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新訂第２版まえがき
初版刊行以来、学生諸君には受験対策として、あるいは日々の学習のサブノー トとして本書をご活用いただいてきたところであるが、平成 20 年に「あん摩マ ッサージ師、はり師、きゅう師国家試験出題基準」の改訂や教科書の大幅な改訂 があったため、本書もそれに併せて修正し、同時に内容の点検を行った。 本書のまとめ方としては初版と大きく変わらないが、過去の国家試験問題を参 考に内容が十分でないところには筆を入れ、教科書には記載されていないが国家 試験では出題されていたといった疾患については新しく追加し、より一層の充実 を図った。 本書を勉強するうえで、とくに受験対策として重要なことは、その病気の病態 （本態）を理解することである。理解することでその病気がなぜそのような徴候 や症状を現すのかについておおよその察しがつくものである。単にその病気の徴 候や症状だけを覚えただけでは、国家試験に臨んでも十分な成果は得られない。 病態については専門書ではないので簡単な内容となっているが、受験対策として はこれで十分なはずである。 どうかこのことを頭において学習してほしい。そして念願の国家試験合格を果 たしていただきたい。 平成 25 年４月 編著者 ［本書の特色］ ①各単元の中で重要なキーワードはゴシック文字として左枠に重ねて掲載した。 ②国家試験の出題率の高い疾患についてはやや詳述し、そうでないものについて は概要（要点）として簡単にまとめた。 ③掲載した練習問題は国家試験を参考にしながら作成したオリジナル問題である。１．細菌感染症……… 13 １）主な細菌感染症 13 ２）細菌性食中毒 14 ノロウイルス食中毒 14 ２．ウイルス感染症……… 15 １）後天性免疫不全症候群（ A ID S ） 15 ２）その他のウイルス感染症 15 ３．性感染症（S T D）……… 16 １）梅 毒 16 ２）淋菌感染症（淋病） 16 ３）性器クラミジア感染症（非淋菌性 尿道炎） 17 ◉練習問題（第１章 感染症）……… 18
第１章
◆感染症
新訂第２版まえがき 3 初版まえがき 4Ｃ Ｏ Ｎ Ｔ Ｅ Ｎ Ｔ Ｓ
第２章
◆呼吸器疾患
第３章
◆消化管疾患
１．感染性呼吸器疾患 ……… 21 １）かぜ症候群 21 ２）急性扁桃炎（急性アンギーナ） 21 ３）急性気管支炎 21 ４）肺 炎 21 （１）市中肺炎 21 （２）院内肺炎 22 マイコプラズマ肺炎 22 ４）肺結核 22 ２．閉塞性肺疾患 ……… 23 １）気管支喘息 23 ２）慢性閉塞性肺疾患（CO P D） 24 （１）肺気腫 24 （２）慢性気管支炎 24 ３．拘束性肺疾患 ……… 25 １）特発性間質性肺炎・肺線維症 25 ２）間質性肺炎（肺線維症）を伴う 疾患 25 ４．その他の呼吸器疾患 ……… 26 １）肺 癌 26 転移性肺癌 26 ２）気管支拡張症 26 ３）自然気胸 27 ４）過換気症候群 27 ◉練習問題（第２章 呼吸器疾患）………… 28 １．口腔疾患 ……… 33 １）歯周病 33 ２）う 歯 33 ３）その他の疾患 33 （１）アフタ性口内炎 33 （２）舌 炎 33 （３）口角炎 33 ２．食道疾患 ……… 34 １）食道癌 34 ２）食道憩室 34 ３）逆流性食道炎 34 ４）マロリー・ワイス症候群 34第４章
◆肝・胆・膵疾患
