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フードデザイン実習

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Academic year: 2021

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家庭科「フードデザイン」学習指導案

1 単元名 フードデザイン実習(第1回・第2回「調理実習」) 2 単元設定の理由 〇単元観 「フードデザイン」の目標は、家庭の生活に係る産業の見方・考え方を働かせ、実践的・体験的 な学習活動を行うことなどを通して、食生活を総合的にデザインするとともに食育を推進し、食生 活の充実向上を担う職業人として必要な資質・能力を育成することである。 本単元では、調理理論や調理技術を習得するとともに、既習の知識や技術を生かして、職業人と しての視点で調理実習に取り組み、合理的かつ創造的に課題を解決する学習を通して、課題意識を もって学ぶ態度を育てることをねらっている。 〇生徒観 本学級は、生活デザイン科2年生女子〇名で、1年次から「フードデザイン」を履修している。 今年度7月に実態調査を実施したところ、調理実習が好きかの問いには〇%の生徒が肯定的な回答 をしている。その理由として「グループで協力して考えることができる」「わからなかったことが わかって楽しい」などの記述が多くみられたことから、実践的・体験的な学びができる調理実習へ 意欲的に取り組んでいることが分かる。調理実習の学習目標については〇%の生徒が理解している と回答したにも関わらず、その達成に向けての方法を考え、自ら行動していると回答したのは〇% に留まっている。また、調理実習の説明を受け「なぜだろう」と疑問を感じる生徒は〇%いるもの の、分からないことを自分で調べると回答したのは〇%と少なく、疑問を解決するために主体的に 学習に取り組む生徒は少ない。したがって、調理計画段階の問題点から課題を見いだし、協働して 計画を立て調理実習に取り組み、その過程と結果からの気付きを、次の調理実習に生かす学習活動 を意図的に仕組むことで、課題意識をもって自ら学ぶ生徒が育つと考えられる。 〇指導観 これまでの指導において、調理実習中における生徒の思考の過程や完成した料理は形に残らず、 客観的に振り返らせることが困難であった。そこで、1回の調理実習を発見、実践、振り返りの三 段階で構成し、各段階において学びの過程を可視化するワークシートを用いることとする。学びの 過程を可視化するワークシートとは、学習した内容や気付き等を記入したり、完成した料理を写真 で記録したりすることで学びを可視化して整理し、振り返りに生かすことができるようにするもの であり、レシピシート・実習シートⅠ・実習シートⅡ・振り返りシートの四つで構成する。まず、 職業人として調理実習に取り組ませるために、第一次では「シェフ」、第二次では「和食料理長」 として「最適な料理を提供する」と設定する。その上で、2回の調理実習に取り組ませる。これら のワークシートを用いて、限られた時間でおいしい料理を作るための課題を明確にして、フードデ ザインの構成要素に関する知識と技術を活用し、グループで調べたり、協議したりして、調理計画 を作成、見通しをもって調理(実習)に取り組ませる。調理(実習)終了後は、調理(実習)中の 気付きを共有して振り返らせ、成果と問題点を整理させる。生徒自らが、課題を明確にして、調理 (実習)に取り組み、その成果と問題点を整理する学習を繰り返すことで、課題意識をもって次の 学びに自ら取り組む生徒を育てたいと考える。 3 単元指導目標(到達目標) ・知識と技術を結びつけて考え、調理の理論を理解し、効率よく調理操作ができる。 【知識・技能】 ・既習の知識と技術を生かし、調理方法を工夫することができる。 【思考・判断・表現】 ・調理実習を振り返り、成果と問題点を整理し、次の調理実習に生かすことができる。 【主体的に学習に取り組む態度】 ※ 本指導案は「福岡県教育センター長期派遣研修」における主題研究に基づき作成されています。 教育センターホームページの「長期研修報告書:平成 30 年度:各研修報告書」と併せてご覧ください。

