悼︵お箪︶. その後︑元首制の樹立とともに︑元首またはその代理人たる官吏が︑統治者たる立場から︑被治者たる當事者の事. 訟を裁到する手綾が護達した︒この手績においては︑國家が訴訟に全面的に介入し︑通常訴訟手綾における仲裁人の. 面前における手績を慶止し︑國家がこれを行うものとなつた︒しかし︑この手綾によつて︑これまでの通常訴訟手績. が全面的に庚止されたのではなく︑それは通常の手績として存績し︑この新たなる手績は︑通常訴訟手績の外にある ︵一︶ 特別審理手綾︵8αq昆ぎσ答影︒急器ヨ︶として生成したのである︒この手綾は中央の灌力の強化とともに孜第に襲.

(9) 通常訴訟手綾 ︵ o 浅 o ご 毎 包 ・ 鍔 菖 胃 貯 暮 o 昌 旨 ︶. ︵一︶ 前註参照. 達し︑專主制時代に至つては︑ この手綾のみが民事訴訟手績となるに至つている︒. 一. 通常訴訟手綾は・法律訴訟・方式書訴訟を通じて︑前述した如く︑霧官の面前で行われる建の︵節星手績 と仲裁人の面前における︵営一区三〇︶手綾の二段階に分れている︒. 法律訴訟手績の時代にあっては︑法廷手綾は︑嚴格な方式のもとに︑形式的な意思表示と象徴的な動作によりなさ. 葡萄樹〃の語を用いて訴を提起したところ敗. れる竜のであつて︑それはアクチオの規定の存する場合にのみ︑認められたものであつた︒ガイゥスのローマ法解説. 書に﹁或る者が︑葡萄の樹を伐られたため︑そのアクチオ︵訴朕︶に. 樹木. として出訴すべきであるのに︑かくなさなかつたからで. 訴した︒それは︑葡萄樹を伐られた者のアクチオ︵請求︶の根捺たる十二表法中には︑一般の規定として 伐られた の語を使用しているので︑その者は︑これを. ︵一︶. 樹木. ある﹂との一節がある︒これは正に︑法律訴訟の特徴を適切に表現している︒このような形式主義は︑ローマの杜會. が未だ自由取引を受け入れるまでに護達していなかつた時代の肚會的産物であり︑特定の式語を唱え︑動作をなすこ. と自身に灌威を認め︑盲目的に方式を奪重することは︑古代人の思想に︑よく適慮するものであつたと思われる︒法. 務官は︑原害が法廷手績において︑法律に定めた形式を備えることに成功したか否かによつて︑その要求を審理すべ. 五五. ︵五五︶. きか否かを到噺し︑また︑そのように到断することを強制せられた︒この場合︑法務官が︑形式を備えざるも¢と到・ 訴訟の同的概念の生成過程.

(10) 訴訟の目的概念の生成過程. Q鉱一鋒自目・一ジ船田課・ガイウス法學提要二五八︒. 五六. ︵五六︶. ︵二︶ 漸したときは︑畠屋撃§蓉ぎ一旨︵訴訟の拒絶︶を宣言して訴訟を打切り︑然らざる場合には︑F藝も09裟駐o︵箏 ︵三︶ 驕決定︶をなし︑當事者の選澤する仲裁人による審理を開始すべきことを許した︒ ︵一︶. してその誰明のため︑當事者は︑その場に居合わせた人︑もしくは特に俘つて來た人に封し︑蔚馨窃窪ざ8一の言葉をもつて呼. ︵二︶ 暮審8暮震蜜試oは︑爾當事者の雫訟の意思の一定形式による宣言であり︑それは書面に作成せられねぼならなかつた︒そ. び掛け︑この儀式に参加することを求める︒扉置8巨霧蜜註○の言葉は︑ここから生じたものとされている︵国bαQo汐郵βP勲. D﹂Qo● 国昌鴨一唐餌けP鉾評O︒目︒卜⊃●G. 勲○.目︒鳴oo︒QOO●︶︒ ︵三︶. しかし︑その後の肚會的攣動は︑限られたアクチオのみによつて︑そ.の全ての孚訟を庭理し得なくなり︑帝政期に ︵一︶. ︵二︶. おいては︑從來の著しく形式的な式語に代え︑方式書︵痴・琶qεを用いて雪黙決定をなす方式書訴訟が現出するに. 至つた︒方式書訴訟手綾の下に影いては︑原告はその申立と陳述とを無形式で法務官に釣してなし︑法務官は︑それ ︵三︶ に基き事訟の要馳を明らかにし︑審到人が如何なる黙について到決をなすべきかを指示する方式書を作成する︒方式 ︵四︶. 書は︑請求原因の表示︵︵ざ日・塁訂蝕o︶︑原告の主張︵一暮︒暮一・︶到決灌の付與︵8邑Φ騨轟ぎ︶の三部分からなつて. おり︑例えば﹁某を審到人に指名す︒原告某は︑被告某に銀製卓子を寄託したり︵請求原因の表示︶︒されば被告某は︑. 原告某に該銀製卓子を返還すべし︵原告の主張︶︒審到人は︑右の事實明白ならぱ︑被告に封して該卓子の贋格に相當 ︵五︶ する金額について原告に賠償すべしと到決すべく︑若し明白ならざれば被告を冤訴すべし︵判決椹の付與︶︒﹂と記載. されるものであつた︒これにより︑當事者間に箏いある事實と︑その事實が存在した場合に適用すべき法が特定す.

(11) る︒それはすなわち︑法務官が且ハ禮的事件につき個別的なアクチオを創定することを意味するということができよ. う︒かくして︑方式書が決定されると︑訴訟は辟謎8筥婁慧o︵事黙決定︶に到達し︑法務官の手を離れて︑審到 ︵六︶. 人の審到に委ねられ︑同時に﹁同↓事件につき︑二度の訴訟を許さない﹂︵塗げ置留①区Φヨ8學︐器ぎ︶という原. 則の下︑當事者は︑再び當該訴訟について訴訟を提起することを許されなくなる︒r懸醜毒欝欝は︑當事者が︑ ︵七︶. 方式書によつで決定せられた箏尉につき︑審到人の審到をうけ︑それによつて紛雫を解決せんとする合意であり︑訴. 訟關係の契約によ蓄基礎を︑構成ずる︒從つて︑それはアクチオの機能を承纒するものであり︑審到人の審到は︑その. アクチオに即して行われるものである︒すなわち︑審到人は事件を審査した結果︑方式書に定められた如き事實をそ. の中に見出したときは︑當該方式書に定められたところに從い到決をなし︑然らざる場合は︑被告を冤訴する到決を なすものであつた︒. しかし︑これによつて︑從來の法律訴訟の制度が全く慶されたわけではなく︑方式書訴訟の中には︑從來のアクチオに規定. された要件に從い︑その範圃内におて方式書の作成される嚇糠譲誠︑毎ぎ邑象婁登と︑法務官にょり︑その範園を. ︵一︶. 越え新しい問題に要常する方式書の作成される準謙譲饗漂印爵籔︑◎岳留︶の二種があつた︵戸倉・羅馬法概論三九二頁︑船. Q◎自や 國p鵬①一目蟄βP帥襲.○・HH■図●o. 国け磯oげ彰昌P空鉾○●HH●図●G Q︒象︒. 田・前掲四八○頁︶︒ ︵二︶. ︒⑫戸倉・前掲三九九頁︒ ︵四︶O鉱毎・自目矯o. ︵三︶. ︵五︶ ¢鉱霧・︸昌督爵・戸倉・前掲三九九頁以下︒. 五七. ︵五七︶. ヂると説明する︵国ロ敬①一ヨ即ロP空評9自働鱒¢ε︒︶︒しかし︑こ瓦にいうアクチオは︑訴櫓としてのアクチオを意味し︑一帥昌. ︵六︶ この關係を・通常・﹁芽嚇識舞一︑︵舘寓08塁目巨夏肖︶という言葉で表現し︑鼠δ謎9り零ω窮紘oによりアクチオが漕⁝滅. 訴訟の目的概念の生成過程.