３．胃・十二指腸疾患 ……… 35 １）急性胃炎（急性胃粘膜病変） 35 ２）慢性胃炎 35 ３）胃・十二指腸潰瘍 35 ４）胃 癌 36 ５）ダンピング症候群 37 ６）胃ポリープ 37 ７）胃下垂 37 ８）胃神経症 38 ９）十二指腸憩室 38 ４．腸疾患 ……… 38 １）急性虫垂炎 38 ２）大腸癌 39 ３）家族性大腸ポリポージス 39 ４）潰瘍性大腸炎・クローン病（炎症 性腸疾患） 39 ５）腸閉塞（イレウス） 40 ６）痔 疾 41 ７）過敏性腸症候群 41 ◉練習問題（第３章 消化管疾患）………… 42 １．肝疾患 ……… 47 １）急性ウイルス性肝炎 47 Ｄ型・Ｅ型肝炎 48 ２）劇症肝炎 48 ３）慢性肝炎 48 ４）薬物性肝障害 49 ５）アルコール性肝障害 49 ６）肝硬変 49 ７）原発性胆汁性肝硬変 50 ８）原発性肝癌 50 ９）転移性肝癌 50 10）脂肪肝 50 ２．胆道疾患 ……… 51 １）胆嚢炎 51 （１）急性胆嚢炎 51 （２）慢性胆嚢炎 51 ２）胆石症 51 ３）胆嚢癌・胆管癌 52 ３．膵疾患 ……… 52 １）膵 炎 52 （１）急性膵炎 52 （２）慢性膵炎 52 ２）膵臓癌 53 ４．その他の疾患 ……… 53 １）インスリノーマ 53 ２）腹膜炎 53 ◉練習問題（第４章 肝・胆・膵疾患）…… 54 １．先天性心疾患 ……… 59 １）心房中隔欠損（ A SD ） 59 ２）心室中隔欠損（ VS D ） 59 ３）ファロー四徴症 59 ２．後天性心疾患 ……… 60 １）僧帽弁狭窄・僧帽弁閉鎖不全 60 ２）大動脈弁狭窄・大動脈弁閉鎖不全 61 ３）僧帽弁逸脱症候群 61 ３．虚血性心疾患 ……… 61 １）狭心症 61 （１）安定労作狭心症 62 （２）不安定狭心症 62 （３）異型狭心症（冠攣縮性狭心症） 62 ２）心筋梗塞 62 特発性心筋症 63 心タンポナーデ 63第５章
◆循環器疾患
第６章
◆血液・造血器疾患
第７章
◆代謝性疾患
１．糖尿病 ……… 83 ２．脂質異常症（高脂血症）……… 84 ３．痛 風 ……… 85 ４．肥満症 ……… 85 ５．その他の代謝性疾患 ……… 86 １）ビタミン欠乏症 86 ２）ヘモクロマトーシス 86 ３）骨軟化症・くる病 86 ◉練習問題（第７章 代謝性疾患）………… 87 ４．うっ血性心不全……… 63 ５．不整脈 ……… 64 １）期外収縮（早期収縮） 64 ２）心房細動 65 ３）心室細動 65 ６．血圧異常 ……… 65 １）高血圧 65 （１）本態性高血圧 66 （２）症候性高血圧 66 ２）低血圧 66 ７．動脈疾患 ……… 66 １）大動脈瘤 66 ２）大動脈解離 67 ３）大動脈炎症候群（高安動脈炎） 67 ４）バージャー病（閉塞性血栓血管炎） 67 ８．静脈疾患 ……… 68 １）上大静脈症候群 68 ２）血栓性静脈炎・静脈血栓症 68 レイノー病 68 ◉練習問題（第５章 循環器疾患）………… 69 １．貧 血 ……… 73 １）鉄欠乏性貧血 73 ２）悪性貧血（巨赤芽球性貧血） 74 ３）溶血性貧血 74 ４）再生不良性貧血 75 ２．白血病 ……… 75 １）急性白血病 75 ２）慢性骨髄性白血病 76 成人Ｔ細胞白血病・リンパ腫 76 ３）悪性リンパ腫 77 多発性骨髄腫 77 ３．出血性素因……… 77 １）紫斑病 77 （１）シェーンライン・ヘノッホ紫 斑病（血管性紫斑病） 77 （２）特発性血小板減少性紫斑病 77 ２）血友病 78 ３）播種性血管内凝固症候群（ DI C） 78 ◉練習問題（第６章 血液・造血器疾患）… 79第８章
◆内分泌疾患
第10章
◆腎・尿路疾患
第９章
◆リウマチ・膠原病
１．下垂体疾患……… 91 １）先端巨大症・下垂体性巨人症 91 ２）下垂体性低身長症 91 ３）シーハン症候群（下垂体機能低下 症） 91 ４）尿崩症 91 ２．甲状腺疾患……… 91 １）甲状腺機能亢進症（バセドウ病 〈独〉・グレーブス病〈英〉） 91 ２）粘液水腫（甲状腺機能低下症） 92 ３）慢性甲状腺炎（橋本病） 93 ３．副甲状腺疾患 ……… 93 ○原発性副甲状腺機能亢進症、副甲 状腺機能低下症 93 ４．副腎疾患 ……… 93 １）アジソン病 93 ２）クッシング症候群 93 ３）原発性アルドステロン症 94 ４）褐色細胞腫 94 ◉練習問題（第８章 内分泌疾患）………… 95 １．