最近の化学繊維の研究と技術の展望について
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(2) 最近 の化学繊維 の研究 と技術 の展望について. 132. 2)世 界の地域別の合成繊維の生産量と生産能力. 第 2表 。. (単 位百万ポン ド ). 第 2表 ACttUAL PRODUC丁 10N FIBER. 1979. &AREA. Y I S ITOTAL ハCRYL′ CttMODハ CR /L′ C. │. WEST EUROPE. 1986. Y I S I丁 OTAL. +. 1753 1753. 2 2033 2035. EAStt EUROPE. 0. 470. 470. 0. 560. 560. U.SoA. 0. 761. 761. 0. 631. 631. O丁 HER AMERICAS JAPAN. 0 238 238 9 782 791 0 549 549 9 4553 4562. 0. 315. OttHERA。. I. PRODUCING CAPACI丁 Y. 1985. ,A.&0.. TOTAL rVYと OⅣ 十 ハRハ M′. 4 838 842 0 933 933 6 5310 5316. 2 2257 2253 θ 754 754 0 582 582 0θ 43ア イ37 73 937 950 θ 7287 7287 75 6242 6257. 1151 313 1464 1165 209 1374 939 2720 1515 826 2341 51 503 494 35 529 38 691 642 53 695 7 739 1069 15 1084 1429 7219 6036 1451 7487. ア イア 3 4ブ 9 7832 7407 247 7648 7777 7077 2848 769 97 860 727 64 785 7493 29 7522 7580 7975 9495. 1259. EAST EUROPE. 913. U.S.A. 1781 452. OTHER AMERICAS JAPAN. 653 732 5790. OttHER A.,A&0. 丁0丁 AL POム YESTER. WEST EUROPE. 897. EAStt EUROPE. AMERICAS. 472 692 851 4889. 」APAN. OttHER A,A&○. TOTAL OTHER FrBERSOfχ. 326 1585. 68. 981. 981. 1878. 1002 1090 2092. 260 679 939 452 941 1393 1717 2463 4180 1321 2022 3343. U.S.A. 2. 2257 2253. 833 0 673 0 イ70 73 937 θ. 833 673 470. 950. 0 7287 728ア. 75 6385 6400. 361 833 501 701 1393 725 1226 2077 2060 6411 11300 6061. 503 1004 713 1438 3128 5188 839714458. 7224 7324 2548 770 7397 270ア. ア イア 3. イア 9 7832. '420 240 2954 7660 ブ θ36 7778 772 93 865 779. 6イ. 783. 7649 28 7677 7809 7962 9777 1224 7323 2547 772 ,425 2737. フ イ68. 2669 イア 37 アイ22 2720 4ア イ2 783 635 アイア8 783 633 アイブ6 964 785 7749 966 785 7757 2947 4385 7332 3258 4760 807θ 80967778979285 8365 77646200′ 7. cl FPT Oと EFrⅣ. l1. 24. 11. 15. 18 2 37 TOttAL 70TAと FrBERS A30し. 35. 26. 2 20 0 2 93 130. 11. 66. 77. 90. 200. 290. 13 2. 20 9. 33 11. 2 0 2 40 66 106 22 153 175 248 327. 78 2 37 4 77 33 759. 26 44 20 22 0 37 0 4 227 298 82 775 355. 5ア イ. 78 26 イイ 2 20 22 37 0 37 2 0 2 77 227 298 33 82 775 757. 355. E 2167 3084 5251. 168 3456 5624 2657 4020 6677 619 1719 3338 2779 2406 4525 836 3479 6315 3276 4322 7598 926 650 1576 997 853 1850 7556 7763 2779 1391 1614 3005 411 1670 3081 7769 2073 3782 1594 1848 3442 151 4229 7380 4473 577770250 107781259323371 31821540627588 758507970735557 1184 1232 2416 3516 4165 7681. WORLD丁 0丁 AL. 315. S I丁 0丁 AL. Da. WEStt EUROPE. O丁 HER. 1987. Y I S I丁 0丁 AL. 2657 イ0ブ 9 6676 2734 2578 4652 3289 4457 774θ. 7557 7796 2753 7769 2073 3782 4940 6757 77θ 97. 62034836694.
(3) 辺. 渡. 正. 元. 第 1図 .3)世 界地域別 の合成繊維 の生 産量 と生産能力. PRODUCT:ON 1985. 1979 147%. 129%. 267%. 67%. 67%. 25% 329%. 121% 丁OTALi. 23 371 MMLBS. TOTAL:27,589 MM LBS. CAPACITY 1979 121%. 1985 135%. 107% お 2%. 70%. 311%. 193%. 丁OTAL:27,870. MM LBS. 131% TOTAL:33,953 MM LBS..
(4) 134. 最近の化学繊維の研究 と技術の展望について. 第 2表 の世界 地域別 の合成繊維 の生産量 と生産能力 を 1979年 と1985年 と比 較 してパ ーセ ン トで 示す と第 1図 のよ うにな る。 また,企 業別合成繊維 の製造設備 を第 3表 に示す。 1985年 6月 30日 現在 (日 産 トン). 第 3表 .4) 企業別合成繊維製造設備 工 場 名. 品種. 化. 成. カ. 成. 化 ネ. ボ. 羽. 学 成. 呉. 繊 績. 紡. ビ. 東. 洋. ウ 合. 屋 崎 治 原 山 繊 ン 澱結 守 ︿ロ ロ イ. 人. ft 岡 宇 三 延 防 敦. 東 レ 。モ ノフ ィラメ ン ト ニ ユ カ チ. ニ ︲ ︲ム ア ン. 旭. 123.7. 149.3. 77.6. 84.5. 9。. 鵬 岡府睛 蜘. レ. 東. 6. 6.9. 25。. ビ. チ. 帝 旭. 山 越 岡. カ. 岡 坂 静. チ. ニ. ク ユ ニ. ビ ニ ロ. レ. ラ. 265.4 9。. 46.0. 311.4. 7. 171.9. 0. 143.2. 呉 合繊・ 柏原 成 笙 翠. 9.5. 5. 9。. 28。. 0. 126.5. 126.5. 177.1. 177.1. 78。. 8. 78.8. 75。. 8. 75.8. 8.7. 8.7. 7.0. 7.0. │. 化 ウ. 化. 合. 人学 学. 羽 洋. 帝 呉 東. ポ リ塩 化 ビ ニル. 化. 大. 府. 淵 ボ. ス. 繊. 不. ベ. レ 学. lζ. ン. 非. ン. 木 エ ク ス. ン. イ. 富 大 西 三愛 高 防. 成. レ. ラ 省 ヨ ロ ︿. 旭 三 日 東 東 鐘 カ. 化. 菱. 士. 238.2. 246.2. 4ケ. 236.8. 242.8. 寺. 190.4. 190.4. 島. 132.5. 132.5. 媛. 119.5. 119.5. 砂. 94。. 繊. 78.0. 94.0. 0. 78。. 0. MЮ IL∞ )41LЮ &4 16.0. 国. 2.0. 18。. 0. 繊. 5.3. 5。. 3. 大船 0東 洋合繊. 7.2. 7.2. 岩 呉. 羽. 合. Ю I. “.
