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友情の意味や価値をみつけよう

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Academic year: 2021

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第4学年○組 道徳科学習指導案

1 単元 友情の意味や価値をみつけよう【B 友情、信頼】 教材 「いのりの手」、「絵はがきと切手」(生きる力4年 日本文教出版) 2 指導観 ○ 世界規模で巻き起こる未知の感染症の流行により、先の予測が困難な時代となった。国内の動向を 見ても、何を基準に物事を考えるかによって導き出す対策が異なっており、時にそれは対立すること がある。このような時代においては、他者と共によりよく生きていくことを目指し、様々な立場から 見たり考えたりすることで、主体的に物事を判断していく資質・能力が必要である。それだけに、道 徳教育への社会の期待は大きい。しかし、道徳教育実施状況調査では、指導の効果の把握、指導方法 の共有が課題に挙げられており、道徳科の役割が十分に果たせているとは言えない。これらの背景か ら、道徳科で道徳的判断力をどのように育むのかを明らかにすることが必要であると考えた。 本単元は、内容項目のB友情、信頼を中心として単元を構成し、相手を信頼し、切磋琢磨の精神を もって接することの大切さに気付くことをねらいとする。信頼とは、相手の人間性や、相手からの好 意によって抱く、相手に対する期待感のことである。切磋琢磨の精神とは、相手の成長や幸せを願っ て、相手を現状よりも高めようとすることである。このように、よりよい友達との関わり方を考える ことは、状況に応じて的確に判断できる子供を育てることにつながる。 ○ 本学級の子供たちは、スマホやゲームなどを介した友達とのコミュニケーションを行っている。相 手の顔を見ないで行うコミュニケーション上では、配慮に欠けた言動が表出しやすく、相手を傷つけ てしまうことも少なくない。これらは、物事の善悪を的確に判断する力が高まっていないことが原因 だと考えられる。特に、友情に関する道徳的問題は、子供の関心が高い。子供にとって切実性がある 内容だからこそ、道徳的判断力を高めていくのに適していると言える。 これまでの道徳科学習においては、友達と仲良くすることのよさや気持ちよさ、助け合うことの大 切さを学んできた。しかし、仲良しの友達との関わりが強くなる一方で、仲良しの友達であっても、 相手の失敗を許せずに責めたり、自分の身を守るために相手に迎合したりする姿が見られる。これは、 道徳的問題が起きた状況で、一時的な感情や損得勘定といった直感的な判断をしているからだと考え られる。このような仮説に基づいて子供の道徳性発達検査を行ったところ、誰かの言ったことを基準 に判断している児童が○名、自分にとっての利益や、動機を基準に判断している児童が○名であった。 このことからも、子供の道徳的判断力が十分に育っていないことが分かる。 ○ 本単元の指導にあたっては、探求的単元学習を仕組むことによって、子供の道徳的判断力を高めて いく。探求的単元学習は、道徳科①、各教科等、道徳科②を関連させて学習指導を行う。 まず、道徳科①の教材「いのりの手」では、友情とは相手が自分のために頑張ってくれた行動や気 持ちに応えることだと気付き、友情の意味を捉えることをねらう。そのために、デューラーがハンス のごつごつした手を描くことを決めた判断理由について話し合わせる。この際、「デューラーは、相手 が喜ばないとは思わなかったのか」「これまで、ハンスはどのようにデューラーを支えてきたか」など の切り返しをすることで、友情の意味を多面的に捉えることができるようにする。 次に、各教科等では、道徳科①における友情の理解に基づいて実践する難しさを捉えることをねら う。本単元では、体育科の「ティーボール」の学習活動を関連させた。体育科では、友情に関わる態 度がねらいに示されている。しかし、試合に熱中するにつれて自分のチームの言い分を正当化しよう とする実態が想定される。このような、自律といった諸価値と友情が対立する状況において、友情の 視点から自分を振り返ることで、友情の理解の程度を捉えることができる。この理解と実践にずれが ある自分を実感させることで葛藤を生じさせ、道徳科②への課題意識が高まることが期待できる。 最後に、道徳科②の教材「絵はがきと切手」では、友情を大切にする上では、相手の過ちは忠告す ることが大切だと気付き、友情に基づいて実践する上で必要な諸価値を捉えさせたい。そのために、 ひろ子が料金不足だと友達に伝えることを決めた判断理由について話し合わせる。この際、「相手が 怒るとは考えなかったのか」「もし、言わなければどうなるか」などの切り返しをすることで、寛容や 社会正義といった友情を補完する諸価値を捉えることができるようにする。

