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通関書類の作成要領その他通関手続の実務

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Academic year: 2022

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(1)

第 53 回通関士試験

≪ 3 ≫

通関書類の作成要領その他通関手続の実務

試 験 問 題 (時間  1 時間 40 分)

注 意 事 項

1 問題の解答は、別紙の答案用紙に記入してください。

2 答案用紙に氏名、受験地及び受験番号を忘れずに記入してください。

3 問題集及び答案用紙の再交付はいたしません。

4 第 1 問の輸出統計品目表(抜すい)及び関税率表解説(抜すい)、第 2 問の実行関税率表(抜す い)は別冊に掲載されております。

5 第 3 問から第 7 問までの問題については、解答のすべてが正解した場合のみ得点が与えられます。

(2)

― 1 ―

【選択式・計算式】 ――― 第 1 問 5 点 第 2 問 15 点 ―――

第 1 問 輸出申告

別紙 1 の仕入書及び下記事項により、食料品等の輸出申告を輸出入・港湾関連情報処理シス テム(NACCS)を使用して行う場合について、別紙 2 の輸出申告事項登録画面の統計品目番号 欄(⒜~⒠)に入力すべき統計品目番号を、輸出統計品目表の解釈に関する通則に従い、別冊 の「輸出統計品目表」(抜すい)及び「関税率表解説」(抜すい)を参照して、下の選択肢から選 び、その番号をマークしなさい。

1  統計品目番号が同一であるものがある場合は、これらを一欄にまとめる。

2  統計品目番号が異なるものであっても、それぞれの申告価格が 20 万円以下である場合には、

これらを一括して一欄にまとめる。

  なお、この場合に入力すべき統計品目番号は、これらの品目のうち申告価格が最も大きいも のの統計品目番号とし、10 桁目は「X」とする。

3  輸出申告事項登録は、申告価格(上記 1 及び 2 によりまとめたものについては、その合計 額)の大きいものから順に入力するものとする。

4  別紙 1 の仕入書に記載されているそれぞれの品目の価格(工場渡し価格)とは別に、売手 の工場から輸出港まで輸送するために要する運賃及び輸出港における貨物の船積みに要する 費用として、それぞれの品目の工場渡し価格の 5%に相当する額が支払われる。

5   別紙 1 の仕入書に記載されている「Frozen concentrated grapefruit juice(Brix value : 21-23), in 100 kg drums」及び「Frozen coconut juice with water, put up for retail sale」

については、冷凍されたまま輸送及び船積みをするため、上記 4 の運賃及び費用とは別に、

売手の工場から輸出港まで輸送するために要する運賃及び輸出港における貨物の船積みに要 する費用として、これらの品目の工場渡し価格の 2%に相当する額が支払われる。

6  別紙 1 の仕入書に記載されている「Frozen coconut juice with water, put up for retail sale」は、天然のココナッツジュース(ココナッツウォーター)(80%)、水、砂糖及びクエン 酸から成る飲料とする。

7   別紙 1 の仕入書に記載されている「Dried powdered alcohol (for food preparations), in a bulk form」は、重量比でエチルアルコール 30.5%及びデキストリン 69.5%から成るものとする。

8   別紙 1 の仕入書に記載されている米ドル建価格の本邦通貨への換算は、別紙 3 の「実勢外 国為替相場の週間平均値」を参照して行う。

9   申告年月日は、令和元年 9 月 2 日とする。

①  071420000X ②  0902201005 ③ 0902400004

④  2002900001 ⑤  200520000X ⑥ 200599000X

⑦  200899090X ⑧  2009290006 ⑨ 2009500006

⑩  2009890002 ⑪  2101200006 ⑫ 210690900X

⑬  2202100003 ⑭  2202990904 ⑮ 220890900X

(3)

別紙  1

INVOICE

Seller Invoice No. and Date

ABC COMPANY

1-1, Kasumigaseki 3-chome, Chiyoda-ku, Tokyo, JAPAN

ABC-193857 Aug. 20th, 2019

Reference No. FRB-191119 Buyer

XYZ Corp.

1125 E 8th Street Los Angeles, CA 90079

Country of Origin Japan

L/C No. Date

LAIB-0730 July 30th, 2019

Vessel On or about Issuing Bank

Taiyo Maru Sep. 6th, 2019

LA International Bank

From Via

Tokyo, Japan To

Los Angeles, U.S.A.

