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研究室用マイクロコンピュータシステムの開発 利用統計を見る

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(1)

研究室用マイクロコンピュータ

システムの開発

      (昭和49年8月31日受理)

Development of Micro Computer System

for a Laboratory use

小堀研一

伊藤誠

KenichiKOBORI MakotoITO        Abstract  Recently, great development of IC technique leads to practical use of LSI, and a single chip CPU begins to be available co皿nercially.  This is a micro computer system which皿akes use of a single chip CPU. This system, which is easy to use, is similar to a mini computer system in its ability except for operating time.  We adopt Computer.aided imple皿entation system for the development of this system.

はじめに

 最近のめざましいIC技術の発達によって,ますま

すICのLSI化が進み, CPUの機能標準化とあい

まって,1チップCPUが簡単に入手できるように

なった。そこでインテル社の1チップCPU8008を

使用し,研究室用のマイクロコンピュータシステム IDL−1を設計,製作したので,その構成,特徴につ いて報告する。1)なお,このシステムの製作は研究室 で,すでに開発されている設計自動化システム2)を用 いており,その実用化試験の意味も持っている。 1.ハードウェア・システムの構成  1.1 システム構成  システムは,図一1に示すよう,①バスコント ローラ,②パネル,③CPU,④メモリ,⑤タイ プライタ読み取りインタフェース,⑥タイプライ タ書き込みインタフユースを構成する6種類のユ ニットと,それらを結合するバスライソから構成 される。①∼⑥の各ユニットは1枚の基板で実装 され,IC40∼60個で構成される。  1.2 バスライン  バスラインは,バスコントP一ラにより制御される, ユニット間のデータ転送線路である。  各ユニットはバスラインに対してすべて同じ形式で 情報の転送を行う。情報の転送を要求するユニットを マスタ,情報の転送を要求されるユニットをスレーブ という。またスレーブは固有のアドレスを持つ。  たとえば,マスタがスレーブに情報を伝送するには, スレーブのアドレスと伝送すべきデータをバスに送 る。スレーブは常にバスを監視しており,自分のアド レスが指定されたとき,そのデータをバスより“取り 込む”。この“取り込む”動作は各ユニットにより異 ユ     ニ     バ     ス り一ド    ヲ ト Cンタ㌃スインタフェーヌ

巨当

CPU         言 惹     テレタイプ       装 置

匿㌃

図一1システムブロック図

(2)

なり,メモリユニットなら指定されたアドレスにデー タを記1[意し,タイプライタユニットならばその値を印 字/パンチする。すなわち,マスタはアドレスの値を 変更するのみでメモリの記Jl意,タイプライタの印字等 の機能を行うことができる。また,スレーブのデバイ スも特定のユニットのみとデータ転送するのでないか ら,複数個のユニットからの要求を満たすことができ る。  1.3バス接続ユニット  各ユニットの詳細は2節以後で説明するが,ここで は簡単に各ユニットの機能を紹介する。  1.3.ユ バスコントロt−一・ラ/パネル ユニット  バスは1本しかないから,同時には一組のマスター スレーブ間の情報転送しかできない3)。複数個のマス タが同時にバスを使用しないようにバスをコントロー ルするのがこのユニットの役目である。また,パネル ユニットはバス内のデータ/アドレスを表示すると共 にスイッチ群による手動のマスタ動作を行う。したが ってメモリの手動による読み取り/書き込みはもちろ ん,タイプライタの読み取り/印字の指定も可能であ る。  1.3.2 CPUユニット  このユニットの中心的役割を果すのは,1チップC PUと言われるLSI(8008インテル社)である4)。

本ユニットはCPUチップの機能をバックアップし

て,CPUチップの行う外部デバイス(メモリ/タイ プライタ)の転送要求よりバス・ラインをドライブす る。また,CPUチップは割り込み機能が貧弱なので この機能を強化する拡張命令をハードウユア化してい る。 る。 2.バス構成とバス・シーケンス  1.3.3 メモリユニット  メモリにもスタティックLSIメモリを採用した。

