リスニングにおける3つのプロセスについて
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(2) . 北海道教育大学紀要 (第1部A) 第4 3巻 第2号. 平成5年3月. 1 k i dot J I 1 i i fEduc Sed口onIA)VO 1 L43 o瞳□熊弘o”l a ve ok 工 s t ; yo a誼on( o ‐2 ,J. Ma 止d鹿1993. リス ニ ングにおける3つ の プ ロセス につ いて. 加. 藤. 富. 夫. は じ め に 最近の20年間において, それま で等閑視されていた英語教育と英語学習 におけるリスニン グの役 ),Andersonand 1990 t( 割の重要性 が認識され活発な研究 が進められて来ている。 その成果は Ros ) ) 1989 t 1988 ) -Taylor (1984 Lynch( , , Peterson (1991) , Dirvenand oakeshot , 1984 , 竹蓋幸生 (. な どにまとめられて容易に参照出来るようになっ たことは喜ばしいことである。 周知のように1989 年(平成元年)に改訂になっ た学習指導要領において言語活動の 「聞くこと」 が従来の 「聞くこと, 話すこと」 から独立したのである が, この改善の動きはリスニングについての活発な研究活動と無 関係ではないであろう。 リスニングについては多方面 から研究されている が, 本稿ではリスニングがどのような過程であ る か に 関 す る 問 題 の み を 取 り 上 げた い。 リ ス ニ ン グの 過 程 に つ い て は 現 在 で は :つ の 考 え 方 があ る。. 即ち, 1) 音素, 単語, 文, 談話というように小さな単位から出発して徐々に大きな単位の理解に 達 す る も の と す る bot t om-upprocess の 考 え 方, 2) 全 体 的 な 意 味 構 造 の 理 解 が先 に あ っ て 徐 々 に. 小さな単位の理解に進むものとする top‐down process の 考 え 方。 談 話, 文, 語 句, 単 語, 音 素, と hema t c a 1)とは逆の順を経るこの過程では,言語の知識,世界に関する知識,予備的・背景的な知識( s , ば れる) と 活 発 な 予 測 とその 検 証 が重 要 な 役 割 を果 たす。 3) は bot tom-up scri pts ,frames 等 とも 呼 i す i が状 用 れ と る t 補 完 に利 さ る t 況 に よ て 的 の 両 方 a c v e n er process っ op‐downprocess process とt と 呼 ば れ る 考 え 方 で あ る。 以 下, 1 で 3 つ の 聴 解 過 程 モ デ ル の 概 略 と 歴 史, 2 で bot tom‐upprocess 4 題 点 3 d の 問 具体例 top- own pro の問題点 特に音素認識の問題 cess , について触れていきた ,. ,. . ,. . 1. 3種の聴解過程モデル. リスニン グの過程についての3つの 考え方の歴史は, はっきりした影響関係を残念な がら指摘でき ないのである が, リーディング過程の研 究から大きな影響を受けつつ生成してきたものには間違 い ないのでその流れと関連させな がら簡単に見てみたい。 リ ー ディ ン グをbot tom‐upprocess で あ る と 見 な し た の は 構 造 主 義 の 言 語 学 者 達 であ る 事 は, こ の学説では音韻論から統語論, そして意味論へと下部構造 から上部構造へ研究 が進められていっ た ) は B1oomf ld の 主 著 ie b i 事からも容易に想像できるであろう。 Du n and Bycina (1991 . 196 ,p. ・から の 次 の 引 用 で 原 点 に 遡 らせ て い る ”The erson wholearnsto read ac uires 1933) Lαれg哨e( p 。 , q )B1 l d fphonemesr ( i hesightoflettersbytheutterenceo thehab i e tofrespondingtot oomf pp ‐50of . が この 様 な 考 え に 基 づ い て ”Lezs だαば;αZれg”≠ z z s cα御γoαcが (1961年 に 死 後 出 版) と 題 さ れ た rven phonics 風 の 初 等 読 本 を 編 纂したことは 割 合 に良く 知 ら れたこと で ある。 リスニ ン グについては Di 71.
(3) . 加 藤 富 夫 1984 ) は R‐Lado の Lαれg秘哨e re群れg( ) をbot 1961 t ‐Tayl tom‐upprocess の and oakeshot or( , 326 パ イ オ ニア 的 研 究 と して 位 置 づけ て い る。 リス ニ ン グもリ ー ディ ン グも bot t om‐upprocess モ デルで. は受身の技能と見なされていた が, この点は後のtop‐downprocess の 立 場 か ら は 大 い に批判され hod がbot て い る。 教授法 で 言 え ば Audio‐LinguaI Met t om‐upprocess と 結 び つ い て い た の は 言 う 1 9 9 1 1 0 9 ) ( 注 1) ま でも な い (Peterson 。 ‐ , ,p Top‐down process は Ausu be l な どの認知主義心理学の影響 を受けて成立した。. リー ディ ン グ. の 面 で top‐down process の 先駆 的 研 究 を 行 っ た の は K. S. Goodman で, 彼 の Reα直れg;αps yc脳‐ 副 が研 究 た むし ‘ 言 る か も しれ ( は の 題 の 方 者 の 間 脂 茨 し と え 1 9 6 7 ) ろ そ に ≠%g綿szzcg“e 競 s s ggαme , な い。 Goodman の ア プ ロ ー チ が外 国 語 の リ ー ディ ン グに 応 用 さ れ は じ め た の は1973年 こ ろ か ら で, l le-Troi ke な ど が rESOL Q“ D‐E.Eskey α““ら に研究を発表しているが, 本格的に研 , M.Savi l )。Top‐downprocess で は 究 が進 め ら れ る よ う に な っ た の は1979年 以 降 で あ る (Carrel ‐1988 ‐3 ,p. hema t aと呼 ばれる, 読み手の持つ 背景な どについての広範囲の知識が重要な役割を果たす が, 類 sc ) 似のframes (Minsky) s (Schank pt ,scri. な どの 考 え が提 案 さ れ た の は Rumelhart の schemat aの. 概念よりも少し早かっ たようである(注2) 。 リスニ ン グの 分 野 では Marslen-Wilson が1973年に提 出 し た MIT の博 士 論 文 の 中 で す で に・ bot tom-upprocess に 対 し て top‐downprocess による聴解の 1984 ) が, 誰 処理も行われていることを指摘していると いう (Dirvenand oakeshot t -Taylor ( ,328 が どの 様 な 形 でtop‐downprocess の 概 念 を リ ス ニ ン グに 適 用 し は じ め た か は はっ き り しな い(注3) 。 ley は ミ シ ガン 大 学 から1973年 に 出 し た 自 著 の Fz Mor zms f oγ EFL pγαciice がす で に top‐down が の 観 点 立 脚 し た の あ 言 ( ) に も で る 1 9 9 0 る と て い っ process ,87 , そ の 立 場 が どの 程 度 明 瞭 に な っ. ていたかは不明である(注4) ‐downという名称は最初はニックネームとして使われだした op 。 なおt B も の であ る (Dubin and ycina l990,p.197)。 Andersonand Lynch は こ の 方 式 を ‘active model ldeゞ 型 と 呼 び, bot bui ) が, 後 t tape-recordeゞ と 呼 ん で い る (1988 om-upprocess を ‘ .pp .9-14 , 者の呼び方は interactiveprocess の 立 場 から は適 切 と は 言 え な い で あ ろ う。 