Marks and Nos. Description of Goods Quantity Unit Price Amount

Unit per Unit EXW US$

XYZ LOS ANGELES

Green tea powder (not

fermented), in a bulk form 1 5,000.00 5,000.00 Fresh tomato juice (Dry

weight content : 10%), in 1 L glass bottles

3,000 3.00 9,000.00

Frozen concentrated grapefruit juice (Brix value : 21-23), in 100 kg drums

55 90.00 4,950.00

Frozen coconut juice with

water, put up for retail sale 55 60.00 3,300.00 Sweet potato chips, sliced

and fried, put up for retail sale

1,600 1.00 1,600.00

Dried powdered alcohol (for food preparations), in a bulk form

1 1,400.00 1,400.00

Total : EXW Tokyo US$ 25,250.00 Total : 500Packages

N/W : 15,860kgs

G/W : 19,100kgs ABC COMPANY

(Signature)

(4)

― 3 ― 別紙  2

(5)
(6)

― 5 ― 別紙  3

実勢外国為替相場の週間平均値

(1 米ドルに対する円相場)

期      間 週間平均値

令和 1. 8. 4  ~ 令和 1. 8. 10 令和 1.8.11  ~ 令和 1.8.17 令和 1.8.18  ~ 令和 1.8.24 令和 1.8.25  ~ 令和 1.8.31 令和 1. 9. 1  ~ 令和 1. 9. 7

¥112.00

¥113.00

¥111.00

¥109.00

¥110.00

(7)

第 2 問 輸入(納税)申告

別紙 1 の仕入書及び下記事項により、中国から化学製品等を輸入する場合の輸入(納税)申 告を輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)を使用して行う場合について、以下の問い に答えなさい。

⑴ 別紙 2 の輸入申告事項登録画面の品目番号欄(⒜~⒠)に入力すべき品目の番号を別冊 の実行関税率表(抜すい)を参照し、下の選択肢から選び、その番号をマークしなさい。

⑵ 別紙 2 の輸入申告事項登録画面の課税価格の右欄(⒡~⒥)に入力すべき申告価格(関 税定率法第 4 条から第 4 条の 9 まで(課税価格の計算方法)の規定により計算される課税 価格に相当する価格)の額をマークしなさい。

1  品目番号が同一であるものがある場合は、これらを一欄にまとめる。

2  品目番号が異なるものであっても、それぞれの申告価格が 20 万円以下である場合には、こ れらを関税が有税である品目と無税である品目に分けて、それらを一括して一欄にまとめる。

  なお、この場合に入力すべき品目番号は、次のとおりとする。

⑴ 有税である品目については、一欄にまとめた品目のうち関税率が最も高いものの品目 番号とし、10 桁目は「X」とする。

⑵ 無税である品目については、一欄にまとめた品目のうち申告価格が最も大きいものの 品目番号とし、10 桁目は「X」とする。

3  品目番号(⒜~⒠)には、申告価格(上記 1 及び 2 によりまとめたものについては、その 合計額)の大きいものから順に入力するものとする。

4  課税価格の右欄(⒡~⒥)には、別紙 1 の仕入書に記載された価格に、下記 6 から 9 まで の費用が申告価格に算入すべきものである場合にはその額を加算した額(本邦通貨に換算し た後の額)を入力することとする。

  なお、1 円未満の端数がある場合は、これを切り捨てる。

5  米ドル建価格の本邦通貨への換算は、別紙 3 の「実勢外国為替相場の週間平均値」を参照 して行う。

6  輸出者(売手)は、別紙 1 の仕入書に記載された「Lubricating preparation used for electrical apparatus, containing 40% by weight of petroleum oils in dehydrated state, put up for retail sale」の輸入者(買手)との輸入取引に関連し、その生産のために使用する新た な機械を購入し、当該輸入者(買手)との過去の取引に関連して使用した当該機械と同種の 機械を廃棄した。輸入者(買手)は、輸出者(売手)の請求を受け、その廃棄に要した費用 として 750 米ドルを輸出者(売手)に支払った。

7  別紙 1 の仕入書に記載された「Caulking compound, based on plastics, for architectural work, put up for retail sale」の価格は、輸出者(売手)が輸入者(買手)に対して 200 米ド ルの債務を負っていたため、当該債務の全額を控除した後の価格となっている。

(8)

― 7 ―

8  別紙 1 の仕入書に記載された「Paint, based on acrylic polymers, dissolved in an aqueous medium, in 20 kg drums」の本邦への輸送に際しては特別な包装が必要となることから、輸 入者(買手)は、包装資材を調達のうえ、輸出者(売手)に無償で提供するとともに、包装 作業員 1 名に当該包装を委託する。輸入者(買手)は、仕入書価格とは別に当該包装資材の 調達に要した費用として 135 米ドルを、当該包装資材を当該輸出者(売手)に送付(提供)

するために要した運賃として 15 米ドルを、当該包装作業員の人件費として 500 米ドルをそれ ぞれ負担する。

9  別紙 1 の仕入書に記載された「Hair-grease, put up for retail sale」は、輸出者(売手)が 保有するノウハウを使用して生産された貨物であり、輸入者(買手)は、輸出者(売手)と の当該貨物の売買契約に基づき、仕入書価格とは別に当該ノウハウの使用に伴う対価として

300 米ドルを輸出者(売手)に支払う。

10  申告年月日は、令和元年 9 月 2 日とする。

①  271019293X ②  3004900242 ③ 3208200004

④  3209100005 ⑤  3210000205 ⑥ 321410000X

⑦  321490000X ⑧  3305100002 ⑨ 3305900006

⑩  3307900002 ⑪  3401110005 ⑫ 3401190100

⑬  3401300000 ⑭  340319099X ⑮ 340399000X

(9)

別紙  1

INVOICE

Seller Invoice No. and Date

DEF COMPANY

587, West 12th Street Huangpu, Shanghai, China

XYZ-0802 Aug. 10th, 2019

Reference No. ABC-004

Buyer Country of Origin China

ABC Trading Co.,Ltd.