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4 指導計画 (1)単元の配当時間 第一次 第1回調理実習(鶏肉のソテー、きのこのマリネ、じゃがいもの冷製ポタージュ、ご飯)・・・・・4時間 1 職業人の視点から、課題に気付き、調理計画を作成する・・・・・・・(1時間) 2 調理計画に基づき、協働して調理実習に取り組む・・・・・・・・・・(2時間) 3 調理実習を振り返り、グループで気付きを共有し、課題を見いだす・・(1時間) 第二次 第2回調理実習(鮭の幽庵焼き、えびと蛇腹きゅうりの黄身酢かけ、お吸い物、ご飯) ・・・・・4時間(本時) 1 課題を明確に設定し、調理計画を作成する・・・・・・・・・・・・・(1時間) 2 調理計画に基づき、協働して調理実習に取り組む・・・・・・・・・・(2時間) 3 調理実習を振り返り、気付きを全体で共有して、課題を見いだす・・・(1時間)

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(2)単元の学習展開(じゃがいもの冷製ポタージュは、ポタージュと表記する) 配 時 段 階 学習活動 ねらい(〇)と主な手立て(・) 第 一 次 1 発見 1 食生活に係る職業をイメージし て、シェフ及び和食料理長として 料理をするために必要なことを考 える。 2 シェフの視点を理解する。 合理的:効率的な調理手順 創造的:創意工夫のある調理方法 3 調理実習の目標、第一次段階の 目標を確認する。 4 調理に必要な知識と技術を確認 する。 〇職業人として、合理的かつ創造的に課題解決に取り組ませる。 ・設定「シェフとして最適な料理を提供する」 ・目標「最適なポタージュを提供する」 〇課題を明確にさせ、課題解決の方法について協議させる。 ・最適な出来上がりの状態をイメージするため、調理方法の異な る4種類のポタージュを試飲させ、おいしさについて感じたこと をレシピシートに記述させる。 ・おいしさの要因をまとめる。 〇必要な知識と技術について説明する。 ・鶏肉のソテー、きのこのマリネについては、調理方法及び手順 について説明する。その際、たんぱく質の熱凝固など関連する 調理の理論を説明する。 実践 1 ポタージュの調理計画を作成す る。 (1) 調理に必要な知識と技術を確認 する。 (2) ポタージュの調理方法を考える。 (3) ポタージュの調理手順、役割分 担を考える。 〇既習の知識と技術を生かし、ポタージュの調理方法を工夫させる。 ・ポタージュの調理方法を考えるために必要な知識と技術につい て説明する。 ・イメージしたポタージュの調理方法について、グループで協議 しながら付箋に記入させる。 〇時間内に効率的に調理(実習)することができるよう、調理手順 や役割分担について考えさせる。 ・献立ごとに色の異なる付箋に調理方法を記入させ、時系列、献 立ごとに実習シートⅠを用いて、整理させる。 ・効率的な役割分担について協議させ、担当者が簡単に識別でき るよう色の異なるシールを貼らせる。 2 実践 1 調理実習の要点を確認する。 2 調理実習を行う。 3 個人の活動記録を作成する。 〇調理計画に基づき、見通しをもって調理実習に取り組ませる。 ・実習シートⅠを用いて、調理計画を再確認させ、実習に取り組 ませる。 〇振り返りにつなげる個人の活動記録を作成させる。 ・時系列に各自が担当した調理操作及び気付きや疑問、問題点を 実習シートⅡに記入させる。 1 振り 返り 1 グループの活動記録を作成する。 2 調理実習の振り返りを行う。 (1) 個人の気付きをまとめる。 (2) 個人の気付きを共有し、グルー プで協議する。 3 シェフの視点から、調理実習を 振り返り、次につながる課題を見 いだす。 4 次回の献立及び調理の要点につ いて確認する。 〇調理実習中の気付きを共有して、調理実習を振り返らせる。 ・担当者ごとに色の異なる付箋に担当した調理操作及び気付きを 記入し、振り返りシートに整理させる。 ・調理実習において、職業人として不足していたと思う点を振り 返りシートに記入させる。 〇振り返りを次の学習につなげさせる。 ・第一次の成果と課題を整理させる。 ・第二次調理実習の献立内容を知らせ、課題意識をもって次の調 理実習に臨ませる。 黄身酢の見本や各料理の写真を見せ、出来上がりのイメージを もたせる。生徒自らが主体的に取り組めるよう、調理の要点を 説明する。 第 二 次 1 発見 1 調理実習の目標、和食料理長の 視点を確認する。 2 他グループの調理計画や調理実 習中の写真を見て、第一次を振り 返る。 3 目標を設定し、課題を明確にす る。 4 調理に必要な知識と技術を確認 する。 〇第二次の目標を設定し、課題を明確にして、解決の手立てについ て協議させる。 ・ポタージュの調理計画、完成したポタージュの写真を示し、他 グループの取り組みについても知らせ、第一次振り返りシート を基に協議させ、レシピシートに目標、課題、解決の手立てを まとめさせる。 〇必要な知識と技術について説明する。 ・各献立の調理に必要な知識と技術についての要点を確認する。 実践 1 第2回調理実習の調理計画を作 成する。 (1) 各献立の調理の要点を確認する。 (2) 各献立の調理方法を考える。 (3) 和食料理長の視点で、調理手順 や役割分担について考える。 〇既習の知識と技術を生かし、各献立の調理方法を工夫させる。 ・各自が予習した資料を基に協議し、協議中に生じた不明点や疑 問点をその場で調べることができるよう資料を準備する。 〇時間内に効率的に調理(実習)することができるよう、調理手順 や役割分担について考えさせる。 ・献立ごとに色の異なる付箋に調理方法を記入させ、時系列、献 立ごとに実習シートⅠを用いて、整理させる。 ・効率的な役割分担について協議させ、担当者が簡単に識別でき るよう色の異なるシールを貼らせる。 2 実践 1 調理実習の要点を確認する。 2 調理実習を行う。 3 個人の活動記録を作成する。 〇調理計画に基づき、見通しをもって調理実習に取り組ませる。 ・実習シートⅠを用いて、調理計画を再確認させ、実習に取り組 ませる。 〇振り返りにつなげる個人の活動記録を作成させる。 ・時系列に各自が担当した調理操作及び気付きや疑問、問題点を 実習シートⅡに記入させる。 1 振り 返り 1 グループの活動記録を作成する。 2 調理実習の振り返りを行う。 3 課題解決に向けての取組や振り 返りを通して気付いたことについ て発表する。 4 今後の課題を見いだす。 〇調理実習中の気付きや疑問、問題点を共有して、調理実習を振り 返らせる。 ・担当者ごとに色の異なる付箋に担当した調理操作及び気付きや 疑問、問題点を記入し、振り返りシートに整理させる。 ・調理実習において、職業人として不足していたと思う点を振り 返りシートに記入させる。 〇今後の調理実習で取り組む課題を見いださせる。 ・振り返りシートで整理した成果や課題を代表者に発表させ、課 題意識をもって取り組むことの重要性に気付かせる。 鶏肉のソテー、きのこのマリネ じゃがいもの冷製ポタージュ、ご飯 鮭の幽庵焼き、お吸い物 えびと蛇腹きゅうりの黄身酢かけ、ご飯

