• 検索結果がありません。

第 2 章 連続な確率変数とその分布

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "第 2 章 連続な確率変数とその分布"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

17

2 章 連続な確率変数とその分布

さしあたり,根元事象については深く考えないで,ある全事象

が十分大 きく与えられているとする.この上で定義された確率変数がよい分布を持つ 場合を先に考えよう.難しいことを後回しにするとこれは,

a < b

を任意に 与えたとき,

p

X

([a, b]) = P (X [a, b]) = P (a X b)

を考えることに相当する.

2.1 密度関数を持つ分布とその期待値,分散

定義

2.1 X

の分布

p

X が密度関数

f (x)

を持つとは

p

X

([a, b]) =

b a

f (x)dx

が任意の

a b

に対して成り立つときに言う.

p

X が密度関数

f (x)

を持つとき,X の期待値

EX,分散 V (X )

はそれぞれ

EX =

−∞

xf (x)dx (2.1)

および

V (X) =

−∞

x

2

f (x)dx (EX )

2

(2.2)

によって定義される.形式的にはシグマを積分に書き換えたものである.い くつかこの様な密度関数を持つ分布を紹介する.

(2)

18

2

章 連続な確率変数とその分布

2.1.1 [a, b] 上の一様分布 U nif ([a, b])

これが一番簡単な例.密度関数は

f (x) =

{

1

b−a

, a x b 0,

その他

のとき.

練習問題

2.1 X

[0, 5]

上の一様分布の時密度関数

f (x)

と期待値

EX

,分 散

V (X)

を計算せよ.

2.1.2 指数分布 Exp(λ)

指数分布もパラメータ

λ > 0

を持っている.その密度関数は

f (x) =

{

λe

λx

, x 0 0, x < 0

で与えられる.

X

がパラメータ

λ

の指数分布に従うとき,

EX =

0

xλe

λx

dx = 1 λ

0

ye

y

dy = 1 λ

同じように計算して

EX

2

= 1 λ

2

0

y

2

e

y

dy = 2 λ

2 なので,

V (X) = EX

2

(EX )

2

= 2 λ

2

1

λ

2

= 1 λ

2

2.1.3 正規分布 N (m, σ

2

)

この密度関数は二つのパラメータを持つ.平均

m

と標準偏差

σ > 0

で ある.普通この分布を

N (m, σ

2

)

と書くが,X が正規分布

N (m, σ

2

)

に従う とき,

p

X

([a, b]) =

b a

1

2πσ e

(xm)2/(2σ2)

dx

(3)

2.1.

密度関数を持つ分布とその期待値,分散

19

となる.一見むちゃくちゃ難しそうに見えるが,大事な密度関数なので覚え てほしい.期待値を計算すると

EX = 1

2πσ

−∞

−∞

xe

(xm)2/(2σ2)

dx

= 1

2πσ

−∞

−∞

(y + m)e

y2//(2σ2)

dy

= 1

−∞

−∞

(zσ + m)e

z2/2

dz

= m

これは多変数の微積で習った

(∫

0

e

ax2

dx )

2

=

0

0

e

a(x2+y2)

dxdy

=

0

π/2 0

e

ar2

rdrdθ

= π 2

0

e

u

1 2a du

= π 4a

という計算で,a

=

12 をつかうと

0

e

z2/2

dz =

π 2

となり,積分の中身は偶関数だから

2

倍して

−∞

e

z2/2

dz =

となることから出てくる.

分散の計算には

−∞

z

2

e

z2/2

dz

の計算が必要だがこれは部分積分で上の計 算に帰着する.(ex2/2

)

= xe

x2/2 だから,

−∞

x

2

e

x2/2

dx =

[ xe

x2/2

]

−∞

+

−∞

e

x2/2

dx = 0 +

したがって

V (X) = 1

2πσ

−∞

x

2

e

(xm)2/2σ2

dx m

2

(4)

20

2

章 連続な確率変数とその分布 で

y =

xσm とおくと右辺第

1

項は

1 2π

−∞

(σy + m)

2

e

y2/2

dy = σ

2

+ 0 + m

2

となるので,V

(X) = σ

2 となる.(パラメータ

m

σ

は平均と標準偏差

V (X)

を表している.

練習問題

2.2 X

が正規分布

N (m, σ

2

)

に従うとき

Z = x m

σ

N (0, 1)

に従うことを確かめよ.実際には任意の実数

t

に対して

P (Z t) = 1

t

−∞

e

z2/2

dz

と言う式を確かめよ.

参照

関連したドキュメント

ĵļĽĻÕ ľijijķĴÕ Kmeñ£ô ĵļĽļÕ ijijijijijķĵÕ Å}¼e&gt;Î ĵļĽĽÕ ijijijijijķĶÕ „&amp;e÷Î ĵĽĴĴÕ ijijijijijķķÕ M‹m÷ÂğÚÂğėā ĵĽĴĵÕ ijijijijijķĸÕ „&amp;e^yÆ

ンクリートと鉄筋の応力照査分布のグラフを図-1 および図-2 に示す.コンクリートの最大応力度の変動係数

8 Deng JuIong ; Fundamental method of Grey system, Huazhong University of Science and Technology Press, Wuhan of China , p.. 5 Deng Julong ; The Properties of Multivariable Grey

二次 元確率 密度正 規分布 曲線 ューシルキー タイプ とピーチフ... KOSHIとHARI及 びSHINAYAKASA, HARIと

が省略された第二の型は第一の型と形態・構

第一章 ブッダの涅槃と葬儀 第二章 舎利八分伝説の検証 第三章 仏塔の原語 第四章 仏塔の起源 第五章 仏塔の構造と供養法 第六章 仏舎利塔以前の仏塔 第二部

・逆解析は,GA(遺伝的アルゴリズム)を用い,パラメータは,個体数 20,世 代数 100,交叉確率 0.75,突然変異率は

第1章 防災体制の確立 第1節 防災体制