HIGASHI 2-3, CHUO-KU, TOKYO, JAPAN L/C No. Date

Vessel On or about Issuing Bank

Nihon Maru Aug. 20th, 2019

From Via

Shanghai, China

To Payment Terms:T/T

Tokyo, Japan

Marks and Nos. Description of Goods Quantity Unit Price Amount

Unit per Unit CIF US$

ABC TOKYO Made in China

Lubricating preparation used for electrical

apparatus, containing 40%

by weight of petroleum oils in dehydrated state, put up for retail sale

80 12.00 960.00

Caulking compound, based on plastics, for architectural work, put up for retail sale

50 13.00 650.00

Paint, based on acrylic polymers, dissolved in an aqueous medium, in 20 kg drums

50 45.00 2,250.00

Medicated soap, in the form

of bars, put up for retail sale 1,000 10.00 10,000.00 Shampoo for use on the

hair, in liquid form, containing organic surface- active agents, put up for retail sale

800 8.00 6,400.00

Hair-grease, put up for

retail sale 700 9.00 6,300.00

Total : CIF TOKYO US$ 26,560.00 Total : 300CTNS

N/W : 1,500kgs

G/W : 1,600kgs DEF COMPANY

(Signature)

(10)

― 9 ― 別紙  2

(11)
(12)

― 11 ― 別紙  3

実勢外国為替相場の週間平均値

(1 米ドルに対する円相場)

期      間 週間平均値

令和 1. 8. 4  ~ 令和 1. 8. 10 令和 1.8.11  ~ 令和 1.8.17 令和 1.8.18  ~ 令和 1.8.24 令和 1.8.25  ~ 令和 1.8.31 令和 1. 9. 1  ~ 令和 1. 9. 7

¥112.00

¥113.00

¥111.00

¥109.00

¥110.00

(13)

【選 択 式】 ――― 各問題 2 点 ―――

第 3 問 次の記述は、関税の確定及び納付に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。

すべてを選び、その番号をマークしなさい。

1  納税申告は、輸入申告書に輸入しようとする貨物に係る課税標準その他の事項のほか、そ の税額その他必要な事項を記載して、これを税関長に提出することによって行うものとされ ているが、特例輸入者は、これによらず、当該貨物に係る課税標準、税額その他必要な事項 を記載した特例申告書を税関長に提出することによって納税申告(特例申告)を行うことが できる。

2  特例輸入者が、自動車を輸入しようとする場合において、輸入申告に併せて納税申告を行 わないときは、当該自動車については、特例申告を行うことを選択したものとみなすことと されている。

3  環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の規定に基づき同協定の原産 品とされる貨物に係る納税申告をした者は、当該納税申告に係る貨物について同協定の規定 に基づく関税の譲許の便益の適用を受けていない場合において、当該貨物につき当該譲許の 便益の適用を受けることにより、当該納税申告に係る納付すべき税額が過大となるときは、

当該貨物の輸入の許可の日から 5 年以内に限り、税関長に対し、当該納税申告に係る税額に ついて更正の請求をすることができる。

4  延滞税の額の計算の基礎となる関税額が 1 万円未満である場合においては、延滞税の納付 は要しない。

5  税関長は、過少申告加算税を徴収しようとするときは、納付すべき税額、納期限及び納付 場所を記載した納税告知書を送達して納税の告知をしなければならない。

(14)

― 13 ―

第 4 問 下表の左欄(「物品」の欄)に掲げる物品については、これらの物品が生鮮のものである場合 には、同表の右欄(「関税率表の項」の欄)に掲げる関税率表の項に属するものであるが、これ らの物品を水煮により調理し、冷凍した場合、属する類の変更が生じることとなるものはどれ か。すべてを選び、その番号をマークしなさい。

物品 関税率表の項

1 牛肉 第 02.01 項

2 殻付きのかに 第 03.06 項 3 殻を除いてあるえび 第 03.06 項 4 にんじん 第 07.06 項 5 ストロベリー 第 08.10 項

第 5 問 次の記述は、関税法第 7 条第 3 項の規定に基づく関税率表の適用上の所属の教示に係る照会

(以下「事前照会」という。)に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。すべて を選び、その番号をマークしなさい。

1  事前照会は、原則として、文書により照会を受け、文書で回答することにより行うことと されているが、これによらず、口頭により照会があった場合には、口頭で回答することとさ れている。