Top‐down pr t ocess の 研 究 が進 展 す る に つ れ て, こ の 新 し い モ デ ル が従 来 の bot om‐upprocess. モ デルに と っ て か わ る べ き も の であるとす る strongtop…downprocess の 立 場 を と る 研 究 者 も 現 れ た が, これらのふ た つ の モ デ ル を相 互 に補 佐 的 な も の で あ る と み な す l i t veprocess の 考 え が nterac 徐 々 に成 立 して い っ た。 こ の モ デ ル は リ ー ディ ン グの 分 野 では D.Rumelhart が1977年 に “Toward ive mo delofread i an interact ng と題して著した論文 が先駆けとなっ た が, 研究 が本格化したのは lp 80年 代 に な っ て か ら な の で こ の モ デ ル は 非 常 に 新 し い も の で あ る (Carrel nand Bycina .4 ,Dubi ‘ l ) level i ive t jk が1978年 に聴 解 過 程 を mu eract p .197 。 リスニン グの 面 で は Kintschandvan Di , ,int compensatory pr ocesぎ で あ る と す る 見 方 を 提 案 し た の が 嘘 矢 で あっ た よ う であ る (Petersonl991 ,. P.109)。 1984年 に Listening comprehension に付いての総説 ( i rev ew) 論文を書いた Dirven and oakeshott-Taylor ( 2 はi 現 使 っ て は い な い が, bot 1984 3 8 ) と う 表 を い i tom‐up nteractveprocess , ) をす るも の であ interac ion t ocess の 両 方 式 は 同 時 に利 用 さ れ て 相 互 作 用 ( process と top‐down pr る と の 立 場 に立 っ て い る の で, こ の モ デ ル を採 用 している と 考 えら れ る。 1990年 に は J .C.Richards ( 0‐66 ) が聴、解過程の面から bottom‐upprocess op‐downprocess pp .5 , 機 能 の 面 から interactional ,t function,transact ionalf ion の 4 つ の フ ァ ク タ ー をえ ら びリ ス ニ ン グ教 育 の た め の マ トリ ッ ク ス unct. を提案しているが, 簡単な がら有効なモデルではない かと思われる。 日本で事実上このモ デルに近 1987 7 ), 竹蓋幸生 い立場を採用している例は高梨・高橋 『英語リー ディ ン グの指導の基本』 ( .p ‐8 『ヒ ア リ ン グの 指 導 シ ス テ ム』 (1989 p 127 193 , ‐ , ) 等 に 見 ら れ る。 な お, Rost ( 1990 1991 i istening と 言 っ て い る vel .230), Nunan ( ,24p), Rivers な ど がinteract 72.
(4) . リスニン グにお ける3つの プロセス につ いて. ものは, ラジオ・テレビ・講義などのように一方通交的に聞き手に聴覚情報 が伝えられる transactional l i steni ng に 対 し て, 会 話 な どの よ う に 話 し 手 と の 間 にf ace‐to‐face communication ができるものを 言 っ て い る の で, こ こ で い う interactivel i i t s en ngと は 同 じ 用 語 で も 全く 異 なっ た 内 容 のもの である。 こ の よ う に ineractive process と い う 用 語 を め ぐ っ て 使 用 に混 乱 があ る の は, 単 に 他 の 二 つ の モ デ. ルよりも新しくてまだ確立した概念になっ ていないためなのかどうかはよく分からな い。 Bottom‐up の考え方 が非常 に不完全であることは日常会話の中に頻出する音声的な同化現 象 l 1990 ) か ら 一 例 を 引 け ば qu ( ) の例 を 考 え て み れ ば 一 目 瞭 然 で あ ろ う。 今 Rost( i ion te at assimi ,39 が無 頭 無 声 れて2語 の 語 のd し が好例 あ di f l 末 の 声 音 の に 同 化 さ 目 化 て で る f ] i の 語 i [ t ‐ -t cut 。 qute. f k lq という存在しない単語が出現する。 聞き手が[ に変化し, 結果的に[ i ]と いう音 素 で始ま i t t - e 該当す 単語は存在しな る音像の類似する語業を探しても る いので, 音素から出発する bottom‐up の 考えではこの様な場合には聴解は成立するはずが無 いことになるのである。 しかし実際はそうでは ない。 この様な場合には普通, 全体的なあるいは前後の意味からこの箇所には 「困難な」 という意 味の語が来なければおかしいという予測 があり, 脈絡的な意味にも合致し全体的な音像にも合致す る語を探すとd f f l ) を経るも i i tという単語が最適候補としてあがっ て来るという過程 ( t cu op‐d own の と 考 え ら れ る の で あ る。 多 少 と も authent ic で, ス ピー ドも 速 い 英 語 を 聞 い て い る と 同 化 等 に よ. っ て辞書的な slow colloquial を基にした発音と異なる発音 が聞こえる場合が少なくな いので, 音 素から出発する bot tom-up の 考 え 方 が不 十 分 で あ る こ と は 経 験 的 に は 殆 ど自 明 な こ と で あ る と 言 っ て良いと思う。 しかしな がら, 我々 が母国語とする日本語の会話においても人名, 地名, 住所, 電 話番号等を相手に聞き返すことがよくあり, この様な場合には次にどのような音素あるいは文字が来 るかの予測 が前後関係からは通常不可能な場合であることを考えれば, 日常的な聴解活動をすべて top‐down process で 説 明 す る こ と に も ま た 無 理 があ る で あ ろ う。 結 局, bo t tom‐upprocess と top- down process の両方 が適宜に補完的に使用されるとする interact ivep rocessの考え方 が聴解過程. を一番無理なく説明するものであり, また経験的事実にも一番合致するので, 筆者としてはこの様 な考え方が出現したことを大いに歓迎したいのである。. 2. bottom‐up process の問題点. 先 にbot tom‐upp rocess が不十分な聴解過程のモ デルであると筆者が考える簡単な理由を挙 げた. が, 不十分であるとする理由を 1) 音素 1) 音 素. 2) 単語. に分けてより詳細にここで検討してみたい。. 1. Phonet ic indeterminacy の問題. 発音辞典がs l l l 1と呼ばれる丁寧な種類の発音 を対象にして記述されていることは注 i owco o a qu 意深 い使用者には知られていた。 そして英国であれば従来モ デルにされていた RP が変化してきて い る こと も 知 ら れ て い た。 し かし RP の slow colloquial を 対 象 にして DanieIJones, A‐ C‐ Gimson. な どによっ て調音音声学的に詳細に記述・定義され, 発音学習の際にはモ デルとされてきた slow. loquial が 現実には ”the s ) で あ り, lowes isげ (p ici col t t ormalki ndofEngl ‐2 , , mostexpl , mostf. ) で あ る こ と は, G‐Brown ( 1977 ) が指 摘 す る ま で 一 般 に 知 ら れていな か っ た rarely he arが (p ‐2 loqu l を 象 に の で は な い だ ろ う か。 彼 女 は slow col 対 した音 素 を ‘ ia idear segments , また音節を ‘ ’syl labl ideal e と 呼 ん で そ の 非 現 実 性 を は っ き り さ せ, こ れ に 対 し て 現 在 大 学 の 講 義, BBC の ニ ’ i ュ ースな どで 普 通 に 聞 かるよう に なっ て い る ‘normalinformalspeec” (人 に よ っ て は‘sl pshod ,,. 73.
