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工 業 技 術 セ ン タ ー の 成 果 研 究 開 発 に 基 づ く 実 用 化 事 例

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(1)

工 業 技 術 セ ン タ ー の 成 果 研 究 開 発 に 基 づ く 実 用 化 事 例

1.微生物を利用した防カビスプレーの開発 生物食品研究所

開発概要

ダイヤ糊工業株式会社との共同研究により、微生物の持つ抗カビ活性 を利用した防カビスプレーを開発し、製品化しました。含有する微生物は 納豆菌類縁菌で、安全で高い抗カビ活性を有しています。

カビ取りなっとう君

関連研究: 「がん研究・診断新規バイオツールの開発/超高速タンパク質生産 システム開発」(平成21年〜25年度 地域科学技術振興事業委託費 地域イノベーションクラスタープログラム/文部科学省)

実用化企業:(株)アステック

関連特許: 「ペプチド脂質を含んだキャリア及びそれを用いた化合物の細胞内導入法」

WO/2007/099650

2.遺伝子導入試薬 NeoFectionの開発 生物食品研究所

開発概要

バイオ医薬品を開発するためには、重要な機能を持つ生理活性タンパク質を得 て、その機能を調べる必要があります。そのようなニーズに応えるために、迅速に タンパク質を製造させるシステムとして、簡単にかつ高効率で目的の遺伝子を導 入できる遺伝子導入試薬を開発しました。本製品は、H21年度に販売を開始しま した。

遺伝子導入試薬 NeoFection (ネオフェクション)

3.柿甘味料とこれを原料とした食品の開発 生物食品研究所

関連研究: 福岡県バイオベンチャー等育成事業

(平成20年〜21年度 福岡県バイオ ベンチャー等育成事業/(株)久留米 リサーチ・パーク)

実用化企業:(株)元山、バイオボックス(株)

開発概要

規格外等の理由により大量廃棄されている未利用柿を有効活用するため、真空 減圧濃縮ニーダーを用いた低温蒸煮法により柿ピューレ/柿シロップを大量生産 する方法を確立し製品化すると共に、これを原料としたドリンク及び卵かけご飯専 用醤油を製品化しました。

関連研究: 有用微生物(B1144)を利用した抗カビ製品および脱臭製品 の開発と新規天然生理活性物質の探索

(平成21年〜22年度 県単独事業)

実用化企業:ダイヤ糊工業(株)

関連特許: 「バチルス・ズブチリスを用いた甲殻類カビ病および魚介類 カビ病の予防方法」 PCT/JP2006/305494

柿ピューレKP-40(写真左)

柿シロップKS-60(写真右)

4.久留米ツバキ正義酵母を使用した焼酎の開発 生物食品研究所

開発概要

福徳長酒類㈱、九州産業大学と共同で、久留米ツバキを代表する品種「正義(まさよし)」から 酵母を分離し、久留米産米「ヒノヒカリ」を使った焼酎を製造し製品化しました。

関連研究: 久留米ツバキからの焼酎用酵母の分離(平成21年度 経常研究事業)

実用化企業:福徳長酒類(株)

本格米焼酎

「吟薫 久留米正義椿正義」

柿ドリンク“柿の雫“(写真左)

“和食のたまごの醤油“(写真右)

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研究開発に基づ実用化事

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5.筑後川潟土を活用したエコロジー屋根断熱材 機械電子研究所 開発概要

筑後川下流域の潟土は生態系への影響も懸念される程膨大な量が堆積して います。そこで、この潟土を建築材料として有効利用するべく、瓦製造技術を用 いて加工し多孔質の素材を開発しました。これを活かした瓦屋根用断熱材を城 島瓦協同組合にて製造・販売しています。

瓦屋根用断熱材

関連研究: めっきスラッジの再資源化システムの開発

(平成19年〜21年度 福岡県リサイクル総合研究センター 共同研究プロジェクト/(財)福岡県環境保全公社)

実用化企業: 九州エンジニアリング(株)

関連特許: 出願検討中

6.めっきスラッジの再資源化システムの開発 機械電子研究所

開発概要

めっき工場の排水処理から発生するスラッジは有用な金属を含むにもかか わらず,これまで廃棄処分されていた。本開発では亜鉛に着目し,コンパクト な排水分別処理装置を開発して,安価に亜鉛を回収することに成功した。回 収した亜鉛は精錬原料としてリサイクルできる。

開発した排水分別処理

7.マグネシウム合金部材への環境対応型高耐食性化成処理技術の開発 機械電子研究所

関連研究: マグネシウム合金部材への環境対応型高耐食性化成処理 技術の開発(平成20年〜21年度 重点地域研究開発推進プ ログラム地域ニーズ即応型/(独)科学技術振興機構) 実用化企業: ケイアンドエムテクノロジィ(株),(株)正信

関連特許: 出願検討中 開発概要

マグネシウム合金の耐食性を向上させる環境負荷物質を含まない化成処 理剤の開発に成功した。本処理で得られる皮膜は,塩水噴霧試験で48時間 腐食が発生せず,塗装密着性も良好である。自動車部材から携帯家電まで 幅広いマグネシウム合金に適用できる。

関連研究: 潟粘土を用いた製品設計における瓦製造技術の活用

(平成19年〜20年度 県単独事業)

実用化企業: 城島瓦協同組合

関連特許: 「屋根用断熱材とその製造方法及びそれを用いた屋根材の葺 設方法」 特開2010-209529

本処理剤で得られる化成処理被膜

(左:通常仕様,右:光沢仕様)

8.超音速湿式ジェットミル 機械電子研究所・化学繊維研究所

開発概要

超音速エアジェット技術を利用して、電子材料やセラミックスなど の無機材料、顔料などの有機材料、金属粒子など、様々なナノ粒 子凝集材料を分散処理できる全く新しい微粒化技術をリックス㈱と 共同開発しました。開発した分散装置の導入により、ナノ粒子材料 への異物の混入、材料の加熱やメンテナンスの難しさといった従来 装置の課題を解決することができます。平成22年より装置の販売と 受託試験を開始しました。

関連研究: 超音速湿式ジェットミルの開発 (平成19年〜21年度 ナノテク産業化促進事業/福岡ナノテク推進会議)

実用化企業: リックス(株)

