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小学校国語科における総合的な学習指導に関する研究 : 多様な情報を結びつける〈ネットワーク〉を活用した授業を求めて

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一九九八年 度 兵庫教育大 学 学位論文

校国語科における総合的な学習指導に関

る研究

―多 様な 情報を結びつける〈ネットワ ー ク〉を活 用 し た授業 を 求め て― 教科・領域 教 育専攻 言語 系 ( 国 語 ) コ ー ス M9742 5 A

渡辺

信一

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はじめ に --- 1 第一 章 〈ネ ットワーク〉 を活 用 し た総合 的 な学 習指導 --- 4 第一節 〈ネッ ト ワー ク〉 によ る 学 習 の 総 合 化 --- 4 一 学校教育 の 〈 ネットワーク〉化 を促す「総合的な学習の 時 間」 --- 4 二 複数 の要 素 を 結 び つける〈ネ ッ トワ ーク 〉 --- 6 三 総合 的な学習指導を 支 える〈多様な情 報 を 結 びつけるネットワーク〉 --- 8 第二節 国語 科 に お け る 総 合的 な 学 習 指 導 を 組 織 す る 〈 ネ ッ ト ワ ー ク 〉 --- 1 1 一 〈ネットワーク〉が持つ九つの「 情 報と言葉 の 特 性」 --- 1 1 二 総合 的な国語科 教 育を構 成 する三つの要 素 --- 1 3 三 総合 的な国語科学 習 を 支える〈ネットワーク〉の仮 説 --- 1 6 第二 章 〈ネ ットワ ー ク 〉 を 活 用し た授 業 の 実際 --- 1 9 第一節 〈ネッ ト ワーク〉 を活用した 授 業の 構想 --- 1 9 一 〈ネットワーク〉 を活用した 授 業の 学習指導 過程 --- 1 9 二 「雪の事典 づ くり」の 学習指導過程を 支 える 〈ネットワーク〉 --- 2 2 第二節 〈ネッ ト ワー ク〉 を活用 し た 授 業の 展開 --- 2 5 一 第Ⅰ次 雪に関する言 葉 を 出し合う --- 2 5 二 第Ⅱ次 雪に関する説明文 を 読 む --- 3 1

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三 第Ⅲ次 雪に関する情報 を 集 め る --- 4 3 四 第Ⅳ次 雪に関する情報 を 整理する --- 5 5 五 第Ⅴ次 雪に関する情報 を 分かち合う --- 5 9 第三節 〈ネッ ト ワー ク〉 を活用 し た 授 業の 分 析 --- 6 3 一 総合 的な国語科学 習 を 支える〈ネットワーク〉の仮 説 --- 6 3 二 〈多様な情報 を結びつ けるネット ワーク〉の 組 み込み --- 6 3 三 各学 習過 程に あら わ れ る〈ネ ッ トワ ーク 〉が持 つ 「情 報と言 葉 の特性 」 --- 6 6 第三 章 国語科学習指 導における 〈ネットワーク〉 --- 7 1 第一節 〈ネッ ト ワー ク〉 を授業 に 活 用 する こと の 意 義 --- 7 1 一 教科教育における総合的な学 習 --- 7 1 二 国語科にお け る総合的 な学習指導 --- 7 2 第二節 具 体 的 な 授業にお ける〈ネッ ト ワーク〉 のあり方と 特 性のあ ら われ方 --- 7 5 一 〈ネ ットワーク〉 を 組 み込むこ とに より生み出される新しい情 報 --- 7 5 二 総合 的な学習活動における〈ネ ッ ト ワーク〉の特性 --- 7 7 第三節 〈 ネ ッ ト ワーク〉 に よ る教育の総合化 --- 7 8 おわりに --- 8 0 ・参考・ 引 用 文献一覧 ・資料 編

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はじめに

本論の目的は、複数の要素 を結びつける〈ネッ ト ワー ク〉とい う 概 念を用いる こ とにより、国 語科における総 合的な 学 習 指 導のあり 方を明らか に す る こと にある。 国際化、 情報化が進む 現代社会におい て は 、 「 ひ と」 や 「 もの」 が 複雑に結びつき、 さま ざまな 情 報がやりとり されるよ う に なった。学校教 育 におい て も、家 庭 や地 域 社 会 と の連携や学校 と 学 校 と の接続により、多様 な 情 報 を活用し て 授 業 を 展開し て い く こ と が必要 と なっ てき て い る。 教室に、さまざまな 「 結びつき 」 、 すなわち 、 〈 ネットワーク〉を持 ち 込 む ことは、学習活 動 に多 様 な 関連性を 生み出 す こと であり、学 習 の総 合化 を導 く も の で ある と 考 えられ る 。 本研究 で は、小学校 国 語科にお ける〈ネットワーク〉 を活 用した 総 合的な学習指導のあ り 方につい て 、 次の よ うな 構成に よ っ て 考察した。 第一章 〈ネッ ト ワー ク〉を活用 した総合的な学習指導 第二章 〈ネッ ト ワ ー ク 〉 を活 用した 授 業 の 実 際 第三章 国語科学習指導における 〈ネットワ ー ク〉 第 一 章 に お い て は 、 「 複 数 の 要 素が 何 ら か の 関 係 に よ って 結 び つ き 、 あ る 程 度 持 続 性 を 持 って いる 状 態 」 と い う 〈ネットワ ー ク〉の定 義をもとに 、 「 総 合的な 国 語科学 習 を支える 〈ネットワ ー ク〉の仮説」を立て る 。 第二章に おい ては、 多 様な 〈ネ ットワーク〉を活用して 実 践した「雪の事典づくり」の 授 業をもと に、第一 章 にお い て 導 き 出 し た「 総合的な 国 語 科学習を 支える 〈 ネ ッ ト ワ ー ク 〉 の 仮説」 を 検証す る 。

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第三章に おい ては、第一章にお い て 立て た仮説と第二 章における 検 証をもと に国語科に お ける総合的な学習指 導 を 構 想 する た め の 要 件 を 整 理 する 。 本論 文の要旨 は、以下のよ うにまとめ る ことが で きる。 総合的な 学習指導を 支 える〈ネ ットワーク 〉 を「複数 の要素 が 何らかの関係 によっ て 結 び つき、あ る程 度持 続 性 を 持っ て い る状態」と定 義 すると、 次 の 二 つの観点 が浮かび 上 が る。

「A ど の よ う な『複数の要素』を結びつけるのか」とい う 観点につい て は 、 学習者を中心にした、 次のよ う な〈 多様 な情 報 を 結 び つ け るネットワ ー ク 〉 の存 在 が 重要 であ ろう。 「B どのよ う にし て 『 持 続 性』 を持た せ るのか 」 と い う観点 に つい ては、 〈 ネッ トワーク 〉 が 持つ 「情 報 と 言 国語科の 学習におけ る 〈ネット ワーク〉に A ど の よ う な「複数の要素」を結びつけるのか。 B ど の よ う にし て「持 続性」を持たせるのか。 多様 な情報を結びつけるネッ ト ワーク 〈a 学習者と学 習 者を結ぶ ネットワー ク 〉 〈b 学習者と図 書 情報を結 ぶネットワ ー ク〉 〈c 学習者 と 情報提供者を 結 ぶネッ ト ワーク〉

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葉の特性」が重要 な意 味を持つ で あ ろう。授 業の中 で 、これらの九 つの特性をまんべん な く満足させて い く こと は、国 語 科教 育の構 成 要素 (言 語と結び ついた認識、 コミュニケー ション、実際 的 な 言 語 活 動 ) を 満たし て い く ことにもな り 、 「 持 続 性」を持たせ ながら〈ネッ トワーク〉を教 育 過 程 に組み込ん で い く ことが可能となる。 学習者を 中心にした 〈 ネットワ ーク〉と 、 そ れらの〈 ネッ トワーク〉が持つ九つの 「 情報と言葉の特性」を も とに、国 語 科 における 総合的な学習指導を構 想 す るための要件 を次 のよ うに整理 する。

【要件① 学習者を中心 にした〈ネット ワ ーク〉の構築】 〈多様な情報を結びつけるネ ッ トワーク〉 を 学習者に結びつけ る こ とによっ て 情 報が 生まれ、 それら の 情 報の積み重ねから生み出され た 情報が 、 他の学習活動におい て 活用され て い く。 【要件② 〈ネットワ ー ク〉が機 能する場の 構 築】 〈ネットワーク〉 の持つ九つ の 「情報と 言葉の特性」をまんべ んなく満たすことによ っ て 、 〈 多 様 な 情 報 を結びつけるネットワーク〉が機能し、安定 し て 充 実 した情報を生み出 すことができ る。 国語 科 教 育の構成 要 素 と 〈 ネット ワ ー ク 〉 が 持つ「 情 報と 言葉 の 特 性」と の 結びつき (1)言 語と結びついた認識 「関係性」 、 「階層性」 、 「蓄積性」 (2)コミュニケ ーション 「双方向 性」 、 「 開放 性」 (3) 実 際的な言語活 動 「 具 体 性 」 、 「 多 様 性 」 、 「 個 別 性 」 、 「 即 応 性 」