(5) . 加 藤 富 夫. ‘ ’( ) と批判することもある) をリスニングの対象として取り上 げなければならな いと l car e ess p ‐6 力説した。 すなわち, 今ではス ピー ドが遅くて, 形式張りす ぎており, 時代後れで余り耳にするこ ともなくなっ た slow colloquial を聞いて学習してきた外国からの留学生は英国の大学で講義につ linformals い て い け な い た め に早 急 に‘norma c” を対象にして聴解練習をすべきであり, リス pee ニングにおけるこのような方向転換は非常に遅れていると, 衝撃的ともいえる指摘を行っ たのであ る。 均. Brown ( lables and wo 1977 ) は第 2 章 で ldear segments rdざ を簡単 に一瞥 したあ と , syl ”P f simplification in informal speeck と 題 し た 第 4 章 で 約30ペ ー ジ に わ た り, slow terns o at. ’se emnts が い かに 変 化 をする かを 同 化 ( ) l l i i dea l imi i i s on ass on) e at colloquialに お い て は ‘ g , , 脱落 (. h i i る ] に 変 化 し,have 音の弱化等に分けて詳細に記述している。 音の同化についてはt i j f ar syear が[ h先f ] に変化するなどの例は調音音声学のテキスト類にも良く取り上 げられているが, 音声 t t o が[ e 学の教本ではこれらの例 がどちらかと言えば例外的な場合であるかのように扱っ ている。 しかしニ “ rd l y ュースを聞けば同化のケースは頻繁に現れるものであることを認識するべきであると言う。 Ha ” ) (注 5) thout atleast one such example occurr i a sentence passes wi ng… … (p ‐59. 音の脱落を扱っ たセクショ ンは10ペー ジ以上にもわたっ ており同書 の圧巻とでも言うべき箇所で あ る。 (因 に Gimsonl980 は SII .10 の 約 2 ペ ー ジ (但 し 最 新 版 で は 少 し 詳 しく な っ て い る) , Jones. ) Brown が音の脱落をこれだけ詳しく取り上 げなければならなかっ たのは, はS857の数行である。 先 に触 れた よ う に ニ ュ ー ス な どの ‘normalinformal speech7 においてそれだけ音の脱落が多いとい うに他ならない。 Br own が余すところなく明らかにしたように音の脱落が頻繁にあるにもかかわら ず聴解 が成立すると いうことは, 最小の音素を土台として聴解の過程 が進行するという bottom‐up ) を聴 い て い る の で は icbi t tsandpieces oddsacous process が成立しな い - - Brown は 人 は 音 素 (. なく語の意味を聞いているといっている( )-- ということ をも端的に物語っ ていると解される p ‐4 19 f ) 84 のである(注6) ‐ .47 。 このように日常音声英語の実態は想像以上にくずれている事を竹蓋 ( , 「待 て ど暮 ら せ ど来 ぬ 人」 な 竹蓋( 19 89 ,p‐21-4,35) は Brown の 他 に Palmer も 引 用 し て 指 摘 し, 「 「 らぬ 来ぬ音」 を軽妙に 宵待草」 に讐えているが, 来なくては困るので探すのがリスニングの プ ロ セ ス な の であ る。 そ も そ も 存 在 し な い 音 が聞 こ え る と い う, bot t om-upprocess の 考 え に 立 つ 人 に と っ て は 驚 天 動 地 と も 言 え る 事 実 を 実験 的 に 証 明 し た 人 が い る。 そ の 人 は B‐F.Skinner で, 彼 は1936年 に 一 連 の. 不明瞭な母音のみをレコー ドに録音しそれを被験者に音量を非常に低くして聞かせた。 最初は何も l l i 聞こえないと言っ ていた が何回も繰り返して聞かせるうちに被験者には完全に意味のある‘ us or y ’ が‘聞 こ え る’ よ う に な っ て きた が そ の 内 容 は も と の 録 音 し た 母 音 と は 殆 ど関 words andphrases , 1984 ) l 1976p 係 の ないものであっ たという (Di t-Tay or( rvenand oakeshot ‐332 ‐393))。 ,p , Warren ( ‘ ル ー シ ハ テ ス ト ) 自 分 で呼 l り 言 語 的 な ロ と b b ま k 当 時 Ski f li r( ャッ nner は a sorto ver a n - o つ , ん でいた投影法試験 ( ) の一環としてこの実験を行っ たのであっ た。 (注7) i t ject vet es pro こ の Skinner の 空 耳(?)に つ い て の 実 験 は 一 つ の 極 端 と 言 っ て も 差 し 支 え な い で あ ろ う が, 外 国 語 教 育 に携 わ っ て い る 人 間 に と っ て よ り 現 実 み の あ る 類 似 の 実 験 は Warren に よ っ て な さ れ て い る。 The state governors met wi ththeir respectivelegislatures conveningin the city capital , と いう. / 文の中の legislatures の音素/ s/を削除して ( s/の存在は前後の分脈から十分推測できる) , 代わ り に coughs tones, buzzes を録音した文を大学生に聞 かせたところ ,. , 削除されている音素があるこ とに気 が付かな い ばかりか, 削除されている音素があることを指摘されてもなおその存在 が分から )。 こ の 様 な 現 象 は phonemi な か っ た と い う (p ions と 呼 ば れ て い る(注 8)。 torat cres .398 74.