関連特許: 「微粒化装置および微粒化方法」 特許第4447042号

チタン酸バリウム ナノ粒子の分散処理

処理前

処理後

400nm

超音速湿式ジェットミル

研究開発に基づ実用化事

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11.久留米絣手ぬぐいの開発 化学繊維研究所 開発概要

久留米絣の主な使用染料が製造停止となるという産地の一大危機を打 開するため、反応染料による新規な代替染色技術を開発しました。これに より絣産地が存続できるほか、染色堅ろう度が向上するという利点も生じま した。この技術を新しい用途の「手ぬぐい」に応用し、カラフルなデザインの ものを多数試作しました。

試作サンプル:

KURUME KASURI TENUGUI

関連研究: 色素退色抑制技術を用いたウレタン黄変防止剤の開発 平成19年度 ナノテク産業化促進事業(FS枠)/福岡ナノテク推進会議

自動車用内装部材の機能化に関する研究 平成20年度 県単独事業 実用化企業: (株)ピラミッド

関連特許: 「合成樹脂及び合成樹脂製品の耐光性向上剤及び耐光性向上方法」

特願2009−194732号

12.耐光性を向上させたウレタンフィルムの開発 化学繊維研究所

開発概要

芳香族系ウレタンは光などで黄変する問題があるため、新しく耐光剤を開発しました。

この耐光剤を使って、実用化企業の商品である軽量、断熱機能が高い熱可塑性ウレタ ンフィルム「ダンネッター」へ導入し、平成22年度からロールカーテンへ展開し、販売を 行っています。

新しい耐光剤を導入した軽量、断熱機 能が高いウレタン製ロールカーテン 関連研究: 久留米絣技術を用いた手ぬぐいの開発

(平成20年度受託研究/

地域資源活用売れる商品づくり支援事業・経済産業省)

久留米絣の代替染色技術の開発(平成18〜20年度/県単事業)

実用化企業:(株)オカモト商店

9.マイクロ波常温乾燥機 機械電子研究所

開発概要

加熱や凍結による変質・変性や損傷を生じることなく、様々な多孔性食 材を常温で乾燥できるマイクロ波常温乾燥法に着目し、乾燥時間と品質と を同時に改善する、革新的な省エネルギー常温乾燥技術を開発・実用化 しました。

マイクロ波常温乾燥機 関連研究: 大気導入型マイクロ波減圧乾燥技術に関する研究開発

(平成16年〜平成18年度 県単独事業)マイクロ波常温乾 燥による高品位・省エネ乾燥技術の開発(平成18年〜19年度 地域新生コンソーシアム研究開発事業/経済産業省)

共同研究機関:九州工業大学、九州指月(株)、クロレラ工業(株)

実用化企業: 西光エンジニアリング(株)、美濃窯業(株)、桂商事(株)、(株)ワコー 関連特許: 「マイクロ波を用いた減圧乾燥方法及びその装置」特許第4474506号

10.EMC対策支援ソフトウェアの開発 機械電子研究所

開発概要

電子・電気機器開発時のEMC対策、中でも放射ノイズ測定・低減対策 の効率化が強く求められています。そこで、小型電波暗室での「予備測 定結果」からノイズ源を可視化し、さらに大型電波暗室における「規格適 合試験結果」を推定する『EMC対策支援ソフトウェア』を開発しました。

EMC対策支援ソフトウェア

(ノイズ源可視化例)

関連研究: 新相関手法を用いた一般環境放射ノイズ測定法の確立

(平成15〜17年度 新産業創造等基金研究開発事業/

(財)福岡県産炭地域振興センター)

車載用電子機器からの放射ノイズ推定法の開発

(平成18〜19年度 県単事業)

実用化企業:(株)テクノサイエンスジャパン

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研究開発に基づ実用化事

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13.コンクリートのひび割れを軽減するプラスチックスペーサの開発 化学繊維研究所

関連研究: コンクリートに亀裂を生じさせない鉄筋位置固定用プラスチックスペーサの開発

(平成17〜18年度 研究開発事業/ (財)福岡県産炭地振興センター)

実用化企業:(株)中央産業

国土交通省NETIS登録商品 登録No. QS-080024A 技術名称: 星型プラスチックスペーサ

開発概要

鉄筋コンクリートの施工時に使用するプラスチック製星型スペーサ「プラ・スターG」を開発 しました。本製品は、温度荷重によるコンクリートのひび割れを85%以上抑制することができ ます。(株)中央産業では、スペーサ材料にほぼ100%リサイクル材料を使用しており、土木工 事・建築工事・二次製品等に対応できるサイズ展開をしています。

プラ・スターG施工例

プラ・スターG

関連研究: 久留米地域で収穫されるヤーコンを原料にした地域特産品の開発

(平成18年〜19年度/県単事業)

実用化企業:キットカットキッチン

15.久留米産ヤーコンを用いたドレッシングの開発 生物食品研究所

開発概要

久留米市役所、(株)久留米リサーチ・パーク、中村学園大学、田主丸ふれあい 市場、生産農家と連携して、久留米産ヤーコンを用いたドレッシングを開発しまし た。キットカットキッチンより販売されています。

くるめ育ち ヤーコンドレッシング

関連研究: 新規微生物を用いたカタラーゼの製造方法に関する研究

(平成18年〜19年度/共同研究)

実用化企業:(有)S・Gラボラトリー

16.Rhizobium菌生産カタラーゼを用いた過酸化水素処理剤の開発 生物食品研究所

開発概要

(有)S・Gラボラトリーと共同で過酸化水素分解酵素(カタラーゼ)を多量に生産する 細菌についてスクリーニングやカタラーゼ抽出などの製剤化条件の検討を行い、現 行のカタラーゼ製剤より安価な過酸化水素処理製剤を開発しました。

過水クリア 14.福岡・相島産真珠貝の貝殻を利用した装飾品(螺鈿細工) 化学繊維研究所 開発概要

福岡・相島(あいのしま)で真珠の養殖を始めました。真珠貝(あこや貝)の貝 殻にも真珠層があり、装飾品(螺鈿細工(らでんざいく))に応用しました。万徳 屋では、熟練の技を生かした、ぬくもりのある手作りの作品が特徴です。(有)

カラープラネットでは、デジタルデータも再現できる精密加工が特徴ですが、ネ イル素材等の用途へも展開しています。

関連研究: 相島産アコヤ貝殻の有効利用法に関する研究

(平成20〜21年度 県単事業)

