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学童の手洗いの実態と手洗い演習を取り入 れた教育の評価

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Academic year: 2021

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学校保健

学童の手洗いの実態と手洗い演習を取り入 れた教育の評価

杉村 篤士、小笹 亜矢子、廣瀬 幸美、

佐藤 朝美、寺内 千絵、殿岡 美絵子

横浜市立大学医学部 看護学科

P2-035

【目的】

手洗いは感染予防として重要であるため、学童の手洗いの 実態を明らかにするとともに、手洗い演習を取り入れた教 育を行い、教育方法についての評価を行った。

【方法】

小学4 〜 6年生25名を対象に実施した。手洗い教育を始め る前に、手洗いの受講歴と手を洗うタイミング、洗い残し やすい部位を選択式の質問紙にて調査した。手洗い教育の 流れは、1.手洗いの必要性を講義し、2.手洗い評価キット

(Glitter BugTM)を用い、洗い残しを自身で評価してもらい、

3.洗い残しやすい部位について講義し、4.衛生学的手洗い の動画を視聴後に、手洗いを実施してもらった。終了後に は、教育方法の評価として、洗い残しやすい部位と手洗い 教育での学びを選択式の質問紙にて調査し、洗い残しやす い部位については、教育前後での変化をχ2検定にて分析し た。質問紙調査前に、子どもと保護者に、調査の趣旨、自 由参加の保証、匿名性の保護等を説明したうえで調査を開 始した。

【結果】

質問紙は、24名(回収率96%)の回答があり、欠損のない23 名(有効回答率95%)を分析対象とした。手洗いについて以 前講義を受けたことのある者は17名(74%)いた。必ず手を 洗うタイミングは、「手が汚れる授業のあと:22名(96%)」

と「外で遊んだあと:18名(78%)」が多かったが、「おやつ の前:6名(26%)」と「学校に着いた時:3名(13%)」は少な かった。洗い残しやすい部位では、教育前に比べ教育後に 有意に回答が多かったのは親指であった(p<0.01)。学びに ついては、手洗いの大切さ・方法・難しさについて8割以 上の学童がよくわかったと回答した。

【考察】

学童期の子ども達は、手が汚れた後や汚い場所での活動後 に手を洗うことはできているが、食事前など予防的に手を 清潔にすることが習慣化されていないことが明らかとなっ た。手洗い教育では、講義だけでなく演習を取り入れ、学 童自身が体験し自覚できるプログラムを行った結果、洗い 残しやすい部位や手洗いの重要性を学ぶことができ、学 童の手洗いへの意識を高める一助になることが示唆された。

しかし、手洗いの習慣を身に付けるのは難しいことである ため、今後も手洗いの習慣化に向けた取り組みや調査を実 施し支援について検討していく必要がある。

中学生を対象としたDASS日本語版の信頼 性と妥当性の検証

谷田 恵子1、武内 紗千1、池田 雅則1、 片田 範子2

1兵庫県立大学 看護学部、

2兵庫県立大学

P2-036

【背景・目的】

我々は他国の研究者とともにアジアと東南アジア地域に住 む思春期のこどもを対象として、既存の複数の尺度で構成 された質問紙を用いた調査を行うことなり、そのパイロッ ト調査ではDepression Anxiety Stress Scalesを使用した。

その尺度の日本語訳版は尺度を開発した研究者グループに よってウエブ上に提供されてはいるが、その信頼性と妥当 性は検証されていない。そこで、この尺度を中学生に適応 した場合の内的性整合性と構成概念妥当性について検討し たので報告する。

【方法】

A県にある中学校2校の中学生を対象として、無記名式の質 問紙調査を2014年10月〜 2015年1月に実施した。実施にあ たり研究実施者が所属する大学の研究倫理委員会から許可 を得た。信頼性はCronbachのα係数により検討し、妥当性 については因子分析と構造方程式モデリングを用いて検証 的因子分析を行い、パイロット調査で用いた21問が英語版 と同様に7項目ずつの3因子構造となっているかを検証した。

【結果】

中学生329名から回答を回収し、うち291名分のデータ(有 効回答率88%)を用いて分析した。Cronbachのα係数は全 21項目では0.899、depressionとstressの因子はそれぞれ0.8 以上のα係数が得られたが、anxietyの因子は0.7以下であっ た。質問項目「何かが起きたときに必要以上に反応しやす かった」、あるいは質問項目「不安なことがなくなり、とて も安心した」を除外するとα係数は上昇した。斜交回転に よる因子分析では4因子解となり、因子数を3因子に固定し て解析した場合、本来のanxiety因子に分類されるべき項目 が別の因子に分類された。また共分散構造方分析では3因 子構造モデルのGFI、AGFI、NFI、CFI、RMSEAの値は 高い適合度を示さなかった。

【考察】

42問版のはじめの21問を用いて評価する場合、英語版で 示されているような3因子構造への適合度は高くないが、

上記の2つの質問項目を除いて分析することで、英語版 DASS-21と同等の解釈ができるうることが示唆された。

【結論】

Depression Anxiety Stress Scalesの日本語版を中学生に用 いる場合には、ウエブ上に掲載されている質問項目を修正 して使用する必要があることが明らかとなった。

The 64th Annual Meeting of the Japanese Society of Child Health 229

一般演題・ポスター7

1日㊏

Presented by Medical*Online

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