新居浜市 における工事 中断中の
ゴル フ場開発計画の経緯か ら生ず る法的諸問題 一災害発生の防止 と責任 の観点か ら‑
生野 正剛
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1 は じめ に
愛 媛 県 新 居 浜 市 の 阿 島 地 区 に ゴ ル フ 場 開 発 が 計 画 さ れ た 。 そ の 開 発 計 画 に つ い て は 、 自 然 破 壊 、 環 境 破 壊 、 災 害 発 生 を 危 倶 し た 地 域 住 民 の 激 し い 反 対 運 動 と様 々 な 抵 抗 の な か で (許 可 後 に 、 地 域 住 民 は 開 発 に 同意 )、 異 例 の 長 期 審 査 を経 て 開
受領年 月 日
2003(
平成15)
年12
月20
日 受理年 月 日2004(
平成16)
年2
月16
日‑1‑
発 許 可 が な さ れ 、 工 事 も着 工 さ れ た 。 し か し、 バ ブ ル 経 済 の崩 壊 の影 響 で 、 A開 発 事 業 会 社 の 親 会 社 B産 業 (A開 発 会 社 の 出 資 者 で あ り最 大 の 融 資 元 ) が そ の 系 列 に あ っ た 兵 庫 銀 行 が 解 散 (経 営 譲 渡 ・精 算 で み ど り銀 行 に 移 行 、 さ ら に 現 在 、 み な と銀 行 に 吸 収 合 併 ) し、 そ の た め に 親 会 社 B産 業 自 身 も会 社 整 理 (後 再 建 、 現 在 住 宅 部 門 の み 事 業 ) す る に至 っ た め に、 A 開 発 事 業 者 が 開 発 資 金 調 達 難 に 陥 り、 ゴ ル フ 場 工 事 は 着 工 か ら1 年 1 0 ケ 月 の 段 階 で
総合環境研究 第6巻 第2号
中 断 さ れ る に 至 っ た 。 以 後 中 断 状 態 が 続 い て い る。
工 事 進 捗 率 は 約 41 %で 、 調 整 池 、 沈 砂 池 等 の 防 災 施 設 は 一 部 を 除 い て 完 成 し て い る が 、 現 地 は 樹 木 の 伐 採 ・造 成 に よ り地 は だ が む き 出 し の ま ま 放 置 さ れ て お り、
地 域 住 民 か らは 災 害 発 生 の 不 安 も 出 さ れ て い る 。 しか し、 現 在 ま で 土 砂 崩 れ な ど の 災 害 は 発 生 し て い な い 。 開 発 許 可 権 者 で あ る新 居 浜 市 は 、 現 地 に事 務 所 を設 け、
週 3 回 程 度 見 回 りす る な ど事 業 者 が 現 地 を 市 の 日常 管 理 し て お り、 ま た 、 行 政 側 も、 消 防 署 員 そ の 他 が 雨 期 前 に 地 元 の 人 を 含 め て 防 災 パ ト ロ ー ル を 行 っ て い る の で 、 災 害 発 生 の危 険 は な い と して い る。
開 発 事 業 者 は 自 力 で の 工 事 再 開 は 困 難 と し、 開 発 許 可 の 地 位 の 承 継 者 を 探 して い る 段 階 で あ り、 市 当 局 は 、 ゴ ル フ 場 の 完 成 が 諸 問 題 を解 決 す る 最 善 の 方 法 で あ る と し て 、 融 資 を 受 け て あ る い は 地 位 承 継 に よ り早 期 に 工 事 が 再 開 さ れ る こ と を 目標 と して い る 。 し か し、 現 在 に 至 る ま で 地 位 承 継 の め ど も立 って い な い ま ま に、
ず る ず る と幾 度 も 工 事 期 限 が 延 長 さ れ て る状 況 で あ る。
そ こで 、 こ の よ う な 事 態 に 陥 っ て い る 本 ゴ ル フ 場 開 発 計 画 に つ い て 、 ま ず 、 計 画 内 容 、 計 画 の 背 景 、 計 画 ・開 発 許 可 段 階 か ら現 在 まで の 経 緯 を報 告 。検 証 す る。
次 い で 、 本 件 を 巡 る 種 々 の 問 題 点 の な か で 、 本 稿 で は 、 開 発 許 可 さ れ た 開 発 行 為 が 工 事 途 中 で 中 断 し、 災 害 発 生 ・環 境 破 壊 の 危 険 性 も あ る と い う本 件 に お け る 問 題 の 特 殊 性 を 考 慮 し て 、 開 発 許 可 と 開 発 行 為 進 行 管 理 と い う側 面 に 絞 っ て 、 工 事 中 断 中 の 災 害 発 生 の 防 止 た め の 方 策 や 災 害 発 生 の 場 合 の 開 発 許 可 者 の 責 任 、 開 発 許 可 手 続 き へ の 地 域 の 住 民 参 加 、 開 発 行 為 の 環 境 保 全 と い う観 点 で の 規 制 に つ い て 検 討 す る 。 これ ら の 作 業 を 通 じ て 、 開 発 行 為 の 中 断 を 防 止 す る た め 開 発 許 可 や 許 可 条 件 の あ り方 、 開 発 行 為 に よ る 生 じ る 災 害 や 環 境 破 壊 の 防 止 策 、 開 発 行 為 に 対 す る 地 域 住 民 の 利 益 の 保 護 に つ い て 考 察 す る の が こ こで の 目的 で あ る。
2 ゴ ル フ場 開 発 計 画 の 内 容 と背 景
2‑ 1 本 開発 計 画 の 内 容
開 発 計 画 区 域 の 総 面 積 は 約 1 5 2 ha で 、 1 8 ホ ー ル の ゴ ル フ 場 建 設 が 計 画 さ れ 、 ク ラ ブ ハ ウ ス 及 び 管 理 棟 各 1 棟 を備 え 、 防 災 ダ ム と し て 調 整 池 7 カ 所 と沈 砂 池 1カ 所 の 設 置 が 予 定 され て い た 。 開 発 事 業 者 は A観 光 株 式 会 社 (本 社 ・新 居 浜 市 ) で 、 総 事 業 費 6 4 億 7 千 万 を予 定 し、 工 期2 年 と され て い た。
開 発 計 画 区 域 は 、 新 居 浜 市 の 通 称 阿 鳥 山 ( 標 高 200 メ‑川 、 阿 島 地 区 の 里 山 ) の ふ も と に あ り、 そ の 山 林 は 、 雑 木 林 で 、 保 安 林 に は 指 定 さ れ て い な い し、 ま た 、 農 業 用 地 と し て も利 用 さ れ て い な か っ た 。 都 市 計 画 区 域 と し て は 市 街 化 調 整 区 域 と な っ て い る 。 開 発 計 画 区 域 の 地 質 は 砂 岩 層 で 、 い わ ゆ る 和 泉 層 群 (今 か らお よ そ 7千 万 年 前 の 中 性 白 亜 紀 の 終 わ り頃 、 中 央 構 造 線 に そ っ た 細 長 い 海 底 の くぼ み が で き 、 こ の くぼ み に 瓦 磯 や 砂 、 泥 が た ま っ て で き た 地 層 群 で 、 大 阪 府 の 和 泉 山 脈 か ら淡 路 島 を へ て 、 四 国 の 徳 島 、 香 川 を と お り、 愛 媛 県 松 山 付 近 ま で 続 く) に 属 す る。計 画 区域 につ いて は、1 98 7(昭 和 6 2) 年 に 付 近 の 阿 島 川 が 氾 濫 し た こ と は あ る が 、 特 に 山 崩 れ な ど の 災 害 は 最 近 発 生 し て い な い。
本 ゴ ル フ 場 計 画 の 対 象 地 に つ い て は 、 す で に 1 97 4 (昭 和 49) 年 、 す な わ ち 田 中 内 閣 の 「列 島 改 造 論 」 の 時 代 に 、 別 の 会 社 (本 社 。兵 庫 県 ) に よ っ て ゴ ル フ 場 と し て 開 発 申 請 が な さ れ 、 開 発 許 可 も 出 さ れ て い る 。 そ の 折 り に は 、 地 元 自 治 会 も そ の 開 発 に 同 意 し、 開 発 に 伴 う 補 償 金 も 地 元 自治 会 に 支 払 わ れ て い る 。 し か し、 そ の 開 発 計 画 は 、 工 事 に 着 手 さ れ な い ま ま に 、 第 二 次 オ イ ル シ ョ ッ ク な ど の 影 響 で 廃 止 さ れ る に 至 っ た の だ が 、 今 回 、 バ ブ ル 景 気 に よ る リ ゾ ー ト開 発 ブ ー ム に の っ て 、 再 び 同 一 区 域 に 開 発 計 画 が な さ れ た の が 本 件 阿 島 地 区 ゴ ル フ 場 開 発 計 画 で あ る。
新 居 浜 市 内 に は 既 設 ゴ ル フ 場 が 2カ 所 あ り、 本 計 画 は 市 内 で 3 カ 所 目 の ゴ ル フ場
‑2‑
に あ た る が 、 総 面 積 で は 市 内 随 一 に な る 予 定 で あ っ た 。 新 居 浜 市 の 当 時 の 東 予 広 域 都 市 計 画 に お け る 土 地 利 用 計 画 で は 、 都 市 計 画 上 の 市 内 6 区 域 の 中 で 、 本 件 計 画 地 が 含 ま れ る 東 部 臨 海 部 に も レ‑ ジ ャ ー 施 設 を 設 け る と さ れ 、 ま た 、 新 居 浜 市 の 長 期 総 合 計 画 で は 、 本 件 計 画 地 は 林 間 リ ゾ ー ト地 域 とな っ て い た 。 他 の 2 カ 所 の 既 設 ゴ ル フ場 は 他 の 区域 ( 市 の 東 部 、 西 部 ) に あ る。
2‑ 2 本 開発 計 画 の 背 景