実用化企業:万徳屋、(有)カラープラネット (貝殻装飾品の作品例)

万徳屋 (有)カラープラネット

研究開発に基づ実用化事

(5)

関連研究: 微生物簡易識別法の開発(平成20〜21年度/県単事業)

実用化企業:(株)同仁化学研究所

17.生菌選択的蛍光染色キット“-Bacstain-CTC Rapid Staining Kit”の開発 生物食品研究所 開発概要

(株)同仁化学研究所との共同研究により、生きた微生物を選択的かつ高感 度に検出する蛍光染色キットの開発に成功し、平成21年度に商品化されました。

蛍光染色試薬CTCとエンハンサー(反応促進物質)を併用することで、スピー ディーで高感度な蛍光染色を実現しました。また、従来の試薬では検出できな かった微生物も染色が可能になりました。蛍光検出法で汎用されている蛍光顕 微鏡とフローサイトメータのそれぞれに対応した2種類のキットを準備しています。

生菌選択的蛍光染色キット

関連研究: 冷却水システムにおけるレジオネラ対策のための光触媒装置の実用化

(平成17〜18年度 新産業創造等基金センター委託事業/

(財)福岡県産炭地振興センター)

実用化企業:フロンティアテクノロジー(株)

18.電解式スケール除去装置の開発 機械電子研究所

開発概要

空調設備等に使用される冷凍機やコンプレッサの熱交換器へのスケール付着による性 能低下を防ぐため,循環する冷却水を電解処理しスケールの原因となる水中のミネラル 分を除去する装置を開発しました。従来,必要であった冷却水への薬剤添加が不要とな ります。

スケール除去装置

関連研究: 高配向性電磁鋼板と高性能永久磁石によるハイパワー発電機の開発

(平成15〜17年度 新産業創造等基金研究開発事業/

(財)福岡県産炭地域振興センター)

風力発電のための高集束化高密度発電機の開発

(平成18〜20年度 革新技術研究開発事業/(独)科学技術振興機構)

実用化企業:赤司電機(株)

19.電力損失低減に優れた永久磁石発電機の開発 機械電子研究所

開発概要

赤司電機(株)、および大分大学との産学官共同研究により、平成21年に低速回 転高効率型永久磁石式同期発電機「GENE-MASTER」を製品化しました。600rpm の低速回転で効率90%以上を実現しており、まさに低炭素社会に貢献できるこれま でにない高効率発電機です。

永久磁石発電機「GENE-MASTER」

関連研究: 非接触オンマシンナノ計測式自動補正型次世代研削システムの開発

(平成20年度 地域イノベーション創出研究開発事業/経産省)

実用化企業:(株)三井ハイテック

20.機上計測式研削盤の開発 機械電子研究所

開発概要

金型部品の成形研削加工は、職人頼みの領域で、検査・加工には多大な時間を 要します。これらの問題解決の為、ビジョン技術と精密加工技術を取入れたリバー スエンジニアリング内蔵CNC研削盤(機上計測式研削盤)を開発しました。これによ り、加工物を研削盤に保持したまま研削・形状計測が可能になるので、加工の省力 化、省人化、高品質化を実現できます。

機上計測式研削盤

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研究開発に基づ実用化事

(6)

関連研究: 流れの可視化を用いたマイクロスケール成形の評価・解析システムの開発

(平成14〜15年度 (財)福岡県産炭地域振興センター研究開発事業/(財)福岡県産炭地域振興センター)

実用化企業:(株)ピーエムティー

21.脆性材料加工用鉛筆型メタルボンド微細径砥石 機械電子研究所

開発概要

機械加工が困難な脆性材料(ガラス、セラミックス等)の微 細な形状加工を行うことを目的に、超砥粒メタルボンド砥石 の結合剤に耐摩耗性ろう材を使用した鉛筆型の砥石を開発 しました。

ろう材砥石写真 先端部SEM像

関連研究: マルチ自走式配管内遠隔検査補修ロボットシステム

(平成16年〜17年度 産学連携研究開発事業/

(財)北九州産業学術推進機構)

配管検査用センサシステムの開発

(平成18年〜19年度 中小企業産学官連携研究開発事業/

(財)北九州産業学術推進機構)

共同研究機関:(株)フジコー、(株)九州エレクトロニクスシステム、九州工業大学、早稲田大学 実用化企業: 新日本非破壊検査(株)

関連特許: 「対向面間の走行装置」特願2007-161634

22.配管内検査ロボットの開発 機械電子研究所

開発概要

配管内の割れ・腐食・減肉などの配管内面の状態を検査するロボット「エル ボマスター」を開発しました。配管の材質や形状によらず配管内を自由に走 行することができ、カメラの画像で配管内を観察します。平成20年度よりサー ビス事業を開始しました。

エルボマスター(管内検査システム)

関連研究: プリント配線基板内蔵用高容量薄膜コンデンサの開発

(平成16〜21年度 産業技術研究助成事業/NEDO技術開発機構)

実用化企業:日揮触媒化成(株)

関連特許: 「チタン酸バリウム粉末およびその製造方法」特願2008-079412

23.チタン酸バリウムナノ粒子分散溶液 化学繊維研究所

開発概要

高濃度ゾルゲル法を利用して各種電子デバイスの原材料であるチタン酸バリウムの10  nm(ナ ノメートル。10億分の1メートル)〜30  nmの超微細粒子分散溶液の開発に成功しました。既製の 電子デバイスに用いられている粒子サイズは微細なものでも100〜200nm。今回開発した粒子の 微細さは際立っています。原材料のナノサイズ化が望まれている各種電子デバイスや各種光学 部材への用途展開が期待できます。

チタン酸バリウム ナノ粒子分散溶液

関連研究: 乾燥剤リサイクル研究会

(平成19年度 研究会事業/(財)福岡県環境保全公社 リサイクル総合研究センター)

共同研究機関: シタマ石灰(有)、(株)筑後物産、大江化学工業(株)

実用化企業: シタマ石灰(有)

24.石灰乾燥剤を再利用した造粒型消石灰の開発 化学繊維研究所

開発概要

農業用土壌改良剤(消石灰)は一般的に粉末状ですが、造粒してブロック 状にしました。飛散しにくいため作業性や人体への安全性に優れており、土 壌中で崩壊しやすく即効性があり、高アルカリ分であるといった特徴がありま す。更に、従来、主に産廃処理されていた石灰乾燥剤の規格外品をバイン ダーとして利用しており、環境に優しい商品です。本製品は、平成20年に商 品化されました。

肥料登録番号2213号(福岡県告示第1118号)。

造粒型消石灰(土壌改良剤)

研究開発に基づ実用化事

(7)

25.大きな博多人形の実現に向けた粘土材料の開発 化学繊維研究所

関連研究: 博多人形の原材料の調査研究(平成19年度 受託研究)

実用化企業:博多人形商工業協同組合

「羽衣」除幕式(20年9月)の写真.    