(5) 人. 帝 ル. 東 ユ大. テ ヨ合 . コ 一 チ紡 ス イ ウト. テ. レ レ績 ル成 ナ ン 繊 ド カ 績. 紡. ス. ラ 化 ツ. エ. ェレ 洋 ル ︹ 肝 菱 本. 東 ク東 日旭 ソ一 万 一. リ. 272。. 0. 519.7. 249.6. 249。. 7. 499。. 3. 77.8 102.7 76.7. 121.0 124.4 172.4. 198。. 8. 83。. 7. 90。. 1. 90。. 101。 1. 44.4 53.3. 11。. 7.0. 0. 0. 0 5. 1。. 0. 5.0 1.2 1.0. 36.4. │. 5.0. 0 25。 51。 15。 35。 10。. 3 0 0. 0. 44。. 5 0. 54。. 0 0. 35.2 10.0 4.0. 18。. 4.0 10。. 2。. 11。. ―. 1 3a41 19.3 2.5 3.0 0.2. 4. 3. 7.7. 1.2 1.0. 5。. 44。 53。. 95451λ 08L5. 2.5 1.0 5。. 1. 0 101.1 15。. 一 一 一 一 一 一. 社 社 社 津 幌 東. 227.1 249.1 83.7. 15.0. I L12■ 0 7.0 月 旨 東 7。 7 ン. 合. 洋. 山橋山山麿 社 津東 繊幌. 久 泊. 海. 守豊守富播 本御道東札. 洋. 成 ン ロ成 績 織 業 レ 綱 学 綱. 宗. ネ. 旭 三 チ宇 大 東 三 タカ東北. ポ リ プ ロ ピ レ ン. 菱 ッ 部. 化 レ イ ヨ ソ ポ リ プ 日 東 化 和 紡 亜 紡 旨 工 樹 月 イ ヤ 製 化 道 製. 紡. 247.7. ル 樹日 o. エ チ レ ン. 三谷稲 夕北 カ. エ 製製 ヒヒ / 陥 ./ . 胴 イ道 ヤ. 鐘. 業 学 繊 レ綱 綱. ポ リ. 山 葉 綱 海 ネ. 三 井 東 圧 化 学. 名. 場. ェ 城 脂リ 樹ポ 安 ft 本 本 本 御 札 道. 計. 一 一 一 一 口. 工. 名. 繊 山国 島 川 条 賀 前 山 知 橋 合 賀 崎 麿 冨 一 石西 敦 越 守 腱 徳山. 社. 元. 。 。 . 山 媛媛 崎。 畦 繊 合. 会. 島 松愛 愛岡 国 崎 M 玉岩岡延愛豊府敦岡播 防. 品積. 正. 辺. 渡. 0. 10。. 0. 1.0 0.5. 0.5. 1.3. 1.3. 1.0. 一. 皿︵. り. ク ル. ポラ. 183.3 Ю. ご∠ flユ. 2.2 l. λ 1744. “. I“. Ю. λ 53Z4147H.8.
(6) 136. 最近の化学繊維の研究と技術の展望について. 第 1表 によると,1984年 が木綿 0羊 毛 0レ ー ヨンの生産量 が過去最高 の値 を示 した のに対 し,1985年 は,世 界 的な繊維不況 のために木綿 0羊 毛・ レー ヨンの生産 が減少 し,一 方 ,台 湾 0韓 国等 の合成繊維 の増産 のために,合 繊 だけが約 5%も 生産量が ふえてい る こ とが注 目され る。 第 2表 および第 1図 か ら1979年 と,1985年 の合成繊維 の生産設備 と生産量 を比較す ると,両 者 とも米国が最近 の 6年 間 に約 10%位 減少 してい る分 ,台 湾 ,韓 国が 」、えてい る こ とがわか る。 レー ヨン 0ア セ テ ー ト・ プ ロ ミックスの企 業的製造設備 を第 4表 に示す. 5)。. 第 4表 企業別 レーヨン・ アセテー ト・プロミックス製造設備 レーヨン・ アセテー ト 1985年 6月 30日 現在(国 産 トン) 品種. 社. 会. 績. 石. 国. 成. 延. 岡. 78. 一. ン. 宇. 治. 23. 一. レ ー ヨ. 倉敷・ 西条 0玉 島. 島 5 9. り ││. 4 0. 壬 富 k ノ. 代. ン. 防. 府 古. 田 り ││. 8 6. 島. 0 6. 徳. 3 8. 績. 2 5. 力日. 一 一. ン. 益. シ. JJ 6 8. ョ 益. ”詢ケ紡. 人 田. 4 3. 徳. ウ 愛 媛 績 紡. ー. 生 久. ン. ヨ. 70. 6 6. 化. レ. 一. 紡. 洋. 工 場 名. 名. ヵ︻ 、 東 一 清 チ ニ 一仲 .. ク 東 旭 ユ東 フ 日 興 カ ダ オ 日. 1. 70 66 78. 23 134. 95 104. 86 152. 83 60 68 1,019. レ ン. カヨ 強 一糸. キ ユプ フ. 岡. 成. 旭. ト. 一 9 5. ー. ト. 35. . ―. 5 3. セ セ. イ 菱 ア. テ セ テ. ア セテート. 人 ア. 92. 延. 89. 90. 70. 129.
