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金かね山やま町まちと林業の関わり~次世代へと繋ぐ林業の伝統~金山町では古くは藩政時代から植林が行われてきました 明治から昭和にかけては大規模な植林が行われ この 林業のまち の伝統は現在に至るまで途切れること無く引き継がれています そのため 金山町の森林には 大美輪の大杉 の他にも 樹齢100年 1

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Academic year: 2021

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(1)

未来へとつなぐ林業の伝統と街並みづくり

樹齢300年の「大美輪の大杉」。樹高約59mで人工林としては日本最大級。

(2)

  金 山 町 で は 古 く は 藩 政 時 代 か ら 植 林 が 行 わ れ て き ま し た 。 明 治 か ら 昭 和 に か け て は 大 規 模 な 植 林 が 行 わ れ 、 こ の 「 林 業 の ま ち 」 の 伝 統 は 現 在 に 至 る ま で 途 切 れ る こ と 無 く 引 き 継 が れ て い ま す 。   そ の た め 、 金 山 町 の 森 林 に は 「 大 美 輪 の 大 杉 」 の 他 に も 、 樹 齢 1 0 0 年 、 1 5 0 年 を 超 え る 大 〔金山町〕 面 積 16,179ha 森林面積 12,706ha 森 林 率 78.5% 山形県 金山町

し、

西

南は山形県新庄市に接しています。町

は、

す。

イザベラ

バードは、

を「

」、

た。

持・

「街並み景観条例」

を制定し、

(3)

木 が 豊 富 に 存 在 し 、 ま さ に 「 豊 富 な 蓄 積 」 が あ り ま す 。 加 え て 、 森 林 所 有 者 の ご 尽 力 に よ り 皆 伐 後 の 再 造 林 が 積 極 的 に 行 わ れ て き た た め 、 若 齢 級 の 森 林 が 比 較 的 多 く 、 適 正 ( 法 正 林 ) に 近 い と い え る 齢 級 構 成 と な っ て い ま す 。 杉人工林の齢級構成の比較

  通 常 、 杉 の 伐 採 は 40年 か ら 50年 の サ イ ク ル で 行 う こ と が 一 般 的 で あ る と 思 い ま す が 、 金 山 町 で は 樹 齢 80年 生 以 上 の 長 伐 期 施 業 を 行 い 、 高 品 質 な 木 材 の 生 産 を 目 指 す こ と が 基 本 で す 。   金 山 町 は 冬 の 積 雪 が 2 m 以 上 に な る こ と も あ る 豪 雪 地 帯 と し て 知 ら れ 、 十 分 な 降 水 量 が あ り 、 こ れ が 杉 の 生 育 に 適 し た 環 境 で す 。 こ の よ う な 環 境 で 育 っ た 「 金 山 杉 」 は 、 年 輪 が 緻 密 に 揃 い 、 木 目 が 非 常 に 細 や か で 美 し く 、 住 宅 用 構 造 材 と し て 高 い 評 価 を い た だ い て い ま す 。 1・2 チェーンソーによる伐採作業 山の神に感謝する儀式 林業機械による搬出作業 伐採後の幹は大きいもので直径約1mを超える 1 3 2 4 5

金山町

金山町(左軸) 日本全体(右軸) 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19+ 400 350 300 250 200 150 100 50 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000 0 (ha) (ha) (齢級)

(4)

調

は 昭 和 58年 度 に 策 定 さ れ た 「 新 金 山 想 」 の 中 で 『 街 並 み ( 景 観 ) づ く り 動 』 を 基 幹 プ ロ ジ ェ ク ト と し て 位 置 進 し て お り ま す 。 こ れ は 行 政 と 町 民 り 、 長 い 期 間 を か け て 町 全 体 を ま わ 風 景 ) と 調 和 し た 、 金 山 ら し い 美 し つ く っ て い こ う と い う も の で あ り 、 心 産 業 で あ る 林 業 等 の 地 場 産 業 の 振 然 が 共 生 す る 豊 か な 暮 ら し の 具 現 化 う も の で す 。