(右) 大きな博多人形「羽衣」.

(左) 「羽衣」作者の國崎氏.

開発概要

博多人形の大型化の課題であった焼き縮みによる「割れ」等の問題解決に取り組 み,各種粘土の配合比を最適化することで焼き縮みの少ない粘土の開発に成功し,

大きな博多人形「羽衣」を作製しました。「羽衣」は,福岡を代表する伝統工芸品とし て,平成20年9月から福岡国際会議場に展示されています。

関連研究: 微生物検出試薬の開発、微生物簡易識別法の開発

(平成19〜20年度/県単事業)

実用化企業:(株)同仁化学研究所

26.微生物検出キット “Microbial Viability Assay Kit-WST” の開発 生物食品研究所 開発概要

(株)同仁化学研究所との共同研究により、細菌やカビなど微生物 の生死を検出するキットの開発に成功し、平成20年度に商品化さ れました。検出試薬を添加すると生きている微生物のみに反応が 起こり着色するという非常に簡単な手法で微生物の生死を検出す るキットです。また、検査時間を従来法に比べ大幅に短縮すること ができました。

微生物検出キット

関連研究: 久留米地域で収穫されるヤーコンを原料にした地域特産品の開発(平成18年〜19年度/県単事業)

実用化企業:生産農家、クロボー製菓(株)

27.久留米産ヤーコンを用いた地域特産品の開発 生物食品研究所

開発概要

久留米市役所、(株)久留米リサーチ・パーク、中村学園大学、クロ ボー製菓(株)、生産農家と連携して、久留米産ヤーコンを用いた地域 特産品を開発し、平成20年5月31日に新規オープンした道の駅くるめ にて試験販売を行っています。

久留米産ヤーコン茶 ヤーコン入り黒棒

関連研究: 液体の微粒化凍結技術を用いた超精密洗浄ノズルの開発

(平成17年〜18年度/県単事業)

実用化企業:リックス(株)

関連特許: 「洗浄ノズル及びそれを用いた洗浄方法」 特許第4120991号

「バリ取り洗浄装置およびバリ取り洗浄方法」 特許第4151796号

28.超精密洗浄ノズルの開発 機械電子研究所

開発概要

超音速ノズルを用いて空気と水だけで微細な氷粒子 を形成すると同時に超音速まで加速して衝突させ、洗 浄対象の表面を傷つけずに異物を除去する「マイクロア イスジェット洗浄ユニット」を開発し、平成20年に製品化

しました。 洗浄の様子

マイクロアイスジェット 洗浄ユニット

11

研究開発に基づ実用化事

(8)

開発概要

工業技術センターが開発した華やかな香りのカプロン酸エチルと爽やかな酸味 を示すリンゴ酸を高生産する「ふくおか夢酵母3号」を用いて、フルーティーな香り とすっきりとした味わいの吟醸酒を商品化し平成19年から製品化しています。

関連研究: 次世代型酵母創出に関する研究(平成18〜19年度/県単事業)

実用化企業:(資)若竹屋酒造場、井上(名)、(名)山口酒造場

関連特許: 「新規清酒酵母及びこれを用いて製造する清酒の製造方法」

特開2008-228588  福岡オリジナル吟醸酒

29.福岡オリジナル吟醸酒の開発 生物食品研究所

関連研究: 防火ドアの開発に関する研究(平成16年度/県単事業)

実用化企業:(株)オークマ

関連特許: 「木製扉とその製造方法」 特許第4213657号

30.総木製防火ドアの開発 インテリア研究所

開発概要

県内企業より新規な室内向け総木製防火ドアを開発したいとの要望に応え、共同研究を実施し ました。その結果、防火扉の認定基準性能を満たす手法を見出し、平成19年に製品化されました。

内装用木製防火ドア

関連研究: 自然冷媒製氷機に関する研究開発

(平成18〜19年度 NEDO地域地球温暖化防止支援事業

(アイスマン(株)からの受託研究))

実用化企業:アイスマン(株)

31.自然冷媒製氷機の開発 機械電子研究所

開発概要

オゾン層保護および地球温暖化抑制を目的に、オゾン層破壊係数および地 球温暖化係数が0の自然冷媒アンモニアを用いた直膨式産業用製氷機につ いて、アンモニア冷媒用製氷・脱氷技術を開発し、アンモニア製氷機として平 成19年度に製品化しました。

自然冷媒製氷機

開発概要

景観建材であるレンガの内部に無数の毛細管を導入し、顕著な揚水性・

保水性をもたせました。これにより、レンガに蓄えられた水分の蒸発によっ て表面温度が低下する「打ち水効果」が発現され、ヒートアイランド現象の 抑制方法のひとつとして利用されています。

関連研究: 再生材料添加によるレンガカラーバリエーションの拡大、資源 の有効利用とリサイクルに関する技術研究

(平成14〜15年度/県単事業)

多機能レンガの設計および製造技術の開発

(平成15年〜17年度 研究開発事業/(財)福岡県産炭地振興センター)

実用化企業:荒木窯業(株)

関連特許: 「多孔質セラミックス部材およびその製造方法」特開2007-63104

施工例(東京都・有楽町)

32.「打ち水効果」を示す機能性レンガの製造 機械電子研究所・化学繊維研究所

研究開発に基づ実用化事

(9)

開発概要

土壌に含まれる有害物質(Hg, Pb, Cd, As, Se, Cr)の定量分析のため、蛍光 X線分析用標準物質を開発しました。土壌汚染対策法で規定された濃度域で の分析が可能であり、土壌調査の迅速、低コスト化が期待されます。

関連研究: 高濃度域分析用土壌標準物質の分析評価

(平成18年度 受託研究)

実用化企業:環境テクノス(株)