関節リウマチ（ R A ）……… 99 ２．膠原病 ………100 １）全身性エリテマトーデス（SL E） 100 ２）全身性硬化症（強皮症） 101 ３）多発性筋炎・皮膚筋炎 101 ４）リウマチ熱 102 ５）多発性動脈炎（結節性多発動脈 炎） 102 ３．膠原病周辺疾患………102 １）べ一チェット病 102 ２）シェーグレン症候群 103 ◉練習問題（第９章 リウマチ・膠原病）…104 １．原発性糸球体腎炎 ………107 １）急性糸球体腎炎 107 ２）慢性糸球体腎炎 107 ３）ネフローゼ症候群 108 ２．腎不全 ………109 １）急性腎不全 109 ２）慢性腎不全 109 腎硬化症 110 ３．尿路感染症………110 １）膀胱炎 110 ２）急性腎盂腎炎 110 ４．腎・尿路結石 ………111 ５．腎腫瘍と膀胱癌………111 １）腎腫瘍（腎細胞癌） 111 ２）膀胱癌 111 ６．前立腺疾患………112 １）前立腺肥大症 112 ２）前立腺癌 112 ◉練習問題（第 10 章 腎・尿路疾患）……113第12章
◆整形外科疾患
１．脳血管障害………117 １）脳出血 117 ２）クモ膜下出血 118 ３）脳梗塞 119 ２．脳腫瘍 ………119 ３．認知症 ………120 １）アルツハイマー型認知症 120 ２）脳血管性認知症（多発梗塞性認 知症） 121 ３）レビー小体型認知症 121 ４）ピック病 121 ４．基底核変性疾患………122 １）パーキンソン病 122 ２）ハンチントン舞踏病 122 ３）ウィルソン病（肝レンズ核変性 症） 122 ４）脳性麻痺 123 ５．その他の変性疾患 ………123 １）脊髄空洞症 123 ２）脊髄小脳変性症 123 ３）進行性核上性麻痺 123 多発性硬化症 123 ６．運動ニューロン疾患 ………124 ○筋萎縮性側索硬化症（ AL S） 124 ７．末梢神経障害 ………124 １）ギラン・バレー症候群 124 ２）特発性末梢性顔面神経麻痺 （ベル麻痺） 125 ラムゼイ・ハント症候群 125 ３）圧迫および絞扼性ニューロパ チー 125 ８．神経痛 ………126 １）三叉神経痛 126 ２）後頭神経痛 126 ３）肋間神経痛 126 ４）坐骨神経痛 126 ９．感染性疾患………127 １）髄膜炎 127 ２）神経梅毒 127 （１）脊髄癆 127 （２）進行麻痺 127 （付）日和見感染症 128 10．先天性結合組織疾患………128 ○マルファン症候群 128 11．機能性疾患………128 ○頭 痛 128 ◉練習問題（第 11 章 神経系疾患）…………130 １．関節疾患 ………139 １）関節可動域の異常 139 （１）拘 縮 139 （２）強 直 139 ２）五十肩 139 ３）変形性関節症 140 （１）変形性膝関節症 140 （２）ヘバーデン結節（手指の変形 性関節症） 141 （３）変形性股関節症 141 関節ねずみ 141 ４）顎関節症 141 ２．骨代謝性疾患 ………142 １）骨粗鬆症 142 ２）骨軟化症・くる病 142 ３．骨腫瘍 ………142 １）骨肉腫 142 ２）多発性骨髄腫 143 ３）転移性骨腫瘍 143第11章
◆神経系疾患
第13章
◆その他の領域
１．一般外科 ………165 １）損 傷 165 ２）熱 傷 165 （１）熱傷範囲 166 （２）熱傷の重症度 166 凍 傷 166 ３）ショック 166 ４）外科的感染症 167 （１） ・癰 167 （２）蜂巣炎 167 （３）急性骨髄炎 167 ５）その他の感染症 167 （１）丹 毒 167 （２）ガス壊疽 168 （３）破傷風 168 ２．救急処置 ………168 １）バイタルサイン（生命徴候） 168 ２）意識レベル 168 ３）心肺蘇生法 169 （１）一次救命処置（BL S） 169 （２）二次救命処置（ ALS） 169 ３．