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大学における一般教育の英語に関する調査研究 : 長野大学を中心に(その1)

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(1)

大学 における一般教育の英語に関す る調査研究

―長野大学を中心に―(その1)

A Survey of English Language Teaching in General Education

Course of University

じ め

本論文は、1989年に長野大学生を対象 として実 施 した 「大学一般教育の英語に関するアンケー ト」 についての調査研究 (その 1)である。ここでは、 ①アンケー ト調査の趣旨 ・概要、調査対象の基本的 属性お よび進学の動機について (執筆分担 小川 勝一)、② 「英語再履修生」問題について (執筆 分担 船山 良一)の検討を行 う。続いて発表を予 定 している「調査研究 (その2)」において、大学 におけ る英語教育の履修状況、大学生活の全般的 状況などについての検討を行 うこととす る。

Ⅰ)調査の趣 旨 ・項 目の概要 および

調査対象 について

(小川 勝一) 1. 調査の趣 旨 ・項 目の概要 本学では、単位未修得者の増大や、学習意欲に 欠ける学生の指導などい くつかの困難をかかえて いる。 しか し、学生の実態に関す る資料に関 して は必ず しも十分整備 されているとはいえず、いわ んや、教員に よる教授方法に関す る組織的な研究 も、まだ行われていないのが実状であるといって よい。本調査は、学生の大学におけ る学習-の取 り組みを考える重要な指標である英語教育の実態 について、中学生以来の英語学習-の態度、また、 大学生活全般の中での位置を経時的 ・共時的に関 連づけなが ら明らかに しようとす るものであ り、 今後の本学英語教育の改善および大学教育につい て検討を進めるための一つの基礎的資料 としよう とするものである。調査の基本的項 目は、 「大学 F一般英語 』実態調査研究会」 (註1)が行 った ものに準拠 し、また、本学で行われたい くつかの 調査 も活用 した。(註2)

Ryoichi Funayama Syoichi Ogawa Masaya lwasaki

調査項 目は次のように構成 されている (調査票に ついては後掲) (D調査対象の基本的属性 ②出身高校 と大学進学の動機 ③中学時代の英語教育の状況 と中学時代の生活 ④高校時代の英語教育の状況 と高校時代の生活 6)大学における英語教育 ⑥英語の単位未修得の状況 ⑦大学生活の全般的状況 調査方法 と調査時期 1989年7月 英語の授業時間を使 って、調査票を配布 し、実 施。その場で回収 した。英語再履修者については、 一部個別に調査票を配布 し、回収 した。 2.調査対象の基本的属性について ①学科別男女比 ・学年構成比 合計で378名を調査対象 としている。表1にみ るように、89年度の各学科の男女構成 とほぼ対応 している。 また、調査対象は本学の英語教育を1 年以上経験 しているもの と言 うことで、 2年生以 上 とした。その結果、情報学科は開設2年 目のた め、対象は2年生のみ とい うことになった。 (表 2) ②出身高校の進学率 ・試験別構成比 出身高校の進学率は表3の通 りである。表中、 「学生調査」 とあるのは、89年に長野大学生740 名を対象 として実施 された 「学生生活実態調査」 である。 (以下、同 じ。実態調査の結果について は、長野大学学生委員会 ・学生課F1989年度学生 生活実態調査報告書』 1990)

(2)

本調査の傾向 と 「学生調査」はほぼ対応 してい る。進学率9割以上のいわゆ る進学校 の出身者が 少ない こと、職業高校の出身者が1割程度い るこ とが、本学の学生の出身校の一つの特色であ る。 (表 1)学科別男女 数・構成比率 男 子 数 (比率) 産社 144(91.7) (92.3) 情報 73(88.0) (91.7) 福祉 68

(

4

9.3) (54.8) 合計 285(75.4) 女 子 敬 (比率) 数 (比率) 13(8.3) 157(41.5 ) (7.7) 10(12.0) 83(22.0 ) (8.3) 70(50.7) 138(36.5 ) (45.2) 93(24.6) 378 (下段 は 年度の各学科男女構成 ) (表 3) 出身高校の進学率 本 調 査 学生調査 4割以下 27,1 29.1 4- 9割 42.7 42.9 9割以上 20.4 18.8 職 業 科 8.2 8.3 そ の 他 1.6 1.2 ③ 現役 ・浪人別構成比別 現役 と浪人の構成比は、 8対2で、学生調査 と はば同様の構成比率であ る。 ちなみに、87年に実施 された学生生活実態調査 では現役 ・浪人の比率は9対1にな ってい る。 (表5)現役 ・浪人別構成比別 本 調 査 学生調査 87調 査 現役 82.8 79,5 90.0 浪人 17.2 21.5 10.0 3.大学進学の希望 と動機について 本学を当初の希望 (第-希望) とした ものは、 30%か ら50帝弱である。ただ し、英語 の単位が末 修得で、再履修 とな った学生 (Sと略称、以下同 じ) と修得で きた学生 (Nと略称、以下同 じ) に よって異 ったかたちで差がでている。 (表 6) しか し、情報 と福祉の第一希望でなか った者の 試験別の比較 では、 (表4)に見 る通 り、本調 査は 「学生調査」 よ り推薦試験に よる入学者がや や少な くなっている。 (表2)学科別学年構成比率 2年 3年 産社 28.7 27.4 情報 98.8 福祉 43.5 29.7 4年 過年度 35.7 8.3 24.6 2.2 (表 4)試験別構成比 本 調 査 学生調査 推 薦 39.3 47.2 試験1次 45.6 41.5 試験2次 14,6 11,4 場合だが、当初の希望が 「他大学 ・他学部」だ っ た とい う、いわば、希望か ら遠か った者 の方が、 再履修著 の比率が高 くな っている。 (表 7) (表 6)長野大学はあなたの当初の希望の学校 ですか (問 9) はい 産社 36.9 (N 36.0 S 37.8) 情報 30.1 (N 32.8 S 18.8) 福祉 48.6 (N 45.7 S 54.9) (表 7)第一希望の大学 当初の希望 (第一希望の大学) (問1◎ 他大学同一 産社 11.3 (N ll.4 S ll.3) 学部 ・学科 情報 6.9 (N 8.9 S o.0) 福祉 63.0 (N 70.2 S 37.5) 他大学他学部 産社 81.4 (N 81.8 S 81.1) ・地学科 情報 91.4 (N 88.9 SIOO.0) 福祉 35.6 (N 28.1 S 62.5)

(3)

大学進学 の動機 (問11) に関 して、進学を決め る際に考慮 した要因を14項 目について質問 してい る。結 果は、 同趣 旨の質問を行 った他調査 と同様 になってい る。 (註 3) すなわち、14項 目の関係を因子分析 に よって検 討す ると 「興味 ・関心」や 「将来の人生計画」な ど 目的意識 に関わ る項 目が抽 出 され てい る。 これ は強 く考慮 されてい る要因であ るが、福祉学科 で 特 にその傾 向が顕著 であ る。 ついで、 「自由な時 間」や 「安定 した地位」のやや一般的な進路選択 意識 の項 目群、 「家庭 の勧め」や 「先生の勧め」 の周囲 の意見に関す る項 目群があげ られてい る。 「成績 」については考慮 され る程度 の高い要因だ が 、 これ らの因子 とは関連を持たない特別 な項 目 に なってい る。 一方 、 「学生調査」に よる と本大学 に入学 した 理 由として高率であげ られてい るのは 「志望 した 大学に入学 で きな