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第一章

〈ネット

ワーク〉

を活

用し

た総合的

第一

〈ネット

ワーク

による学

総合

一 学校教育の〈ネットワーク〉化を促す「総合的な学 習 の時 間」 一九九八(平成一〇 ) 年一二月 に新しい学習指導要 領 が公示され 、 自 ら 学び 考 え る「生きる力」の育成や、 特 色あ る 教 育 、 特色あ る 学 校 づく り を 進 め るこ と を めざ し た 「 総 合的 な 学 習 の 時 間 」が 特設 されるこ と に な っ た。 「総 合 的 な学 習の 時間」を初め て提起 し たの は、 一 九 九六 (平成八) 年 七月の 第 一 五 期中央教 育 審 議会 第一 次 答申 である 。 第一次 答 申の「はじ め に」には 、第一五期中 央教育審議会 が諮問された際の検討事項につい て 、 次 のよ うに記され て い る(引用文に添えた傍線や引用文の中略は、 す べ て 論 者に よ る もの で あ る。以下 同様) 。 中央教育審議 会は 、 平 成 七 年 四 月 、 文部大臣 か ら 「 二 一世紀を展望し た 我 が 国の 教育の在 り方につ いて」 諮問を受け た 。そ の際 、主な検討事項と して 次の三 つ の事項が 示さ れた。 [ 1 ] 今 後 にお ける 教育の 在 り方及び 学校・家 庭・地域社 会 の役割と 連携の 在 り方 [ 2 ] 一人一人の能力・ 適性に 応 じ た 教育と学校間の接続 の 改善 [ 3 ] 国際化 、 情報 化、科学技術の発 展等社会の変化に 対 応 する 教育の 在 り方 「二一世 紀を展望し た 我が 国の 教育の在り方」について 、 まず、 学 校・家庭 ・地域社会 の 「連携」が 取 り上 げ られ 、続 いて 、学 校間 の「 接続 」 が 述べられて い る 。 今 後 の学 校教 育が 、各学 校 だけで 単 独 に 行わ れ る ので はな

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く、学校 と 家 庭や地 域 社 会 とが連携し、学校間が接 続 され て 行 われる こ との必要性 を 示 す もの であ ろう。 こ の よ うな 「連携」 や 「 接続」 と い う 「もの」 と 「 もの」 と の結びつきは 、 〈 ネット ワ ーク〉 と い う 概念を 用 い て 言い換 え る こ と が で き よ う 。 つ ま り 、 「 学 校・家 庭 ・地 域 」 の 連 携 に よ る 結 び つ き や 「 学 校 」 と 「 学 校 」 と の 接 続 に よ る 結びつきは 、 学校を中 心とした〈ネットワー ク〉の構築 を めざ そ う と い うもので ある。 そのよう な 〈 ネット ワ ーク〉が 必要とされ る 背景には 、国際化、 情 報化、科 学技術の発 展 と い った 、社会全体 の変化があ る 。世 界各 地を結ぶインターネットなどの通 信 網の発達は、 われわ れ にさまざ まなものを 結 びつけ る ことに な り、大量の情報を もた らすことを可能 に した。今 後、個人と個人 を と り まく諸事象 と を結びつ ける〈 ネ ット ワーク 〉 の重 要性 は 、 ます ま す 大きくな って いくこ と が 予 想さ れる。その よ うな 二一 世紀を 展 望 した教育に つい て、 中 央 教 育 審議会答申 は 次 の よ う に提 案し て い る。 子 供 たちに [ 生きる力] を はぐくん でい くため に は 、 言 う まで も な く 、 各教科 、 道徳 、 特 別 活 動などの それぞ れ の 指 導に 当た って様 々 な 工 夫を こら した活 動 を 展 開 し たり 、 各 教科 等 の 間 の 連 携 を図 った指 導 を 行うな ど 様々な試みを進めることが重要 であ る が 、 [ 生きる 力 ] が 全人 的な力であるということを 踏ま え ると、 横 断 的 ・ 総 合 的 な指 導 を 一 層 推進 し得 るよう な 新 た な手 だて を講じ て 、 豊 かに 学習 活動を 展 開 し て い く こと が極めて有効であると 考え られる 。 ここで も 、 「 各 教 科 等 の間の連 携を図 っ た 指 導」に 加 えて 、 「 横 断 的 ・ 総合 的な 指導」 と いった、 学習と学習と の結びつき の 有効性 が 述べられ て い る。つま り、学校教育の〈ネットワーク〉 化 が進みつ つあると言えよ う 。 学校教育の〈ネッ ト ワ ーク〉化 の手 だてと し て注目され て いるのが「総合的な学習の時間」 で ある 。しかし 、 それは、 「 総 合的な学習の時間」 の みにおいて 成 し得るも の で はな い。 「 総 合的な学習の時間」を一 つ のきっかけ

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とし ながら、 各教 科の学習 が結びつ き、 総 合 化され て いく ことが必要 な の で ある。 学校教育 の 〈 ネット ワ ーク〉 化 には、 学 校 教 育全体の 総合化によ っ て 各 教科が 総合化されて いく方向とともに、 各 教科の総合化によって 学 校教育全体が 総合 化 され て い く 方 向がある 。 各 教科に お い て 総合的な学習指導がなされて い けば、 必 然 的 に学習と学習との関連性 が 生まれ、教科と教科が 結 びつ い て い く ので あ る 。 「 総 合的な 学 習 の 時 間 」 と は 、 教科 学 習 と 教 科 学 習を 結び つ け る も ので あり 、 教科学習の 〈 ネッ トワーク〉 に 支えられ てこ そ 「 総合的な学習の時間」 とし て の 意味を持つ の であ ろう 。 二 複数 の要素 を 結びつける〈ネット ワ ーク〉 ネットワークと い う 言 葉は、使う 人 によって 微妙に定義が異なって おり、一 律に定義す る ことは困 難 で ある。 ここでは 総合的な学習 指導を考えて いくために、複数のも のを結び つけて い く と いう視 点 に立 った金 子 郁容氏 の ものをもと に 〈ネット ワーク〉を 定 義し て お き た い 1 。 ネットワークを一般的に定義するとした ら、 複数の 「 モノ」 が あ る 程度持続性のあ る 何らかの関係 を基 礎に あ る 種 の ま と まり を形 成 し て い るも の、 とでも な ろ う か 。 〈ネット ワーク〉が 成 立するた めに、まず 必 要な 条件とは 、その 〈 ネッ トワーク〉を構成する「複 数」の要 素 が存在 するとい う ことである。さらに、それらの複数の要 素 が 「持続性」のあ る 何らかの「関係」に よ っ て 結 び 教科学習の〈ネットワーク〉 教科 学習 総 合 的 な 学 習 の時間 教科 学習 教科 学習

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つい て い ることが必要 である。そのよ う な「複数の要素が何 ら かの関係によっ て 結びつい て い る状態」を、 本 論 におい て 〈 ネ ットワー ク〉と呼んで いる。 「複数の 要素 が何ら か の関係に よっ て 結 びつい て いる 状態」 と いう定義を、 「学校教育」 とい う、 きわ め て 複雑 な営みに当てはめると 、そ こには 、 実に多種 多様な 〈 ネ ッ トワーク〉が 存在 す る ことにな る。しかも 、 ある〈 ネ ッ ト ワーク〉が、新たな〈ネッ ト ワ ーク〉の「要素」ともなり得る ため、 〈 ネ ッ トワーク〉の〈ネットワーク〉 、 さらには 、 そ の〈ネット ワ ーク〉 と いう よう に 、 次々と 「 入れ子構 造」をな して 拡大し て いくこ と に な る。その ような 〈 ネ ッ トワーク 〉と いう 言葉に よ っ て 示される概 念 こ そ 、総 合的な 学 習 指 導の構造 を 解 き明かす 、有効 な 手が か り と な るで あろ う 。 本論にお ける〈ネットワーク〉 の定義は次 の よ う にな る。 こ の 定義 に立つと 、 国 語科の授 業に〈ネットワーク〉 を組み込む こ とに よって 、 総合的な 学習 指導 を 豊かに展 開す るには 、 次 の 二つ のこ とが ら を 明ら かに す る 必要が あ る 。 本論 は、国 語 科の授 業 に〈ネットワーク〉を組み込 む ことによっ て 、総 合 的 な学習指 導を豊 か に 展開 するた め の要件を導くこ の 二つ の こ とがらを明らかに し て い く 。 【本論における〈ネットワーク〉 の 定義】 ・ 複 数 の 要素 が何 らかの 関 係によっ て結び つ き、 ある 程 度 持 続 性 を 持っ てい る状 態。 国語科の 学習におけ る 〈ネット ワーク〉に A ど の よ う な「複数の要素」を結びつけるのか。 B ど の よ う にし て「持 続性」を持たせるのか。