新 居 浜 市 は 、 人 口約 1 3万 人 で 、 江 戸 時 代 に 住 友 家 に よ っ て 開 抗 さ れ た 別 子 銅 山 (日本 3 大 銅 山 の 一 つ で 、 日本 一 の 産 出 量 を 誇 っ た ) と精 錬 所 に よ っ て 発 展 し、 別 子 銅 山 、 住 友 化 学 工 業 な ど住 友 の 城 下 町 で あ る。 しか し、 1 97 3 (昭 和 48) 年 に、 別 子 銅 山 が 閉 山 し、 新 た な 地 域 振 興 が 必 要 に な っ て い た 。 そ こ に 以 下 に 述 べ る 地 域 振 興 の た め の 地 方 自治 体 に よ る リゾ ー ト 特 に ゴ ル フ 場 開 発 ブ ー ム が か ら ま っ て 、 本 件 ゴ ル フ 場 開 発 計 画 が 登 場 す る こ と に な る。
ゴ ル フ 場 開 発 に つ い て は 、 経 済 の 高 度 成 長 、 余 暇 充 実 の 風 潮 に 伴 う ゴ ル フ 人 口 の 増 加 、 地 域 振 興 の た め に これ を 歓 迎 す る 農 漁 村 の 意 向 、 預 託 金 会 員 権 に よ る 運 営 の う ま み な ど も あ っ て 、 1 960 年 前 半 に第 一 次 ブ ー ム が 生 じ た が 、 一 時 、 景 気 後 退 や オ イ ル シ ョ ッ ク 等 で 低 迷 し て い た 。 し か し、 バ ブ ル 経 済 と余 暇 時 間 の 拡 大 に よ る レ ジ ャー の 大 型 化 を背 景 に、 1 980 年 代 後 半 か ら再 び ゴ ル フ場 開 発 ブ エ ム を迎 え た。
1 990 年 3 月 時 点 で 、 全 国 に 1 722 カ 所 の ゴ ル フ場 が あ る に もか か わ らず 、 新 た に 1 000 カ 所 の ゴ ル フ場 が 計 画 中 で あ っ た と い う (1) 0 しか もそ の ゴ ル フ場 建 設 ブ ー ム は、1 987 年 5 月 に 成 立 し た 総 合 保 養 地 域 整 備 法 (リゾ ー ト法 ) (2) に よ っ て 更 に促 進 さ れ る こ と にな っ た。
リゾ ー ト法 は 、 輸 出 主 導 型 経 済 か ら 内 需 主 導 型 経 済 へ の 転 換 の た め の 内 需 拡 大 策 とそ の た め の 施 策 と して の 大 規 模 な 国 土 開 発 政 策 、 国 民 の リゾ ー ト ・ニ ー ズ へ の 対 応 策 、 産 業 構 造 の ソ フ ト化 ・サ ー ビ
ス 化 に 伴 う余 暇 関 連 産 業 を 中 心 とす る 地 域 の 振 興 策 と し て 登 場 し た も の で あ る 。 こ の リ ゾ ー ト法 に よ る 土 地 利 用 規 制 の 緩 和 と 各 種 の 優 遇 措 置 を 追 い 風 と して 、 産 業 と 国 土 開 発 の 不 均 衡 構 造 に よ り、 地 域 経 済 が 疲 弊 し た り、 過 疎 化 ・高 齢 化 地 域 を 抱 え る 地 方 自治 体 と して は 、 地 域 振 興 の た め に 民 間 リゾ ー ト、 観 光 振 興 に 適 進 す る こ と に な り、 地 方 自治 体 の リゾ ー ト 開発 ラ ッシ ュが 招 来 した 。
し か し、 そ の 民 間 リゾ ー ト開 発 の 中 心 は ゴ ル フ場 開発 計 画 で あ っ た。 す な わ ち、
リゾ ー ト法 の 施 行 で 、 各 都 道 府 県 の リゾ ー ト開 発 基 本 構 想 に 盛 り込 ま れ た 特 定 施 設 は 軒 並 み ゴ ル フ 場 と い う有 様 で あ っ た (1 991 年 段 階 で 、 リゾ ー ト開 発 構 想 が 承 認 され た 30 都 道 府 県 (1 993 年 段 階 で は41 都 道 府 県 ) の 基 本 構 想 の 中 で 、 合 わ せ て 211 カ 所 の ゴ ル フ 場 開 発 計 画 が 盛 り込 ま れ て い る)。 典 型 的 に は 、 兵 庫 県 は リゾ ー ト法 の 重 点 整 備 地 区 と し て 承 認 を 受 け た 淡 路 島 に3 3の 民 間 プ ロ ジ ェ ク トを集 中 させ た が 、 そ の う ち 1 0 が ゴ ル フ場 開 発 計 画 を 中心 と し て い た 。 愛 媛 県 に つ い て も、 松 山 ・今 治
・越 智 郡 島 し ょ部 を対 象 ( 4 市 1 7 町6 村 ) と して 、 1 0 の 重 点 整 備 地 区 、 計 26700 h a を 開発 し、特 定 施 設 と して 、ゴ ル フ場 8 カ 所 、 マ リー ナ ・遊 魚 船 等 利 用 施 設 1 1カ 所 、 ホ テ ル 20 カ 所 を設 け る と され る 「え ひ め 瀬 戸 内 リゾ ー ト開 発 構 想 」 が 政 府 の 承 認 を 得 た が 、 そ の 構 想 の 中 核 は ゴ ル フ 場 開 発 に あ る。
リゾ ー ト法 に よ っ て 加 速 さ れ た ゴ ル フ 場 開 発 ラ ッ シ ュ につ い て 、 瀬 戸 内 6 県 ( 兵 庫 、 岡 山 、 広 島 、 香 川 、 愛 媛 、 徳 島 ) で み て も、 1 991 年 6 月 時 点 で 、 ゴ ル フ 場 が 既 設 25 2 カ 所 に対 し、 造 成 中49 に さ ら に新 規 計 画 21 2 と い う状 況 で あ っ た ( 3 ) 。 特 に兵 庫 県 は 、 営 業 中 の ゴ ル フ場 が 1 28 カ 所 、 工 事 中23 カ 所 、 許 可 手 続 ■ き ・事 前 協 議 中77 カ 所 で 、 計 画 が す べ て 実 現 す れ ば ゴ ル フ 場 が 倍 増 す る と い う勢 い で あ っ た (4 ' 。 愛 媛 県 で も、 既 設 21 、 造 成 中 2 、 計 画 中44 と 一 気 に ゴ ル フ場 開 発 が 急 増 した。
しか し、 リゾ ー ト法 に よ っ て 促 進 さ れ た 全 国 の リゾ ー ト開 発 計 画 も、 1 990 年 を ピ
総合環境研究 第
6
巻 第2
号‑3‑
‑ ク と して 、 バ ブ ル 経 済 の 崩 壊 に よ っ て 、 全 国 的 に 停 滞 状 況 に 追 い 込 ま れ た 。 リゾ ー ト法 に よ る 重 点 整 備 地 区 で 計 画 さ れ て い た 諸 事 業 も 、 バ ブ ル 経 済 の 崩 壊 や 景 気 の 長 期 低 迷 で 民 間 活 力 が 冷 え 込 み 、 主 体 と な る 民 間 に 至 り企 業 が 撤 退 、 倒 産 、 会 社 更 生 法 の 申 請 な ど 事 業 計 画 を 大 幅 に 見 直 さ ざ る を 得 な く な っ た 。 愛 媛 県 で み て も、 1 9 9 6 年 1 0 月 1 日時 点 で の 事 業 計 画 の 進 捗 状 況 は 、9 カ 所 の 施 設 が 実 現 して い る が 、 そ の うち 特 定 民 間 施 設 は 、ゴ ル フ場 1 カ 所 、 ホ テ ル 2 カ 所 に す ぎ ず 、 残 り の 6 カ 所 は 公 共 施 設 で あ り、 民 間 の 事 業 計 画 は ほ と ん
ど停 滞 して し ま っ た (5 ) 0
本 件 ゴ ル フ 場 開 発 計 画 地 域 は 愛 媛 県 の 開 発 基 本 構 想 で の 重 点 整 備 地 区 に は 含 ま れ て い な い と は い え 、 本 件 ゴ ル フ 場 発 の 計 画 と そ の 挫 折 に は 以 上 の よ う な 背 景 が あ る。
3 阿 島 地 区 ゴ ル フ場 開 発 の 経 緯 と開 発 許 可 条 件 ・各 種 協 定 ・覚 書
3‑ 1 本 件 ゴ ル フ場 開 発 の 経 緯
こ こ で 、 後 述 の 工 事 中 断 中 に 災 害 発 生 し た 場 合 の 開 発 許 可 者 の 責 任 、 開 発 許 可 手 続 き へ の 地 域 住 民 参 加 、 環 境 保 全 の た め の 許 可 の あ り方 を検 討 す る 前 提 と して 、 行 政 の 対 応 や 法 的 紛 争 も 含 む 本 件 の 経 緯 に つ い て 、 開 発 計 画 に つ い て 大 き な 動 き が あ っ た 時 期 に限 定 して み て 概 観 す る。
1 ・ 9 7 4 (昭 和 4 9) 午
C 開 発 会 社 (本 社 ・兵 庫 県 ) に よ る ゴ ル フ場 計 画 開 発 申請
7 月 阿 島 自治 会 (現 在 の 阿 島 、 阿 島 上 自 治 会 ) は 開 発 に 同 意 し 、 協 定 を 締 結 。 「山 地 か ら得 て い た 諸 収 入 」 と し て 補 償 金 3 0 0 0 万 円 を受 領 し、 そ れ を、
秋 祭 り の 太 鼓 台 作 りや 阿 島 上 自 治 会 館 建 設 な ど に使 用 。
1 9 7 7 (昭 和 5 2) 午
4 月 愛 媛 県 が 上 記 ゴ ル フ 場 計 画 の 開 発 許 可
1 9 7 9 (昭 和 5 4) 年
9月 C 開 発 会 社 は 、 工 事 着 工 し な い
ま ま、 第 2 次 オ イ ル シ ョ ッ ク (昭 和 5 4 年 ) な ど の 影 響 で 開 発 を 断 念 し、 県
に 工 事 の 廃 止 届 提 出 。 1 9 8 7 年 (昭 和 6 2) 年
9 月 総 合 保 養 地 域 整 備 法 (リゾ ー ト 法 ) 施 行 。
1 9 8 8 (昭 和 6 3 ) 年
8 月 A観 光 株 式 会 社 ( 本 社 ・新 居 浜 市 、 資 本 金 5 0 0 0 万 円 ) が 、 兵 庫 銀 行 系 列 の ノ ン バ ン ク で あ る 住 宅 建 築 販 売 会 社 B産 業 ( 秩 ) ( 本 社 。高 松 市 ) を ど の旦 資 で 設 立 さ 担 、 本 件 対 象 地 に卑 度 の ゴ ル フ.場 開 発 を 計 画 O ゴ ル フ 場 些塵 置 を 選 定 巨、 新 居 堺 市 ± 事 前 協 議 開 始 。
1 1月 新 居 浜 市 が ゴ ル フ 場 開 発 計 画
塞ヱ壷.