」 (37.2%)、 「本大学 で学 びたいことがある」(23.6啓)である。「志望 した大学 に進学 で きなか った」者は、推薦入試 で入学 した 者 の場合で も22.3感と高率にな っている。 これを 見 ると、興味 ・関心 と並 んで、強 く考慮 されてい る 「成績」 の要田は、結果 として試験 の成績 に よ って、 「志 望 した大学 に進学 で きない」 とい う状 況 の中での、 「成績」-の考慮 であ り、たい- ん 強制力の強 い ものであ ると考 え られ る。産社や情 報学科 の場合、第一希望でない者が7割前後い る が、 (蓑 7) にみ るよ うに、その8、 9割は、第 一 希望 は 「他大学 ・他学部」 であ った と答 えてい る。 ここに も余儀ない選択 とい う結果が反映 して (表10)長野大学 に入学 した理由 い る。 こ うして本学 の場合、(む成績 に規定 され た選択 の背 景にあ る諸要因、② と りわけ、高校 までの学 習 の特徴、そ して、入学後 の学習 との関連 につい て、③ また、いわゆ る不 本意入学者 の入学 後の実 態や大学教育の果た してい る役割 な どにつ いて、 たちい った分析 と検討が格段に求め られて いる。 本論文 では、英語教育 に即 して、再履修生 に焦点 をあてて検討 をお こな うが、再履修問題 を切 口と して、そ うした問題に答 え よ うとす る一 つ の試み であ る とい って よいだろ う。 (表 9)進学に際 して考慮 した事柄 (問 11) ① 自分 の成績 67.7輸 ② 自分 の興味 ・関心 68.0 ③ 自分 の性格や 向き不 向 き 37.9 ④資格 を とること 34.2 ⑤家庭 の経済力 38.7 ⑥専門知識 を身 につけ る 52.4 ⑦教養 を身につけ る 43.7 ⑧ 自由な時間が得 られ る 52.9 ⑨安定 した地位 を得 る 42_4 ⑲ 周 りの皆が い くか ら 9.7 ⑭ 自分 の将来の人生計画 ・目標 55.5 @ 家庭 の勧め 24.8 ⑯ 先生 の勧め 15.9 ⑭ 生涯打 ち込む ものを見つけ るため 40.4 (たいへん よ く考 えたを 5、全 く考 えないを1 として、 5選択肢 とし、 1項 目選択。 調査票参 照。比率は4,5を選 んだ者 の構成比率 であ る) 第1因子 2,3,4,6,7,ll,14, 第3因子 8,9 第2因子 12,13 産業社会 社会福祉 産業情報 計 推 薦 旨も一 次 言式 二 次 計 本 大学 で学び 28 115 32 175 110 52 12 174 丈こいことカミある (10.2) (38.6) (18_9) (23.6) (31.5) (16.9) (14.3) (23,5) 資 格 を 得 る ( 8.0)22 (15_1)45 ( 3.6)6 ( 9.9)73 (ll.7)41 ( 8_5)26 ( 7.16) ( 9_9)73 環 境 や雰 EEEJ気 (13.5)37 - ( 7.0)21 (10.117) (10.75I) (12_6)44 ( 9 94) ( 2.4)2 (10.1)75 志望し六二大学に 119 83 74 276 78 147 51 276■ 入 学 で きな い (43.4) (27.9) (43_8) (37.2) (22.3) (47.9) (60_7) (37▲3) 社.金 一こ 出 る 15 5 7 27 17 7 3 27 の が い や ( 5.5) ( 1.7) ( 4.1) ( 3.6) ( 4.9) ( 2.3) ( 3.6) ( 3.6) も う 少 し 27 9 13 49 22 22 5 49 ;弄 び た い ( 9ー9) ( 3.0) ( 7_7) ( 6.6) ( 6_3) ( 7_2) ( 6_0) ( 6_6) ま まつ り の 3 4 1 8 4 It 2 8 み な が 行 く ( 1-1) ( 1.3) ( 0.6) ( 1_1) ( 1.1) ( 0.7) ( 2.4) ( 1.1) そ の 他 (8_4)23 ( 5.4)16 (11ー2)19 ( 7.8)58 ( 9,5)33 ( 7.2)22 ( 3.6)3 ( 7_8)58 計 274 298 169 741 3J19 307 84 740 〔註 〕11 大学 「一般英語」教育実態調査研究会、 F大学教育に関する実態と将来像の総合的研鬼 D)-学生の立場』 1985 2・ 小川勝一、 「大学生の進路選択の諸問題」、 F長野大学紀要 』第10巻第3号、 1989 3.小川.同上

(4)

Ⅰ)

英語再履 習生」問題 につ いて

(船山 良一) は じ め に 今回の共同研究 「長野大学一般教育の英語に関 す る調査」の中で、本稿 は 「英語再履習生」問題 に焦点をあて、それを中学校、高等学校、大学の 接続関係において捉 え ることを担当す る。長野大 学で英語の単位の修得 に失敗 し再履習す る学生が、 近年はやや減少 しつつあ るもののこれ まで相当数 存在 してお り、その対策に我々英語の教員が苦労 してきた とい うのが偽わ らざる事実である。本稿の 意図は、本次の共同研究 を通 じて この英語再履習 男 女 別 学 科 別 男 女 計 産 杜 82 82 再履習S 100.0 21.7 産 社 62 13 75 普/通 N 82.7 17.3 19.8 情 報 15 1 16 再履習S 93.8 6.3 4.2 情 報 58 9 67 普 通 N 86.6 13.4 17.7 福 祉 30 6 36 再履習S 83.3 16.7 9.5 福 祉 38 64 102 普 通 N 37.3 62.7 27.0 計 285 93 378 総回答者数378名の うち再履習生は134名であ る。英語 の再履習生については、そのために設け られているクラスで出席者には全員回答 して もら った上 で、 さらに個別 に回答者数を増やすべ く努 力を尽 くしたが長期に大学に登校 しない者 も少数な が ら存在 し、対象者 の把捉に万全を期す ることが できなか った。 そ うで あるとして も今回の回答者 数134名は英語の全再履習生のお よそ9割には達 してお り、その分析 か ら多様な側面を もつ再履習 生問題の リアルな姿 に迫 ることを十分期待 して よ い と思われ る。 1. 中学時代について 間 12.英語学習にたいす る期待度 調査 「大学英語教育」 (以下、全国調査Zとす る) 生問題の実像 とその発生の メカニズ ムのい くは く かを解明 し、今後の取 り組みに活か したい とす る ところにある。その際に、大学 「一般英語」教育 実態調査研究会に よる 『大学英語教育に関す る実 態 と将来像の総合的研究

(

E

)

-学生の立場 』(註 1) を全 国的な傾 向を示す もの として常 に念頭に置 き つつ分析をすすめてゆ く。今回実施 したアソケ-トの中で本稿が主に対象 とす るのは

皿中学時代 について、 Ⅳ高校時代について、1'皿再履習生につ いてである。 各論に入 る前に本調査の回答者の内訳を掲げて お く。 学 年 別 学 科 別 2年 3年 4年 以 上5年 計 産 S 12.210 26.822 45.137 15.913 2182.7 産 N 46.735 28.021 25.319 19.875 情 S 93.185 6.31 4.216 情 N 100.067 17.767 福 S ll.14 36.113 44.416 8.33 9.536 福 N 54.956 27.528 17.618 27.0102 計 49.5187 22.284 24,191 4.2 l16 oo.0378 (注 :情Sの4年、 1名は誤答であ る) 問12.英語学習にたいす る期待度 全仏期待 非 常 に よ笠 な 野望 して 計 1 2 3 4 5 N 普 通 履習生 10.267 9.28 344 8.8 23.5 58 28 0.591 244 S 再 履 習 生 ll1.69 16.224 44.608 12.17 17 4.129 134 Z 全調 査国 615 651 3.478 3.038 2,564 10,346 では

、 「4

.

やや期待 していた」に

「5

.

非常に 期待 していた」を加えると54.2か こ達 し、期待 し ていなか った (

1+

2で12.2帝) を大幅に上回 り、 約半数以上が中学校入学時に英語教育に期待を抱

(5)

いていた ことを示 していた。 これに対 し、長野大学生 (以下、長大生 とす る) の場合は、普通履胃生 (N)で、 (4

+

5)44.7 %、

(1

+ 2)20.6蕗であ り、再履習生 (S)で (4

+

5)26.9藤、 (1

+

2)28.3藤であ る。市 履習生に おいて中学校入学時 の期待度が、全 国的 な大学生 の平均値を大幅 に下回 る 亡 (4+ 5)で 27ポイ ソ ト低 く、

(

1+

2)で16ポイ ソ ト高 いコ だけでな く、通常生 で さえ もかな り下回 ってい る 亡 (4十5)で約10ポイ ン ト低 く、 (1

+

2)で 9ポイン ト高いコ ことは注 目され る。長大生の一 般的 な傾 向 として、英語教育が公式 にスター トす る時点です でに、英語学習にたい しかな り消極的 な態度を有 していた ことが窺 え る。 その原因は、 さかのぼ って彼 らの中学校入学 以前の勉学 を も含 む生 活 の あ り方 に内在 す る と考 え られ るが、今 回の調査 ではそ こまで明 らかにす ることはで きな か った。 問13.中学校時代 の好 き嫌 い 1 2 3 4 5 計 最初 途 中 途 中 最初 好嫌な し か ら か ら か ら か ら 好 き 嫌 い 好 き 嫌 い 17.3 35.8 9.5 17.7 19.8 S 9.17 33 9.536 5.2 17 8.257 26.369 134 Z 4,381 1,748 1,458 600 2,15410,341 全国調査では

1

.最初か ら好 き」 と

「 3・ 途 中か ら好 きにな った」を合わせ ると56.5か こな り、過半数が英語に好意的に取 り組 んでいたので あ るが、長大生の場合は、好 き (1

+

3)が普通 履習生26.890、再履習生7 14.9Fu、嫌 い (2

+

4) が通常生53.595、再履習生58.3guで、全 国的傾向 とは反 対に、過半数が中学校時代英語が嫌いであ った ことを今回の調査の結果は示 してい る。 この ことはす でに木次の共 同研究者、小川勝一が、長 大生の場合 「中学時代 『英語 』を得意教科 とす る 者 は26.6evで、(調査)9大学 中最 も低い」(註2) と報告 してい ることに符合す る。 さらに

、 「4

.最初か ら嫌 い」 が全国調査 では わずか5.8感であ るのにたい し、長大生 の場合、 普通履 習生で17.7感、再履習性 で18.7%と多い。 これは、問12の結果か らも言 え ることであ るが、 最初か ら英語学習に期待 を抱かず英語が嫌 いな学 生が全体 の5分 の 1近 くを占めてい る。 また途 中 で

「2

.