(7) 渡. 辺. 正. 1985年 6月 30日 現在 (日 産 トン). プ ロミックス 社. 会. ゜ フ ツ ロク ミス. 2。. 東. 137. 元. 洋. 紡. レー ヨン. セル ロ ー ス を機能 性素 材 と して み た 場 合 ,か な り興 味 あ る素 材 と言 え る6)。 7). 最 近 セ ル ロー ス を よ り機 能 化 , よ り高 付 加 価 値 化 す る試 み が 行 われ て い る. が ,こ れ は 時 代 の ニ ーズ の 多様 化 と相 ま って ,機 能 性 素 材 と して の セ ル ロ ー スの 有 用 性 が見 直 され て い る こ とに よ る。 これ まで も分離 膜 ,交 換 樹 脂 ,固 定 化酵 素 用担 体 な ど と して ,い ろい ろな 分 野 に用 い られ て きた が ,最 近 で は ビー ズ 状 ゲ ル 粒 子. 8),光. 学分割用担体. 9),. 11)と 1の して の 利 用 に関 し,興 微 生 物 分 解 性 ポ リマ ー ,お よび医用 高 分 子 材 料. 味 あ る成 果 が 得 られ て お り,一 部 はす で に 実 用 化 され て い る。 旭 化 成 で は セル ロ ー ス 系 の 不 織 布 を使 い ,ク リー ンル ー ム で のふ き と り作 業 に用 い るガ ーゼ 状 の 高 性 能 の ワイパ ー と紅 茶 な どの テ ィーパ ック用 フ イ ル タ ー を 開発 した. 12)。. 旭 化 成 テ キ ス タイ ル で は , レー ヨンの 持 つ 独 特 の 光 沢 ,風 合 い , ドレー プ 性 ,発 色 性 ,吸 湿 性 ,制 電 性 等 の 長所 を保 ちな が ら,均 染 性 を著 し く向上 さ せ ,毛 羽 も大 巾 に 減少 させ た高 い 品質 の もの を「 ラ フ イ ー ネ」 の ブ ラ ン ドで ア ウ タ ー 向 け 中 心 に展 開 を はか って い る。 レー ヨンの見 直 し機運 が高 ま って 13)。 い る中で ,高 級 ドレス 向 け素 材 と して定 着 を ね らって い る. 3.ベ ンベル グ ベ ンベル グは 従来 の紡糸 ス ピー ドは約. 130m/minで あ ったが, 旭化成 で. は57年 頃か ら設 備 の 近代化 , 合 理 化 をはか るため, 高速紡糸 に と り くみ. ,. 380m/minま で上 げ,最 近 では 1,000m/minま での ス ピー ドア ップを計画 し て い る。原液 を特殊 な延 伸加速漏斗 を通 し,出 来 た糸 をネ ッ トの上 に受 けて. ,.
(8) 138. 最近の化学繊維の研究と技術の展望について. 完全 な無 緊張状態 で , 硫酸液 によ り精練 , 乾燥 , 給湿 後 , 直接 ワイダーで. 1,000m/minで まきとる。 この方法 で. 4。. 4t/dの 設備 を建設 中で あ る。 これ. 14)。 に既設 の ものを 合 わせ るとベ ンベル グの総生産能力 は 79t/dに な る. 7。. ナ イ ロン. 延伸 と整経 とを一 つ の工 程 へ くみ こんだ「 ドロー ワーパ ー」 が最近 カー ル マ イヤ ー社 で 開発 された。 これ によると従来 方式 に くらベ コス トが約52%低 減 され る。約 1,600本 の UDYま たは POYを 整経す る状態 に経 糸 と して並 べ て ,約 600m/minの ス ピー ドで 延伸 して その まま整経機 にまきとる。 この方 法 では糸 ム ラ,単 糸 切れ による毛羽 が激減 し品質 がよ くな る。 帝人 のパ ンス ト用 ナイ ロン糸 の合 理 化設備 が最近完成 した。 この設備 は現 在 の一般 的な UDYス ター トを. POYに 変 え, 1,200m/min(従. 来 は 700m/. min)の 高速延伸仮撚機 にか けて加工糸 をつ くる もので ① パ ンス トの高速生 産 に対応 で きる糸 にな った。②糸 の 捲縮 が安定 し,ス トレ ッチパ ワーが高 ま った。 ③生地 の 目面 が スムーズで 透 明性 が向上 したな ど,パ ンス ト糸 と して の糸特性 が一段 と向上 した16)。 旭化 成はナイ ロン66の パ ンス ト用糸 の新素材 と して「 B. XJを 開発 した17)。. 単糸 2,3,5デ ニ ー ルの異 デ ニ ー ル 混繊 した もので ,編 立て後の製 品 の特徴 は,① ス トレ ッチバ ック性 がよい。②透 明感が優 れてい る。③ ス ナ ッグがお きに くい。 ④ タ ッチが さわやかな どとされてい る。 最近感性重視 のナ イ ロン繊維 が注 目され てい るが,帝 人 では 2種 類 の収縮 率 の異 な る潜 在 捲縮糸を使 う こ とに よ って スパ ン効果 を出す が,芯 側 ,外 側 と も収縮糸 であ る こ とか ら糸全体 にふ くらみ ,ソ フ トさが 出て ,染 料 の 吸着 もよ く,深 みのあ る色 を出 した高 感性繊物 の 開発 に成功 した 旭 化成. 19)は. 18)。. ,ナ イ ロン66の 新素材「 レオ フ ィー ル」を開発 した。「 レォ フ. ィー ル」 は紡 糸 後 の 冷却 を短 時間 で行 い,繊 維 の非結 晶部 の ラ ンダ ム性 を高 め,ア モル フアス構造 と し,ソ フ トさを与 え,染 色性 も向上 させ ,結 晶部 の サ イズ を大 き くして安定性 を高 めてい る。.
