2019 年度 修士論文
吹出風速分布を与えたエアカーテンに関する研究
―PIV と CFD による気流性状の把握―
首都大学東京大学院 都市環境科学研究科 建築学域 博士前期課程
2年
18852511 岡田拓真指導教員 永田明寛
1.2
既往研究
1.3研究の目的
1.4論文の構成
第
2章
PIV測定による気流性状の把握と
CFD解析の整合性確認
2.1緒言
2.2
実験装置概要
2.3実験概要
2.4
実験装置の風量収支の確認
2.5
撮影画角
30cm×30cmでの
PIV測定
2.5.1 PIV測定概要
2.5.2
撮影領域について
2.5.3 ACの概要
2.5.4 AC
の吹出風速分布の確認
2.5.5 PIV測定ケース
2.5.6 PIV
測定結果
2.5.7 CFD解析概要
2.5.8 PIV
測定と
CFD解析の比較
2.5.9
外気侵入量と気流遮断率による比較
2.6撮影画角
15cm×15cmでの
PIV測定
2.6.1 PIV測定概要
2.6.2 AC
の概要
2.6.3 AC
の吹出風速分布の確認
2.6.4 PIV測定ケース
2.6.5 PIV
測定結果・考察
2.6.6 PIV
測定と
CFD解析の比較
2.6.7
外気侵入量と気流遮断率による比較 第 3 章
CFD解析によるケーススタディ
3.1緒言
3.2
実験モデルを用いた等温定常解析
3.3単純化モデルを用いた
CFD解析
3.3.1単純化モデルの妥当性検証
3.3.2
後付型単純化モデルを用いた等温定常解析
・・・3
・・・4
・・・4
・・・8
・・・8
・・・8
・・・13
・・・14
・・・14
・・・17
・・・18
・・・19
・・・21
・・・22
・・・28
・・・29
・・・34
・・・35
・・・36
・・・37
・・・40
・・・41
・・・42
・・・47
・・・52
・・・54
・・・54
・・・59
・・・59
・・・63
3.5
非等温非定常解析 第
4章 総括
吹出風速分布を与えたエアカーテンの圧力損失に関する近似式 結論
今後の課題 参考文献 謝辞 付録
・・・82
・・・102
・・・104
・・・105
・・・106
・・・107
・・・109
1
第 1 章
序論
2
1.1 研究の背景
建築物の出入り口は、人の通行などにより開放状態になることで、そこからの外気の侵入 や室内の空調された空気の漏洩により熱損失が生じやすい。そのため出入り口における気 流の流入出量を抑えることは、建築物内の温熱環境や省エネルギー性を考える上で重要な 課題と言える。建築物の出入り口における外気負荷削減の手法としては、自動ドアや回転ド アなどが挙げられ、既往研究も多く存在する。エアカーテン(以下
AC:Air Curtain)も、外気負荷削減の手法の
1つとして商業施設やオフィスの出入り口に配置されることがある。
AC
は、細長い長方形の吹出口から一定速度の気流を吹出すことで
2つの空間を遮断する ものであり、現在では様々な用途で用いられている。主な用途としては、冷蔵、冷凍陳列棚 に用いられるもの、工場などで防塵・防虫の目的で用いられるもの、医療施設やクリーンル ームなどで細菌を遮断するために用いられるもの、飲食店などで分煙を目的として用いら れるものなどが挙げられ、これらに関する研究は多くなされている。これらと比較して、建 築物の空調負荷削減のために出入り口に設置される
ACは国内ではあまり見かけることは ないかもしれないが、人の出入りが激しく扉が設置されていても開放状態となってしまう ような建築物の出入り口に設置されることが多く、既存の建築物の出入り口に後付で設置 されるケースや、自動ドアと組み合わせて設置されるケースも増えており、その需要は高ま ってきていると考えられる。
ACの形式もプッシュ式、プッシュプル式(循環式) 、縦型、横 型など様々である。
この
ACについてこれまで様々な研究が成されてきている
1)7)が、出入り口に設置される
