静岡県庵原郡蒲原町北方の地質
著者 野島 宏二
雑誌名 地学しずはた
巻 21
ページ 11‑14
発行年 1960‑01
出版者 静岡大学地学研究グループ
URL http://doi.org/10.14945/00006053
静 岡 県 庵 原 郡 滞 原 町 北 方 の 地 質
野 島 宏
一 栄卒 業 研 究 と し て . 精 原 町 北 方 の 地 質 を 調 査 し た り で . そ の 観 要 を 報 告 す る
a本地滅。地質構造はil!tに井
t春 雄
・大 麿 禰 之 助 ・ 沢 村 孝 之 助 等 , 結 氏 。 御 調査 が あ り . こ こ で は 大 塚 博 士
O命 名 さ れ た 砲 膚 告 を 用 い た .
{ 地 形 ) 蒲 原 町 北 方 に は こ 三 段 の 平 坦 商 を 残 す 海 鼓
20 0 m内 外 の 丘 陵 性 の 山 触 を 構 成 す る 蒲 原 礁 岩 層 が 分 布 す る 。 南 流 す る 数 本 町 小 演 が ゴ ル ジ を な
Lτ発 達
L復 雑 な 地 形 を 呈
Lて い る 。 そ り 北 方 に は 大 丸 山 ・ 金 丸 山 町 円 頂 丘 を 世 〈 海 該
300 m ‑50.0 mに 達 す る 山 地 が 発 遥 L ‑ こ こ で は 蒲 原 隙 岩 層 を 覆
5岩 淵 安 山 宕 熔 岩 , 砕 屑 岩 が 分 布 す る 巴
駿 河 湾 に 面 す る 海 昼 下 に 街 村 が 発 達
L東 海 道 が 通 じ て い る 白
( 地 質 ) 糸 魚 川 静 岡 泡 質 構 造 線 か ら 東 . 富 士 川 ま で り 庵 原 山 地 は 新 第 三 紀
Eび第 四 紀 の 権 償 岩 . 火 山 岩 頚 か ら 成 る 。 由 比 町 よ り ほ ぼ 南 北 に 走 る 入 山 逆 断 層 を 境 と
L東由
jに 鮮 新 世 後 期 目 堆 績 と さ れ る 諸 原 悌 岩 層 が 丹 布 守 る 。
蒲 原 町 の 蝶 山 で は , 己 目 蒲 原 礁 岩 脂 を 質 向 く 角 閃 安 山 岩 体 が あ り も そ の 捕 獲 岩 塊 と し て 化 石 を 産 す る 城 山 居 ( 中 新 世 ) が 知 ら れ て い る 。
蒲 原 醗 岩 層 は 洪 積 世 の 初 期 の 噴 出 と 推 定 さ れ る 岩 淵 火
1"噴 出 物 に よ っ て お お わ れ て い る 。
岩 淵 火
lli噴 出 後 同 じ く 洪 積 世 古 期 に 松 野 方 問 に 内 湾 が で 骨 駕 の 回 線 層 .
7J~堆積した。
(1)滞原傑岩層
本 属 は 砂 聖 書 岩 層 よ り な り 東 都 は 走 向
N2 (j'W傾 斜
7‑rJ'W(/)替福寺断層で岩誠 火 山 岩 と 接 L ‑ . 東 北 部 は 走 向
N6 rJ'W傾 斜
70.SW(/)断 層 で 岩 淵 火 山 の シ ソ 輝 石 安 山 岩 溶 岩 と 接 L ‑ . 北 西 部
44 4.8郡 山 の 下 で は 岩 淵 火 山 の 玄 武 岩 質 熔 岩 琉
Eよ 。 て 不 整 合 に お お わ れ て い る 。
ま た 海 抜
390m(/)高 山 は 角 閃 安 山 岩 よ り な り 精 原 暗 躍 智 館 中 に 貫 入 L ‑
t~ ー岩掠 で あ る 。
蒲 原 草 書 岩 層 の 西 辺 は 入 山 逆 断 層 に よ 与 て 切 ら れ 西 方 白 浜 石 岳 諜 婦 と 接 す る .