1 1月 事 業 者 ( A 観 光 株 式 会 社 ) が 県 と、 選 定 の 理 由、 開 発 目的 ・趣 旨、
市 の 計 画 、 県 の 計 画 な ど に
つ き 事 前 協 議 を 行 い 、 県 の 内 諾 を 塁. 亘.
1 9 8 9 (平 成 元 ) 年
3 月 愛 媛 県 は 「え ひ め 瀬 戸 内 リゾ ー ト 開 発 構 想 」 の 基 礎 調 査 資 料 を 国 土 庁 に 提 出。
3 月 A 観 光 が C 開 発 会 社 よ り本 件 用 地 を 買 収 。
3 月 県 が 事 業 者 、 市 に 同 意 書 を 交 付 。 3 月 事 業 者 が 市 に 大 規 模 開 発 事 前 審 査 願 提 出。
4 月 市 が 事 業 者 の 事 前 審 査 願 を 了 承 。 8‑ 1 1 月 事 業 者 が 開 発 対 象 地 の 隣 地 に あ る D寺 院 の 関 係 者 に 対 し て 、 2 回 の 説 明 会 と 6 回 の個 別 挨 拶 を行 う。
9 月 D寺 院 が 市 に ゴ ル フ 場 建 設 反 対 陳 情 。 そ の 理 由 は 、 千 有 余 年 の 伝 統 あ る 湧 出 水 が 枯 渇 あ る い は 汚 染 の 危 機 が あ る こ と、 宝 暦 年 間 開 創 の ミ ニ 新 四 国 霊 場 の 石 仏 9 0 余 体 の 移 転 強 制 に よ る 霊 場 の 壊 滅 で 、 同 寺 院 の 信 徒 の 信 仰 の 拠 り ど こ ろ 失 い 寺 院 の 存 亡 に
もか か わ る、 と い う こ とで あ る。
1 2 月 事 業 者 と工 事 施 工 者 の E 建 設 会 社 に よ る 地 域 住 民 へ の 第 1回 説 明 会 。 ゴ ル フ 場 開 発 に よ る 災 害 と 農 薬 汚 染 を
‑4‑
危 倶 す る 意 見 が 住 民 か ら 出 さ れ た 。 1990 ( 平 成 2) 年
1 月 事 業 者 が 、 開 発 予 定 地 区 の 阿 島 自 治 会 の 三 役 お よ び 自治 会 長 経 験 者 へ 説 明 会 を行 い 、 防 災 に 関 して 質 疑 応 答 。
2 月 事 業 者 に よ る 第 1回 阿 島 自治 会 三 役 及 び 相 談 役 へ の 防 災 説 明 会 。 3 月 第 2 回 三 役 及 び 相 談 役 へ の 防 災 説
明 会 。
4 月 阿 島 自治 会 が 「ゴ ル フ 場 対 策 委 員 会 」 を設 置 。
5 月 事 業 者 に よ る 、 「ゴ ル フ 場 対 策 委 員 会 」 へ の 農 薬 及 び 防 災 計 画 に 関 す る 説 明 会 。
5 月 地 域 住 民 が 「阿 島 の 自 然 と環 境 を 考 え る 会 」 を 結 成 し、 講 演 会 「ゴ ル フ 場 は 阿 島 に 何 を も た らす か 」 を 開 催 。
6 月 「阿 島 の 自然 と環 境 を 考 え る 会 」 と D 寺 院 が 市 に ゴ ル フ 場 建 設 反 対 陳 情 。 こ の 陳 情 は 、 ゴ ル フ 場 推 進 派 か ら提 出 さ れ た 陳 情 と競 合 し、 市 議 会 で 継 続 審 議 と な り、 平 成 4 年 3 月 審 議 未 了 で 廃 案 とな っ た 。
6 月 阿 島 自治 会 の 「ゴ ル フ 場 対 策 委 員 会 」 と事 業 者 の 共 催 で 講 演 会 「農 薬 無 公 害 ゴ ル フ場 の 実 現 」 を 開 催 。 6 月 阿 島 自治 会 臨 時 総 会 で 「ゴ ル フ 場
対 策 委 員 会 」 の 解 散 を 決 議 し、 自治 会 役 員 を 改 選 。 ゴ ル フ場 開 発 反 対 派 が 自治 会 の 各 役 員 に就 任 した 。 6月 阿 島 自 治 会 臨 時 総 会 で ゴ ル フ 場 開
発 反 対 決 議 。 7 月 に 市 に・「ゴ ル フ 場 建 設 反 対 措 置 申 し入 れ 」 を提 出。
6 月 阿 島 上 自治 会 臨 時 総 会 で 開 発 同 意 を決 議 。
6 月 29 日 愛 媛 県 の 「え ひ め 瀬 戸 内 リゾ ー ト開 発 構 想 」が 政 府 の 承 認 を得 る。
しか し、環 境 庁 は 愛 媛 県 に対 し、 「ゴ ル フ場 に つ い て は 、 そ の 多 くが 島 峡 及 び 沿 岸 部 や 上 水 道 の 水 源 上 部 に 計 画 さ れ て い る こ とか ら、 事 業 実 施 に 先 だ っ て 環 境 に 及 ぼ す 影 響 を 更 に 詳 細 に検 討 し、 事 業 の 可 否 を 判 断 す る こ と」、 「海 岸 景 観 の 保 全 に 留 意 し、
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瀬 戸 内 海 環 境 保 全 特 別 措 置 法 の 趣 旨 に 基 づ き 、 埋 め 立 て は 必 要 最 小 限 に す る こ と。 ま た 、 汚 濁 水 等 の 排 出 に よ り海 域 の 環 境 が 悪 化 し な い よ う措 置 す る こ と」 と い う留 保 事 項 を 付 記 上 皇 . 本 件 開 発 計 画 対 象 地 は 、 こ の 構 想 の 重 点 整 備 地 区 に は 含 まれ て い な い。
7 月・ ゴ ル フ場 建 設 推 進 協 議 会 お よ び 阿 島 青 年 部 が 市 長 へ 「ゴ ル フ 場 建 設 に 関 す る趣 意 書 」 提 出 。 こ の 陳 情 も、
市 議 会 で 継 続 審 議 と な り平 成 4 年 3 月 審 議 未 了 で 廃 案 とな っ た 。
1 991 (平 成 3) 午
1 月 阿 島 地 区 を 流 れ る 阿 島 川 の 源 流 、 愛 媛 県 宇 摩 郡 土 居 町 ( 新 居 浜 市 の 西 部 に 隣 接 ) 天 満 坂 の 内 で 建 設 中 の ゴ ル フ場 に つ い て 、 阿 島 自治 会 は 、 「 工 事 に 伴 う協 定 違 反 な ど に 対 し、 行 政 指 導 を して ほ し い」 と土 居 町 長 に 陳 情 す る と と も に、公 開 質 問 状 を提 出。
陳 情 書 に よ る と、 阿 島 自治 会 は 1 977 年 3 月 末 、 同 ゴ ル フ 場 を 最 初 に 手 が け た 会 社 と の 間 で 開 発 に つ い て の 協 定 を交 わ した が 、そ の会 社 が 倒 産 し、
ゴ ル フ 場 造 成 工 事 が 中 断 した 。 しか し 、 開 発 計 画 は 1 98 6 年 3 月 に 現 在 開 発 を 進 め て い る 別 の 観 光 開 発 会 社 に 引 き 継 が れ た 。阿 島 自治 会 は 1 885 年 1 2 月 、 そ の 観 光 開 発 会 社 と の 間 で 、 原 協 定 の 内 容 を 引 き 継 ぐ こ と を 確 認 し た が 、 ① 同 社 は ゴ ル フ場 付 近 に取 水 施 設 を 設 置 して い る 、 ( 参農 薬 、 化 学 肥 料 に つ い て の 協 定 が で き て い な い の に 使 用 す る な ど協 定 違 反 を して い る と して 、 阿 島 川 水 系 に 隣 接 す る 地 域 住 民 と協 定 書 を交 わ す ま で の 農 薬 や 化 学 肥 料 の 全 面 使 用 禁 止 、 過 去 の 覚 え 書 き や 協 定 の 順 守 の 2点 に つ い て 指 導 し、 問 題 が 解 決 す る ま で 営 業 を 認 め な い よ う求 め た 。 ま た 、 公 開 質 問 状 は 、 全 国 的 に 「ゴ ル フ場 は 自 然 を 破 壊 す る 」 と 問 題 と な っ て い る が 、 環 境 影 響 評 価 を す る こ と を考 え て い る か 、 ゴ ル フ場 開 発 工 事 中 に 阿 島 地 区 住 民 が 過 去 2 回 の 水 害 に あ っ
総合環境研究 第6巻 第2号
た が 、 町 は 原 因 に つ い て 調 査 した こ とが あ る か 、 な ど 7 項 目。
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月 愛 媛 県 は 松 山 市 の 事 業 者 が 申請 し て い た 北 条 市 の ゴ ル フ場 の 開 発 を許 可 し た 。 同 ゴ ル フ 場 は 1 8 ホ ー ル 、 1 42 ha 、 平 成 5年 完 成 予 定 。 同 ゴ ル フ 場 は 「え ひ め 瀬 戸 内 リゾ ー ト開 発 構 想 」 の 重 点 整 備 地 区 内 に あ り、 同地 区 で 計 画 さ れ て い る 8 カ 所 の ゴ ル フ 場 の 中 で 開 発 が 許 可 され た の は これ が 初 め て。
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月 「ゴ ル フ 場 と リゾ ー ト法 を考 え る 愛 媛 県 民 の 会 」 が 、 県 に対 して 北 条 市 の ゴ ル フ場 の 開 発 許 可 を 白紙 撤 回 す る よ う求 め た 。 同会 で は 、 ( 》北 条 市 内 の 既 存 4 カ 所 の ゴ ル フ 場 と今 回 の 分 を あわ せ れ ば 、ゴ ル フ場 面 積 は 、 市 面 積 の 5% 超 、 県 の ゴ ル フ 場 総 量 規 制 ( 県 土 面 積 の0. 5 %) ( 県 は 、 リ ゾ ー ト構 想 に盛 り込 ん だ ゴ ル フ場 建 設 に つ い て は 県 の 総 量 規 制 とは 別 枠 とす る と い う方 針 ) の
10倍 とな り、