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3 単元の目標 よりよい友情を築くためには、相手が自分のために頑張ってくれた気持ちに応える心、過ちは忠告す る心が大切であることに気付き、道徳的判断力を高める。 4 評価規準 学習状況に係る成長の様子 ウ 道徳性に係る 成長の様子 ア 多面的・多角的な見方への発展 イ 自分自身との関わり ① 時間的視野(現在、過去、 未来)を広げたり、社会的視 座(自分、相手、みんな)を 高めたりして、判断の理由 を考えている。 ② 自 分 と 違 う 立 場 や 感 じ 方、考え方を知ろうとして いる。 ① 教材の登場人物を自分に置き換えて考 えたり、体験を通して感じたことや考え たことを判断の根拠にしたりしている。 ② 対話を通して、自他の判断の共通点や 差異点を見出して、どちらがよりよい判 断なのか比べ、調整している。 ③ 道徳的価値を実現する難しさを自分の こととして捉え、考えようとしている。 ⅰ 時 間 的視 野 を広 げ 社 会 的 視 座 を 高 め て 友 情 を 捉 え て いる。 ⅱ 道 徳 性発 達 検査 を通して、より高い 段 階 か ら 判 断 し て いる。 5 単元計画(道徳科2時間+体育科6時間) 段階 ・学習活動 ○学習内容 ※ 手立て 評価規準・方法 道 徳 科 ① (1) 1 ずれに気付く ・これまでの友情に対する価値観を出し合う。 ○友情の理解が自分と他者で異なっているこ と 2 価値を見つける ・教材「いのりの手」を通して、主人公の判断の 理由を話し合う。 ○相手が自分のために頑張ってくれた行動や 気持ちに応えること 3 実践を見通す ・学んだ友情の理解に基づいた体育科の実践への 展望を話し合う。 ○友情に基づいた実践の場が身近にあること ※ これまでの素朴な友情 についての理解によって、 判断が分かれる事象を提 示する。 ※ 他者との対話を促す発 問や、相互調整を促す視覚 化をする。 ※ 友情の理解が実践と結 びつきやすい各教科等の 活動内容を提示する。 ウ-ⅱ(事前) 道徳性発達検査 ア-①② ワークシート・ 様相 体 育 科 (6) ・道徳科①で学んだ友情に基づいて、活動を振り 返る。 ○価値の大切さが分かっていても、価値を実践 する難しさに気付くこと ※ 友情の観点から、行動の 理由の言語化を促したり、 自己評価させたりする。 イ-③ ポートフォリオ 道 徳 科 ② (1) 4 葛藤する ・ポートフォリオを基に、道徳科①の学びと体育 科における活動を比べる。 ○友情を理解した自分と友情に基づいて実践 する自分にずれがあること 5 価値を見つける ・教材「絵はがきと切手」を通して、主人公の判 断と理由を話し合う。 ○相手の過ちは忠告すること 6 価値を自覚する ・友情について学んだ事を記述する。 ○友情に対する理解が変容していること ※ 友情を大切にできる自 分とそうでない自分がい ることに気付かせ、どちら を目指したいか問いかけ る。 ※ 他者との対話を促す発 問や、相互調整を促す視覚 化をする。 ※ 単元学習を通して、友情 について新しく分かった ことをイメージマップに 広げさせる。 イ-①② ワークシート・ 様相 ウ-ⅰ ワークシート ウ-ⅱ(事後) 道徳性発達検査