2  文書による事前照会があった場合において、その照会書の記載事項に不明な点があるとき 又は審査に必要な資料が不足しているときには、照会者に対して記載事項の補正又は資料の 追加提出等を求め、当該記載事項の補正又は資料の追加提出等がなされるまでは、当該照会 書を受理しないこととされている。

3  文書による事前照会に係る貨物の内容及び回答書の内容について、その照会対象となった 貨物が新規の輸入品であり、市場に流通する前に他者に知られることによりその照会者又は その関係者が不利益を受けるおそれがある場合であって、当該照会者から一定期間内(180 日 を超えない期間内)につき公開しないことを求める申出があったときは、当該貨物の内容及 び回答書の内容は、当該申出に係る期間後に公開されることとされている。

4  事前照会に対する回答書の内容は、その該当する限度において、当該回答書の交付又は送 達のあった日から 5 年を経過する日まで、輸入(納税)申告の審査上、尊重するものとされ ている。

5  事前照会に対する回答書の交付があった日後において、法令が改正され、当該回答書が参 考とならなくなった場合であっても、当該回答書の内容は、当該交付があった日から 3 年を 経過する日までは、輸入(納税)申告の審査上、尊重するものとされている。

(15)

第 6 問 次に掲げる物品が関税暫定措置法第 8 条の 2 第 1 項の特恵関税に係る特恵受益国(A国)にお いて生産された場合、A国を原産地とする物品(特恵受益国原産品)とされるものはどれか。以 下の関税暫定措置法施行規則別表(第 9 条関係)の規定の抜すいを参考にし、特恵受益国原産 品とされるものすべてを選び、その番号をマークしなさい。なお、問題文に記載されているも のを除き、当該物品に使用されうるその他の材料については、考慮しないものとする。

1  特恵受益国でない第三国から輸入した当該第三国で生産された第 8 類の果実及び第 17 類の 砂糖を使用して製造した第 20.06 項の砂糖により調製した果実

2  A国で生産された第 8 類の果実を使用して製造した第 20.07 項のジャム

3  日本から輸入した第 7 類の野菜とA国で生産された第 8 類の果実とを使用して製造した第 20.09 項のジュース

4  特恵受益国でない第三国から輸入した当該第三国で生産された第 8 類のぶどうを使用してA 国で第 20.09 項のぶどうジュースを製造し、当該ぶどうジュースを使用して製造した第 22.04 項のスパークリングワイン

5  A国で生産された第 11 類の小麦粉と特恵受益国でない第三国から輸入した当該第三国で生 産された第 11 類の小麦粉とを 7 対 3 の割合で使用して製造した第 19.02 項のスパゲッティ

関税暫定措置法施行規則別表(第 9 条関係)(抜すい)

関税率表の

番号 生産された物品 原産品としての資格を与えるための条件 第 19.02 項 スパゲッティ、マカロニ、ヌードル、

ラザーニャ・・・ 第 10 類、第 11 類又は第 19 類に該当す る物品以外の物品からの製造

第 20.06 項 砂糖により調製した野菜、果実、・・・ 第 7 類、第 8 類、第 9 類、第 12 類、第 17 類又は第 20 類に該当する物品以外 の物品からの製造

第 20.07 項 ジャム、フルーツゼリー、マーマ

レード、果実又は・・・ 第 8 類又は第 20 類に該当する物品以外 の物品からの製造

第 20.09 項 果実又は野菜のジュース(ぶどう搾

汁を含み・・・ 第 7 類、第 8 類又は第 20 類に該当する 物品以外の物品からの製造

第 22.04 項 ぶどう酒

⑴スパークリングワイン並びに・・・ 第 8 類、第 20 類又は第 22 類に該当す る物品以外の物品からの製造

(16)

― 15 ―

第 7 問 日本とA国とを締約国とする二国間の経済連携協定が締結されており、当該協定に以下の原 産地規則が定められている場合において、次に掲げる産品のうち、当該経済連携協定に基づく A国の原産品とされるものはどれか。以下の原産地規則を参考にし、A国の原産品とされるも のすべてを選び、その番号をマークしなさい。

1  日本で収穫したトマト(第 07.02 項)がA国に輸入され、当該トマトを使用してA国で生産 されたトマトケチャップ(第 21.03 項)。ただし、トマト以外の材料はA国の原産材料とする。

2  B国で収穫したトマト(第 07.02 項)がA国に輸入され、当該トマトを使用してA国で生産 されたトマトケチャップ(第 21.03 項)。ただし、トマト以外の材料はA国の原産材料とする。

3  C国で生産された綿(第 52.03 項)がA国に輸入され、当該綿を使用してA国で生産された 綿糸(第 52.05 項)。ただし、綿以外の材料はA国の原産材料とする。

4  C国で生産された綿(第 52.03 項)がA国に輸入され、当該綿を使用してA国で生産された 綿織物(第 52.08 項)。ただし、綿以外の材料はA国の原産材料とする。

5  C国で生産された綿糸(第 52.05 項)がA国に輸入され、当該綿糸を使用してA国で生産さ れた綿織物(第 52.08 項)。ただし、綿糸以外の材料はA国の原産材料とする。

(原産地規則)