(12) 訴訟の目的概念の生成過程. 五八. ︵五八︶. 戯の8暮窃鼠註○により︑再度の訴訟が許されなくなるという意味であつて︑現代いわゆる實燈規範としてのアクチオを意味し. ない︒すなわち︑︸崔︒︒8暮①馨讐3により︑アクチオそのものが︑全て訴訟から溝滅するものではない︒アクチオは︑具艦的. 當該事件の裁判において適用さる︑へき法規範が特定し︑當該法規範に當嵌まるべき事費關係の審理が審剣人に委ねられる︒こ. 事實を構成要件とする穫利であり︑一定の事實と規範とがアクチオの中に固定している︒しかして一置の8暮o馨彗ごにより︑. のことは︑嚴密にいえば︑葬置8旨o馨筥εによりアクチオが清耗せられるのではなく︑それによリアクチオの法規範面が特. なお︑耳置8暮雷3試oにより再度の訴訟が許されないという黙に關しては︑通常次の如き説明がなされている︒すなわち︑. 定し︑當事者間の契約内容となり︑またその事實面が︑審判人による審理の客艦をなすものというべきである︒. 封人訴訟の場合︑例えは︑原告が市民法上の債橿を主張する場合は︑争鮎決定により債椹は消滅し︑その代りに別個の訴訟上. の椹利が震生するものであり︑争黙決定は︑一種の更改︵ぎく魯鐵○︶としての効力をもつ︒かくtて原告は實盤椹を喪失する. に至るので︑訴訟を提起することもまた許されざるに至る︒しかしまた︑封物訴訟においては︑原告は︑例えば物椹︑特に所. 有穫を主張して訴訟を提起するものであり︑しかして︑物椹は特定人に封してのみ存在する椹利ではないから︑この場合には. 原告のアクチオ消耗は︑法上當然には生じない︒この場合は︑争駄決定が訴訟の原因たる穰利を消滅せしめるといシことはな. 船田・前娼五﹃二頁以下等︶︑とする︒. く︑專ら︑訴訟手綾的な︑同一事件について二度の訴訟を許さないという原則よりする抗辮によつて再訴は防止されるのであ. しかし︑以上の説明は︑多分に・ーマ法の近代的解繹であつて︑これには若干の異説もある︵中村・訴と請求拉に既判力三. る︵O筥諾9自HおP国昌鴇一5簿ロP讐鉾○・目・鱒砕お・. 三七頁参照︶︒當時において再訴が禁止されたのは︑これを要するに︑紳聖な方式を二度ふむことを忌む思想に出たものに外 ならないと 思 わ れ る ︒ ︵七︶ 目賢磯①汐影旨F鉾算ρ目.婦ψ麻9. かくして︑法律訴訟・方式書訴訟を通じて︑法廷手績において事件が年罐89裟暮δに到達すると︑それによ. り︑當該事件に適用ざ番べぎ法規範が特定する︒審到人は︑その特定せられた規範に固定して︑それに當嵌まる事實. の存否を審理し︑當該規範を離れて審理することは許されない︒すなわち法と事實が固定しているのであつて︑かか.

(13) 凹臼力 .輝甥︑︐.講識α目眺﹃と 劉︒ここにおいては︑現代法における如く︑事實に法を適用するの ︵一︶ でばなぐ︑.法に事實が吸牧ざれでいる關係にあるどいうごどができよう︒前述した︑﹁同一の事件について二度の訴. ︵一︶寄呂①3ゼレF署・目¢ドSど船田・前掲五三二頁︒. 非常訴訟手続︵8鵬巳ぎ霧霞騨︒姦冨窮︶. 訴訟の目的概念の生成過程. 五九. ︵五九︶. ﹇. 灌力の鑛大強化とともに︑漸次その適用範園を横大して方式書訴訟手績に代り︑ついにこれが通常の訴訟手綾として. 非常訴訟は︑既に方式書訴訟の時代において︑はじめ特別審理手績として例外的に行われていたが︑ローマ帝國の. 二. 語巻ものに外胤らない︒. で間題どせられた事實が問題である場合﹂︑事件は同一であると︑極めぐ素朴な読明をしているのは︑この關係を物. ︵一︶. 段問題とならない︒この黙につきウルピアーヌス︵白風讐彦筒︶が︑﹁後の訴訟において︑前の審到人の面前におい. 事實と規範とが表裏をなしていたこの時代においては︑﹁訴訟の目的﹂が何か︑またその限界如何ということは︑別. の胸法に由來するものといいえよう︒. ローマ法の考え方は︑客槻的に存在せる法を中心とし︑自然法理念に蓮がるものであり︑ゲルマン法の法理念は︑原始民族. マン法と封蹉的である︵本稿三ノニ参照︶︒. ︵一︶ ここに︑ローマ法一般に通じる法の優位を見出すことができる︒この黙は後述する如く︑事實に規範が内在するとみるゲル. の方式書に規定せられた事實そのもの︑ということができる︒. 訟を許さない﹂という場合の﹁同一の事件﹂︵霧♂日胃霧︶とは︑從つてまた︑アクチオ或いは個別的アクチオとして. ズ.

(14) 訴訟の目的概念の生成過程 ︵一︶. 六〇. ︵六〇︶. 行われるに至つた︒嘗ての通常訴訟手績であつた方式書訴訟手績は︑紀元二九四乍景o匹魯琶痕帝の勅法により慶止 ︵二︶ されたが︑なおその後にも痩存し︑三四二年に全く消滅した︒ oρ 国β磯①一臣 9 Q︒o ︒けコ費暫・O■目.鱒●o. ︵二︶ 国ロαR巴目曽ロP勢釦P目●鱒砕おい. ︵一︶. 通常訴訟手績においては︑審到人は︑アクチオに從つてのみ裁到するのであつて︑當該訴がアクチオに該當せざる. 習俗的な解決を要する. されたのであつて︑法務官が︑何らの方式書を定めず︑自ら裁到したものである︒ごの手績におい. 場合は︑却下するの外なきものであつた︒はじめ︑乙轟ば︑アクノオによらないで 事fについて適. 顧における 本立の手綾であつて︑豫め方式書を定めて適. すべき法を固. することなく. 鎗オによつ. ては︑通常訴訟手績における如く︑法廷手綾︵汐一霞①︶と審鋼人の面前における手績︵ぎ言臼§︶とに二分されず︑. お. て︐はじめ︑観鳳法が石定されるものであつた︒この手綾においても︑ヒ駐89婁暮δの制度が存績したが︑それ. は通常訴訟手績時代における如く︑孚馳を決定し︑適用法を確定する意味をもつものではなく︑ただ爾當事者によ. り︑當事者問に存する法律上の事を︑到決によつて解決するという意思表示であり︑しかもこの意思表示は︑その形 ︵一︶. 式によれば︑もはや荘嚴なものでもなく︑また明文をもつてするものでもなく︑被告の慮訴した事實から導き出され. るものであつた︒同じくま諾8暮霧夢ぎの語をもつて示されるが︑非常訴訟におけるそれは︑通常訴訟におけるも ︵二︶ のとは全くその性質を異にし︑それはただ訴訟手綾進行上の一時驕を示すに止まつたのである︒ 血︶曽晩㊦一塁gる・卑・9Hトb︒・¢︒︒9.