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6 道徳科①の指導計画(教材「いのりの手」) (1) 本時のねらい デューラーが、ハンスの動かなくなった手を描くことを決めた理由を話し合うことを通して、友情と は、相手が自分のために頑張ってくれた行動や気持ちに応えることだと気付き、道徳的判断力を高める。 (2) 評価の視点 ア 一面的な見方から多面的・多角的な見方へと発展させようとしているか。 ウ ねらいとする道徳的価値についての理解を深め、学んだことを言語化することができたか。 (3) 過程 配時 ・学習活動、◎学習内容 (C:子供の反応) ○指導上の留意点 【評価の視点・評価の方法】 5 35 1 ずれに気付く ・友情についての価値観を出し合う。 ◎友情の理解が自分と他者で異なっているこ と C:友情はないと思う。一緒に遊んでいても、いつ も乱暴をされているから。 C:友情はあると思う。困ったときに助けてくれる こともあるから。 2 価値を見つける ・教材「いのりの手」を通して、主人公の判断理 由を話し合う。 ◎相手が自分のために頑張ってくれた行動や 気持ちに応えること (1) だってね発問 C:自分の得意になった絵を見てほしいから。 C:ありがとうの気持ちを伝えたいから。 C:自分のせいで描けなくなってしまったことに 対して、謝りたいから。 ○子供に馴染みの深いキャラクターを想起 させ、友情があるかどうか話し合わせる ことを通して、既有の友情に対する理解 が自他でずれがあることに気付かせ、友 情の意味を考えていく本時学習への方向 付けをする。 ○登場人物がそう判断した理由に目を向け させる発問を通して、登場人物の言動や 状況に基づいて友情について考えるきっ かけを促す。 ○流れ図で登場人物の言動を整理すること を通して、判断に至るまでの状況を捉え させる。 この二人には、友情があると思いますか。 なぜ、デューラーは、ハンスのごつごつした手を描く よう決めたのですか。 友情とは、どんな心をもつことなのか考えよう。 友情があるか判断が分かれるのですね。友情と いう言葉はよく使いますが、どんな心のことなのでしょ うか。今日は、友情の意味を考えていきましょう。

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5 (2) むむむ…発問 C:いや、それは…。 C:相手に喜んでほしくて…。 (3) そうか!発問 C:これまでに、自分のために三年も働いてくれ て、自分を支え続けてくれた友達。 C:これからも、信頼し合って、お互いに助け合え る関係。 C:まわりから見ても、憧れるような関係。 (4) つまり?発問 C:相手をずっと支え続ける心。 C:相手の思いやりにこたえる心。 C:これまでの相手、これからの相手を考える心。 3 実践を見通す ・学習した友情の理解に基づいて、体育科の実践 の在り方を話し合う。 ◎友情に基づいた実践の場が身近にあること C:友達を信頼して、一生懸命応援したい。 C:友達が応援してくれるから、それに応えられる ように頑張りたい。 C:チームのこれからを考えて、失敗しても責めな いことも大事だ。 ○「なぜ?発問」では、デューラー(自分) を基準とした理由付けが多数を占めるこ とを想定し、発言が固定化してきた頃に 「むむむ…発問」を行う。 ○実践の難しさに着目した教師の解釈を提 示することを通して、一度は固定化しか けた子供の判断に戸惑いを促す。 【ア・発言の様相】 ○社会的視座を高めたり、時間的視野を広 げたりする発問を通して、新たな気付き を促すことを通して、多様な見方や考え 方から友情について捉えることができる ようにする。 ○道徳性発達理論に基づいて子供の考えを 見取り、段階が一段上の見方や考え方で 解釈した子供と交流するよう促したり、 学級全体の思考過程を板書に視覚化した りしていくことを通して、自他の考えを 比較して、相互調整ができるようにする。 ○「つまり、友情とは」の書き出しでワーク シートに記入させることを通して、友情 の意味について考えてきた本時学習の学 びの言語化を促す。 【ウ・ワークシート】 ○これまでのティーボールの学習を想起さ せ、学習活動に対する意識の変化を出し 合わせることを通して、本時で学んだ友 情に対する理解に基づいた実践の見通し をもたせる。 ○道徳科②までの間、毎日振り返りを記述 する時間を設定することを伝え、ポート フォリオを作成することを通して、学ん だ友情の視点から自分を振り返って、道 徳的諸価値の理解に基づいた実践をして いく意識を高めさせる。 デューラーは、絵を描くと決めましたが、相手が傷 つくとは思わなかったのですか。 今、体育でティーボールをしていますね。今日学 んだ友情が、どんな風に生かせそうですか。 (過去)デューラーにとって、これまでハンスは、ど んなことをしてくれた友達でしたか。 (未来)デューラーは、これから絵を描くことをもうや めてしまうでしょうか。 (みんな)デューラーとハンスのような友情は、まわ りのみんなから見るとどんな気持ちになりますか。 「つまり、友情とは」の続きを書いてみましょう。