*教育学部4
年 生
1 1 ‑‑ 一
蒲 原 疎 は 径
3‑ 5cm程 度 の 円 磨 度 高 〈 陶 汰 の よ り 円 磁 と そ の 間 り 灰 白 色 凝 灰 被 砂 の 益 地 よ り 成 り や や 硬 化 困 結
L層 理 を 有 す る .
E
韓 貿 は 砂 岩 .禄 色 砂 岩 , 珪 岩
.頁 岩 .閃 緑 岩. 岩 ,角 閃 安 山 岩 等 か ら 成 る.
こ り 嶋 塊 に 分 布 す る 蒲 原
E高層の
E君 。 位 径
Eぴ 原 岩 は 陪
'' l ;
ιど 均 ー で あ る が ー 都 入 山 部 落 附 近 り 上 部 で 巨 諜 岩 り 堆
8賢 官 見 る .
清原I!;!届は圃道由比川崎附近から東北東
1一 つ の 背 斜 軸 を 作 り ほ そ 長 レ ドー ム 状 の 構 造 を 形 成
Lて い る. そ の 右 翼 醤 福 寺 断 層 附 近 で は
,走 向N20"E傾 斜
7O "
Eと なり .走 向 傾 斜 ほ 神 沢 の
1 0 2 m山 北 北 東
l'liIL附 近
ーで ほ ぼ 水 平 に な る ま で 順 次 変 化
Lて い く 。 左 翼 で は 林 容 平 附 近 で 走 向
N6 f1'‑7 <1'E傾 斜
4伊N Wと な る ま で 順 次 変 化
Lて 入 山 逆 断 層 に 終 ョ て い る。
本 周 目 露 出
Lて い る 部 分 町 厚 さ は 約
1500"'‑20 0 0叫 に達する。
ま た 本 贈 り 中 に 小 断 層 の 発 遣 を 見 る が 大 局 的 な 構 造 に 修 響 を る た え て い な い . 本 屈 は 鮮 新 世 末 期 り 古 富 士 川 川 口 附 近 に 愈 搬 に 堆 積 が 行 わ れ
t結 果 生 成 L .
t.:も の と 推 定 さ れ る .
化 石 は 本 属 白 中 に 三 タ 所 炭 化 し た 年 輸 の あ る 擦 流 木 片 を 砂 層 中 よ り 発 見 し た が 樹 極 其 の 他 未 決 定 で あ る 。
善福寺附近四本層上部の~層中に挟在 L ている厚さ約 1m の一枚の凝灰岩層
が 蒲 原
E者 層 堆 縦 中 に 行 わ れ た 火 山 活 動 を 示 L . .
e担 膚 の 基 質 の 凝 灰 質 砂 の 起 源 を 解 〈 手 掛 り に な る か も し れ な い 。
司 帯 原 保 胞 の 下 底 は こ の 地 織 で は 不 明 で あ る .
121
貫 入 岩 額
波 山 角 閃 安 山 岩 こ の 岩 体 白 露 政 は 蒲 原 町 線 山 町 西 北 麓 語 尾 普 底 に よ く 見 ら れ る . 灰 白 色 で 緑 色 角 閃 石 を 沢 山 含 み .シ ン 輝 石 . 普 通 路 石 町 斑 品 が 見 ら れ . 汚 れ た 長 石 町 斑 品 も 見 ら れ る . 角
i閃 石 は ー 郁 分 解 し て い る.
高 山 角 閃 歪
111岩 . 林 署 平 北 方 に あ る
390'"の 円 頂 丘 町 独 立
Lた 岩 体 で 域 山 安 山 岩 よ り宇 平 塩 基 性 な も の で あ る . や は り角 閃 石 が 分 解 し か か っ て い る .