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三 総合的 な 学習指導 を支える〈 多 様な情報を結びつけるネットワ ーク〉 学校教 育 におい て 総合的 な 学習 指導を実現するため に は、 どのような要素 を 結びつけることに なるの で あ ろ う か。 倉澤栄 吉 氏は、 「 かか わり」 と い う 言葉 を用い な が ら 、 学 校教育における 〈 ネットワーク〉 的 な も のについて 次のよ う に論じ て い る 2 。 教師は 学 習者 を見ると きに 「焦点 化 」 を 急い ではな ら な い 。 あ る時点 に お い てな がめ た所 見を既定概念 として は なら ない 。 そこで、 大 切 なことは 、 前 述のよ う に 「 かかわり」 の 中で 見 る こと である。 空 間 的に、 時 間的に。 か か わりの中で見 るた めに は、 ・言語活動 を 誘発する状況 、 環 境を創ることをおこたら な い ・ な る べ くたくさ んの 資料を 用 意 し 、 そ れら 学習資料と学習者とのかかわりを見 るように しなけ れ ばなら ない ・ 学 習者 と他の 学 習者( 学 友 、 教師 )との 協 力 を 、 言 語面か ら見てい かなければ な ら な い の三 原則が 必 要に なってく る 。 ここに示された三原則は、まさ に教室における〈 ネットワーク〉づくりの三 原則と言え よ う。 まず最初に示された、 「①言語 活 動 を誘発する状況、 環境」 は 、 人 間のかかわりの基本でもある言語活 動を誘発 する〈ネットワーク〉 の場の形成 を 意味し て いる。その よ うな 〈ネ ットワーク 〉 の場にお い て つくら れ るかか わ

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りが 、 「 ② 学 習資料と 学習者」 と のかかわ り や、 「③学 習 者と他の 学習 者」とのか か わ り と い った二つの異な っ た結 びつきな ので ある。 「①言 語 活 動 を誘発する場をつくる」 、 「②学習資料と 学 習者 とのか かわ りを見る」 、 「③学 習 者と他の 学習者との協力を見る 」 と い う 、 倉 澤栄吉氏 が 示 した 三原則は、 学 校とい う 言 語 活 動 を誘発する場にお い て 、 学習者を、 「 学習 資料」 と いう 「もの」 から得る情 報 や、 他の 「学 習者」 と いう 「 ひ と」 から得る情報などに結びつけよ う と い う 提案 で あ っ た 。 「ひ と」と 「 も の 」 や 「 ひ と 」と 「ひ と 」 と の 結び つ き 、す なわち 〈 ネットワーク 〉 の 活用 で あ ると言え よ う 。 こ のよ うに、 学 校 教育に 〈 ネ ッ トワーク 〉 を 取り入 れ るこ と の 重 要 性は 、 従 来 か らも 認 識されて お り 、さまざ まな 実践に よ って 受 け 継が れて き て いる のだ 。 学習者を 中心とした 、 教室にお ける〈ネットワーク〉 は、次のように整理す ることがで き よ う 。 〈a 学習者と 学習者を結ぶネット ワ ーク〉 「③学習 者と他の学 習 者」 との かかわ り は 、 「学習者」 と 「他の学 習者」 と いう二つの要 素の持続的な関係を含 ん で おり、 〈 ネッ トワーク〉 そ のもの で ある 。 こ れを 〈学習者 と学習者を結ぶネッ ト ワー ク〉 と言い換える ことが で き よ う 。 〈 学習者と 学習者を結 ぶ ネットワ ーク〉 は 、 学 習者の個 性や多様性を重視した生活綴方、 単 元学習、 読 者論による 文 学の授業などにおいて 活用されて き た。学 習 者自身が 持つ多くの 情 報を、学 習者どう し のかかわり によ り共有し て い こうと す る も の で ある。 ① 言語活動を誘発する状況・環境 学習者 学習者 資料 倉澤栄吉氏の三原則 かかわり② ③協力

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〈b 学習 者と図書情 報 を結ぶネ ットワーク〉 「②学習 資料と学習 者 とのかかわ り 」 と は、 「学習資料 」 と 「 学習者 」 と い う二 つの要素の関係をとら えて おり、 これ も 〈 ネッ トワ ー ク 〉 の 発 想 によ る も の で あ ろ う。 「学 習 資 料 」 と 「 学 習 者」 の 〈 ネッ トワ ー ク 〉 は 、 従 来から の授業 に おい ても重視され てきた。 むし ろ、 これ ま で は、 「学 習 資 料」 と 「 学 習 者 」 の 〈 ネッ トワ ーク 〉 の みに頼 った授業 が 多 かったと も 言 えよ う 。 ただ し 、 その 〈ネットワーク〉 も 、 「学習 資 料」 の数を増やすこ と により多 様 化 す る。 「なるべ くたくさんの 資料を用 意し」 と い う 倉澤栄吉氏 の 提案 は、 〈ネッ ト ワ ー ク 〉 の要素を増 や す こ と によ り、学習を総 合化する もの で あ る。 「学習資料」は、国語科におい ては教科書をはじめ と する 図書 情報 が主 に な る で あ ろ う 。 国 語 科教育 を 対象 と す る 本 論 に お い て は、 こ れ を 〈 学 習 者と図 書 情報を結ぶ ネ ットワー ク〉 と呼 ぶ。 〈c 学習者と情報提供者を結ぶネット ワ ーク〉 学 習 者 に 情 報 を も たら す 「 ひと」 は 、 他 の 学 習者 だ け では ない 。 学 習者の必要とする情報を持っ て い て 、 そ の情報を提供してくれる 「 ひ と」 の存在 が 考 え られる。 つまり、 〈学習者と情報提供者 を結ぶネッ トワーク〉 も 存在 する の で ある。 学 習者 と情報提供者 と のかか わりを 授業の中に 取 り入れることは、 従来からも聞き取りやフィールドワー クと いった 活 動によってなされて き た 。 そ の よ うな 情報 提供者との 直 接的な 結 び つ きだけで なく 、 イ ン タ ーネット など の通信 手 段を活用す るこ と に よ り 、さらに 多様な 情 報 を も た ら す こ と が で き る で あ ろ う 。 多様な情報を結びつけるネットワーク 学習者 情報 提供者 図書 情報 学習者

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こ れ らの 〈ネットワ ー ク〉は、 学習者に多 様 な 情 報を 結びつけ、 学 校教育に おける総合的な学習指導を支える もの である。 本論 では 、 こ れらの三つをまと め て 、 〈 多様 な情 報を結び つ け るネッ ト ワ ー ク〉 と呼 ぶことに する。 こ れ らの 〈ネットワ ー ク〉 を組 み込み、 総合的な学習 指導を展開 し て い くと い う ことは 、 〈ネット ワーク〉 の持 つ特性を授 業 の 中 に生 かし て い くとい う ことである。 次節にお い て は、 国語科 に おける総 合的 な 学 習指 導 が 、 〈 ネッ トワーク〉 の どのよ う な 特 性 を 生かすことによっ て実 現 さ れる の か に つ い て 述 べ る。

第二節

国語

科にお

合的

習指

組織

する〈

ク〉

一 〈ネッ ト ワーク〉 が持つ九つの「情報と言葉の特性」 〈多様 な 情報を結びつけるネットワーク〉を組み込 む こと が、教育の 中 に ど うい うものを 生み出 す ことに な る の で あろう か 。そ こ に は、 〈ネットワーク〉が 持 つ特性が関係し て くるはず で あ る。 堀 江 祐爾 氏は 、 イ ン タ ー ネ ット と い う 、 〈 ネ ット ワー ク〉 の 特 性 を 次 の よう に 整 理 し て い る 3 。 多様 な情報を結びつけるネッ ト ワーク 〈a 学習者と学 習 者を結ぶ ネットワー ク 〉 〈b 学習者と図 書 情報を結 ぶネットワ ー ク〉 〈c 学習者 と 情報提供者を 結 ぶネッ ト ワーク〉

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イ ン タ ー ネ ッ トは 次のよ う な特性を 備え てお り、 これ らの特性を利用する こ と に よっ て、 国語 科学習指 導を支 え るものの ひとつとして生 か すこ とが できよう。 【情報の蓄 積 と開 放】 蓄積性 ― 情 報 を蓄 積す ることがで き る。 多様 性 ― さ ま ざま な情 報が 集 め ら れ てい る。 開放性―原則的に 誰 で も情報を入手でき る。 【情報の提 示 】 即応性 ― 情 報 を即 座に 提示で き る。 関連性―情 報 が関連した形で 提 示される。 階 層 性―情 報 が階層化 された形で 提 示さ れる。 具体 性―文字 情報な ど がそ のま ま提示 さ れる。 【 情 報の 個別 性と 双方 向性 】 個別性―個 人 の責任に おいて情報を公開 することができ る 。 双方 向 性 ―情報提供者とや り と り を おこな う こと ができ る 。 「こ れら の特性を利 用 す る こと によっ て 」 、 インターネ ッ トが 「国語科学習指導を支える 」 と 述べら れ て い るよ うに、 〈 ネッ トワーク〉 を 教 育 に組み込 むと い う ことは 、 授業の 中 で 〈 ネッ ト ワ ーク〉 が 持つ九つの情報と言 葉 に 関す る 特 性 を 活用し て いくこ と な の で あ る。 ここに示された九つ の 「情報と 言葉の特性」 をまんべ んな く満 足させ て い く ことにより、 〈多様 な 情報を結びつ けるネッ トワーク〉 が 機能 し は じめ、総 合 的 な学習指 導を支 え て い く こ とが で き るの であろう。