(9) 渡 20)で. 東レ. 辺. 正. 元. は温度変化 によ り,瞬 時 に色 の変 わ る温感変色衣 料 を開発 した。. これ は ミク ロン単位 の マ イ ク ロカプ セル 内 に温 度 に敏感 に反応す る染料 を入 れ ,各 種基布 に樹脂 コー テ ィングす る こ とによ って感熱可逆変色 性 を もつ も のに した もので,ス キー ウエ ア,カ ジュアル ウエ ア等 に展 開 してい る。 ナイ ロン46は 融点 が約 300° Cで 6や 66に くらべ高 く,高 温時 の安定性 もよ く,熱 収縮等 も小 さい こ とか ら DSM社 か ら技術導入 して ,東 洋紡 が衣料用 に,ユ ニ チカが産 業用 に商 品開発 を展開 中 で ある21)。 最近 では定番 タ フ タの生産 が極 端 に減少 し,差 別 化 タ フ タの競争 が激化 し て い る。 ユニ チカ22)で はプ ロデ ューサーズ・ スパ ン ライ ク・ テ クス チ ャー ド ヤー ン (PST)と して ,仮 撚 工 程 を経ず ,自 社生産 工 場 で スパ ン ライ ク化 し, ① 品質特性 ,② スパ ン調 ,③ コス ト競争力等 を徹底追求 す る ことを特徴 と して い る。 23)で. 東レ. は 自然 な感覚 が 出せ る高機能 ナ イ ロン織物 を糸 の表層部分 が不規. 則 な ルー プ状 にな った特殊加 工 糸 を使い,ソ フ トな風 合 いを 出 し,携 水性. ,. 透湿性等 も一段 とよ くした「 ス タナ ー」 を開発 した。 旭化成. 25)で. は ゼ ォ ライ トを イオ ン交換 によ って金属 イオ ン (銀 0銅 な ど). を付加 した新 しい タイプ の抗菌剤 をナイ ロン糸 へ 練 り込み ,半 永久的 な抗菌 防臭効果を生 か して ,ソ ックス,パ ンス ト,肌 着 ,シ ーツ,』 、とん カバ ー, ホス ピ タル カーテ ン,業 務用 タオ ル,お しぼ り等 の分野 に新需要開拓 を行 っ てい る。 コン ジ ュゲ ー ト繊維 は,そ の形態や製法 か ら芯鞘型 ,多 分散型 ,接 合 型等 に分類. 26)で. きる。. 芯鞘型 で はポ リエス テル を志 と し,ナ イ ロンを鞘 と した分散型 は 2種 の高 分子物 の一 方 が他 方 の成分 中 に星 雲状 に分散 し,長 さ方 向 に連 続 した混合 フ イ ラメ ン トを形成 させ る もので ,紡 糸 工 程 にお け る分散状態 の制御技術 を確 立 し,彩 色 ポ リエス テ ル と して市場 に 出 してい る. 27)。. 接合型 では 2層 構造 と. して ナイ ロンの 2つ の異 な るポ リマ ー を複 合化 し,ポ リマー の収縮 差 を利用 した潜 在捲縮糸 による「 ナイ ロン22」 が 開発 され , 3層 構造 の もの と して は ペル トロン等 の制電糸 が開発 された。.
(10) 140. 最近の化学繊維の研究 と技術の展望について. 一 方接合 型 の変形 と して 2成 分 フ イ ラメ ン トによるセ グメ ン ト分割型 を開 発 し「 ベ リーマ」 (5分 割 ),「 ベ リー マ X(9分 割 )が 開発 された。 グラセム は最近鐘紡. 2り. で 開発 された もので 8本 の分割 で きるナイ ロンを主 な構成要素. と した コンジ ュゲ ー ト繊維 であ り,超 易溶性 のポ リエス テ ル を除去す ると. ,. 糸 は75Dと な り, 400フ イラ メン トに割繊 され るので ,. 0。. 18dと い う超極細. の ナ イ ロンがえ られ る。「 グ ラセム」 は風 合 い,感 性 お よび 機能 の面 で ユニ ー クで優 れた特性 を もってい る。 29)で. 東レ. は綿 なみ の 吸水性 ,優 れた水拡散性 ,乾 燥性 を もつ 吸水 ナイ ロン. 「 シル スペ リオ ー ル 」を開発 した。 これは特別 に調製 されたナ イ ロン 6ポ リ マ ー を特別 な Y型 口金 と特殊紡 糸条件 で製 糸 した もので ,断 面 は シ ャープ な. V型 溝を もつ三 葉形 で あ る。織編物 に した とき この V型 溝 が適 当な間隔 で組 合 さ り,毛 細管 を形成 して吸水性 を発揮す る。吸水性 が必要 な用途 は極 めて 巾広 く,ス ポー ツウエ アー,裏 地 ,ラ ンニ ング シャツ,ス リップ等 で効 果 を 示 し,む れない ,べ とつ かない,着 やすい等 の評価を うけて い る。 ナ イ ロンの 強力 は1978年 か ら 10g/dと い う レベル で推移 して きたが,ゾ ー 30)。 コ_ド の高 弾性 ン延伸法等 で 15∼ 20g/dク ラスの もの も報 告 されてい る. 率 化 は タイヤ の運動性 ,特 に コーナ リング フオ ースおよび,セ ル フ ァライニ ン グ トル クを大 き くし,操 縦性 および安定性 向上 に重 要 な役割 りを果 たす。 従 って 各汎用素 材 につ いての高 弾性率 化 の研究 が活発 に行 われて い る。 ナ イ ロンコー ドの高 弾性化率化 は コー ドの 撚構造 を含む構成 の変更 によ って行 わ れて い る。 また超高分子量 ナ イ ロン 6の 乾式紡糸 によって 15Gpa以 上 の弾性 率 を実現 した とい う報告 も最近 でて い る。 草薙. 31)ら. は,ナ イ ロン 6の 吸湿 によるポ リマ ー赤外 スペ ク トル変化 を詳 し. く調 べ た。 また脱湿 に伴 う非 晶構造 の変化 も しらべ ,新 しい知見 を得 た。井 川. 32)ら. は, 12-ア ミノ ドデ カ ン酸 の高圧 固相重合 によ って ナ イ ロン12を 合成. し,得 られ たポ リマ ーの赤外 ,SEM,DSC,. X線. を詳 しくしらべ ,ナ イ ロ. ン12の 重合結晶化 は熱重合で あ ると同時 に圧 力誘起重合 で もあ り,重 合 と同 時 に結 晶化が起 こる こ とを明 らか に した。.