堰 択 岩 脈 群 , 角 閃 安 山 岩 .玄 武 岩 質 安 山 岩 と 含 オ リ ー プ 石 玄 武 岩 質 安 山 岩 の 三 種 類 に 分 け ら れ い ず れ も
N3 00‑ (O "
Eの 方 向 に 延 び る 岩 駅 と し て 出 現 し 節 理 が よ く 発 達
Lて い る. こ の う ち 角 閃 安 山 岩 は 草 巴 角 閃 石 が 多 く ま
111岩 と
Lて は 塩 基 性 の も の で 巨 品 角 閃 石 の 中 心 部 は か つ 色 角 閃 石 に な っ て い る 。 一 部
Opacitization
を 受 け て い る
.こ の 岩 脈 町 中 に は 径
2cmぐ ら い の 巨 品 角 関 石
目 12‑
牛山目、
や 所 に よ っ て そ れ が 集 ま っ て 径
10
Cltlぐら い り 塊 状 を 呈 す る も D も あ る
.一 岩 服 で は 全 体 が 粘 土 質 に 変 化 し て い た 園
互 合 オ リ ー プ 石 玄 武 岩 質 安 山 岩 は 普 通 路 石 , オ り ー プ 石 を 含 む
,シ ソ 輝 石 は非 常 に 少 な い 。 変 質 物 と し て 方 解 石
.続 泥 石 ,沸 石 額 等 を 含 む . と の 岩 原;1 . 接 触 面 の
E担 腐 を 硬 化 さ せ て い る が 他 の 岩
sitは 政 層 に 殆 ん ど 影 訴 を 与 丸 て い な い . 貫 入 方 向 は 南 北 方 向 で あ る 。
、(31
岩 淵 火 山 噴 出 物
岩 淵 火 山 初 期 噴 出 物 は シ ソ 輝 石 安 山 岩 集 塊 岩 で 止 っ て 石 基 は ガ ラ ス 質 で 見 か け 黒 灰 色 を 呈 す .
精 原
Q層 と は 主 と し て 断 層 で 接 し . 凝 灰 質 部 升 と 闘 い 岩 り モ ザ イ ク 状 を な
1‑.す ぐ 北 方 で 集 塊 計 と 接 す る 。
主 苦 淵 火 山 熔 岩 町 う ち 複 輝 石 玄 武 岩 の 熔 岩 流 は
j節 理 を も ち , 高
14の
4 4 4叫山 の 箆 の 替 で 不 整 合 に 山 崎 を お お っ て い る の が 観 察 で き る .
( 会 } 城 山 居蒲 原 町 の 域
1勾 の 一 小 区 画 に 露 出 す る 峡 山 府 は 海
i車 保 岩 尉 を 貰 由 〈 以 山 角 関 正 山 岩 の 岩 昧 の 中 に 孤 立
Lている。
凝 灰 質 砂 岩 又 は 凝 灰 質 石 灰 岩 で 早 く か ら 化 石 り 産 出 に よ っ て 注 目 さ れ て い た 。
(51結 論I 、本泊域の河原~~周は一つの背斜構造をなす。
E
、 海 原
E号 館 腐 り 化 石 は 炭 化
Lた 木 片 が 三 ア 所 か ら 発 見 さ れ た だ け で , こ れ に よ る 層 位 の 決 定 は で き な い 。
E
、 部 原 礁 岩 中 の 岩 脈 は 岩 淵 火 山 噴 出 物 よ
P古 、 活 蹴
Lた も り と 鑑 定 さ れ る . 町 、 岩 淵 火 山 噴 出 牧 は 蒲 原 礁 周 吉 不 整 合 に お お う .
最 後 に 本 調 査 に 当 り 終 始 懇 切 な る 御 指 導 官 給 っ た 飯 島 輝 葺 助 教 綬
・竹 内 正 氏│
助 教 疫 に 厚 く 謝 意 を 表 す 。
,文 献
今 野 円 蔵 : 大 塚 湘 之 助 師岡県由比川宮土川闘の地質
.地質学雑誌
40..1933井 上 春 雄 : 宮 土 川 下 流 流 峨 の 勉 匙
.大 塚 地 理 学 会 論 文 集
E上
193 3井 上 春 雄 : 宮 土 川 下 流 地 減 の 地 質 積 観 . 地 学 雑 誌
4 6 I 934大塚湘之助・静岡県蒲原町城山角閃安山治体内の斑品。配列方位とそり解釈.
地 質 学 雑 誌
5 4. 1 9 3 8大嫁湘之助.静岡県庵原郡東部の胞質縛造
.地震研究所生報
16. 1938棒屋弘滋:宮お.i<の南商麓大宮町周域の地質
.J@.震研究所業報
18. 1910‑14‑
│清原町北方町地質函寸
1000罵
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