ACを対象とした気流遮断性能向上に関する研究は少なく、改善の余地があると考えられる。
AC
の気流遮断性能を向上させる最も効果的な手法は吹出風速を増加させることである。し かし人の通過が少ない工場や冷蔵室などではこの手法は有用かもしれないが、人通りの多 い商業施設やオフィスの出入り口においては、強い風によって通行人に不快感を与える可 能性が懸念される。そこで目を付けたのは、人が通過する量の少ない
ACの両端部である。
そもそも、AC を稼動させている状態で気流の流入出量が多くなるのが、AC が靡くことに
よって生じる
AC横の空間である。この
ACの両端部の風速を増加させることで、通過する
人に不快感を与えず
ACの風量を増加させることができ、
ACの両端部が捲くれ上がるのを
軽減させることが出来るのではないかと考えた。
3
1.2 既往研究
渡邉ら
1)は、CFD 解析にて
AC周りのパラメータが遮断性能に及ぼす影響を明らかにし た。また、
ACの気流遮断性能に影響を及ぼす要素である内外温度差、内外差圧に関する研 究として、非等温解析により、内外差圧がある状況下では内外温度差は
ACの気流遮断性能 に大きな影響を及ぼさず、外気侵入量は温度差がある条件でもない条件でも内外差圧によ って決まるということが分かっている。
また、AC のスケール長さ
Lと開口高さ
Hを用いた無次元開口高さ
H/Lと
ACによる圧 力損失係数、流量係数との関係とその近似式を示し、一般化している。
-20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20
-25 -20 -15 -10 -5 0 5 10 15 20 25
外気侵入量[m3/s]
内外差圧[Pa]
Vac=0 (ΔT=20) Vac=0 (ΔT=-20) Vac=0 (ΔT=0)
Vac=0 (差圧制御なし) Vac=9 (ΔT=20) Vac=9 (ΔT=-20) Vac=9 (ΔT=0)
Vac=9 (差圧制御なし)
図
1-1 内外差圧がある条件下での内外差圧と外気侵入量の関係(温度差ありと温度差なしの比較)
4
1.3 研究の目的
AC
の両端部の流速を増加させ、風速分布をつけた際の気流性状を
S=1/10の実験模型と
PIV(Particle Image Velocimetry)測定によって把握する。また、PIV測定と
CFD解析の解 析結果を比較し整合性を確認した上で、
CFD解析による様々なケーススタディを行い、
ACに流速分布を与えた際の効果を明らかにする。そして解析した結果を用いて、
ACによる圧 力損失係数を算出、近似式を作成し、一般化して
ACの設計資料となることを目指す。
1.4 論文の構成
第
1章では、本研究の背景について述べ、検討すべき課題についての考察をし、目的を 延べた。
第
2章では、S=1/10 の実験模型を用いた実験の概要と
ACの気流性状の把握するために 用いる
PIV測定の概要を延べ、PIV 測定と
CFD解析の解析結果を比較し、CFD 解析の妥 当性を確認する。
第
3章では、CFD 解析による定常解析と非定常解析について述べる。定常解析では
2章で用いた解析モデル(実験モデル)を用い、流速を増加させる両端部の長さと流速をパ ラメータとし、気流遮断性能への影響を確認する。非定常解析では人体通過に連動して風 速の制御を行う人体通過連動型
ACの気流遮断性能について確認する。
第
4章では、総括としてこれまで行った解析の結果から風速分布を与えた
ACの圧力損
失に関する近似式の作成を行い、AC の設計資料となることを目指した。また、最後に結
論と今後の課題について述べた。
5 第1章での参考文献
1) 渡邉 久 ,
永田 明寛:エアカーテンの熱・気流遮断性能に関する研究, 日本建築学会
環境系論文集 第
83巻 第
743号 , 29-37 , 2018 年
1月
6
7
第 2 章
