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Constructive Order Theory : 選択公理

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Academic year: 2021

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(1)

Constructive Order Theory

と選択公理

alg-d

http://alg-d.com/math/ac/

2012

4

15

定義. Xを集合とする. 1. P0(X) :=P(X) \ {∅} 2. E(X) :={{x} | x ∈ X} 3. Pfin(X) :={Y ⊂ X | Y は有限集合} 4. P0 fin(X) :=Pfin(X)\ {∅} これらは包含関係により順序集合である. 定義. (X,≤)を順序集合,Y ⊂ X を部分順序とする. 写像φ : X −→ Y がcontractionである⇐⇒任意のx∈ X に対してφ(x)≤ xとなる. 定理 1. 次の命題は(ZF上)同値. 1. 選択公理 2. 任意の集合X に対して,contraction P0(X) −→ E(X)が存在する. 3. 任意の集合X に対して,contraction P0(X) −→ Pfin(X)が存在する. 証明. (1 =⇒ 2) X を任意の集合とする.P0(X) に選択公理を適用して選択関数 f : P0(X) −→ Xを得る.このとき明らかにY 7−→ {f(Y )}はcontractionである. (2 =⇒ 1) {Xλ}λ∈Λ を非空集合の族とする.X :=λ∈Λ に仮定を適用して con-traction φ : P0(X) −→ E(X) を得る.任意のλ ∈ Λに対して φ(Xλ) ⊂ Xλ である. φ(Xλ)∈ E(X)だからφ(Xλ) = {xλ}と書ける.{xλ} = φ(Xλ) ⊂ Xλだから ∈ Xλ となる.よって(xλ)λ∈Λ λ∈Λ である. (1 ⇐⇒ 3) 同様にしてAMC⇐⇒3であることが分かる. 1

(2)

定義. (X,≤)を順序集合,s∈ X を部分順序Y ⊂ Xの上界とする. sY のconstructive supremumである ⇐⇒ある写像ψ : X −→ Y が存在して,任意のx∈ X に対して「s≤ x ⇐⇒ ψ(x) ≤ x」 となる 命題. (X,≤)を順序集合として,Y ⊂ Xconstructive supremum s ∈ X を持つとす る.このときsY の上限である. 証明. constructive supremum の定義から,ある写像 ψ : X −→ Y が存在して任意の x∈ X に対して「s≤ x ⇐⇒ ψ(x) ≤ x」となる.t∈ XY の上界とすると,上界の定 義によりψ(t)≤ tであるからs≤ tとなる.よってsY の最小上界である. 定理 2. 次の命題は(ZF上)同値. 1. 選択公理 2. (X,≤)を順序集合として,Y (̸= ∅) ⊂ X は上限sを持つとする.このときsY のconstructive supremumである. 3. (X,≤) を完備束として,Y (̸= ∅) ⊂ X の上限を s とする.このとき sY の constructive supremumである. 4. (X,≤)をpowerset latticeとして,Y (̸= ∅) ⊂ X の上限をs とする.このときsY のconstructive supremumである. 証明. (1 =⇒ 2) (X, ≤)を順序集合,s∈ XY (̸= ∅) ⊂ X の上限とする.x∈ X に対 して Ax := { Y (s ≤ xのとき) {y ∈ Y | y ≰ x} (s ≰ xのとき) と置く.s≰ xのとき,xY の上界ではないからAx ̸= ∅である.故に集合族{Ax}x∈X に選択公理を適用すると選択関数 f : X −→x∈X Ax ⊂ Y を得る.この f は明らかに 「s≤ x ⇐⇒ f(x) ≤ x」を満たす. 2=⇒3と3=⇒4は明らか. (4 =⇒ 1) 定理1 の条件2を示す.X を集合とする.P(X)はpowerset latticeだか ら,E(X) ⊂ P(X)の上限X はconstructiveである.故にある写像ψ :P(X) −→ E(X)

が存在して,任意のY ⊂ X に対して「X ⊂ Y ⇐⇒ ψ(Y ) ⊂ Y」となる.即ち「YX ⇐⇒ ψ(Y ) ̸⊂ Y」である.