(15) ︵二︶ 船田・前掲六四噌頁︒. この手綾は︑法務官の面前における手綾をもつて一貫しているので︑方式書訴訟における如く︑法務官の審到人に. 封する命令としての性格をもつ方式書を作成しない︒法務嘗ば審理み結果に從憾.︐ぞわゆ安當寅邸ぎ法衛愈適肘レ︑. 鑛灘を言渡した︒鼠律適豚0全構が︑︑國家すなわぢ裁判官の手に移ざ舵だめである︒ゼの結果︑乙の学纏の下ぼ誇W. 遙鳳讃器療ぎ法ば︑︑甥鴻崎謁含鴫ばぴ物℃固定す惹︒その故に︑前述した辟置8客霧蜜訟○によつて. がびポに代つた︒丈なわぢ︑現代訴訟におけ惹再訴防. 訴訟の目的概念の生戌過程. 六一 ︵六一︶. 讐δによって決定されたアクチオに該當する具艦的事實の存否が審理されるものであった︒これに封し︑非常訴訟. も安當するアクチオ的規範を獲見し︑適用することであつた︒すなわち︑通常訴訟手績の下においては︑崔駕・9串. して積み上げられた具艦的規範の集積であり︑從つて︑そこにおける法の適用もまた︑具膿的事件の中に︑それに最. べき法規範は︑現代における如き抽象的規範の龍系をなすものではなく︑それは︑法律訴訟・方式書訴訟の時代を通. の翼啓貫を認定するとどもに︑ぞの事實に封し法を適用ずること︑璽﹂薗に分たれでいる︒しかして︑この場合適用す. 裁到所の裁量灌限に属するに至つた︒すなわち︑この手績の下における裁到所の任務は︑孚いある事實を審理し︑そ. を示すものに外ならない︒かくして︑この訴訟制度の下に︑かつてのアクチオの事實面のみならず︑法律面もまた︑. クチオの法規範面が︑方式書訴訟における︑方式書によつて固定されることなく︑裁到所の裁量の下におかれたこと. 離到ガの抗辮と同一のものである︒これを一般に︑篇野8髪9豪葺の制度の慶止というが︑これは︑ア. 磯醤離②℃曇ず樹. 被告側に生じるΦ饗魯ぎ邑営甘象包一臣︵ざ身9罵︵既に事黙決定のあつたことに關する抗辮︶が屡止され︑︑舞び. 諜馨繰に. 饗蒙の.

(16) α. 訴訟の目的概念の生成過程. 六二. ︵六二︶. 手綾においては︑前述した如く︑アクチオの事實面のみならず︑法律面もまた裁到所の認定に委された結果として︑. 裁到所は︑事實を軍に砒會的事實として︑それがアクチオに該當するか否かを認定するに止まるものではなかつた︒. ︵一︶. 更に進んで︑當該事件に適用さるべきアクチオをも認定したのである︒詳言すれば︑軍なる事實の認定ではなく︑裁. 到規範としての︑何れかのアクチオに該當する事實の存否を到漸したとみることができる︒非常訴訟の下における. ﹁訴訟の目的﹂は︑正にこのようなアクチオ的事實であつたということができよう︒この時代において︑法律學は︑. 事實から離れ法規範髄系の學問としての内容をもつに至つた︒われわれは︑事實と規範との分離の現象をこの段階に. おいて初めて見出しうると同時に︑またここに﹁訴訟の目的﹂︵訴訟物︶が問題として意識されるに至つた最初のも のを見出すことがでる︒. ︵一︶ 血講責伍の分配について︑ローマ法に︑﹁原告は立誰する義務あり﹂︵留簿℃臼β8窪巴蜜銭の冥oぴ騨P象309⇒σ詳凶毎ρ三. 二原則がある︵姫本・畢謹責任の分配︑同氏諭文集八四六頁︶︒前者は︑﹁抗辮は被告が立謹すべし﹂︵ρ巳賃甘貫嘆o葺お. 轟5及び﹁肯定する者は立謹すべし︑否定するものは然らず﹂︵国二9一彦旨旨冥○富菖○・ρ包象○昼昌聲ρ巳β罐讐︶の. 時代︑事實と規範とが未だ分離しないで︑吐會的事實︑すなわち︑アクチオの構成要件事實に外ならなかつた法制の下にお. 含魯9駐δΩ震巳甘葺婦︶の原則とともに︑構成要件基準説の法源として暴げられているところであるが︑これは︑通常訴訟. ける︑アクチオを基準とした立謹責任分配の原則とみることができる︒これに封し︑後者は︑一般に事實基準説の法源として. 塞げられているが︑それは︑事實に法規範の内在することを前提とするものであり︑現代的意義における法律事實︵構成要件. これを要するに︑以上二つの原則は︑方式書訴訟の下における訴訟物が︑輩なる肚會的事實であり︑非常訴訟の下における. 的事實︶を基準とする立謹責任分配の原則であつて︑非常訴訟時代の考え方を背景とするものといえる︒. 訴訟物がアクチオ的法律事實である︑その間の相違を示すものとして︑理解することができる︒.

(17) 三 ローマ法におけるアクチオ制と︑現代に診けるそ0墜貌. ローマの訴訟制度は︑以上の如き脛過を経て護展した︒概翻すれば︑それはアクチオを中心とする一元的構成の下. にあり︑事實と規範未分離の構造が︑一貫して維持されている︒尤も前述した非常訴訟手績においては︑或る程度︑. 蕃と法規範との分離窺象寛出し葛のであるが︑それにして窺代纂ける如く︑法規範の抽象化︵繍灘難. 雛抽︶の段階涯到藩家つたとおなければ奮奮.. しかし︑第十八世紀中葉以降におけるドイツ普通法學は︑當時における訴訟法の凋立艦系化に件い︑實禮法と訴訟. 法との艦系的分離を認識する學間的態度においてアクチオ法理を分析し︑途に︑一方には實艦法上の請求灌概念を導. き出し︵ウィンドシャイト︶また他方には︑訴訟法上の訴灌概念を定立した︵ムーテル︶︒しかし第十九世紀の中葉にお. いてザヴィニー︵閂ρ夢包α9ξ︶よりウィンドシャイト︵甲≦ぎ塗魯︒固︶に至るドイッ普通法學派の主流は︑概し. ︶である︒. て私法學の立場よりアクチオ法理を分析し︑その理論を構造する立場にあつたということができよう︒その集大成を. なすところのものが︑曳瘡ソドジャイトめアクチオ理論︵臣Φ卜鼠03のま且の畠①β9並お9貫一Q︒器. これに封し︑訴訟制度の立場よりアクチオ理論の分析と構成を試みるドイツ普通法學者︵bき量急豊もあつた︒. 綴一ηル︑︵日ピq爵霞︶及び麟葦喚雁ぺα暴噛尋餌¢ξ︶の如きその著名なものである︒これらの理論が實髄法學に. 封立する訴訟法學を成立せしめる出襲黙をなしていることは周知の如くである︒. ウインドシャイトの時代︑私法學の主流に罵するバンクテン法學者は︑なお訴訟法をもつて實膣法に從属するもの. 六三. ︵六三︶. としていた︒しかし︑實艦法と︑訴訟法との禮系的分離を承認する學問的立場が一般化するに件城アクチオ理論も 訴訟の目的概念の盤成過程.