(11) 渡 辺 正 元. 内藤. 33)は. ヵ _ペ ッ トの素材動 向 と して ,ナ イ ロン66. 141. BCF, ナイ ロンス テ. ープル につ いて最近 の情報 をま とめてい る。 Do34)ら は,カ ル ボ ニ ール基 を含むナ イ ロン (例 えば,ナ イ ロン61l. を 合成 し,DSC,TGA,FF―. IRを. CO). くわ し くしらべ てい る。. Avramovaら 35)は ,ナ イ ロン 6の 溶融状 態 にお け る Cumulative Erasing 効果 を しらべ てい る。. M00reら 36)は , ナ イ ロン66と 6の 構造 を変化 させ る こ とによる染色挙動 の変化 を詳 しくしらべ てい る。. HamZaら 37)は ,PPT繊 維. (ポ リフ ェニ レンテ レフ タル ア ミ ド),PR0. 49. およびケ ブ ラー49の 光学的な性質 を くわ しく比較研究 して い る。 Jeziorny38)は. ,ナ イ ロン繊維 の 引伸率 100%と ,300%の ものにつ いて ,熱. 処 理 温度 を 100,120,140,160,180,190° Cと 変 えて ,夫 々の比重 を測定 した。 その値 は 1。 1365∼ 1.1818の 間 で変化 してい る こ とを明 らかに した。. 5.ポ リエ ステル わが国で最近 開発 された新製 品 と して は ,下 記 の ものが ある。 鐘紡. 3"は. ,ポ リエス テル の多層嵩高構造 の複合加工 糸織物 で非常 に深 みの. あ るブ ラ ックフ ォー マル用 を新 しく開発 した。 40)は. 中川 ら. ,熱 収縮率 に差 の あ るポ リエス テル 2成 分 を組 み合わせて ,複. 合紡糸 した潜 在 ね じれ繊 維 で扁平 断面 を して お り,さ らに長 さ方 向 に連 続す る 3つ の こぶ を もつ とい う特化素材 を開発 した。そ の発色性 と光沢感 は非常 に美 しい羽根 を もち,し か も光 の角度 によ ってその色 彩 が微妙 に変化す る南 米 ア マ ゾ ンに住 む モル フ ォ蝶 か ら学 んだ とい う。 川上. 41)は. ,第 3世 代 の仮撚糸 と考 え られ る複合仮撚糸 を 開発 した。 これ は. 表面毛羽は勿論 ,単 繊維 の種 々の角度 による配列 や空隙 ,ね じれな ど,ひ と つ と して揃 った繊 維 がな く,こ れ によ って深 みのあ る風 合感性 を出す のに成 功 した。 これ によ り秋冬用 中肉厚地織編物用 と して ,① ナチ ュラル で スパ ン 感覚 に富み ,② 適度 なは り腰 を もち,③ ソフ トな感触 と高 いふ くらみ ,④ 優.
(12) 最近 の化学繊維の研究 と技術の展望について. 142. れ た発色 性等 を もつ ものがで きる よ うにな った。 4の. 中村 ら. は,絹 の もつ 優 れた諸特性 を,ポ リエス テル繊維 で表現す るため. に ,絹 の特性要 因を解析 しなが ら,光 学特性 の改善 ,摩 擦異方性 の付与 につ いて 研究 し,優 雅な光沢 と ドライで温感 に富む触感 に加 え,優 れた ドレープ 開発 した。 性 ,マ イル ドな き しみを もつ ものを、 43)は. 小林 ら. ,電 磁波 シール ド用織物材料 と して ,無 電解金属 メ ッキを利用. した金属糸使 いの布 需を開発 した。 松原. 44)は. ,各 単繊維 に天然繊維 に見 られ るよ うな微細 な異物性 が ラ ンダ ム. に ミックス されて お り,織 編仕上 時 の条件 を変 え る こ とによ って集 合体構造 的 には単繊維 の乱れや ふ くらみ ,繊 維構造 的 には マ イク ロス ケ ール が発生す る特徴 があ り, シルキー か ら スパ ン に至 る感性 を もった織編物 がつ くれ る 「 ラプ ラ」を開発 した。. ,風 合 い,光 沢 の差別 化商品 と して 6葉 断面 ポ リエス テル スパ ン商品「 バ ルー ナ」を開発 した。 その特徴 は① サ ラ ッと した肌 ざわ り,② ド 45)は. 酒井 ら. ライタ ッチであ り,こ しに優 れた重 み の あ る ドレープ性 を うた ってい る。 一 方 国外 の新製 品 と して 1986年 に開発 された ものの 中,主 な もの をあげる 己のよ うにな る。 と下言. BAsF社 46)は ,志 がポ リオ レフ ィンで鞘 が ポ リエステ ルの は り合 わせ繊維 を開発 した。 これは ,タ オ ル地 ,生 理用 品 ,そ の他 沖過布 と して使 われ る。 du POnt社 47)は ,新 製 品 と して 1と 2デ ニ ール を コイル した 1.5イ ンチカ ッ トの Dacron 740を 発表 した。 この ものは通気性 , 柔軟性 ,無 収縮 ,無 退色 を特徴 と して綿 と混紡 して 男子 用 ニ ッ ト製 品 と して市場 に 出 された。同 社. 48)は. また「 C001. Max)と い う商品名 で普通 の ものよ り 20%表 面積 の大 き. い こ とを特徴 と しクー ル で ドライ タ ツチな快適性 があ リスポー ツウエ アーの 分野 をね ら って い る。. American&Elrd Mills社. 49)は. ,空 気交絡 フ イ ラメ ン ト糸 (AEFP)を. 開発 した。AEFPは ,ス パ ン調 で あるので広 くその分野 に市場 を もつ だ ろ う。. HOechst社 50)は , LOI(Limiting Oxygen lndex 25以 上 が難燃 )29と.