PIV 測定による気流性状の把握と
CFD 解析の整合性確認
8
2.1 緒言
本章では、縮小模型と
PIV測定を用いた気流性状の把握を行う。PIV 測定は撮影画角を 変えて
2度行っており、それぞれ
ACの流速分布と解析条件が異なる。また、CFD 解析で は実験モデルを再現した解析を行い、それぞれの実験結果との比較を行い整合性があるか 確認する。
2.2 実験装置概要
図
2-1~6に実験装置の概要、表
2-1に実験器具の詳細を示す。実験装置は
S=1/10とな
っており、模型中央に設置した
ACが遮断する
2つの空間を図
2-1のように室内、室外と定 義する。室外空間への給気は、室外上部に設置した給気ファン(Inlet)から送られる空気が 有孔板(開口率:2.95%/穴の直径:5mm)を通して全面から吹出すという仕組みとなっ ている。室外床面も同様に有孔板を通して排気口(Outlet1)と繋がっており、全面吸込で 排気する仕組みとなっている。室内は
ACの吸込口とダクトを接続し、室内の空気が循環す る仕組みとなっており、ダクトの途中に排気口(Outlet2)を設置し、そこから一部の空気 が排気される。
ACは市販のものにダクトを接続し、模型縮尺に合わせた吹出口幅(5mm)
としている。AC の吹出口詳細については
PIV測定の項目にて示す。
2.3 実験概要
冬季を想定し、室内が室外に比べて負圧になるように内外差圧を与えて
PIV測定を行い、
AC(風速分布なし/風速分布あり)の気流性状を比較する。撮影画角は 30cm×30cm
と
15cm×15cm
の
2パターンがあり、それぞれ撮影画角に合わせて
ACの流速や条件を変化
させている。内外差圧は図
2-3に示す室内・室外各
1点で測定し、Inlet から給気する風量 を調節して
0.2~3Paとなるように制御する。また
PIV計測に加え、給気ファンと
ACを稼 動させた状態で
Outlet2から排気される風量を外気侵入量として評価する。外気侵入量は
Outlet2
の開口面積を
25分割し、各面の中心風速から平均風速を求め、開口面積を掛けて
算出する。
表
2-1実験器具詳細
Panasonic 長野計器
FY-30ESS GC68
アイ電子技術 三菱電機
VA-20 BF-23S
AC
風速計 給気ファン
差圧計
9
室内
室外
Outlet2(自然流出面)
Outlet1
(自然流出面)
Inlet1
(流量規定)
AC
Outlet1
Inlet Outlet2
図
2-1実験装置外観
図
2-2実験装置各部詳細
10
200200700300
Y 1500 Z
1500 240
2002001000
300
給気ファン
チャンバー
チャンバー
YZ
図
2-3実験装置断面図(Y=750mm)
図
2-4実験装置平面図(Z=500mm)
図
2-5実験装置断面図(X=500mm) 図
2-6実験装置断面図(X=2250mm)
30001500 630630240
750
X Y
750
500 500
圧力測定点
X Y
アクリル板
InletOutlet1 Outlet2
AC(吹き出し幅5mm)
室内 室外
圧力測定点
500 500
3000
900300 1000200200
120
120
有孔板
(開口率:0.25) AC
給気ファン
X Z
11
吸込口 吹出口
[AC] [給気ファン]
[風速計] [差圧計]
図
2-7実験器具写真
12
また本実験では縮小模型を用いており,本来であれば相似則を考慮しなければならない が,今回対象としている流れ場が,十分乱流域に達しているため,本実験では相似則の考慮 は行わないものとする.Re 数の計算法を以下に示す.
Re =𝑈𝐿 𝜈
= 3 × 0.3 1.51 × 10−5
= 5960
ただし,𝑈:代表流速[m/s],𝐿:代表長さ[m],𝜈:動粘性係数[m
2/s]であり,今回は代表流 速を AC 吹出風速,代表長さを開口高さとした.
