生鮮JANコードで
青果売場を変革しよう !
産地パック商品をモデルとして
2006年3月
財団法人 流通システム開発センター
日本自転車振興会補助事業
IT化が叫ばれて久しいものがあります。それはコミュニケーション社会の入り口にあると、みんなが信じています。それを支えて いるのは、イノベーション(新しいことへの挑戦)であることは明白です。
ケイタイ(携帯電話)はそのシンボルと言えるでしょう。つまり、誰でも、何処からでも、誰とでも、コミュニケーションできるとい う意味で、画期的なイノベーションと言えるのです。ケイタイは人々の生活スタイルを、根本的に変えてしまったと言えます。IT化石 人間であっても、多かれ少なかれ、ケイタイの世話になっているのです。ケイタイ無しの生活は、想像できない状況です。
その陰に隠れた形になっていますが、大きな忘れ物にわれわれは気付いておりません。そのことはもしかすると、本当の意味での世界 化から、われわれを遠ざけてしまうかもしれないのです。
それはコードの統一ということです。このことは消費者・生活者の日常生活とは、直接に関わりないことです。しかし、コード体系の 問題は、生活にボディブローのように利き始めていると言えるでしょう。
少し意識すれば、われわれの生活の周辺にはコード番号が溢れています。商品のパッケージに付けられているバーコードは、既に生活 のなかにとけ込んでいます。新聞にはQRコードと言われる二次元バーコードが、さりげなく印刷されています。このコードをケイタイ にかざせば、われわれは新しい情報を手にすることができます。
お肉屋さんの店頭には、生体認識番号が個々のパッケージに付されています。店頭のディスプレーや家庭からのケイタイで入力すると、
生産の情報を知ることができます。まだまだ不完全な仕組みではありますが、安全と安心ということを保証しようとしているのです。
コードは安心を保証するシステムとも、深い関係があるのです。
JANコードと言われているバーコードは、スーパーなどの小売店のレジの風物詩となって生活にとけ込んでいます。そのことによっ て、支払いの効率は飛躍的に向上しました。さらに、そのデータは事業経営戦略をたてるために、重要な役割を果たしています。その データを使いこなせるかこなせないで、事業経営に大きな差が出ていることは、周知の事実です。
しかし、そのイノベーションから取り残されている事業経営があるのです。正確に言うと、それなりの成果はありました。つまり、支 払いをする時点での速さという点では、革新的なイノベーションが実現されたということです。それは顧客の立場からも、時間の節約に なるという、大きなイノベーションを意味することでもありました。
青果物を始めとする生鮮食品の領域でも、日常的なオペレーションでのイノベーションは、目覚ましい成果を実感することが出来たの です。しかし、事業経営の方向を探るという、非日常的ですが、非常に重要な意思決定のデータとして、レジスターからの情報が使えな いという場面が、いま生鮮食品の領域で展開されているのです。
グロサリーや日用雑貨の領域では、POSデータを地域、性別、年齢別そして地域の特異性などで、分類した製品戦略をとることは普 通です。
また、そのようなデータを活用して、地域における業態特性などを分析し、事業戦略を作り上げます。しかし、このような事業戦略は、
生鮮食品の領域では無関係なこととなっていることが多いのです。
つまり、生鮮食品の領域では、JANコードが使われないことが多いのです。われわれが日常的に目にする小売店のPOSレジが、
生鮮食品の世界では、うまく使われていないという結果になっています。そのことは、小売業の生鮮担当以外の世界にある人間にとって、
驚くべきことと言えるでしょう。
問題を解決する「からくり」は、この報告書にもあるように、レジに商品名を記憶させておいて、該当する商品のキーを叩いて売り上 げ処理を することにあります。そうでない場合は、インストア・コードという方式で、コード処理をしていることにあります。
そのような処理をすると、とりあえずレジでの登録や精算などの、顧客との取引に関する業務は問題なく処理されます。
しかしその結果、同じ単品(ピーマンのような)であっても、産地ごとに異なったコードが付されることになります。場合によっては、
同じ産地のピーマンでも、異なるコードが付けられたりすることもあるのです。