(13) 渡 辺 正 元 いう. Tre宙 ra C S(cは 51)は. 安 田ら. 快適 ,. Sは 安 全 )を 開発 した。. ポ リエス テル 繊維 の空気 プ ラズマ による減量 につ いて 研究 した。. 従来 のアル カ リによる減量加 工 では多量 のアル カ リを必要 と し,廃 水処 理 が 大 きな問題 とな ってい る。 プ ラズマ処 理 によ って も,ア ル カ リ処 理 と同 じよ うに減量 の 目的 は達せ られ る。 アル カ リ法 ではかな り深 くまで エ ッチ ングさ れて粗面化す るが,プ ラズマ法 では表面 には殆 ん ど凹凸が見 られず ,自 度 , 光沢 の変化 も少 ない。 52)ポ. 清水 ら. リエス テル・ エ ーテルの高速紡糸 (∼ 7,000m/min)に つ いて. 研究 し,高 次構造 の紡 糸速度依存性 と延伸繊維 との比較 を行 った。紡 糸速度. 6,000m/minの 繊維 では熱処理 による物性 ,構 造 の変化が殆 ん どな く安定 で あ る こ とが分 った。 村尾. 53)は. ,超 高速紡糸 (6,000m/min以 上 )に よ って改質 された常圧 可染. ポ リエス テル繊維 を軸 と し,こ れ に豊 富 な特性 を もつ 他素材 を複 合 させ ,ハ イブ リッ ド化 した繊維素 材 に生 まれ変 らせ る試 みを行 ってい る。 一 方国外 の新技術 と して は Bergerら. 54)は. 複合紡糸 につ き,日 金 の構造 か. ら,海 島紡糸 でえ られ る極 細繊維 につ き述 べ てい る。 Pieniak55)は なめ らか な けん縮 中空 ポ リエス テル フ ァバ ー フ ィル で 不織布 をつ くる方法 を紹介 して い る。Harperら. 56)は. ,芯 が ポ リエス テル で鞘 が絹 の コアヤー ンのつ くり方 57)は と性質特 に染色性 を しらべ た。 Varmaら , ポ リエ チ レン ラ レフ タ レー トと,ポ リアル キ レンテ レフ タ レー ト共重合体 の性質 を しらべ た。 メチ レン. 基 が増加す ると吸湿 性 と染色性 が増大す る こ とを明 らか に した。. 6.ア ク リル 旭化成 58)は ,ァ ク リル原綿 を特殊処理 して ,自 重 の 100倍 以上 の水分 を吸 収す る超高 吸水「 KKF」 を開発 した。KKFは 水 分 に接触す るとゲ ル化 し, 膨張す る こ とで水分 を包接 して形 にな り,水 分 が蒸発 し,乾 燥すれば元 に復 元す る。用途 と して は油水 分離 をは じめ,密 閉部分 の水密 シール ドな どが考 え られ る。旭化成 59)は ,異 形 断面 ア ク リルの「 オ ーセル 」 を開発 した。 これ.
(14) 144. 最近の化学繊維の研究と技術の展望について. は 4つ の辺 と 4つ の頂点 を もつ 四角断面形状 で麻様 の シャ リ感 と光沢 があ り. ,. 高度 なボ リューム感 を もってい る。三 菱 レイ. ヨン60)は. ,超 扁平 ア ク リル「 フ. ァラオ」 を開発 した。製 品は高級獣毛調 の外観 と ソフ トな タ ッチ,か さ高 で 腰 の あ る風 合 いを もつ 。用途 と して はボア ー,パ イル ,毛 布 ,カ ー ベ ッ ト等. ,耐 熱 タイプの ピ ュー ロンを開発 した。 130° Cの 高温 に 耐 え られ る こ とか ら,ポ リエス テル と同 じ条 件 で染色す る こ とがで き,ポ リ が ある。旭化成. 61)は. エス テル との交 ねん,交 織 ,交 編 が可能 とな った。三 菱 レ62)は ,LOI値 が33 (一 般 ア ク リル は19)と い う難燃 ア ク リル を開発 した。用途 は カーテ ン,カ 63)は ー ペ ッ ト,毛 布 ,ハ イパ イル 等 で ある。旭 化成 ,ピ ュー ロンA61と して. 耐 薬 品性 で しか も, 150∼ 200° Cで も品質 の変化を起 こさない タイプを 開発 し,導 電糸 とあみ こんで 制電 で蒸気殺菌 ので きる無塵作業手袋 や ワイ ピング 64)は. ク ロス と して使 われ る市場 を考 えてい る。 東 レ. ,ァ ク リル繊維を ベ ー ス. に した静電気障害 防止用 の特殊紙 と手袋 を開発 した。 鐘化. 65)は. ,ペ ィ ン トプ ラ シ用 ア ク リル と して「 MOdex」 を開発 した。 これ. は ツイ ンホ ロー断面 で ,先 割加 工 が し易 いのが特徴 であ る。塗 り易 さ,ペ イ ン タ ビ リテ ィ,塗 面 の均 一 性等 において豚毛 と同等 とされてい る。. 7。. ビニ ロン 66)で. 強度 20g/dの 超高 強カ ビニ ロンの 開発 を クラ レ の重合度 を上 げ るために. はすす めてい る。PVA. PVAの 精製度 を上 げ る方 向で 開発 がすす め られ て. い る。石綿 による健康障害 が社会 問題化 され ,セ メン ト製 品補 強 の ための代 67)で. 替素材 と して ,特 殊 ビニ ロンを クラ ン. 開発 した。機械 的物性 ,界 面接着 68)で. 力 ,耐 久性 では可成 り満足 な ものがえ られ て い る。 クラ レ. は,農 業用保. 温材 と して ,保 温性 ,透 光性 ,耐 候性等 を具備 した ビニ ロンテ ープヤー ンの 開発 に成功 した。. 8。. ポ リオ レフ ィン繊維. ポ リプ ロピ レンは,わ が国では三 菱 レイ ヨンが 19.5t/dの 設備 を もってい. ,.