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5 本時 【第二次 第一時】 平成〇年〇月〇日〇曜日 第〇時限 (1) 本時の指導目標(到達目標) ・前時での振り返りを生かして目標を設定し、課題を明確にすることができる。 【主体的に学習に取り組む態度】 ・各自が予習したことや既習の知識と技術を基に、調理方法や調理手順を考えることができる。 【知識・技能】 ・グループで協働して、合理的かつ創造的な視点から、調理計画を作成することができる。 【思考・判断・表現】 (2) 本時の手立て ・課題意識をもって調理実習に取り組むために、前回の振り返りを生かしレシピシートを用いて 意見を出し合い、整理して、課題を明確にする。 ・関連する知識と技術を結び付けて、グループで調理方法や手順を考え、合理的かつ創造的な調 理計画を作成するために、実習シートⅠにて付箋やドットシールを用いグループで協議する場 を設ける。 (3) 本時の授業仮説 レシピシートで、課題を明確にすることで、実習シートⅠを用い、合理的かつ創造的な視点 から調理計画を作成することができるであろう。 (4) 教 材 教師 ①教科書 ②レシピシート ③実習シートⅠ ④第一次振り返りシート ⑤料理に関する本や資料 ⑥電子黒板 生徒 ①教科書 ②レシピシート ③実習シートⅠ ④第一次振り返りシート ⑦第2回調理実習内容について予習した資料 (5) 学習の展開(学習指導過程) 学習内容・活動 教師の支援、指導上の留意点 ワークシートの活用 時間 配当 学習 形態 評 価 導 入 〇前時を振り返り、 目標を設定し、課題 を明確にする。 〇調理に必要な知識 と技術を確認する。 ・出来上がりの状態を見るだけで は分からない調理方法や手順の違 いに気付かせるためにポタージュ の調理計画や写真を示し、クラス 全体で第一次実践段階を振り返ら せ、第一次振り返りシートを基に 第二次の目標を設定させる。 ・目標達成に向けた課題を明確に するために、設定や職業人の視点 を確認する。 設定:和食料理長として最適な 料理を提供する 視点:合理的(効率的な調理手順) 創造的(創意工夫ある調理方法) ・前時に説明した各献立に関する 説明内容を再度確認する。 ・調理計画を作成するために、具 体的な取組内容を協議させ、レシ ピシートにまとめさせる。 ② ② ④ ② 3分 4分 6分 グループ 一斉 グループ 前回の調理実習での振り返 りを生かした目標を設定し、 課題を明確にすることができ る。【主体的に学習に取り組む態度】 展 開 〇各献立の調理方法 を考える。 〇調理手順及び役割 分担を考え、調理計 画を作成する。 ・料理の出来上がりの状態(最適 な状態)を具体的に表現させるた めに、おいしさの要因や完成した 料理の写真などを示す。 ・レシピシートを用いて、各自が 予習したことを基に、調理方法を 考えさせる。不明点や疑問点をそ の場で調べ、調理方法を協議でき るよう資料を準備する。 ・調理計画を作成するために、実 習シートⅠを用いて、効率的な調 理手順や役割分担を協議させる。 その際、調理実習中に、調理手順 や役割分担を確認しやすいように 献立や担当者ごとに色の異なる付 箋やドットシールを用いる。 ② ⑥ ② ① ⑤ ⑦ ② ③ 5分 12分 17分 グループ グループ グループ 予習したことや既習の知識 と技術を基に調理方法や調理 手順を考えることができる。 【 【知識・技能】 合理的かつ創造的な調理計 画を作成することができる。 【思考・判断・表現】 ま と め 〇本時間の学習を振 り返り、次時の確認 をする。 ・課題解決に向け、調理方法や調 理手順、役割分担を見直してもよ いことを伝え、調理計画の検討を 促す。 3分 一斉 鮭の幽庵焼き お吸い物 えびと蛇腹きゅうり の黄身酢かけ ご飯