このことは生鮮食品が生鮮的加工食品/加工的加工食品に形態変化を遂げていることとも、大きな関係があります。
いずれにしても、チェーン小売業の本部仕入れ担当者は、総合的な商品仕入れ情報を手にすることが出来ません。その結果、合理的な 事業経営の判断が出来ないことを意味します。もっとも、全ての事業者がそのような状況にあるとは言えません。コード体系を上手に合 わせて、事業経営に活用させている企業もあるからです。しかし、多くの事業組織では、本部の生鮮食品の仕入れ担当者は、商品別、店
舗別の特性に拘束され、事業経営者として参画できる余地が小さくなる可能性があるのです。製品特性や流通特性などを考えると、工業製品を基本としたJANコード体系では無理があることは明らかにされています。時期ごと
に産地が動いたり、日ごとに価格変動がある青果や水産などの製品には、JANコード体系は上手く対応できないことも事実です。価格 変動が大きい時には、店舗の担当者が商品のサイズやパッケージを変えたりします。メーカーが最終商品のパッケージに責任を持つ工業
製品とは、異なる製品特性があるのです。流通でその荷姿を変えることも、流通特性として考える必要があります。また、日付管理も独 特の特性を持っています。このような特性を配慮して、生鮮JANコードが制定されました。生鮮食品の仕入れ担当者の業務行動や消費者のニーズを顧慮して、
JANコード体系とは異なるコードを決めて、さらにJANコードとも互換性を持たすことによって、ステークホルダー(生産、卸売、
小売、フードサービス、消費者、関連する事業者)に戦略的なデータを提供できる仕組みの検討もされています。
生鮮JANコードにも問題点があります。販売の状況に応じてサイズの変更をどのように処理するかが、まず、解決すべき問題でしょう。
しかし、人間的な判断の余地が入れられるコード体系を考えることも可能です。
この報告書は、生鮮JANコードの有用性を、ステークホルダーの方々が認識して、事業経営に活用できることを述べています。
POSが導入されて20年以上の歳月が経っています。生鮮食品のコード体系が、現状のようなままで、IT化のイノベーションが不完
全なままの現状を、改善したいというのが、この研究会に参画したメンバー全ての希望です。
生鮮POSデータ共有化活用委員会
委員長 梅沢 昌太郎(日本大学商学部大学院教授)
(敬称略、順不同)
<委員長> 梅沢 昌太郎 日本大学商学部大学院 教授
<委 員> 長屋 勝博 (有)CAME 代表
安斉 富士夫 (株)NTT データライフスケープマーケティング 営業推進本部企画推進部 部長 石渡 要 フレッシュ・デルモンテ・ジャパン(株) セールス&マーケティング本部長 奥 隆 (株)いちふじ青果 代表取締役社長
代田 実 (株)ダイエー フレッシュフーズ商品グループ 果実カテゴリー マーチャンダイザー 鈴木 浩二 相鉄ローゼン(株) 営業本部青果部 チーフバイヤー
照井 勝也 全国農業協同組合連合会岩手県本部 青果販売課 課長補佐 布袋 耕成 全国農業協同組合連合会愛媛県本部 青果事業部東京事業所 所長 増田 定資 東京青果(株) 開発第 1 部 第1課 課長補佐
<オブザーバー>
村瀬 史郎 (財)食品流通構造改善促進機構 調査研究部 部長 村上 隆 (財)食品流通構造改善促進機構 調査研究部 課長
相澤 紀史 トッパン・フォームズ(株) 研究開発本部企画開発室 ペーパーメディア販促グループ 担当課長 白石 裕雄 (株)サトー 営業本部 ソリューション営業部 部長
渡部 和典 (株)インテージ ソリューション本部MS開発部 担当部長 江原 正規 東京工科大学
Linux OSS Center
講師石本 恵 (財)日本情報処理開発協会 開発部 参事
<事務局> 深田 陸雄 (財)流通システム開発センター 研究開発部 部長 西山 智章 同 流通コードサービス部 銅直 正 同 流通コードサービス部
目 次
前提とする共通商品コードと調査研究の目的 1
本書で使われている用語 2
Ⅰ.青果物のバーコードはお店の問題児! 3
Ⅱ.こんなにある! ピーマン150gのJANコード 5
Ⅱ-1.50回以上も商品登録しなければならない 6
Ⅱ-2.青果物の販売に手間やコストがかかりすぎている 8
Ⅱ-3.商品コードがバラバラではマーケティング活動に入れない 10
Ⅲ.生鮮JANコードの登場! 11
Ⅲ-1.JANコード利用上の課題に対応した生鮮JANコード 12