好 きか ら嫌 い」に 、あ るいは

「3

.嫌 い か ら好 き」に変 った者が、全 国調査ではそれぞれ 16.9@、 14.1啓 とほぼ同数い るのにたい し、今回 の調査 では、普通履習生 で(2)35.8% (3)9.5gu、 再履習生 で(2)39.6%、(3)5.2感 と好 きか ら嫌いに 転化 した ケースがその反 対方 向 と比較 して一方的 に多い結果には考 え させ られ る。 長大生の中学時代の英語学習にたいす る取 り組 み方は、最初か ら英語が嫌い とす る者が相当数い るはか りでな く、最初は積極的に取 り組 んでいた が、途 中何 らかの原因でつ まづ き消極的 な態度に 変化 した者が再履習生であ るかにかかわ らず、全 体 として3分 の1以上 い る。 ここに注 目すべ き特 徴 があ る。 問14,英語が好 きにな った理 由 1 2 3 4 その他5 計 よく よ く 授業 先生 勉強 理解 が楽し が した できた かつた 好 き N 38.28 616 41.2 32.28 32 0.200 20.149 1(267)3 S 42.99 711.4 45 7.16 10 4.33 23.58 (4221) Z 1,353 3,805 1,tXは 698 686 (5,828) 中学校時代に英語が好 きにな った理 由について は、今回の調査には全国調査 とほぼ同 じ傾 向が認 め られ る。す なわ ち理解が好 きにつなが るとい う こ とであ る。授業が楽 し く、 よ く理解 で きたので、 よ く勉強す ることにな った とい う関係が成 り立 つ よ うであ る。 なお、問13か らもす でに明 らかな こ とであ るが、 この質問の理 由 と対照的 な次の 「英 語 が嫌 いにな った理由」を比較 してみ ると、回答者 数 が 全 国調 査 で は延 べ 人 数 で5,828対2,527 と圧倒的に 「好 き」 と答 えた者が多いが 、今回の 調査 では総合で165対414と逆転 した結 果がえ ら れ てい る。

(6)

問15.英語が嫌いにな った理 由 1 2 3 4 5 その他6 計 勉強 しない 理解 授業 先生 自分 で が、、 が にロ 、 ない くない 嫌 い ない N 56 89 60 27 23 6 261 42.4 67.4 45.5 20.5 17..1 4.5 (132) S 31 40 35 26 14 7 153 39.7 51.3 44_9 33.3 17.9 9.0 (78) Z 795 901 702 617 248 (2,52

7

)

全国調査 と同様、今回の調査において も英語嫌 いの第一 の理 由が 「よ く理解で きなか った」 こと であ るが、その比率が全国の35.7%よ りもは るか に高 く、再履習生で半数、普通履習生では3人中 2人 までが この選択肢を回答 してい る

「先生が 嫌 いだ ったか ら」 と答えた者 も2割ない し3割い るが、他の項 目に比 して特に高 くはない。 この こ とか ら、英語教員に対す る感情的 な好嫌以前に、 「よくわか らない」ので 「授業は楽 し くな く」それ で 「勉強 しな くな る」 とい う落ち こぼれ現象がお きてい るもの と推察で きる。 ここで (全 国調査の項 目にないが)、 「自分に は向かない」 との回答者が2割近 くい ることに注 目したい。つ ま り英語は 自分には向かない と自己 判断 して英語学習か ら遠去か った者が無視 できな い程度にい ると言え る。 この場合む しろ生徒 にそ う思い込 ませ るよ うに機能 してい る現在 の教育 シ ステムに こそ真剣 な考慮が払われ るべ きではない のか と考 える。 (註 3) 問16.視聴覚枚器の使用度 全 然 非 常 監 事 照 計 1ー 2 3 4 5 N l28 49 74 55 38 244 l.5 20.1 30.3 22.5 15.6 S 19.265 24.338 25.346 19.265 10.145 133 Z 1,560 2,224 2.415 2,501 1,584 10,284 「

1

.全然使われなか った」に

「2

.

余 り使われ なか った」を加 え ると再履習生は全 国平均 よ り約 8ポイ ソ ト高 く、一方 「よ く使われた (4+ 5)」 をみ ると約10ポイ ソ ト低 くな ってい る。 普通履習 生 の場合は全 国的数値 に近 い。 この ことか ら、長 野大学 の再履習生の発生 と中学校時代 の機器 の使 用度の問には、一定 の相関関係があ るとも言 え る 興味深い結果が得 られた。 問17.授業外英語学習 1

2

3

4

5 6 計 ラジオ

. 家族

参考

外 国 その テレビ テープ 予備校 家庭教師 書 人 他

N

92 109 32 116 4 15 368 48.9 58.0 17.0 61.7 2.1 8.0 (188) S 36.373 61.638 23.245 52.549 5.69 6.79 (1191 02) Z 2,574 5,003 9442,7

3

4

208ll,463 今回の調査 の全回答者数378人中290人 もが、 何 らかの形で授業以外 の英語学習を してい る。全 国調査 では 「塾や予備校で習 った」61.1%と過半 数を大 き く上 回 っていたが、長大生 の場合 もそれ に近 い6割前後にな ってい る。 これ は長大生の多 くが県庁所在地以外の地方都市の、また進学率4割 ∼ 9割の普通科高校の出身であることを考え合わせ ると、 (註4)進学熱に駆 り立て られて塾や予備校 に通 うとい うことは、今や大都市に限 らず地方にも 及んでい るこ とを窺わせ るものであ る。 また他の 項 目も全体に全 国調査 よ りも高い。 この ことは英 語学習にたいす る長大生の中学時代 の取 り組み は、 全 国の学生に比較 して も決 して低 くはない ことを 示 してい る。 また外 国人に習 った者 が若干名 お り、 殊に再履習生 で6名 もい ることは興味深い結果で あ る。外国人に習 うことが英語学習 の向上に単純 には結びつかない場合があ るといえ よ う。 問18.英語学習にたいす る打 ち込み 度 問19.勉強全 体にたいす る打 ち込み度 問20.生活全般についての満足度 英語学習にたいす る打 ち込み度は、普通履習生 に比べて再履 習生が相対的に低 くな ってい る。

(7)

問 18 遠請全 然 たし託 - 、 計 1 2 3 4 5 N 28 60 83 59 14 244 ll.5 24.6 34.0 24.2 5.7 S 26 41 47 16 4 134 19.4 30.6 35.1 ll.9 3.0

19 嘉 等全 然 碧 芸

}

計 1 2 3 4 5 N 7 43 120 63 ll 244 2.9 17.6 49.2 25.8 4.5 S ll 39 59 21 4 134 8.2 29.1 44.0 15.7 3.0 問 20 翌 等全 然1 2 3 4 蒜 主た い5 計 N 6.166 23.588 29.711 30.775 9.284 244 S 15 23 39 43 14 134 〔 (1+ 2) N36.1%、 S50.0蕗、 (4+ 5) N 29.9感、 S14.9gv〕。 これを問13の英語 にたいす る好 き嫌 い と比較 してみ ると全体的に対応 してい るとい え る (嫌 いN53.5留、 S58.3%、好 きN 26.8Fu、 S14.9啓)。ただ し普通履習生 の英語-の打ち込み度 (1+ 2)で36.1%の ところ嫌い と す る者 が53.5蕗で17.4ポイ ン トの開 きが ある。つ ま りこれは、普通履習生 には英語 は嫌 いだけれ ど もある程度、積極的に取 り組 んだ者がい ることを 示 してお り、特 に この よ うな傾 向を示 さない再履 習生 との間には差異 がみ られ る。 すなわ ち、 この ような英語学習 にたいす る姿勢の違いが大学 にま で持ち こされ、それが普通履習生 と再履習生の差 を生み 出 してい るとも言 え よう。 次に英語学習- の打ち込み皮 問18と勉強全体 - の打 ち込み度、問19を比較 してみ ると打 ち込み 度の高 い ところでは大差 ないが、打 ち込み度の低 い (1+ 2)では差異が 目立つ。 (問18.N 36.1 Fu、 S50.6藤、問19.N 20.5啓、 S 37.3%)Oこ れほ先 に言及 した小川報告にあ るとお り、長大生 は他大学生 と比較 して英語を と りわけ不得意 とし てい ることか らも首肯 しうる結果であ る。 さらに問19と問20の生活全般についての満足度 との関係をみてみ る。程度の低い (1