ゴ ル フ 場 の た め に 市 民 が 犠 牲 に な る。 ② 今 回 の ゴ ル フ場 予 定 地 は 水 源 近 く に あ り、 昨 年 の リゾ ー ト開 発 構 想 の 承 認 の 際 に、 水 源 上 流 の ゴ ル フ 場 建 設 の 可 否 に は 慎 重 を期 す よ う求 め た 国 土 庁 、 環 境 庁 の 意 見 を考 慮 す べ きだ 、 と して い る。
5 月 ゴ ル フ 場 建 設 な ど の リゾ ー ト開 発 に 反 対 し、 愛 媛 県 を始 め 瀬 戸 内 一 円 で ゴ ル フ 場 予 定 地 の 立 木 を 買 い 取 り開 発 阻 止 を狙 う 「立 木 トラス ト運 動 」 に取 り組 ん で い る 「 環 瀬 戸 内 海 会 議 」 の 発 足 一 周 年 記 念 総 会 が 松 山 市 で 開 催 さ れ た 。 さ ら に、 松 山 市 で 第 5 回 ゴ ル フ場 問 題 全 国 交 流 集 会 も 開 催 さ れ 、 26 都 道 府 県 か らゴ ル フ場 反 対 や 自然 保 護 運 動 な ど に取 り組 む 市 民 ら約 500 人 が 参 加 し 、 ( ∋新 規 ゴ ル フ場 計 画 の 全 面 凍 結 、 ② ゴ ル フ場 預 託 金 会 員 制 の 禁 止 、 ③ リゾ ー ト法 廃 止 と大 規 模 リゾ ー ト開 発 の 凍 結 、
を求 め る決 議 案 を採 択 した 。
5 月 開 発 許 可 さ れ た 北 条 市 の ゴ ル フ 場 の起 工 式 が 行 わ れ た。
5 月 「ゴ ル フ 場 と リゾ ー ト法 を 考 え る 会 」 「阿 島 の 自 然 と環 境 を 考 え る 会 」 「水 源 を 考 え る 北 条 市 民 の 会 」 な ど、 県 内 で ゴ ル フ場 反 対 や 自然 保 護 に取 り組 ん で い る 市 民 グ ル ー プ 5 団 体 は 、 県 に対 し、 各 地 の ゴ ル フ場 建 設 中 止 や 計 画 に つ い て の 情 報 公 開 な ど を求 め る 要 望 ・申入 書 を提 出。
住 民 側 は 、 ゴ ル フ場 開 発 に つ い て の 県 の 要 綱 は 「 地 域 住 民 の 積 極 的 な 協 力 を 条 件 と して い る こ と を挙 げ 、 住 民 か ら ど の 程 度 の 協 力 を 得 た か 明 ら か にす る よ う求 め た。そ れ につ い て 、 県 側 は 、 「 予 定 地 周 辺 の土 地 改 良 区、
水 利 組 合 、区 長 の協 力 」 を挙 げ た が 、 同意 書 の公 開 は 拒 否 。
5 月 阿 島 地 区 で 計 画 中 の ゴ ル フ 場 建 設 に つ い て 、 阿 島 自治 会 、 「ゴ ル フ 場 と環 境 を考 え る新 居 浜 市 民 の 会 」
と 「阿 島 の 自然 と環 境 を考 え る会 」
の 代 表 者
10名 が 、 市 議 会 へ
2つ. の 反 対 陳 情 書 を提 出 。 陳 情 の 趣 旨 は 、 山 を 削 り、 樹 木 を伐 採 す る ゴ ル フ場 開 発 は 、 自然 を 破 壊 す る、 農 薬 散 布 は 飲 み 水 を汚 染 し、 昆 虫 、 魚 の 絶 滅 な ど 生 態 系 へ 影 響 を及 ぼ す 、 ゴ ル フ場 建 設 に伴 う、 山 林 伐 採 で 急 傾 斜 地 旦 開 発 が 進 み 、 保 水 力 を失 っ た 山 は 雨 を 一 気 に 川 へ 流 し、 甚 大 な 被 害 を与 え 、 濁 水 を招 く、 な ど。
6 月 「水 源 を 考 え る 北 条 市 民 の 会 」 は 、 北 条 市 長 に対 し、 北 条 市 で の ゴ ル フ場 開 発 計 画 に つ い て の 開 発 許 可 の 取 消 を県 へ 要 請 す る こ と と安 全 な 飲 料 水 の 確 保 を 求 め る 要 望 書 を 提 出。
7 月 多 喜 浜 校 区 連 合 自治 会 長 会 (ゴ ル フ場 開 発 計 画 区 域 周 辺 の 阿 島 、 上 阿 島 、 東 浜 な ど8 自 治 会 の 会 長 か ら な る) が 、 阿 島 地 区 に 計 画 さ れ て い る ゴ ル フ場 開 発 に つ い て 反 対 決 議 。 開 発 予 定 区 域 の 近 く の 阿 島 水 系 に は 、 そ の 上 流 の 土 居 町 に 別 の ゴル フ 場 が 今 秋 オ ー プ ンす る 予 定 (1 992 年 春 オ ー プ ン) とな っ て お り、 さ らに 阿 島 地 区 に も ゴ ル フ場 が で き る と阿
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島 水 系 に
2つ の ゴ ル フ 場 が 存 在 す る こ と に な り、 農 薬 汚 染 な ど に よ る環 境 破 壊 が 心 配 され る、 と い う理 由。
7月 環 境 庁 は 全 国 の ゴ ル フ場 の8 割 に あ た る 1 455 の ゴ ル フ場 を対 象 と した 排 水 中 の 残 留 農 薬 調 査 結 果 を 中央 公 害 対 策 審 議 会 に報 告 した が 、 そ の な か で 、愛 媛 県 も含 め て 、京 都 、兵 庫 、 栃 木 、 埼 玉 な ど 7道 府 県 に あ る9 カ 所 の ゴ ル フ 場 の 排 水 か ら、 ゴ ル フ場 の 農 薬 汚 染 の 指 導 目標 と して 環 境 庁 が 定 め た (1 9 9 0 年 、 排 水 口 の 水 質 基 準 と して 主 な 農 薬 21 種 類 を選 定 、 そ れ ぞ れ 0 . 01 ‑3 p p m ま で の 値 (水 道 水 の 取 水 口で 採 取 さ れ る 厚 生 省 の 水 質 目標 値 の 1 0 倍 ) を決 め 、 各 自治 体 が 規 制 して い く上 で の 指 針 値 と した ) を 上 回 る 高 濃 度 の 農 薬 が 検 出 され た と した。
8 月 21 日 愛 媛 県 は 、 県 の 「大 規 模 開 発 行 為 に 関 す る指 導 要 綱 」 を 一 部 改 正 して 新 規 事 業 者 に環 境 ア セ メ ン トを 義 務 づ け る と と も に 、 「ゴ ル フ 場 等 大 規 模 開 発 行 為 の 環 境 影 響 調 査 等 に 関 す る 取 扱 要 綱 」 「ゴ ル フ 場 等 建 設 に係 る 環 境 影 響 調 査 実 施 指 針 」 を新 た に 制 定 して 、 ゴ ル フ場 な ど の 環 境 アセ ス メ ン ト制 度 を施 行 した。
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月 環 境 庁 と厚 生 省 は 、 ゴ ル フ場 使 用 農 薬 に つ い て 自治 体 が ゴ ル フ場 側 を 指 導 す る 際 の 目安 とな る 「暫 定 指 導 指 針 値 」 と 「 水 道 水 の 水 質 目標 」 を 改 定 、 新 た に9 種 類 の 農 薬 を 追 加 す る方 針 を決 め た 。
1 0 月 ㌻水 路 な ど の 国 有 財 産 の 用 途 廃 止 に は 公 共 施 設 の 管 理 者 で あ る土 地 改 良 区 の 同 意 が 必 要 で あ る の で 、 A 開 発 事 業 者 が 阿 島 土 地 改 良 区 に 申請 し て い た 、 開 発 予 定 地 内 の 河 川 (4 つ の 谷 川 ) な ど国 有 財 産 の 用 途 廃 止 に つ い て 、 同 改 良 区 理 事 会 が 同意 を決 議 (賛 成 6 、 反 対 2) 。 理 事 長 は そ の 同 意 書 と と も に 開 発 承 諾 書 を 作 成 し、 事 業 者 に渡 し、 翌 日事 業 者 は 県 に用 途 廃 止 を 申請 。
1 0 月 阿 島 土 地 改 良 区 が 理 事 会 決 定 で
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用 途 廃 止 に 「同意 」 した こ と に対 し、
反 発 し た 監 事 3 人 が 、 県 知 事 と市 長 に 「総 会 に諮 らな い決 定 は 無 効 」 と の 申 出 書 を 提 出 。 監 事 ら は 、 「ゴ ル フ場 に か か わ る 問 題 の 重 要 案 件 は 臨 時 総 会 で 決 め る 、 と い う 5 月 の 総 会 決 定 に 反 し」、 ま た 「重 要 案 件 で あ る 用 途 変 更 の 同 意 は 総 会 決 定 の 必 要 で あ る」 と して 、 「 土 地 改 良法 違 反 、 虚 偽 行 為 に 当 た る」 と した 。
1 0 月 阿 島 土 地 改 良 区 が 臨 時 総 会 を 開 催 し、 A 開 発 事 業 者 か ら 申 請 の あ っ た 河 川 な ど国 有 財 産 の 用 途 廃 止 の 同 意 を 認 め な い こ と を決 定 、 理 事 会 で 同 意 を し た 開 発 賛 成 派 の 理 事
6人 は 欠 席 の ま ま不 信 任 決 議 さ れ 、 新 理 事 が 選 出 され た 。
11 月 「阿 島 の 自 然 と環 境 を 考 え る 会 」 と 「ゴ ル フ場 と環 境 を考 え る新 居 浜 市 民 の 会 」 は 、 阿 島 改 良 区 の 前 理 事 長 名 で 提 出 さ れ て い る 「 河 川 の 用 途 廃 止 承 諾 書 」 は 違 法 ・無 効 な の で 認 め な い よ う、 知 事 宛 に 申 し入 れ た 。 申入 書 で は 「阿 島 改 良 区 理 事 会 の 一 部 理 事 が 強 行 採 決 で 申 請 を決 定 し、
