「地域福祉の推進」に関する方法論的検討(Ⅱ) -ソーシャルワークにおける住民主体の相互援助活動との協働-
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(2) 北海道教育大学紀要(人文科学・社会科学編)第58巻 第2号 JournalofHokkaidoUniversityofEducation(HumanitiesandSocialSciences)Vol.58,No.2. 平成20年2月 February,2008. 「地域福祉の推進」に関する方法論的検討(Ⅱ) −ソーシャルワークにおける住民主体の相互援助活動との協働−. 五十嵐 雅 浩 北海道教育大学函館枚地域創生研究室. AFrameworkofSocialWorkforCommunityIntervention(II) −CooperativePartnershipwithLocalMutualAidCommunlty− IGARASHIMasahiro. DepartmentofCommunityRegeneration(SocialWork),HakodateCampus,HokkaidoUniversityofEducation. 概 要 2000年の社会福祉法により,地方自治体における地域福祉の推進と地域福祉システム構築の計画的な策定 が法的根拠として示された。地方分権一括法を経て地方分権化が進む動向の中で地域を基盤としたソーシャ. ルワーク研究は,岐路についたばかりである。本稿では,「地域福祉の推進」に関するソーシャルワーク研 究の枠組みの整理に向け,特に多様な住民活動の中にある相互援助機能に注目した。その上で,地域におけ る総合的なケアシステム構築においてその連携のあり方が課題として挙げられる多様な住民活動との協働の あり方について文献的考察を行っている。最後に個々の活動が共有する地縁基盤も含めた「実践の知恵=文 化」を尊重し,どのように地域の中での「相互援助」の仕組みを活かしたソーシャルワークを展開すること ができるのか方法論の観点から理論的な課題を整理している。. Keywords:ソーシャルワーク 地域福祉の推進 住民主体の相互援助活動 協働. はじめに. を築いていくことでもある。(五十嵐,2007:201) なんらかの生活支援を必要としている人の問題を. ソーシャルワーカーが地域との関わりをもつと. 扱うには,環境との関わりの中でより個別的であ. いうことは,地域に存在する多種多様な住民相互. り,多様化した生活への意向とともに地域の中で. のつながりやコミュニティがもつ多様な「価値」. の固有の関係性のもとで営む社会的な生活や地域. を尊重しつつ,その関係性の中に分け入り「福祉. の生活文化をも視野に入れなければならない。個. コミュニティ」という「共生」と「共同」の価値. 別のケアマネジメントの手法を軸とするジュネ. 73.
(3) 五十嵐 雅 浩. リッタなソーシャルワークの方法において,それ. い。. ら利用者の地域生活という「環境」を視野に入れ. 社会的存在としての人間は他者の支援なしには. 実践することの可能性を問うことでもある。そこ. 存続できないし,いつの時代も相互援助を通した. では,個別支援を通したケアマネジメントを含む. 支え合いは,生きる術として存在してきた。「相. 延長線上で他のソーシャルワークとの複合的な方. 互援助」活動としての互助行為とは「助力」をもっ. 法を用いるのか,もしくはケアマネジメントと他. て他者に対して働きかける,あるいは他者を必要. のソーシャルワーク(コミュニティワーク等)が. とする社会的行為である。本稿では,住民主体の. 併行もしくは,別の視座をもつ実践としてチーム. 相互援助活動と言う表現を用いた。本稿における. 連携を図るのかという協働のあり方でもある(五. 住民主体の相互援助活動とは,行政上の制度を介. 十嵐,2007:202)。この小満では,現代社会の中. 在させない自然発生的な社会資源としての住民に. で多様に形を変えながら存在する住民主体の相互. よる主体的な互助活動である。あえて住民主体の. 援助活動に注目し,ソーシャルワークとの協働の. 相互援助活動としたのは,次のような理由からで. あり方について基礎的な諸文献に学び実証に向け. ある。現代社会の中でインターネット等の情報媒. 理論的な課題を整理している。. 体を有効活用し機能的コミュニティとして多彩な 展開をみせる市民活動やボランティア活動と地域. 1.住民主体の相互援助活動と地域福祉の推進 社会福祉法の改正により地域福祉の推進が理念. 社会の内部に認められる伝統的な相互扶助行為や 地縁的な自治基盤との関係に焦点をあてるためで ある。また,「インフォーマルな福祉活動」の概. 化され,それぞれの地方自治体において地域福祉. 念を用いなかったのは,昨今の公私関係の概念区. 計画をはじめ,各分野の福祉計画策走や執行過程. 分の困難さ1)もさることながら,あくまでも多様. において住民参加が積極的に進められてきてい. な福祉活動形態の中での「互助行為」に焦点をあ. る。また,地域福祉の実践過程においても,より. てるためである。. 地域特性に密着した医療,保健,福祉サービスの. 次にソーシャルワークにおける住民主体の相互. 有機的なシステム構築のあり方が計画の策定過程. 援助活動との「協働」の解釈についても整理して. 等において議論されている。福祉サービスの供給. おきたい。その点,社会学者の恩田守雄(恩田,. 主体も公的介護保険の導入以後,会員相互の生活. 2006:2−4)は,社会的行為としての「互助行為」. 支援等の基盤を活かした生活協同組合や農業協同. には,一人ではできないことを共同でする「共同. 組合,1998年に制定された特定非営利活動促進法. 