1つのLSIは256ビットであり,これを8×4個配

列して1Kバイトのメモリを実現している。このユ ニットはバスに対してスレーブの役目を持ち,マスタ から0∼1024のアドレス指定に対し,データの記憶/ 送出を行う。  1.3.4 タイプライタユニット  このユニットは読み取り/書き込みユニットからな り,各ユニットは2つのアドレスを持つ。たとえば, 16進3FF8番地は,書き込みデータのバッファ・レジ スタのアドレスであり,このレジスタにバスよりデー タが転送されると,書き込みインタフユースはタイプ ライタ(テレタイプ社,モデルASR38)の仕様に従 った信号を生成し,タイプタイタに印字を開始させ  2.1 バス構成  バスラインは大きく分けて,制御線,アドレス線,

データ線,FUNCTION線,割り込み線の5種類か

ら成っている。  制御線はバス要求,バス割り当てなどに関する線で あるが,これは2.3節で説明する。  アドレス線は14本あり,これによりアドレスの指定 を行う。各デバイスは固有のアドレスを持ち,各メモ リデバイスの他に入出力機器等のステイタスおよびバ ッファ・レジスタにも,アドレスが割り当てられる (表一1参照)。  データ線はパリティを含む18本から成っているが, 現在,扱うデータがバイトであるため,9本を使って データの転送を行っている。  割り込み線は割り込み要求(IRRQ)と割り込み認

知(IRRN)の2つがある。 IRRQはバスに接続さ

れている他のデバイスからの割り込みの要求をCPU 表一1 アドレスー覧表 アドレス 名 前 機 能 0000  ∼

07FF

3FFC

3FFB

3FFA

3FF9

3FF8

3FF4

3FF3

3FF2

3FF1

3FFO

メモリ

ENT

TRS

TRB

TWS

TWB

OT

OS

DST

DES

DMA

パネルデータスイッチ タイプ入力ステイタス タイプ入力バッファ タイプ出力ステイタス タイプ出力バッファ ディスク・トラック ディスク・セクタ ディスク・ステイタス ディスク・エラー・ステイタス ディスク・メモリ・アドレス 表一2 バス構成表 名

前 機 能1名

        E 前 機  能

BUSRQO

BUSRQl

BUSRQ2

BUSGRO

BUSGRl

BUSGR2

BUSBSY

RESPON

ADSYN

バス要求 バス割当

BUS使用中

スレーブ応答 マスタ・同期 BAO(・13 BDO(ノ7

BPL

BD8∼15

BPH

FUNO

FUNl

IRRQ

IRRN

アドレス データ BDO∼7のパリテ イ データ BD8∼15のパリテ ィ 通常R/Wの指定 割り込み要求 割り込み認知

(3)

に知らせるラインであり,割り込みを要求したデバイ スに割り込みを受けつけたこと知らせるラインがIR

RNである。

 FUNCTION線はデータの読み出しであるか書き

込みであるかの指定,およびデータの大きさが1バイ トか2バイトであるかの指定を行う。  2.2 バスコントローラの機能

 マスタデバイスより要求(BUSRQ)が出された

時,これを受け取り,許可(BUSGR)を決定するのが バスコントP一ラである。マスタになりたいデバイス はバスコントローラ1こBUSRQを出し,コソトロー ラはその要求に対しBUSGRを出すことができる。 許可信号を与えられたデバイスはバス使用宣言(BUS BSY)をした後,バスの使用を開始する。 BUSRQ

信号はBUSRQO, BUSRQ1, BUSRQ2の3本あり,

この順の優先順位をもつ。したがって,BUSGR信号

も各BUSRQ信号に対して1本ずつある。現在,

BUSRQOはディスクのDMAに, BUSRQ1はパネ

ルにBUSRQ2はCPUに割り当てられている.