図
2-8 Re数計算概要
13
2.4 実験装置の風量収支の確認
本実験で用いる実験装置の妥当性を確認するため、風量収支の確認を行う。
図
2-9に示すように、
Inletから給気する風量、
Outlet1,2から排気する風量を測定した。
測定結果を表
2-2に示す。誤差はわずかであり、この実験装置に空気の漏れがなく、風量収 支が取れていることを確認した。
図
2-9風量測定の様子
[Inlet] [Outlet2]
[Outlet1]
表
2-2風量収支計算結果
平均風速[m/s] 開口面積[㎡] 風量[㎥/h]
Inlet 8.21 0.0506 1495.5336 Outtlet1 9.16 0.0225 741.96
Outlet2 9.22 0.0225 746.82
誤差(Inlet-Outlet1-Outlet2)=6.75[㎥/h]
14
2.5 撮影画角 30cm×30cm での PIV 測定
まず、吹出口、天井から床までを含む
30cm×30cmの範囲を測定したパターンについて 述べる。
2.5.1 PIV 測定概要
図
2-10に
PIV撮影外観を、表
2-3、図2-13に
PIV用実験器具の詳細を示す。
図
2-10に示すように、測定断面にレーザーをカメラと平行、床と垂直になるように照射 する。そして画角を合わせ、床面と水平になるようにカメラの位置を固定する。その後、図
2-11のように定規をレーザー面と合うように設置し、カメラのピントを合わせ、キャリブ レーションを行う。キャリブレーションが正確に完了したら、定規を装置外に取り出し、シ ーディング発生装置と
AC、給気ファンを稼動させ、シーディングの濃度が適切になったタイミングで撮影を行っていく。
Inlet Outlet2
Outlet1
レーザー ハイスピードカメラ
吹出口
ACシーディング発生装置
PC図
2-10 PIV撮影外観
図
2-11キャリブレーション画像 図
2-12撮影の様子
15
図
2-13 PIV用実験器具写真
[水平器][シーディング発生装置]
[レーザー発生装置]
[カメラとレンズ]
表
2-3 PIV用実験器具詳細
Photoron 西華デジタルイメージ
FACTCAM Mini CW レーザー
Nikon 波長:532nm 出力:1~5W
Nokkor 50mm f/1.2 Antari
西華デジタルイメージ HZ-350
KoncertoⅡ 水平器 新潟計器 ALM-230
ソフトウェア
レーザー
シーディング カメラ
レンズ
16
表
2-4に今回使用したカメラレンズ
AI Nikkor 50mm f/1.2Sの詳細を示す。このレンズ は最大絞りが大きく、非常に明るい画像を撮影することができる。
表
2-5に撮影・解析条件を示す。解析手法・条件は既往研究
2)3)4)を参考にした。フレーム レート(時間分解能)は
3000Hz、撮影時間は7秒とし、
1回の測定で
21000枚の撮影を行 った。得られた粒子画像は
PIV解析ソフト
KoncertoⅡ(西華デジタルイメージ)によって解析した。解析は再帰的相関法(Multiple-Pass Interrogation)とノイズ成分を低減させる効 果のあるダブル相関(Multiple Correlation)を用いた。検査領域は
32px*32pxとし、誤ベク ト ル の 発 生 状 況 に 応 じ て 、 設 定 値 以 上 の 移 動 量 を 持 つ ベ ク ト ル を 除 去 す る
MaxDisplacement、標準偏差に設定値をかけた範囲より大きいベクトルを除去する Standard
Deviation、周囲8
近傍のベクトルを合わせたメジアン値と当該ベクトルとの差が閾値より
大きい場合に除去する
Median Filterといったバリデーション処理を行った。
イメージサイズ[px] 1024*1024 時間分解能[us] 333.33(3000fps) キャリブレーション値[mm/px] 0.295 検査領域[px] 32*32
解析エリア[mm] 300*300 ステップサイズ[px] 16*16
計測時間[s] 7 再帰相関
露光時間[s] 1/3000 アルゴリズム ダブル相関
最大絞り f/1.2 最大撮影倍率 0.12倍
焦点距離 50mm
AI Nikkor 50mm f/1.2S 表
2-4 カメラレンズ詳細表
2-5 PIV解析条件
17
2.5.2 撮影領域について
図
2.-14に
PIV測定の概要を、図
2-15に
PIV測定範囲を示す。表
2-4にて示したカメラ レンズを用いて図
2-15に示す赤枠の部分を測定する。範囲は
30cm×30cmとし
ACの吹出 口が右端に来るように設定した。
3000
1500 630630240
750
X Y
750
500 500
圧力測定点
X Y
レ ーザー発生装置
カメラ エ アカーテ ン
の吹出口