行為」から,各自の役割分担を明確にして他者と. に基づく特定非営利活動法人(NPO法人)等に. 協力する「協同行為」となり,それがさらに責任. よる多様な福祉・介護サービスや生活支援が多元. (義務)を自覚し成果(利益)を共有する「協働. 的に展開され,既存団体間では,在宅支援等のネッ. 行為」となることで質的に高められるというその. トワークを通した「協働」の仕組みが構築されて. 発展的な関連性を整理している。. きている。. 地域を基盤としたソーシャルワークを考える上. 本稿における「協働」については,恩田の整理 する住民相互の「共同行為」「協同行為」「協働行. で,まず地域福祉における「相互援助(mutual. 為」を含めた,「互助行為」を行う住民活動とソー. aid)」という人間の根源的な社会的行為に注目す. シャルワーカーが地域福祉の推進に向け役割分担. る。その上でソーシャルワークとの協働に関する. を明確にし,責任を自覚し成果を共有する行為で. 考察を通して改めてソーシャルワーカーが「人一. あるという解釈である。但し,ここで焦点をあて. 環境」に視座し社会関係を通して媒介する「他者. る住民主体の相互援助活動の組織自体は,狭義の. との適切な交流促進」の役割について考えてみた. 福祉(公的な制度としての)との関わりを持っで. 74.
(4) 「地域福祉の推進」に関する方法論的検討(Ⅲ). いない活動として区分している。まず,住民主体. 関係を支えている対話民主主義という蓄え(ス. の相互扶助活動として,従来型の地縁を基盤とす. トック)がなければ,助け合いや支え合いという. る自治会,町内会等における自治組織を通しての. 活動(フロー)は引き出せない。(中略)個人と. 相互扶助機能の変化と地縁を介さないもしくは,. 環境を媒介する援助は,ニーズと資源を結びつけ. 共通の関心事を介した市民組織やNPO,ボラン. ることを通じて具体化されるものであるが,信頼. ティア活動等との関係についてみてみたい。. や連帯,協働を生み出す元手(資本)がなければ. 恩田(2006:235)は,社会生活の基盤の中に. ならない。物質的なニーズや介護ニーズを満たす. 相互扶助(互助活動)として「ユイ(互酬的行為),. サービス資源探しだけでなく,協働したいニーズ. モヤイ(再分配的行為),テツダイ(支援的行為)」2). や社会貢献したいニーズを充足させる参加型の援. の存在を認め,前近代的な「相互扶助」の形が近. 助関係資源づくりこそが必要なのではないか。」. 代化の過程を経て今日的な展開を見せる互助活動. 牧里のいうように,地域福祉の推進のための地. の果たす役割について次のように述べている。「互. 域基盤として「協働の力」を再確認し合う場(も. 助活動に対する行政の過剰な保護介入という『行. しくは,参加型の援助関係資源づくり)がなけれ. 政化』や私企業の互助ビジネスの展開という『商. ば「住民主体」の地域福祉の推進は自治体おける. 業化』に対して,『隣保共助の精神』の強化によっ. 計画づくりのためのスローガンで終わってしま. て『共生互助組織』の再編成が望まれる。外部の. う。なぜならば,地域福祉システムの再構築に向. 『援助的行為』に依存する構造が,コミュニティ・. けた福祉サービスの供給体制の多元化の方向で位. アイデンティティの希薄に拍車をかけているよう. 匿づけられるインフォーマルな社会資源としての. に思えてならない。ユイやモヤイ,テツダイの互. 住民活動は,限られた地方自治体の財源や少子高. 助行為を通して認められたムラ社会の一員として. 齢化にともなう福祉ニーズの増大や多様化を強調. 『一人前』の通過儀礼(イニシエーション)もな. するあまり,公的あるいは制度的な社会福祉サー. くなると,経済的な機械化と社会的な都市化も加. ビスを補完もしくは代替する「人手」や「手段」. わり,共同作業を通した地域社会のアイデンティ. として住民活動を組織化(または活性化)するた. ティはますます希薄になるだろう。しかしそれら. めの方策へと関心が傾斜してしまうことが危惧さ. は本当に喪失する運命にあるのだろうか。こうし. れるからである。. た互助組織に基づく協同慣行は近代化に伴い別の 専門的な組織が担うようになったが,現在もなお 『公助』や『私助』では不十分な領域で『共助』 が生き続けているように思われる。」. 住民主体の相互援助活動は,近代化の過程を経 て都市部や地方による社会環境による違いはある. にしろ,現代社会の中で多様に形を変えながら人 間関係基盤としての役割を担っている。地域福祉. 恩田のいう,地域社会における互助活動の果た. の推進の観点から,今日的な展開を見せる多様な. す役割は,今日の地域における福祉サービスの供. 近隣付き合いや住民活動のもつ共同体的束縛から. 給体制の多元化の文脈で,インフォーマルな社会. 個人が解放されるという過程と,逆に共同体的な. 資源と位置づけられる家族・近隣等のボランティ. 保護,連帯を個人が喪失する過程という近代化過. ア活動や市民活動等のそれと同様に置き換え解釈. 程の両側面から現代の住民主体の相互援助活動の. することができる。. もつ特性を考えてみたい。. 牧里毎治(2007:1)は,昨今,福祉分野でも. 社会学者の山崎丈夫(2003:234−235)は,転. 使われることの多くなった「社会資本」または,「社. 換が求められる地縁自治組織とNPO等の新しい. 会関係資本」などと訳されるソーシャルキャピタ. 市民活動との協働関係としての相補性について次. ルの概念を用い,地域福祉の推進基盤のあり方に. のように述べている。「町内会・自治会の特徴は,. ついて碇言している内容を次に引用する。「人間. 一定の地域区画の全世帯を原則として組織し,地. 75.