 2.3 バス・シーケンス  あるデバイスがマスタとなり,データの収集・伝送 を行い,終了後バスを放棄する過程をバス・シーケソ スと呼ぶ。シーケンスは次の順序で行われる。  ① バス要求(マスタ→コントP一ラ)   BUSRQ信号によりバスコントPt・一ラにバス割り   当て要求を出す(BUSRQには3レベルある)。  ②バス許可(コソトローラ→マスタ)   コントローラは,バスが使用中でなければ,BU   SGR信号によりバスを割り当てる (この信号も   3レベルある)。あるレベルでの使用中,優先レ

  ベルのBUSRQ信号がきてもBUSGR信号は

  バスの使用が終わるまで待たされる。  ③スレーブの指定(マスタ→スレーブ)   バス許可が与えられたらマスタは,まず,BUSB   SYを宣言してバスを使用することを示す。つぎ   にバスのアドレス線にスレーブのアドレスを送出   する。データ送信ならばバスのデータ線にデータ   を送出する。  ④同期(マスタ→スレーブ)   マスタはアドレス送出後,ADSYN(同期)信号   を宣言する。各デバイスは,ADSYN信号でアド   レスをサンプルしてマスタからの指示を知る。  ⑤ スレーブ応答(スレーブ→マスタ)   マスタからのアドレス指定でスレーブになったデ   バイスは,RESPON(応答)信号を送出する。 信号 送信側 ・−

aRQ−

l一一一L_マスタ捌ス

ーBGR−・U・ント・一う

一舶SY「〕「一一一一一マスタデ・縮

一RESP・rL_一一スレイrr…(x

−BUSBS〒L___」「マスタ翔ス

図一2バスコントP一ル・タイムチャート 図一3バスーデバイス接続図 BUSR鳥 BVS(}R

BUSBSY

ADSYN

RESIPON   また,マスタの要求がデータ収集なら指定アドレ   スのデータをバスに転送する。逆に,マスタから   のデータ送信ならバスのデータを指定アドレスに   記憶する。 ⑥バスの放棄(マスタ→コントローラ,スレーブ)

  マスタは,動作が終わるとBUSBSYの送出を

  終了することにより,バスの使用終了を宣言す   る。これに伴いスレーブはデータの送出を停止   し,コントローラは次のバス割り当てを行う。  図一2にこのタイムチャートを,図一3にバスコン トローラ,マスタデバイス,スレイブデバイスとユニ バスとの結合および信号線の出入りを示す。 3. バスコントロール/パネルユニット 本節以後で各ユニットの機能を紹介する。バスコソ トロール/パネルユニットは次の機能を持つ。 3.1 バスコントロP−−eル バスコントロ 一一ラの動作は次の2つである。 ①バスが解放されているとき,その時点で最優先   の要求に対し許可が決定される。 ②バスが使用中であれば使用中のデバイスの使用   が終了するのを待ち,バスが解放された後許可を   決定する。

(4)

 3.2手動バス制御機能  パネル上のスイッチにしたがって,バスに接続する 任意のメモリ・レジスタとの情報交換を行う。したが ってパネルから直接メモリや入出力機器にアクセスで きる。たとえばメモリのリード/ライトならば,パネ ル上のアドレススイッチによって読み出し/書き込み のアドレスを指定し(書き込みならデータスイッチに

よってデータを指定し),さらにREAD/WRITE

切替スイッチを設定した後,R/Wスタートボタンに よりバス上にデータが送出される。  3.3 CPUモード制御

 CPUはRUN, SINGLE, ADDRESS STOPの

3つのモードで制御される。

 ①RUN

  連続したプログラムの処理を行う。

 ②SINGLE STEP

   プログラムを1マシンサイクルずつ実行する。

  つまり1マシン実行ごとにCPUのREADYラ

  インを0にし,WAIT状態にする。パネルの

  STARTボタンにより次のマシンサイクルが実

  行される。

 ③ADDRESS STOP

   バス上のアドレスとコンソールパネル上のアド

  レススイッチの値が一致した時,CPUをWAIT

  状態にする。この機能も,アドレスー致がとれた

  ときCPUのREADYラインを0にすること

  により実現している。

 CPUの始動は, CPUがWAITのときはREA

DYを1に, HALT状態のときは割り込み信号を生

成して行う。この始動は,パネル上のSTARTボタ

ンによる。またパネル上のSTOPボタンによりCP

UはWAIT状態に入る。

 3.4 バス内容表示  ・ミスのBUSBSY線が立ち上がった瞬間,バスの データ線とアドレス線の内容をサンプル/表示する。 これによりバスの内容をモニタできる。 4. CPIJユニ:ット