街 並 み づ く り の 理 念 は 、「 景 観 と は で は な く 、 公 共 ( み ん な ) の も の で う 「 景 観 公 有 論 」 を 前 提 と し て お り 、 と は 、 基 準 に 基 づ い て 統 一 的 に 整 備 で 全 体 的 に 周 辺 の 風 景 と 調 和 が 保 た そ の 外 観 と と も に 、 生 活 す る う え で 感 じ さ せ な け れ ば な ら な い と い う こ 金 山 町 の 風 景 と 調 和 し た 街 並 み 景 観 行 政 が 住 民 に 対 し て 規 制 す る も の で 観 の 持 ち 主 で あ る 町 民 一 人 ひ と り が

(5)

主 体 と な っ て 、 行 政 と の 連 携 ・ 協 働 に よ る ま ち づ く り を 目 指 す べ き で あ る と い う 考 え 方 に 立 っ て い ま す 。   文 化 財 の 保 全 や 観 光 資 源 づ く り を 直 接 の 目 的 と し た 景 観 づ く り と は 違 っ て 、 わ が 町 の 街 並 み 景 観 づ く り は 、「 金 山 杉 」 の 利 用 拡 大 と 「 金 山 住 宅 」 を 普 及 さ せ る こ と に よ り 、 杉 の 町 な ら で は の 産 業 振 興 と 文 化 形 成 、「 金 山 住 宅 」 を 中 心 と し た 生 活 ス タ イ ル の 創 造 を す る こ と で あ り 、 住 ん で 良 か っ た と い う 実 感 の わ く 町 を つ く る こ と に つ な げ る も の な の で す 。 金山住宅とは  白壁と切り妻屋根をもつ、在来工法で建てられた住宅です。金山で育った 木材や伝統的な材料を使うことによって、気候風土にあった建物になります。 また、年数が経過しても「美しく古びる」素材であり、地球にやさしい住宅 です。金山住宅の家並みこそ「もうひとつ先の金山」の姿であり次代に継承 する美しい共有財産です。  街並み(景観)づくり 100 年運動の実現のために、昭和 61 年3月に「金 山町街並み景観条例」が制定され(現在は、条例制定から四半世紀が過ぎ、 運動の継続と発展を目指し、金山町の豊かな自然風景への配慮を盛り込み、 「金山町の風景と調和した街並み景観条例」に改制)、「街並み形成基準」と ともに、街並みの基本となる「金山住宅」の基準と、金山住宅を建てた場合 の独自助成制度を定め、美しい街並みを守るための取り組みを行っています。 「木」の街並みづくり  街並み(景観)づくり 100 年運動のみならず、金山町では地域の公共 建築物等に可能な限り木材を使用しています。 1 2 3 4 きごころ橋(木橋) 最上広域市町村圏事務組合消防署金山支署 交流サロンぽすと (旧郵便局の再生) 金山町立明安小学校

金山町

(6)

 左記の赤色立 体図、傾斜区分図、 林相図はいずれ も上記の航空写 真と同じ場所を 表示したものです。航空レーザ計測実施の最大の利点は、航 空写真のみでは判別不可能な情報を取得できることです。  精緻な傾斜区分図や赤色立体図の情報は、作業道整備 を行う際に避けるべき地形を把握できることをはじめ、 効率的な路網計画等に活用が可能です。また、赤色立体 図の判読により、地すべり地形や崩壊跡地等を把握する ことができるため、災害対策への応用も期待されるとこ ろです。  林相図では、航空写真では判別することができない樹 種等を判別することが可能です。上図は同じ場所を拡大 したもので、単木レベルの樹種、樹高、胸高直径等の情 報から資源情報をほぼ正確に把握することができます。