(5) 五十嵐 雅 浩. 域性民の合意形成を図るための唯一の合議組織と. く市民の力」と定義している。その上で,地域の. して地域代表性を持ち,地域間題を包括的に扱う. 中で「福祉力」というものが持続的に展開して行. ことである。この点が,非営利組織(NPO)と. くためには,コミュニティを重視し,これを基盤. の違いである。NPOは,個々の問題関心から出. とする地方自治と住民が協働する側面を多くもっ. 発し,保健・医療,福祉や社会教育,文化・スポー. た政策が必要であること。また,地域の中に多く. ツ,環境保全,災害救援,子どもの健全育成など. 存在する利害相反や対立に対し,権利を尊重し合. のまちづくりの課題を高い専門性を活かして担っ. い,社会的公正という基盤の共有をとおして利害. ている。したがって,NPOが取り組む社会的有. 対立を解決するために住民同士が十分な議論を行. 用性の高い活動は,地域の生活に基礎をおき,地. う場と地域を対象としたコミュニティワークのア. 域の包括的課題に取り組む地域住民自治組織との. プローチが十分に展開されてこなかったことを指. 連携をより強化することにより,その特性を活か. 摘している(谷口,2007:26)。次に,現代社会. して地域に貢献することができる。そのようにし. に根をはり多様な住民主体の相互援助活動との協. て地域にどのように根付いていくか,ということ. 働に向けたソーシャルワーク関連の論考を基に専. が,NPOの持続的発展の方向であろう。」と述. 門職のもつ行動原理と住民主体の相互援助活動の. べている。特に住民の流動性の高い都市部などで. もつ非専門職的な行動原理に注目してみたい。. は,新しい市民活動が自治会,町内会等の地縁自. 治組織に代わり地縁関係を超えて特定のテーマを 介してつながり,まちづくりや福祉,教育など広 範囲に多彩な活動を展開してきている。また,自. 治会や町内会は,これまでの自治体行政との下請. 2.住民主体の相互援助活動のもつ特性と「協 働」. 先に定義した相互援助活動の対象となる住民活. 的な地縁関係を見直し,過疎化や高齢化が進む住. 動は,組織としての形態に限らず,家族や近隣を. 人の生活特性に応じた互助活動を行うなど共生組. 含め,実際には多種多様に存在する。ここでは,. 織として必要な機能を強化してきている。. 地域福祉の実践との関係から主に自治会,協同組. 住民主体の相互援助活動は,共同体的束縛から. 合等の地縁を基にした互助活動,また地縁を介さ. の解放と共同体的保護・連帯の喪失という両義の. ないボランティア活動や当事者団体としてのセル. バランスを取りながら,どのように地域に根をは. フヘルプグループ(SelfHelpGroup以下,SHG). り「新しい公共」としての地域自治組織3)として. 活動に焦点をあてる。. の展開が可能であろうか。その「新しい公共」と. 今日,各自治体において多様化する福祉ニーズ. しての地域自治組織が個々の特性を活かしながら. に対応すべく,医療・保健・福祉の連携による総. 連携・協働を図り地域社会全体の「共助」機能へ. 合的なケアシステムの構築,児童・高齢者の虐待. と止揚することができるかどうかが,地方自治体. 問題,DVの問題,ホームレスの問題等々の権. の役割・責任の明確化と共に公私協働が機能する. 利擁護のためのネットワークの構築等が試みら. 分権社会の成否を握っているといえるのではない. れ,関連する既存団体間等で「協働」の仕組みや. だろうか(五十嵐,2007:196)。. ルールが蓄積されてきている。しかし,一方で,. 谷口政隆(2007:23)は,「地域の福祉力」に. その「協働」の難しさが指摘されているのは,自. ついて,「地域社会の人びとが,そこに存在する. 治会,町内会,協同組合等の地縁を介した自治組. ニーズを検出し,また地域社会が向かおうとして. 織と機能的コミュニティとしてのボランティア,. いる目標を見定め,相互信頼を深めながら,その. 市民活動との協働である。. ニーズの充足と目標達成について行動を起こし,. 地域社会の中で連携と協働を持続的に展開してい. 76. 和田敏明(2002:16−17)は,所属する全国社 会福祉協議会で行われた「協働」に関する調査括.