 4.1 1チップCPU

 このCPUユニットは外部メモリより命令を取り

出し,実行する機能を持つが,①外部デバイスと情報 転送を行うにはユニバスとの整合(インタフェース) をとる必要がある,②割り込み機能が貧弱であるの で,ハードウーエアで拡張命令を実行できるようにす る必要がある,の2点を補なうため,30程度のMSI /SSI ICを補強する必要がある。

 4.1.1 1チップCPUの命令群

 参考のため1チップCPU(以後CPUと略する)

の命令を簡単に述べる。  A.転送命令

   CPUには内部レジスタが7つあり,それらを

  A,B, C, D, E, H, Lと略記する。これらの

  内部レジスタ間のデータ転送を行うのがMOVE

  命令であり,アセンブラではMV rs rd と記   述する。この命令により,rsレジスタ(以後レ   ジと略する)より,rdレジに値が転送される。   外部とのデータ転送には,MV rs M, MV

  Mrd命令を用いる.前者はrsレジの値を外

  部に伝達し,後者は外部の値をrdレジに読み込   む。外部の値は,HレジとLレジの連結した値を   アドレスにもつユニットにより決定される。たと

  えば,(H.L)=100と設定した後,MVAM

  の命令を実行させると,アドレス100番地のユニ   ット(この場合メモリ)にAレジの値が転送(記   憶)される。また,(H.L)ニ3FFAと設定し,

  MVMBを実行するとタイプライタより読

  み取った値がBレジに転送される(tc −1参   照)。  B.演算命令

   2項演算は,すべてAOPr→Aの形で行われ

  る。1オペランド指定形式である演算として,2   進加減算,論理演算等16種類ある。その他に単項   演算としてシフト,インクレメント/デクレメン   ト命令も用意されている。  C.制御/リンク命令    制御条件としては,C(carry), S(sign), P   (parity), Z(zero)の4種類のフラグがあり,こ   れらのフラグの条件によって任意のアドレスにブ   ランチすることができる。サブルーチンリンクの   ためにはコール/リターン命令があり,CPU内   部の7重のスタックを利用してリンクしている。   したがって,7重以上にネストしたサブルーチン   リンクはできない。表一3は以上の命令の一覧表   である。  4.1.2割り込み機能の強化  CPUの割り込み機能は,割り込みがあったとき, 割り込み信号を受け付けたことを後述するT、1状態 で知らせた後,外部から命令を読み取るだけである。 割り込みを行うには,①割り込み命令の生成,②割り 込みマスクのセット/リセット,③割り込み時のCP

(5)