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【第二次 第二・三時】 平成〇年〇月〇日〇曜日 第〇時限 (1) 本時の指導目標(到達目標) ・作成した調理計画に基づき、見通しをもって調理(実習)に臨むことができる。 【主体的に学習に取り組む態度】 ・グループで協働し、その場に応じて、調理方法を工夫しながら調理(実習)に取り組むことが できる。 【思考・判断・表現】 ・適切な調理操作ができる。 【知識・技能】 (2) 本時の手立て ・課題を解決するために、レシピシート・実習シートⅠを用いて、調理手順や役割分担を確認さ せ、グループで協働して、調理(実習)に取り組ませる。 ・次時にて実践段階を検証するために、実習シートⅡを用いて、自分が担当した調理操作や気付 きや疑問、問題点についてだけでなく、他者の言動についても記録させる。 (3) 本時の授業仮説 レシピシート、実習シートⅠを活用して、調理(実習)に取り組ませ、その過程での気付き や疑問、問題点を実習シートⅡに時系列で整理することで、学習の振り返りに生かすことがで きるであろう。 (4) 教 材 教師 ①レシピシート ②実習シートⅠ ③実習シートⅡ ④完成見本 ⑤試食用蛇腹きゅうりの黄身酢かけ 生徒 ①レシピシート ②実習シートⅠ ③実習シートⅡ (5) 学習の展開(学習指導過程) 学習内容・活動 教師の支援、指導上の留意点 ワークシートの活用 時間 配当 学習 形態 評 価 導 入 〇前時の振り返りを 行う。 〇衛生面、安全面に 関する注意事項を確 認する。 ・前時に設定した課題を解決する ために作成した調理計画に基づい て実習を行うよう確認する。 ・衛生的で安全な調理実習ができ るよう、手洗いや身支度、熱源や 包丁等の取り扱いについて注意を 行う。 ① ② 3分 一斉 展 開 〇実習シートⅠを見 て、調理計画を再確 認する。 〇調理(実習)を行 う。 〇全員で試食、後片 付けを行う。 〇学習内容や気付き などを実習シートⅡ に記入する。 ・課題意識をもってグループで協 働して取り組むことができるよう に、実習シートⅠにて調理計画を 再確認し、見通しをもたせる。 ・課題解決に向けての意欲を高め るために、予習した内容について 確認できる質問や蛇腹切りの示範 を行う。 ・衛生面・安全面に関する注意を 行う。 ・レシピシート、実習シートⅠに 基づき調理実習に協働して取り組 ませる。 ・実習中は、机間指導を行う。計 画通りに進めることができないグ ループには、解決につながる助言 を行う。 ・効率よく調理を進めるために、 試食開始時刻を設定する。 ・試食を通して、最適な調理を完 成することができたかグループで 確認させる。 ・振り返り段階につなげるため自 分の調理操作の内容や気付きや疑 問、問題点を理由とともに実習シ ートⅡに時系列に記入させる。 ② ① ② ④ ③ 10分 50分 20分 15分 グループ グループ 一斉 個人 調理計画に基づき、見通し をもって、調理(実習)に取り 組むことができる。 【主体的に学習に取り組む態度】 その場に応じて、調理方法 を工夫することができる。 【思考・判断・表現】 適切な調理操作ができる。 【知識・技能】 ま と め 〇次時の確認をする。 ・次時では、本時の調理実習を振 り返ることを伝え、実習シートⅡ の記入内容を見直し、新たな気付 きがあれば追加して記入するよう 伝える。 ③ 2分 一斉 鮭の幽庵焼き お吸い物 えびと蛇腹きゅうり の黄身酢かけ ご飯