(6) 「地域福祉の推進」に関する方法論的検討(Ⅲ). 動をもとにその質的理由について集約している。. 次にそれら多様な歴史性や特性をもつ住民主体. それによると,まず協働以前の段階での困難さと. の相互援助活動との「協働」のための具体的なソー. して,「自らの組織の活動以外のことに関心をも. シャルワークに論点を絞りながら整理していきた. つ活動者がすくないこと」を指摘する。またその. い。まず,専門職との関係性については早くから. ために,組織,団体間で関心をもってもつながる. 議論されてきたSHG研究から学んでみたい。. 機会,接点がもてるよう,出会ったり,協働する ためのプログラムが必要であること。それと関連. SHGの活動自体については,一般に,その活 動の特徴を踏まえ,2つの意味があるといわれる。. し,他の組織,団体と連携する場合の心理的な距. 1つは,個人による自助,独立の意味(自分のこ. 離が直接的な行動に大きく影響していることを挙. とは自分でする)があり,自立(自律)をさして. げている。実際の連携・協働の活動を経験した人. いる。もう1つは,相互援助(mutualaid),共. たちの継続性の困難さに大きく影響している点と. 同の意味である。いわゆる「仲間同士の共同によ. して,「お互いの行動原理文化の違い」を挙げて. る自助」の意味も含め,「自分のことは自分です. いる。たとえば,「地縁団体では役員は頼まれて. る(self−help)」と「相互に助け合う(mutualhelp)」. なったのだという意識をもち,丁寧な対応を望む. が組み合わされて「仲間同士が支え合うグループ・. 場合が多いが,市民活動団体では,自発的に役員. である(久保,2004:141)。. になり,仲間として平等に接することを望む人が. 今日,わが国におけるSHGを包括する定義に. 多い。代表の持つ役割も異なる。既存団体では会. ついては,その組織形態の多様性もあり,若干論. を代表する人が大きな権限をもち,話し合いや調. 者による違いが見られる。たとえば岩間泰夫(1994. 整もトップとの関係で進むことが多いが,市民団. :34−35)は,「病気や障害などによる生活上の変. 体ではメンバーは対等であり各々が納得してやっ. 更を強いられるような問題を持つメンバー同士の. ている。リーダー中心で決める方法では進まない。. セルフヘルプを生み出し,形成し,推進させるた. 企画や相談にあたって,既存団体では原案をあら. めに組織された自立性を有する継続的な活動体で. かじめ策定しておくことが歓迎されるが,市民団. ある」と定義している。また岡知史(2006:. 体ではゼロからの話し合いの結果,案が生み出さ. 254−255)は,その組織形態の多様性を踏まえ地. れるものと考えていて,原案があることは,対等. 域福祉における当事者組織とSHGを区分してい. 性を失わせる。創意性や,自発性を失わせるとと. る。一方の当事者組織については,基本的に援助. られる等である。また,地縁ないしは地縁を基礎. 機関によって支援された介護者(家族)の会等の. にした組織は,公平,一律等の行政的原理や文化. 在宅福祉・地域保健サービスの利用者から構成さ. の影響を受けている場合が多い。」このように前. れる消費者団体であるとしている。その上で,共. 章でも触れた,前近代的な相互扶助基盤をベース. 通概念として,「いずれもその構成員が特定の体. とした準強制的な自治組織・団体のもつ特性とボ. 験を共有し,その体験に付随する諸困難に対処す. ランティア・市民活動等の近代化の過程を経た自. ることを目的として自発的かつ主体的に展開され. 由意思に基づいて組織された活動のもつ特徴の違. ている持続的な市民活動の形態である。」と定義. いがそこでは,如実に浮き彫りになっている。そ. している。また当事者組織とSHGは一つの連続. して和出(2007:17)は,その協働のあり方とし. した概念の両極であり,多数の組織・グループは. て,その組織・団体のもつ相互の特徴を組み合わ. その中間のどこかの位置にあると述べ,組織形態. せること。そして,お互いの原理,文化等の違い. の包括的な解釈の難しさを補足している。. や特徴を無理に変えなくても分かりあい,理解し. 本稿では,岡が区分するところの当事者組織を. あうことの前碇がまず求められると指摘してい. も含め,特定の体験を共有する当事者として仲間. る。. 同士の共同による自助という,その組織的な特性. 77.
