i-Path ルータのフロー情報を用いた DoS 攻撃検知法
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(2) ・Connection Flood 攻撃: 内部状態が ESTABLISHED (TCP コネクションが確 立している)のフロー数で判定 ・UDP Flood 攻撃: UDP のフロー数で判定 ・ICMP Flood 攻撃: ICMP のフロー数で判定 SYN RECV、ESTABLISHED などの内部状態は従来 のルータでも一部の機種では得られるが、今回は Linux の持つ Connection Tracking 機能である nf conntrack を使用する。 実験の様子を図 4 に示す。ホスト A からルータ 4 台 を挟んだホスト B の間には、常に一定のトラフィックが流 れている。そして攻撃者が 4 台のルータのうち、ルータ 3 とルータ 4 を経由してホスト B に DoS 攻撃を行う。この ときのルータの情報から、フローの数が定常状態から外 れた場合に DoS 攻撃として検知する。. 図 6: SYN Flood 攻撃時のルータ 4 のフロー数 この情報を用いて、前述した規則に従って DoS 攻撃 を検知するプログラムを、4 台のルータで得たフロー情 報に適用する。結果を図 7 に示す。同時刻に 2 つのル ータで SYN Flood 攻撃が検知できた。これにより、DoS 攻撃がルータ 3 とルータ 4 を経由したことを示した。. 図 7: SYN Flood 攻撃の検知結果. 図 4: 実験時のトラフィックの流れ 実験結果として、SYN Flood 攻撃が行われたときのル ータ 2 とルータ 4 のフロー数を、それぞれ図 5、図 6 に 示す。ルータ 1 はルータ 2 と、ルータ 3 はルータ 4 と それぞれ大きな差異は認められないため省略してある。 図 5 と図 6 のそれぞれのフロー数と縦軸の数値の違いか ら、DoS 攻撃のフローがルータ 4 を通過したことは明ら かである。. 5. 結論. 本論文では i-Path ルータのフロー情報を用いて、 DoS 攻撃の検知が可能であることを示した。さらに、発 信源の特定が困難である DoS 攻撃に対して、本論文で 提案した検知法が有効であることも示した。 本研究より、ネットワーク内部の可視化を目的とする i-Path ルータは、セキュリティの分野でも有用である。. 謝辞 本研究は情報通信研究機構の委託研究「新世代ネッ トワークサービス基盤構築技術に関する研究開発」の一 環として行われた。. 参考文献. 図 5: SYN Flood 攻撃時のルータ 2 のフロー数. [1] Dai Mochinaga, Katsushi Kobayashi, Shigeki Goto, Akihiro Shimoda, Ichiro Murase, Collecting Information to Visualize Network Status, 28th APAN Network Research Workshop, pp.1–4, 2009. [2] i-Path Project: http://i-path.goto.info.waseda.ac.jp/trac/i-Path/.
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