撮影
AC吹出口 室内側天井
室内側床
300
X 300
Z
図
2-14 PIV測定概要(Z=500mm)
図
2-15 PIV測定範囲
18
2.5.3 AC の概要
図
2-16に吹出風速分布をつける
ACの詳細を、図
2-17に風速分布をつけるために取り 付けた抵抗メッシュの拡大図を示す。開口率は
53.8%となっており、この抵抗メッシュによって中央部の吹出風速が抑えられ、相対的に両端部の吹出風速が大きくなる。
ACの吹出風 速は基本風速を
9m/sとし、吹出風速分布ありのケースでは両端部
40mmの風速が
12m/sとなるように調節した。
図
2-16 AC吹出風速測定箇所
1cm
図
2-17抵抗メッシュ拡大図
40
240
抵抗メッシュ
12m/s
9m/s
12m/s Z
Y
19
2.5.4 AC の吹出風速分布の確認
AC
の吹出風速分布の確認を行う。図
2-18に吹出風速の測定箇所を示す。それぞれの測 定点の-z 方向の風速を測定し、AC が吹出す噴流の風速分布を確認した。測定結果を図
2-19,20
に示す。どちらも概ね対称的な分布を示しており、目標とした吹出風速分布が再現さ
れていると言える。
図
2-18 AC吹出風速測定箇所
1500
1000
240
300
200
AC
1500
1000
Wac: 5
200
AC
室内
室外
H: 300
13
×
16=
208箇所
5×
8=
40箇所
50
Y Z
20
図
2-20 AC吹出風速分布(Vac=9m/s,両端風速
Ve=12m/s,両端長さWe=40)図
2-19 AC吹出風速分布(Vac=9m/s)
300 280 260 240 220 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240
9-10 8-9 7-8 6-7 5-6 4-5 3-4 2-3 1-2 0-1
300 280 260 240 220 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240
9-10 8-9 7-8 6-7 5-6 4-5 3-4 2-3 1-2 0-1
Y Z
240
300
300 280 260 240 220 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240
11-12 10-11 9-10 8-9 7-8 6-7 5-6 4-5 3-4 2-3 1-2 0-1
300 280 260 240 220 200 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240
11-12 10-11 9-10 8-9 7-8 6-7 5-6 4-5 3-4 2-3 1-2 0-1
21
2.5.5 PIV 測定ケース
図
2-21に測定断面の位置を表す平面図を、表
2-6に測定ケースを示す。開口部の片側の 端部を基準点(Y=0mm)とし、各ケースでそれぞれ、Y=120,30,0,-10mm の断面を計測す
る。
Y=-10mmの断面はエアカーテンの吹出口はなく、内外差圧によって靡いた気流の外側
を計測する。壁はアクリル板となっているため開口部外側でもレーザーが照射でき、計測す ることができる。
解析ケースは内外差圧を
0.5,1,3Paの
3パターンとし、それぞれ風速分布なし・ありのケ ースで測定を行い、計
6ケースの解析を行う。
図
2-21 測定断面詳細(Z=500mm)表
2-6 測定ケース240
基準点
0-1012030吹出口 幅
:5mmアクリル板
レーザー
X Y
case1 case2 case3 case4 case5 case6 内外差圧[Pa]
中央部流速[m/s] 9 9 9 9 9 9
両端部風速[m/s] 9 12 9 12 9 12
0.5 1 3
22
2.5.6 PIV 測定結果・考察
図
2-22に
case1(内外差圧0.5Pa、風速分布なし)の平均流速ベクトル図を示す。図内の黄色の縦線は壁の端を、右上の四角は吹出口の位置を示している。図を確認すると、
流速がかなり小さく捉えられてしまっているものの、気流性状は捉えられていると言える。
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
図
2-22 case1(内外差圧0.5Pa,風速分布なし)の平均流速ベクトル図
Y=120mmY=30mm
Y=0mm
Y=-10mm
23
図
2-23に
case2(内外差圧0.5Pa、風速分布あり)の平均流速ベクトル図を示す。図
2-22の分布なしのケースと比較すると、
Y=0,-10mmのケースで特に風速を保てている と言え、AC の両端部に空気の壁を形成し、外気侵入を抑えていると言える。Y=30mm で は流速が他の部分より小さくなってしまっている。これはメッシュの境付近ということで 流速差が大きく、風が横に流されてしまうなど、気流の乱れが大きいことが原因である考え られる。