県 に承 諾 書 を 出 した も の で 、 組 合 員 の 総 意 で な く無 効 」 と して い る。 県 は 「廃 止 に は. 隣 接 の 土 地 所 有 者 な ど の 関 係 者 の 同 意 が 必 要 、 慎 重 に検 討 中」 と答 え る に止 ま っ た 。
1 1月 . 茨 城 県 の 「茨 城 カ ン ト リー ク ラ ブ 」 の 会 員 権 乱 売 事 件 を き っ か け に 通 産 省 は 、 会 員 権 を発 行 中 の 全 国 380 カ 所 の ゴ ル フ場 に最 終 募 集 予 定 人 数 を報 告 す る よ う に通 達 を 出 した 。 同 省 は 会 員 数 を パ ン フ レ ッ トな ど に 明 記 し、 募 集 予 定 数 を守 る よ う指 導 す る と と・ も に、 11 月 末 を 回 答 期 限 と し て 、 無 回 答 の ゴ ル フ場 は 公 表 す る と
した。
1 2 月 市 議 会 で 、 市 当 局 者 が 「開 発 許 可 に つ い て の 住 民 合 意 に つ い て は 、 都 市 計 画 法 で は 許 可 基 準 に含 まれ て い な い。 行 政 と して は 、 あ く ま で も 法 に基 づ く諸 事 項 を ク リ ア す べ き も の と考 え る」 と答 弁 。
総合環境研究 第
6
巻 第2
号1 992 (平 成 4) 年
3 月 県 西 条 地 方 局 が 阿 島 土 地 改 良 区 の
「 用 途 廃 止 同 意 」 を有 効 と判 断 。 4 月 28 日付 き 朝 日新 聞 朝 刊 が 、 本 件 A
開 発 事 業 者 の 親 会 社 B 産 業 が そ の 系 列 下 に あ る 兵 庫 銀 行 ( 本 店 ・神 戸 市 ) 発 表 の 1 992 年 3 月 期 の 凍 算 予 想 の 下 方 修 正 に つ い て 、 株 式 な ど有 価 証 券 の 評 価 損 と し て 368 億 円 を 計 上 し て い る が 、 業 務 純 益 を 大 幅 に 上 回 る 評 価 損 とな り、 事 実 上 の 赤 字 決 算 と 監 造 。 同 報 道 で は 、 兵 庫 銀 行 は バ ブ ル 経 済 に の っ て 積 極 的 に 不 動 産 融 資 を 行 っ た 結 果 、 利 払 い が 遅 れ て い る 延 滞 債 権 を相 当 抱 え て い る 、 今 後 株 と不 動 産 の 市 況 悪 化 が さ ら に 経 営 を 圧 迫 しそ うだ 、 と も して い る。
5 月 本 件 ゴ ル フ 開 発 計‡ 画 に つ い て 、 市 ・県 が 事 業 者 に よ る 開 発 許 可 申 請 (都 市 計 画 法 に よ る 大 規 模 開 発 許 可 申 請 、 森 林 法 に よ る 林 地 開 発 許 可 申 請 、 河 川 な ど 国 有 財 産 の 用 途 廃 止 の 承 認 申請 )を 受 理 、許 可 審 査 に入 る。
愛 媛 県 の 大 規 模 開 発 指 導 要 綱 で は 許 可 に 際 し、 「事 業 者 は 地 域 住 民 の 理 解 と協 力 を得 られ る よ う努 め な け れ ば な らな い」 とな っ て い る が 、 今 回 の 申 請 で は 、 そ の 関 係 住 民 の 同 意 書 ( 協 定 )は 添 付 され な か っ た 。な お 、
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市 内 2 カ 所 と 土 居 町 の 既 設 ゴ ル フ 場 の 開 発 許 可 申 請 に は 住 民 の 同 意 書 が 添 付 され て い る。
5 月 「茨 城 カ ン ト リーク ラ ブ 」 の 会 員 権 乱 売 を 契 機 に し て 、 「ゴ ル フ 場 等 の 会 員 契 約 適 正 化 に 関 す る 法 律 」 (会 員 権 の 販 売 規 制 が 中 心 で 、 .ゴ ル フ 場 開 設 前 に 倒 産 した 場 合 な ど の ト ラ ブ ル 防 止 の た め 、 オ ー プ ン後 で な い と会 員 契 約 が で き な い こ とな ど を 定 め る)が 成 立 ( 施 行 は 平 成 5 年 5 月 1 9
日)。
5 月 26 日付 き 朝 日新 聞 朝 刊 が 、 兵 庫 銀 行 が 92 年 3 月 期 決 算 発 表 で 、 有 価 証 券 の 含 み 損 が 323 億 に 上 っ た こ と を 明 らか に した が 、 含 み 益 は 、 金 融 機 関 は 貸 し倒 れ な ど で 発 生 した 損 出
を 埋 め 合 わ せ る 際 に 取 り崩 す な ど金 融 機 関 が 非 常 時 に備 え る 体 力 と も い え る の に 、 金 融 機 関 が 含 み 損 を抱 え る の は 異 例 と報 道 。
6月 D 寺 院 が 、A開 発 事 業 主 に対 して 、 計 画 区 域 内 の ミ ニ 霊 場 (石 仏 ) に 地 上 権 と参 拝 の た め の 通 行 地 役 権 を 時 効 取 得 した と して 、 各 権 利 に つ い て 設 定 登 記 を請 求 す る 訴 訟 を提 起 。 6 月 森 林 法 改 正 で 開 発 基 準 が 厳 し くな
る
7 月 5 日付 き 朝 日新 聞 朝 刊 が 兵 庫 銀 行 が 証 券 投 資 や 不 動 産 融 資 な ど に よ る 拡 大 路 線 に つ ま づ く、 と報 道 。 そ の 記 事 の 内 容 :兵 庫 銀 行 が 、 不 動 産 融 資 の つ け に 苦 しん で い る 。 関 連 主 要 6 社 の 貸 し 出 し (約 1 兆 3000 億 ) の う ち 、 約 7000 億 が 不 動 産 に 流 れ た 。 地 価 下 落 、 業 者 の 倒 産 な ど で そ の 1
‑ 2 割 の 返 済 が 滞 っ て い る 。 同 銀 行 は 、 こ の ほ ど、 これ らの 会 社 に 資 金 を 供 給 して き た 金 融 機 関 に カ ネ を 引 き 揚 げ な い で ほ し い と要 請 した 。 だ が 、 兵 庫 銀 行 自体 も、 証 券 投 資 に 走 り、 多 額 の 有 価 証 券 の 評 価 損 と含 み 損 を 抱 え て い る 。 一 方 、 大 蔵 省 ・日 銀 は 、 系 列 ノ ンバ ン ク の 再 建 は 親 銀 行 の 責 任 で 処 理 す る 方 針 を 示 し、 自 助 努 力 を 強 調 す る。 同 銀 行 は 、 拡 大 路 線 の後 始 末 に あ え い で い る。
9 月 26 日朝 日新 聞 夕 刊 報 道 : 兵 庫 銀 行 は 、 不 動 産 へ の 過 剰 融 資 に 陥 っ て い る 関 連 ノ ン バ ン ク を 支 援 す る た め 、 今 月 中 に 金 利 減 免 な ど を 柱 に し た 再 建 策 を ま と め 取 引 金 融 機 関 に 示 す こ と を 決 め た 。 関 連 ノ ンバ ン ク の 再 建 は 、 親 銀 行 の 責 任 で 処 理 す る 方 針 で あ っ た が 、 兵 庫 銀 行 本 体 が 資 金 不 足 の 状 態 に 陥 る 懸 念 が 出 て い る た め 、 再 建 策 を 練 り直 して い た 。 再 建 策 は 、 主 要 関 連 ノ ン バ ン ク に 融 資 し た 金 融 機 関 に 支 払 う金 利 の 大 幅 な 減 免 、 拡 大 路 線 を敷 い た 長 谷 川 会 長 の 辞 任 を含 む 経 営 陣 の 大 幅 な 刷 新 。 1 0 月 9 日朝 日新 聞 朝 刊 報 道 :関 連 ノ ン
バ ン ク の 不 動 産 融 資 が 重 荷 に な っ て
い る 兵 庫 銀 行 は 、 ノ ンバ ン ク に対 す る 金 利 の 減 免 や ノ ン バ ン ク の 統 廃 合 、 銀 行 本 体 の 合 理 化 な ど を盛 り込 ん だ 再 建 策 を ま とめ 、 取 引 金 融 機 関 に提 示 した 。
1 0 月 20 日付 朝 日新 聞 朝 刊 が 、 兵 庫 銀 行 が 大 蔵 ・日銀 管 理 で 再 建 され る こ と に な り、 現 銀 行 会 長 は 辞 任 す る こ と に な っ た こ と を報 道 。 記 事 の 内 容 :兵 庫 銀 行 は 会 長 が 退 任 し、 近 く 日 銀 か ら顧 問 と して 人 材 を 受 け 入 れ 、 大 蔵 省 出 身 の 現 社 長 と二 人 三 脚 で 経 営 陣 の 強 化 を 図 る こ と を 明 らか に し た 。 借 金 総 額 が
2兆 円 近 く に 達 し て い る (こ の う ち 、 約 7000 億 円 に つ い て は 利 息 や 元 本 の 返 済 が 止 ま っ て い る ) 関 連 ノ ン バ ン ク 1 0 社 は 向 こ う4 年 半 は 他 の 金 融 機 関 の 支 援 を 仰 ぐ が 、 そ の後 は 兵 庫 銀 行 が 責 任 を も っ て 支 援 し、 2002 年 を め ど に再 建 を果 た す 計 画 で あ る こ と を表 明 した 。 ま た 、 株 式 と転 換 社 債 の 含 み 損 が 現 在 約 11 0 億 に の ぼ り、 含 み 益 が で て い る 約 30 億 円 を差 し 引 い た 80 億 の マ イ ナ ス に。 含 み 損 が 経 常 利 益 を 上 回 る 以 上 、 潜 在 的 な 「赤 字 銀 行 」 で 、 不 良 資 産 を穴 埋 め す る 余 地 は な い。 自 力 再 建 の 筋 書 き が 難 し くな れ ば 、 よ そ の 銀 行 に よ る救 済 合 併 、 と い う シ ナ リオ も浮 上 しか ね な い。