(7) 五十嵐 雅 浩. を踏まえた自立性をもつ「持続的または,継続的 な活動体である」という解釈に従う。. 野田哲朗(1998:29−33)は,そのSHGのも. でもある。. また具体的な「協働」の方法として,松田博幸 (2001:13)は,ソーシャルワーカーによる援助. つ多様な組織的形態の区分の試みとして,活動の. においては,「援助する者と援助される者」という,. 志向と現象的な特徴から6つの群に整理してい. 役割が固定された非対称的な関係が基本とされる. る。4)①匿名自助志向群(AAタイプ)〈課題限定,. のに対して,SHGにおいては,援助する立場と. 訓練・治療中心〉②家族自助志向群(家族会タイ. 援助される立場がたえず入れ替わり,また,援助. プ)く代弁・要求中心〉③連合組織志向群(連合. することで援助されるという関係性が内在化され. 会タイプ)く行政対応,運動・協力中心〉④自律. ている(「ヘルパーセラピー原則」)。このSHG. 相助志向群(友の会タイプ)く疾病管理,相互扶. は専門職のもつ文化とは異質かつ対抗的な文化を. 助中心〉⑤自立生活志向群(自立生活支援タイプ). 生み出し,その専門職的な発想になじみにくいと. く生活確保,獲得中心〉⑥市民運動志向群(ボラ. 感じられる文化が,協同を図ることによってソー. ンティア活動タイプ)く連携・協働中心〉. SHGと専門職との関係性については,一般に SHGの活動志向性やグループメンバーがどのよ. シャルワーカーとの相互援助関係としても実りあ る協働が可能ではないだろうかと述べている。 行政との協働に関してヒル(Hill,K,1987:46). うな体験を共有する当事者グループであるのかに. は,セルフ・ヘルプ活動を支援する上で大切な視. よって異なり,たとえば医師,心理療法家,看護. 点として,まず柔軟性と非指示性を挙げている。. 師,保健師,研究者,地域行政担当者,ソーシャ. 何よりもSHGの特性である非公式性(informality). ルワーカー等,多様である。. や開放性,構造の欠如というものは,ほとんどの. 川田誉音(1981:49)は専門職との関係性につ. 行政の仕事がそれによって判断されるところの基. いて,「非常に多様なSHGの一部をとって,全. 準とは,全く正反対のものだということ。そして. 体的な評価を下すことは危険である。各種の. セルフヘルプ活動との関連において行政政策を発. SHGが発達してきた歴史的必然性と人間にとっ. 展させるための第一歩は,福祉(well−being)に. ての本質的な意義を問いながら,個々のグループ. 対する行政の責任と個人やその周囲の社会に対す. の実践を正しく理解することが必要であろう。そこ. る行政の役割を,どう考えているのかをはっきり. からあらかじめ規定された『専門的援助Pro鎚sional. と明言することが重要であると述べている。. help』とか『非専門的援助』の性質を超えた,個々. このように,SHG研究から示唆は,今日の地. の専門家とセルフ・ヘルプ・グループとの独自な. 域福祉の推進に向けた「協働」のあり方を考える. 関係がつくられていく必要がある」と指摘してい. 上で個々の活動や組織特性への深い理解とともに. る。SHGと専門職の協働においては,独自の文. 「実践の知恵=文化」を尊重することが必要であ. 化,伝統,活動方法,構造を創出した,当事者た. ること。そして,いずれの機関からのアプローチ. ち自らが始めた自発的で草の根的な現象であった. においても適切な距離と関係性への配慮のもとに. ことを尊重し,相互の認識をもとに連携を図る必 要があることの大切さについては他の研究者らに. 「協働」を図らなければならないことを重く投げ かけている。. ょっても強調されてきた。5)そこからは自ずと先 の和田による指摘と同様に福祉行政担当者,地域 包括支援センター,市町村社会福祉協議会等どの ような立場に依拠する場合においても,ソーシャ ルワーカーが住民主体の相互援助活動との協働を. 行う際に自覚しなければならい基本的なスタンス. 78. 3.地縁基盤としての住民主体の相互援助活 動とソーシャルワーク これまで相互援助活動が展開される場としての 地域社会の内部に認められる地縁基盤との関係に.