(6) . リスニン グにおける3つ の プロセスにつ いて. hent 以 上 に 見 た ように, 学 習 者 が耳 にす る 生 の, aut ic な 英 語 で は 調 音 音 声 学 で 記 述 しているような ‘ dear な 発音とは ずいぶん異なる不完全な音声 を聞いているわけ である。 この様な不完全さ を i Dirven and oakes hot ) は, Pi lch の ‘phonemi 1984 t‐Taylor ( cindeterminacy ofthe auditory ,331 ” P h d h ic signalis 競ん け t i と う 指 摘 を 受 t ta て ゼ い a s e c er p wenee or cognze a oust tex nde‐ eγe煽りi “ terminate ‐. との音声の基本的な性格 づけを行っている。 すくなくとも筆者にとっては今ま でBrown. ’ な 発 音 を 基 準 に し て 考 え る 習 慣 が長 か っ た た め に リ ス ニ ン グの 場 合 に は‘phonemic の い う‘ ideal , indeterminacy’ を 基 準 に し な け れ ば な ら な い と い わ れ る のは 一 つ の 驚 き で あ る が, こ れ は し か し 日. 本 で音声学とリ スニン グに関心を抱いてき た人々にとっ ても同じことではない だ ろう かと思われ る。 『英 語 のリスニン グ』(1984 ) の 項 には, 日 本 人にと っ て 闇 取りの 難 ) の 「困 難 点 の 分 析」(pp .74一82 し い 音 素 に つ い て の そ れま で の 研 究 が - JACET が1978-9 年 に か け て 行 っ た 大 規 模 の も の も 含 め. て - 概観されている。 語桑, 文法等の持つ困難点の研究と比較すると音素レベルでの研究の量 は多 く, リスニング研 究 の 主 流 の 一 つ であっ た こと がうか がわれる。 しかしな がら ‘phonemi ci ndetermi nacγ. を基本的なものとして捉えるなら ば, 従来の音素レベルでの困難点の研究とそれに基 づく学習法の 提案は結局のところ当時期待されていたほ どの重要性を持たないものであったと言わざるを得ない であろう。 いまなお日本の多くの学校では大学に至るまで非常に丁寧な発音で録音さ れた教室用リ ス ニ ン グ教 材 が使 用 さ れ て い る の で, こ の‘phonemicindeterminacy’ の 問 題 は 英 語 教 育 の 中 で は 問. 題にならなかったのである が, コミュニケーション活動の重要性 が叫ばれている現在では教室用の 特 殊 と も 言 え る リ ス ニ ン グ教 材 を で き る だ け 早 い 時期 に au ic な教材に変えて行かなければな thent 1984 ) 出 版 と 同 じ 頃 に 中・高 校 生 に もinforma lspeech ら な い と 思 う。 こ の 点, 『英 語 のリス ニン グ』(. 0 における発音の変化を教える具体的な提案を行っ た河野守夫 『英語授業の改造』 ( ) の試 p p ‐150‐6 みは高く評価すべき であると考える。 Brown and Yu le が言語の機能を interactionalfunction と transactionalfunction に分けてから,. iscourse (Rostl991 ionald この分類は広く 使 わ れ る よ う に なっ た。 interact ‐121 の 用 語) は 実 際 ,p に は 会 話 に 近 い の で, そ の な か で‘phonemicindet erminacゾ に 起 因 す る リ ス ニ ン グの 障 害 が起 き て. ) をと おして聞き取れな い きても相手にス ピー ドを落としてもらっ たり, 意味の交渉 ( i i t t neg o a on. 単語を明らか に す る な. どl istening (or communicat ion) strategy を使用して会話をコントロールす. る こ と がで き る。 と こ ろ が 不 特 定 多 数 の 聴 取 者 を 対 象 に し た transac ionaldiscourse で は そ う し た t. 方略を使う事ができないので,それだけ ‘phonemicindeterminacゾ の 問 題 が ク ロ ー ズ ア ッ プさ れ てく る。 non‐nat i ve の 日 本 人 教 師 がリ ス ニ ン グを 教 え る 状 況 が 多 い ケ ー ス を 念 頭 に 置 け ば日 本 の 英 語 教 育 ではま だ transact ionalfunction が主 流 を 占 め る も の 思 わ れ る が, そうする と ‘phonemi cindeter‐. m・ nacゾ を十分に考慮した指導 が必要になっ てくるものと 考える (注9)。 2. 行き過 ぎた否定 Anderson a 1988 tom‐up modelにたいする否定的な論拠を3点あ nd Lynch( ‐22) は serialbot ,p. げるなかで, ま ず第1点として次のような要約をしている。 Thereis no simple one‐to-one correspondence between segn fthe speech signalandthe ・ents o. 1970 ) showed thatif you take a tape recording of a word such sounds we pe rcei ve ‐ Liberman ( b l i i i b ti t t i fthe tape until a trace ofthe /b/has gone and leave a as ‘bog’ s mposs e o cu tsof , ’ ke remnantthatsoundel i i l trema l尊b l i og‐ Wha nsi si nf actun nt e e ‐. これを読むと従来音素と呼ばれていた単位, / b/ b/ o/ 3/等に対 ,/ ,/g/を詳細に調べていけば/ ,/ 応する音声的な実態 がないということを Liberman が論 証 し た に 違 い な い と の 印 象 を 受 け る であ る 75.
(7) . 加 藤 富 夫 う。 著者達も読者にそのような印象を与えてs lbottom‐up model が間違いであると主張したい様 i er a. b に見える。 著者たちの要約しているようなことにLi erman が触 れていると思われる箇所は308一310 berma ページの所なので, 該当箇所を詳しく検討したい。 そこで Li n が指摘していることは, 例えば bが 毎月こ変われば子音の部分だけが変化するように思われるかもしれないが実際 b陀g / /の語頭の/ には母音の第2フオ ルマント が先行する子音の部分を含めて/b鴛/の部分, 即ち2音素分にわたっ て 変化をし, もし母音の部分が/記/でなく例えば/ o/に変われば母音音素に相当する部分だけが変化 するように思われるかもしれない が, 実際には前後の子音の部分にもわたっ て, すなわち3音素分 -- ということは換言すれば1音節分-- に相当する部分にわたっ て変化をするので, bagの例で ltransmission) こ と が分 か る と い う も の で は同時に平行した音響的情報が送られている ( l l ar a e p ・ ある。従って最初の引用文のようにLi berman論文をまとめることも可能であろう。 しかし, Liberman も周 到 に書 いているように, 子 音 の 変 化 が母 音 にも 明 らかな 変 化 を引 き 起 こすのは ‘except ,perhaps , ’ ) の 場 合 な の で, 最初の引用文を Li fricat i bermanの挙げている例以上に一般化するこ ves ( p .308. とは危険であろう (摩擦音の部分が前後の音素の影響を受けないために音素のsegme i t t n a o n が非常 にし易いということは, スペクトログラムを読む練習をしたことのある人には公知の事実と言っ て も良 い)。 Studdert‐Kennedy (1976,pp.264) は Liberman な どの 一 連 の 研 究 を 総 括 し て次のよう に まとめ て い る。 ”…‐we have a variety of evidence that, for at least son・e syllables, consonant l tory and vowel recognition are interdependent , requ・rlng a short-term audi , pararel processes ” ) 論 文 は, 音 素 の レ ベ ル で 見 ら れる paranel l l 1970 i store for atleastsy abicdurat on ‐ Liberman ( ベ が統 語 論 の レ ル で も 見 ら れ る の で 両 者 に grammar があ る の だ と いう 点 にポイ ン ト が transmission. あり, それゆえにかれの論文は “Thegrammars ofspeech andlanguag (grammars の 複 数 に 注 意) と題されているのである。 統語論との類似以外の点に関しては Liberman (1970) 論 文 の 趣 旨 は Studdert -Kennedy に的確に要約されているとおりであり, この要約の線に沿っ て彼の論文は理解或. ) いは引用されるべきであると筆者は考える。 (注10 berman 論 2 番 目 の 引 用 文 で Andersonand Lynch が書いているようなテー プを切断す る話は Li. 文には出てこない。 音響的な情報は同時に平行して聞き手に送られており, 相互に影響しあっ てい ること がスペクトロ グラムを見れば分かるので, 音響音声学的に非常に詳細に見れば前の子音の影 響を全く除去して/ b/と次の母音を分離することは不可能であろう。 音響的に分析できる情報の量 と耳で知覚できる情報の量は非常に違うので, テープを耳で聞いて母音の部分の前の子音の影響 が 残っているかいないかを判断することが一体 どのくらい可能であるか疑問に思うのであるが, Andeson b/と以下の部分を hはここでそこまで微細な区別を要求しているのであろう か。 確かに/ andLync 切断すれば, 多少の音の歪みが知覚されるのは事実としても, 実際上分ける事が十分に可能である 事 は サ ウ ン ドス ペ ク トロ グラ フ を 操 作 し て い れ ば 日 常 的 に 経 験 す る こ と で あ る。 Studdert ‐Kennedy. ) には, 子音十母音の音節において後続の母音 がある場合と無い場合とで知覚のしやす ( 1976 .264 , berman が図式的なスペク トロ さ がどう違うかを認識時間の差で調べた研究 が報じられている。 Li l leltransmi グラ ム を使 っ て para berman 達 が1952年 に 発 表 した 論 ssion の 事 実 (この 事 実 自 体 は Li l le lt 文 です で に触 れ て い る。) を 指 摘 し た の は 疑 問 の 余 地 は な い の で あ る が, para ransmission の 事実をもとにして Li berman が言っていない また証明していない事を推測するのは い か がなも の. , leltransmission の 事 実 か ら Liberman が, Andesonand Lynch と 同 じ よ う な 結 であろう か。 paral 論を導き出したとは筆者には到底考えられないのである。. Andesonand Ly berman の論文と どの様な関連があるのか筆者にはま nch の3番目の短い文は Li. る で見 当 が つ か な い。 Andesona Lynchは耳で知覚する音素と音響的な対応物との間に対応関係 nd・ 76.