+

2) では 問20、 N30.4%、 S28.4Fuで再履 習生は10ポイ ン ト下降 してい る。程度の高い (4

+

5)では N 40.5%、 S42.5gvで普通履習生お よび再履 習生 と もに上昇 してい る。 ここか ら言え ることは、長大 生 の中学校時代は、生活全般については満足 して い る者が満足 しない者をかな り上 回 り、勉 強全体 については打 ち込み度の低い者が多 くな り、 さら に英語 に限ればその傾向はい っそ う拡大 し、打 ち 込む者 よ りも打 ち込 まない者が多 くな り、 その傾 向は と りわけ再履習生において極立 ってい る。 中学校時代の まとめ 全 国調査は中学校時代 の英語学習について、次 の よ うに まとめてい る。 1. 中学校入学時 の英語-の期待が好 きにつなが ってい る。 2. 「最初か ら好 きだ った」 (42.4%)が 「最初 か ら嫌 いだ った」 (5.8%) を大幅に上 回 って い る。 3, 好 きだ った理 由は 「よ く理解で きたか ら」で あ る。 4.嫌 いだ った理 由は 「よ く理解で きなか ったか ら」 であ る。 5. 15.2留が視聴覚機器は 「全然使われ なか った

と回答 6.授業外 での学習は 「塾、予備校 な どで」61.1 留の高率 を占め る、 となる。 長野大学生 に関す る本調査の結果は全 国調査 と 比較 して共通す る面 をい くつか もちなが らも、全 体 としては大 き く異 なる様相をみせてい る。それ を箇 条書 きに してみ る。 1. 中学校入学時 です でに英語 にたい して期待感 を もたない者が相当数い る。 2.全 国調査 では途 中 「好 きか ら嫌 いに」 ない し 「嫌 いか ら好 きに」変化 した者がほぼ 同数いた が、長大生の場合、前者が圧倒的に多 く、後者 は ご くわずかであ る。英語を嫌 い とす る者が好 きとす る者を断然上回 る。

(8)

3. 「英語が好 きになった理由」は全 国調査 と比 較す るとほぼ同 じ傾向が認め られ るが、 「よく 理解できたか ら」 とす る者が大幅に減少 してい る。 4. 「英語が嫌いになった理由」は全国調査 とほ ぼ同 じであ る0 5.視聴覚機器の使用度が、現在の長大生の英語 に関す る学力 と態度に何 らかの影響を与 えてい るよ うである。 6.打 ち込み度お よび満足度をみ ると、英語学習 にたいす る打ち込み度が 目立 って低下 してい る。 7.総 じて長野大学 の英語 「再履習生」問題 の 原因は、すでに彼 らの中学校時代の英語学習の あ り方に旺胎 してい ると見 ることができる。 2. 高校時代について 問21.英語の好 き嫌 い 1 2 3 4 5 計 最 初 途 中 途 中 最 初 好 嫌な し か ら か ら か ら か ら 好 き 嫌 い 好 き 嫌 い N l28 30 25 91 69 243 l.5 12.3 10.3 37.4 28.4 S 7,150 8.ll2 6.97 516.59 26.351 134 Z 3.088 1,723 871 1,889 2.763 10,331 高校時代の英語について好 き嫌いをみてみ る。 「最初か ら好 き」に 「途 中か ら好 きになった」を 加えると、わずかに普通履習生で21.8gu、再履習 生で14.2射 こす ぎない。 ちなみに全国調査は38.3 啓である

「途 中か ら嫌いになった」に 「最初か ら嫌い」を加えると、普通履習生で49.740、再履 習生で59.7蕗と過半数に近いかそれを大 き く上回 ってい る。全国調査のそれは35.0%である。今回 の調査 と全国調査を比較す ると、長大生は全国の 学生にたい し、 「英語が好 き」 とす る者で20ポイ ン ト前後下回 り、 「英語が嫌い」 とす る者 で20ポ イソ ト前後上回 ってお り、英語嫌いの傾向が明瞭 である。 なお このことには、全国調査が明 らかに した女性 よ りも男性に英語嫌いが多い とい う特徴 が影響 してい るのか もしれない。今回の調査は全 国調査 よ りもい っそ う男性の占め る比率が高 くな ってい る

亡今回285/ 378 =0.754、全国6・124

/1

0,291- 0.595

]

中学校 と高校の接続関係をみてみ る。中学校で (問13)「英語が好 き

(1+ 3)はN26.8gu、 S14.9%、「英語が嫌い」 (2+ 4)はN53.5啓、 S58.3啓であ ったO 中学校 で最初は好 きで も途 中 か ら嫌いになる者が多 く(その反対の ケースは珍)、 最初か ら嫌い と合わせ ると過半数を越えるのであ ったが、その傾向がそのまま高校に持ちこされて い る (高校で最初か ら嫌い とす る者がN37.4%、 S51.5gu ちなみに全国調査18.Stu)0 高校の途中で、 「好 きか ら嫌いに」 と 「嫌いか ら好 きに」に転化す るのがはは同数 の1割前後い るものの大勢に変化が生 じるまでには至 っていな い。全国調査は16.7虜が高校に入学 してか らあ ら たに 「英語嫌いにな った」 と報告 しているが、長 大生の場合それ よ り低いのは、英語嫌いへの転化 の時期がすでに中学校時代にお こ り固定化 してい るか らと推察できる。 問22.英語が好 きになった理由 は じめに、問21か ら当然予測 され ることではあ るが、回答者数が77名 と少数 であることが 目を引 く。それゆえこの ように標本数が少 ない と統計的 に意味のある分析がな されないおそれ もあるが一 通 り見てお く。 1 2 3 4 5 計 よ く よ く 授 業 先 生 そ の 勉 強 理 解 が楽し が 他 し た できた かつた 好 き N 15 27 19 14 15 90 26.3 47.4 33.3 24.6 26.3 (57) S 9 8 9 9 3 38 45.0 40.0 45.0 45.0 15.0 (20) Z 1,452 1,920 521 582 717 (4,043) 全国調査では、中学校時代 と同様 「よく理解で きたか ら」 (47.5ワら)が理 由の第1位であ り、次 いで 「よく勉強 したか ら」 (35.940)である。長 大生 もそれ とほぼ同 じ傾 向を示 している。全国調 査で 「先生が好 き

(14.4gv) と 「授業が楽 しか ったか ら

(12.995) はそれ程高 くはないが、長 大生においては これ らの項 目も比較 的高 くなって

(9)

い る。 それだけ長大生の場合は、英語教員 とその 授業のあ り方か ら受け る影響が大 きか った と言え るであろ うか。 問 23.英語 が嫌 いにな った理由 問 勉 強1 理 解2 授 業3 先 賢4 そ の5 計 23 しない で きな い が楽しくない 嫌 いか 他 N 54.647 64.751 36.438 24.298 6,07 (211187)

S

49.404 61.507 54.434 25.219 8.76 (81162)

Z

1,546 1,491 1,166 804 288 (3.689) 今回の調査 は全 国調査に比 して1- 4のいずれ の項 目も数値が高 くな ってい る。 それだけ長大生 の英語嫌 いが高 じてい るわ けであ る

「理解でき なか ったか ら」が6割を越 え、次 いで 「勉強 しな か ったか ら」が5割前後に達す る。 この2つの項 目は相 関関係をな し、 「理解 できない」か ら 「勉 強 しな く」 な り、 「勉 強 しない」か らい っそ う 「理解 できな くな る」のであろ う

「先生が嫌い だ ったか ら」 とす る者が4人に1人はお り、 「授 業 が楽 しくなか ったか ら」が、殊 に再履習生 で高 く54.3%であ る。英語教員 のあ り方 お よび授業の 内容 と方法が問われ る結果 であ る。 問24.授業 内容 問25視聴覚楼器 の使用度 問 26.副読本 問 27.校外英語学習 県内客 把 捉大 意1 訳 す語 に日 本2 構 文語 法文 法3 総 合学 習4 そ の5 計 N 12.307 43.1036 28.674 12.293 3.70 236 S 9.122 48.631 22.329 15.203 3.41 131 Z 932 5,680 2,406 1,177 84 10,332 長野大学生は高校時代に訳読 中心 の授業 を受け て きた ことは、全 国の大学生 と同 じであ り、 日本 的英語教育を反映 してい る。 この ことと大量の英 語嫌 いが長大生に生 じてい ることにはいか なる関 係があ るのであろ うか。省みて大学 におけ る英語 教育のあ り方が考え させ られ るところであ る。 芸25 曇 等1 2 3 45 計 N 54 64 68 33 23 242 22.3 26.4 28.1 13.6 9.5 S 33.465 28.348 20.289 ll.152 6.80 131 Z 2,505 3,001 2,316 1,644 87610,343 問26 1 2 3 4 5 計