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それで は 、こ れらの 〈 ネットワ ーク〉の「 情 報と 言葉 の特性」が 、 国語科学 習 指 導をど の ように 支 えることに なるの で あろうか。 二 総合的 な 国語科 教 育を構成する三つの要 素 国語科教育にお い て 結 びつけることになる 、 さまざま な 要 素には ど のような も の があり 、 〈ネット ワーク〉 が 持 つ特性 が 、 そ れらをど のよ うに支える こ とになるのかについ て 、大 槻 和 夫氏 が 示 した国 語 科の授業の原則をも と に考察 す る。 大槻和夫 氏は 、さま ざ まな 要素と 結 びつけ た 国語学力 のあ り方に つ い て 、数 多く の発言 を し て いる が 、 一九八 一年に 書 か れ た 「 基礎学力のとら え 方と その 育成―単元 学 習の何を 生かす か 」 ( 本 論 にお い て は 「 論 文 A」 と 呼 ぶ) と、 一 九 九二 年に書 か れた 「国 語の学力 と単元学習」 (本論 に おい ては 「論 文B」 と 呼 ぶ ) の 中 で 、 国 語科学習 指 導の基本原 理 をそれぞ れ四つずつ 示 し て いる 。 こ れ らの 論の話題と な っ て いる 「 単 元学習 」 は 、 いく つかのまと ま りから学 習を構成して い こ うと す る も の で ある。 ま た、 「人 間的発達の総体の中 で 国語の学力の発達をはかっ て い く」 という言葉にも 示 された と おり、 大 槻 和夫氏の論 の 基調には 、 「 人間的 発 達」 と 「 国語の学力 」 とを結び つけて 考 えて い こ うとする 〈ネットワーク〉 の 発想 を見出すことがで きよ う。 こ の 〔論文A〕 と 〔論文B〕 の それぞれに 、 総合的な 国語科教育 の 構成要素が四つの原則とし て 示 され て い る。 国語 科 教 育の構成 要 素 (1)言語と結 び ついた認識 (2)コ ミュニケーシ ョ ン (3)実際 的 な言語活動 (4)学 習 の 関 連 づけ

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〔論 文A 〕 大槻 和夫「 基 礎学力 のとらえ方とそ の 形成― 単 元学 習の何 を 生かすか―」 ( 「 現代教 育科 学」三〇一 号 明治 図書 一 九八一年)   第一に、 国語科 の 授 業 は、 日 本語その ものの体 系的系統的 習 得を めざ すコ ース が 考 えられ る と 同 時 に 、 言 語活 動 の 指導 ( 理 解や 表現の指導 ) にあた っ て は 、 言語活動 と認識活 動 の 結びつ き が常 に考 えられて いなければ な らない 。(中略 )   第二 に、 国語科の 授業は、 集 団的な 学 習活動 と し て 組 織 さ れ てい か な く て は な ら な い 。 子 ど もたち は 、 こ の集 団的な学習 活 動を 通 し て 、 低 次 のコ ミ ュ ニ ケ ーション 能力を高 次 の コミュ ニ ケーショ ン能力へ と発達させ て いく 。そ の意 味 で 、 集 団的な 学 習活動は 、 国 語科 の内容的な 目 標と も結 び つ い て いる の で あ る。 〔論 文B 〕 大槻 和夫 「 国 語 の 学 力 と 単 元学習」 ( 『 国語 単元学習の 新 展開 1 理論編』東洋館出版社   一九九二 年)   人間 的 発 達 の 総 体 の 中 で 国 語の 学力 の発 達 を は か っ て いく ため に は 、 次 の 原則にしたがう必要がある で あ ろ う 。   第一 は 、 言 語 に よ る 理 解 や 表現 の活 動を 、 認 識 活 動 と 一体 の も の と し て 学 習さ せ る こ と で あ る。 その た め に は 、 何 を 認識 させ る の か と い う 認識 の対 象 を 話 題の 中心 にすえ 、そ の対象 の 認 識 を学 習 目 標 と し た 理解 や表 現 の 言 語 行 動を 学 習 活 動 と し て 組 織 し て い く 必 要 がある 。(中略)   第二 は 、 学 習 活 動 の 中 に 「 言語 によ るコ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 過 程 」 が 組 み こま れ て い な け れ ばな らな い と い う こ とで あ る 。 「 言 語 に よ るコ ミ ュ ニ ケ ー ショ ン 能 力 」 の 育 成は 、そ れ 自 体 国 語 教育 の 目 的 の 一 部 を な すも の で あ り 、 そ れ を 直 接 の 目 標 と し た 学 習 も あ る が、 そ う で な い 場 合 で も、 国 語 の 学 習 にあ っ て は 「 言語に よ る コ ミュ ニケ ー ショ ン の 過 程 」 を 組み こ ん で お く 必 要 がある 。(中略) (1 )言 語認 識 〔論 文 A 〕 言語 活動 と認 識活 動 の結 び つ き が 常に 考 え ら れ て いな けれ ばな らな い。 〔論 文 B 〕 言語 によ る理 解や 表 現の 活動 を、 認 識 活 動 と 一 体 の もの とし て学 習さ せる 。 (2) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 〔論 文 A 〕 集団的な 学 習 活動 とし て組 織さ れてい か なく て はな らな い。 〔論 文B〕 学習活 動 の な か に 「言語に よる コミュ ニ ケーシ ョン の 過 程 」 が 組 み 込 ま れ て い なけ れ ばな らな い 。

国語

構成

(1)言 語と結 び ついた認識

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  第三 に 、 国語科 の 授業は 、 子 ども たち の主体 的 、能 動的 な 学 習活 動と し て 組 織 されて い かな けれ ば な ら な い 。 こ の 点 は 何 も 国 語 科 に 限 っ た わ け で は な い が、 国語 科にお い ても こ の 原 則 は重 視さ れなけ れ ばな らな い 。 なぜ なら 、能力 は 対 象 に対 する 能動 的な働 き か け を通し て の み 発達する から で あ る 。(中略 )   第四 に 、 国語科 の 授業で は 、 学習 の過 程 を 通 し て 習 得さ れて いく こ と が期待 さ れ る 学力 が、 要素 的に 分析さ れ て と らえ ら れ てい る と 同 時 に 、 そ れ ら が 構 造 的関 連的 に統 合 さ れて とら え ら れてい な け れ ばな ら な い。 も ち ろん 、そこでは 、 学力の発 達 が 可能 な限 り見 通 さ れて いる こ と が望ましい。   第三は 、 国 語 の教 育過 程は 、 言 語 そ れ自 体 を 認識 の対 象 と し た 学 習 (言 語 学 習 )と 言語 を 用 い て 行う 言語 活 動 の 学習と が 、 相 互 に 作 用 し あ う よ うに 編 成さ れ て い な け れ ば な ら な いという こ と で ある 。学 習 者 に と っ て 必要 感 も 目 的意識もない言 語 学習 ・ 言語練習は、 学 習者を 国 語 嫌 い に 追 い や る 結 果 を招 き やすい し 、 た ん に 言語 経 験 を さ せる だ けの言 語 活 動 学 習 は、学 習 者 に 学習 の 充実感を与えない。   第四 は 、 言 語 活 動 の指 導の 中心 は、 「話し方 ・ 聞き 方 ・ 書き 方 ・ 読み方」 とい っ た 方法に 関 す る 「知識 」 を あ たえ る こと や む き だ し の 「 技 能 の 訓 練 」 を す るこ と に あ る の で は な く 、 そ の よ う な 方法 や 技 能 が 必 要 となる 場 面 を 指導 者 が提 供 す る こ と に よっ て 、 実 際 に 「 言 語活 動 を さ せ 、 そ の言語 活 動 の 中 で そ の よ うな 方 法 や 技 能 を 使用 させ る 」 こ と に ある とい う こ と で ある 。指 導 者 の なすべき 重 要 な こ とは、そういう 「 場」 を 用 意する こ と で ある。 (3 )実 際的 な言 語活 動 〔論 文A〕 子どもた ち の 主体 的、 能動 的 な 学 習 活 動 とし て 組 織さ れてい か なけ れ ば なら な い。 〔論 文B〕 実際 に 「 言 語 活 動 をさ せ 、 そ の 言 語 活 動 の中 で そ のよ うな 方 法 や 技 能 を 使用 さ せる 」 (4 ) 学 習 の 関 連 づ け 〔論 文 A 〕 要素 的に 分析 され て とら えら れ て いる と同 時に 、 そ れら が構 造的 関連 的に 統 合 さ れて とら え ら れて いな けれ ば なら ない 。 〔論 文 B 〕 言語 それ 自 体 を認 識 の対 象 と し た 学 習 (言 語 学 習) と言 語を 用い て行 う言 語活 動 の学 習 と が 、 相 互 に 作 用 し あ う よう に編 成 さ れて いな けれ ば なら な い 。

