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共通凡例
Explanatory Notes
和訳部分
底本として以下のものを使用する。
S = Pramāṇavārtikabhāshyam or Vārtikālaṅkāraḥ of Prajñākaragupta. (Being a
commentary on Dharmakīrti’s Pramāṇavārtikam). Ed. Rāhula S
ĀṄKṚTYĀYANA.
Tibetan Sanskrit Works Series 1. Patna: Kashi Prasad Jayaswal Research Institute,
1953. Reprint, 2010.
和訳に当たっては底本(S)の他に、サンスクリット写本(Ms)、チベット語訳(T)、 ラヴィグプタの PV に対する注釈(R)、ジャヤンタ(J)とヤマーリ(Y)の PVA に対 する注釈等を随時参照する。これら参照文献の内容についての注記は PVA の理解に特に 有用なものだけに絞り、発展的議論等は基本的にとりあげない。 また、論の構成の理解のために、各セクションの見出しを番号とともにゴチック体で 訳中に補う。底本(S)とサンスクリット写本(Ms)の場所についても訳中に示す。 和訳作成の過程で底本のテキストに訂正を加えて読んだ部分も少なくない。そのため、 各論文末尾に別途、和訳箇所全体の校訂サンスクリットテキストを提示し、ヴァリアン トを注記する。 なお,訳中の( )は言い換えを,[ ]は補足を意味する。また,《 》で示した部分 は PVA の詩頌である。PVA の注釈対象となる PV の詩頌、その詩頌中の語、他のテキス トからの引用などについては下線を付す。校訂テキスト部分
校訂サンスクリットテキストは、Rāhula Sāṅkṛtyāyana の PVA 出版テキスト(S)、PVA の サンスクリット写本(Ms/MsB, MsE)、PVA のチベット語訳(T)、PV に対するラヴィ グプタの注釈(R)、PVA に対するジャヤンタ(J)やヤマーリ(Y)の注釈等の資料に もとづいて作成する。校訂にあたっては、基本的には S を他の資料との比較検討によっ
『プラジュニャーカラグプタ研究』第 1 号(2021 年) - 68 - て修正するという方法をとる。 PVA のテキストに異読がある場合、原則としてその箇所にすべての情報を注記する。 ただし、T の D と P の間だけに違いがある場合は特に注記しない。チベット語資料(ヤ マーリ等のものを含む)については D, P 両方の場所を示すが、S, Ms の場所はテキスト 本文中に示してあるので注記しない。 校訂テキストの注における異読の表記は、セミコロン(;)で区切り、その前に採用し た読みを、後には採用しなかった読みを提示する。そこでは S, Ms, T 等の PVA の独立し た資料に関する情報を扱う。J や Y の PVA 引用部分や説明部分等の参考資料については cf. で示す。また、対応するテキストがない場合は、n.e.(no equivalent)と注記する。 修正後のサンスクリットの語形がサンスクリット資料に根拠がなく、他のチベット語 資料等から想定されたものである場合は、テキスト本文の該当部分と注記テキストをイ タリック体で示し、corr.(corrected)と注記する。 写本の文字をローマ字表記する際に文字間のスペースの有無が校訂者の判断に委ねら れる箇所(すなわち、写本上ではいずれでも読める箇所)については、プラスマイナス ( )で表記する。 注記における T の情報は、採用した読みを T が支持する場合はセミコロンの前の語に 続けて、採用しなかった読みを T が支持する場合はセミコロンの後の語に続けて( )で 提示する。T がいずれも支持しない場合は、コンマで区切り( )で示す。 サンスクリット本文の表記は原則として S にしたがうが、連声を考慮して手を加えた 部分もある。(連声に関しては統一がとれていない部分がある。)また、アヴァグラハ (’)は、S や Ms に記されていない場合であっても、必要な箇所すべてに補った。ダン ダ(/)、コンマ(,)、ピリオド(.)などの区切りは適宜挿入したり、削除したりした。 段落の分離・連結も適宜行った。これらについては特に注記しない。 PVA の注釈対象である PV 詩頌の引用、および説明中に登場する PV 詩頌の語はボー ルド体、他のテキストからの引用は下線付きで示す。 なお、PV の詩頌番号は PVA 出版テキスト(S)のものに間違いがある場合は正しい番 号に直すが、PVA の詩頌番号は暫定的に S にしたがう。