(8) . リスニン グにおける3つの プロセス につ いて. がな いと 言うことを強調するために音素から始まる bottom-up process の考え方を否定しようとし たのであろう が, 筆者には行きす ぎであるように思われる。 1990 Rost( ) も恐らく Liberman を下 敷 き に し て Andesonand Lynch と 同 じ よ う な 趣 旨 の ,37-8. 事を書いている。 l f..--you weretorecordthe word‘bring’onaudiotape, you wou ldf inditvirtuallyin ・possible (even wi h precise equipment) to cutthe tapeint t i/+/り/ ophonemicsegmentsof/b/+/r/+/ , ) l nd are transmittedinparal el ”-- ‐ As ”” phonemic features overlap a .37 . (p 最 後 の 文 章 につ い て は Li berman 論 文 を こ の 様 に 解 す る の は 正 し い と 思 う け れ ども, 前 の 部 分 は ‘ 7 と 逆 にな る べ き で は無 い かと 考 える 筆 者 の 考 え で は virtual lypossi bl e 。 l fyou were to view a spectrogram ofthe word‘bring’ you would alsof indit quite difficultto , ident ify where the soundformantsf he soundformantsfor/r/beg in or wherethe or/b/endandt. i/beginsandends ) vowel/ p .( ‐37 こ こ の 記 述 で はま ず第 一 に 問 題 に な る の は t he soundformantsf or/b/ と いうく だり である。 フ ォ ‘ ル マ ン ト は 母 音 の 場 合 に 言 う の で あ る か ら, Rost が soundformants’ と 書 い て い る の は ‘sound f 1982 )に は oged の 定 評 あ る テ キス ト A C。“憾ei patterng の 間 違 い であ ろ う。 P‐Lade れ Pん。偽di c s( lysiず ( )と 題 さ れ たセ ク シ ョ ン があ り そ こ で は ス ペ ク トロ グラ ム の spectrographicana pp .174‐196 , i segmentat on の 練習 問 題 が入 っ て い る。 生 憎 bring のものはないけれ ども 同 書 所 載 の bab pp . ,king( 182fJ spectrograms ( ) な どの ス ペ ク トロ グラム を 見 れ ば /b/ が どこ で終 り, /r/ が ど こ で始 p ‐189. まり/ /がどこで始まるかを区別することはそんな に困難ではない事がわかるに違いない。 (ただし i 半 母 音 /r/ と /i/ と の 間 の 区切 り か た は 相 当 に 難 し い。) Rost が どの 程 度 の 精 度 の segment ion を at 要 求 し て い る の か は っ き り し な い が, ス ペ ク トロ グラ ム で は 普 通 2 ミ リ セ カ ン ド程 度 の 誤 差 で音 素. を区切っ て各音素の持続時間を算出している。 2) 単. 謎. 語 桑 の 聞 取 り につ い て は Dirvenand oakeshot 1984 ) に二 つ のモ デル がレ ビ t -Taylor( .335-7 ,pp さ れ て ー る の で れ 9 9 0 を も 紹 介 を い こ こ で は そ R ( 1 ) と に し た と い。 ュ ost , 一 つはJ l )の研究に基 づいて1969年に原型を発表したもので ogogen i a a ex par . Morton が, 錯読症( ’ と言 わ れる も の で あ る 1 model 。 0gogen と は, 学 習 者 が習 得 し て 神 経 組 織 の 中 に 持 っ て い る あ る 語. についての意味情報, 統語情報, 文脈情報, 音声情報な どの総体を言い, 発話を聞いているときに はすべてのl og og en が励起され入 か情報との照会作業 が行われる。 照会の結果ある語であると認識 するに十分な作業が行われればその語の聞取りは完成するわけであるが, この照会作業のときに , もしある語であると認識するために必要な文脈的情報 が多く提供されればその分だけ音響的 音声 , 的な情報は少なくてもよくなる。 ‘ ’ 発表の約1 logogen model lson と Welsh がこのモ デルにさらに時間の要素 0年後に Marslen‐Wi ’とよばれるものを発表した すなわち 語業は語頭の音素から順に時間を を加 え た ‘Cohortmo de l 。 , 追っ て認識されるとするモデルで, e l tの例であればま ず/e/で始まる語がすべて呼び出され ephan る が, 次の/e 1 1 /が次に来な い候補の語は削除される。 以下順次 - -/の段階では/ e/で始まっ ても/ このように照会作業 が行われて候補の語が絞 られていき /e‐1-e-f-/の 段 階 にな ると この 語 の 認 識 が 完 成 し, 後 の 情 報 は redundant に な る。 ‘L ’ と‘C h t ’ が以 上 の ように Di l 1984 ) らに紹 ogogen model t o or model ‐Tay rvenand oakeshot or(. 介 さ れ て い る と こ ろ を 見 る と, Mort on の モ デ ル で は1 0gogen と の 照 会 が語 頭 か ら 順 次 進 め ら れ て い 77.