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7 道徳科②の指導計画(教材「絵はがきと切手」) (1) 本時のねらい ひろ子が、料金不足だと友達に伝えることを決めた理由を話し合うことを通して、友情を大切にする 上では相手の過ちは忠告することが大切だと気付き、道徳的判断力を高める。 (2) 評価の視点 イ 道徳的価値の理解を自分自身との関わりの中で深めようとしているか。 ウ ねらいとする道徳的価値についての理解を深め、学んだことを言語化することができたか。 (3) 過程 配時 ・学習活動、◎学習内容 (C:子供の反応) ○指導上の留意点 【評価の視点・評価の方法】 5 30 4 葛藤する ・体育科の学習において、道徳科①で学んだ友情 を大切にできたか振り返る。 ◎友情を理解した自分と友情に基づいて実践 する自分にずれがあること C:できたときもできなかったときもあった。つ い、相手よりも自分の方を優先して…。 C:できなかった。試合に負けたときに、友達を責 めてしまったこともあった。 5 価値を見つける ・教材「絵はがきと切手」を通して、主人公の判 断理由を話し合う。 ◎相手の過ちは忠告すること (1) だってね発問 C:切手の料金分、損をしてしまうから。 C:黙っていると、もやもやするから。 C:同じ間違いをしてしまった時に、友達が恥ずか しい思いをするから。 C:間違えて送ってしまうと、他の人も困ってしま うから 。 ○ポートフォリオに基づいて、道徳科①の 学習後から取り組んできた友情に基づい た実践について振り返らせることを通し て、友情に対する理解と実践にズレがあ る自分に気付かせる。 【イ・発言の様相】 ○よりよい自己を志向する思いを引き出す ことを通して、友情に基づいた実践がで きる自分にするために必要な諸価値との 関係も含めて考えていく本時学習への方 向付けをする。 ○登場人物がそう判断した理由に目を向け させる発問を通して、登場人物の言動や 状況に基づいて友情について考えるきっ かけを促す。 ○流れ図で登場人物の言動を整理すること を通して、判断に至るまでの状況を捉え させる。 ティーボールの学習を通して、自分は友情を大切 にできたでしょうか。 なぜ、ひろ子は友達の間違いを伝えることを決め たのでしょう。 友情を大切にできる自分になるために、ひつような心を考えよう。 なぜ、友情が大切だと分かっていたのに、大切 に出来ないときがあったのでしょうか。みなさんは、こ れからどちらを目指したいですか。 それでは、友情を大切にできる自分になるため に、必要な心を考えていきましょう。

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10 (2) むむむ…発問 C:考えただろうけど、友達のためだから…。 (3) そうか!発問 C:転校しても手紙のやり取りをするような正子 だったからこそ、間違いを許すことができた。 C:伝えなければ、この先、もやもやした思いを抱 えて生きていくことになる。 C:他の人に、間違った手紙を送ってしまえば、他 の人も自分と同じように迷うことになる。 (4) つまり発問 C:間違った時には、お互いに許し合う心をもつ。 C:間違いが他の人にも広がらないように、気付い たらすぐに忠告する心が大切。 6 価値を自覚する ・友情について、学んだことを記述する。 ◎友情に対する理解が変容していること C:友情とは、相手の思いに応えることだと思う。 次の体育では友情を大切にして、友達が打つと きも一生懸命応援できる自分になりたい。 C:友情は簡単じゃないことが分かった。難しいけ ど、相手が間違ったとしたら、怒らないで、き ちんと注意できる自分になりたい。それがきっ と、みんなのためになる。 ○「なぜ?発問」では、忠告することの正し さには注目しても、難しさに注目した理 由付けには至らないことを想定し、発言 が固定化してきた頃に「むむむ…発問」を 行う。 ○実践の難しさに着目した教師の解釈を提 示することを通して、一度は固定化しか けた子供の判断に戸惑いを促す。 【イ・発言の様相】 ○社会的視座を高めたり、時間的視野を広 げたりする発問を通して、新たな気付き を促すことを通して、多様な見方や考え 方から友情について捉えることができる ようにする。 ○道徳性発達理論に基づいて子供の考えを 見取り、段階が一段上の見方や考え方で 解釈した子供と交流するよう促したり、 学級全体の思考過程を板書に視覚化した りしていくことを通して、自他の考えを 比較して、相互調整ができるようにする。 ○「つまり、友情を大切にする自分でいるた めには」の書き出しでワークシートに記 入させることを通して、友情を支える諸 価値(寛容、誠実、社会正義等)を含めて 忠告することの価値について考えてきた 本時学習の学びの言語化を促す。 【ウ・ワークシート】 ○単元を通してまとめたポートフォリオを 基に、友情について新しく分かったこと をイメージマップで広げさせることを通 して、大切さや実践の難しさといった多 様な見方や考え方から友情を捉えたり、 伸ばしたい自分や目指したい自分を見い だすといった自分自身との関わりで友情 の理解を深めたりすることを促す。 【ウ・ポートフォリオ】 間違いを伝えた時に、相手が怒るかもしれないと は考えなかったのですか。 これまで、友情について考えてきました。学習する 前と比べて、新しく分かったことや感じたことは何で すか。ポートフォリオに書いてください。 (過去)もし、相手が正子ではなかったら、ひろ子 は伝えることができたでしょうか。 (自分)(未来)もし、間違いを伝えなければ、これ からひろ子は、どのようなことを考えて過ごしていくで しょうか。 (まわり)まわりの人にとっては、どちらの判断を選ん だ方がよいのでしょうか。 「つまり、友情を大切にする自分でいるためには」 の続きを書いてみましょう。