(18) 訴訟の目的概念の生成過程. 六四. ︵六四︶. また自ら攣貌せざるをえない︒すなわちスクチオに封する祉會規範としてのオブリガチオ︵9凝暮ご︶の存在を主張. する新涙︐ロレマ法學説がそれである︒また︑アクチオをもつて︑すでに砒會的に成立していると考えられる實艦灌. ︵o菖撃ぎ︶を保護する灌利︑という形式的訴訟法的概念で︑これを解する考え方も現われている︒. 以上のように︑働ーマのアクチオ制を理解するならば︑﹁訴訟の目的﹂︵訴訟物︶概念は︑ロ可マ法において︑すで. にその耐芽を見出しうるものといわなければならない︒すなわち︑アクチオによつて保護せられる實艦灌︵9認讐. ゲルマン法時代. 蕊︶が訴訟︵器ぎ︶の目的すなわち訴訟物ということになる︒. 三. ゲルマン法は︑二度にわたリローマ法の影響を受けたといわれる︒最初のものは︑第四・五・六世紀の間に行われ. た民族大移動︵<α一ζ題讐鼻一お︶に件う︑ゲルマン民族のローマ版圖の侵入により︑家には第十四世紀に始まり第. 古代ゲルマン法. 十六世紀に完成したローマ法の縫受によつてもたらされた︒ 一. ︵一﹀. 民族大移動により︑ゲルマン民族がロτマの版圖を占領した當時︑ゲルマンの支配階級はローマの官吏となり︑・. ーマの法制がこれに傳承された︒訴訟法に關して︑それがゲルマン法にどれ程の影響を與えたか︑遽かに速断し難い. が︑ローマの訴訟制度とゲルマンの訴訟制度との問には︑著しく類似したものがある︒古代ゲルマンにおける裁剥.

(19) は︑国琶留器・富詳︵百人會︶とピ導勢σQ①旨①ぎ留︵民曾︶がこれを澹當した︒フンデルトシャフト裁到所における審判 ︵二︶. は︑當事者が訴訟契約を締結して︑ある箏いにつき裁到所の裁到を受け︑その裁到によつてことを解決することを申. し合茎時︑はじめて開始されるものであり︵麟轡即塾欝麹縄御︑︑︶︑しかして写の務官た書長は︑裁到. の形式的指揮灌をもつに止まり︑實質的裁到灌は寧ろ他に存した︒すなわち自治的な裁到民團艦︵讐89目ΦΩ9−. ︒9黄弩Φぎ融︶に質問することにより︑その團艦が當該事件につき何が正義であるかを到断し︑言渡すべき到決を護 ︵四 ︶. 見するもので袈︑容の誰髄鰭鉾謂...・︾の譲方式隻期にわたつて維持裏中世の葬制度 ︵五︶. にまで傳わつている︒古代ゲルマン法においては︑裁到は神到の性格をもつものであり︑神意を探ぐるべく︑時に. は︑決闘にょつてその到断の決せられる場合も存した︒また當時においては︑未だ國家灌力の進出が充分でないた. め︑法廷強制灌は存在せず︑裁到外の決闘の方法にょる紛事の解決もまた正嘗な解決方法として認められていた︒從. つて裁到上の解決も︑裁到外のそれも︑事實上︑その性格を等しくし︑當事者はその何れによつて雫を解決するかの. ーーき濠ー霞豪墾シき書. ミ3肖. 痔︷も 〜〜4;ヒ. ー﹄. −. L−. ︵六︶. 選澤灌を有したのである︒このことは︑訴訟審理の面において︑裁到所の主醗的機能の鉄如として現われる︒すなわ. ︵一︶五〇〇年頃成立したサリカ法典︵■①図ω巴一塗︶の如き︑その時代初期のものであるが︑既に純然たるゲルマン法制とは回い. ち︑裁到所は︑訴訟に剥︑いてだだ受動的な役割慰果ナ吟止まづた0である︒. 鼠一菖①量d①暮8冨国①算薦窪oげ答算①鱒曽gφ︵お踏︶ω﹄↑bり㎝こ世良課・ドイツ法制史概説五四︑五五頁︒. 難いものとされている︵国b鴨一目曽bフ評評PHH鱒●の﹂︶︒ ︵二︶・︵三︶. ・隊羅巴中世の法律思想一七二頁︑. 六五. ︵六五︶. ︵四︶冒蓉①寅些鉾ρ砕図似世良課・五五頁︑<置o鴨即3搾閑o目魯口■蟄≦置旨①曾器く包国自円暑9トっ&︵お8︶や屋bo●戸倉諜. 訴訟の目的概念の生成過程. ︵五︶竃一詳① 鉾 勲 勲 ρ ω ﹄ ざ 世 良 課 ・ 五 九 頁 ︒.

(20) 訴訟の目 的 概 念 の 生 成 過 程. 六六 ︵六六︶. すなわちそこでは︑賞射董義︵b鴛話ぎ①霞一3︶が支配したのであり︑それはまた︑訴訟手績における形式強制︵男8巨・. 国≦簿凝︶の根糠ともなつている ︵ピ一雰①置鉾鉾ρ砕誤︶︒古代ゲルマンの訴訟手績は︑これを塵分椹主義︵ご一倦畠崔○冨旨甲. ︵六︶. このゲルマン古法は︑後世に直接重要な影響を及ぼしているとは認められないが︑以上の二つの基本主義は︑現代の訴訟制. 監目①︶ζ灘翼主義︵男自巨巴邑昌蓋︶によつて特徴づけることができる︵○碧屋富日・勲評ρ砕課︶といわれる所以である︒. 度にまで影響を與えている︒. 以上にょつて︑ゲルゼン古法に影ける﹁訴訟の目的﹂︵訴訟物︶を考察するならば︑そこには︑ロτマ法的なアウ. チオは存在せず︑當事者は︑雫の實情を申述べ︑その孚の解決を裁到所に求めるのであ倒たから︑講諜d部的は︑當. 事者倭誕つて申文てられた︑箏いある具膿的な係雫事實そのものであつたということがでぎξ︒. このローマ法による最初の影響は︑西ロτマ帝國の没落にょつて中断されたが︑その後もなお若干の影響を與えつ. つ中世に至つたものの如くである︒第十三世紀に至り︑當時各地において︑不文の慣習法として行われたゲルマン固. 国bα90一目暫bb︸空. ●○︒目bの●の・合. 有法を記録したザクセン・シュピーゲル︵留︒富窪畳罐♀目一一ゆG︒︒︶︑シュワーベン・シュピーゲル︵ω鼠墨富霧営? ︵一︶ 磯魯旨謡\誤︶等には︑ローマ法の影響が多分にみうけられる︒ ︵一︶. 二 中世ゲルマン法. ゲルマン中世法は︑ゲルマン中世國家の特質の反影に外ならない︒中世國家の構造については︑法制史家の間に激 ︵一︶ しい論雫の存するところであるが︑近代的意義に痴ける國家なるものは存しなかつたものということができる︒しか.