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〔論文A 〕 と 〔論文B〕 の それ ぞれに四つ ず つ示され た原則は、 「 言語と結 びついた認 識 」 、 「コミ ュ ニケーショ ン」 、 「 実際 的な 言語 活動」 、 「学習 の 関連づけ 」 と いう 四 点 に整理 す る こ とが で き よ う 。 こ れらの う ち 、 最後の 「 学 習の関連づけ」 は 、 〈 ネ ッ トワーク〉 そ の も のを指し、 今 回の学習の 前 提をな し て い る。 それを除いた三 点 、 す な わち 、 「 言語と結びつ いた認識」 、 「コミュニ ケ ーション」 、 「 実 際的な 言 語活動 」 が 、 〈ネ ットワーク 〉 を活用した 総合的な国語科教育の構成要素 となり得る で あ ろ う。 こ れ らの三つ の要素 と 、 先 に示した〈ネッ ト ワーク〉の 九 つの 「情報と言 葉 の特性 」 との 関係 は、 どのよ う に な っ て い る の で あ ろ うか。 三 総合的 な 国語 科学 習を支える〈ネットワ ーク〉の仮 説 総合的な 国語科教育を構成 する三つの要素を、 〈 ネットワーク〉 が 持つ九つ の 「 情報と 言 葉の特性」 に 結びつけ ると 、次の よ うな関係が成り立つ 。 (1)言 語と結びついた認識 関連 性―――情報が関連し た形 で提示される 階層 性―――情報が階層化 された形 で 提 示される 蓄積 性―――情報を蓄積 す ることがで き る (2)コミュニケ ーション 双方 向性――情報提供者と や りとりを おこなうこ と ができる 開放 性―――原則的に誰で も情報を入 手 できる (3) 実 際的な言語活 動 具体 性―――文字情報などが そ のまま 提 示される 多様 性―――さまざまな情報が集めら れ て い る 個別 性―――個 人 の責任に おい て 情 報 を 公開することができ る 即応 性―――情報を即座に提示 できる

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総合的な 国語科学習 指 導を構成する三つの 要 素 と 〈ネ ッ ト ワーク〉の特性と の対応を次 の よ う に構造化 する こ とがで き よう 。

多様な情報を結びつけるネットワーク

・関連性

・階

層性

・蓄積性

・双方向性

・開

放性

・具

体性

・多

様性

・個別性

・即応性

〈ネ ット ワー ク〉 の特 性 (1 ) 言 語 と 結 び つい た 認 識 (2 ) コ ミ ュ ニケ ーショ ン (3 ) 実 際 的 な 言 語活 動 国語 教育 の構 成要 素

学習者

情報

提供者

図書

情報

学習者

(4)学習の関連づけ

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(3) 実 際的な 言 語 活 動 〔 個別性、 即応性、 具体性、 多様性〕 は、 国語科の基礎を成す も の で ある 。 そ れらが、 (2) コ ミ ュ ニケーシ ョン 〔双方 向 性、 開放 性〕 によって 集団の中で分か ち 合われること により、 ( 1 ) 言 語と 結 びついた認識〔 関 係性、階層性、 蓄 積性〕を生み出 す こ と になるのであ ろう。 こ の よ う に、 〈ネットワーク〉 の持つ特性が 、 そ のま ま、 国語科 教 育の総合 化を支えるものとなる の で ある。 つ まり、 国 語 科 の授業におい て 、 〈ネットワー ク〉 の持つ九 つの 「情報と言葉の特性」 を満たし て い くことが、 国 語 科における 総 合的な 学 習 指 導を生 み 出し て い くことにな る と 言 え よ う 。 それで は 、総合的な 学 習 指 導を 支える三つ の 〈多様な 情報を結び つ けるネットワーク〉 と 、それら の〈ネッ ト ワーク〉が 持 つ九つの「情報と言葉の特性」との関係はどのよ うになるの で あろうか。 〈ネット ワーク〉を 活 用した総合的な学習 指 導を構想するにあ た っ て 、 次の よ う な「 総合的な 国語 科学習を支 える〈ネットワーク〉 の仮説」を 立 て る こと がで き よ う 。 第二章に お い て は 、 実 際に 〈多 様な 情報を 結 びつける ネットワー ク 〉 を 活用 した授業をもとに、 「 総合的な 国語 科学習を支える〈ネットワーク〉 の 仮説」を 検証す る 。 【仮 説① 学習者を中心 にした〈ネット ワ ーク〉の構築】 〈多様な情報を結びつけるネ ッ トワーク〉を学習者に結びつけ る こ とによっ て 情 報が 生まれ、それらの情 報の積み重ねから生み出され た 情報が 、 他の学習活動におい て 活用され て い く。 【仮 説② 〈ネットワ ー ク〉が機 能する場の 構 築】 〈ネットワーク〉 の持つ九つ の 「情報と 言葉の特性」 をまんべ んなく満たすことによ っ て 、 〈 多 様 な 情 報 を 結びつけるネット ワーク〉が 機 能し、安 定し て 充 実した情報を生み出すこ と ができる 。

(22)

第二

〈ネット

ワーク〉

を活

用し

た授業の

実際

第一

〈ネット

ワーク

を活用し

た授業の

構想

一 〈ネッ ト ワーク〉 を活用した授業の学習指導過程 第一章におい ては、 〈 ネッ トワーク〉 と いう概念をも とに 、 国 語 科 における 総合的な 学 習 指導のあ り方につ いて 考察した。 複 数の要素を結びつけ る ことにより、 〈ネットワーク〉 が 持 つさま ざ まな 特性が機能し始 め る。 それら の特 性 は 、 ( 1) 言 語 と結 び つ いた 認 識 、 ( 2) コミュニ ケ ー ション 、 (3) 実 際 的 な言 語活 動、 といった総 合 的 な 国語 教育の 構 成 要 素を 導き 出す も の で あ った 。授 業を組 織 す る にあ たって 、 学 習 の場に 〈 ネ ッ ト ワ ー ク 〉を組み 込み、その 特 性を利用 し て いくこ と により、 総合的な学習指導を実現 す ることができる で あろう。 本章にお い て は、論者自身 が実践した 次 の よ うな授業をもとに、 総 合的な学習指導における〈ネットワーク 〉 のあ り方を 分 析す る。 単元 「雪 の事典づく り 」 教材 「雪 のあるくら し 」 ( 東京 書籍四年下 ) 対象 大阪 府箕面市立 萱 野小学校四年一組( 男 子一四名 女子一一名 計二五 名 ) 日時 一九九八(平成 一 〇) 年二月二一日~三月一二日(全一二時間)

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         〈第Ⅱ次〉       雪に関する説明文を読む 〈第Ⅰ次〉 雪に関する言葉を出し合う 過 程 5 4 3 2 1 時 ○見出 し と 感 想へ の コ メ ン ト の 共有 ○説 明 の く ふ う の 共 有 ○「 雪 の あるく ら し 」 の 音 読 (学 習 グ ル ー プ ご と ) ○学習グ ル ー プ ご と に 、 調 べ 学 習 計 画を た て る ・調べる 言葉を 分 担す る ・ 「 調 べ 計画 書」に 調 べる 言葉と調 べる 方法を 記 入 ・相互 に 「 調 べ 計 画書 」への ア ドバ イ ス を 記 入 ○文 章構 成( 見出 し ) と 感 想 の 共 有 ・見出し と感想 に つい て の コ メ ント を書く ○「 雪 の あるく ら し 」 の 音 読 (四 ~ 五人ずつ ) ○説 明 の く ふ う を 読 み 取 る ・ 「 説 明 の く ふ う 」 カ ー ド 記 入 ○ 「 雪 の ある く ら し 」 の 学 習 課 題 を 探す( 共 通課 題) ・ 「 く わ し く 調 べ よ う カ ー ド 」 記 入 ○練習 が 必要 な 漢 字の 共有 ・未習漢 字 の な り た ち 説明 ・習得漢 字は事 典 にも 使う こ と の 確 認 ○文 章構 成( 段落分 け ) の 共 有 ○文 章構 成を つ か む ( 2 ) ・ 「 文 章 分 解 プ リ ン ト 」 を 使 っ て 段 落 ご と の キ ー ワ ー ド を 抽 出 し 、   見出し を つけ る ・感想を 文章に ま と め る ○雪の 言 葉 リ ス ト の 共 有 ・言 葉の 確認 ・リ スト をもと に 「雪 のある く ら し 」 で 説 明 され て い る 範 囲を 確認 ○意 味 が 分か ら な い 言 葉 の 共 有 ・雪に 関 する言 葉 は事 典づく り の 中 で、 そ れ 以外 の言葉 は 国語 辞典 を使 って 調べる → (朝 の 学 習 時 間) ○「 雪 の あ る く ら し 」 の 音 読 (一人 一文 ずつ ) ・ 「 練 習 が 必 要 な 漢 字 カ ー ド 」 記 入 ○文 章構 成を つ か む ( 1 ) ・ 「 文 章 分 解 プ リ ン ト 」 を 使 っ て 段 落 分 け 作 業 ○雪の イ メ ー ジ を 広 げ る ○雪の 言 葉 リ ス ト ・ 「 雪 の 言 葉 カ ー ド 」 記 入 ○雪の 事 典 づ く り の 発 案 ・ 言 葉や 情 報 を 集 めた も の が 事 典で あ り 、 文 章 に よ って 説 明 さ れ て いる こと を知る ○「 雪 の あるく ら し 」 の 音 読 (読 み 聞か せ ) ・ 「 意 味 が わ か ら な い 言 葉 カ ー ド 」 記 入 学 習 活 動 ・特徴的 なコメ ン トを 紹 介 ・説明 の く ふ う を 画用 紙に整 理 して 提 示 ・個々 の 調べる 内 容を 把握 ・調べ計 画書へ の アド バイス を 記入 ・見出し と感想 を 冊子 にま と め て 配 布 ・ 選 ん だ 学 習 課題 が 本 文 の ど の 段 落 に あ るか を も と に 全体 を 六 つ の   学習グ ル ープ に分 け る ・練習が 必要な 漢 字一 覧を模 造 紙に 整理し て 提示 ・雪の言 葉 リ ス ト を模 造 紙 に 整 理 し て提示 ( 「 雪 の あ るく ら し 」 で 使 われて い る言葉 に 印を つけておく) ・意 味の 分 か ら な い言 葉 一 覧 を 模造 紙に 整 理 し て 提示 ・拡大コ ピーし た 雪の 写 真 や 降 雪量 の グ ラ フ を提 示 ・雪の言 葉の 分 類 項目 を提示 ・事典の 実物を 数 種 類 提示 ・事典づ く り の 参 考文 献とし て 「雪 の あ る く らし 」を紹 介 ・ 「 雪 の あ る く ら し 」 を 読 み 聞 か せ る 指 導 者 の 支 援