(9) . 加 藤 富 夫 く も の か どう か は っ き り し て い な か っ た も の と 推 察 さ れ る。 し か し こ れ は 見 方 を 変 え れ ば‘Cohort ’ が時系 列 で の 処 理 を 明 確 化 し て い る 分 だ け bot tom-up による処理の立場をはっきりさせたと model 1 985 ) は 今 で い うl i i い う こ と でも あ る。 と こ ろ で 長 谷 川 潔 ( ngst rategy の 一 つ と し て sten ・ ‐58f ,pp. 「どうしてもわからない単語は 語頭に母音を補っ てみる」 方法を勧めている。 つまり[ nAo と妙な , ある 確かにリスニングの時に分から 単語が聞こえたら語頭に[ i-]を補っ てみるとよいというので 。 ない部分 があると前後関係からそこの部分を 、一一 たとえ語頭の場合でも -- 補正して聞いていると t model’ いう経験はよくあるのである。 この様な経験は bottom-up による処理を定式化した‘Cohor とは明らかに矛盾することである。 1984 ) に 取 り 上 げ ら れ て い る が, な お, 統 語 論 の 面 も Dirvenand oakeshot t -Taylor( .337一9 ,pp. あまり明確な結論 が出されていない。. 3. Top‐down process. T0p‐down process の問題点. の主張 が従来の bottom-up process に た い す る 批 判 と し て 出 て き たため に. bottom‐upprocess の 問 題 点 は 種 々 指 摘 さ れ てい る。 し か し, top‐down process に立脚するリスニ. ング研究の実績と蓄積 がまだあまり進んでいないうちにリー ディ ングにおける研究の進展に触発さ れ て interact ive process の 考 え が出 て き た た め で あ ろ う か, t op‐down process の問題点について leta l( 1988 ) の 第 2部 ( l 1984 ) にも散 見 さ れる 程 度 で, Carre は Dirvenand oakeshot t ‐Taylor ( pp ‐ 124 ) に匹敵するようなリスニングにおける top‐down process の 問 題 点 の 蓄 積 は 未 だ で き て い 71‐. ないように見受けられる。 以下, 不十分な がら気がついた範囲で問題点を挙 げておきたい。. 1) ‘strongtop‐down process’ 先 に簡 単 に触 れ た よ う に 数 字 を 聞 き 取 る 場 合 に は bot tom-upprocess に 基 づ く 処 理 を し な け れ ば ’ の 立 場 には無 理 な ら な い の で, bot tom-up モ デ ル の 存 在 を 全 く 否 定 す る ‘strongtop‐downprocess. ) の体験談を, 1980 があるのは明らかであろう。 この辺の事情を具体的に指摘した小川邦彦 ( ‐8 ,P l istening s trategy と し て も 優 れ た も の と 思 わ れ る の で, 以 下 に引 用 した い。. 「実際の発話を聞いているとき 前後の文脈で 必ずしも物理的聴きとり ができない所 があっても, , , 、 それを自分で補っ て内 容的聴きとり ができる場合 が多い。 しかし, 物理的聴きとり能力 がない限り どうしようもな い場合がある。 そこで, 私は, 次の要素を聞くとき, いつも最大限の注意を払うよ うにした。 ①名前(特に名字の方) , ②地名, ⑨数字(特に, 金額, 電話番号, 番地, 年号, 時間, ・ ば ) ④談話の最初のこと 日にち, , ⑥談話の途中で話題 が変わったときの最初のことば, ⑥急に質問 を受けたときの疑問文(特に講義をしているとき突然学生 が手を上げて質問してきたときな ど) ,⑦ イニシャ ルやスペリング。 …… 説明を聞いたり, 本を読んだり, 想像をしたりという作業では, こ の物理的聴きとり能力の向上は望むこと ができず, 実際の英語音をどれだけ聞く かという, 実に単 純な事実こそこの能力の向上の鍵を握る要因である。」 こ こ で 「物 理 的 聴 き と り」 と 表 現 さ れ て い る の は bot t om-up の 面 であ る。 Andersonand Lyn 1988 i 3 ) はinteract veprocess の 立 場 を採 用 し て い る よ う に 書 い て い ch( ,p.2. heassumptionsin the serialbottom-up る。 しかし実際は, 先に詳しく検討したように彼等は ”….t ) と考えており, また, L1 と modelaboutthe nature ofspoken languages are incorrecr ( p ‐22 L2 における聴解の関係を, 重点の置き所は異なるものの, 本質的には同じものとするモデルで考え ‘ ている ( p .21) た め に, リ ス ニ ン グ 教 材 の 難 易 度 の 問 題 を 扱 っ た 第 4 章 graded development of 78.
(10) . リスニン グにお ける3つの プロセス につ いて listening s ki l lざ な どで も 音 声 的 な bot tom の 問 題 に は 言 及 がな い の で あ る。 語 桑 的 な 問 題 も ”The ‘l v l icul e e’ of vocabulary n ・ay be less relevant as a factor of diff ight ty in listening as one n ・ “ 言 視 ほ と ん ど重 と し think‐ ( て 要 8 ) て な A d 1 d L h( い い 1 9 8 8 ) のよう に b っ n e s o t t r na n n c p o om‐ ‐ y 。. upの方を無視した L2の学習者用の教材作成 がどのくらい成功するものか興味あるところである。 M. Rost ( 199 1 ) が い う interactive listening は Brown and Yule の 分 類 で い え ば interact ional l istening の こ とであ る が Ros ist t の 場 合 はi tom の 問 題 を取 り 上 げ て い ntensivel eni ng の 中 で bot ,. る( ) の は, Anderson and Lynch よ り バ ラ ン ス が取 れ て い る と 思 う。 p .49. 2) 言語的能力, 時間 リ ー ディ ン グに お け る top‐down モ デ ル は 主 と し て ネイ ティ ヴ の fluent readers の読書行動を研. 究の対象 と し て 発展 し て き た も の で あ る。 と こ ろ が nat ive と non‐nat i ve の 間 に 言 語 的 能 力 の 差 が 歴然とあるのは明白な ことであるので, このモ デルはそのままでは外国語学習者のリーディ ングの 指導・学習にも適用しにく いのではないかとは当然考えられるであろう (Eske yl988 ‐93 等 を 参 ,p 照)。 第 2 言 語 学 習 者 の 持 つ リ ー ディ ン グの 問 題 点 を Grabe( 1988 ) は 5 点 ほ ど列 挙 し て い .57f . ,pp. る。 母国語 での, 1) 読書をするかしないか, 2) 読書指導がなされているか, 3) 読書能力が外 国語に転移するか, の3点まではリーディン グ固有の問題 である。 4) 文字体系の違い が読書力 に 与える問題, は音韻体系の違 いに起因する問題と置き換えられるが, 安定した文字と異なり不安定 な音声が相手のリスニン グの場合にはこの問題がリー ディ ングの場合よりもずっ と大きな問題点に なるのは前に見たとおりである。 そして, 5) 言語能力の違 い, すなわち, 母国語の場合は5歳ま でに相当程度の文章を操ることができ, 5000語程度の語桑能力を持ち, ほぼ十分な音韻的能力を持 っ て い る こと, につ い て は そ の ま ま リ ス ニ ン グの 問 題 に も な る。 こ の 最 後 の 言 語 の 問 題 を第 2 言語 学 習 者 が越 え な け れ ばな ら な いl hreshold l ) と よ ぶ 人 も い る (Grabep i ) が, anguagecei ng( ort .58. この問題 が外国語としてのリスニングを行う場合に非常に大きなウエイ トを持つのは明らかである。 全般的な英語力の向上しか根本的な解決法はないであろうが, 例えば語業に関してであればgr d ade readers の よ う に 語 桑 を制 限 し た リ ス ニ ン グ教 材 を 開 発 す る な ど, 困 難 点 を コ ン トロ ー ル す る の も. 対策のひとつであろう。 教室でリスニングの課題を与えていると, 学生 が耳 に神経を非常に集中させて聞 いているので , 遅れた学生 が入室してきて音を立てたりすると皆 が一斉 に振り向くことがあるのはよく教師の経 ぬ験 することであろう。 真剣に取り組むこと自体は結 構なことであるが しかし聞こえてく る音声に全 , 神経を集中させている状態とは, 言い換えれば余裕 がない状態 (疲労しやすい状態) にほかならな いのではないだろうか。 我々の母国語であ る日本語の場合を考えてみれば聞こえてくる音声に全神 経 を集 中 さ せ る 場 合 は そ ん な に 多く な い は ず な の で あ る。 top‐down process が 予 想 す る f luen t luentl is readers と f teners と は 入 力 情 報 に 注 意 を 払 う か た わ ら, contentschema を想起したり. , 予想をしたり, 仮説の検 証をしたりしているので, 文字, 音声等の入力情報の処理に全神経を集中. さ せ, ま た そ の た め に の み 時 間 が使 わ れ て い る 状 態 で は top‐down モ デ ル に 基 づ く 情報の処理がで きにく いのではないかと 思 われる。 Dirvenandoakeshot 1984 ) は 「ti t ible -Taylor( salsoposs ,334 ive l d that non‐nat istener h b i i l i b t l i t t t d d t f r e c t i n s a e t a n o n o a ‐ ‐mome memen y g n eco ng o the , y f ls to ut lise fully the i words of a text , ai. lable to range of porsodic cues that might be avai. himr と, 余 裕 がな い ためにプロ ソ ディ ー 情 報 を 活 か し き れ な い 問 題 を 指 摘 し て い る ま た bot tom‐ 。 , up process とt op‐downprocess の両 方 の方 略 を interactive に 利 用 す る と 解 釈 さ れ る shadowing の. 実験の結果ではある が, オラン ダ人学生にオ ラン ダ語と英語の文を耳 で聞いてできるだけ素早くリ ピー トするように求めたところ 英語の場合には自国語のオランダ語の場合よりも175%長く時間 , ‐ 79.