・転送命令

表一3命令一覧表

MV rs・dll1DDDSSS l(rs)→・d

MVI r

DATA

BBBBBBBB

00DDD110

DATA→r

・演算命令

INC r

100DDDOOO l(・)+1→rrキA

DCR r

100DDDOOI l(・)−1→rrキA

AD r

[・0000SSS](A)+(・)→A

ADI

DATA

AC r

ACI

DATA

SU r

SUI

DATA

SB r

SBI

DATA

ND r

NDI

DATA

XR r

XRI

DATA

OR r

ORI

DATA

CP r

CPI

DATA

00000100

BBBBBBBB

10001SSS

00001100

BBBBBBBB

(A)十DATA→A

(A)十(r)十Carry→A

(A)十DATA十Carry→A

10010SSS

[(A)一(・)→A

00001010

BBBBBBBB

10011SSS

00011100

BBBBBBBB

10100SSS

00100100

BBBBBBBB

10101SSS

00101100

BBBBBBBB

10110SSS

00110100

BBBBBBBB

10111SSS

00111100

BBBBBBBB

(A)−DATA→A

{(A)一(・)−B・rr・w→A

(A)−DATA−Borrow→A

(A)Ar→A

(A)ADATA→A

!(A)㊤(・)→A

(A)㊥DATA→A

1(A)V(・)→A

(A)VDATA→A

(A)一(r) (A)と(r)を比較し てコンデションFFをセット

(A)−DATA (A)とDATA

を比較してコンデンションFF をセット

RL

100000010

1ビット左回転

RR

100001010

1ビツト右回転

RLC

RRC

00010010

00011010

キャリーFFを通して1ビット 左回転 キャリーFFを通して1ビット 右回転 。制御/リンク命令

JMP c

Address L Address H

CAL c

Address L Address H

RET c

RST

01CCCUOO

BBBBBBBB

BBBBBBBB

01CCCU10

BBBBBBBB

XXBBBBBB

lOOCCCU11

1・・AAA…

コンデションCによりメモリア ドレス(H−L)にジャンプ コンデションCによりメモリア ドレス(H−L)のサブルーチン

をCALLする

1コンデショ∠cによりリターン メモリアドレスAAAOOOのサフ

ルーチンをCALLする

HLT

111111111 1計算を停止

  r:レジスタ名 SSS:転送するレジスタ DDD:転送されるレジスタ XXX:Don,t care

U=1:無条件JUMP, CALL, RETURN

U=・O:条件付JUMP, CALL, RETURN

Uの状態の退避が必要であるが,

これらの機能はCPUに含まれ

ていない。CPUユニットでは, これらの機能を実行するハードウ ェアを装備した。これらの命令は

CPUの INPUT/OUTPUT

命令を利用した。  4.1.3 CPUの制御線と動作

 このCPUには表一4に示す

よ うに, PCI (InstructionFe tch), PCR(Data Reading), PCW(Data Writing), PCC(1/

OOperation)の4つのサイクル

が定義されている。PCIは命令

のフェッチを行うサイクルで,す べての命令に共通であり,このあ とに続くサイクルは命令によって 異なる。1つのサイクルは通常, T1, T2, T3, T、, T、の5つの状 態から成る(T4, T5が命令によ り省略される)。1バイト命令の場 合T、で外部メモリに対するアドレ スの下位8ビットを送出し,T2で 上位6ビットを送出する。T3にお いてバスより命令をフェッチし, T、,T,で命令の実行を行う。サ イクル終了後,割り込みの有無を

調べ,あればTIIの割り込み状

態に移行する。2(3)バイト命 令の場合は2(3)マシンサイク ルが必要であり,第1マシソサイ クルで命令の取り出し,第2,3 で外部ユニットとの情報転送を行 う。  8008は図一5に示すような2相 のクロックψi,φ2と,これらの

前後に区別するSYNC信号で動

くため,1つのステイトはφ11, φ、2,φ21,φ22の4相クロツクで

構成される。MVMr命令を例

にとってステイト,サイクル,ク ロックのシーケンスを説明する。

この命令はPCIとPCRの2つ

のサイクルを必要とする。図一6

に示すようにPCIサイクルで命

(6)

揚曳

割り込み命令 は完全に実行され たか 命令は完全に実 行されたか 割り込みが このサイクル中 にあ⇔たか 図一48008のステイトとその状態遷移図

表一4 CPUサイクル

CCO CC・1サイク・レ1

動 作 0 0 PCI l命令の第1・・イトフェ・チ 0 1

PCR

2, 3バイト命令での2バイト,3バイト目のフェ ッチ,メモリ読み出し命令の実行 1 0

PCC

入出力命令の実行 1 1

PCW

メモリにデータ書き込み φ、 φ2

SYNCゴー一「L_∫

     図一58008マシンサイクル 令のフェッチを行う5)。この場合のPCIサイクルは T1, T、, T3の3つのステイトで構成されている。つ ぎにPCRサイクルに移行し, T1, T、でLレジ, H レジに記憶されているアドレス情報を送出する。つぎ に,T3でバスからデータを読み, T5でレジスタへ 転送する。ここでbレジはテンポラリレジスタとして 使用している。また各状態はφ1、からφ22の4クロッ

クで動作し,たとえば,PCIのT2でアドレスが

CPUから送出されるのはφ22のタイミングである。 またPCRのT3で, CPUはφ、2のタイミングでデー タを取り込むから,この時点までにバスにデータが読 み出されている必要がある。  以上,述ぺてきたステイトやサイクルを外部に知ら せるラインがあり,これら

を調べることによりCPU

の内部状態を知ることがで きる。ステイトは,表一5

に示すようなCPUのステ

イタス信号(S。,S、, S、) をデコードすることによっ て,サイクルは,T2のタ イミングでアドレスの上位 6ビットといっしょに出力 されるサイクル制御ビット (CCO, CC1)1こよって判