≪原産品≫

  この協定の適用上、次のいずれかの産品は、締約国の原産品とする。

⒜ 当該締約国において完全に得られる、又は生産される産品

⒝ 当該締約国の原産材料のみから当該締約国において完全に生産される産品

⒞ 非原産材料を使用して当該締約国において生産される産品であって、下記の≪品目別原産 地規則≫を満たすもの

≪完全に得られる産品≫

  次に掲げる産品は、締約国において完全に得られ、又は生産される産品とする。

⒜ 当該締約国において収穫され、採取され、又は採集される植物及び植物生産品

⒝ 当該締約国において⒜に規定する産品のみから得られ、又は生産される産品

≪累積≫

  一方の締約国の原産品であって、他方の締約国において産品を生産するための材料として使 用されるものについては、当該他方の締約国の原産品とみなす。

≪品目別原産地規則≫

関税分類 品目別原産地規則

第 07.02 項 第 07.02 項の産品への他の類の材料からの変更 第 21.03 項 第 21.03 項の産品への他の類の材料からの変更

(第 7 類又は第 20 類からの変更を除く。)

第 52.03 項 第 52.03 項の産品への他の項の材料からの変更 第 52.05 項 第 52.05 項の産品への他の項の材料からの変更

(第 52.03 項から第 52.07 項までの各項からの変更を除く。)

第 52.08 項 第 52.08 項の産品への他の項の材料からの変更

(第 52.05 項から第 52.12 項までの各項からの変更を除く。)

(17)

【計 算 式】 ――― 各問題 2 点 ―――

第 8 問 外国貨物について輸入(納税)申告をし、輸入の許可を受けたが、当該許可後において下表 1 のとおり課税標準額及び適用税率に誤りがあることが判明し、下表 2 の経緯で関税法第 7 条の 14 の規定に基づき修正申告を行う場合に、当該修正申告により納付すべき関税額及び延滞税の 額を計算し、これらの合計額をマークしなさい。なお、延滞税は、法定納期限の翌日から当該 関税額を納付する日までの日数に応じ、年 2.6%(当該関税額の納期限の翌日から 2 月を経過す る日後は年 8.9%)の割合を乗じ、1 年は 365 日として計算するものとする。

(表 1)

課税標準額 適用税率 修正申告前(輸入(納税)申告時) 12,079,325 円 5.0%

修正申告時 14,832,492 円 15.0%

(表 2)

・令和元年 5 月 1 日  輸入(納税)申告の日、輸入の許可前における貨物の引取りの承認 の日、貨物の引取りの日

・令和元年 5 月 31 日 「輸入許可前引取承認貨物に係る関税納付通知書」が発せられた日

・令和元年 6 月 7 日 当初の輸入(納税)申告に係る関税額の納付の日、輸入の許可の日

・令和元年 8 月 26 日 修正申告の日

・令和元年 8 月 30 日 修正申告に係る関税額の納付の日

(注)上記の過程において、延滞税の免除事由に該当する事実はない。

(参考)令和元年の暦

 ・令和元年 5 月 1 日から 5 月 31 日まで(31 日間)

 ・令和元年 6 月 1 日から 6 月 30 日まで(30 日間)

 ・令和元年 7 月 1 日から 7 月 31 日まで(31 日間)

 ・令和元年 8 月 1 日から 8 月 31 日まで(31 日間)

第 9 問 下表に掲げる 2 品目について、一の輸入(納税)申告書により申告し、輸入の許可を受けた が、当該許可後において、下表のとおり課税標準額及び適用税率に誤りがあることが判明し、

当該申告に係る課税標準及び納付すべき関税額について、関税法第 7 条の 16 の規定に基づき更 正されることとなった。当該更正により結果として過納金となる額を計算し、その額をマーク しなさい。

品目 当初申告 更正

課税標準額 適用税率 課税標準額 適用税率 A 17,320,597 円 5.8% 17,320,597 円 15.0%

B 24,568,411 円 9.8% 2,456,841 円 3.5%

(18)

― 17 ―

第10問 次の取引内容に係る輸入貨物の課税価格を計算し、その額をマークしなさい。

1  本邦の精密機器販売会社M(輸入者M)は、A国の精密機器加工会社X(輸出者X)との 間で、Mが提供した材料(精密機器 20 台)をXがA国にあるXの工場において特殊加工し、