Ⅲ-2.生鮮JANコードの特徴とメリット 13
Ⅳ.商品タイプにあわせた商品コードの使い方 15
Ⅴ.産地パック商品におけるPOSデータ活用事例 19
Ⅴ-1.ホウレン草の規格変更への活用(産地事例) 20
Ⅴ-2.サイズ、量目、売価と青果物販売の関係を見る(小売事例) 21
Ⅴ-3.事例を通して言えることは? 27
Ⅵ.今後の課題と展望 30
《参考資料編》
1.主要産地パック青果物の生鮮JANコード一覧 33
2.共通商品コードを中心とした青果物の全体運用イメージ 39
3.青果物のMK、MD活動をバックアップする生鮮RDS 43
3-1.生鮮RDSとは? 44
3-2.全国や地域(他店)の店頭販売情報の利用を実現する生鮮RDS 47
3-3.青果物JICFS(ジクフス)分類 試案 49
4.食卓情報の利用 52
<前提とする共通商品コード>
本調査研究では、青果物を消費者へ販売する際の共通商品コード
(注)として、JANコードおよびこれを補完する商品コードと して農林水産省により標準化された生鮮JANコードの利用を前提としています。
すなわち、産地パックされた青果物などの店頭販売における商品コードは、特に日によって店頭の品目の産地や出荷者が異なる ような商品は生鮮JANコード、また産地が固有的あるいはブランド化しており消費者に指名買いされるような商品はJANコー ド、さらに小売業などでパッキングなどの加工が行われる商品はインストアコードというように、商品タイプに合わせた利用を想 定しています。
(注)共通商品コードは販売用コードのみならず、産地、出荷者から、卸売業、小売業に至る物流、生鮮EDI、トレーサビリティなどを実現する際のキーとな るコード情報です。
<調査研究の目的と今年度の内容>
本調査研究は、青果物における消費者対応力の向上とそれによる販売促進に向けて、生鮮JANコードを利用した店頭販売やP OSデータ活用のあり方、効果などの検討、確認を目的としています。
昨年度は、品種やサイズの種類が多岐にわたるりんごのバラ売りに生鮮JANコード(シール)を適用した販売実験を行いまし た。実験を通じて、小売業では品種やサイズごとにきめ細かく売価設定しながら比較購買を促すようなりんご売場が実現され、売 価ミスの撲滅によるお客様の信頼回復をはじめ売上や利益の改善効果が確認されました。加えて、袋詰め作業をはじめとする販売 コストの削減効果なども明らかになりました。
産地や出荷者にとっても、個々のりんごへの産地表示と併せて、多様化するお客様ニーズに合った品種やサイズ、売価、個数に よる販売がしやすくなりことによる売上向上、流通過程における袋詰め作業をはじめとする流通・販売コストの削減、POSデー タを通じた消費者ニーズの把握による商品化企画や販売戦略の推進など、様々な効果が期待できることがわかりました。
これまで共通商品コードが利用されていなかったりんごのバラ売りへの生鮮JANコード適用実験を踏まえ、今年度は、改めて 産地や出荷者で消費者購入単位にパッケージ化(産地パック)された定番の青果物を調査研究の対象としました。こうした青果物 には、例えばピーマンやナスあるいはホウレン草や小松菜などのような、日々の料理や食事に不可欠な基本的食材が該当します。
これらの青果物は季節や時期などによって産地や出荷者が変わりやすく(産地リレーされる)、同一規格でも出荷者ごとに番号
(コード)が変わるJANコードでは、小売業は日々の正確で効率的な商品管理や販売(レジオペレーション)が難しく、また販 売データの収集や利用などの面でも大きなネックとなっています。これは、商品の販売を委ねる産地や出荷者にとっても、決して 他人事として見過ごせない問題といえます。
調査研究では、野菜を中心とした定番の産地パック青果物の店頭販売の現状、課題を踏まえて、生鮮JANコードを利用した店頭販 売のあり方、および産地(生産)や卸売業(流通)なども含めたPOSデータ活用のあり方などを探りました。
前提とする共通商品コードと調査研究の目的
本書で使われている主な基本用語
(※印の番号は本文の中の用語に対応しています)
用 語 用語の説明
※1 JANコード(ジャンコード) JANコードは、消費者が商品を識別、購入する単位で付けられる世界共通の商品コードです。生産者(出荷者)の番号+個々 の商品(品目)を区別する番号からなる13桁または8桁の数字であり、上2桁が45と49は日本国内の商品です。