読 本 冊

0

1- 2 3- 4 5- 6 7-N 24.578 3174.5 26.610 13.312 4.ll7 235 S 36.496 35.471 18.257 5.27 4.65 134 Z 1,501 3.196 3,123 1.487 1,035 10,349 問27 1 2 3 4 外 人5 6 その他 計7 校外 ラジオ一レビ 塾 家家 族庭 参考書 仲 間サ ー 学習 7テープー 子備校 教 師 問題集 ク ル N 365.75 284.58 7.127 8212.7 79 .1 6ll 1.04 142.2 (1 156) S 403.44 30.250 10.97 705.2 89 .3 17 0.97 151.53 (84

Z

1,927 2,709 711 4.829 302(7,55

9

)

長大生 の高校時代におけ る視聴覚機器 の使用度 は高 い とは言えない。殊 に再履習生では使用 され ることが少なか った ことを本調査は示 してい る。 中学 校 時代 の問16と併あ せ て考 えれ ば 、戟器使 用度の少なさが英語学習-の意欲 の喚起 を さまた げ、ひいては英語嫌 いの生徒をつ くり出す1つの

(10)

要田にな ってい ると言 え よう。 全 国調査の報告書 も高校時代に読む副読本の少 な さを嘆 いてい るが、長大生 のそれはい っそ う少 な くな ってい る。特 に再履習生で少な く、 2冊以 下 とす る者が71.7%に達す る。 この ことは高校時 代に読む英語 の量が大 学での英語学習の成否に影 響 してい ることを示 唆 してい る。 高校時代の校外英語 学習を先にみた中学校時代 のそれ (問17)と比較 してみ ると、 「参考書、問 題集を利用 して」が一 段 と高 ま り5- 6割か ら6 - 8割- と上昇 して い る。 これにたい し塾や予備 校 で学 んだ者が6割 前後か ら3割前後- と下降 し てい る。独 力で学習す る者が多 くなった とい うこ とであろ うか。総 じて回答者 でみ る限 り、長大生 は高校時代 に相 当英語 学習に努力 して取 り組 んだ 様子が窺われ る。ただ し問27の質問に答えなか っ た者が138名 (36.5%) お り、 この割合は全国調 査 の27.2蕗よ りも高 く、全体の3分 の1強が授業 以外では英語を学習す ることがなか った とみ な さ れ る。 これは見逃せ ない特徴の1つであ る。 問28.大学入試 と高校 の英語について 全 然 十 分 監 禁 男 装 計 1 2 3 4 5 N 20 25 43 34 54 176 ll.3 14.2 24.4 19.3 30.7 S 13 14 25 12 45 109 ll.9 12.8 22.9 ll.0 41.3 Z 1,837 2,322 2,413 1,648 1,785 10,011 全 国調査では十分 間 に合 った とす る者 は17.2% のみであ るが、本調査 ではそれを断然上 回 り、普 通履習生で30.7gu、再履 習生で41.3帝であ る。「間 に合 った」 (4+ 5)とす る者が長野大学生に多 くな るのは ど うい う理 由か らであろ うか (普通生 50.0多、再履習生52.3多)。殊に再履習生 のその割 合が高 くな ってい る こ とには意外 な感 じが しない 訳 で もない。英語にた いす る苦手意識 が高か った 分 それだけい っそ う大学合格に よって 「間に合 っ た」 と感 じられたのであろ うか。なお入学試験 と英 語学習 との関係は 「再履習生」の項で再び考えるこ とにす る。 (なお、長野大学の入学試験の 「英語」 の合格者最低点 は、公表 されてい るところに よれ は例年100点満点中50-60点 であ り特 に低 い とは 言えないであろ う。) 問29.高校時代 の英語学習にたいす る打 ち込み度 全 然 たい 打 ち - ん 込まな 打 ち 計 かつた 込んだ 1 2 3 4 5 N 10.276 317.78 35.865 19.406 2.79 242 S 21.

2

89 37.560 26.353 12.160 2.33 133 英語学習に 「打 ち込 まなか った

(1+ 2)と す るものが、通常生 で42.5啓、再履 習生 で59.4% い るのに対 して、 「打 ち込 んだ」 (4+ 5)とす る者はわずかに、普通履習生で21.9%、再履習生 で14.3射 こす ぎない。高校時代 に英語学習に積極 的に取 り組 んだ者が少数であ ることを調査の結果 は示 してい る。 なお、中学校時代 の英語学習- の 打 ち込み度 問18は、 「打 ち込 まなか った」が普 通履習生36.1%、再履習生50.(虜、 「打 ち込 んだ

が普通履習生29.9%、再履習生14.9啓であ ったの で、今回の調査はそれ と比較 してい っそ う打 ち込 み度の低下 を きた してい る。 ついで英語学習にたいす る打 ち込み度を高校生 活 のその他の側面 (問30)との関わ りで考察 して み る。 間 30.高校生活 におけ る打 ち込み度 (1) 授 業 全 然 た い 打 ち - ん 込まず 打 ち 計 込んだ 1 2 3 4 5 N 9.220 20.550 47.1115 19.427 3.38 244 S 16 45 46 24 3 134

(11)

(2)行 事 全 然 た い 打 ち - ん 込まず 打 ち 計 込んだ 1 2 3 4 5 N 25 42 71 61 43 242 10.3 17.4 29.3 25.2 17.8 S 14.209 16.242 212.96 212.69 25.344 134 N 63 25 24 42 87 241 26.1 10.4 10.0 17.4 3;.1 S 26 10 22 18 58 134

(

4

)

ホ ー ム ル ー ム N 53 62 89 26 12 242 21.9 25.6 36.8 10.7 5.0 S 36 34 40 14 10 134 26.9 25,4 29,9 10.4 7.5 N 94 63 45 21 -19 242 38.8 26.0 18.6 8.7 7.9 S 56 27 21 13 17 134 41.8 20.1 15.7 9.7 12.7 N 10.254 19.457 44.1074 20.570 5.120 241 S 17.232 20.298 415.50 16.242 4.68 134 N 4 12 49 75 101 241 1_7 5.0 20.等 31.1 41.9 S 4 12 15 34 68 133 3.0 9.0 ll.3 25.6 51.1 (8)専門的な勉強 ・実習 N 71 74 62 19 _15 241 29.5 30.7 25.7 7.9 6.2 S 46 27 31 17 13 134 34,3 20,1 23.1 12.7 9.7 悶 30の調査項 目の中で、英語学習-の打ち込み との関連性が認められ るのは、(1)「授業」 と (6) 「受験勉強」である

「授業」は普通履習生お よ び再履習生 とも「3.どちらで もない」が最 も多い 中高型であるが、 「打ち込まなか った」 (1+ 2) でみると普通履習生29.5啓、再履習生45.5%と後 者が前者を16ポイン トも上回 っている。なお 「打 ち込んだ」 (4+ 5)とす るのは両者にそれ程の 相違はない。 これを学科毎に見てみ ると、普通履 習生の間では殆 ど違いが認め られないものの、再 履習生の間では明瞭な差異が認め られ る。 打ち込まない 打ち込んだ (1十 2) (4+ 5) 産 S 39.0 17.1 情 S 56.3 25,1 福 S 55.6 25.0 「情報」 と 「福祉」にたいして 「産社」の打ち込 み度がかな り下回っている。 「受験勉強」の項 目も普通履習生、再履習生 と もに中高型である

「打ち込 まなか った」 (1

+

2)は普通履習生で29.9藤、再履習生で38.1啓で あ り、後者が前者 より8ポイン ト高 く、 「打ち込 んだ」 (4+ 5)は普通履習生で25.7啓、再履習 生で21.2%であ り、後者が前者 より4ポイン ト強 低い結果 となっている。 こうしてみ ると、長野大学の英語の再履習生は、 高校生活の中で英語以外の勉強の面でも消極的で あ った ことが確かめ られ る。 しか し、それは英語 の授業ほ ど極端な隔 りが再履習生 と普通履習生の 問にないことも確認できるのであ り、再履習生問 題は高校時代の勉強一般の問題に単純には還元で きない英語学習独自の側面があるとい うことも等 閑に付せないことである。 高等学校時代のまとめ 全国調査は高校時代の英語学習について、次の よ うにまとめている。 (1) 大学入学時 (高校修了時)に英語好 きの学 生は半分 もいない。 しか も男女間に差がある。大 体男子は3割、女子は5割が英語好 きで入学す る。 英語嫌いで入学 して来 る学生が男子は4割、女子 は3割弱 もある。

(12)

(2) 中学校時代の英語の好 き嫌 いが高校時代の英 語 の好 き嫌 いにほ とん どそのまま持 ち込 まれ る。 (3) 高校の t)-ダーの授業 は8割弱が訳読授業 と な ってい る。 (4)高校 の英語授業 の5割余 りは視聴覚機器をほ とん ど使 っていない。 (5) 大学 に入学 して くる学生の 3割弱は、高校時 代 に授業 以外には英語を学習 しなか った とみて よ い。 上 を参照 しつつ、今回の調査を ま とめてみ よ う。 1, 最初か ら英語が嫌 い とす る者が多 く、途 中か ら嫌 いにな った者 と合わせ ると過半 数を越 え る。 2. 中学時代 の英語嫌いが固定化 Lかつ一層拡大 してい る。 3.英語が嫌いにな った最大の理 由は 「よ く理解 で きなか ったか ら」であ る。 4.一 般に訳読中心の授業 を多 く受けてお り、視 聴覚機器の使用は少ない。 それは殊 に再履習生に 目立 ってい る。 5.授業以外では英語を学習 しなか った者が、 36.5 か こもな る。 6. 英語学習-の打ち込み度は、全体的に低いが、 その中で も再履習生の消極性が顕著 であ る。英語 への打 ち込み度 と 「授業」 お よび 「受験勉強」-の打 ち込み度の問には相関関係がみ い出 され る。

3.