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道徳科①(教材:いのりの手) 板書計画、発問計画 道徳科②(教材:絵はがきと切手) 板書計画、発問計画 友情とは、どんな心なのか考えよう。 つまり、友情とは… これまで これから じぶん あいて みんな ・ありがとうを伝えたい。 ・自分のがんばりを見せたい。 ・自分のせいでかけなくなった ことをあやまりたい。 ・これからも、絵をかき続けよう。 ・相手の分までがんばるんだ。 ・ずっと続く友情の証がこの絵だ。 ・ずっと自分をささえてくれた。 ・いっしょのゆめをおいかけて きた友達だ。 喜んでくれる と信じて… ・相手がささえてく れていることに気づ く心 ・相手の思いに、自 分ができることをし てこたえる心 ・自分よりも相手を 大切に思い合う心 相手のささえ に気づく心 そんけい あこがれ め きずつけはしないか…? 相手に こたえる心 導入 展開 終末 ・友情とは、どんな心のこ とですか。みんなの考えを 見てみましょう。 ・では、みなさんがよく知 るこの二人。二人には、友 情があると言えますか。 ・友情とはどんな心のこと なのか、考えてみましょう。 【だってね発問】 みなさんは、絵を描くと したら、花や空などきれい なものを描きますよね。 なぜ、デューラーはハン スのごつごつした手を描く ことを決めたのですか。 【むむむ…発問】 デューラーのせいで、ハ ンスは絵描きになれなく なってしまったのですよね。 デューラーは、絵を描く と決めましたが、相手を傷 つけるとは思わなかったの ですか。 【そうか!発問】 デューラーにとって、これまで のハンスは、どんなことをしてく れた友達でしたか。 ・「つまり、友情とは…」の続きを書いてください。 ・今、体育科でティーボー ルをしていますね。今日み つけた友情を、どう生かせ そうですか。 デューラーはこれから、絵を描く ことをやめてしまうでしょうか。 二人の友情は、みんなから見ると どんな気持ちになりますか。 教科書挿絵 教科書 挿絵 友情を大切にできる自分になるために、ひつような心を考えよう。 つまり、友情を大切に できる自分になるために は… じぶん あいて みんな ・言いたいことを言い合える友達。 ・えんりょなく言える友達。 ・みんなのことも 考えて、友達のま ちがいは、伝える 心 ・友達の間違いも、 わざとじゃないと 信じてゆるす心 ・友達とは、公平 でいたいと思う心 ・他の人をこまらせたくない。 これから ・同じまちがいをしない。 ・はずかしい思いをせずにすむ。 これまで 大切にできた 13人 大切に できなかった 15人 ・黙っておくと、もやもやする。 ・切手代がもったいない。 ・自分には正直でいたい。 ・一番の仲良し。 ・転校しても、やりとりする仲。 おこるのでは…? め ま まちがいはつたえる心 友情 公平でいたいと 思う心 わざとではない と許す心 ・これまでの体育のティーボールや毎 日の学校生活で、「いのりの手」で考 えた友情は大切にできましたか。 ・なぜ、友情が大切と分かっていても、 できない時があるのでしょう。 ・友情を大切にできるときも、できな いときもあるのですね。みなさんは、 どちらになりたいですか。 【なぜ?発問】 なぜ、ひろ子さん は、友達にまちがい を伝えることができ たのでしょう。 【むむむ…発問】 まちがいを伝えたら、友 達が怒るかもしれないとは 思わなかったのでしょうか。 【そうか!発問】 もしも、相手が正子以外の友達 なら、ひろ子さんはまちがいを伝 えることができたでしょうか。 ・「つまり、友情を大切にでき る自分になるためには…」の続 きを書いてください。 ・学習前と比べて、友情につい て新しく分かったこと、感じた ことは何ですか。イメージマッ プに表してください。 導入 展開 終末 もしも、これをずっと黙ったまま でいると、ひろ子さんはこれからど んな気持ちで過ごすでしょうか。 教科書挿絵

参照

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