• 検索結果がありません。

円形立坑土留め壁の水平地盤反力係数について(その2)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2022

シェア "円形立坑土留め壁の水平地盤反力係数について(その2)"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)III‑144. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 円形立坑土留め壁の水平地盤反力係数について(その2) 載荷状態の影響 ○. ㈱熊谷組. 正会員. 三津橋 崇. ㈱熊谷組. 正会員. 岩波. ㈱熊谷組. 正会員. 緒方 明彦. 基. 早稲田大学 学生会員 山口 哲司 1.はじめに 円形立坑土留め壁の設計で用いられる地盤ばねは,通 常の土留め壁の設計に関して定めたトンネル標準示方 書(開削工法編)1)の地盤反力係数の算定方法が準用さ れており,その規定では立坑の構造や規模に関係なく地 盤条件のみで決定される.しかし,既往の研究から,地 盤反力係数が変位レベルと荷重の載荷面積に影響を受 けることが知られており, 「大深度土留め設計・施工指 針(案) 」2)では,一般の土留め壁における両者の地盤反 力係数に対する影響に関して検討がなされているが,円 形立坑土留め壁までは言及していないのが現状である. 本研究は, 「円形立坑土留め壁の水平地盤反力係数の ついて(その1) 」に引続き,大深度円形立坑土留め壁 に,土圧による側圧と偏側圧とが作用したときの変形挙 動と地盤反力分布を水平方向断面の2次元FEM解析 によって再現し,地盤反力係数を推定して,円形立坑 図-1 モデル図. 土留め壁の地盤反力係数とそれを算定するときに用い る載荷幅について検討したものである. 2.解析モデルおよび解析条件 2次元FEM解析モデルは,地盤と土留め地中連続壁(以 後,連壁と略す)とを平面ひずみ要素で表現し,両者の間 に引張力が生じないよう引張力を無視するジョイント要素 を用いた.また,構造と荷重の対称性から1/4モデルで 解析を実施した.なお,土留め壁外面と地盤の間でせん断 方向には,力の伝達は無いものとした.モデル図を図‑1,2 に示す. 解析条件は、立坑半径を 10.0mとし,掘削深度を 70m と した.土留め連壁の厚さは,実績から 2.0m と設定した.地 盤の単位重量と静止土圧係数、コンクリート設計基準強度 等,その他の解析条件は表‑1 に示した.. 図-2 A部詳細図. また、荷重は全側圧の 10%の偏側圧を考慮した。 キーワード 円形立坑,地盤反力係数,土留め壁,地中連続壁 連絡先. 〒162‑8557 東京都新宿区津久戸町 2 番 1 号. ‑287‑. ㈱熊谷組. 土木設計部 TEL03‑3235‑8622.

(2) III‑144. 土木学会第57回年次学術講演会(平成14年9月). 3.解析結果 表-1 解析条件. 通常、土留め壁の設計で用いる算定式(1)で 求めた地盤反力係数と2次元FEM解析結果. 単位体積重量(kN/m3). より得られた値とを比較して表-2 に示した。. 単位水中重量(kN/m3) 地 盤. 数から算定式(1)より載荷幅を逆算した値も. 0.5 84. 弾性係数(N/mm ) ポアソン比 コンクリート. 0. −3 4. ・・・. 24. 設計基準強度(N/mm ). (トンネル標準示方書 1)).  B     0 .3 . 0.35 2. ・ 土留めにおける水平方向地盤反力算定式. h. 10. 水の単位体積重量(kN/m ) 静止土圧係数K0 2. 併せて示す.. k. 9 3. また,FEM解析結果から求めた地盤反力係. 1 α E = 0 .3. 19. 2. 25000. 弾性係数(N/mm ) ポアソン比. 0.2. (1 ) 表-2 解析結果. ここに,kh:水平地盤反力係数(kN/m3). 地盤反力係数 (kN/m3). 載荷幅 (m). 算定式 ( トンネル標準示方書). 20184. 10.0. FEM解析結果. 8700. 30.7 ( 換算値). E0:地盤の変形係数(kN/m2) B :載荷幅(m) α :E0 の補正係数(=1) FEM解析結果から求めた地盤反力係数は, ジョイント要素に発生した軸力とジョイント要 素の地盤側の端点の変位量から算出した.地盤. 反力係数の分布は,連壁が地盤と離れる部分を除き,ほぼ一定の値を示した. 表-2 から,FEM解析から求めた地盤反力係数が,算定式(1)でも求めた値の半分以下になっていることが 分かる.そして,換算した載荷幅は 30.7m となり,立坑直径より大きい値となった. 4.考. 察. FEM解析による結果が算定式(1)の値より小さくなった原因として,解析で求めた地盤反力係数が半径方 向への荷重に対して算定したため,応力伝達範囲が広がったことと,載荷する連壁の変位量が大きく変化する ことと,そして,解析上,連壁による地盤のせん断拘束を無視したこと等が考えられる. この結果から,円形立坑土留め連壁に偏側圧を全側圧の 10%載荷した時の解析を実施する場合,算定式(1) から求めた地盤反力係数の値が過大評価である可能性があることに配慮して設計することが望ましいと考え る. 円形立坑の土留め壁における立坑掘削時の計測結果から地盤反力係数を逆解析している事例は数件報告さ れているが,いずれも側圧が均等に作用した事例であり,偏側圧が作用した計測報告では地盤反力係数まで言 及していない.今後は,解析条件を変えたケースで同様の検討を進めるとともに,計測結果を収集し,円形立 坑土留め壁における合理的な地盤反力係数の算定方法について研究を進めていく予定である. 参考文献 1). 土木学会:トンネル標準示方書(開削工法編),pp135,1996.7. 2)(財)先端建設技術センター:大深度土留め設計・施工指針(案) ,pp263‑267,1994.10 ‑288‑.

(3)

参照

関連したドキュメント

- 1 - 戦-68 北海道の特殊土地盤における基礎構造物の設計法に関する研究 研究予算:運営費交付金 研究期間:平 18~平

シンガポール地下鉄 T228 工事では,入札初期の段階で,駅構築に伴うすべての土留め壁に RC

分場 の支持地盤 として使用す ることを 目的 とす る.具体 的には増加荷重 に よる弾性沈下お よび不 同沈下の抑制で あ り,圧縮率の規定 に加 え,地盤の変形係数 について

本工事は,沖縄県久米島のカンジン地区において,畑地かんがい施設の整備,農業用水の  

(3)擁壁の安定検討

図-1、写真-1 に模型地盤の概要を示す。図では傾 斜した土留めのケースを示した。砂地盤を対象とした 自立土留めを模擬するため、あらかじめ土留めを有す

当初計画では,立坑掘削のズリは,坑口付近のズ リ仮置き場までロードホールダンプで運搬し,10t DT

とも、不連続面における荷重伝達を表現できるノ酎こ特徴があ予。結果として、第2章で提案した