当該特殊加工によってできた製品(特殊精密機器 20 台)をMが取得することを内容とする契 約を締結し、Mは当該契約に基づき当該製品(特殊精密機器)を輸入する。

2  当該材料(精密機器)は、MがA国の精密機器製造業者Yから購入し、無償でXに提供す るものとする。

3  Mは、当該特殊加工の対価としてXに 3,000,000 円を、当該材料(精密機器)の取得に要す る費用としてYに 1,500,000 円を、Yから取得した当該材料(精密機器)をXに提供するため に要した運賃として運送会社に 50,000 円をそれぞれ支払う。

4  Mは、当該特殊加工のために必要とされた技術を本邦において開発した開発者Zから 1,000,000 円で取得し、無償でXに提供するものとする。なお、Zが当該開発に要した費用は 700,000 円である。

5  Mは、上記費用とは別に当該製品(特殊精密機器)の輸入に関し、次に掲げる費用を負担 する。

イ A国の輸出の際に税関手続に要した費用 ・・・・・・・・・・・・・・・ 19,000 円 ロ 輸出港において要したコンテナー・サービス・チャージ ・・・・・・・・ 10,000 円 ハ Xの工場から輸入港までの運送に要する運賃 ・・・・・・・・・・・・・ 150,000 円 ニ 輸入港からMの販売店までの運送に要する運賃 ・・・・・・・・・・・・ 52,000 円 ホ Xの工場から輸入港までの運送に要する保険料 ・・・・・・・・・・・・ 27,000 円 6  上記の者のいずれの間にも特殊関係はない。

(19)

第11問 次の取引内容に係る輸入貨物の課税価格を計算し、その額をマークしなさい。

1  本邦の輸入者M(買手)は、A国所在の映像プロデュース会社である輸出者X(売手)との 間において、同国所在の映像作家であるZが同国において制作した映像を記録したDVD 1,000 枚に係る売買契約を締結し、当該契約により当該DVD 1,000 枚を輸入する。

2  MとXとの間の当該売買契約において、当該DVD の単価(FOB価格)は 2,700 円とされて おり、その内訳は次のとおりとされている。

イ DVDに記録されている当該映像の価格 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1,600 円 ロ DVD本体(キャリアメディア)の価格 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・200 円 ハ DVDへの当該映像の記録費用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・550 円 ニ DVDの容器(通常の容器)の費用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・350 円 3  Mは、当該DVDの輸入に関連して、当該DVDがA国から本邦の輸入港に到着するまでの運

送に要する運賃及び保険料として 110,000 円を負担する。

4  当該DVDにはXの商標が付されている。Mは、本邦においてXの商標が付された当該DVD 1,000 枚を単価 4,000 円で販売し、すべてのものが売却された。

5  Mは、Xから当該DVDを購入するに当たり、Xとの間においてライセンス契約を締結し、当 該ライセンス契約に基づき、当該売買契約に係る代金とは別に、当該DVDに付されているX の商標の使用に伴う対価(ロイヤルティ)として、本邦における当該DVDの販売価格の 10%

をXに支払うこととされている。

6  M、X及びZのいずれの間においても特殊関係はない。

(20)

― 19 ―

第12問 次の取引内容に係る輸入貨物の課税価格を計算し、その額をマークしなさい。

1  本邦の輸入者M(買手)は、A国の輸出者X(売手)との間において、事務用書庫 100 台に 係る売買契約を締結し、当該売買契約により当該事務用書庫 100 台のうち 80 台については本 邦に輸入し、残り 20 台についてはA国から直接B国に輸出する。

2  当該売買契約には、次の事項が定められている。

イ 単価(工場渡し価格) ・・・・・ 20,000 円/台

ロ 一契約当たりの購入数量に応じて、次の表のとおり値引きが与えられる旨 購入(契約)数量 値引き率 値引き後の単価 20 台以上 50 台未満の場合 5% 19,000 円/台 50 台以上 100 台未満の場合 10% 18,000 円/台 100 台以上の場合 15% 17,000 円/台 ハ 購入(契約)数量 ・・・・・・・・・・ 100 台

ニ Xは、当該事務用書庫が当該売買契約に定める品質に合致しているか否かを確認するた めの検査を行う旨

ホ Mは、当該事務用書庫の引渡しを受ける前に、Xの工場において自己(M)のために行 う検査として、Mが依頼した検査機関により当該事務用書庫の検査を行う旨

3  Mは、当該売買契約に関連し、値引き後の単価に基づく当該事務用書庫に係る代金を支払 うとともに、当該代金とは別に次の費用を負担する。

イ Mが自己のために行う、Mが依頼した検査機関による当該事務用書庫の検査に要した費用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 100,000 円 ロ 当該事務用書庫をXの工場から本邦に運送するための包装に要する費用 ・・・ 8,000 円 ハ 当該事務用書庫をXの工場からB国に運送するための包装に要する費用 ・・・ 4,000 円 ニ 当該事務用書庫のXの工場から本邦の輸入港までの運送に要する運賃 ・・・ 80,000 円 ホ 当該事務用書庫のXの工場からB国の輸入港までの運送に要する運賃 ・・・ 40,000 円 ヘ 当該事務用書庫をXの工場から本邦の輸入港まで運送するために使用するコンテナーの 賃借料(当該輸入港到着日までの賃借料) ・・・・・・・・・・・・・・・ 23,000 円 ト 当該事務用書庫をXの工場から本邦の輸入港まで運送するために使用するコンテナーの 賃借料(当該輸入港到着日の翌日から返却日までの賃借料) ・・・・・・・・ 10,000 円 4  MとXとの間には、特殊関係はない。