別できる。またCPUから

出力されるSYNC信号

とφ1,あるいはφ2との ANDをとることにより, φ11からψ22までのクロッ クの区別がなされる。

 CPUにはREADY線

があり,これを0にすると

CPUはT、, T,の次に

WAIT状態に入り, REA

DY線が1になるとT3に

推移する。このREADY

線によりCPUの処理を一時中断させることができ

る(図一4参照)  4.2 CPUとバスの結合  CPUとバスの接続において,これを制御する回路 を図一7のように付加しなければならない。  Hレジ,Lレジは,それぞれT1, T2のタイミン T3 T1 T2 φ・・φ12φ瓢φ田 バス←プログラム  バス←フVグラム  インストラクシ,ン カウンターe位アドレス  カウンタ上位アドVス Vジ←バス PCl サイクル アドvス(H)(L)

T1 T2 パス←(L)バス←(H) T3 b←パス PCR サイクル T4 T5 r・一(b) 図一6命令のステイトとサイクル

(7)

表一5ステイトコントロールの符号化 SoSIS2 ステイト 0 1 0 T1 0 1 1 TII 0 0 1 0 0 0 1 0 0 1 1 0 1 1 1 1 0 1 T2

WAIT

T3

STOPPED

T, T5 機 能 5. メモリユニット        「

1

下位アドレスの送出,プログラムカウンタを+1 下位アドレスの送出 1上位アドレスの送出 READY信号がセットされるまでWAIT 命令,データフェッチ,メモリ読み出し,書き込み 割り込みが発生するまでストップ状態 命令の実行,データ転送 グで出力されるアドレス下位8ビット,アドレス上位 6ビットとサイクル制御ビットCCO, CC1をそれぞ れのφ22の立ち上がりでラッチする。これに並行し てT2・φ12のタイミングでバスの使用要求である BUSRQ 2信号を送出する。バスコントローラから,

バスの使用許可であるBUSGR信号が送り返されて

くると,CPUのREADYラインを1にしてT3へ

と進む。つぎに,読み取りの場合は(WAIT+T2)・ φ22,書き込みの場合はT3・φ、2のタイミングでAD SYN信号を送り,アドレスがバス上にあることを知

らせる。CPUのサイクルがPCIまたはPCRのと

きが読み取り,PCWのときが書き込みとなる。CPU バス・シーケンスのタイムチャートを図一8に示す。

POR

oO工 oCO

oOW

モ1φa イクル”捌醗 OCO bCユ 已召 SYNG Tエ S。 アドレス線  ス Qテ Aイコタ1スダ Sエ r8 8008 畑  Ho  岩属  トヨ  T工工 データ バス  ’

巽○∼望詰 割り込み ?揄 路 DATA INからデータを入力し, り,記憶されているデータを出力する。R/W端子は 読み出し,書き込みの指定を行い,CSはチップセレ クトでこの端子を使うことによりメモリの拡張が容易 となる。このメモリユニットは,1101Aを9×4個配 列して1Kバイトメモリを実現している。このうち, 1ビットはパリティ・チェックに使われる。また将来 の拡張に備え,1ワード16ビットでも使えるように設、 計されている。  CPUがメモリに直接指定でき る番地は,14ビットでアドレスの 指示を行うので214=16384,す なわち16Kバイトまでである。本 システムでは,現在1Kバイトの 容量を持っている。これにはイン テル社のRAM1101Aを用いた。 1101Aの接続を図一9に示す。

 AoからA7までの8本のアド

レス線で256番地の指定を行い,         DATA OUTよ 6. タイプライタユニット この計算機の入出力を行う装置であり,テレタイプ

BUSRQ

BUSGR

BUSBSY

ADSYN

r”””m’一“一“一一’“一一 図一7 CPU制御回路 ユニバス    T2・φ12(WAIT十T2)・(ha T3’φ12 T3終了十luS 図一8 CPUバスシーケンスのタイムチャート

A5

A7

A6

VD

VOG

A4

Ao

VDD

R/W

DATA OUT

DATA OUT’

DATA lN

A3

Al

A2

図一91101Aピン接続

(8)