英 語 「再 屈 習 生 」 問 題 に つ い て (1) 一般的傾 向 この問題 について再履習生 に直接問67-71で 尋ねてい るので、それを手がか りに考えてゆ きたい。 問67.単位が取得で きなか った直接 の理 由は何か。 単位 の認定権は もちろん教員にあ るわけである が、単位が取得できなか った理 由を彼 ら自身は ど う考 えてい るのかを尋ねた項 目であ る。 成績がよくな 出席が 途 中放よ くな 棄試験 その他 計 か

た か つた 受けず 症 35.298 76.625 53.431 8.76 61.81431.53 75.120 箔.39 6.31 12.116 宿 31.ll4 68_264 62.292 17.16 26.355 計 45 98 74 14 132 今回の調査 におけ る再履習学生134名の うち132 名が回答 してい る。選択肢 の複数 (2つ以内)回 答を可 とした質問で、回答者延人数が217名であ り、複数回答 した者が85人 (64.4%) い る。 ここ か らも単位 を取得できなか った直接 的 な理由で さ え、か な り複合的であ ることがわか 右。 回答 で最 も多いのが 「出席 が よ くなか った」 の 98人 (74.2Fu) で4人中3人を数え る。 次いで多 いのが 「途 中で放棄 して試験を受け なか った」が 74人(56.1佑)である。この2つの項 目は互いに関 連 し 「欠席 が多 くな った」ので 臼か ら 「放棄 した」 者が多数い ると推測 され る。英語教員の立場か ら みて、実際、長大生の語学 の授業- の出席率 は極 めて よ くない。語学単位 の未修得 の問題 の主た る 原因は、学生 の欠席 にあ るとい うのが偽わ らざる 感想 であ る。 それではなぜ欠席 が多 くな るのか。 その責任 は学生にあ るのか、 または教員 の側 に も 責任 の一端 はあ るのか。以下考 えてみたい。 なお 成績不 良を単位未修得の理 由にあげ る者が、延べ 人数で全体 の約3分 の1を占めてい る。 問68 単位が取得で きなか った英語 の授業 の出席 について 15人 と標本数の少 ない 「情報」を除いて 「産社」 と 「福祉」をみ ると傾 向に大 きな違 いがないので、 学部全体 として見てみ る。す る と予 想通 りの結果 が え られた。 まった いつも く仕括 出 席 しなか し た 計 つた 1 2 3 4 5 S 18.155 49.404 22.182 6.52 3.37 81

J

5 8 1 1 15 F 19.74 44.164 22.88 8.33 5.26 36 計 20.275 48.645 19,267 6.98 4.65 132 「出席 不 良」(

1+

2)は69.0多 と7割近 くに 達 し、 「出席 良好」 (4+ 5)は11.3guと1割強 にす ぎない。 これは問67の結果 と一 致す る。

(13)

問 69.欠席の理由 はじめに、 この質問-の回答者114人中二重に 回答した者が84人 (73.7gu) と高率であることが 目につ く。全体 として 「生活の乱れ」を欠席の理 由とす る者が74人 (64.9%) と最 も多 く、次いで 「自分の英語力不足」をあげる者が32人 (28.1%) であ り、その他の選択肢は1割か ら2割前後 とな っている。 1 2 3 4 5 6 7

力 授 業だ 教員一三 生 活 ア ル クラブ その他

でがでい な い 好感気入 にら なも がてい乱 れの /くイ トサク千ルー

S

22.196 24.13 217 ,14 65 546.7 21.4 115 2.99 5.74 (70) ∫ 38.5 35 0.8 34 8.55 46.2 16 5.42 7.71 (13) F 35l.5l 12.94 71.202 16.1 15 9.46 16.15 (31) 計 32 25 20 74 22 15 10 198 それでは選択肢を個 々に検討 してゆ く。1,2,3 は学生 自身の英語力お よび英語教員 とその授業の 仕方に関わ るものであ り、内容的に互いに関連 し ていると考え られ る

1

.英語力不足で授業が理 解できない」を学科別にみてみ ると、 「情報」で 38.5啓、 「福祉」で35.5啓と高 く、「産社」(22.9啓) は相対的に低 くなっている

。 「2

.授業の仕方が気 に入 らない」は 「産社」 (24.3蕗)と 「情報」 (30.8啓)が高率で 「福祉」では12.9%と低率で ある

。 「3

∴教員に好感が もてなか った」は 「産社」 が21.4%、 「情報」が38.5guであ り、 「福祉」に は回答者がいない。 こうしてみ ると学科間には違 いがある。 「産社」 と 「情報」では自分の英語力 の弱 きに原因があるとみ る者 と教員の側に原因が あ るとみ る者がそれぞれ一定の割合でいるのにた い し、 「福祉」では教員にとい うよりもむ しろ学 生 自身の側に問題があると受け とめている者が多 い。 ここで大学の英語の授業に関す る調査項 目 (問 37、問38、問39)との関わ りでこの点をいずれ も 再履習生に限 って検討 してみ る。 「消極的に授業 に取 り組んだ理由」 (問37)をみ ると、 「英語が 嫌いだか ら」が55.8%と最 も多 く、次いで 「授業 がっまらなか ったか ら」が50.0帝、 「授業がわか らなか ったか ら」が37.2夢であ り他は1割台と低 い。 問37.消極的に授業に取 り組んだ理由 1 2 3 4 5 計 英 語 英 語 壬瀞 +.先 生 授 業 が は必要 つまら が がさ二か 嫌 い な い な い 嫌 い らない S 68.321 10.65 40.149 10.56 34.106 (47) J 3 2 9 3 4 (13) F 501.30 7.27 57.175 19.52 12 (26) 計 55.488 10.59 50.430 15.131 37.322 (86) 問 38.問37.で3と答えた者に、その理 由 1 2 3 4 5 計 程 度 程 度 教 材 教 え 習いた が高す が低す がよく方がよ いこと ざ る ざ る な い くない が習えな い S 5 2 9 17 ll (27) ∫ 2 2 4 6 4 (10) F 3 2 5 6 7 (1LIl 計 19.160 ll.86 35.183 56,2

9

9 43.221 (51) 「授業がつまらない」 とする理 由 (問 38)は「教 え方が よくない」が56.9感、 「習いたい ことが習 えない」が43.1啓、 「教材が良 くない」が35.3蕗 と高率である。 問39英語の授業で改善すべき点 1 2 3 4 計 教 材 方トム 法 の人数ク ラ ス 質の S 27 54 20 25 (77) ∫ 2 13 3 8 (15) F 21 29 7 .8 (36) 計 50 96 30 41 (128)

(14)

「英語の授業で改善すべ き点」 (間39) には、 「授業方法」をあげ る者 が圧倒的に多 く75.0%で あ り、 「教材」 とす る者 が約4割 い る。以上か ら 端的に言え ることは、 「授業がつ まらない」のは 「教 え方が良 くない」か らであ り、それゆ えに教 材を含 めて、授業方法の改善を再履習生 の多 くが 要求 してい るとい うことであ る。 問39で 「先生の質」を問題 とす る者が41人(32.0 %) い るので、問50「英語の先生について」の う ち(1)「熱心 さについて」(

4

)

「英語力について」 お よび(5)「授業 の工夫 について」を再履習生に限 っ てみてみ る

「熱心 さについて」は概ね評価が高 く評価度の平均値は3.48である。 問50.(1)熱心 さについて まった た い ミ款 蒜 念 計 1 2 3 4 5 S 9 35 23 15 82

1 3 5 6 1 16 F 2 3 12 13 6 36 計 3 15 52 42 22 134 「英語力について」は、い っそ う高 く評価度の平均 値は3.74であ る。 ただ し教員の英語力が 「まった くない」に 「余 りない」を加えると9多い ること 問 79.登校 日数 (週 当 り) には十分留意 しなければな らない。 (2)英語力について まった 十分に くない あ る 計 1 2 3 4 5 S 1 4 ・.30 27 20 82 ∫ 1 2 4 4 5 16 F 4 9 14 9 36 計 2 10 43 45 34 131 (3)授業の工夫 について まった たいへ くない んある 計 1 2 3 4 5 S 9 ll 41 17 4 82