土壌標準物質

33.土壌汚染評価システムの開発 機械電子研究所

開発概要

施工性のよい溶射皮膜を開発しました。従来、Al-5  mass%Mg合 金溶射皮膜は信頼できる試験結果がなかったために、実用化が進 んでいないという状態にありました。そこで、腐食試験により防食 性能を確認するとともに、プラズマ溶射法と組み合わせることで、

高い施工性と防食性能を有する溶射皮膜を開発し、実用化を図り ました。

関連研究: プラズワイヤー溶射によるAl-5mass%Mg皮膜の開発、

評価(平成16〜18年度 受託研究)

共同研究機関:(有)浦島テクノサービス、久留米工業高等専門学校 実用化企業: 西日本プラント工業(株)

福岡高速5号線 梅林ランプ 橋梁部

34.プラズワイヤー溶射によるAl-5mass%Mg皮膜の開発 機械電子研究所

開発概要

光触媒活性の高いアナターゼ型TiO2を活性の低いルチル 型に変態させることなく溶射できる新溶射法を開発した。(機 械電子研究所が触媒性能の評価を担当。)

関連研究: TiO2溶射皮膜の光触媒特性の評価・研究

(平成15〜16年度 中小企業産学官連携研究 開発事業/(財)北九州事業学術推進機構)

実用化企業:(株)フジコー

関連特許: 「光触媒機能皮膜及びその形成方法」 特開2007-222720((株)フジコーによる出願)

その他: 第1回ものづくり大賞優秀賞受賞(『超緻密超密着溶射技術』)

35.TiO2光触媒溶射技術の開発 機械電子研究所

13

36.遺伝子導入試薬“HilyMax (ハイリーマックス)”の開発 生物食品研究所 開発概要

(株)同仁化学研究所と京都大学との産学官連携事業の支援を得て、新規の遺伝子 導入試薬“HilyMax”の開発(H18.8.28発売)を行いました。HilyMaxは市販の導入試薬 と比べて同等かそれ以上の能力を有する完全人工合成の新規脂質分子からなり、既 存品の1/3以下の価格で販売することに成功しました。

関連研究: 「神経細胞への遺伝子導入試薬の開発」(平成15〜16年度/県単事業)

「哺乳類細胞に対する新規な核酸導入技術の開発に関する研究」

(平成15年度 久留米都市エリア産学官連携促進事業可能性試験/

文部科学省)

「合成脂質を用いた導入効率が高く安全な遺伝子導入試薬の開発」

(平成16年〜17年度 地域新生コンソーシアム研究開発事業/経済産業省)

実用化企業:(株)同仁化学研究所

関連特許: 「ペプチド脂質を含んだキャリア及びそれを用いた化合物の細胞内導入法」 WO/2007/099650 漆喰タイル

(溶射施工例)

厨房床へのタイル設置

遺伝子導入試薬 HilyMax (ハイリーマックス)

研究開発に基づ実用化事

(10)

関連研究: BT菌を活用した複合型生物的防除剤の研究開発

(平成14〜15年度 バイオベンチャー等育成事業/

(株)久留米リサーチ・パーク )

BT菌を活用した抗菌性土壌改良剤の開発

(平成16〜18年度 研究開発事業/(財)福岡県産炭地域振興センター)

実用化企業:中村産業(株)

関 連 特 許:「ジャガイモそうか病抑制剤とその利用」 特許第3991092号

「ホウレンソウ萎凋病抑制剤とその利用」 特許第4151848号

37.BT菌を用いた土壌改良剤の開発 生物食品研究所

開発概要

中村産業開発(株)と九州大学との産学官連携事業において、BT菌ライブラリーの中 から農作物の土壌病害に抑制効果を持つBT菌を選別し従来製品に加えることにより、

新しい土壌改良剤「土将軍」として商品化することに成功しました。

土壌改良材(土将軍)

38.海水氷製氷機の開発 機械電子研究所

開発概要

海水を凍結させた海水氷は、①普通氷に比べて氷温度が低 い、②海中と近い状態(浸透圧の関係)等の理由で鮮魚の鮮 度保持に有効です。そこで流下液膜式製氷技術を使用して、

3〜5cm角程度の大きさで取扱い易く、鮮度保持に最適な- 2℃、魚の体内塩分濃度と同じ水中塩分濃度0.8wt%のブロック 状海水氷を製造可能なプレート式海水氷製氷機を開発し、平 成18年に商品化しました。現在、魚市場等で使用されていま す。

プレート式海水氷製氷機

関連研究: 海水氷製造装置に関する研究開発(平成16〜17年度/県単事業)

実用化企業 : アイスマン(株)、 関連特許: 「氷蓄熱方法及び装置」特開2000-337668号

*この成果は(財)JKA(旧:日本自転車振興会)補助物品「非接触式熱計測システム」を用いて実用化しました。

ブロック状海水氷

39.三次元微小変形計測装置の開発 機械電子研究所

開発概要

高度な画像計測技術を用いることにより三次元変形を非接触かつ高精度で容易に計測 することができるシステムを開発しました。①撮影した画像間の誤差をコントロールする解 析アルゴリズムを有し、②材料の局所変形を正確に取得でき、③局所的なひずみ量の計 測が可能な特徴を有した計測装置です。

装置概観 関連研究: 並列計算により演算高速化を図った三次元画像の変形解析システムにおける

計測制度評価の検証に関する研究

(平成16年度 中小企業・ベンチャー挑戦支援事業/経済産業省)

実用化企業:エコマス(株)

関連特許: 「デジタル画像相関法の解析条件を決定する方法及び装置」 特開2007-078659

計測の様子 40.撥水性を付与できる木材のソープフィニッシュ処理液の開発 化学繊維研究所 開発概要

木材のソープフィニッシュは木の素材感(色彩、触感)を保持できる加工です が、撥水性が乏しいために防汚と耐久性の問題がありました。そこで、撥水機 能付与に関する指導を行うことによりソープフィニッシュ処理液を開発し、平成 17年に「WENNEX(ベネックス)」の商品名で販売を開始しました。

関連研究: 撥水機能を付与した木材のソープフィニッシュ処理液の開発

(平成16年度マッチングコーディネート事業/

(財)福岡県産業・科学技術振興財団)

実用化企業 :まるは油脂化学(株)