(11) . 加 藤 富 夫 )。 視 覚的 情 報 があ っ た ほう が聞取り が 1984 がか か っ た と い う (Dirvenand oakeshot t ‐Taylor( ,328. 楽なのではないかと言われながらも, 特に初級の学習者の場 合には ビデオな どによる映像情報 がか えっ て邪魔になるらしいことも, 情報処理の時間的余裕の問題と関連しているのではないかと思わ ll isteni iona ng の 場 合 に は 聞 き 手 れ る。 リ ス ニ ン グ, 特 に ニ ュ ー ス, 講 義 等 を 聞 く 場 合 の transact. は相手の話すス ピー ドをコントロー ルする事ができないために入力情報を相手のス ピー ドにあわせ て処理しなければならない点が, 読み手の意思次第で処理の速度を自由に変更すること ができるリ ー ディ ン グと 決 定 的 な 相 違 点 で あ る の で, top‐down process によるリスニング情報の処理の場合に はスキーマに関連する問題以外に処理時間の短縮と処理負担の軽減 が課題になる違 いない。 竹蓋幸 2 9 ) は聞きな がら次の自分のt 生( 198 4 n では何を話すかを考えるな ど 「半聞き」 がで ur .14 .8 ,p ,p きる能力を育てなけれ ばならないと指摘しているの は, ここでいう 「余裕」 の問題と同じことを言 っ て い る。 聞 き な がら ノ ー ト を と る な ど, 同 時 に 二 つ の 作 業 を こ な すtask を開発するのも有効な 解決策を提供することになるものと思われる。 i 3) over 1 r e ance ated Top‐down process は 学 習 者 が持 っ て い る 言 語 と 世 界 に つ い て の ス キ ー マ を も と に し て educ. 予測を行うもとになる情報が不正確, 不完全なものであれば当然結果 も正しくないものになる。 この様な事態は生徒・学生たち が従来俗に 「ヤマカン」 といっ てきたも. guess を行うものである が ,. ) はこの種 の 学生 につ いて次 の よう に記述 1991 の に 近 い も の で あ ろ う。 Dubin and Bycina ( ‐198 ,p ldl し て い る。””.they often overlook textual clues and guess wi y atthe meaning ofa passage on ” ions he basis ofincomplete or misapplied preconcept t . ス ピー ドの 速 い リ ス ニ ン グ で は 一 度 こ う ion だ と 思 い 込 む と 途 中 で検 証 ・ 訂 正 が し にく い。 ペ ア ま た は グ ルー プ で 学 習 さ せ る と preconcept tom-upprocess の 軌 道 修 正 に効 果 があ る こ と を 経 験 し て い る が, こ れ も 対 策 の ひ と つ で あ ろ う。 bot からの情報をない がしろにし て top‐down process に依拠しす ぎる場合 またこの逆の プ ロ セ ス は. ,. l iance をどう対 1988) では 随 所 に触 れ ら れ て い る。 overre letal l i overre ance と 呼 ば れ て Carrel ‐( )process の 課 題 の ひと つ で あ ろ う。 処 して いく かtop‐down ( t tom-up orbo. 4. 具. 体. 例. がさま ざま な リ ス ニ ン グ教 材 か ら 取 199opp Peterson ( .114‐121) に 3 つ の モ デ ル に相 応 し い 問 題. 捨選択されて挙 げられているのでここに簡単に紹介したい。 問題は3つの レベルに分けられているo l. 初級. bo t t o「ルuppr ocess に よ る も の 1. イ ン ト ネ ー シ ョ ン の 上 下 の 識 別 2. ミ ニ マ ル・ ペ ア の 区 別. 3. -edな どの形態素の末尾の識別 4‐ 絵と語を結 び付ける 5. 天気予報を聞いて出てくる語を見つける 6. 時刻を聞き取る 7‐ 広告を聞いて値段の合計を書く 8‐ 電話の伝言を聞いて名前等を書く 9‐ 短い会話を聞いて穴埋問題をする top‐down pr ocess によるもの 80.