4 2 6 3 1 16 F 3 9 13 9 2 36 計 ll1.69 16.224 44.680 212.96 5,72 134 ところが次の 「授業 の工夫について」 は上の2 つの項 目とは様相が異 な る。評価度 の平均値は、 2.77と低 く全体に 「評価 しな

」が 「評価す る」 6 日 5 日 4 日 3 日 2 日 1 日 登し な い校 計 産 S 40.323 19.165 15.193 14.126 4.49 4.49 218,27 産 N -32.240 33.253 22.177 6.75 2.27 2.27 19.758 情 S 31.53 6.1-3 31.53 18,38 12,25 4.162 情 N 25.174 29.209 34.233 9.06 1.15 17.677 福 S 2.82 19.47 22.82 22.82 5.26 5,62 2.81 9.365 福 N 52.549 25.256 10.l8l 3.94 1.01 4.59 1_10 27.1020 計 141 95 77 38 9 16 2 378

(15)

を上回 ってい ることは重視 しなければな らない結 果 であ る。要す るに再履習生 は英語教員 について、 熟 むさ と英語 力では概ね評価 してい るものの授業 に工夫 が足 りない とみてい る訳 であ る。 これは問 39で英語の授業 で改善すべ き点 に授業方法を挙げ 問80.授業- の出席率 てい る者が圧倒的に多か った ことに符号す る。学 生 の英語嫌 いに率直に 目を向け、学生の実態に即 して授業の改善を図 ることが我 々英語教員の緊急 の課題 といえ る。 間79登校 日数お よび、問80授業- の出席率 につ いて 9_割 以 上 7- 8割 5- 6割 3- 4割 1- 2割 全 くしない 計 産 S 9.88 23.129 34.281 23.129 8.75 1.21 218.27 産 N 25.193 37.283 26,207 8.06 2.72 19.758 情 S 12.25 25.04 25.04 25,40 12.25 4.162 情 N 34.233 26.198 25,174 7.55 6.40 17.677 福 S 5_62 ll.14 25.90 47.172 ll.14 9.365 福 N 26.275 35.363 29.340 6.79 1.01 1.01 27.10202181.4 28_1089 28.1068 5.538 5.203 0.25 1(X3)7.80 問79の結果に よれば、再履習生の登校 日数は普 通履習生 よ りも若干下回 るが、それ程大 きな落差 はな く、比較 的良好な状態 といえ よ う。 ところが、 問80の 「授業-の出席率」 をみ ると普通履習生 と 再履 習生 の差 が歴 然 と して くる。 普通履 習生の 5割以上 の出席率 は89.4啓 と約9割 に達す るのに たい し、再履習生 のそれは59.7感 と約6割に とど まる。大学に登校す るとい う点 では、普通履習生 と再履 習生の間に大差 はない ものの、授業-の出 席率 とい うことになると再履習生は普通履習生に 比 して、 きわめて悪い状況があ る。問69で、英語 の授業 の欠席 の理 由に 「生活の不規則」を挙げ る 者が64.9藤もいたが、再履 習生 の間には 「生活が 不規則 なために朝起 きられず」登校が遅れ、午前 中の授業 (午前 中に語学 の授業が比較的多い)を 欠席 して しま うとい う状況が広 くあ ることを、 こ れ らの調 査の結果は教 えている。 なお、欠席 の理 由に 「アルバイ ト」や 「クラブ、 サー クル活動」を挙げた ものが19.3%、13.295お り、過度 のアルバイ トや クラブ活動が授業-の出 席 を妨 げ てい るケースが無視 しえない程度に存在 してい る。 また問70、問71で未修得の英語の単位 を再履習 してい るかを尋ねてい る。 回答者130名 の うち再履習を していない者は4名 であ る。 その 理 由は まちまちであ り個別に指導をすべ きケース で あるが、中に登録手続 きを怠 った者が2人お り 履 習 ガイダンスのい っそ うの徹底が望 まれ る。 問31.語学単位の修得状況 と学年別 の総 単位の修 得数の関係 各語学 の単位修得者数を学年別総単位修得数の 3つの ラソク (低い、やや低い、普通) ごとに見 た のが次の表 であ る。 この表 には2年 で英語 D、 英文 nの履習者 がい るな ど誤答が含 まれ てい るが、 全 体的 な傾 向を ここか ら読み取 ることが で きる。 は じめに2年生をみ ると、20単位以下 の低修得 者 では、英文

l

の修得率が55.6啓であ り、 また独 語 と仏語を併あせた第2外国語 も5割以下 の修得 率 に とどまってい る。 これにたい し31単 位以上の 普 通修得者は第1外国語 お よび第2外 国語 ともほ ぼ100留近 く修得 してい る。 3年生 にな ると、60 単 位未満 の低修得者 は英語、英文 の 1お よび第2 外 国語 ははは修得 してい るものの、英語 甘お よび 英文 Ⅰの修得者 は12名中わずか1名に とどまる。 4年生の場合、60単位以下の低修得者は英語 と英 文 の 1は4割∼ 6割台、英語 と英文 の Ⅰは1割 ∼

(16)

問 31.学年別単位修得 別 英語

1

英文

1

英語

l

英文

l

独語

1

独文

1

仏語

l

仏文

l

計 2年 低 い 9 5 0

0

2 1 2 3 9 ( 0- 20) 100.0 55.6 0.0 0.0 22.2 ll.1 22.2 33.3 2.5 2年 やや低い 8 ll 1 1 4 4 2 4 12 (21- 30) 防.7 91.7 8.3 8.3 33.3 33.3 16.7 33.3 3.3 2年 普 通 156 151 13 2 123 123 22 24 154 (31- ) 101.3 98ー1 8.4 1.3 79.9 79.9 14.3 15.6 42.3 3年低 い 10 ll 1 1 6 4 3 3 12 ( ∼ 40) 83.3 91.7 8.3 8.3 50.0 33.3 25.0 25.0 3.3 3年 やや低い 8 8 4 5 5 6 5 5 9 (41- 60) 88.9 88.9 44.4 55.6 55.6 防.7 55.6 55.6 2.5 3年 普 通 63 61 56 53 36 35 24 24 63 (61- ) 100.0 96.8 88.9 84.1 57.1 55.6 38.1 38ー1 17.3 4年低 い 13 10 8 3 9 8 5 5 21 ( ∼ 60) 61.9 47.6 38.1 14.3 42.9 38.1 23.8 23.8 5.8 4年 やや低い 14 13 13 9 8 6 7 5 15 (61- 90) 93.3 86.7 86.7 60.0 53.3 40.0 46.7 33.3 4.1 4年 普 通 51 51 46 41 27 24 26 25 53 (91- ) 96_2 粥.2 86.8 77.4 50.9 45.3 49.1 47.2 14.6 5 年 以 上 75.120 75.102 62.105 18.83 50.80 56.39 18.83 18.83 4.146 計 344 333 152 118 228 220 99 101 364 3割台、第 2外国語 は 6割台の修得率 であ りきわ めて低調であ る。90単位以上の普通修得者 は英文 芯が77.440ではあ るものの他は 8割台の後半以上 の高い修得率 とな ってい る。す なわち、 この裏か らは、語学単位の修得状況 と総単位 の修得数の問 には密接 な関連があ ることが指摘で きる。近年学 内で学生指導 の観点か ら取 り組 まれて きた単位未 得学生問題の 1因は、学生の語学学習のあ り方 に あ ると言え る。 表1 (2) 出身高校別 と再履習生 は じめに、普通履習生 と再履習生 に分け学科毎 に出身校別に分類 したのが表 1であ る。ついで、 それを全学的に まとめて出身高校別 に普通履習生 と再履習生 に分けたのが表 2であ る。 演 (なお、 ここにおけ るNとSの比率 は、 この調査 のか ぎ り であ って、長大生全体のそれを直接 に表わす もの ではない ことをあ らか じめ記 してお く。) 普 通4 割 以 下 普 通49

.