(8) 「地域福祉の推進」に関する方法論的検討(Ⅲ). 注目してきた。次に住民主体の相互援助活動と. な自由意思に基づいた独自の地縁的な相互援助基. ソーシャルワークとの具体的な「協働」の実践が. 盤の中で地域医療とともに国に先駆けた地域の集. 蓄積されてきている農業協同組合による福祉活動. 団検診,成人病予防活動等の保健活動,ヘルパー. から学んでみたい。. 的援助を含めた助け合い支援などの福祉活動,公. 近年,農業協同組合,生活協同組合,労働者協. 的介護保険の開始以後は,高齢者の在宅支援施設. 同組合など地域の中で草の根的なボランタリズム. や相談支援拠点の充実など医療・保健・福祉を統. としての相互扶助基盤を残し,独自の福祉コミュ. 合的する先駆的な事業発展を行ってきた。. ニティの形成を通した福祉活動が盛んに行われて. 田渕直子(2003:2ト50)は,ボランタリズム. いる。ここで農業協同組合(以下農協)の相互援. 概念をボランティアの原理と区別しながら,今日. 助活動を取り上げるのは,1992年の農業協働組合. 的観点より整理したイギリスの,ステイーヴン・. 法(第10条12)の改正以後,厚生連医療機関との. P.オズボーンの①「ボランタリイイズム」(行為. 連携のもとで高齢者福祉事業を通し総合的なケア. のレベル)と②「ボランティアリズム」(個人の. システムへの本格的な参入とともに地縁的な相互. レベル),そして③「ボランタリズム」(組織のレ. 扶助基盤と近代主義的な意識に基づいた相互援助. ベル)という近接した概念区分を引用し,「ボラ. 活動とが独自の特徴をもって展開されていること. ンタリズム」は組織化された行為に関わる概念と. に注目するためである。. して①自発的に②活動の社会的意義を自覚して,. 農協は農業協同組合法(1947年)に規定された. ③組織的に行為する原理であると定義し,農協厚. 組織であり,農協が行う事業は営農指導,借用金. 生(医療保健)事業の長い歴史を通して,戦前か. 融事業,厚生連医療,福祉事業,共済事業,住宅. らボランタリズムに基づいた事業創造が進んでき. 事業,など多岐にわたる。地域の中で,独自の事. た事実を確認するとともに,事業の発展がプロ. 業経営をもとに,組合運動の延長として相互援助. フェショナルの域に達した時期に相互扶助基盤と. を目的とした協同組合の福祉事業や活動が行われ. してのボランタリズムが失われてきた過程を整理. ている。協同組合と地域共同体との違いについて. している。田渕が言うように,医療や福祉などの. 蟻塚昌克(1999:167)は,①地域共同体は生. 事業やサービスは,公共性が前提であり,自ずと. 産や生活を地域で共有していることが基盤になる. 会員のみを対象とすることはできない。そのよう. が,協同組合は規約を認め合う自由な市民によっ. なより一般的な地域社会の中で果たす専門職性の. て組織されていること。②地域共同体ではそこに. 高度な発達において,従来の会員相互の援助活動. 生きる者は共同体のきまりを守らなければなら. との関係が曖昧になってきている。また,農協の. ず,理不尽にみえるきまりや方針でも,場合によっ. 地域協同組合は,会員間の相互援助活動それ自体. ては従わざるをえないが,協同組合では組合員が. が事業の目的ではなく,経済,経営的な観点から. 任意に加入し,又は自由に脱退することができる. の農業振興や協同生産や購買等の中核となる事業. こと,③組合員の議決及び選挙権は,出資口数に. が行われている。そこでは,当然事業の採算性も. かかわらず,平等であることが規定され,組合員. 重視され,事業全体からすると後発的な公的介護. には脱退の自由があること,さらに自由に意見を. 保険を中心とする高齢者福祉事業は,公的な福祉. 表出する権利があること等を挙げている。このよ. サービスゆえに制約も多く,制度見直し等の動向. うに協同組合の福祉活動は,地縁を基盤としなが. と相まって経営的な観点から今日的な課題も投げ. らも自由を契機とした人々が民主的運営のもと集. かけられている(五十嵐,2006:84−86)。ゆえに. い活動する,相互援助機能をもつ独自の地域自治. 公的な福祉サービスを中心とした協同組合の行う. 組織を形成している組織活動といえる。. 福祉事業のあり方の見直しを通して,バブル後か. 地域差はあるものの協同組合組織とい. う近代的. ら続く地域経済の冷え込みと連動した事業全体の. 79.