(21) し︑自然襲生的な支配灌力をもつ各領主の上に︑聯聖ロτマ皇帝の支配灌力が立ち︑統︸騰としてこれを統制してい. たのであるから︑組織髄を國家とみる限りにおいて︑御聖ローマ帝國の國家性を否定することはできない︒しかし神. 聖ローマ帝國の國家組織は︑ローマ帝國が各領邦に主灌を與え︑それによつて各領邦がその支配力を行使するという. 組織ではなく︑各領邦は︑自然護生的なそれ自身の灌力を有し︑その支配灌力は國家からの委譲とは濁立に︑主灌的. ﹁法﹂によつて直接與えられたとさるべきものであつて︑そこにおける國家關係は︑﹁法﹂によつて維持されていた︒ 5 ︵二︶. かかる中世國家の構造を︑法制史家は法の支配に乱る法治國家と構している︒ここにいう法は︑勿論︑近代的な實定 ︵三︶. 法を意味するものではなく︑それは極めて不明確な存在しかもたず︑翻艇︑鳳遅なる︑いわば︑ノモス︵琴ぎ8︶. であり︑法の支配とは︑.議藩醸に近いものであつた︒神聖ローマ帝國の帝國支配は︑このような法の支配によ. 響纏樋舞蒙ゼお番︒ 世良・中世法の性格︵法學一六巻三號︶七七頁︒. ︵一︶堀米・中世國家の構造︵肚會構成史燈系所枚︶五頁以下︒. ︵三︶bO目Omについては︑岩波・哲學餅典︑九二七頁︑尾高朝雄・國民主梅と天皇制︵新憲法の研究厨牧︶四一頁︒. ︵二︶. 中世においては︑全ての國家的問題はノモスとしての法の主灌に關する問題であり︑政治問題もまた︑その法を正. しく實現することに外ならなかつた︒その故に︑議會における決議も到決と同じ形式においてなされ︑また法と同じ. 内容をもっものであつたのである︒すなわち法の支配が︑中世國家における特質をなしているという法制史家の所読 は︑中世國家の特徴をよく捉えたものということができる︒. 六七. ︵六七︶. この法の支配の理念け︑ゲルマン古法以來︑ゲルマン民族を支配した理念であり︑その特徴をもなしている︒古代 訴訟の日的概念の盤成温程.

(22) 劉繊. ︵一︶. 訴訟の目的概念の生成過程. ︐. 六八. ︵六八︶. ゲルマンにおいては︑法は各個人の良心と︑すべての人の確信の中に存在する事物の理性的な秩序︑客観的な眞理で. あつて︑ジッペ︵醸題①︶の全ての問題は︑この法を襲見するために︑現代的意義における政治問題であるとまた法. 律間題であるとを間わず︑昌琶鼠量鼠聾の會議にかけられ︑しかして国目号暴魯幹における決議は︑現代的にこ. れを考察すれば立法・行政庭分並びに到決等の全ての性格を内含していたということができる︒. 念である︒. ︵一︶目蓉①置勲鉾ρψご世良課・十五頁︒東洋的には︑老子のいう﹁天地の大逆﹂︑愚鑑抄にいう﹁物の道理﹂と相通ずる理. このように︑ゲルマン法制は︑法の支配をもつてその特徴とする︒しかし︑その﹁法﹂の概念はローマ法のそれと. は全く異なる︒ゲルマンのそれは︑前述した如く﹁ノモス﹂としてのそれを意味し︑ローマ法のそれは客観的に存在. する﹁アクチオ﹂によつて示されるものである︒すなわち︑ローマにおける法は︑客観的確定の規範であるに封し︑ ︵一︶. ゲルマンにおけるそれは︑永久の秩序であつて︑しかもそれを認識すべき客観的基準に欲けている︒法は成文規範に ︵二︶. 存しないで︑國民の信念の中に存したのである︒從つて裁到はローマにおける如く︑既に存する法を適用するのでは ︵三︶. なくして︑法を襲見し︑法を創造すべきものであつた︒ローマにおける審到人の裁到が確認裁到といわれ︑またゲル マンの裁到をq語ま鼠窪︵到決護見︶というのはその意味である︒. この問の事情を︑ヱ基ル︐マンは適切に次のように表現している︒すなわちゲルマン人にとつて﹁法は永遠の秩序であり︑. 成丈の中にではなく︑國民の確信の中に生きている︒從つて國民の全盤によつて確信され︑また守られる︒しかし國家穫力. ︵じ. は︑彼らにとつては全ての法並びに不法の確信に基く命令及び禁令として現われるにすぎない︒これに反し︑ローマ人に封し. ては︑法は客凝的に確定した規範である︒國家は法の具盤化である︒從つて國家椹力の任務は︑法の途行並びにその保護であ.

(23) 前述した政治問題についての決議もまた法の褒見とみられていた︒. ︒Q ︒D ・ 吋①︒算①融福︵一G. ︒︒︶ω・$. ︵国PぴRΦ一一昌卑昌P節・曽・ρH■導塑ε︒なお︑<言︒︑. られた法を實現せしめる判決のみをその椹力によつて保護しうる︒國家樫力は︑個刷の事件について判事の判決の中に︑國. 轟た︒その結果として判決もまた客観的規定を個別の事件に適用することの中に存しうるに止まった︒國家は國家によつて認 によつて承認せられた法のみが現われているということを確保する﹂. 鴨&o抽oやo異7旨Q︒・戸倉課・一七二頁︒. ︵三︶. ︵二︶9曇貴ビ①げ旨︒︸乙①る婁野幕目画巳・①鼠①段○霧猛・巨の︒げ①・9<ξ目︒N①・. ︑そしてそ. 以上の如き︑ゲルマン法における︑法は獲見さるべきものという考え方は︑現在われわれが︑異別の概念として把. 握する・法潅利との問絹確盗別窪奮しめて星けだ. こに︑同時に灌利が成立したからであって︑法と灌利とが個別に出現することがなかつたがためである︒ゲルマン中 ︵二︶. 世における民事の訴は︑輩純な訴として︑すなわち請求原因の表示なしに︑ただ被告に封する要求として提起するこ. とができた︒またローマにおけるアクチオは︑訴の原因によつて定まるが︵例蓉寓○窪誌︶︑ゲルマン法における訴 ︵三︶ の分類ぱ︑︑﹁訴の目的︺によ多ものであづた︒すなわち民事の訴に却いては︑債務を迫及する訴︑物︵動産︶を追及. ︐︐. ︐意味し たということができる︒. する訴︑相績財産を追及する訴等に分類された︒要すξにそれは當事者問に雫いある事件につき︑その法律上の原因 を魔舛.磁じで︑ 事 侮 ぞ 黛 霞 ︑ の 解 渓 を ︑ !. ︵二︶・︵三︶ωg器旨−豊窪①も①塞量類§語警ぎ幕レ旨ゆ昼︒§鶏峯. ︒誤︶堕津糟世良.前掲.法學一六巻三號七九頁以下︒ ︵一︶象①毎ρ ご 窪 宏 魯 霧 ︸ 該 く 即 霞 8 算 ︾ H F ︵ 一 〇. 六九. ︵六九︶. 以上のことを齪鮎を攣え︑實務的な立場から考察する場合︑未だ文化の進まない當時において︑訴訟の當事者に法 訴訟の目的概念の生成巡程.