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【第二次 第四時】 平成〇年〇月〇日〇曜日 第〇時限 (1) 本時の指導目標(到達目標) ・活動記録を作成し、課題解決の過程や結果を振り返りことができる。 【思考・判断・表現】 ・振り返りから、成果と問題点を整理し、次の調理(実習)の計画に生かすことができる。 【主体的に学習に取り組む態度】 (2) 本時の手立て ・レシピシート、実習シートⅠ・Ⅱに基づき、気付きや疑問、問題点を共有して、課題解決の過 程を振り返らせるために、各自の活動内容について説明しながら振り返りシートに活動記録を 作成する場を設定する。 ・他グループの課題及びその解決の手立てについての発表を聞き、振り返りシートを基に、次の 調理実習に生かすことができるよう、成果と課題を整理させる。 (3) 本時の授業仮説 振り返りシートを活用して、調理実習を振り返り、次につながる成果と課題を見いだすこと により、できるので、次の調理実習に主体的に取り組むことができるであろう。 (4) 教 材 教師 ①レシピシート ②実習シートⅠ ③実習シートⅡ ④振り返りシート ⑤電子黒板、実物投影機 生徒 ①レシピシート ②実習シートⅠ ③実習シートⅡ ④振り返りシート (5) 学習の展開(学習指導過程) 学習内容・活動 教師の支援、指導上の留意点 ワークシートの活用 時間 配当 学習 形態 評 価 導 入 〇実習シートⅡの活 動記録内容を確認す る。 ・設定した課題の解決に向けて、 調理方法を工夫することができた か、効率的に取り組むことができ たかについて、調理実習を振り返 ることを確認する。 ・各グループの調理実習の調理計 画や写真を示し、調理実習を振り 返らせ、新たな気付きがあれば実 習シートⅠに作成した各自の活動 記録に追加記入させる。 ③ ⑤ 2分 6分 一斉 一斉 展 開 〇各自の活動記録を 持ち寄り、グループ の活動記録を作成す る。 〇他者の発表や完成 した活動記録から気 付いたことを書き出 す。 〇気付きや疑問、問 題点を共有し、調理 実習を振り返る。 〇他のグループの発 表を聞き、次の調理 実習に向けての課題 を検討する。 ・レシピシート、実習シートⅠ実 習シートⅡを持ち寄り、各自の気 付きを発表しながら、振り返りシ ートに活動記録を作成させる。記 入する際は、活発な意見交換がで きるように、誰の活動や意見か分 かるように色分けさせる。 ・他者の発表を聞き、振り返りシ ートに気付いたことを理由ととも に記入させる。 ・グループで各自の気付きについ て意見を交換させ、合理的かつ創 造的な視点から調理実習を振り返 らせる。 ・効率的な調理手順や創意工夫さ れた調理方法により調理実習に取 り組んだいくつかのグループに発 表させ、様々な課題解決の方法が あることに気付かせる。 ・次の調理実習に向けての課題を グループでまとめ、振り返りシー トに記入させる。 ① ② ③ ④ ① ② ③ ④ ① ② ③ ④ ① ② ③ ④ ⑤ 10分 3分 10分 15分 グループ 個人 グループ 一斉 調理実習について、合理的 かつ創造的な視点から振り返 り、気付きや疑問、問題点を 根拠とともに記述することが できる。 【思考・判断・表現】 他グループの発表を聞き、 気付きや疑問、問題点をクラ ス全体で共有し、成果と問題 点を整理し、次の調理実習に 生かすことができる。 【主体的に学習に取り組む態度】 ま と め 〇本時の学習を振 り返る。 ・課題意識をもって取り組むこと について考えるため、2回の調理 実習を振り返り、数人から感想を 発表させる。 4分 一斉