(9) 五十嵐 雅 浩. 視野から改めて相互援助組織としてのアイデン. した)が併行もしくは,別の視座をもつ実践とし. ティティの再構築が求められているのも現実であ. て他職種間を含めたチーム連携を通して「協働」. る。. を図るのかという課題でもある。いわゆる個別の. その点について朝倉美江(2004:16)は,この. ケアマネジメント実践を通して,補完的なイン. ような公的福祉サービスのみに傾倒した現在の協. フォーマルサービスという観点からの「協働」で. 同組合福祉に警鐘すると共に住民の生活福祉の視. はなく,多様な住民活動との協同的な「協働」の. 点から福祉コミュニティ形成における協同組合福. あり方を方法論としてどのように整理していくの. 祉のもつ可能性について①地域に根ざすことに. かという課題である。. よって,政府や市場に依存するのではなく,そこ. 本稿では,住民主体の相互援助活動に注目し,. に生活する主体である組合員が,地域の生活者と. 地域社会の内部にある地縁的な相互援助基盤を含. して自立しあい,協同していくことを選択するこ. めた住民活動との「協働」関係を形成することの. とで地域の雇用や生活,消費の仕方を新たに提案. 意義を注目してきた。また,ソーシャルワーカー. することが出来ること。また②協同組合福祉は,. が個々の住民活動のもつ地縁基盤も含めた「実践. 組合員が地域に根づいた生活者であることから,. の知恵=文化」を尊重し支援における適切な距離. 組合員が主体となった活動・組織を現実のものと. と関係性を指標にできるプロセスが必要であるこ. することが出来ることを挙げている。. と。そして公的な福祉サービスを担う個別支援を. このように経営基盤との関係からも今日的な課. 軸としたソーシャルワークと個々人の地域生活の. 題があるものの協同組合福祉の実践に注目したの. 中で築かれる住民相互での支え合いまたは,ケア. は,地域住民でもある会員間の相互援助基盤との. し合う関係との「協働」に視座した方法論に関す. 関係である。協同組合の実践はその思想を実体化. る理論的な整理については次稿としたい。. し,地縁を介した相互援助の関係を維持発展させ ながら,地域型コミュニティと自由を基点とする 機能型コミュニティとのが相互に機能し福祉事業 等の活動が展開されていることである。. 註. 1)平野(2007:13−14)は,セミフォーマル,ノンフォー マル等の他者の解釈を紹介すると共に昨今のイン フォーマルな福祉活動の解釈が混交とし「フォーマル. まとめにかえて一今後の課題. =制度」という社会福祉上の整理がなされやすい環境 があることからすると,組織的なインフォーマルな福. 最後に,これまで見てきた住民主体の相互援助 活動との「協働」のあり方に関する論考に学び,. ソーシャルワークの方法論の観点から理論的な課 題を整理しておきたい。. 祉活動は「地域福祉におけるフォーマルな活動」とし て位置づける必要があるのではないかと述べている。 2)恩田(206:7−9)は,その「互助行為」については, 行為者が特定の相手との互酬的な関係にあり,主体と 客体が双方で入れ替わる「互酬的行為」(ユイ)と,行. 何らかの機関に所属するソーシャルワーカーが. 為者間で資源の配分を公平に行いその成果を順次成員. 地域福祉の推進の理念のもと,住民主体の相互扶. 間で再分配するように主体と客体が特定の行為者関係. 助活動との「協働」を考えた場合,個別支援を通 した公的なサービスを基にしたケアマネジメント. を軸にその延長線上でインフォーマルな社会資源 としてそのあり方を探るのか。または,チームで. 他のソーシャルワーク方法との複合的な方法を用. に限定されない「再分配的行為」(モヤイ)があると分 析する。また,一方向の行為である「片助行為」(テツ ダイ)については,共同体が前提にしている成員間の 対等なヨコの社会関係に基づく「支援的行為」と,行. 為者間に「助力」格差が存在するタテの社会関係に基 づく「援助的行為」に大別でき,前者は卜から支える. 助勢としての支援関係を示し相手の自助を促す互助行. いるのか。一方で,個別のケアマネジメントと他. 為でもあるとし,後者の場合は,社会的弱者が地位や. のソーシャルワーク(集団,組織や地域を対象に. 財産,権力ある有力者から保護を受ける援助関係の行. 80.