1 1月 3 日 「ア エ ラ 」 20 頁 大 蔵 ・日銀 を 手 玉 に と っ た 兵 庫 銀 行 「ドン」 の 末 路 と して 、兵 庫 銀 行 の経 営 難 を報 道 。 11 月 1 0 日付 朝 日新 聞 朝 刊 報 道 :兵 庫
銀 行 系 列 の ノ ンバ ン ク 1 0 社 の 借 入 総 額 が 、 今 年 4 月 末 時 点 で 1 兆 6700 億 円 に 達 し て い る こ と が
9日明 らか に な っ た 。 系 列 子 会 社 で 、 金 融 業 務 を 扱 っ て い る子 会 社 は 計 1 8 社 あ り、 借 入 総 額 は 4 月 時 点 で 約 1 兆 8 240 億 円 。 そ の 多 くが 不 動 産 担 保 の 融 資 だ っ た こ とか ら、 バ ブ ル 崩 壊 の 直 撃 を受 け て い る。
1 1月 27 日付 朝 日新 聞朝 刊 兵 庫 銀 行 、 赤 字 転 落 へ 、不 良債 権 の償 却 を優 先 。 経 営 再 建 中 の 兵 庫 銀 行 は 1 992 年 9 月
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中 間 決 算 は 経 常 利 益 が 21 億 円 、 当 期 利 益 は 5 億 円 とな っ た が 、適 期 で は90 億 円 の 経 常 赤 字 で 無 配 に 転 落 す る見
通 上 .系 列 ノ ンバ ン ク再 建 に備 え て 、 銀 行 本 体 の 不 良 債 権 の償 却 を優 先 す る た め と い う も の の 銀 行 決 算 の 赤 字 決 算 は 異 例 。 不 動 産 市 況 しだ い で は 系 列 ノ ンバ ン ク が 抱 え て い る不 良 債 権 を 肩 代 わ りす る こ と も 避 け ら れ ず 、 負 担 は 一 段 と重 くな る。 中 間 決 算 で は 、 中 間 配 当 と有 価 証 券 評 価 損 11 4 億 円 の 計 上 は 見 送 っ た 。 評 価 損 を 先 送 り しな け れ ば 、 約 92 億 円 の 経 常 赤 字 にな る。
1 2 月 新 居 浜 市 議 会 が 4 件 の 本 件 ゴ ル フ 場 建 設 反 対 陳 情 を不 採 択 、 賛 成 陳 情 を採 択 。
1 993 ( 平 成 5) 年
3 月 兵 庫 銀 行 1 993 年 3 月期 決 算 で 、約 208 億 円 の経 常 赤 字 。
4 月 経 営 再 建 中 の 兵 庫 銀 行 の 社 長 が 辞 任 す る こ と に な り、 経 営 陣 を 一 新 す る こ と とな っ た 。 系 列 ノ ンバ ン ク の 放 漫 融 資 な どで 経 営 不 振 を招 い た 責 任 。
5 月 1 2 日 県 森 林 審 議 会 林 地 開 発 部 会 が 計 画 案 を 了承
5 月 1 5 日 市 とA 開発 事 業 者 との 間 で 「 環 境 保 全 及 び 防 災 に 関 す る 協 定 」 (後 掲 ) を締 結 。 連 帯 保 証 人 は B産 業 株 式会社。
5 月 1 8 日 県 ・市 が 本 件 ゴ ル フ 開 発 計 画 に つ い て 開 発 許 可 ( 県 が 森 林 法 に基 づ く林 地 開 発 とゴ ル フ場 予 定 地 内 を 流 れ る河 川 ( 谷 川 ) の 用 途 廃 止 を許 可 ・承 認 、 市 が 都 市 計 画 法 に よ る大 規 模 開 発 を 許 可 )、 工 期 は 平 成 5 年 5 月 1 8 日〜 平 成 7 年 5 月 1 7 日。 工 事 完 成 保 証 人 は B 産 業 株 式 会 社 。
今 回 は 、 県 の 大 規 模 開 発 指 導 要 綱 に お け る 関 係 住 民 の 同 意 は あ く ま で 努 力 目的 にす ぎず 、 都 市 計 画 法 上 の 許 可 の た め の 要 件 で な い と さ れ た 。 ま た 、 県 の 指 導 要 綱 に お け る ゴ ル フ 場 の̲ 総 量 規 制 も及 ば な い と さ れ た 。 そ の 理 由 は 、 ( ∋今 回 の 阿 島 地 区 で ノ
総合環境研究 第
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巻 第2
号の 開 発 は 、 も と も と 同 「 対 象 地 に 開 発 許 可 を得 た ゴ ル フ場 開 発 事 業 が 廃 止 さ れ た も の を、 い わ ば そ れ を 引 き 継 ぐ形 で 再 度 開 発 計 画 さ れ た も の で あ る こ と、 ② 今 回 の 開 発 計 画 に つ り て は 事 前 協 議 等 が 指 導 要 綱 で の 総 量 規 制 設 置 以 前 か ら開 始 さ. れ て い た こ
と、 で あ る。
5 月 1 9 日 ゴ ル フ場 等 の 会 員 契 約 適 正 化 に 関 す る法 律 が 施 行 。 同 法 は 施 行 日 前 に 開 発 許 可 され た 本 件 ゴ ル フ場 計 画 に は適 用 され な い。
5 月 22 日 阿 島 自治 会 が 建 設 大 臣 に 、 開 発 区 域 内 の 河 川 ( 谷 川 ) に つ い て の 用 途 廃 止 の 取 消 を県 に指 導 す る よ う に 申 し立 て 。 土 地 改 良 さ れ て い な い 田 に 明 治 以 前 か ら引 水 して き た 住 民 も あ り、 ま た 、 阿 島 地 区 住 民 は 伏 流 水 を含 め て 墓 地 へ の 水 や りに使 用 し て お り、安 養 寺 も伏 流 水 をわ き水 ( 霊 水 )と して 利 用 して い る な ど に よ り、
流 域 住 民 や 安 養 寺 は 一 定 の 水 を独 占 的 に使 用 で き る 「 流 水 専 用 権 者 」 に あ た り、 用 途 廃 止 に は 専 用 権 者 を調 整 す る 行 政 末 端 機 関 で あ る 自治 会 の 同 意 が 必 要 で あ り、 ま た 、 用 途 廃 止 さ れ た 河 川 は 農 業 用 水 だ け に使 わ れ て い る わ け で は な く、 前 述 の 専 用 権 者 を 無 視 した 土 地 改 良 区 の 同 意 は 無 効 で あ る と い う理 由。
県 の 見 解 :阿 島 土 地 改 良 区 の 同 意 書 は 内 容 、 書 式 と も に有 効 。 用 途 廃 止 承 認 は 県 知 事 の権 限 で あ り適 正 に 行 わ れ た 。
6 月 阿 島 土 地 改 良 区 の 代 表 者 6 人 が 市 長 に、 施 設 建 設 後 の雑 排 水 ( 水 洗 ト イ レ を含 め た ) の河 川 排 水 に は 改 良 区 の 同 意 が 必 要 で あ り、 そ の 同 意 は で き な い と表 明 。 芝 生 に散 水 す る た め の 地 下 水 汲 み 上 げ も 認 め な い と した 。
6 月 D 寺 院 が 開 発 許 可 区 域 内 に D 寺 院 所 有 の 飛 び 地 (地 目墓 地 ) が 含 ま れ て い る と表 明 。 D 寺 院 の 同 意 な く飛 び 地 周 辺 に 開 発 許 可 を 与 え た 市 の 審 査 を批 判 。
7 月 D 寺 院 、 多 喜 浜 連 合 自治 会 は 開 発 許 可 区 域 内 に D 寺 院 所 有 の 飛 び 地 が あ る と して 、 許 可 の 取 消 や 区 域 の 変 更 、 市 職 員 に よ る現 地 調 査 な ど を市
に 申 し入 れ 。
市 の 見 解 :公 図 に は 記 載 な く、 境 界 立 会 済 な の で 、 許 可 区 域 内 に は 飛 び 地 は な い。 事 業 者 と寺 院 と の 話 し 合 い で 解 決 す べ き だ 。
D 寺 院 :飛 び 地 に つ い て の 公 図 は あ る 。 前 事 業 者 と 同 寺 と は 付 近 の 乙 地 番 の 土 地 に つ い て は 境 界 を 立 会 確 認 を した が 、 飛 び 地 の あ る 甲番 地 に つ いて は 立 会 確 認 を して い な い。
7 月 阿 島 土 地 改 良 区 、 D 寺 院 な どが 、 県 ・市 の 開 発 許 可 に つ い て 、 行 政 不 服 審 査港 に‡ 基‡ づ い て 、 県 知 事 、 農 林 水 産 相 、 建 設 相 に処 分 取 り消 レ の 裁 決 を求 め る審 査 請 求 書 を 提 出 ( 都 市 計 画 法 50 条 )。 申 請 者 ら は 、 開 発 を 進 め た 場 合 、 水 資 源 の 枯 渇 や 水 質 汚 喝 が 進 行 し、 ま た 、 申請 者 らの. 地 上 権 や 水 利 権 を侵 害 す る違‡ 法 な や の と 主 張 す る 。 ま た 、 D 寺 院 は 開 発 区 域 の 谷 川 水 域 に 地 上 権 や 水 利 権 、 水 流 管 理 権 、 飛 び 地 の 所 有 権 を有 して い る の に、 これ らの権 利 関 係 の 十 分 な 調 査 や 影 響 調 査 、 関 係 者 へ の 一 切 の 説 明 が な い う え に 、 都 市 計 画 法 32 条 の 定 め る 同意 もな い ま ま の 開 発 許 可 は 違 法 と主 張 。 さ ら に、 阿 島 改 良 区 は 、 市 が 「 住 民 合 意 は 法 的 要 件 で は な い」 と して 許 可 に至 っ た こ と に対 し、 用 途 廃 止 の 同 意 と都 市 計 画 法 32 条 の 同 意 とは 別 問 題 と して 、 都 市 計 画 法 32 条 で は 公 共 施 設 (本 件 で は 谷 川 ) の 管 理 者 の 同 意 を得 る こ と に な っ て い る が 、 そ の 管 理 者 に は 土 地 改 良 区 も含 まれ る お り、 河 川 管 理 者 の 阿 島 土 地 改 良 区 の 同 意 の な い ま ま決 定 さ れ た の は 違 法 と主 張 。 特 に、 都 市 計 画 法 32 条 の 同 意 は 、 河 川 の 用 途 廃 止 の 有 無 に か か わ らず 、 都 市 計 画 法 の 要 件 で あ り、 同 意 の な い 開 発 許 可 処 分 は 無 効 で あ る とす る。