(7)

2

   

料理名

出来上がりを具体的に記入する

鮭の幽庵焼き

お吸い物

えびと蛇腹きゅうり

の黄身酢かけ

  年   組    番 氏名

目標達成に向けて

生活デザイン科 「フードデザイン」 第

回調理実習(レシピシート)

 献立名:

鮭の幽庵焼き、お吸い物、えびと蛇腹きゅうりの黄身酢かけ、ご飯

和食料理長として最適な料理を提供する

本時の目標

第2回調理実習の目標

〇和食料理長として最適な料理を提供するためには?

料理の最適な状態をイメージしよう!!

課 題 を 解 決 す る た め に は 、 ど ん な 調 理 計 画 を 作 成 す れ ば よ い の だ ろ う ?

目標を達成するための課題

調理計画の作成に向けて

課題解決に向けて取り組むことを具体的に記述する

(8)

塩 薄口しょうゆ  *ゆず(かぼす)の輪切りを飾ってもよい 酒 かまぼこ 20g 大根 しいたけ 10g  

 ○ 鮭の幽庵焼き

 ○ お吸い物

 ○ えびと蛇腹きゅうりの黄身酢かけ

調理方法・調理手順

三つ葉 2g   水 青じそ 4枚   ご飯 10cm(250g)   米 240g 1t きゅうり 2本(200g) えび 12尾(240g) ★酒 2T 3g(0.5t) レモン汁 2t ★ゆず(かぼす)果汁 1/2個分 9g(1.5t) 1/3t(2g) ★みりん 2T   昆布 10g 砂糖 4T ★砂糖 2t   水 4C(800ml) 塩 2個分(30ml)  鮭の幽庵焼き お吸い物 エビと蛇腹キュウリの黄身酢かけ 鮭 4切(320g) だし汁 4C(800ml) 卵黄 2個分 ★しょうゆ 2T   かつおぶし 24g 酢

材料・分量(4人分)

幽庵焼きとは、魚の焼き方、魚の盛り付け方

だしの取り方、具材の切り方(飾り切り)

きゅうりの切り方(飾り切り)、

黄身酢とは、卵黄の調理性

(9)