図
2-23 case2(内外差圧0.5Pa,風速分布あり)の平均流速ベクトル図
Y=120mmY=30mm
Y=0mm
Y=-10mm
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
24
図
2-24に
case3(内外差圧1Pa、風速分布なし)の平均流速ベクトル図を示す。両端部分である
Y=0,-10mmの結果を見ると、AC が靡くことで
ACの横に空間ができてしまって
いることが確認できる。
図
2-24 case3(内外差圧1Pa,風速分布なし)の平均流速ベクトル図
Y=120mmY=30mm
Y=0mm Y=-10mm
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
25
図
2-25に
case4(内外差圧1Pa、風速分布あり)の平均流速ベクトル図を示す。図2-24の風速分布なしの図と比較すると、両端部に関して
0.5Paの時と同様風速を床面まで保つ ことができていることが分かる。Y=30mm に関しても
0.5Paと同様の結果を得た。
図
2-25 case4(内外差圧1Pa,風速分布あり)の平均流速ベクトル図
Y=120mmY=30mm
Y=0mm Y=-10mm
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
26
図
2-26に
case5(内外差圧3Pa、風速分布なし)の平均流速ベクトル図を示す。内外差圧が大きくなると
ACは大きく靡いてしまい、気流遮断性能が大きく低下してしまうとい うことが分かる。両端部の
Y=0,-10mmの気流は中央部の気流よりも大きく捲くれあがって しまうということも確認された。
図
2-26 case5(内外差圧3Pa,風速分布なし)の平均流速ベクトル図
Y=120mm Y=30mmY=0mm
Y=-10mm
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
27
図
2-27に
case6(内外差圧3Pa、風速分布あり)の平均流速ベクトル図を示す。こちらのケースでも内外差圧が大きい場合では
ACの気流遮断性能が大きく下がってしまうこと が確認された。しかし図
2-26と比較をすると、両端部の
Y=0,-10mmの気流がある程度床 面まで保てていることが分かる。
図
2-27 case6(内外差圧3Pa,風速分布あり)の平均流速ベクトル図
Y=120mmY=30mm
Y=0mm Y=-10mm
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
7
6
5
4
3
2
1
[m/s]0 流速 3[m/s]
28
2.5.7 CFD 解析概要
PIV
測定結果と比較をする実験モデルの概要を図
2-28、図2-29に、解析概要を表
2-7に 示す。解析時間を短縮するため、解析領域は
Y方向中央断面で区切った半分のみとし、断 面を対称条件とした。その他の壁は対数則条件で、乱流モデルには標準
k-εを、移流項には
QUICKを採用した。メッシュ数は約
150万個である。Inlet は流量規定、Outlet1,2 は 自然な流出となるよう全圧
0Paとした。
Inlet Outlet
Outlet
図
2-28実験モデル概要
図
2-29メッシュ概要 表
2-7解析概要
屋外空間 1500*1500*1000 定常・非定常 定常 屋内空間 1500*1500*300 圧縮・非圧縮 非圧縮
給気口 150*150 乱流モデル 標準k-ε
排気口 150*150 壁境界 対数則条件
AC吹き出し口 5*240 移流項 QUICK
有孔板開口率 2.95% Inlet 流量規定
メッシュ数 約150万個 Outlet1,2 全圧規定0Pa
空間条件(単位:mm) 解析条件
29
2.5.8 PIV 測定と CFD 解析の比較
PIV
測定の結果と
CFD解析の比較を行い、整合性を確認する。比較するためのデータは 以下の手法を用いて得る。
PIV
で得られた各グリッドの流速値、座標データを抽出する。その後図
2-30のように
Excel
の
VBAを用いて各高さにおける流速の最大値とその値を示した座標データを更に抽
出し、
ACの中心軸を表現する。
CFDのデータは、
PIVの座標データを
CFDの座標データ に変換し、その後
CFDの解析結果からその座標での流速値を抽出する。その後
PIVと同様 の分析手法で
ACの中心軸のデータを取得する。
各高さにおける流速最大値を示した座標を抽出し、
ACの中心軸を表現する。
図
2-30 流速平均ベクトルの分析手法概要30