(21)

【択 一 式】 ――― 各問題 1 点 ―――

第13問 次の記述は、輸出通関に関するものであるが、その記述の誤っているものはどれか。一つを 選び、その番号をマークしなさい。なお、誤っている記述がない場合には、「0」をマークしな さい。

1  船舶を輸出する場合において、外国における引渡しのため回航されるものについては、そ の回航のため初めて本邦を出発する時が輸出の具体的な時期となる。

2  輸出申告の撤回は、その申告に係る貨物の輸出の許可前に限り認めることとされている。

3  輸出申告がされた貨物に係る関税法第 67 条に規定する検査は、当該貨物を輸出しようとす る者の希望する場所において行うものとされており、税関長が当該希望する場所以外の場所 において当該検査をしようとするときは、その旨を当該輸出しようとする者に通知すること とされている。

4  ふ中扱いに係る貨物についての関税法第 67 条に規定する検査及び輸出の許可は、当該貨物 がはしけに積載が完了した後に行うものとされている。

5  外国貿易船に積み込んだ状態で輸出申告をすることが必要な貨物について、特定輸出申告 を行う場合には、本船扱いの手続を要することなく特定輸出申告を行うことができる。

(22)

― 21 ―

第14問 次の記述は、輸入通関に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。一つを選び、

その番号をマークしなさい。なお、正しい記述がない場合には、「0」をマークしなさい。

1  税関官署の開庁時間以外の時間において、輸入の許可前における貨物の引取りの承認に係 る事務の執行を求めようとする者は、あらかじめその旨を税関長に届け出なければならない。

2  課税価格の合計額が 20 万円以下の輸入貨物については、当該輸入貨物を輸入しようとする 者が当該貨物の一部のものに対する関税の率について少額輸入貨物に対する簡易税率(関税 定率法別表の付表第 2 に規定する税率)を適用することを希望する場合には、その一部のも のに対する関税の率について当該簡易税率を適用することが認められる。

3  環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の規定に基づく関税の譲許の 便益の適用を受けるものとして輸入(納税)申告が行われた貨物について、税関長が、当該 貨物が当該譲許の便益の適用を受けるための要件を満たしていないことについて輸入者に通 知を行った場合において、当該輸入者が直ちに当該申告に係る納付すべき税額を修正する申 告(修正申告)を行ったときは、当該修正申告により納付すべき税額に過少申告加算税が課 されることはない。

4  外国貨物である関税定率法別表第 2208.30 号に掲げるウィスキー(アルコール分が 50%以上 のものであって、2 リットル以上の容器入りにしたもの)が、外国貨物を保税蔵置場に置くこ との承認を受けて保税蔵置場に置かれている場合において、その承認の時から輸入申告の時 までに当該ウィスキーの数量が自然欠減により減少したときであっても、当該ウィスキーの 輸入(納税)申告は、当該承認の時の数量により行うものとされている。

5  輸入貨物の品質保持を目的としてコンテナーに入れて輸入される温度記録計であって、反 復使用に適することが明らかなものについては、当該輸入貨物の包装材料に当たるものとし て、輸入(納税)申告書の一の欄に輸入貨物と一体に記載することにより、輸入申告を行う ことが認められている。

(23)

第15問 次に掲げる関税率表の項のうち、下表の物品が属するものはどれか。以下の関税率表の第 11 部の注(抜すい)を参考にし、一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、属する項がな い場合には、「0」をマークしなさい。なお、関連する類の表題は以下のとおり。

(物品)

紡織用繊維の織物であって、全重量に対する各繊維の重量割合が次のものから成り、重量が 1 平方メートルにつき 250 グラムのもの

 綿:40%、再生繊維の短繊維:30%、合成繊維の短繊維:30%

1  第 52.11 項(綿織物(綿の重量が全重量の 85%未満のもので、混用繊維の全部又は大部分 が人造繊維のもののうち、重量が 1 平方メートルにつき 200 グラムを超えるものに限る。))

2  第 54.07 項(合成繊維の長繊維の糸の織物(第 54.04 項の材料の織物を含む。))

3  第 54.08 項(再生繊維又は半合成繊維の長繊維の糸の織物(第 54.05 項の材料の織物を含 む。))

4  第 55.14 項(合成繊維の短繊維の織物(合成繊維の短繊維の重量が全重量の 85%未満のも ののうち、混用繊維の全部又は大部分が綿のもので、重量が 1 平方メートルにつき 170 グラ ムを超えるものに限る。))