2 11:10   11:20 11:30 11:40   11:50 12:00   12:10   12:20   12:30   12:40   12:50 13:00 (  ) (  )         年  組  班   番 氏名      (  )番 氏名       番 氏名      (  )番 氏名  調 理 計 画 (時間) 鮭の幽庵焼き お吸い物 えびと蛇腹きゅうりの黄身酢かけ ご飯 本時の目標   生活デザイン科 「フードデザイン」 第 回調理実習(実習シートⅠ)  献立名:

鮭の幽庵焼き、お吸い物、えびと蛇腹きゅうりの黄身酢かけ、ご飯

和食料理長として最適な調理を提供する 〇身支度 ⇒ 点検を受ける 〇示範台前に集合して、説明を受ける 〇盛りつけ、配膳を行う 〇配膳を終了したら、写真を撮る ○時間になったら試食を開始する 〇試食が終了した班から後片付けを行う 〇後片付けが終了したら、確認を受ける 〇実習シートⅡの活動記録欄に記入する ここがポイント!! (工夫点)

(10)

2 献立名: 11:10   11:20 11:30 11:40   11:50 12:00   12:10 12:20   12:30   12:40   12:50 13:00

本時の目標

 

 

 活 動 記 録

担当した料理 担当した調理操作 自分の気付き 他者の活動に関する気付き 生活デザイン科 「フードデザイン」 第 回調理実習(実習シートⅡ)

鮭の幽庵焼き、お吸い物、えびと蛇腹きゅうりの黄身酢かけ、ご飯

 

和食料理長として最適な料理を提供する

(11)

       

    年   組   番 氏名

味(味覚)

音(聴覚)

温度(皮膚感覚)

テクスチャー(皮膚感覚)

 完成した料理を評価してみよう

外観(視覚)

におい(嗅覚)

具体的に記入してみよう(例:お吸い物の〇〇が△△だった)

 

 

調理計画や調理実習中の取組で工夫したところなどをまとめよう

調理操作など取組内容

提案者

工夫した目的やよかった点をまとめよう

 

調理実習にむけて、事前に、調べたり、作ってみたりしたことを書きましょう(個人)

調べたこと、やってみたこと 調べたり・やってみたりした理由と分かったこと・できたこと

 

(12)

2 献立名:  

11:10

 

11:20

11:30

11:40

 

11:50

12:00

 

12:10

12:20

 

12:30

 

12:40

 

12:50

13:00

 

 活 動 記 録

鮭の幽庵焼き お吸い物 えびと蛇腹きゅうりの黄身酢かけ ご飯 本時の目標 生活デザイン科 「フードデザイン」 第 回調理実習(振り返りシート)

 

鮭の幽庵焼き、お吸い物、えびと蛇腹きゅうりの黄身酢かけ、ご飯

和食料理長として最適な料理を提供する

(13)

【活動記録を振り返る(個人)】

〇他のグループの発表を聞いて、自分のグループとは異なる意見をまとめてみよう  ・  ・  ・  ・  ・ 〇調理実習で、最適な料理を提供するための課題は?   年   組   番 氏名 *食器の選択、配膳などについてもチェックしてみよう

○次回の実習に向けて・・・和食料理長として不足していたことは?

【活動記録を振り返る(グループ)】

***次回の調理実習にむけて***     和食料理長として考えてみよう!

味(味覚)

温度(皮膚感覚)

テクスチャー(皮膚感覚)

におい(嗅覚)

写真から分かることをまとめよう!!

**完成した料理**

完成した料理を評価してみよう

外観(視覚)

個人:

グループ:

参照

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臨脈講義︐

[r]

八〇.

三〇.

〔追記〕  校正の段階で、山﨑俊恵「刑事訴訟法判例研究」

■本 社 TEL 〒〇62札幌市豊平医平岸3条5丁目1番18号八ドソンビル ■八ドソン札幌 TEL

第1回 平成27年6月11日 第2回 平成28年4月26日 第3回 平成28年6月24日 第4回 平成28年8月29日

十四 スチレン 日本工業規格K〇一一四又は日本工業規格K〇一二三に定める方法 十五 エチレン 日本工業規格K〇一一四又は日本工業規格K〇一二三に定める方法