(15) 辺. 渡. 正. 145. 元. るが,カ ーペ ッ ト用 に安定 した市場 を確立 してい る。近年世界 的 にポ リプ ロ の特性 が見 直 されてい るが,同 社 では(1)紡 糸 か ら撚糸混繊 まで連続 一 貫化す る革新技術 を開発 中 で ,こ れ によ り生産性 を向上 させ ,コ ス トダウ ンをはか り,従 来 のや や腰 が弱 い といわれてい る欠点 を改善す る。 また,高 強力糸 の ため 3段 延伸機 も導入す る。品種面 では制電 糸 ,難 燃糸 ,コ ンジ ュゲ ー ト糸 69)。. な どの 開発 も してい る. ポ リエ チ レン繊維 につ いて は,東 洋紡. 70)は. ,分 子量 が40万 以上 のポ リエ チ. レンをデ カ リン等 で希薄溶液 と して乾式紡糸 し,こ れを30倍 以上 に熱延 伸 し て 55g/dの 超高力糸 を開発 した。. 9.ア ラ ミ ド繊維 帝人. 71)は. ,開 発名「 HM-50」. を「 テ クノー ラ」 とい う商標名 で 500t/yの. 規模 で1987年 夏企業化す る。強度 ,耐 疲労 ,耐 アル カ リ性 な どの物性面 で , ケ ブ ラー とは違 った特 性 を もち,ゴ ム補 強材 ,防 護衣 ,石 綿代替 な どの分野 72)で. で市場 を開発 中で あ る。 ユニ チカ. は,メ タ糸 とパ ラ糸 を組 み合 わせ た混. 成型 の新 ア ラ ミ ド繊維 の 開発 を行 ってい る。すでに企業化 してい る メタ糸 ア ラ ミ ド繊維「 アプ エ ール 」 の技術 の もとに,パ ラ糸 ア ミ ドに近 い強度 (22∼. 25g/d)を もたせ なが ら,メ タ糸並 み の価格 を実現す るのが狙 いである。 7の クラ レ は, 三 井東圧 が開発 した全芳香酸 ア ラ ミ ド「 MTCア ラ ミ ド」樹. 脂 (芳 香族 イ ソシアネー トと芳 香族 カル ボ ン酸 を原料 )か ら繊維化 の開発 を 行 ってい る。ケ ブ ラーに くらべ高 温寸法安定性 と染色性 にす ぐれ てい る。 ケ ブ ラー は,400° Cを 超 えると熱収縮 が急速 に大 き くな るが,. MTCア ラ ミ ド. ある。用途 と しては工 業用 ,内 装用 は,480° Cで も20%(ケ ブ ラーの ÷ )で 74)で は,小 松精練 と共 同 で ケブ ラーの染 色技 衣料 の難燃分野等 で ある。東 レ ,. 術 を確立 した。 アパ レル 向け に も用途 を展 開す る。. MOareら 76)は. 田ら. 75)は. , Nomex糸 の染色性 につ き詳細 な基礎研究 を行 った。 神. ,塩 素置換 した岡1直 性 の芳香族 ジア ミンを無水 ピロメ リッ ト酸 か ら. 高 強度 ,高 弾性率 のポ リイ ミ ド繊維 を得 た。.
(16) 最近 の化学繊維 の研究 と技術の展望について. 10。. 吸水 ,撓 水 繊 維. 超 吸 水 性繊 維 と して 日本 エ ク ラ ンで は「 ラ ン シール F」 を開発 した。現 在 粉 末 状 の超 吸水 性 樹 脂 は 各 方 面 の 用 途 開発 が 行 わ れ て い るが ,フ ァイ バ ー 状 の もの は 日本 で は な く,世 界 で も米 国 に 3mm長 の もの が 1∼. 2社 あ るだ け. で ,数 十 mmの 長 さを もつ 繊 維 状 の もの は 始 めて で あ る。 これ の 特 徴 は 多 量 の 水 を 吸収 し,多 少 の 圧 力 を加 えて も離 水 しな い 機能 を もつ こ と と,吸 水 速 度 が はや く30秒 で 平 衡 吸水 量 の 約 70%に 達 す る こ とで あ る。一 方 超 攪 水 と し て ク ラボ ー は ,綿 に ナ チ ュラル な風 合 を生 か し,耐 久性 を飛 躍 的 に高 め た新 しい擁 水 加 工 素 材「 セ タ ミック」 を発 表 した。. 11.光 フ ァイ バ ー 情 報 社 会 の 発 展 の 基 盤 を なす 光 エ レ ク トロニ ク ス 技 術 に お いて ,光 フ ァイ バ ー は情 報 伝 達 媒 体 と して 中枢 的 役 割 りを呆 して い る。 そ の 低 損 失 性 ,広 帯 域 性 は一 層 の 展 開 を指 向す る新 しい光 エ レ ク トロニ ク ス 用 部 品 ,材 料 の 開発 を 促す 推 進 力 とな って い る。 プ ラ ス チ ック材料. 77)が. な役 割 りを果 して い る こ とは 石英 系光 フ ァイバ ー. 光 フ ァイ バ ー 開発 上 重 要. 78)用. 一 次 ,二 次 コー テ ィ ン. グ 材 ,あ るい は 被 覆 材料 な ど,光 フ ァイバ ー の 高 性 能 性 化 ,高 信 頼 化 の 上 で 79)。. 欠 かせ ぬ 構 成 材料 とな って い る. 《文. 献》. 1)TeXtile organon,57,156(1986.July). 2)Textile organon,57,157(1986.July)。 3)Textile organon,57,169(1986.July)。 4)日 本化繊協会 ,化 繊ハ ン ドブ ック p.20∼ 21.(1986). 5)日 本化繊協会,化 繊ハ ン ドブ ック p.22。 (1986).. 6)宮 本武明,織 学誌 42,p.25。 (1986). 7)山 岸和夫,『 天然高分子 の最新利用技術 』p.157.シ ー・ エム・ シー 8)空 閑重則,紙 パ技協誌 38,166(1984). 9)松 崎啓,石 井邦男,繊 機学誌 38,p.23.(1985).. (1982)..
