図-1 重力式土留め模型(長方形)
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(2) 第 40 回土木学会関東支部技術研究発表会. 第Ⅲ部門. できる装置を用いて水平震度を模擬し、方格木枠工模型と,構造 の異なる 2 種類の重力式土留め模型の計 3 ケースの傾斜実験を行 った.今回枠工底面には,摩擦係数 0.6 に設定した紙やすりを敷い た.斜面側の地盤に 247g の重りをのせ,装置の性能限界である 30°まで傾斜させ,構造物が滑動および転倒するまで行った. 3.安定解析結果と傾斜実験結果及び考察 (1)安定解析結果. 図-5 解析モデルⅡ. 式(1),式(2)より,設計震度 KH=0.0~0.6 における転倒・滑動. (重力式土留め). の安全率を算出した.図-7 に解析結果を示す. 重力式土留め模型(長方形)では,滑動に関して,水平震度 KH=0.3 付近で安全率 1 を下回り.転倒に関しては,水平震度 KH=0.43 付近 で安全率 1 を下回る. 重力式土留め模型(段型),方格木枠工模型では,滑動に関して,水 平震度 KH=0.45 付近で安全率 1 を下回り.転倒に関しては,水平震 度 KH=0.5 付近で安全率 1 を下回る. (2)実験結果. 図-6 傾斜装置. 4. 枠工(滑動). 重力式土留め模型(長方形)では, 水平震度 KH=0.23(傾き 16°)で 23°)で滑動した.方格木枠工模型では,水平震度 KH=0.33(傾き 26°) で急激に滑動した.. 枠工(転倒). 3 安全率. 滑動した.重力式土留め模型(段型)では,水平震度 KH=0.3(傾き. 重力式(長方形)滑動 2. 重力式(長方形)転倒. 1. (3)実験結果の考察. 0. 3 ケースの解析値・実験値のグラフを図-8,9 に示す.滑動に関し. 0 0.05 0.1 0.15 0.2 0.25 0.3 0.35 0.4 0.45 0.5 0.55 0.6 水平震度KH. て,実験値・解析値を比較すると,似た傾向を示した. ケース 1 とケース 2 を比較すると,同一体積・重量であるが,構 より安全側に傾いたと考えられる.斜面崩壊対策としては,長方形 より段型の構造の方が効果的であると考えられる.. 0.5 水平震度(KH). 造上の違いから,解析値,実験値ともにケース 2 の方が大きくなり,. 図-7 解析結果. 0.6. 0.4 0.3 解析値 0.2. ケース 2 とケース 3 を比較すると,解析には同一のモデルを使用. 0.1. し,実験値では,ケース 2,ケース 3 と同程度の値となった.この. 0 1. 2 ケース. ことより,滑動に関して,方格木枠工について,今回使用したモデ. 図-8 解析値. ルⅠで解析を行うことが可能だと考えられる.. 0.4. 4.まとめ. 0.35. 型)では,構造上,重力式土留め模型(段型)の方が,より安定性の 高い構造物である.. 0.3 水平震度(KH). 構造の異なる重力式土留め模型(長方形)と重力式土留め模型(段. 0.25 実験値 0.2. 0.15. また,重力式土留め模型(段型)と同一体積・重量である方格木枠 工模型は,今回使用したモデルで解析を行うことができると考えら. 0.1 1. 2. ケース. 図-9 実験値. れる. 参考文献 1)国土交通省: http://www.mlit.go.jp. 3. /2)建築基礎構造設計指針第二版,日本建築学会,2002. 3)林野庁,森林土木木造構造物暫定設計指針,2000. 4)北海道水産林務部,土木用木材・木製品設計マニュアル,2002. 3.
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