(24) 訴訟の目的概念の生成過程. 七〇 ︵七〇︶. 律上の主張をなさしめることが困難であつた︑という事情をまず考えることができる︒ロ書マには︑ギリシャの形而. 上学的文化が傳承されており︑またその民族は論理的思考に長じていたといわれる︒その故に法律制度も比較的早く. 獲達し︑裁到もまた法律上の孚訟の形を比較的早く整え︑かつ獲達した︒アクチオ制が法規範の性格を濃厚にしてい. るのは︑かかる裁鋼制度と密接な關連において理解することができる︒これに反し︑ゲルマンの民度は︑ローマのそ ︵繭︶. れに比し著しく低かつた︒裁到官さえ何が法であるかを知らず︑時には決闘によつて事を決するという状態であつた. といわれる︒裁到が法律上の箏訟の形をとることは︑當時の民度がこれを許さなかつたのであろう︒結局︑當事者が. 雫の實情を述べ︑裁到官がその良識によつて裁判するという︑薔約聖書にもみられる古代イスラエルの長老裁到の如. きが︑訴訟制度として行われていた︒かかる訴訟制度の下においては︑當事者の主張は專ら事實關係の主張に終始. し︑いわゆる葺Φ馨麟妻︵胸浅︶による裁到が︑法の獲見という形而上的意識を生んだものに外ならない︒かくして. ﹁われに事實を與えよ︑汝に法を與えん﹂︵量且獣登︒言β量ぎ叶ぎ二羨︶という︑ドイツ普通法前期の訴訟制度 が成立したとみることができる︒ ︵一︶竃馨Φ 量 鉾 鉾 ρ の ﹄ ド 世 良 謬 ・ 五 九 頁 ︒. これを要するに︑ゲルマンの訴訟制度においては︑古代及び中世を通じて具膿的な肚會的事實そのものが審理の客騰. ローマ・カノン法時代. であつたとみることができる︒從つて︑具艦的事實を中心として考える﹁訴訟の目的﹂概念の繭芽をここに見出しうる︒. 四.

(25) イタリτにおける︑ローマ訴訟法の効力は︑西ローマ帝國の浸落︵四七六年︶とともに衰退したが︑薔ローマ帝國. 版圖の民衆は︑それをその間に傳え︑中世に至るまでこれを維持した︒一方ゲルマン民族に屍する人々は︑古代ゲル ︵一︶ マン民族法によつてその生活を績けており︑そのゲルマン法は︑ロ;マ法の護展に若干の影響を與えてきた︒中世の. 暗黒時代の経過の後︑十字軍の護生︵一〇九六年︶とともに︑イタリTが欧洲文化の中心地となり︑ローマ法は︑十一. 世紀以降︑再びイタリーの地に復活した︒その復活は︑註繹法學派︵薯・器暮︒おフ昌8〜旨駅o﹀︑及び後期註繹法學. 派︵︸曇−eo馨8おコ一謡O〜虞9︶の手によつて完成せられた︒しかし︑この復活されたローマ法は︑古代ローマ. Q9覆8 坤 P 即 ︒ 勲 ○ ● H ● o o ︒ 露 ︒. のそれではなく︑教會法の影響をうけ︑またゲルマン法の影響をうけたものであつた︒ ︵叫︶. 教會法︐バ象醤9露匿 頃①昏φは︑もと︑宗教法であつたが︑それぱぼーマ法を纒受した法制である︒しかし︑ロ ︵一︶. ーマ法縫受に終始したわけではなく︑それ固有の立法灌をもつて濁自の立法をもなし︑ローマ法の知らざる幾多の法. ︵三︶国轟①ぼきP鉾評ρ目︒︒あ・駐・ 訴訟の 目 的 概 念 の 生 成 過 程. 七一 ︵七一︶. ︵二︶ 教會の爽展は︑ローマ法の爽展に結果したということができる︵国ロαQΦ言影ロP鉾勲ρ目邑・ω㊤鱒︶︒. ︵一︶国躍①巨きp鉾帥.ρHH●o︒︒ω9︒ G鱒. い︒世にこれをローマ・カノン法︵ぎ菖讐ぎ羽罫9巳総富津自霧︶という所以であるゆ. に行われたそれは︑純粋なカノン法それ自膣であるわけではなく︑若干攣更せられたところのあるのを見逃し得な. 麟想.琶そσ嘱に包含ず6むのであつた︒この教會法は︑專ら宗教裁到所において行われたが︑教會の獲展とともに ︵二︶ 漸次勢力を蹟大し︑俗界の裁到所においても︑それが普通法として行われるに至つている︒しかし普通法として俗界. 徽.

(26) 訴訟の目 的 概 念 の 生 成 過 程. 七二 ︵七二︶. ローマ・カノン法は︑ローマ法の縫受を中心として構成せられているが︑ゲルマン法の影響により墜形せられ︑古 ︵一︶ 代ローマ法とは著しく形の異なつたものであつた︒例えば︑鼻諾8昌審箸暮δは︑ロτマ法においては︑訴訟が冒暑− ︵二︶. 器と巨言臼︒言巨とに分れていることと︑アクチオが具艦的事實によつて構成されていることによつて生じた制度. である︵前述︶︒しかしカノン訴訟においては︑営一霞Φと置一鼠試oの雨者を旺別していない︒それにも拘らず︑. 同一訴訟手績内において︑犀審8昌霧馨δ︵雫黙決定︶の段階をもつている︒從つて︑この場合の騨置8旨寡寅寓○. ロτマ・カノン法がこのま置8暮婁慧︒制度を操用したことは︑. には︑ローマ法における如く︑ぎご臼魯に訴訟が係属する︵訴訟係属︶という意味が失われ︑軍に事件の確定︵犀o−. 国霧富賄Φ隆磐凝︶の意味をもつものとなつた︒. アクチオ法制を訴訟手綾の面において︑そのまま承継したことを意味する︒すなわちカノン訴訟は︑ユスチニアン法. と同じく訴朕によって行われ︑訴状には法律上及び事實上の原因︵8魯島9臼q巳鍵・駐魯臼困夷轟暑昌︶及び申 ︵三︶ 立︵殉駐ξB︶が書かれなければならないものであつた︒すなわち訴は一定の法規範︵アクチオ︶の提示の下にこれ. をなすことを必要とし︑しかもこのアクチオは一つの事件につき︑一だけ成立し︑一のアクチオの提起はそれに關す. る他の全てのアクチオを吸牧するものとされていた︒しかしてそれについて一莚ω8暮婁暮ごが生ずる︒從つてこの. 當時に痴いては︑訴の攣更の禁止は︑原告が︑或るアクチオによる訴の提起により︑他のすべてのアクチオにつき失. ー ︑ ︵四︶ 灌するという意味において︑アクチオ攣更︵田客暮ざ舘江○巳の︶の禁止を意味するものであった︒. 前述の洋置8暮霧蜜菖oに關するものの外︑例えば︑諜擦法についていえぱ︑ローマ法におけるそれは︑何らの拘束力を. もたない単なる経験則に止まつたが︑カノン法制においては︑ゲルマン法の形式主義の影響の下に︑拘束力をもつに至り︑途. ︵一︶.

