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有理数ベクトルの行列進展開 矢作 浩樹 年 月 日

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Academic year: 2021

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(1)

有理数ベクトルの行列進展開 矢作 浩樹

年 月 日

目次

目的 方法 方針

使ったプログラム

結果 考察と推測 考察 推測 感想

(2)

目的

素数 を法とした一般フィボナッチ数列を 、ベクトル を としてベクトル列 を定義 する。

には必ず を満たす が存在する。この時最小の を周期、 を軌道と 呼ぶ。

有理数ベクトル を によって展開する行列進展開について研究した。

一般フィボナッチ数列 の一般項は漸化式 を満たす。

ベクトル の左から を掛けると、

であるから、 である。

集合 を全空間 と呼ぶ。全空間 は

軌道の和集合であり、 個の要素がある。

(3)

方法

方針

列 をそれぞれ と定義する。

だから、 より軌道を求めることができる。

それぞれの について類方程式、軌道の数、最大周期を求める。

また、 の固有多項式は なので、 が整数解を持つものと持たない

もので分類する。

尚、集合 として、これについても観察するために のように に自然数 を掛けたものを改めて として用いる。

の左辺

を掛けない、つまり の時は より は または の 通りしかないため観察しにくい。

以後、 として観察した。 ただし と は互いに素でなければならないので、 の時は考えない

(4)

表 例: のときの軌道 周期 軌道

表 のときのまとめ

周期 軌道の数

最大周期:

軌道の数:

類方程式:

ほぼ全ての について周期 の軌道は のみであるが、周期 の軌道が複数存在する事例があるので後 にそれについて考察する。

(5)

使ったプログラム

つのリストを結合する

リストを 分割してその左側をとる

リストを 分割する

要素 がリストの中の何番目に入っているか求める

と の最大公約数を求める

以上 未満の素数 に対して、 の整数解とその個数を求める

(6)

集合 を求める

軌道を求める

(7)

軌道の種類、軌道の数、最大周期、類方程式を求める

(8)
(9)

結果

の解が存在する時としない時で分ける

表 の解が 個

類方程式 軌道の数 最大周期

(10)

表 の解が 個

類方程式 軌道の数 最大周期

(11)

表 の解が 個

類方程式 軌道の数 最大周期

(12)

表 の解が 個

類方程式 軌道の数 最大周期

(13)

表 集合 と軌道

周期 集合 軌道

(14)

表 集合 と軌道

周期 集合 軌道

(15)

表 集合 と軌道

周期 集合 軌道

(16)

表 集合 と軌道

周期 集合 軌道

(17)

表 集合 と軌道

周期 集合 軌道

(18)

表 集合 と軌道

周期 集合 軌道

(19)

表 集合 と軌道

周期 集合 軌道

(20)

表 集合 と軌道

(21)

表 集合 と軌道

(22)

表 の解が 個のときのその解と、その位数の と最大周期の関連 の解 最大周期 解の位数のlcm 最大周期

(23)

表 の解が 個のときのその解と、その位数の と最大周期の関連 の解 最大周期 解の位数の 最大周期

(24)

表 が素数である 以下の

(25)

表 が素数でない 以下の

(26)

表 が素数でない 以下の

(27)

表 が素数でない 以下の

(28)

考察と推測

考察

・ のとき、周期 の軌道が 個存在する。

表 ~表 を見れば分かるとおり、ほとんどの について類方程式の末項は である。これは『周期 の 軌道は 個 のみ存在する』ということである。

しかし表 にあるように、 のときの末項は である。これはすなわち「周期 の軌道が 個 存在する」ということを意味しており、実際にその 個の軌道は次ページの表 に補足としてまとめてあ る。

『証明』

ここで周期 とすると、 だから、

と は素数で、 だから、 とすると が成立するのは のときのみであ る。

そして のときは は常に成立し、 は の範囲で自由にとれる。

その各々の に対して は によって唯一つに定まるため、 と を満たす は 個存在す る。

よって のときのみ、周期 の軌道は 個存在する。

(証明終)

(29)

のときのみ周期 の軌道が複数存在するのは、観察前に としたためである。

をそのまま変数として考えると、 は

となる。

よって以下のことが言える。

を素因数分解する。

その素因数が のとき、周期 の軌道は 個存在する。

表 補足 のときの周期1の軌道

(30)

推測

軌道の数を 、最大周期を とする。

について以下のことが成り立つことが分かった。

の解の個数が のとき

の解の個数が のとき

(31)

感想

を掛けたことが、本来の目的と違うところで発見をもたらしたことに驚きました。最初に

を見つけた時は「ここでも の固有多項式が出た」と内心喜んだのですが、よく見 ると符号が違うことに気づいてぬか喜びさせられましたが…

起動の数と最大周期と類方程式を求めるプログラムが が大きくなる毎にどんどん重くなっていったため、

までの観察で終わっていますが、一応それなりの形になったので良かったです。他にこの研究をやり たい人がいれば、 以上の についての観察、 の値の変更、私が推測したことの証明、新たな法則の発見 などの課題があると思います。

年間有意義に研究できてよかったです、ありがとうございました。

表 例: のときの軌道 周期 軌道 表 のときのまとめ 周期 軌道の数 最大周期: 軌道の数: 類方程式: ほぼ全ての について周期 の軌道は のみであるが、周期 の軌道が複数存在する事例があるので後 にそれについて考察する。
表 の解が 個
表 の解が 個
表 の解が 個
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