社のMODEL38ASRを用い,端末レディ,パリティ

・チェック,オーバラン・チェック,割り込み機能を 持っている。  テレタイプ・イソタフェース回路は,CPUからア クセスできる4つのレジスタ(TWB, TWS, TRB,

TRS)を持ち,これらのレジスタのR/Wによりタ

イプ入出力が可能となる。 ①TWB(Typwriter Write Buffer)    アドレス3FF8が割り当てられている8ビット   ・レジスタであり,このレジスタに出力データを   書き込むとタイプ出力を行う。 ②TWS(Typwriter Write Status)    アドレス3FF9が割り当てられていて,テレタ   イプ・ライトインタフェースの状態を表示する。  WDTR  : テvタイプ受信可能.  BUFEMP :バッファが空になったことを示す.  W工NTEN : OPUの割り込み可能.   図一10 ライトイソタフェースのステイタス ③ TRB(Typwriter Read Buffer)

  アドレス3FFAが割り当てられている8ビッ

 ト・レジスタで,タイプライタから読み取ったデ  ータはこのレジスタに記憶される。 ④TRS(Typwriter Read Status)   アドレス3FFBが割り当てられていて,テレ  タイプ・リードインタフェースの状態を表示す  る。

DR

R工NT バイトを現在増設中である。これはメモリリフレッシ ュが必要であるため,制御部が少し複雑になるが,安 価である,比較的高速であるなどという利点がある。  また,分解能が14ビットのA−D,D−Aコンー〈 一一 タを設置する予定である。 TP El[R OVRN ONES KB工N 8. ソフトウェア・システム

RDTR

RDTR :テレタイプが送信可能. TRER :テレタイプからインタフェースが受信したデータが     誤まっていることを示す. OVRN :テレタイプからインタフェースがオーバランして,     データを読み込んでいる. ONESTP:テープリーダをユステップ進める. OR  :テレタイプからインタフェースがデータを受信した. KBエN :テvタイプのキーボードに入力せよという状態を示す. R工NTEN:OPUの割り込み可能.    図一11 リードインタフ=一スのステイタス 7. 増設予定のユニット

補助記憶装置として,MEMOREX社の簡易ディス

クを使って開発中である。これはトラック数が64,

セクタ数32,1レコード(2セクタ)256バイトと

し,262Kバイトの記憶容量を持ち, DMAによる転 送を行う。      ・  主記Jl意装置としてMOSダイナミックメモリ3K  このシステムをサポートするソフトウェアとして, IPL,クロス・アセンブラ,ジョブコントロールなど を用意した。  8.1 クロス・アセンブラ  このシステムは,現在のところ記憶装置が1Kバイ トと小さいため,アセンブラをメモリに常駐すること ができない。このため,本学の2号機を使ってクロス ・アセンブラを開発した。以下にその特徴を述べる。  ①入力はカードを使用し,出力はテープとLPに   打ち出す。  ②1パス方式である。  ③ラベルは英字ではじまり6文字以内の文字。  ④ 定数は16進数と10進数が使用可能。  ⑤ 入力形式はfree formatであり,区切りはブ   ランクによって行う。  ⑥ 命令のあとにコメントを許す。  ⑦ジョブ制御を行う命令がある。

  i)LOC文

    プログラムを割りつける番地を指定し,この    命令がないと自動的に0番地より割り付ける。

  ii)LIST文

    プログラムを位置をそろえてLPにプリント    する。

  iii)MAP文

    ラベルテーブルを出力する。

  iv)OBJ文

    結果の目的コードをLPとテープに出ガす

   る。

  v)SYSEND文

    アセンブラの終了を示す。  8.2 ジョブコントロール機能  計算機が行なうオペレーションをコントロールする ソフトウェアである。  8.2.1 ジ。ブコソトロールの操作方法  システムプログラムをメモリにロードした後,CPU のスタートボタンを押すと“?”が印字される。その 後,実行させたい一=1.マンドをタイプする。コマンドで 用意されているのはL,D, Xの3種類のみである。

(9)

