鳥類における性分化機構の解明:HINTW/HINTZ遺伝子を中心に
2
0
0
全文
(2) えた。. た。. 鳥類の性決定様式における、もう一つの仮説と. すると、HINTZを過剰発現させた雌の生殖腺. して、W性染色体上にある。㎜Wr豚遺伝子が一性決. において、雄特異的に発現する遺伝子である. 定を担っているという説がある。㎜灰はZ性. 80〃や〃の発現が見られた。このことから、. 染色体上に存在する㎜の相同遺伝子である. HINTZが生殖腺の雑化に関与していることが分. (Hori et a1.,2000;0’Nei11et a12000)。」㎜. かった。また、通常の雌の生殖腺において発現が. を含む舳rファミリーはHistidine冊iad(HIT). ほぼ見られない刀Mπηの発現も見られた。そし. モチーフ(His・x・His・x・His・x・x;x、疎水性アミノ. て興味深いことに、∫〃wzと刀Mπ〃の発現部. 酸)と呼ばれる特異な配列を持っている(Bremer. 位が重なり合わなかった。この二つの結果から、. eta1、,1997)。しかしながら、孤VrπはそのHIT. HINTZがDMRT1の雄性化への遺伝子カスケー. モチーフが欠損しており、雄の生殖腺において. ドより上流に位置していることが分かった。また、. HINTZの遺伝子産物はホモニ量体を形成し、リ. HINTZはDMRT1の発現に対して間接的に関与. ジン基とAMPの間を加水分解する酵素活性を持. していると考えられる。これはつまり、HINTZ. つのに対して、雌では∫”W〃と㎜WZの遺伝. とDMRT1との間で仲介となる雄特有の因子が存. 子産物がヘテロニ量体を形成し、HINTZのホモ. 在することを示唆している。また、㎜πをノ. ニ量体に対してドミナントネガティブに作用す. ックダウンさせた雌の生殖腺において、雄特異的. ることで雌性化のシグナルが働くと考えられて. に発現する遺伝子である〃の発現は見られた. いる(Hori et a1.,2000;0’Nei11et a12000)。この. が刀M児〃の発現は見られなかった。. ような特徴から、舳〃と舳r〃こそが. これら全ての結果は、ニワトリの性は1性染色体. DMRT1の上流で性決定を担う因子なのではない. 上のいくつかの因子がそれぞれ別の遺伝子カス. かと私は考えた。そこで㎜を2日胚以降の. ケードを作り、それらが互いに影響し合うことで. 雌の生殖腺で過剰発現させると雌の生殖腺の雑. 決まるというAmo1dの仮説を支持するものであ. 化により、性分化因子の発現様式に変化が現れる. ると私は考える。また、HINTZ/HINTWが鳥類. のではないかと考えた。また、㎜r〃をノック. において性決定の」端を担っていることを解明. ダウンさせることにより、㎜を過剰発現さ. することができた。今後は、HINTZとDMRT1. せた場合と同様の結果が得られるのではないか. との間で仲介となる因子の特定とHINTZと. と考えた。よって私は、ニワトリの2日胚におけ. HINTWとの生殖腺における相互作用について調. る生殖腺予定領域に対してエレクトロポレーシ. べる必要がある。. ョンを用いて㎜VZZの。DNAもしくは、ノ孤WW 遺伝子に対するsiRNAを遺伝子操作で組み込ん. 主任指導教員 吉岡秀文. だウイルスベクターを導入し、それらを過剰発現. 指導教員 吉岡秀文. させて、その胚が生殖腺を形成する9∼12日胚ま. で38℃のインキュベーターで艀卵させて、その. 後生殖腺を回収し固定し、sectionFISH法によ って各性分化因子の生殖腺での発現様式を調べ.
(3)
関連したドキュメント
その産生はアルドステロン合成酵素(酵素遺伝 子CYP11B2)により調節されている.CYP11B2
心臓核医学に心機能に関する標準はすべての機能検査の基礎となる重要な観
今日のお話の本題, 「マウスの遺伝子を操作する」です。まず,外から遺伝子を入れると
第四章では、APNP による OATP2B1 発現抑制における、高分子の関与を示す事を目 的とした。APNP による OATP2B1 発現抑制は OATP2B1 遺伝子の 3’UTR
[Publications] Asano,T.: "Liposome-encapsulated muramyl tripeptide up-regulates monocyte chemotactic and activating factor gene expression in human monocytes at the
マーカーによる遺伝子型の矛盾については、プライマーによる特定遺伝子型の選択によって説明す
しかしマレーシア第2の都市ジョージタウンでの比率 は大きく異なる。ペナン州全体の統計でもマレー系 40%、華人系
同研究グループは以前に、電位依存性カリウムチャネル Kv4.2 をコードする KCND2 遺伝子の 分断変異 10) を、側頭葉てんかんの患者から同定し報告しています