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小児期遺伝性不整脈疾患の睡眠中突然死予防に関する研究

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Academic year: 2021

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(1)

令和元年度厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患政策研究事業)

『小児期遺伝性不整脈疾患の睡眠中突然死予防に関する研究』

分担研究報告書

小児期遺伝性不整脈疾患の睡眠中突然死予防に関する研究

研究分担者 野上昭彦

所 属 筑波大学医学医療系循環器内科

研究要旨

【目的】研究の計画や実施可能性の検証

【対象と方法】文献等から研究の実施可能性を検討した

【結果】班会議において成人における遺伝性突然死症候群、特にカテコラミン誘発性多形性心室頻拍

(CPVT)のアンケート調査に関して協議した

【結論】CPVT患者状況および遺伝学的検査の認知度に関するアンケートは、限界があるものの、

我が国における初めての実態調査でありその実施に関しては意義が高い

A.

研究目的

研究の計画や実施可能性を検証する。

B.

研究方法

文献等から研究の実施可能性を検討した。

(倫理面への配慮)

活動は「研究の計画や実施可能性の検証のため の研究」であり、順守すべき倫理指針には該当 しない。

C.

研究結果

班会議において成人における遺伝性突然死症 候群、特にカテコラミン誘発性多形性心室頻拍

(CPVT)のアンケート調査に関して協議した。

突然死を引き起こす他の遺伝性疾患に対する 実施可能な研究に関しては本年度中には結論が 出なかった。

D.

考察

CPVT

は、運動や興奮を誘引として多形性心 室頻拍や心室細動といった致死性不整脈を若年 者で発症する重篤な遺伝性疾患である。先天性

QT

延長症候群(LQTS)の類縁疾患とされなが ら、LQTSと比較して予後不良な疾患であり、

安静時心電図では異常を指摘することが困難で ある。CPVTの主な原因は

RYR2

遺伝子の変異 であり、欧米の多くの国では

CPVT

の遺伝学的 検査が保険償還され、診療に役立てられている。

日本でも

LQTS

の遺伝学的検査については

2008

年に保険償還されているが、CPVTについては 未だ保険償還されておらず、研究レベルでの実 施にとどまっている。そのため、遺伝学的検査 の結果を

CPVT

の診療に活用することは難しい 状態である。そこで

CPVT

患者を診療している 医師から

CPVT

の患者状況を聴取し、CPVT 伝学的検査の認知度につき検討するのが、本ア ンケートの目的であり、その意義は高いと考え る。アンケートの送付先が循環器専門医認定施 設、および小児循環器専門医認定施設、小児循 環器専門病院の医師であり、「CPVTを担当され ると思われる医師」に関してほぼカバーされて いると思われる。ただし、一施設に複数の

「CPVTを担当されると思われる医師」が存在 する場合、アンケートの回答内容が施設を代表 するものなのか、医師個人の意見なのかが不明 確であり、このことは結果の集計時にも問題に なる可能性があると思われた。

78

(2)

E.

結論

CPVT

を担当医師に対する

CPVT

患者状況お よび遺伝学的検査の認知度に関するアンケート は、さまざまな限界があるものの、我が国にお ける初めての実態調査でありその実施に関して は意義が高い。

F.

知的財産権の出願・登録状況

1.

特許取得 なし

2.

実用新案登録 なし

3.

その他 なし

79

参照

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