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〈第Ⅴ次〉 雪に関する情報を分かち合う 〈第Ⅳ次〉 雪に関する情報 をまとめる 〈第Ⅲ次〉 雪に関する情報を集める (14) (13) 12 11 10 9 8 7 6 ○雪 国に 住 む 人 か ら の 手紙 を読 み 、 返 事 を書 く ○学 習 し た こ と の 共 有 ○完 成 し た 「 雪 の 事 典 」を 読 む ○「 雪の あ る く ら し 」 の 音 読 ( 読 み 聞か せ ) ○学 習を 振 り 返る ・雪 国に 住 む 人 に 学 習 し た こ と を 伝 え る 手 紙 を 書 く ・ 「 振 り 返 り カ ー ド 」 記 入 ○調 べ 活 動 の 交流 ・ 「 交 流 カ ー ド 」 記 入 ○ 事 典記 事 ( 自由課 題) 清書 ・グ ル ー プ 内 で 相 互 に コメ ン ト を記 入 ○自由課 題調 べ 活 動 ( 2 ) ・参 考図 書 を 使 っ て調 べ る ・ホ ー ム ペ ー ジ を 使っ て調べ る ○調 べ た 内 容 を事 典 の 記 事 と し て ま と め る ○学 習グ ル ー プ ご と に 学 習 計画 を立 て る ・調べる 言葉を 分 担す る ・ 「 調 べ 計 画 書 」 に 調 べる 言 葉 と調 べる 方 法 を 記 入 ・相互に 「 調 べ 計 画 書 」への ア ドバ イ ス を 記 入 ○自由課 題調 べ 活 動 ( 1 ) ○事 典記 事 (共 通 課 題 )清 書 ・グ ル ー プ 内 で 相 互 に コメ ン ト を記 入 ○調 べ た い 雪 の 言 葉を 選ぶ (自 由 課 題 ) ・ 「 も っ と 調 べ よ う カ ー ド 」 記 入 ○調 べ 活 動 の 交流 ・ 「 ヒ ン ト カ ー ド 」 記 入 ○共通 課 題調 べ 活 動 ( 2 ) ○調 べ た 内 容 を事 典 の 記 事 と し て ま と め る ・ 「 文 章 構 成 カ ー ド 」 記 入 ○共通 課 題調 べ 活 動 ( 1 ) ・参 考図 書 を 使 っ て調 べ る ・雪 国出 身の教 師 か ら 聞 き 取 る ・ホ ー ム ペ ー ジ を 使っ て調べ る ・雪 国に 住 む 人 に メー ル を 出 し て 質 問 す る ・雪 国 に 住む 人 か ら の 手 紙 を 印 刷し て 配 布 ・返 事 の 手 紙 を 郵 送 ・雪 国 に 住む 人 へ の 手 紙を ま と めた 冊 子 を 配 布 ・ 「 雪 の 事 典 」 と 手 紙 を ま と め た 冊 子 を 郵 送 ・ 「 雪 の あ る く ら し 」 を 読 み 聞 か せ る ・それ ぞ れ が 調 べ て い る テ ー マ の 一 覧表 を 配 布 ・参考図 書 や ホ ー ムペ ー ジ の 紹 介 ・個々 の 調 べ る 内 容を 把 握 ・調 べ 計 画 書 へ の ア ド バ イ ス を 記 入 ・選ん だ 雪 の 言 葉 の ジ ャ ン ル を も と に 全 体 を 七つ の学 習 グ ループ に 分け る ・ 必 要な 情報が 見 つか ら な い 学 習者 への援 助 ・参考図 書の紹 介 ・百 科 事 典 の 索 引 の 使 い 方 を 説 明 ・雪 国出 身 の 教 師 へ の 依頼 ・検 索 ホ ー ム ペ ー ジ作 成 ・雪 国 に 住む 知 人 へ の 依頼

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「雪の事 典づくり」 は 、 二 五人の学習者自身が 持 っ て いた 「雪 」 の 言葉を手が か りとして 、 「 雪」 の 世 界を探っ て い こうと す る 総 合的な 学 習 指導で ある。 「雪の 事 典づくり」 の 持 つ 総 合 性 が 際 立 つの は、 まず、 そ の学習の 組み方にある。 「 雪 の 言 葉 リスト」 とし て 具 体化された雪の言葉の 〈ネットワ ー ク〉 が 、 「 雪 の事典」 へと結実して いくわけで あ るが 、 そ の過程を 支えてい る のが 「雪のあるくらし」 と い う 説 明 文教 材の 学習 で あ る 。 「雪の事 典づくり」 と い う 活動 に、 説明文 の 読解とい う 国語科の学 習 を組み込むことが 、 雪 の言葉の 〈ネットワ ー ク〉 の確 かさや、 「 雪 の事典」 の豊かさを 生 み出し て い る。 これは 、 複数の学 習を結びつけた こ との効果であり 、 学習者の 持つ情報と 図 書情報を 結びつけたことの効 果 であろう。また、 雪国に住 む情報提供者 との交流 が大きな 意 味 を 持 つ 。 情 報 提供 者 と の 交 流 は 、 学 習者 に 生 の 情 報をもたらすとともに 、意欲・ 関 心 を高めたり、学習活動を客観的に評価し て い く こ とをも可能 に す る 。学習 者 や教 師とは異なる立場 ・ 環 境にいる人 を 学習 活 動 に関連づ けること が、学習の 具 体性、多 様性、個別 性 、即応 性 を高め、 学 習 の双方向 性や開放性を引き出し 、 情 報の関 連 性、 階層 性、 蓄積性を生み出す 。 つ まり、 〈 ネットワー ク〉を授業に組み込む ことにより 、 「情報と 言葉の特性」が機能し た総合的な 学 習活動と な っ て い る の で あ る。 二 「雪の 事 典づくり 」の学習指 導 過程を支 える〈ネッ ト ワーク〉 「雪の事典づくり」の授業 にお い て は、 〈ネッ ト ワー ク〉が次の よ うに活用され て 授業を支 え て いる。 第Ⅰ次は 、 学 習者が 持 つ雪に関す る 情報を 、 雪の言葉とし て 出 し 合 い、 全員で 共 有 す る 。 既知の文 化とし て 個々 の 学 習 者 が持 つ 情 報 を 言 葉 に よ っ て 分 か ち合 う 過 程 で ある 。 こ の 過 程 に お い ては 、 雪 の イ メ ー ジ を 広 げ る た め の 雪 国 の 写 真や降雪 量の グ ラ フと い っ た 〈 b 学習者と図 書 情報を結ぶ ネ ットワー ク〉 を活用 し ながら、 言葉によ っ