(10) 「地域福祉の推進」に関する方法論的検討(Ⅲ) 為と言えると整理している。(恩田p9)その上で,「互 引用文献. 酬的行為]「再分配的行為」「支援的行為」は,ヨコの 社会(水平的)関係に基づく互助行為として整理でき ると述べている。 3)山崎(2003:215−222)は,「認可地縁団体制度」や 合併行政に絡む「地域自治区」の制度化の可能性に触れ,. 地域分権を担う地域住民自治組織のあり方を追求して いくことは,地方分権の暮らしの場からの具体化であ り,住民生活と公共部門をつなぐ地域社会における新. しい仕組みを成立させていくための課題であるとのべ ている。 4)野田(1998:29−33)は,それぞれの群を次のように 説明している。①匿名自助志向群は,特定疾患等の治 療的効果やリハビリ訓練効果等をめざした,きわめて. 限定的課題への取り組みを中心とした活動を行う。② 家族自助志向群は,本人の抱える問題・課題を,本人. に代わって家族や直接かかわりをもつ専門家等が代弁 して,その対応・対策を要求していく活動を行う。③ 連合組織志向群は,同一の障害や難病等,性格や課題 を同じくするグループが,より広い範囲において連合 し,共同して同一の対象に問題・課題への対応を働き かけていくような活動を行う。(釘自律相助志向群は, 同一の疾病や障害等の問題を抱えるもの同士が,仲間 の情報を交換し合ったり,また親睦を深める行事を行 う等して,互いに励まし合い,孤立・孤独を防いで助 け合う等の活動を行う。⑤自立生活志向群は,自律相. 助志向群が疾病や障害からの自律を目標としているの に対し,この志向群では生活の自立(律)をねらいと する。そのため,メンバー相互の日常生活自立に向け てのピア・サポートや年金,住宅,就労等のピア・カ. ウンセリング等の幅広い相談活動等を行っている。⑥ 市民運動志向群は,最近の現実の活動を例にとるなら ば,震災時の疾病・障害者の安全対策の研究を自ら行 い,行政の災害対「策の立案に当事者として参画したり, 都市整備計画の立案等にまでかかわるという活動,ま た,広く市民一般に疾病・障害問題や予防の啓蒙を行っ たりという活動等,非常に幅広い関心と活動を特徴と. する。 5)その点に関する諸外国のレビューについては,以下 の文献等に詳しい。グリーン・渡辺・律子(1989)「1980. 年代の米国におけるセルフ・ヘルプグループの実践と 研究の動向−ガートナーら(1977年)とパウエル(1987) の比較を中心に−」相川書房『ソーシャルワーク研究』. Vol.15No.358−64,・Kats,A.H(1993)『Self−Helpin AmericaASocialMovementPerspective』(久保紘章 監訳(1997)『セルフヘルプ・グループ』岩崎学術出版 社 88−102,・中田智恵海(2000)『セルフヘルプグルー プー自己再生の援助形態』八千代出版 209−221。. ・五十嵐雅浩(2007)「〈地域福祉の推進〉 に関する方法 論的検討(Ⅰ)一地域を基盤としたソーシャルワーク の視座−」『北海道教育大学紀要(人文科学・社会科学 編)』第57巻第2号 ・恩田守雄(2006)『互助社会論』世界思想社 ・平野隆之(2007)「インフォーマルな福祉活動の広がり と課題」全社協『月刊福祉』第90巻 第8号 ・牧里毎治(2007)「巻頭言:ソーシャル・キャピタルと. ソーシャルワーク」相川書房『ソーシャルワーク研究』 Vol.33No.2. ・山崎丈夫(2003)『地域コミュニティー地域分権への協. 働の構図』自治体研究社 ・谷口政隆(2007)「地域社会の福祉力とは何か一地域創 成のエネルギーを生み出していくために−」鉄道弘済 会『社会福祉研究』第99号 23−30 ・和田敏明(2002)「広がる地域福祉の担い手の役割と協. 働」和田敏明編『地域福祉を拓く③地域福祉の担い手』 ぎょうせい ・久保紘章(2004)『セルフヘルプグループー当事者への まなざし−』相川書房 ・岩田春夫(1994)『セルフヘルプ運動とソーシャルワー. ク実践一息者会・家族会の運営と支援の方法』やどか り出版 ・岡知史(2006)「当事者組織・セルフヘルプグループ」. 中央法規『地域福祉辞典』 ・川田誉音(1981)「セルフ・ヘルプ・グループについて」 『公衆衛生』Vol.45No.8 ・Hill,K(1987)岡知史・久保紘章訳「セルフ・ヘルプ 活動を支える」『看護学雑誌』Vol.51−1 ・松田博幸(2001)「援助専門職者が育てられる場として. のセルフヘルプ・グループ」鉄道弘済会『月刊福祉』 ・野田哲朗(1998)「セルフヘルプ・グループ活動の6つ の志向群−セルフヘルプ・グループ活動のタイプ分類 −」『セルフヘルプグループの理論と展開』中央法規 ・蟻塚昌克(1999)『介護保険と協同組合福祉』家の光協. ■′ゝ フ三 ・田渕直子(2003)『ボランタリズムと農協一高齢者福祉. 事業の開く扉』日本経済評論社 ・朝倉美江(2004)「コミュニティケアを担う協同組合福 祉へ」,『くらしと健康』日本文化厚生農業協同組合 No.65. ・JA信州うえだ地域福祉将来検討委員会(2004)「JA 信州うえだ地域福祉活動に関する組合員アンケート調 査報告書」 ・五十嵐雅浩(2006)「地域で育むいのち∼ソーシャルワー. クの可能性−JA信州うえだの協同組合福祉とその実 践に学ぶ」郷土出版社 長野大学編『いのちの対話−. 81.
(11) 五十嵐 雅 浩. ふたたび生と死を考える』. 参考文献. Kuropatkin,P(1996)『相互扶助論』大杉栄訳 同時 代社. (函館校准教授). 82.
(12)
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