割 普 通

-

以 上 職 業9 割 その他 計 産S 37.318 34.281 13.l4l 12.102 2.24 218.28 産N 28.214 47.335 17.136 6.58 19.746 情S 31.35_ 18.83 31.53 18.83 4.162 情N 22.145 47,382 19.143 10_47 17.687 福S 22.28 41.175 25.90 8.33 2_81 9.356 福N 21.226 47.481. 25.265 2.93 2.39 27.102127.1102 42.1617 20.747 8.312 1.66 100.3707 N S

普通科 (進 1,学志望率 4割 以下) 58 43.441 102 普通科 2.(4割9割) 二 115 28.468 161 3ぞ 9品 遁 52 32.255 77 4.職 業 科 15 51.166 31 5.そ の 他 3 3 6

(17)

表2をみ ると普通科出身者はその進学志望率の 高 さに反比例 して再履習生の割合いが低 くなると は単純には言えない。再履習生の比率は進学志望 率4割以下の普通科の出身者で43.1%、 4割∼ 9 割の志望率校 では28.8感であるが、 9割以上の志 望率校の ところではそれ より高 く32.5啓とな って いる。高校 までの偏差値 ランクがス トレー トに本 学での英語の単位の修得に結びついている訳では ない。 この ことは我々に単位末修得の問題を偏差 値の高低のみに還元す るのではな く、多角的な視 点から検討すべ きことを示唆 している。 ついで、職業科出身生をみ ると再履習生は31人 中16人 (51.6虜)である。確かに これは普通科出 身生 と比較 して高い数値であることは否めない。 しか し視点を変 えてみれば、英語学習 とい う点で は恵まれない環境にある職業科の出身生ではあっ て も、その約半数は英語の単位を不許可 とはなら ずに修得 している訳である。 また こ'れまで職業科 出身の長野大学生の大多数が、卒業 し社会に巣立 ってい った ことも否定できない事実なのである。 それでは再履習生問題を、その比率が比較的高い 進学志望率4割以下の普通科 と職業科に着 日しつ つ、中学か ら大学 までの接続関係の中でもう少 し ていねいに見てゆ くことにす る。 中学校時代 出身高校別に中学校時代にさかのぼ って、英語 学習および勉強全体にたいす る打ち込み度を検討 してみ る。英語学習-の打ち込み度の平均値は

9

問18.英語学習にたいす る打ち込み 全 く たい\ 鮎 寺 豊 計 1 2 3 4 5 4割 26 31 25 16 4 102 以 下 25_5 30.4 24.5 15.7 3.9 27.1 4害ート 13 38 68 34 8 161 9 割 8.1 23.6 42.2 21.1 5.0 42.7 9割 6 21 26 18 6 77 以 上 7.8 27.3 33.8 23,4 7.8 20.4 職業 25.88 32.103 29.90 12.49 8.312 その他 16.7 11 6.7 11 6.7 51 0.30 1.6614.543 26.1018 34.1292 19.795 4.18 18 00.3770 割以上 」および「4- 9割 」の進学志望率の普通 科で高 く2.96と2.74である

「4割以下 」と職業 科ではやは り低 く2.42と2.29であ り、総合で2.74 であ る。勉強全体にたいす る打ち込み度は総 じて 英語学習にたいするそれ よりも高 くなってお り、 平均値が総合で2.99である

「9割以上 」の進学 志望率校で平均値が3.36と最 も高 く、次いで「4 - 9割」3.04、職業科2.77

「4割以下」2.70と 続いている。 こうしてみ ると、長野大学生は中学 時代すでに全教科の中でも特に英語を苦手 とした 者が多 く、そのことに よって、英語の偏差値が選 別的に機能す る現在の教育システムの中で、 自ず と彼 らの進学先 も決 った と言えるであろ う。 問19.勉強全体にたいす る打ち込み 全 く たしへ 監 事 豊 計 1 2 3 4 5 4割 8 31 49 12 2 102 以 下 7.8 30.4 48.0 ll.8 2,0 27.1 4害1ト 3 32 85 37 4 161 9割 1.9 19.9 52.8 23.0 2.5 42.7 9割 4 8 30 26 9 77 以 上 5.2 10.4 39.0 33.8 ll.7 20.4 職 3.2 31 5.l5 41l 1.9 13 9.46 8.312 その他 33.23 16.7 51 0.03 1.66 計 18 82 178 84 15 377 高等学校時代 問21.高校時代、英語の好 き嫌い 最 初 途 中 途 中 最 初 どちら 計 か ら か'ら か ら か ら で も 好 き 嫌 い 好 き 嫌 い な い 4 割 9 5 9 48 31 102 以 下 8.8 4.9 8.8 47.1 30.4 27.1 4害lト 19 17 14 66 45 161 9 割 ll.8 10.6 8.7 41.0 28_0 42.8 9割 6 15 5 34 17 77 以 上 7.8 19.5 6.5 44.2 22.1 20.5 職業 9.7 13 2.9 14 6.51 29.90 32.103 8.312 その他 20.01 20.0 41 0.20 20.01 1.5310.381 10.419 9.30 44 2.1593 27.1047 1(泊.3760 - 49

(18)

問21.で英語の好 き嫌いをみてみ る。全体 として は、 「嫌い

(2十 4)が過半数を越えるのにた い し、 「好き

(1+ 3)は2割弱にとどまって いる。 中学時代の英語嫌いがそのまま持ち込 され、 さらに拡大す ることは分析ずみである。類型別に みての特徴の1つは

、 「9

割以上」の進学志望率 校で 「最初好きだ ったが途中か ら嫌いになった」 が約2割いることである。中学校時代に英語好 き が比較的多い

「9

割以上」の高校で も途中で英語 嫌いが高 じてゆ く。普通科では進学志望率の高低 にかかわ らず、いずれの塀型において も英語嫌い が半数を越えるとい う深刻な状況を塁 している。 これにたいし職業科では 「好き

(1+ 3)が 25.8%と他の類型 と比較 してかな り高 く (平均 19.170)、 「最初 きらいだったが途中か ら好 きに なった」が16.1蕗と他に比べ最高である。 また、 最初か ら嫌い とす る者が29.096と最 も低率である ことも注 目に値す る現象 であ る。 これは普通科 と職業科の教育課程の違いに よるところも大 きい のであろ うが、英語を中心科 目の1つ としての偏 差値で選別 されて進む者が多いとされる職業科生が、 中学時代の苦手な英語を克服 しようとして取 り組 んだ積極的な姿勢には肯定的に評価が与えられて しかるべ きである。また、問22で英語が好 きにな った理由を職業科生についてみ ると、 「授業が楽 しかったか ら」が44・4%、「先生が好 きだ ったか ら」が55.6啓と高い数値を示 している。これは我 問 30.- 1授 業 全 く たしゾ\ 窪ま葦 嘉設 計 1 2 3 4 5 4割 14 25 37 22 4 102 以 下 13.7 24.5 36.3 21.6 3.9 27.2 4吉lト 12 44 75 25 4 160 9割 7.5 27.5 46.9 15.6 2.5 42.7 9割 8 20 35 13 1 77 以 上 10.4 26.0 45.5 16.9 1.3 20.5 職 業 6.25 19.4 36 8.127 29.90 6.52 8.313 その他 40.20 20.10 40.20 1.53 計 38 95 1柑 71 ll 375 々大学の英語教員にたい して、英語が嫌いで不得 手な学生にいかに臨むか とい う点での良い教訓を 与えている。 さらに問30で質問 した高校生活におけるい くつ かの活動の中で、職業科生は 「授業」 と 「専門的 な勉強や実習」で他の類型に比較 して高い打ち込 み皮を表わ している。 問30- 8専門的な勉強や実習 全 く たしゾ\ 鮎 享 豊 計 1 2 3 4 5 4割 39 25 21 9 8 102 以 下 38.2 24.5 20.6 8.8 7.8 27,3 4害lト 47 47 49 13 3 159 9割 29.6 29,6 30.8 8.2 1.9 42.5 9割 25 26 18 7 1 77 以 上 32.5 33.8 23.4 9.1 1.3 20.6 職 業 9.37 9.73 6.5 222 .76 511.66 8.313 その他 60.30 40.20 1.53 計 117 101 92 36 28 374 「授業」の打ち込み度の平均値が全体で2.79に たい し、職業科は3.10であ り、 「専門的な勉強等

J

は、全体が2.35にたい し職業科は3.96と圧倒的に 高い数値を示 している。職業科生の このような授 業や勉強等にたいす る積極的な態度が、ひいては 苦手 とした英語の学習に良い影響を与えているも のと推察できる。また、英語学習にたいす る打ち 込み度 (問29)を類型別にみ ると、その平均値が 「4割以下」の普通科で2.57、「4割∼ 9割」2.61 「9割以上」2.58、 「職業科」2.52であ り、特に 職業科が低いとい うことではな く、押 しなべて低 いのが特徴である。 大学時代 長野大学に入学 してか ら、英語の授業にどの程 度積極的に取 り組んだかを出身高校別に示 したの が表1である。 5段階の取 り組み度を高い順に並 べ ると、 「4- 9割」の進学志望率校2・60、 「4 割以下」 と「9割以上」は ともに2.42、 「職業科」

表 2 をみ ると普通科出身者はその進学志望率の 高 さに反比例 して再履習生の割合いが低 くなると は単純には言えない。再履習生の比率は進学志望 率 4 割以下の普通科の出身者で 43.1 % 、 4 割 〜 9 割の志望率校 では 28.8 感であるが 、 9 割以上の志 望率校の ところではそれ より高 く 32.5 啓とな って いる。高校 までの偏差値 ランクがス トレー トに本 学での英語の単位の修得に結びついている訳では ない。 この ことは我々に単位末修得の問題を偏差 値の高低のみに還元す
表 1 . 英語の授業にたいす る取 り組み 荒 警 琵 讐 計 1 2 3 4 5 4 割 1 3 3 9 3 7 7 1 9 7 以 下 1 3. 4 40. 2 3 8

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