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博士論文審査結果の要旨 博士論文審査委員会

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Academic year: 2021

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博士論文審査結果の要旨

博士論文審査委員会

三 好 審 査 委 員 森 野 博 章

審 査 委 員 新 津 善 弘

審 査 委 員 上 岡 英 史

審 査 委 員 矢 守 恭 子

氏 名 Pham Thi Huong

論文題目 Bandwidth Allocation Methods Based on Quality of Experience Considering Users' Characteristics for Web-based Services

〔論文審査の要旨〕

本論文では,モバイル通信網において,ユーザが実際に感じる品質(Quality of Experience:

QoE)に 基づ いて 帯 域割当 を 行う 手法を 2 種類提 案 した .従 来は ,サー ビ ス品 質(Quality of

Service: QoS)の観点から帯域(量)が公平になるように割り当てる手法(QoS公平割当)が一般的で

あるが,提案手法では QoE の感じ方が異なる複数のユーザタイプが存在すると仮定し,(1)全ユーザの QoEが公平になるように割り当てる手法(QoE公平割当),(2)QoSQoEの両方を考慮したハイブリッ ドな割当手法(ハイブリッド割当)の 2 種類を提案した.QoE 公平割当は既存研究でも扱われている が,従来研究では特定条件時の解を示したに過ぎず,科学的な解法を与えるものではなかった.本論 文では,割当帯域と QoE の関係を示す効用関数や,ユーザ状態の数に依存しないように問題を一般化 して定式化し,その解法を明らかにした.(2)では,ユーザ状態が 3 種類の場合を想定し,QoS 公平割 当と QoE 公平割当の中間に位置する割当方式を提案,より現実的な帯域割当方式を実現した.更に,

QoE公平割当やハイブリッド割当を実現するためのネットワークアーキテクチャについても考察した.

審査は公聴会形式で行われ,審査委員 5 名のほか,他大学教員を含む外部参加者が出席した.約 40 分のプレゼンテーションに続けて,約 45 分の質疑応答が行われた.審査委員から,QoE に注目する理 由のほか,ユーザ状態数,実用化のためのシステムなどに関してプレゼンテーションで不明瞭な点へ の質問があった.Huongさんはこれらの質問に丁寧に答えた.また,予備審査時に課された課題につい ても,適切に修正されたことが確認された.発表論文数に関しても,査読付きジャーナル論文 2 件,

査読付き国際会議論文 3 件,その他の学会発表 6 件,学会からの受賞1件があり,学位取得条件を満 たしていることが確認された.

質疑応答のあと,審査委員5名による投票が行われ,全員一致で合格と判定された.なお,2.3節の 式(2.2)の周辺に分かりにくい表現が残っているが,軽微な修正であるため,最終版提出までに指導教 員の責任において修正を行うこととした.

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