(27) 訴訟の審理につき書面審理が探用される考髪つをと奮窯︑弩ることができる︵︒簿bmけ︒坤口・騨.暫.ρまε.. ︒目即図麟旨①︶と形式主義を導入して︑ には・法定謹擦主義にまで到遽している︒また︑ゲルマン法の當事者主義︵臣η.℃︒融窪︒づ石. ︵二︶本稿ロ一ノ一参照. ︵四︶警げ目峯f■9号蓼げ動窪幽①暮m魯①ロ曽£なぎ器ω霞8げ寅ド︾q中︵一〇8︶¢q鰹. ︵一二︶ ○卑目ロ aε一員評勲ρψ罐・. しかしその後︑第十三世紀の末葉から逐次成立するに至つた近代國家は︑訴訟における主騰性を漸次國家の手に. 移し︑訴訟促進の蕊の歪︑諌蓉欝羅欝霧︵国.︒昌汁q・一目・図一旨.︶羨用し︑訴訟に劣る書並びに藤. は︑訴提起の際すべてこれを提出すべく︑その後における︑その追加攣更を許さざるものとした︒それには︑ゲルマ. え が著しく強い︒例えば訴の攣更禁止の如き︑十三世紀末のカノン法におい. ン法的な︑具膿的事件そのものを訴訟物とする考え方が多分に影響していると考えられるが︑訴提起の際提出された. 實そのものを︑審到の翼象とな. ては︑專らアクチオの攣更を許さない趣旨のものと考えうるが︑この時代においては︑更に訴の基礎たる事實︵♂曽δ︐ ︵二︶ 路o嘗9Φ箆夷鴨唇α︶の攣更もまたこれを許さないものとせられたのであつて︑この時代においては︑訴訟は︑原告. の主張したアクチオによつて書されるとともに︑訴において原告の示した事實︵国曽一.貴爵⇒一︶そのものにより︑限界づ. けられたものとみることができよう・こ貧議灘α蒙.騰肇嚢妻撃鏡餐︑︐ごの時岱︐﹁訴訟貧. 降義醒犠︶.濟域Fマ法のぞねどは異都レ︑︑︑︒アグチガで惣ぐじて︑︑訴肌に記載せられた凛騰的事實關係に移行して 葱だ︑撤σ︑鬼解 を 成 立 ぜ ︑ し め る に 足 ξ で あ ぢ う ︒. ﹃. 奎︵七三︶. ︵一︶嚢の促誉・季馨の抗辮鑑につ陰︑獲的智蓬め︑その期日の慧条つ美響︑その抗醤嶺を讐. 訴訟の侶的概念の議幾.

(28) o. 訴訟の目的概念の生成過程. 七四 ︵七四︶. ないという方法で試みられた︒その後︑この失椹的猫豫期間︵需お唐8旨90U出暮δ器け︶の方法による訴訟の促進は︑被. 告の談嫁提出︑異議申立についても︑また認められることになり︑更に原告の訴の理由にまでこれを撲大した︒例えば︑相績. 訴訟の原告が︑或る一定の相績原因によつてその主張を支持した場合︑その後においては新しい相績原因を持出すことは許さ. れないものとされた︵ωo日鼠9勲鉾ρoo・︒ ○ ピ﹀︒これはいわゆる同時提出主義︵国く自言導轟巴日①︶の前身とみることがで. ωoげ巳箆計曽●評ρω.Qo一︒. きる︒ ︵二︶. ︵一︶. 審理0客騰︑すなわち事件︵目暮撃9Φ︶という考え方が︑この法制において既にその形を整えはじ. このように︑ローマ・カノン法においては︑アクチオ法制が維持されているが︑訴訟が實騰法制を離れた濁立の制 七〜〜. めて匹る乙とを見出すことができる︒これが後世における﹁訴訟の目的﹂︵訴訟物︶概念の前身とみることができよう︒. ドイッ普通法時代. 受せられたのである︒しかしてそれは帝室戴到所の手績︵因曽旨Φ邑犀魯婁︶として探用され︑かつ各州において補. られ︑この地にドイッ普通法として行われるに至つた︒訴訟法についていえば︑ローマ・カノン訴訟法がドイツに縫. 以上述べたような脛路をとつて復活したローマ法は︑第十六世紀に至り︑學者・裁到官の手によりドイツに縫受せ. ロドィッ普通 法 前 期 ︵ 伽 輿 融 嚢 購 楴 纏 絡 ︶. 五. ︵一︶ ご臼りび旨鱒︸暫⇒9Φ容①b剴Ω●Hu一Qo鵠●ω●qo①一.. しかし當時におけるこの概念は︑後世におけるそれが︑法規範的概念であるのに封し︑未だ嚢であつた︒. 蜀で、.

(29) ︵扁︶︑. 充的効力を獲得するに至つたものである︒尤も︑ゲルマン法の系統をひけるザクセン法の支配した領域においては︑. それ特有の訴訟制度が行われ︑ローマ・カノン法を傳承した帝室裁到所手績とは︑直ちに同化しなかつた︒. ︵醐︶ このことは︑ローマ・ガノン法と密接な關係をもつカノン訴訟が︑既に宗致裁判所において行われていたので︑比較的簡軍. に蔚いては︑ローマ・カノン法を縫受した結果︑アクチオネン・ジステムが. に可能であつた︵ω9≦R甘白巨Φ臼ρ勲夢O●GQヒ蟄●︶︒. 謝︵丙製目働巴国ぢ器邑. 支配じで痴ウ︑原告ぱ︑−或るアクチオに基いて訴を提起し︑それに封し︑被告は︑妨訴抗辮等によつて即時の訴却下. の到決を得なかつた場合には︑事の確定︵国9鴨ぎ駐轟琶αgユ一駐8鼻霧蜜江○︶に到淫し︑これに引績き原告ば︑訴 − ; ︵一︶ を基礎づける申立を︑また被告は︑︐抗辮事實を︑個々の項目に分解して提出すべきものとされた︒それに封し︑ゲル. マン法の系統を引けるザクセ︑ン訴認窃ぎ巨畿5摩o議︒・︶においては︑訴の提起は訴による請求へ困夷誓︒・胃q9︶⑳. ゲルマン訴訟と︑. ロ. 主張ど︑ぞ測を基礎づける事實︵a籔鐸魯害︶み自由な形に齢ける表示によつてなざれるものであり︑そこには訴の ︵二︶ ゆ 個別化ば存りながつた︒その後ザクセン法は︑ロτマ・カノン法の影響を多分にう廿︑一六一三年に成立したザクセ. ンの訴訟法︵汐8霧の占票一Ω臼ざ窪の−〇三⇒β崔駒Oげ自ゆぎげ讐旨Ω8茜①器鎌霧H鍔ω鶉募窪︶は︑. ーマ・カノン訴訟と結合した特有な訴訟制度を形成していた︒しかしこの手綾においても︑ロ蓄マ・カノン法の影響 ︵三︶. にも拘らず︑訴は項目的︵鷺議急①邑にではなく︑從來通り事件の脛過の簡輩な序述をもつて提示すべきものとされ. ていた︒しかして︑帝室裁到所手績は︑更にこのザクセン訴訟に影響をうけたのであつて︑・︐講練國罵纒灘. 七五. ︵七五︶. 諜ノ按謬藷㌧霧ざ募西び器鼠a︶は︑一六ニニ年のザグ愁︾訴訟に著Uぐ接近しでいる︒この帝國最終決議による重要 訴訟の目的概念の生威過程.