5  第 55.16 項(再生繊維又は半合成繊維の短繊維の織物)

関税率表 第 11 部注(抜すい)

2 🄐 第 50 類から第 55 類まで、第 58.09 項又は第 59.02 項のいずれかに属するとみられる物品 で二以上の紡織用繊維から成るものは、構成する紡織用繊維のうち最大の重量を占めるも ののみから成る物品とみなしてその所属を決定する。構成する紡織用繊維のうち最大の重 量を占めるものがない場合には、当該物品は等しく考慮に値する項のうち数字上の配列に おいて最後となる項に属するもののみから成る物品とみなしてその所属を決定する。

 🄑 🄐の規定の適用については、次に定めるところによる。

⒜ (省略)

⒝ 所属の決定に当たつては、まず類の決定を行うものとし、次に当該類の中から、当該 類に属しない構成材料を考慮することなく、項を決定する。

⒞ 第 54 類及び第 55 類の両類を他の類とともに考慮する必要がある場合には、第 54 類及 び第 55 類は、一の類として取り扱う。

⒟ 異なる紡織用繊維が一の類又は項に含まれる場合には、これらは、単一の紡織用繊維 とみなす。

関税率表の類の表題

第 52 類 綿及び綿織物

第 54 類 人造繊維の長繊維並びに人造繊維の織物及びストリップその他これに類する人造 繊維製品

第 55 類 人造繊維の短繊維及びその織物

(24)

― 23 ―

第16問 次の記述は、関税率表の所属の決定に関するものであるが、その記述の誤っているものはど れか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、誤っている記述がない場合には、「0」

をマークしなさい。

1  第 16 類の類注において、ソーセージ、肉、くず肉、血、魚又は甲殻類、軟体動物若しくは その他の水棲せい無脊せきつい動物の一以上を含有する調製食料品で、これらの物品の含有量の合計が 全重量の 15%を超えるものは、第 16 類に属することとされている。

2  第 30 類の類注において、喫煙者の禁煙補助用の調製品(例えば、錠剤、チューインガム及 びパッチ(経皮投与剤))は、第 30 類には含まないこととされている。

3  第 16 部の部注において、第 15 部の注 2 の卑金属製のはん用性の部分品及びプラスチック 製のこれに類する物品は、第 16 部には含まないこととされている。

4  第 42 類の類注において、第 65 類の帽子及びその部分品は、第 42 類には含まないこととさ れている。

5  第 61 類の類注において、スーツの下半身用の構成部分(ズボン)が 2 点以上ある場合には、

ズボン 1 点をスーツの下半身用の構成部分とみなし、その他のズボンは、スーツの構成部分 としないこととされている。

(25)

第17問 次の記述は、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(以下「TPP11 協 定」という。)における関税についての特別の規定による便益に係る税率(以下「TPP11 協定税 率」という。)の適用に関するものであるが、その記述の誤っているものはどれか。一つを選び、

その番号をマークしなさい。なお、誤っている記述がない場合には、「0」をマークしなさい。

1  TPP11 協定に基づく締約国原産品申告書は、これに係る貨物につき関税法第 73 条第 1 項の 規定に基づき輸入の許可前における貨物の引取りの承認を受ける場合には、当該貨物に係る 輸入申告後相当と認められる期間内に提出しなければならない。

2  TPP11 協定に基づく締約国原産品申告書は、これに係る貨物の輸入申告の日において、そ の作成の日から 6 月以上を経過したものであってはならない。

3  税関長は、TPP11 協定の規定に基づきTPP11 協定税率の適用を受けようとする貨物を輸入 する者がTPP11 協定税率の適用を受けるために必要な手続をとらないときは、当該貨物につ いて、TPP11 協定の規定に基づき、TPP11 協定税率の適用をしないことができることとされ ている。

4  関税法第 7 条第 3 項の規定に基づく事前照会に対する文書による回答においてTPP11 協定 に基づいた原産品であるとの回答を受けた貨物と同一の産品について、TPP11 協定税率の適 用を受けようとする場合において、その回答書に係る登録番号を当該産品の輸入申告書の

「添付書類」欄に記載したときは、税関長が当該産品の原産性に疑義があると認めた場合を除 き、当該貨物の契約書、仕入書、価格表、総部品表、製造工程表その他の当該産品がTPP11 協定の原産品とされるもの(締約国原産品)であることを明らかにする書類を提出すること を要しないこととされている。

5  税関長は、輸入申告がされた貨物について、TPP11 協定税率を適用する場合において、当 該貨物がTPP11 協定の規定に基づきTPP11 協定の締約国の原産品とされるもの(締約国原産 品)であるかどうかの確認をするために必要があるときは、TPP11 協定の規定に基づき、当 該貨物を輸入する者に対し、当該貨物が締約国原産品であることを明らかにする資料の提供 を求める方法により、その確認をすることができる。

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