関連特許: 「木材の石鹸処理方法とその処理液、および該方法で処理した木材」 WO/2006/073203

撥水機能を付与したソープフィニッシュ処理液

「WENNEX(ベネックス)」

研究開発に基づ実用化事

(11)

開発概要

工業技術センターが開発した爽やかな酸味を示すリンゴ酸を高生産する福 岡オリジナル酵母「ふくおか夢酵母」と福岡県農業総合試験場が開発した福 岡オリジナル酒米「夢一献」を用いて、2社が純米酒を開発し、平成17年に 製品化されました。

関連研究: リンゴ酸高生産性酵母の選抜(平成12〜13年度 受託研究)

県育成酒米品種を用いた福岡オリジナル清酒の開発

(平成14〜16年度 産学官共同研究開発事業/

(財)福岡県産業・科学技術振興財団)

実用化企業:(株)杜の蔵、比翼鶴酒造(株) 福岡オリジナル純米酒

41.福岡オリジナル純米酒の開発 生物食品研究所

15

42.紫外線高透過率マイクロリアクターの開発 機械電子研究所

開発概要

試作マイクロリアクターの製造プロセスの省力化及び高品位リアクターの開 発を目指し、右図に示す計測用リアクターを試作しました。

求められる技術要素は、任意な微少管路の形成及び計測窓については広 範囲な波長域で高い光透過率です。

また、種々の研究現場で使用されるため、即納及び多品種少量生産が可 能なプロセスの構築を行い、商品化可能性を検討しました。

関連研究: 紫外線高透過率マイクロリアクターの開発

(平成17年度 ナノテク産業化促進事業/福岡ナノテク推進会議)

実用化企業:(株)旭製作所 福岡営業所

試作例

(合成石英に対する壁面平滑化)

加振ヘール加工 透過率86.1%

(波長254nm) エンドミル加工

透過率62.6%

(波長254nm)

43.高精度二次元画像解析システムDICM2 機械電子研究所

開発概要

機械電子研究所、山口大学、エコマス(株)が共同開発した非接触高 精度変形解析システムDICM2は、高精度解析アルゴリズムを搭載し、

任意の場所の変異や歪み量を計測することができる装置で、平成17年 に製品化しました。

関連研究: 並列計算により演算高速化を図った三次元画像の変形 解析システムにおける計測精度評価の検証に関する研究

(平成16年度 中小企業・ベンチャー挑戦支援事業−

実用化研究開発事業/経済産業省)

実用化企業:エコマス(株)

関連特許: 「デジタル画像相関法の解析条件を決定する方法及び装置」

特開2007-078659

計算処理状況

44.マグネシウム合金のスタッド溶接技術の開発 機械電子研究所

開発概要

溶 融 溶 接 が 困 難 な マ グ ネ シ ウ ム 合 金 の 溶 接 に おいて、 超瞬間溶接

(1/10,000秒台)が可能なスタッド溶接技術を確立し、マグネシウム合金プレ ス成形型ノートパソコン筐体や携帯電話ボディへのボス溶接工法として平成 17年に実用化しました。

スタッド溶接例 関連研究: マグネシウムの接合技術に関する研究

(平成12年度 地域研究開発促進拠点支援業務

(RSP事業:研究成果育成型)/

(財)福岡県産業・科学技術振興財団)

実用化企業:アジア技研(株)

研究開発に基づ実用化事

(12)

45.高性能耐摩耗・耐食金属複合管の製造開発 機械電子研究所 開発概要

日本国内外で、環境衛生プラントの設置が増加しています。プラントで使用される 鋼管の内面は、激しい摩耗と腐食により、定期的なメンテナンスを必要とします。そ こで、鋼管内面に耐食性、耐摩耗性が優れた材料を高周波加熱で被覆した複合管 を実用化企業および九州大学と平成17年に共同開発しました。

金属複合管の断面 関連研究: 遠心・高周波プロセスによる高性能耐摩耗・耐食金属複合管の製造開発

(平成14〜16年度 研究開発事業/(財)福岡県産炭地域振興センター)

実用化企業:第一高周波工業(株)

16

46.カツオ漁用疑似餌の開発 化学繊維研究所

開発概要

鰯の資源枯渇問題への対応と漁作業の軽減を目指してカツオ漁用の疑似撒 き餌を平成16年に製品化しました。この撒き餌は、水溶性の生分解性プラス チックを材料にしているため、環境負荷が小さく、漁業者から好評を得ています。

カツオ漁用疑似餌 関連研究: カツオ一本釣漁業用自走式人工撒餌の量産化技術の開発

(平成14〜16年度 研究開発事業/

(財)福岡県産炭地域振興センター)

共同研究機関:水産大学校、三泉化成(株)

実用化企業: 三泉化成(株)

47.染料を使わない動物繊維着色技術の開発 化学繊維研究所

開発概要

排水処理負荷軽減と堅牢な着色を目的とし、従来の染料を使った「染色」ではなく、

繊維成分の「発色」を利用した新しい着色技術を開発しました。平成16年に知事が 試作スーツを着てピーアールし、「エコ・トーン」として着色生地の試験販売を開始し ました。

関連研究: 生体発色機構を模倣した機能性色素に関する研究

−トリプトファン発色反応を利用した動物繊維の着色−

(平成11〜13年度/県単事業)

染料を使わないエコフレンドリー動物繊維着色技術の開発

(平成13年度 即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業/

九州経済産業局)

実用化企業:倉敷紡績(株)

関連特許: 「ポリアミド結合を有する有体物の着色方法および該方法で着色された有体物」 特開2005-146440

「繊維の発色制御方法」 特許第3675776号

48.(高分子/液晶)複合膜の開発 化学繊維研究所

開発概要

フレキシブル透明フィルムの中で液晶機能を発揮させることができる(高分 子/液晶)複合膜を開発しました。偏光板が不要で光の利用効率が良いた めバックライトが不要で大型化が有利という特徴を生かして店頭用表示ディ スプレイ及びゲーム機用スクリーンとして平成16年に実用化されました。

(高分子/液晶)複合膜表示装置 関連研究: (高分子/液晶)複合系による大面積・フレキシブル

複合膜の開発(平成9〜13年度 地域結集型共同研究事業/

科学技術振興事業団(現 科学技術振興機構))

共同研究機関:九州大学、(株)正興電機製作所、(株)九州電力、

日本油脂(株)、チッソ(株)