麻酔・神経ブロック ………169 １）麻 酔 169 （１）全身麻酔 169 （２）局所麻酔 170 ２）神経ブロック（ペインクリニッ ク） 170 ４．小児科疾患………170 １）小児神経症 170 （１）不安神経症 170 （２）神経性抑うつ 171 （３）対人恐怖症 171 ２）小児夜尿症 171 ４．筋・腱疾患………143 １）重症筋無力症 143 ２）デュシェンヌ型進行性筋ジスト ロフィー 144 ３）肢帯型・顔面肩甲上腕型筋ジス トロフィー 144 ４）筋緊張性ジストロフィー 144 ５）狭窄性腱鞘炎 145 （１）ド・ケルバン（de Quervain） 病 145 （２）ばね指（弾発指） 145 ５．形態異常 ………145 １）先天性股関節脱臼 145 ２）先天性筋性斜頸 146 ３）先天性内反足 146 ４）脊柱側弯症 147 ６．脊椎疾患 ………147 １）変形性頸椎症 147 ２）後縦靱帯骨化症 148 ３）腰椎椎間板ヘルニア 148 ４）脊椎分離症・脊椎すべり症 149 ５）腰部脊柱管狭窄症 150 ６）頸椎捻挫・むちうち損傷 150 ７）胸郭出口症候群 151 ８）手根管症候群 151 ７．脊髄損傷 ………152 ８．外 傷 ………153 １）骨 折 153 ２）脱 臼 155 ３）捻 挫 155 ９．スポーツ外傷・障害 ………155 １）テニス肘 155 ２）野球肘 156 ３）野球肩 156 ４）ゴルフ肘 156 ５）ジャンパー膝 156 ◉練習問題（第 12 章 整形外科疾患）……157＊参考ならびに引用図書 188 ＊索 引 189 ５．婦人科疾患………171 １）子宮癌 171 ２）乳 癌 172 ３）月経異常 172 （１）周期異常 172 （２）月経量の異常 172 （３）月経困難症 172 ４）更年期障害 173 ５）子宮筋腫 173 子宮内膜症 173 ６．皮膚科疾患………173 １）接触性皮膚炎 173 ２）アトピー性皮膚炎 173 ３）じんま疹 174 ４）円形脱毛症 174 ７．眼科疾患 ………174 １）結膜炎 174 （１）アレルギー性結膜炎 174 （２）感染性結膜炎 174 ２）角膜炎 175 ３）麦粒腫 175 ４）白内障 175 ５）緑内障 175 ６）眼精疲労 175 ８．耳鼻科疾患………176 １）中耳炎 176 （１）急性中耳炎 176 （２）慢性中耳炎 176 ２）メニエール病 176 ３）突発性難聴 177 ４）アレルギー性鼻炎 177 ５）副鼻腔炎 177 （１）急性副鼻腔炎 177 （２）慢性副鼻腔炎 177 ９．精神科疾患………177 １）神経症 177 （１）解離性障害・転換障害 178 （２）外傷後ストレス症候群 （PTSD ） 178 ２）統合失調症 178 ３）うつ病（気分障害） 179 アルコール依存症 179 10．心療内科………179 １）心身症 179 ２）摂食障害 180 （１）神経性食思不振症 180 （２）神経性過食症 180 ◉練習問題（第 13 章 その他の領域）……181
第５章 循環器疾患 59 １．先天性心疾患 左→右短絡 収縮期心雑音 アイゼンメンジャー症候群 左→右短絡 収縮期心雑音 ロジェー病 右→左短絡 ［概念］ ・先天的に心臓に奇形を有する疾患。 ・胎生期に何らかの原因で成立するものと考えられている。 １）心房中隔欠損（ASD） ・心房中隔に欠損孔が生じている病態（２次孔欠損が最も多い）。 ・血液は左心房から右心房に流入する（左→右短絡）。 ・成人の先天性心疾患で最も多い。 ※幼児では大半が無症状で、30 ～ 40 歳代にチアノーゼや心不全が出現する。 ・収縮期心雑音が聴取される。 ※肺高血圧が持続すると右→左短絡が生じ、チアノーゼが出現する（アイゼンメ ンジャー症候群）。 ・自然閉鎖はまれである。 ・やや女性に多い。 ２）心室中隔欠損（VSD） ・心室中隔に欠損孔が生じている病態。 ・血液は左心室から右心室に流入する（左→右短絡）。 ・先天性心疾患の中で最も多い。 ・収縮期心雑音が聴取される。 ・欠損孔が小さく、短絡量の少ないものをロジェー病という。 ・欠損孔の小さいものは自然閉鎖（大半は２歳まで）する。 ※肺高血圧が持続するとアイゼンメンジャー症候群となる。 ３）ファロー四徴症 ［概念］ ・①肺動脈狭窄、②心室中隔欠損、③大動脈騎乗、④右心室肥大の四徴 候を示す病態。 ・血液は右心室から左心室に流入する（右→左短絡）。