(17) 渡. 辺. 正. 元. 147. 10)松 崎啓 ,岸 田和夫 ,高 分子 31,10,14(1982)。 11)上 出健 二 ,他 ,繊 学誌 40,150(1984). 12)旭 化成 , 日経産業 (1986。 5。 17). 13)旭 化成 テキ ス タイル,繊 研新 聞 (1986。 8。 7). 14)旭 化成 , 日本繊維新 聞 (1986。 7。 4). 15)繊 研新 聞 (1986.8.25). 16)帝 人 ,繊 研新 聞 (1986.9.12). 17)旭 化成 ,繊 研新 聞 (1986.11.21). 18)帝 人 ,繊 研新 聞 (1986.12.17). 19)旭 化成 ,繊 研新 聞 (1986.5。 28). 20)東 レ,繊 研新 聞 (1986。 10。 2). 21)ユ ニ チカ,東 洋紡 ,繊 研新 聞 (1986.5.6,1980。 7.15). 22)ユ ニ チカ,日 本繊維新聞 (1986.11.5). 23)東 レ, 日経新 聞 (1986.3。 17). 24)旭 化成 , 日本合繊新 聞 (1986.5。 5). 25)鐘 紡 ,繊 研新 聞 (1986,11,25). 26)繊 維学会 ,図 説繊維 の形態 p.176(1982). 27)特 公昭 47-45607,特 公 昭 48-16449。 28)市 橋邦夫 ,武 田俊英 ,繊 機誌 39,p.469(1986). 29)小 嶋悌亮 ,繊 機誌 39,p.469(1986). 30)栗 田和夫 ,石 反英 昭 ,繊 維誌 37,p.2∼ 6(1986). 31)草 薙浩 ,湯 川精一 ,石 本厚男 ,繊 機誌 39,p.84(1986). 32)井 川時実 ,島 村薫 ,森 義一 ,繊学誌 42,p.403(1986). 33)内 藤武七郎 ,繊 機誌 37,p.145(1986).. 34)C.H.Do,Eo Mo Pearce,J.Polymer Sci.PartA。 24, 1657(1986). 35)No Avramora, S.Farirov, J.Polymer Sci.PartB。 24,761(1986).. 36)R.A.F.Moore,H.Do Weigmann,Textile Res.J.56,180(1986). 37)A.A.Hamga,K.A.El― Farahaty,Textile Res.J。 56,580(1986)。 38)A.Jeziorny,Textile Res.J。. 56,405(1986).. 39)鐘 紡 ,繊 維科学 28,(3)23(1986). 40)中 川潤 ,森 岡弘明 ,繊 維科学 28(3)27(1986). 41)川 上賢治 ,繊 維科学 28,(3)33(1986). 42)中 村良司 ,田 中豊 ,繊 維科学 28,(3)38(1986). 43)小 林脩 三 ,広 田靖保 ,繊 維科学 28,p.436(1986). 44)松 本富夫 ,繊 維誌 39,p.432(1986). 45)酒 井 一男 ,菊 地武夫 ,繊 維誌 39,p。 436(1986)..
(18) 148. 最近 の化学繊維 の研究 と技 術 の展望 につ いて. 46)BASF.Tex tile World.136,32(1986.Dec。. ).. 47)Du Pont,Daily News Record,1986.7.15.p.16. 48)Du Pont,Daily News Record, 1986.6.26,p.6. 49)American&Efird Mills,Daily News RecOrd,1986.4.14.p.4. 50)HOechst,Textile Horizone,6(6)33(1986)。 51)安 田武 ,奥 野温子 ,吉 田恭子 ,繊学誌 42,41(1986). 52)清 水 二 郎 ,高 久 明 ,繊 学誌 42,379(1986). 53)村 尾泰一 ,化 学 と工業 39,265(1986). 54)Wo Berger, P.Fischer, Textil Technik 35, 293(1986).. 55)Nonwovens lndustry ll,10(1986).USP。 4,573,988. 56)RoJ.Harper,G.Ruppenicker.D.Donaldson.Textile Res.J。. 56,80(1986).. 57)DoSe Varma,Ro Agarwal.Io K.Varma,Textile Res.J.56,438(1986). 58)旭 化成 ,繊 研新 聞 (1986.2.22). 59)旭 化成 ,繊 維 工学 39,p.429(1986). 60)三 菱 レイ ヨン,繊 維工 学 39,p.387(1986). 61)旭 化成 ,『 社報 あ さひ』 (61。 12。 1),繊 研新 聞 (61。 10.14). 62)三 菱 レイ ヨン,日 本合繊新聞 (1986.11。 10),日 本 繊維新聞 (1986。 11.5). 63)旭 化成 ,繊 研新 聞 (1986。 4.25). 64)東 レ,日 経産業 (1986.4.1). 65)鐘 化 ,繊 維工 学 39,p.389(1986). 66)ク ラ レ,繊 研新聞 (1986.12。 17). 67)口 笠紀一 ,繊 維 工 学 39,p.160(1986).. 68)吉 中準 一 ,繊 維工 学 39,p.473(1986)。 69)三 菱 レイ ヨン,繊 維新 聞 (1986.3.12). 70)東 洋紡 ,繊 研新 聞 (1986.1。 24). 71)帝 人 ,繊 研新 聞 (1986。 5.29)日 刊工 業 72)ユ ニ チカ,日 本 工 業新 聞 (1986。 11。 25). 73)ク ラ レ,繊 研新 聞. 74)東. (1986。. レ,日 本繊維新聞. 12。. (1986。. (1986。. 5。. 29).. 13).. 7.7).. 75)R.Ao F.M00re,H.Do Weigmann,Textile Res.J.56,254(1986). 76)神 田拓馬 ,松 田敏和 ,繊 学誌 42,T554(1986). 77)戒 能 俊邦 ,繊 学誌 42,p.113(1986). 78)堀 口正 治 ,繊 学誌 42,p.101(1986). 79)JARECI.17,Optical De宙 ce&Fibers(1985/1986)p.56,1985。 Ltd,。. OHMSHA..
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