実用化企業: (株)正興電機製作所

発色技術を使ったスーツを着てプレス 発表を行った知事

研究開発に基づ実用化事

(13)

関連研究: リンゴ酸高生産性酵母の選抜(平成12〜13年度 受託研究)

県育成酒米品種を用いた福岡オリジナル清酒の開発

(平成14〜16年度 産学官共同研究開発事業/(財)福岡県産業・科学技術振興財団)

実用化企業:大賀酒造(株)、(資)後藤酒造場、(株)高橋商店、千年乃松酒造(株)、林酒造場、比翼鶴酒造(株)、

(合)山口酒造場

49.福岡オリジナルソフト清酒の開発 生物食品研究所

開発概要

工業技術センターが開発した爽やかな酸味を示すリンゴ酸を高生 産する福岡オリジナル酵母「ふくおか夢酵母」と福岡県農業総合試 験場が開発した福岡オリジナル酒米「夢一献」を用いて、女性や若 者向きのアルコール度数の低いソフト清酒を開発し、平成16年に製 品化されました。

福岡オリジナルソフト清酒

17

50.高齢者用の二人用テーブルと回転椅子の開発 インテリア研究所

開発概要

高齢者の動作解析を活用した新しい高齢者用家具を開発し、平成16年に商 品化されました。人間工学的に設計し、立ち上がりの時に最もふらつかず、安 定した動作ができる高さを設定しました。

高齢者用家具 関連研究: 高齢者の日常生活における生理負担量の計測とその応用

(平成11〜13年度/県単事業)

実用化企業:(株)ワイズワーク、(株)シキファニチャー、(株)オガワ、(株)龍宮

51.無電解めっき用前処理剤の開発 機械電子研究所

開発概要

イオン交換樹脂粉砕微粉を顔料とする無電解めっき用前処理剤を開発しました。

プラスチック筐体等へのめっき処理時に用いることができ、素材のエッチング処理や パラジウム塩等を用いた触媒化前処理が不要であることが特徴です。平成16年に

『CR-Primer B 100』として商品化しました。

CR-Primer B 100 関連研究: 廃棄イオン交換樹脂微粉を活用した機能性導電性微粒子の開発

(平成15〜16年度 研究開発事業/(財)福岡県産炭地域振興センター)

実用化企業:室町ケミカル(株)

52.内部アクティブ磁気シールドシステムの開発 機械電子研究所

開発概要

磁気シールドルームへ侵入してくる変動磁場を磁気センサで検出し、ルーム内 壁に設置した内部補償コイルに電流を流して打ち消すことで、高性能、軽量、安 価を実現する磁気シールド技術を開発し、平成16年に「アクティブ磁気シールド システム」として商品化しました。

アクティブ磁気シールドシステム 関連研究: アクティブ磁気シールド空間の形成に関する研究

(平成13〜15年度 産学官共同研究開発事業/

(財)福岡県産業・科学技術振興財団)

実用化企業:ユニテック(有)

研究開発に基づ実用化事

(14)

53.デジタル相関法を用いた面外変位計測装置の開発 機械電子研究所 開発概要

変形前後のデジタル画像より変形分布を求めることのできるデジタル画 像相関法を利用して計測精度の高精度化を図り、デジタルカメラ2台を用 いた面外変位計測装置の開発を行い、平成16年に商品化しました。

3次元高温変位計測装置 関連研究: 電子デバイス評価を対象にしたヒータブロック開発に

関する研究(平成14年度/県単事業)

実用化企業:(株)九州日昌

関連特許: 「表面変位計測方法および表面変位計測装置」

特許第4189925

55.自動水分制御装置の開発 機械電子研究所

自動水分制御装置 関連研究: 熱流束式自動最適水分制御装置の開発

(平成14〜15年度 新技術実用化促進事業/

(財)福岡県産業・科学技術振興財団)

実用化企業:九州指月(株)

関連特許: 「水分量検知センサー」 特許第4042816号 開発概要

食品、土壌、生ゴミなどの含水多孔質体内の水分量を自動的に高精度 で測定し、被測定物を最適な水分量に制御できる装置を開発し、平成16年 に「自動水分制御装置」として商品化しました。現在、農業分野等で活用さ れています。

54.巡回警備ロボットの開発 機械電子研究所

開発概要

ロボットアームによるエレベータ操作を行い、ビル内各階を自動巡回し、各種 センサを用いた監視や防犯・防災機能などを併せもった非製造用ロボットを開 発し、巡回警備ロボット「アルテミス」として平成16年に商品化しました。

関連研究: IT技術を用いた計算機・人間協調型防犯防災用警備ロボットの開発

(平成13年度 即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業/

新エネルギー・産業技術総合開発機構)

実用化企業:(株)テムザック

T-63 アルテミス

開発概要

家電の組立工場では、部品等の梱包保護用 フィルム等のプラスチック廃棄物が大量に出さ れています。数種類の梱包材について圧縮モデ ル実験を行い、その結果、減容化プレス装置が 平成15年に商品化されました。

56.プラスチック減容化プレス装置の開発 化学繊維研究所

減容化プレス装置 関連研究: プラスチック単一資源選別による

再資源化システムの開発

(平成15〜16年度 研究開発事業/

(財)福岡県産炭地域振興センター)

実用化企業:(株)サイム

研究開発に基づ実用化事

(15)

57.耐食性Zn-Al溶射皮膜の開発 機械電子研究所 開発概要

耐食性の良い防食溶射皮膜を開発しました。防食溶射は歴史が長いにもか かわらず、特性の認知度が低いため、広く普及されていませんでした。今回開 発したZn-Al溶射皮膜は塩水噴霧試験の結果から、塗装などの防食技術と比 較して有効性が高いことが認められ、平成15年から福岡高速5号線等へ、こ の防食溶射が採用されました。

関連研究: Zn-Al溶射皮膜の耐食性について(平成13〜15年度 受託研究)

実用化企業:防食溶射協同組合

溶射ガン(2台)による自動施工例

19

58.高濃度オゾン氷製造装置の開発 機械電子研究所

開発概要

生鮮食品の鮮度維持を目的とした、殺菌・脱臭 力のあるオゾンを氷中に封じ込めたオゾン氷につ いて、高濃度オゾン氷製造技術(密閉加圧式オゾ ン氷製造技術)を開発し、平成15年に「高濃度オゾ ン氷製造装置」として世界で初めて商品化しました。