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「雪の事典づくり」の学習指導過程(全12 時間)  第Ⅰ次 雪に関する言葉を出し合う  第Ⅱ次 雪に関する説明文を読む  第Ⅲ次 雪に関する情報を集める  第Ⅳ次 雪に関する情報を整理する  第Ⅴ次 雪に関する情報を分かち合う a.学習者と学習者を結ぶ ネットワーク b.学習者と図書情報を結ぶ ネットワーク c.学習者と情報提供者を結ぶ ネットワーク ③多様な方法で情報を集め、交換する 調べようカード 調べ計画書 調べカード ヘルプカード 交流プリント ・コメント ・ヒント ・アドバイス ・関連図書や事典を活 用した調 べ学習 ・インターネットホー ムページ を活用した調べ学習 ・雪国出身の教師へのインタ ビュー ・雪国に住む人との電子メー ルによるやりとり コンピュータ ・学習したことを振り返り、「雪の あるくらし」を読む ⑤お礼の手紙を書く ・学習したことを整理して伝え る ・数冊の事典を調べ説明が 文章によってなされてい ることを確認 ・雪国の写真や降雪量のグラ フをもとに雪のイメー ジを 広げる ①雪の言葉の広がりを知る ・雪に関する言葉を出し合い「雪 の言葉リスト」として一覧表に 整理 →「雪の事典づくり」 ④集めた情報や説明のくふうを使って事典を完成させる 文章構成プリント 清書プリント ・コメント ・ヒント ・アドバイス ②教材「雪のあるくらし」を読み、雪に関する基本的な知識 や説明のくふうを学ぶ 意味がわからない言葉 練習が必要な漢字 感想 段落見出し 段落分け(文章構成) 説明のくふう(ポイント) ・ 表現方法を 事典づくりに 生かす ・興味をもったことがらを もとに課題設定

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て個 々 の 持つ 個 性 とその 広 がり を確 か め 合 う とい う 〈 a 学習者と 学習者を結 ぶ ネットワ ーク〉を形 成 する。 第Ⅱ次は 、 「 雪のあ る くらし」 と い う説明 文 教材を学 習し、 雪 に 関す る基本 的 な 情 報や 事典づく り の ための説 明のくふう を 学習す る。基 本 となる情報を 言 語 活 動 をとおし て 共 有 す る過 程である 。 ここでは、 〈 b 学習 者と図 書 情 報 を結ぶネ ットワーク 〉 に 〈 a 学 習者 と学習 者 を結ぶネ ッ ト ワーク〉を組み合わせ て 活 用する。図 書情報と して は 、 教材 文を中心に 、 説明のな され方を知 る ため の 事典も活用する。 第Ⅲ次は 、学習者の興味・ 関心をもとに、雪に関する調べ学習 を展開 す る。 雪に関 す る言 葉をもとに、自 分 た ち にとっては未知 の 文 化 で あ る 雪 国 の く ら し に つ い て の 情 報 を 得 る 過 程 で あ る 。 個々の学習 者 の課題を 解決するた め には、多 様 で 具体的な 情報が 必要となる 。 〈b 学習 者と図 書 情 報 を結ぶネ ットワーク 〉 に併せ て 〈c 学習者と情報提供 者を結ぶネ ッ トワーク〉 を 活 用 し て い く こ と に よ り 、 図 書 情 報 か ら は 得 ら れ な い よ う な 、 き め 細 や か な 情 報 を 手 に す る こ と が 可 能 と な る 。 さらに、 〈a 学習者と学習者を 結ぶネット ワ ーク〉を生かし、個々の学習者が集めた情 報 を分か ち 合う 。 第Ⅳ次は 、 こ れま で の 学習によっ て 得た情報や説明のくふうを使 い 、実際に「雪の事典 」 をつくるとい う過 程 である。 こ の 過 程 におい て も、 〈a 学習者と学習者を 結ぶネット ワ ーク〉を 活用するこ と により、 互いの持つ情 報を分か ち 合 い、高め合うことがで きよ う 。 第Ⅴ次は 、情報提供 者 へお礼の 手紙を書く 。 〈c 学習 者と情報提 供 者を結ぶ ネットワー ク 〉を活用することに

雪の事典づくり

ヒント・アドバイス 分かち合い 電子メール インタビュー ホームページ 読解・読書 学習者 学習者 情報 提供者 図書 情報

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より、自己 の 学習活動 の広が り と深 まりを客 観的に眺めることがで きるの で あ る 。情報提 供者からの 情 報と重ね 合わ せて 「 雪 のあ るく ら し 」を 読 み 直す と い っ た か た ち で 、 〈 b 学習者と図 書 情報を結ぶ ネ ットワー ク〉も 活 用 する。 このよ う に、 〈授業を支 え るネ ッ ト ワーク〉 を関連づけ て 組み入れる こ とに より、 学 習 者 の国 語学力を高め得る 総合的な 学 習 指導が 可 能になる。 つ まり、 〈 ネットワー ク 〉 が 持つ さまざまな 特 性が 、 効 果的に機 能 し て 学 習活動 を成立させて い く こと になるの で あ る。 総 合 的 な 学 習 指 導 にお ける〈 ネ ッ ト ワ ー ク〉の あ り 方 と特性 あ らわれ方 は ど のよ うなもの なの であろうか。 次 節にお い て 、 授業展開 を追いなが ら 分析す る 。

第二節

〈ネット

ワーク

を活用し

た授業の展開

一 第Ⅰ次 雪に関する言葉を出 し 合う 《Ⅰ 言葉リストづくり》 〔第Ⅰ次 〕 雪 に関す る 言葉を出し 合 う それぞれ の学習者 が 持 つ、雪に関する多様な 認識を「 雪 の 言葉」 と し て 出し 合い、 「 雪 の 言葉リ ス ト」 と い う一覧表に 整 理 す る過程 で ある。 個 々の学習 者 が 提出 した 要 素 が結び つ き、 学習 の 基 盤 を な す 、 雪 の言 葉 の 〈ネットワ ー ク〉を形 成する。

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『雪国のくらし』(ポプラ社)より 「(社)雪センター」ホームページより

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であ ろう。 そ うい った、 雪 と学 習者 を結 ぶ 〈 ネッ トワ ーク 〉 を 喚起 するため に、 図書館情 報やインタ ー ネット情 報を活用した。 雪 国の 写 真 が載っ て い る 図 書 を 紹介した り、インタ ー ネットの ホームページに掲載された 降雪 量 の グ ラ フ を 示 すこ と に より、雪 のイメー ジを豊かに 掘 り起こ し な が ら 、 〈b 学習者 と 図 書 情 報を結ぶネ ッ トワーク〉へ とつな い で い くのである。 ②雪の言葉 を カードに 書き出す― ―― 〈b 学習者と図書情 報を結ぶネ ッ トワーク〉階層性、個別性、即応性 雪 の 写 真 や グ ラ フ に よ っ て 引 き 出 し た 雪 の 言 葉 を 、 「 雪 の 言 葉カー ド 」に 書き 出す 活動で あ る 。 こ の 活動は 、 い く つかの意味 を 持っ て い る。 ま ず 、 実 際にカード に 書く 際に 、 その言葉が 雪 とどう い う関係にあ る のかと い うことを 考 え るで あろ う 。 その雪 の 言葉 の 〈 ネ ッ ト ワ ー ク 〉 を 喚 起 す る ために、 「 雪 の言葉カ ード」 に は、 「雪の性質 ・ ふり方」 、 「 雪 国のくらし」 、 「 雪を使った楽しみ」 、 「 雪 の歌や物語」 、 「 雪 と動物」 、 「 雪の利用」 、 「その他」とい う 言葉の枠組みを示 し、 その言葉が 該 当す る枠組みに印をつけさ せた。 こ れは、 語彙 分類 を助 けるための く ふう で あ る と 同 時 に、 提出 す る 言葉の数を 増 やす ため のくふうで も ある。 〈 ネットワー ク 〉 は 、 複 数 の 要 素 か ら 構 成 さ れ る わ け で あ り 、 〈 ネ ッ ト ワ ー   【 雪 の 性 質・ ふり 方】 ・ ふぶき ・こ な雪 ・ なだ れ ・ 大雪 ・あ ら れ ・ぼ た ん 雪 ・ひ ょ う ・大 つぶ ・ひ ょ う が ・ゆ き げ し ょ う ・ゆ き の け っ し ょ う ・こ ぶ り   【雪 国 の く ら し 】 ・あ つ ぎ ・て ぶ く ろ ・犬 ぞり ・だ ん ぼ う ・ス ト ー ブを つけ る ・ なが ぐ つ ・ 雪か き ・な べ も の   【雪 を 使 った 楽し み】 ・雪 がっ せ ん ・ス キー ・雪 だる ま ・か まく ら ・ス ノ ー ボ ー ド ・そ り ・ス ケ ー ト ・雪 まつ り ・長 野オ リ ン ピッ ク ・す べり だ い ・ス ノー ブ レ ード ・犬 ぞ り レ ー ス ・ お と し あ な ・ 雪の 上に と ん でね こ ろ ぶ ・雪 あつ め   【雪 と動 物 】 ・白 クマ ・ペ ンギ ン ・ア ザ ラ シ ・う さぎ ・シ カ ・ト ナ カ イ ・北 きつ ね ・ユ キヒ ョ ウ ・サ ル ・お おか み ・ク リ オ ネ   【雪 の 歌 や 物 語】 ・手 ぶ く ろ を 買い に ・つ るの お ん がえ し ・ゆ きや こ ん こ ・雪 女 ・ 雪男 ・ホ ワイ ト ラ ブ   【雪 の 利 用】 ・こ お り ・こ お り の ち ょう こ く づく りの と き の せ っち ゃ く ざ い が わ り   【そ の他 】 ・ほ っき ょく ・ク リス マ ス ・サ ン タ ク ロ ー ス ・ 冬                      ※ 網 掛け は 教 材「 雪の あ る くら し 」 に使 わ れ て い る 言 葉 雪の言葉リスト