(30) 訴訟の目的概念の崖成過程. 七六. ︵七六︶. ︵四︶ な攣更は︑麟傑慧耀脚︵鷺爵三算書箆謎霧︒浮一εと段階的審理手綾︵頴ひ観・墨写霞量導曾︶の屡止である︒しかし. て︑これは事實を中心とするゲルマン法の勝利であると同時に︑訴訟面におけるアグチ︑オの分解を意味する︒けだ. ︒. −し︑この二つの慶止された訴訟主義は︑アクチオ制の存績を前提とするものであり︑その慶止は︑訴訟の分野におけ ︵五︶ るアクチオの分解を意味するものに外ならない︒ ωoゲ名霞冒自置o目ρ髄勲O●ω●co㎝9. ︵二︶ω9墓鉱b白窯①目①﹄●勲○●G ︒警. ︵一︶ D︒o. ︵三︶汐8露占呂○①誉算甲○益匡凝︵一︒留y目幹<●<oロ山霞困罐①●伽︒一●あ●恥o. アクチオの名稽は︑ドイッ普通法においては︑その末期に至るまで使用されているが︑それは︑訴訟的機能を捨象した︑實. ︒輿 ︒ の︒身①匡ロー目帥弩①夢曽・ρ碑︒ ス四︶9塁δφ旦鉾曽・○あ・Q︒︒. 盤面におけるアクチオに外ならない︒換言すれば︑分解したアクチォの實禮面を示すものに過ぎない︒その故に︑ウィンドシ. ︵五︶. ャイトは︑アクチオに請求椹の語を當て嵌めたのであるつく首駐魯巴斜U♂卜9ざq①田&一巳ω9①昌9言マ8げ宏くoロ日oQ蜜ロ脅. 唱嘗6q霊げ窪凝窪ぎ9葺一︒ ︒㎝ρ︶. かくして帝國最終決議︵﹄甲鋭︶によれば︑訴状は︑アクチオ制の下における如く︑個別的にその構成要件を充. 足する必要がなく︑全髄的方法をもつて全髄をとりまとめれぱ足り︑事實を簡軍かつ遺漏なく︑しかも明瞭正確に表. 示すべきものとされた︵同決議三四條︶︒これらの国き葺9は︑︒き釜轟︒邑ご①90夢︵訴の問接原因︶であり︑いわゆ ︵二︶. ︵三︶. る訴の事實の全艦である︒それは︑訴訟において︑原告によつて存在すると主張される灌利の獲生を根嫁づけるため ︵四︶. に必要な︑かっ︑立謹責任をも考慮したところのすべての事實であり︑個々の具艦的事實に分解して示さるべきもの. であつた︒從つて︑訴訟における審到の客髄は︑ローマ法時代におけるとは異なり︑アクチオによつて書されるもの.

(31) ではなく︑當事者の主張した事實關係そのものに移行してきたむのと考ん叡紹8︒. ︒ 引国①一ξお 牙器日Ω霧Ω①g8げ露醗色鷺o国①置Φ︒げ富︵一︒旨︶砕G︒8︒ ︵一︶の9蓼匡甲目げ一①菖ρ艶曽.Pω●︒︒㎝︒. oO9 国①目三鉾鉾穿9ω・c. ︵三︶例えば︑その所有灌は如何にして取得されたか︑その喪買が締結されたのは口頭か書面か︑當事者自身によるか代理人によ. ︵二︶. この攣遷は︑訴訟物が︑アクチオを成立させる事實から︑それに拘束されない具盤的な當事者間の紛争事實に向う傾向を示. るか等︵国①目名蒔博勲評90Qあ09︶︒ ︵四︶. しており︑それはアクチオが漸く解盤しはじめたことを物語るものである︒. この帝國最終決議︵9騨臣︶による帝室裁到所手綾︵国籠蓉邑犀雷霧︶は︑ドイツ普通法民事訴訟法を構成し. た︒しかして第十八世紀末より︑第十九世紀前牛期にかけて︑各州が特別法︵評岳巨邑§耳︶の形式をもつて︑訴 訟法を制定することにより︑それに塘きかえられるに至つた︒. ニ ドイッ普通法後期︵洲法編纂時代︶. 三十年戦雫︵一六一六〜一六四三︶によつて極度に疲弊したドイッは︑帝國灌力の喪失を來たし︑各州︵HL弩山︶はそ. れぞれ凋立して國家の型態を整えるに至つている︒帝國灌力の喪失は︑ドイツ普通法の衰退を意味する︒しかし當時. 成長した啓蒙の精紳は︑古き︑外國の︑ラテン語でかかれたローマ法の排斥に拍車をかけ︑強力なラントは︑相つい. でドイッ語で書かれ︑現代に則した州法により︑法制の整備を圖つた︒一七二二年︑プロイセンにおけるロτマ法を. 七七 ︵七七︶. 慶止し︑州法をもつて代える旨の勅令︵国臼匹<8卜D一㍉竃一嵩鴇︶をはじめとし︑一七五六年には︑バイ誇ルソ﹁州法 訴訟の目的概念の生成過程.

(32) び. 訴訟の目的概念の生成過程. 七八. ︵七八︶. ︵国亀9筈窃冒曽身8暮︾<2旨ま︶が︑一七九四年にはプワそセン州法︵摩Φ基魯︸妻ゼ嘗98︸昼<8嶺総︶が制定. ︵二︶. される等︑ ロτマ法は漸次州法によつておきかえられていつた︒そして︑ 一八七一年︑統一せるドイツ帝國が成立 ︵一︶ し︑そこに新たなドイッ法が出現するに至るまでの間︑ドイツには︑この新しい州法の支配する領域と︑なお普通法. それは︑大腔において︑プロイセン法の領域︑とフンス法及びその系統をひける法領域︑及びフランス法と普通法を結合し. の支配する領域とが存したのである︒ ︵一︶. i〜. この領域においても︑普海法が全面的に効力をもつたのではなく︑包括的︑或いは部分的州法に封して︑補充的効力をもっ. Q 趣砕冨O︶ て立法した領域とに分けることができる︵≦8プ匡㊤昌口び8冒q霧ご①9m9窪O一く昌冥○認緩お魯鼻ど一Q︒︒. ︵二︶. たに止まる︵≦きダ鉾鉾9Hψ屋O︶. しかし︑既に解髄の方向に進みつつあつたアクチオは︑司法灌の横大とともに︑この時代において逐次に解髄して. <9嵩o︒一︶が︑最初の近代的訴訟法典と. を構想する近代法學が擾頭した︒一八〇三年のフランス民法典︵8諭包昌︶はその成果であり︑かつ近代的民法典と. ようになり︑かっ肚會生活の複雑化に件い︑規範内容の増大とその抽象化をもたらし︑かくして論理的精緻な法艦系. 幹器富♪<8昌器︶が制定せられた︒他方︑これと同時に︑アクチオは︑その後專ら實禮規範としてのみ安當する. して現われ︑次いで一七九三年には︑プロイセン普通裁到所法︵ヒ前①5Φぎ①Ω9魯宏93岳茜肋母象①汐︒霧誇魯窪. オーストリー普通裁到所法︵9$巨Φ陣9ぎぎ昌需簿①ぎΦΩ包魯響尋旨茜. 包撮せられていた訴訟規範が︑それから分離して︑猫立の法艦系を構造するに至る︒かくして一七八一年には︑先ず. 訟が︑このように國家灌力を背景とする強力な國家制度として登場してくると︑從來︑實艦規範たるアクチオの中に. いる︒それはまず︑裁到所の事實認定︑及び法律適用について裁量の範園の鑛大という形で現われている︵後述︶︒訴. イ.

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