Y ∈ P0(X) に対して φ(Y ) := ψ(X \ Y ) ∩ Y と置く.X \ Y ⊊ X だからψ(X \ 2

(3)

Y ) ̸⊂ X \ Y である.故に ψ(X \ Y ) ∩ Y ̸= ∅ となる.ψ(X \ Y ) ∈ E(X) だから

ψ(X \ Y ) ∩ Y ∈ E(X)である.よってφP0(X)からE(X) への写像であるが,定義

から明らかにcontractionである.

定義. 順序集合(X,≤)がconstructively directedである

⇐⇒ある写像φ :Pfin0 (X) −→ X が存在して,任意のY ∈ Pfin0 (X)に対してφ(Y )Y

の上界である.(この写像φをconstructtive directionと呼ぶ) 定理 3. 選択公理⇐⇒任意の有向集合はconstructively directedである. 証明. (=⇒) (X, ≤)を有向集合とする.Y ∈ Pfin0 (X)に対してAY := {x ∈ X | xY の上界}と置き{AY}Y∈P0 fin(X)に選択公理を適用すればよい. (⇐=) {Xλ}λ∈Λ を互いに素な非空集合の族とする.Λ は無限集合であるとしてよい. X :=λ∈Λ としてA := {A ∈ Pfin(X) |任意のλ∈ Λに対して|A ∩ Xλ| ≤ 1}と置く. A ∩ Λ = ∅としてよい.このときS :=A ∪ Λの順序を,s, t∈ Sに対して s < t⇐⇒ { s, t∈ Aかつ{λ ∈ Λ | s ∩ Xλ ̸= ∅} ⊊ {λ ∈ Λ | t ∩ Xλ ̸= ∅} またはs ∈ Λ, t ∈ Aかつ|t ∩ Xs| = 1 で定義する.このとき(S,≤)は有向集合である. . ..) 任意のs, t ∈ S に対して,あるu∈ S が存在してs ≤ u, t ≤ uとできることを 示せばよい. A, B ∈ Aとする.A, B は有限集合でΛは無限集合だから,ある µ∈ Λが存在し てXµ∩ (A ∪ B) = ∅とできる.ΛA :={λ ∈ Λ | A ∩ Xλ=∅}と置く.x∈ Xµを一 つ取りC := A∪( ∪ λ∈ΛA (B∩ Xλ) ) ∪ {x}とすればC ∈ A, A ≤ C, B ≤ C である. λ, µ ∈ Λとする.x ∈ Xλ, y ∈ Xµ を取りA := {x, y}と置く.すると明らかに A∈ A, λ ≤ A, µ ≤ Aである. A ∈ A, λ ∈ Λ とする.λ ≤ A のときは明らかだから λ ≰ A とする.このと き A∩ Xλ = である.x ∈ Xλ を取り B := A∪ {x} と置く.すると明らかに B∈ A, A ≤ B, λ ≤ B である. 以上により(S,≤)は有向集合である. 故に仮定によりconstructive direction φ :P0 fin(S)−→ Sが存在する.λ, µ∈ Λ, λ ̸= µ とするとき明らかに|φ({λ, µ}) ∩ Xλ| = 1 である.そこでµ ∈ Λ ∈ Xµ を取り, λ̸= µに対してφ({λ, µ}) ∩ Xλ={xλ}と書けば(xλ)λ∈Λ λ∈Λ である. 3

(4)

参考文献

[1] Marcel Ern´e, Constructive Order Theory,Mathematical Logic Quarterly 47 (2001), 211-222,

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/1521-3870(200105)47: 2<211::AID-MALQ211>3.0.CO;2-U/abstract

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