• 検索結果がありません。

オープンデータ活用:0. 編集にあたって

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "オープンデータ活用:0. 編集にあたって"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)特 集. オープンデータ 活用 とができ,ひいては,民間部門での改革のための. ■. 編集にあたって. 触媒となり,新規の市場,ビジネスおよび雇用を 創出することを支援する.我々は,オープンデー タが,技術革新と繁栄を可能にし,また,市民の ニーズに合致した,強固かつ相互に繋がった社会 を構築していくための大きな可能性を持った未開. 庄司昌彦(国際大学 GLOCOM). 発の資源であることに合意する. そして日本を含む主要先進国は,「(公表できない. デ. ータや文書などの著作者が持つ独占的な権利. 合理的な理由のあるものを除く)すべての政府デー. を緩め,誰もが自由に利用することができ扱. タが原則として公表される」などの原則を履行して. いやすい公共財としてのデータを増やす「オープン. いくこととなった.. データ」の運動が世界的に広がっている.その主な. 本特集では,この「オープンデータ」が,どう各. 対象は,各国の政府機関が保有する公共データであ. 分野で具体化され,今後いかなる可能性を持つのか. る.公共データの活用は 2009 年頃から米国や英国. を展望するため,各分野の第一線で活躍されている. などで加速し,2013 年 7 月には G8 サミット(主. 皆様に執筆をお願いした.. 要 8 カ国首脳会議)において「オープンデータ憲章」. まず,Linked Data やセマンティック Web の研. が合意されるに至った.この憲章ではオープンデー. 究者であり学術情報の活用基盤である CiNii の設計・. タへの期待を,次のように述べている.. 開発・運用を行っている大向一輝氏(国立情報学研 究所)には Linked Data の技術に基づくオープンデ. 無料の政府データは,人々がより快適な現代生活. を送るための手段や製品を作るために活用するこ. ータ(Linked Open Data)の活用環境を解説してい ただいた. 次に,震災ビッグデータの可視化など,オープン. 1202. 情報処理 Vol.54 No.12 Dec. 2013.

(2) データを生成しディジタルアーカイブ化やビジュア. 権の取り扱いである.そこで政府の実務検討に参画. ライゼーションの分野で数々の作品を生み出してい. し,また著作物の再利用を促すライセンスとして広. る渡邉英徳氏(首都大学東京)にその手法やそうし. く利用されているクリエイティブ・コモンズの推進. た取り組みの持つ意義をご紹介いただいた.. 者である渡辺智暁氏(国際大学)に解説と課題分析. オープンデータ活用には新ビジネス創出への期待. をお願いした.. も強い.そこで米国ニューヨーク市で統計ディレク. 高木聡一郎氏((株)NTT データ)には,海外政. タを務めた経験も持つデータサイエンティストの工. 府等の政策やオープンデータを進めるためのプロセ. 藤卓哉氏(アクセンチュア(株) )にビジネスの文. スを具体的な事例に基づきご紹介いただいた.各国. 脈におけるオープンデータの可能性や課題を論じて. でさまざまな試行錯誤が行われていることがご覧い. いただいた.. ただけると思う.. 地理空間情報は,2007 年に活用推進基本法が成. そして最後に,国内におけるオープンデータの政. 立するなど,いち早く公共データ活用が進んだ分野. 策形成にかかわり,コミュニティ醸成や事例紹介等. である.関本義秀氏・瀬戸寿一氏(東京大学)の記. の普及活動に携わっている立場として庄司昌彦(国. 事で紹介されている政府や地方自治体との具体的な. 際大学)も国内の活用環境整備について記事を執筆. 取り組みはこの分野に限らず参考になるだろう.. した.. 髙祖歩美氏(科学技術振興機構)には生命科学分. 以上,技術と政策,基礎と応用,国内外の取り組. 野の状況をご紹介いただいた.この分野は公的資金. み,というようにオープンデータに関する状況を多. に支えられた研究成果を中心に世界的なデータ共有. 面的に描く特集となったと思う.本特集がオープン. が行われヒトゲノム研究などが飛躍的に発展した.. データの活用を進める一助となれば幸いである.. 読者には,オープンデータが学術研究へ与える影響. (2013 年 10 月 18 日). を展望していただきたい. データ活用を進める上で必ず課題となるのは著作. 情報処理 Vol.54 No.12 Dec. 2013. 1203.

(3)

参照

関連したドキュメント

全国の 研究者情報 各大学の.

「心理学基礎研究の地域貢献を考える」が開かれた。フォー

医学部附属病院は1月10日,医療事故防止に 関する研修会の一環として,東京電力株式会社

 本研究所は、いくつかの出版活動を行っている。「Publications of RIMS」

ISSUE

J-STAGEの運営はJSTと発行機関である学協会等

IALA はさらに、 VDES の技術仕様書を G1139: The Technical Specification of VDES として 2017 年 12 月に発行した。なお、海洋政策研究所は IALA のメンバーとなっている。.

「系統情報の公開」に関する留意事項