関連研究: 機能性氷に関する研究 −急冷凍結によるオゾン含有氷の製造に関する研究−

(平成13〜14年度/県単事業)

省エネ型連続式オゾン氷製造装置に関する研究開発(平成14〜15年度 課題対応新技術研究開発事/

中小企業総合事業団(現 中小企業基盤整備機構))

実用化企業:アイスマン(株)

関連特許: 「オゾン含有氷の製造方法」特許第4052465号

「オゾン含有氷の製造方法及びその製造装置」米国特許番号7,127,900

「製氷機及び製氷方法」特許第3654523号

オゾン氷製氷機 オゾン氷使用状況

開発概要

産業廃棄物として大量に廃棄処分されている樹脂微粉の有効利用を 図る目的で、樹脂微粉上に簡便な方法でめっき皮膜を形成する方法を 開発し、導電性微粒子の「樹脂メッキ微粉」として平成15年に商品化し ました。

59.廃棄樹脂微粉を活用した導電性微粒子の開発 機械電子研究所

関連研究: 無電解めっき法による導電性微粒子の作製

(平成14年度/県単事業)

実用化企業:室町ケミカル(株)

樹脂メッキ微粉

開発概要

クッション性の異なる複数のウレタンを組み合わせることで、床ずれ 予防に必要な体圧分散性を持たせたマットレスを開発し、平成14年 に「メンタルマットJ」として商品化しました。

60.床ずれ予防用メンタルマットレスの開発 化学繊維研究所

関連研究: 高齢者の生活を支援するADL評価技術に関する研究

(平成8〜10年度 地域活性化連携事業/中小企業庁)

実用化企業:(株)カクイックス アメニティ メンタルマットJ

研究開発に基づ実用化事

(16)

開発概要

クルマエビ等の養殖が盛んになるにつれて、エビ類に感染するウイルス病等、

様々な病害が問題になっています。抗ウイルス活性を有する海洋性微生物を用 いた餌料添加剤を開発し、「Shrimp Guard」として平成14年に商品化しました。

61.エビ類養殖用餌料添加剤の開発 生物食品研究所

関連研究: クルマエビに対する抗ウイルス性細菌剤の開発

(平成8〜9年度 北九州市産学官連携研究開発特別助成事業/

(財)北九州市産業技術振興基金)

実用化企業:(株)九州メディカル

Shrimp Guard

開発概要

人間の骨や歯の主な成分であるアパタイトをシート化する技術を開発し、動 物細胞を連続的に培養する装置を試作、平成14年に商品化しました。バイオ 医薬品の生産、人工臓器の研究などバイオテクノロジー関連の企業、研究機 関での広範な活用が期待されます。

62.アパタイトシートを利用した細胞培養装置の開発 生物食品研究所

関連研究: 生体親和性材料の開発による有用生理活性物質の高効率生産 に関する研究(平成10〜12年度/県単事業)

実用化企業:(株)アステック

細胞培養装置

開発概要

インドセンダンの種子から得られるニーム抽出物の主成分であるアザジラクチンAは、

数種の昆虫に対する摂食阻害活性が研究により明らかになりました。その結果、忌避・

摂食阻害剤として、平成14年に「ニーム156」として商品化しました。

63.ニーム抽出物を用いた害虫防除剤の開発 生物食品研究所

関連研究: ニーム由来成分を用いた害虫防除剤の開発(平成12〜13年度/県単事業)

実用化企業:クロレラ工業(株)

ニーム156

開発概要

多孔質という特徴を持ち、湿気やにおいを吸収する効果のあるけい藻土を 原料とした、室内用塗装剤を開発し、「クロスライズ」として平成14年に商品 化しました。

64.けい藻土を使用した塗装剤の開発 インテリア研究所

関連研究: けい藻土のハイブリッド化よる新規建築材料の創出

(平成13年度/県単事業)

実用化企業:二瀬窯業(株)

クロスライズ施工例

研究開発に基づ実用化事

(17)

開発概要

自由曲面に付加価値を求めたインテリア商品の開発を支援するため押付 力の繊細な調節機能とCAM(コンピュータ支援による加工技術)との連携に より、従来の煩わしいデータ入力作業を必要としない研磨ロボットを開発し、

平成14年に「インテリジェントサンダー・ロボ」として商品化しました。

65.三次元研磨ロボットの開発 インテリア研究所

関連研究: ロボットの力制御による木質材料の研磨工程自動化に 関する研究(平成9〜11年度/県単事業)

インテリジェント力制御を用いた研磨ロボットの研究開発

(平成12年度 ベンチャー企業支援型地域コンソーシアム 研究開発事業/新エネルギー・産業技術総合開発機構)

実用化企業:(株)エーエスエー・システムズ

関連特許: 「ロボットの力制御方法」 特許第4094781 

「ロボット軌跡の教示方法」 特開2002-023826

インテリジェントサンダー・ロボ

21

開発概要

湿潤腐食環境下において極めて高い耐食性・耐摩耗性を有するWC 系サーメット溶射皮膜による新規封孔処理法を開発し、「製鉄・製紙向 け溶射ロール」として平成14年に商品化しました。

66.高耐食性溶射皮膜の開発 機械電子研究所

関連研究: 高耐食性溶射皮膜の開発(平成13年度/県単事業)

実用化企業:日鉄ハード(株)

溶射ロール

開発概要

可撓(どう)性フランジの採用により、シンプルかつ高性能なメンテナンス フリーの動力伝達撓み軸継手を開発し、「SDカップリング」として平成14年 に商品化しました。

67.メンテナンスフリー軸継手の開発 機械電子研究所

関連研究: 新型カップリングの開発(平成13年度/県単事業)

実用化企業:(株)九州ハセック

*この成果は(財)JKA(旧:日本自転車振興会)補助物品

「構造解析システム」を用いて実用化しました。

SDカップリング

68.高耐久性木材の開発 インテリア研究所

開発概要

環境への負荷が低い熱硬化性樹脂を、木材に注入し硬化させることで、

腐れや寸法変化に強い木材の開発を産学官共同研究によって行い、「エコ アコールウッド」として平成13年に商品化しました。

関連研究: PF樹脂注入木材によるアウトドア・住宅関連製品の開発

(平成6〜13年度/県単事業)

実用化企業:九州木材工業(株)

高耐久性木材を使用した東屋

研究開発に基づ実用化事

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