(12) . . リスニン グにお ける3つ の プロセスにつ いて. 発話を聞いて どんな印象を受けるか, 幸福, 悲しい等の項目に 丸を付ける 絵の説明を聞いて該当する絵を見つける 会話を聞いてその場所をあてる 会話を聞いて送っ た挨拶のカー ドを探す 会話を聞いてその話題に相当する絵を探す i i nter act ve p r ocess に よ る も の. ある語を聞いて連想する語をすべて挙 げる 買い物リス トにある単語を聞いて売っ ている店を探す 道順を聞いてルートをた どる 2. 中 級 bo t t om‐uppr ocess に よ る も の 1‐ 一 連 の 文 を 聞 い て 機 能 語 の 弱 形 を 探 す 2. 語 を 聞 い て ア ク セ ン トの な い 音 節 の 発 音 を 予 想 す る. 3‐ 多音節語を読み脱落する音節を予想し, 速い発話を聞いて確認する 4. 短 文 を 聞 い てl inking の あ る 箇 所 に 印 を つ け る. 5. 秘書と上役の会話を聞いて予定の変更を書く 6‐ 空 港 での ア ナ ウ ン ス を 聞 い て 便 名, 行 き 先, ゲー ト 番 号, 出 発 時 間 を 書 く. 7‐ 質問を予め読み, 会話を聞きながら価格, 場所, 数量等を書く 8‐ 車の修理工場の所長と客の会話を聞き修理する場所, 理由, 費用な どを書く top‐down pr ocess によるよの 1. ラ ジオ の コ マ ー シ ャ ル を 聞 き 音 楽, キ ー ワ ー ドの 繰 り 返 し, 回 数, 登 場 人 物. の数から, それらの効果を考える 2. ラ ジオ の コ マ ー シ ャ ル を幾 つ か 聞 き, 該 当 す る 製 品 名 を 書く. 3. 二人の会話を聞き見たテレ ビ番組と結び付ける 4. 文を聞きそれに相応しい場所, 時刻な どを考える 5‐ 文を聞きそれが丁寧か どうか判断する 1. ー nter act - ve pr ocess によるもの 2 3 4. 3. 上級. 主語と助動詞の抜けた質問を聞き, その部分を補う 弱形を含んだ短文を聞き, 内容の近い文を選ぶ 求人の放送を聞いて予想外の資格を選 びだす 欠落のある電話の伝言を聞き, 欠落部分を予測し, 再生して確認をする. bo t t om‐upp r ocess に よ る も の 1‐ 文 を 聞 い て 強 い ス ト レス の あ る 語 を さ がす l ler 等 を 2. 講 義 の トラ ン ス ク リ プ ト を 読 み な が ら 聞 き, ポ ー ズ, 不 完 全 文, f i 探す 3. 講 義 の ト ラ ン ス ク リ プ ト を 読 み, 大 事 な 語 に 印 をつ け る。 講 義 を 聞 き organizational cues を聞き取る. 4. 術語の定義を含んだ講義を, そのような場合の慣用的表現とイ ントネーショ ン に 気 を つ け な がら 聞 く 5. 講 義 の 概 要 を 読 み, 書 き と ら れ て い な い 例 な ど を 聞 き と る top‐down p r ocess に よ る も の. 1‐ 講義の導入部分を聞き, 次にどんな項目 が話されるかを選択肢の中から選ぶ 81.
(13) . 加 藤 富 夫. 2. 講義のトランスクリプトを途中ま で読み, そのあとを予想する 3. 統計を扱っ た講義を聞き, 該当する グラフを探す i i nteract ve p r ocess に よ る も の. 1. 講義の導入部分を聞いてあとに来る主要なポイントを予測するテープを聞い て 確 かめ, 当 た っ て い れ ば 更 にノ ー ト を と る. 2. 講義を一度聞き概要をとらえる。 その知識をもとに, 幾つ かの語を消したテ ー プ を 聞 き, そ の 部 分 を 予 想 す る。 も と の テ ー プ を 聞 い て 確 か め る. 3. 誤っ た術語を含んだ講義を聞き, 正しい術語に訂正する。 どん な 手 掛 か り が訂 正 に 役 立 っ た か指 摘 す る Crarrel l( 19 88 ) の 第 4 部 に は top‐down process と bottom-up process によるリー デイ ング指導. の具体的な指導例, 問題点等 が挙げられていて参考になるのであるが, リスニングの場合において は匹敵するもの が見当たらないのは残念である。 今後雑誌等に発表されるのであろう。. 注 ( 1 } リスニングについて理論らしい理論もなく, 音声学的なアプローチ以外ほとんど何もなかったこの当時までの音 声 の 知 覚 に付 いて の 研究 は St 1976 ) にま と め ら れて いる。 な お, 現 在 もよく 使 われ て いる shor t ‐Kennedy( udder t - l 概 念 の は最 新のもの ではなくこ の当 時 から のもの であ る (St term memory t ‐Kemedy udder , ong…term memory .pp ‐. 26 3 f f )。 音素の知覚が単音単位ではなくいくつかの音素にまたがって, いわばtop‐downprocess 的 に処理 さ れて い るということが当時分かりかけていたのであった。 )s { 2 i tという状況・場面を重視し, そ の 点 では schemata より具体性を持っているモデルについては日本ではあま cr p り言及が見られないが, 具体例はRi ha 19 ds( 83 2 ) に挙げられている。 c r ‐22 ,p { 3 ) Ce l i 1978 )にはリスニング論の 概 観 (S.Hers -Murc chenhornによ る もの, pp ce a 編 の Teαc疑れgE鰹 臨んの 初 版( ‐65 ) が収 め ら れ て いる が, そ こ では t 情69 op‐downprocess の モ デ ルに つ いて は ま っ たく 触 れ られ て いな い。 T鑓c疑れg Eれgz i魂 の 新旧 の 版 を読 み比 べ る と リ ー ディ ン グ論 とリ スニ ン グ論 がこの10数 年 の間 にい かに大 きく 変 貌した か が. 如実に分かる。 また, 竹蓋幸生が 『ヒアリングの行動科学』 ( 19 84 ) のなかで, 新しい認知学習理論の有用性につい 『 ていまだ判断に迷っていた箇所 ( 2 1 0 ‐ 2 1 2 ) ヒアリングの指導システム と近著 198 9 ) の「認知科学から学ぶ」 p p 』( . と題された第9章を読み比べれば, 日本においてもリスニング研究が80年代において大きく変化したことが窺える。 事前情報の提示の仕方についての実験 ( 0‐ 122 ) などは,t …d op ownpr oc e ssの観点からの非常に興味ある実験 p p .12 であ る。. 当時 『英語教育』 誌では19 79年2月号と19 80年2月号の2回にわたってリスニングの特集をしている。 渡辺和幸 ( 197 9 ) 高本捨三郎( 8 1 9 7 9 2 ) 杉山隆彦( 19 80 ) 19 ) 8 0 f ) 1980 . , . 4, ,p . ‐7 ‐17 ,p ‐8 . ,P , 小川邦彦( ,P ,pp , 寺田正義( 等が, 主として個人的な体験にもとづいてリスニングにおける予測, 背景的知識の必要性と重要性に触れている点 は注目すべきことである。 しかし経験論にと どまって学問的なモデルに高められなかったのは残念なことである。 近年では 『英語教育』 誌, 19 89年9月号にリスニングの特集がある。 この号では巻頭の岡秀夫論文を始めとして の考えが相当に浸透して t いることが窺える。 また, 『英語展望』 ( 19 92 op‐downp ) もリスニン r o ces s Q92 , 春号,N グを特集 して おり, 吉 田 研 作 論 文 「リ ス ニ ン グ. コ ン プリ ヘ ン シ ョ ン における ス キ ー マ の 役割」 がある 。 , { 1 l ) にもそ れ ら し いこ と は 春 かれ て い な い。 4 Mor 1984 ey( 1 Br ( 5 19 77 ) は従来の音声学に基づいて‘normalinformalspeech’ を記述 しよう としただけであったので, 記述・ own( 分析・研究の方法, またリスニング以外への‘ linformals norma ee cお 研究の意義などについては触れるところが p な か っ た。 No l l l( 1990 ) は こ れ らの 点について研究を進めようとしている。 anand Kerswi { 6} Ri ( l ) はCh ) を紹介しながら Thephonet faspoken versand Temper 19 57 icuncer in ieso ey 1978 t t a er r y( .64 ,p 82.
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