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ク〉を成立するために は、要素の 数 が 必 要と なる。そ こ か ら、多様 性や関連性が生まれ て くるわけで あ る。要素 とし ての数を 生み出 す ため に、 「雪の言 葉カード」 の 端に、 枚 数 を 書 き 込 む 欄を設けた。 自 分 が何個の言 葉 を知っ て い るのかとい う ことを把握させる ことも必要 で あ ろ う 。 結 果 的に、 二 五人 の学習者か ら 二六六枚のカードが集 まった の で 、 平均 すると一人 あたり一 〇 枚 ほ どの カードを書 き こんだ こ とに なる。 以 上 のよ うに、 「 雪の言 葉 リスト」 とい う 〈 ネッ トワーク 〉 を 成立させ 、 そ れ を 学 習 の基 盤 と し て 位置 づ け るた め に は、 学習 者 全 員 が 持 つ 雪の 言葉 を、 一度 は す べ て出し 切らせ な ければ な らない 。 自 分が持っ て いる もの を 出 すとい う こ と は、 〈ネッ ト ワーク〉に参加 す る資格 を 得るとい うこ と で もある 。 ③出された 雪 の言葉に ふれる―― 〈 a 学習者と 学習者を結ぶネットワーク〉 関 連性 、 蓄 積性 、 双 方向 性 、 開放性 全員から出された言葉を集 約す ると五八個の 雪の言葉 が集 まった。一人 あたり が出した言 葉 が一 〇個前 後 で あ るから、その六倍近い言葉にふれる ことが で きたの で ある。 集ま った 言葉を分 類 し て 模 造紙 に整理した の が「雪 の 言葉リ ス ト 」 で あ る。こ の リ ス ト は 、複数の 〈ネットワ ーク〉を表現し て いる 。一つは、雪の言葉の語彙的な広が り で ある 。七つの枠組みを使って分類され た それぞ れ の言葉が、雪の世 界を かた ちづく っ て い る。もう一つは 、 雪の言 葉 を切り口 と し た 学 習者の〈ネッ トワーク〉 で ある。七つ の 枠組みに 集ま った言 葉 の数や 特 徴から、学 習 者の興味 関心の広が り を 見 るこ とがで き る 。 その中に ある自 分 が 出 した言葉を見つけることにより、 〈 ネッ ト ワ ーク〉に 参加した実感を得る こ と ができるであろう。 こ の 「雪 の言葉リ スト」は 、全 員の共有財産と し て 教 室内に掲示 し 、いつで も 自 由に活 用 で き る よ うにし て お いた。 こ の 学 習の原点でもあり、 い つ で も そ こ へ 立ち 返る ことがで き、学習活動全体を支え て い く基盤性を持 つ 〈 ネ ッ ト ワーク 〉 が、学 習 者自 身によ っ て生み出されたの である。

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第Ⅰ次に おける「 総合的な 国語 科学習を支える〈ネットワーク〉 」 は、次の ように整理す ることがで き る。 ●仮説との関係《Ⅰ 言葉リ ス ト づ く り 》 ①雪 の 写 真 や グ ラ フを 使って イ メ ー ジを 広げ る 〈 b 学習者と図 書 情報を結ぶ ネ ットワー ク〉具体性 、 多様性 ②雪 の言葉 を カードに 書き 出す ― ― ― 〈 b 学習者と図 書 情報を結 ぶネットワーク〉階層 性、個別性 、即応性 ③出された雪の言葉にふれる〈a 学習者と 学習者を結 ぶ ネットワ ーク〉関連 性 、蓄積性 、双方向性 、 開放性 仮説の検証 〔 第Ⅰ次 〕 【仮 説① 学習者を中心 にした〈ネット ワ ーク〉の構築】 第Ⅰ次の 《言葉リ ストづくり》 で は 、 学 習 者 に 〈 b 学習者と図 書 情報を結ぶ ネッ トワー ク 〉 が 結びつけられ、 「 雪の言葉」 が 生み出される。 そ こへ、 さ らに 〈a 学習 者と 学 習 者を結 ぶ ネットワ ー ク 〉 を 結 び つけ るこ と に より 、 「 雪 の 言 葉リ スト 」 が 生み出さ れるので あ る 。 第Ⅰ次に生み出され た 「雪の言葉リスト 」とい う 情報は、 「雪の事典づくり」 の学習全体を支 え る基盤に なる と 同 時に、 「 雪の 事典」 の 項目 とし ても使 わ れる ことになる。学習者自身 が 持つ情報を中 心に 、そこ へ 図 書 情報や、他の学 習 者 が持つ情 報といった 複 数 の 要素 を結 びつけ る ことによ っ て 生まれた〈 ネ ット ワ ーク〉 が 、 持 続性を持ちながら、 学 習に活用され て い く 。 すなわち 、 「 〈多様 な 情報を結び つ けるネットワーク〉 を 学習者に 結びつけることに よって 情 報が生 ま れ、それ らの情報の 積 み重ねか ら生み出された情報 が 、他の学習 活 動に置い て 活 用されて い く 」 と い う 【仮説① 】を満たし て い る と 言 えよ う。 第Ⅰ次《言葉リストづくり》 情報 雪の言葉リスト 学習者 学習者 図書 情報

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【仮 説② 〈ネットワ ー ク〉が機 能する場の 構 築】 学習活 動 に 〈 ネッ ト ワ ーク〉 を 組み込 む こ と により、 「情報と言葉の特性」 が機能し始める。 第Ⅰ次におい て は 、 言葉リ ス ト づ くりに関わ っ て 、 九 つ の特性の それぞれが 有 効に機能し、 新た な 情 報を生み 出し て い る 。 すなわち、 「 〈 ネッ ト ワ ーク〉の持つ九つの「情報と言葉の特性」を まんべんなく満た すことによって 、 〈多様な情報を結び つけるネットワーク〉が機 能し、 安 定し て 充 実した情報 を 生み出す ことがで き る 」と いう 【仮説②】 も 満たされ てい る の であ る 。 《第Ⅰ次 言葉リ ス ト づ く り 》 (1)言語と結びつ い た認識 関連性―――雪の言葉のつなが りを把握 す る 階 層 性 ― ――雪の言葉の 重 なりを整理 する 蓄積性―――雪に関する語彙を収集し て いく (2)コ ミュニケー シ ョン 双方向性――出され た 言葉を「 雪 の 言葉リ ス ト」をも とに互いに 交 流 す る 開放性― ――全員が 言 葉を持 ち よることができる (3)実際的な言 語 活 動 具体性― ――雪の 写 真 やグ ラ フ をもとに考える 多様性― ―― 自分の 持 つ経験か ら異な った 言葉を引き 出 す 個別 性― ―― 自分 の 持 つ 言 葉を 選ぶ 即応性 ― ――思い つ い た言 葉をカードに書き込 む ことが で きる

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二 第Ⅱ次 雪に関する説 明文を読む 今回の学習は、 第 Ⅰ次の雪の言葉集めから 「 雪の事典づく り」 へと 展開する 。 「 雪の事 典 づくり」 と い う 総 合的 な活 動を行うため には 、 雪 に関す る 内容を知り、事典づく りの方法 を身につけ る ステップが必要 で あ る 。その ス テップとして設定したの が 第Ⅱ次 の 「雪に関する説明文を読 む 」 過 程 で ある。 こ こでは、 「雪のあるくらし」 と い う説明文教材によ る〈b 学習者と図 書 情報 を結ぶネットワーク〉 を中心に活用した。 「雪の あ るくらし」とい う 教 材 文を読み、その言 語表現 を 研究 す る ことによっ て 、自 分 た ちが「雪 の事典」 を 編ん で い くときに必要となる情報や、 ど ういうふうにくふうするかとい う観点を得る こと になる。 す な わち 、 読 んで 分 析 す る と い う 学 習 活 動 が 、 情 報 を 集 め て 書 く と い う 次 の 活動 の 基 盤 と な っ て い く の で あ る 。 《Ⅱ - 1 基礎的言語事項》 難語 句や 未習得漢字 と いった基 礎的な 言 語 事 項 の 学習 にも 〈学習 者 と学習者 を結ぶネットワーク〉 を組み込ん だ。 「雪のあるくらし」を読み、 「 意味がわ からな い 言葉」と「練習が 必要 な 漢 字」を、 それぞれが カ ードに書 き 出し 、 「 雪の言 葉 リスト」 と同 じ要 領 で 集 約 した 。 個 々の 学 習 者 が 持 つ もの を分か ち 合 う とい う学 習形式 を 繰 り 返 し組み込んで いるの で ある。 こ の 教 材では、 「遠雷」 「 除 雪車」 「 妨雪林」 と い った雪国独特の語句や 「新潟県」 「上 〔第Ⅱ次 〕 雪 に関す る 説明文を読む 「雪の事 典づくり」 に 向けて 、 雪に関す る 情 報や、 事 典の記事を 書 く た めの 方法や技能に関わる情 報を、 「 雪 の あ るくら し 」とい う 説明文教 材 の 学習をとおし て 共 有する過 程 で ある。

参照

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