県 :国 有 財 産 の 用 途 廃 止 の 同 意 書
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10‑は 土 地 改 良 区 理 事 会 で 適 正 に決 定 さ れ た も の で 、 そ の 後 の 不 同 意 意 見 は 受 理 以 前 に さ か の ぼ っ て 効 力 を 発 し な い。
市 :開 発 許 可 区 域 内 の 河 川 の 用 途 廃 止 に つ い て は 同 意 さ れ て お り、 許 可 区 域 外 に つ い て は 物 理 的 改 変 が な い た め 、 都 市 計 画 法 で は 住 民 同 意 は 許 可 要 件 と な っ て い な い 。 阿 島 土 地 利 害 関 係 者 の 同 意 を 本 審 査 時 に 添 付 す る よ う事 業 者 と協 議 した こ とは あ る が 、 そ の 同 意 は 法 的 要 件 で は な く あ く ま で 努 力 目標 で あ る の で 、 地 元 自治 会 の 同 意 は 法 的 に は 必 要 な い 。 な お 、 改 良 区 前 理 事 長 の 開 発 承 諾 書 は あ る 。 D 寺 院 の 主 張 す る 飛 び 地 に つ い て は 、 公 図 に は 記 載 な く、 境 界 立 会 済 な の で 、 許 可 区 内 に は 飛 び 地 は な い。
・ 1 0 月 県 開 発 審 査 会 は 審 査 請 求 を棄 却 。 そ の 理 由 は 、 ① 阿 島 土 地 改 良 区 は 、 河 川 自体 の 管 理 者 で は な い の で 、 そ の 同 意 は 不 要 。 周 辺 住 民 の 同 意 や 意 見 調 整 、 環 境 調 査 も都 市 計 画 法 上 の 許 可 要 件 で は な く、違 法 な 点 は な い、
② D 寺 院 に よ る 墓 地 へ の 谷 川 の 流 水 使 用 は 公 共 用 財 産 と して の 一 般 利 用 で あ っ て 反 射 的 利 益 に す ぎ ず 、 霊 水 と して は 所 有 地 内 の 地 下 水 ま た は 伏 流 水 を利 用 で き る の み で あ り、ま た 、 飛 び 地 に つ い て は 境 界 確 認 書 な どか
ら所 有 権 が 認 め られ な い し、 ミ ニ 霊 場 の 地 上 権 を 認 め る 資 料 も な い 、 等 に よ り、 D 寺 院 は 「開 発 行 為 の 妨 げ とな る 権 利 者 」 に は あ た らな い 、 と い う こ とで あ る。
1 1月 阿 島 土 地 改 良 区 、 D 寺 院 な ど は 県 開 発 審 査 会 の 裁 決 を 不 当 と して 建 設 大 臣 に再 審 査 を請 求
11 月 1 5 日 本 件 ゴ ル フ場 の 工 事 着 工 式 、 平 成 7 年 5 月 に ゴ ル フ 場 造 成 を 完 了 し、 同 年 1 2 月 に ク ラ ブ ハ ウ ス を完 成 した う え で 、 平 成 8 年 4 月 オ ー プ ン の 予 定 。 総 工 費 は 1 00 億 円 に拡 大 した 。 1 994 (平 成 6) 年
1 月 総 務 庁 が 、 リ ゾ ー ト法 の 適 用 を
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受 け た 開 発 計 画 に つ い て 、 群 馬 、 和 歌 山 な ど 1 6 道 県 を 実 態 調 査 し た 結 果 、 1 6 道 県 の 重 点 整 備 地 区 (1 24 地 区 ) の う ち 、 地 形 の 悪 さ な どか ら総 合 的 な 整 備 の 見 通 しが な い と こ ろ が 4 地 区 あ り、 さ ら に 、 22 地 区 は 、 地 区 内 の 施 設 建 設 な ど の プ ロ ジ ェ ク ト の 半 分 以 上 が 事 業 主 体 が 決 ま っ て い な い か 、 実 現 性 の 検 討 が 不 十 分 で あ り、 88 、 89 年 に 承 認 さ れ た 重 点 整 備 地 区 の 8 割 以 上 の 施 設 で 、 工 事 が 全 く始 ま っ て お らず 、 民 間 事 業 で は 、 約 3 割 が 事 業 主 未 定 だ っ た こ と が 判 明 し た 。 こ う した ず さ ん な 計 画 が 極 め て 多 い こ と を 踏 ま え 、 総 務 庁 は 、 国 土 庁 な ど関 係 省 庁 に対 して 、 各 自 治 体 に 基 本 構 想 の 見 直 し を 指 導 す る よ う勧 告 。 ま た 、 環 境 保 護 の 面 で も 配 慮 不 足 の 開 発 計 画 が 見 られ る 、 と して 、 水 道 や 廃 棄 物 処 理 施 設 の 整 備 を基 本 構 想 に 盛 り込 む よ う指 導 す る こ と も勧 告 。
2 月 1 8 日付 朝 日新 聞 朝 刊 報 道 :経 営 再 建 中 の 兵 庫 銀 行 系 の ノ ンバ ン ク 1 0 社 の 不 良 債 権 が 今 年 3 月 末 時 点 で 8300 億 円 に 上 る こ と が 分 か っ た 。 1 0 社 の 貸 付 金 は 1 兆 251 0 億 円 で 、 そ の7 割 近
くが 不 良 債 権 。
4 月 阿 島 土 地 改 良 区 、 阿 島 自治 会 総 会 で 事 業 主 と の 話 し合 しリこ応 じ る こ と を 決 議 。 基 本 的 に は 反 対 だ が 、 工 事 も進宥 中 で ど うせ ゴ ル フ 場 が 出 き る な ら住 民 の た め に も補 償 金 を 全 く も らわ な い の も 問 題 で あ り、 厳 し い 災 害 防 止 策 を 要 求 す る こ とで 住 民 の 安 全 を 図 る こ と も必 要 と判 断 。 事 業 主 も工 事 一 時 凍 結 を 了 承 。
4 月 不 動 産 へ の 放 漫 融 資 で 経 営 が 破 綻 した 系 列 会 社 の ノ ンバ ン ク を抱 え る 兵 庫 銀 行 が 、 新 し い 再 建 計 画 に 乗 り 出 した 。
7 月 7 日付 朝 日新 聞 朝 刊 報 道 :兵 庫 銀 行 系 ノ ンバ ン ク が 抱 え る 不 良 債 権 の 管 理 会 社 と な る 「特 別 目的 会 社 」 が 兵 庫 銀 行 や 興 銀 な ど の 大 手 銀 行 の 出 資 で 設 立 され る こ と に な っ た 。
総合環境研究 第
6
巻 第2
号9 月 環 境 庁 が 、 バ ブ ル 経 済 時 代 に、 全 国 各 地 に計 画 され た 「リゾ ー ト構 想 」 に、 環 境 面 か ら見 直 す こ と を求 め る ガ イ ドライ ン を作 る こ と を決 定 。 環 境 庁 は 、 リゾ ー ト構 想 を 実 施 に移 す 際 に 、 貴 重 な 動 植 物 に 影 響 を 及 ぼ す か ど うか を、 自治 体 や 開 発 事 業 者 に確 認 を求 め 、 問 題 が あ る 計 画 に つ い て は 変 更 を促 す こ と に し、 ま た 、 ス キ ー 場 や ホ テ ル な ど を 建 設 す る 場 合 で も、 環 境 に配 慮 す べ き事 項 をガ イ ドライ ン に列 挙 。
9 月 松 山 地 方 法 務 局 新 居 浜 出 張 所 長 が 開 発 区 域 内 で の 墓 地 の 存 在 とそ の 飛 び 地 へ 接 続 す る 国 有 地 の 農 道 の 存 在 を確 認 。国 有 地 払 い下 げ ( 用 途 廃 止 ) 手 続 き が 必 要 で あ る と した。
1 0 月 阿 島 自治 会 と A 開 発 業 者 と の 間 で 開 発 工 事 確 約 書 に調 印 。 連 帯 保 証 人 は B産 業 。 安 全 対 策 の た め に一 部 設 計 を変 更 。
内 容 :① 同 社 は 災 害 未 然 防 止 や 自 然 環 境 保 全 を は か る。
② 自 治 会 内 の 上 水 道 未 整 備 世 帯 に上 水 道 を敷 設 。
③ 災 害 発 生 時 に 自治 会 が 原 因 を ゴ ル フ 場 と判 断 し た 場 合 に は 同社 が 補 償 す 亘 。
④ 緊 急 災 害 復 旧 基 金 と し て 用 意 し た 有 価 証 券 + 1 億 円 相 当 を あ て る。
⑤ 工 事 に よ る 農 作 物 の 泥 水 被 害 な ど も 同 社 側 で 補 償 す る。
⑥ 期 間 は 平 成 6 年 1 0 月 8 日 か ら8 年 4 月 予 定 の オ ー プ ン ま で (本 件 開 発 計 画 に つ い て の 賛 成 、 反 対 に 分 か れ て 混 乱 し た 後 遺 症 で 、 自 治 会 が 全 く機 能 し な く な っ た た め 、 現 在 特 に 延 長 手 続 き は と られ て い な