SAAWWデ   

SAAWWデ

T  OCl … T  CGl

XHLHLタ   XHLHLタ

E O T c EOT  テープの終わりを示す. STX  プロックデータの始まりを示す。 (AH AL)データ記憶開始番地 (WOH WCL)データ数

図一12テープ構成

 8.2.2 L(プログラムローダ)機能  テープに打ちこまれたプログラムをメモリに書き込 む機能である。テープ形式を図一12に示す。クロス・ アセンブラ,次に述べるダンプ・プログラムの出力テ ープはすべてこのテープ形式となっている。  8.2.3 D(プログラムダンプ)機能  メモリに書き込まれているデータをテープにダンプ する。テープの出力形式は図一12のようである。KB より「D」を打ち,ダンプしたいプログラムの先頭番 地とワード数を打てば,テープに出力される。  8.2.4 X(プログラム実行)機能  メモリに書き込まれているプログラムを実行する。 KBより「X」を打ち,実行するプログラムの先頭番 地を16進数でタイプインする。 9.設計自動化システムの運用

 9.11C配置機能の追加

 本研究室で開発された設計自動化システムに,基板 にICを自動的に配置する機能を付け加えたので,そ れについて少し述べる。実際の配置問題は,配線上の 諸条件を考慮すべきであり,複雑かつ膨大となり最適 解を求めることは困難である。ここでは,配置の最適 化評価基準として,相互配線長の総和を最少にするこ ととしてその手法は次の2つを組み合わせたものであ る。  i)組み立て式初期配置法    以前に配置されたICの部分集合に未配置の

  ICの集合の中から1つを選び,そのICを隣接

  させていくことによって配置がつくられる。  ii)繰り返し式配置改善法    配置全体を対象として,修正を繰り返して配置   の改善をする。  すなわち,最初に外部端子と関係の深い順にICを 配置し,その後配線長が最少になるように配置の改善 を行う。 c C C C →⇔eXCPU 工N田EL8008>ξ※x M工CROC王U(D7C IPU ,D6CPZJ , DsC IPU , D4C PU ,D 3CP U,D2CPU,D:LCP[J,DOCP[「,工N里OPU‘READYCrU,P nY 1,PHY 2/D7C?〔「,D6CPU,D5CPU,D4C王町,D3CP U , D20 P[J , PlG PU , DOC PU,SOCPU,SlCPU,S2G酊 ,SYNCCPU) i“XXAND2 SN7408xeeee AND2(RESE梗,RESE1FFA/RESE田FF) x×矢1)FF SN7474x苦x DFF(T,SE忠里3A,田,RESE里丁3A/PRT 3A,x) eCXXIrw SN7404ecxee 工NV(B工NTRQ O/工N{lrRQO) xxee工NVL SN74LO4xec’ee 工NVL(SYNOCPU/・−S2C P〔1)   図一13 モジ=一ル表現の一例  9.2入力言語とその具体例  本システムの回路設計では,インタフェースなどの 非同期回路が大部分を占めているので,論理装置設計 自動化システムを使う場合,直接図一13のような機能 レベルのモジュール表現を用いて記述し,自動作成さ れたIC配置,結線表により製作を行った。  9.3運用結果  このシステムの採用の結果,設計,製作に要する時 間の縮少,結線の誤まりがほとんどなくなるなどの利 点が得られた。しかし,その反面いったん製作してし まうと,その後設計ミスが発見されたときの部分的変 更は人手で行わねばならないという欠点もある。  処理時間はSSI30, MSI30個で5∼8分であり, 設計,製作上のエラ・一・ es IC数50当り,約2個であ った。使用したICは全部で約300である。 10.おわりに  本システムは,小さいながらも汎用コンピュータと しての機能を持ち,設計自動化システムを使ってイン タフェース回路などのハードウェアを自作したため, かなりコストパフォーマンスの高いシステムになった と思われる。  今後,CPUを複数個接続し,ラインプリンタなど の入出力機器の増大を図り,システムの拡張を行って ゆきたい。

参考文献

1) 小堀,伊藤:昭49 電子通信学会全国大会,1807 2) 水原,湯沢,伊藤:論理システムの実装設計自動化プ   ログラムの開発,山梨大学工学部研究報告,Vo1.24   p.15−19(1973) 3) Peripherals and Interfacing Handbook, DEC. 4)8008Users Manua1, Intel Corp. 5)CQ出版:トランジスタ技術, P.72∼P.74, May.

 1974

参照

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