図
2-31に分布なしの
AC中心軸の軌跡の比較結果を示す。これを見ると
PIVと
CFDの 中心軸の軌跡は高さ
50mmから上の範囲では概ね一致していると言える。高さ
50mmより 下の部分は
ACの風速が弱まっていることと、室内への外気侵入の気流が強く吹いている こともあり
PIVと
CFDともに乱れが生じている。
図
2-31 case1,3,5(風速分布なし)のAC中心軸の軌跡による
CFD解析との比較
Y=120mmY=30mm
Y=0mm Y=-10mm
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
31
図
2-32に分布なしの
AC中心軸の流速値の比較結果を示す。これを見るとどの測定断面 においても流速値に大きな差異が見受けられる。噴流上部においては
3~5m/s、下部においては
1~2m/sもの差が確認された。また、
CFDの方は内外差圧毎に流速値の軌跡に差があ
るのに対し、PIV の方ではどの内外差圧のケースでも同様の軌跡となっている。
図
2-32 case1,3,5(風速分布なし)のAC中心軸の流速値による
CFD解析との比較
Y=120mmY=30mm
Y=0mm Y=-10mm
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 2 4 6 8
Z[mm]
流速測定値[m/s]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 2 4 6 8
Z[mm]
流速測定値[m/s]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 1 2 3 4 5 6
Z[mm]
流速測定値[m/s]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 1 2 3 4
Z[mm]
流速測定値[m/s]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
32
図
2-33に分布ありの
AC中心軸の軌跡の比較結果を示す。分布ありの
ACのケースでも 内外差圧が小さいケースに関しては中心軸の軌跡が
PIVと
CFDで概ね一致している。し かし内外差圧
3Paの条件下でのケースについては
Y=30,-10mmのケースにおいて差異が見 られた。Y=30mm の部分は抵抗メッシュの端の付近ということで、吹出風速の差が大きく 気流が乱れていることが原因と考えられる。また、
Y=-10mmの断面は開口部の外側なので
Y方向の気流が発生しそれが影響していると考えられる。
図
2-33 case2,4,6(風速分布あり)のAC中心軸の軌跡による
CFD解析との比較
Y=120mmY=30mm
Y=0mm Y=-10mm
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD) 0
20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
Z[mm]
X[mm]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
33
図
2-34に分布ありの
AC中心軸の流速値の比較結果を示す。分布なしの
ACのケースと 同様、このケースでも各測定断面で大きな流速値の差異が見受けられる。特に吹出風速の大 きい両端部の測定断面に関しては特に差が大きく、Y=30mm の測定断面では上部において
8~9m/s
もの差が生まれている。
図
2-34 case2,4,6(風速分布あり)のAC中心軸の流速値による
CFD解析との比較
Y=120mmY=30mm
Y=0mm Y=-10mm
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 1 2 3 4 5
Z[mm]
流速測定値[m/s]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 2 4 6 8 10
Z[mm]
流速測定値[m/s]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 2 4 6 8
Z[mm]
流速測定値[m/s]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD) 0
20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 220 240 260 280 300
0 2 4 6 8
Z[mm]
流速測定値[m/s]
0.5Pa(EXP) 1Pa(EXP) 3Pa(EXP) 0.5Pa(CFD) 1Pa(CFD) 3Pa(CFD)