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1 2 月 阿 島 自治 会 と A 開 発 業 者 と の 間 で 開 発 基 本 協 定 と 同協 定 に基 フ く覚
書 ( 後 掲 ) 及 び 公 害 防 止 に 関 す . る 協 定 ( 後 掲 )、 を締 結 。
基 本 協 定 :同 社 側 が 管 理 責 任 を 明 確 化 し、 地 域 振 興 に配 慮 す る等 1 995 (平 成 7) 年
1 月 D 寺 院 が 開 発 業 者 に 対 し、 飛 び 地 の 墓 地 の 形 状 を工 事 に よ っ て 変 更 しな い こ と を 求 め る仮 処 分 申請 ( 機 材 の 搬 入 や 同 寺 関 係 者 の 立 ち 入 りの 妨 害 禁 止 ) を 提 出。 同 墓 地 は 平 成 元 年 3 月 以 前 に 開 発 事 業 者 の 訂 正 申 請 で 乙地 番 の 公 図 か ら抹 消 さ れ て い た が 、 同 寺 は 売 却 な ど して お らず 、 登 記 名 義 は 同 寺 の ま ま。 松 山 法 務 局 新 居 浜 出 張 所 が 同 寺 の 指 摘 で 平 成 5 年 8 月 公 図 上 の 同 墓 地 を 回復 。
1 月 阿 島 土 地 改 良 区 も A 開 発 業 者 と の 間 で 開 発 基 本 協 定 と 同協 定 に基 づ く 覚 書 ( 後 掲 卜 及 び 公 害 防 止 に 関す る 協 定 ( 後 掲 )そ 締 結 、 連 帯 保 証 人 は B 産 業 や.阿 島 自治 会 の 場 合 と はげ 同
塵. 呈
1 月 松 山 地 裁 北 条 支 部 が 、 法 務 局 の 乙 地 番 公 図 (山 林 ) に は 開 発 区 域 内 に 飛 び 地 は 存 在 す る が 、 D 寺 院 が 主 張 す る 墓 地 と 同 一 で あ る と断 定 す る に は 疑 問 が 残 り、 同 寺 が 所 有 権 を主 張 で き る か 疑 問 が あ る と して D 寺 院 の 仮 処 分 申請 を却 下 。
2 月 D 寺 院 も、 地 上 権 等 設 定 登 記 を 求 め て い た 訴 訟 で 、 A 開 発 業 者 と和 解 。 ( ∋霊 場 を移 転 し、 そ の 費 用 は A 開 発 業 者 が 負 担 、 ② A 開 発 業 者 は 霊 水 を 保 全 、 ③ A 開 発 業 者 は 和 解 金 と して 同 寺 に 7000 万 円 支 払 う、 ④ 寺 は 行 政 不 服 審 査 と飛 び 地 問 題 の 高 裁 へ の 仮 処 分 申請 を取 り下 げ る、 と い う の が そ の 内 容 。 飛 び 地 の 墓 地 は 移 転 を完 了。
3 月 市 は 工 事 期 間 変 更 申請 受 理 し、 工 事 期 限 そ 平 成 8 年 11 月 30 月 ま‡ で に 延
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5 月 A 開 発 業 者 は これ ま で玉 冬 補償 金 を支 払 っ た 。
4 月 8 日付 朝 日新 聞 朝 刊 報 道 :兵 庫 銀 行 は 、 1 995 年 3 月 期 決 算 で 経 常 損 失
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が 1 07 億 円 、 当 期 損 失 が 1 22 億 円 と な る赤 字 決 算 の見 通 し を発 表 。
4 月 27 日付 朝 日新 聞 朝 刊 報 道 :大 蔵 省 と 日銀 は 、 兵 庫 銀 行 の 新 旧 分 離 方 式 で の 救 済 に 本 格 的 に 乗 り出 す 。 救 済 策 は 、 ① 現 在 の 兵 銀 は 資 本 金 を 減 資 した う え 、 不 良 債 権 の う ち 、 担 保 の 回 収 が 比 較 的 容 易 な 約 4000 億 円 分 の 債 権 回 収 機 関 とす る 。 ② 新 銀 行 は 基 本 的 に は 民 間 出 資 で 設 立 、 旧 銀 行 の 業 務 を 継 承 し、 回 収 銀 行 で 処 理 で き な い 残 りの 不 良 債 権 を 引 き 継 ぐ③ 新 銀 行 は 預 金 保 険 機 構 か ら約 4000 億 円 の 資 金 贈 与 を 受 け 、 引 き 継 い だ 不 良 債 権 を 処 理 す る 、 な どが 柱 。 兵 庫 銀 行 は 、救 済 策 が 固 ま っ た 時 点 で 、約 1 兆 4000 億 円 の 借 入 金 を 抱 え る 系 列 ノ ンバ ン ク 1 0 社 を 特 別 精 算 、 会 社 整 理 に踏 み 切 るo■
8 月 31 日付 朝 日新 聞 朝 刊 報 道 ● ‥皇度 盛 行 に つ い て 、 大 蔵 省 と 日銀 は30 日、
自主 再 建 が 困 難 と判 断 して 破 綻 処 理 を す る と発 表 。 関 係 金 融 機 関 や 地 元 の 民 間 企 業 な どが 共 同 出 資 で 新 銀 行 を 設 立 し、 兵 庫 銀 行 は 業 務 を新 銀 行 に 全 部 譲 渡 し、 精 算 し、 消 滅 す る 。 新 銀 行 は 兵 庫 銀 行 か ら受 け 継 い だ 不 良 債 権 の 一 定 部 分 を 預 金 保 険 機 構 か ら の 4000 億 を 超 え ろ 資 金 援 助 な ど で 穴 埋 め した り、 関 係 者 の 支 援 で 、 兵 庫 銀 行 か ら受 け 継 ぐ回 収 不 能 債 権 の 処 理 に あ た る。 現 在 の 兵 庫 銀 行 の 不 良 債 権 は 1 兆 5 千 億 円 あ り、 う ち 回 収 不 可 能 な 損 失 は 7900 億 円 に な る 。 新 銀 行 が 引 き 継 ぐ 回 収 不 能 債 権 は 、 6300 億 円程 度 に な り、 預 金 保 険 機 構 や 関 係 者 の 支 援 で も 1 800 億 円 の 損 失 が 残 る 見 込 み 。 これ を新 銀 行 の 収 益 で 埋 め る 予 定 。 新 銀 行 は 債 務 超 過 状 態 で 営 業 す る こ と に な る た め 、 日銀 が 、 日銀 法 25 条 に 基 づ い て 特 別 融 資 を 行 う。 系 列 ノ ンバ ン ク20 社 は 整 理
・精 算 す る。
8 月 31 日 経 営 が 破 綻 し た 兵 庫 銀 行 の 関 連 企 業 の う ち 、 住 宅 建 売 会 社 の B産 業 ((兵 庫 銀 行 系 列 ノ ン バ ン ク で 本
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件 A 開 発 事 業 者 の 親 会 社 、 負 債 総 額 i 呈鍵盤 円 )) な ど4 社 が そ れ ぞ れ の 所 在 地 の 地 方 裁 判 所 に 商 法 に 基 づ く会 社 整 理 を 申 し立 て た 。 申 請 は 先 に 発 表 さ れ た 兵 庫 銀 行 グ ル ー プ の 処 理 方 針 に 沿 っ た 措 置 。 い ず れ も、 不 動 産 産 業 関 連 向 け を 中 心 に した き た フ ァ イ ナ ン ス 部 門 か ら撤 退 し、 本 業 部 門 を存 続 させ て 再 建 を 図 る。
9 月 B 産 業 の 会 社 整 理 申 請 の あ お り で 、 本 件 ゴ ル フ 場 開 発 計 画 は 、 防 災 工 事 の 一 部 (造 成 済 の 調 整 池 や 沈 砂 池 な ど の 整 備 、 これ もす ぐ に 終 了 ) を 除 き 、 本 体 工 事 が 1 日か ら 中 断 。 総 面 積 1 5 2ha の う ち造 成 70ha ( 46%) 、 残 地 8 2ha (5 4% ) の 予 定 だ っ た が 、 造 成 予 定 の 70 ha の う ち 58 ha は 伐 採 済 み だ が 、 1 2ha が 未 伐 採 。 58 ha の う ち 一 部 植 栽 して い る 部 分 も あ る 。 防 災 施 設 に つ い て は 、 調 整 池 設 置 予 定 7 カ 所 の う ち 未 着 手 2 カ 所 を 除 き 、 4 カ 所 は 堰 堤 な ど が 完 成 し て い る が 、 1 カ 所 は 造 成 途 中 で ス トッ プ 。 1 52 ha の う ち 工 事 し て い る の は 35% で 、 9 月 現 在 で は 工 事 全 体 の 進 捗 率 は 41 % 。 山 肌 は 削 り取 られ て 、 赤 土 む き 出 し の 状 態 に な っ て い る。
9 月 1 6 日 経 営 が 破 綻 し た 兵 庫 銀 行 の 業 務 移 管 に 伴 い 、 特 別 精 算 や 会 社 整 理 を す る 系 列 ノ ンバ ン ク 20 社 の う ち 、 1 3社 が 臨 時 株 主 総 会 を 開 き 、 会 社 解 散 を 決 議 した 。 これ で 、 ほ ぼ 全 社 が 処 理 の 手 続 き に入 っ た。
1 0 月 26 日 経 営 破 綻 し た 兵 庫 銀 行 の 業 務 を 引 き 継 ぐ新 銀 行 「み ど り銀 行 」 の 設 立 発 起 人 会 開催 。
1 0 月 27 日 「み ど り銀 行 」 の 設 立 登 記 、 資 本 金 払 い込 み 。
1 2 月 22 日 兵 庫 銀 行 解 散 を決 議 1 996 (平 成 8) 年
1 月 29 日 み ど り銀 行 が 兵 庫 銀 行 の 全 事 業 を譲 り受 け 、 業 務 開始 。
3 月 29 日 兵 庫 銀 行 解 散 登 記 し、 正 式 に 解 散 し精 算 法 人 とな る。
5 月 23 日付 朝 日新 聞 朝 刊 報 道 :み ど り 銀 行 が 22 日発 表 した 1 996 年 3 月 期 決 算
総合環境研 究 第