  金 山 町 森 林 組 合 の 大 切 な 役 割 は 、 所 有 者 へ の 経 済 的 な 還 元 を 行 う こ と だ と 考 え て い ま す 。 し か し な が ら 、 木 材 価 格 の 低 迷 な ど 決 し て 明 る い 話 題 だ け で は な い 、 と い う の が 現 状 で す 。 こ の よ う な 時 代 だ か ら こ そ 、 森 林 所 有 者 に ど の よ う な 森 林 経 営 提 案 が で き る か 、 そ し て 中 長 期 の 見 通 し を 示 し て い く 、 と い う こ と が こ れ か ら の 森 林 組 合 に 求 め ら れ る こ と で あ る と 考 え て い ま す 。   そ の た め 、 効 率 的 な 施 業 、 路 網 整 備 計 画 の 策 定 の た め の 地 形 情 報 や 、 中 長 期 の プ ラ ン を 立 て る た め の 森 林 資 源 情 報 を 高 い 精 度 で 把 握 す る こ と が 、 き わ め て 重 要 で す 。   金 山 町 森 林 組 合 で は 、 平 成 27年 度 に 農 林 中 金 に よ る 「 森 力 基 金 」 を 活 用 し 、 赤 色 立 体 図 等 の 地 理 ・ 地 形 情 報 や 森 林 資 源 情 報 ( 樹 種 、 本 数 、 胸 高 直 径 な ど ) 等 を 、 航 空 レ ー ザ 計 測 に よ り 、 町 内 の 民 有 林 の う ち 約 2 分 の 1 に つ い て 整 備 し ま し た 。   こ れ に よ り 要 間 伐 森 林 の 特 定 や 、間 伐 等 を 行 っ た 際 の 出 材 の 予 測 等 を 行 い 、効 率 的 な 森 林 整 備 を 行 う こ と が で き ま す 。さ ら に 、過 去 に 整 備 し た 路 網 の 現 在 の 状 態 や 、既 存 の 図 面 を は る か に 超 え る 精 度 で 山 の 地 形 が 把 握 で き る た め 、効 率 的 な 路 網 整 備 計 画 を 策 定 す る こ と に も つ な が り ま す 。   平 成 28年 度 以 降 に は 、 今 回 整 備 し た 情 報 を 活 用 し た 、 森 林 所 有 者 へ の 中 長 期 的 な 経 営 計 画 の 提 案 を も と に 、 効 率 的 な 施 業 の 実 施 に 繋 げ て い き た い と 考 え て い ま す 。 林相図 傾斜区分図 林相図(拡大)

(7)

 金山町では、平 成26 年 に 第38 回全国育樹祭が 皇太子殿下御臨 席のもと開催さ れました。式典行 事 で は、平 成14 年の第58 回全国 植樹祭で天皇陛 下がお手植えさ れたブナと、皇后 陛下がお手植えされたヤマボウシの根元に 皇太子殿下が肥料を施し、金山杉を使ったく わでならしてお手入れされました。  会場となった「遊学の森」は、山形県内4 番目の県民の森として整備された施設で、自 然観察体験や木工クラフト体験等を行う ことができます。また、チェーンソーのみを 使用してスギの丸太から作品を作り出す、 チェーンソーアート大会をはじめ、様々なイ ベントが行われています。

丸太をお探しの方必見!

ふるさと納税で丸太を贈呈します !!

 金山町ではふるさと納税のお礼の品に、金山杉の丸太一本をご用意しております。  樹齢 80 年以上の大径木ですので、新築時の大黒柱や、リフォームの材料、テーブル作成 などへの DIY キット etc と、さまざまな用途に利用が可能です。  製材については、用途に合わせて対応させていただきますので、事前にご相談ください。 ※寸法:直径約 50cm、長さ約 4m ※ 30 万円以上ご寄附いただいた場合にご選択いただけます。 ※特殊な加工などは含まれませんので、追加オプションとなる場合がございます。 ※送料はご寄附者様の負担となります。 ※詳しくはこちらをご覧ください。http://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/item_detail/06361/32521

全国育樹祭

お手入れ行事

  金 山 町 で は 、林 業 を 基 幹 産 業 の 一 つ と 位 置 付 け て お り 、こ れ は 今 も 昔 も 、そ し て こ れ か ら も 金 山 町 の 普 遍 的 な 考 え と し て 持 ち 続 け て い き ま す 。   金 山 町 で の こ れ か ら の 取 り 組 み と し て は 、   等 が あ げ ら れ ま す 。   今 後 も 町 を 挙 げ 林 業 に よ る 産 業 振 興 、 教 育 の 普 及 等 を 柱 に 掲 げ 、 林 業 の 伝 統 を 未 来 へ 繋 ぐ 事 業 に 取 り 組 ん で い き た い と 考 え て い ま す 。 ※写真はイメージです。

金山町

参照

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