第５章
◆循環器疾患
５．不整脈 ６．血圧異常 ７．動脈疾患 ８．静脈疾患 １．先天性心疾患 ２．後天性心疾患 ３．虚血性心疾患 ４．うっ血性心不全60 ［ファロー四徴症］ 動脈血 静脈血 ・全身にチアノーゼが出現する。 ・症状は乳幼児（生後数か月ないし数年後）から出現する。 ［症状］ ①著明なチアノーゼ、体動時の呼吸困難（蹲踞姿勢）、易疲労性 ②太鼓ばち指 ③重症例では失神・痙攣（脳虚血による） ［予後］ ・不良（多くは 10 歳までに死亡）。 １）僧帽弁狭窄・僧帽弁閉鎖不全 僧帽弁狭窄 僧帽弁閉鎖不全 病態 ・拡張期に左房から左室への血 液流入が阻害される病態 ・左房圧上昇（↑）→左心房拡 張・肥大、肺うっ血 ※進行例では右心不全、心房細 動、心拍出量（↓） ・収縮期に血液が左室から左 房へ逆流する病態 ・左心室容積増大→左室拡張・ 肥大 ※進行例では心拍出量（↓）、 肺うっ血、肺高血圧 原因 ・リウマチ熱（多） ※先天性のものもある。 ・リウマチ熱、腱索断裂、僧 帽弁逸脱、感染性心内膜炎 症状 ・軽症では無症状（多い） ａ．左心不全症状 ①呼吸困難、動悸、息切れ ②末梢性チアノーゼ、僧帽弁 顔貌、血痰など ｂ．右心不全症状 ①頸静脈怒張、肝腫大、下肢 浮腫 ②心房細動（→脳塞栓） ａ．左心不全症状 ①労作性呼吸困難、発作性 夜間呼吸困難 ②起坐呼吸 ｂ．右心不全症状 ①食欲不振 ②浮腫、肝腫大 ③心房細動 太鼓ばち指 ２．後天性心疾患
第５章 循環器疾患 69 問題 １ うっ血性右心不全の所見でない
───
のはどれか。 １．頸静脈怒張 ２．呼吸困難 ３．尿量減少 ４．肝 腫 問題 ２ 左心不全の所見で誤っている─────
のはどれか。 １．肺水腫 ２．血 痰 ３．徐 脈 ４．泡沫状の痰 問題 ３ 労作狭心症について誤っている─────
のはどれか。 １．胸痛発作の持続時間は 15 分以内である。 ２．ニトログリセリン舌下錠が有効である。 ３．赤沈値が亢進する。 ４．診断には運動負荷心電図が有用である。 問題 ４ 心筋梗塞で異常を示さない────
のはどれか。 １．ＡＳＴ ２．ＣＫ ３．ＬＤＨ ４．ＡＳＫ 問題 ５ 心筋梗塞に関して誤っている─────
のはどれか。 １．発作の持続時間は 30 分以上である。 ２．胸痛を伴わないものがある。 ３．心電図で異常Ｑ波がみられる。 ４．急性心筋梗塞は予後がよい。 問題 ６ 心筋梗塞の心電図所見でない───
のはどれか。 １．Ｐ波が消失する。 ２．ＳＴ波が上昇する。 ３．冠性Ｔ波がみられる。 ４．異常Ｑ波がみられる。 問題 ７ 狭心症について誤っている─────
のはどれか。 １．労作狭心症は発作の持続時間が通常は数分である。 ２．不安定狭心症は心筋梗塞に移行しやすい。 ３．異型狭心症は夜間・早朝に狭心痛を起こす。 ４．労作狭心症では致死性の不整脈がみられる。 問題 ８ 僧帽弁閉鎖不全について誤っている─────
のはどれか。 １．心拍出量が低下する。 ２．収縮期心雑音が聴かれる。 ３．左室の肥大と拡張が起こる。 ４．弁膜障害は心電図でわかる。 問題 ９ 大動脈弁閉鎖不全で誤っている─────
のはどれか。 １．心拍出量が増大する。 ２．拡張期血圧が高くなる。 ３．速脈を呈する。 ４．うなずき徴候がみられる。 ◉練習問題（第５章 循環器疾患）195 2013年４月25日 第１刷発行