バーコードはこの商品コードを機械的に読み取る仕組みであり、一般的にバーコードと言えばJANコードのことを指します。
お店ではJANコードの商品名や売価をあらかじめレジに登録しておけば、精算時にレジでJANコードを読みとる(“スキャンす る”と言います)だけで、自動的にレシートが出力され、早く正確な精算処理が可能です。
(JAN=Japanese Article Number: 日本の商品コードを意味します。)
※2 生鮮JANコード
(セイセンジャンコード) 生鮮JANコードは、規格がいっしょであればどこの産地、出荷者でもコード(番号)は同じです。産地や出荷者が異なるとコード が変わってしまうという、青果物販売におけるJANコード利用上の課題を補完する、いわば青果物専用のJANコードです。
生鮮JANコードは、青果物などの生鮮食品を示す“4922”の番号で始まり、標準品名コード、栽培区分、サイズ、量目/入数な どの13桁で構成されます。 販売用以外にも受発注などの商品コードとしても利用できます。
※3 標準品名コード 生鮮食品の主に品種を表す標準コードです。青果物をはじめ生鮮食品全般にわたって標準コードが制定されています。
※4 バーコード JANコードや生鮮JANコードの内容を黒白のバーで表現して、機械的に内容を読み取る(スキャンする)ための仕組みです。
→JANコード →生鮮JANコード
※5 ソースマーキング 生産者や出荷者が、出荷段階で商品にJANコードや生鮮JANコードを付けることです。
※6 インストアマーキング 小売業が独自の社内品番(インストアコード)でバーコード(シール)を印刷して商品に貼付することです。
※7 POSレジ(ポスレジ)
=レジ
JANコードを読んで(スキャンして)精算するタイプのレジです。本書では単にレジとも呼んでいます。
(POS=Point Of Sales: 販売時点での情報収集や管理を意味します。)
※8 POSデータ(ポスデータ) POSレジで、JANコードや生鮮JANコードをスキャンすることにより自動的に収集される商品ごとの詳細な販売情報です。
※9 ワンタッチキー 青果商品などを、バーコード以外で精算する時に使用するPOSレジに付いているボタンのことです。
※10 商品マスタ
=PLU(ピーエルユー)
JAN コードや生鮮JANコードごとの商品名称と売価が登録されるレジの商品台帳です。PLU(ピーエルユー)とも呼ばれます。
レシートに商品名称や売価を表示したり販売金額の計算に利用します。(Price Look Up: 価格参照用の台帳を意味します)
※11 EDI(イーディーアイ)
=生鮮 EDI
受発注データなどの取引情報を、標準的に決められた約束に従って電子的にやりとりすることです。
(EDI=Electronic Data Interchange: 電子データ交換)
※12 RDS(アールディエス)
=生鮮RDS
生配販3層における POSデータの流通と活用促進を目的に、JAN コードをキーとして全国の食品、日用品を扱う小売業の店頭 販売情報(POSデータ)を収集、加工、提供する POSデータベースサービスです。(財)流通システム開発センターが運営管理 を行っています。 (RDS=Ryutsu pos Database Service: 流通 POSデータベースサービス)
生鮮RDSは、JANコードに加えて生鮮JANコードもキーとして利用する生鮮食品版のRDSです。
※13 PI値(ピーアイチ) お客様1、000人あたりの販売数量(PI数量)、販売金額(PI金額)です。当該商品に対するお客様の支持率がわかります。
(PI=Purchase Index: 購入率)
※14 POP(ポップ) 店頭で、お客様に向けて商品の名称、売価、特徴などを表示して販促や広告をするためのツールです。
(POP=Point Of Purchase: 店頭購買時点で販促、広告をすることを意味します)
ピーマンにバーコードは付いてきたけど・・・
レジ係が“ピーマン”のボタンを押して精算 お店独自のバーコードをレジで読んで精算
Ⅰ.青果物のバーコードはお店の問題児 !
または
産地や出荷者ごとにバラバラな番号となってしまっているため、
お店ではバーコードがうまく使えず・・・
青果物にもバーコードが付いてきた
お店のレジ
※7で商品を販売するために、袋などにバーコード
※4が印刷されたり貼られて出荷される商品が増えています。 このバーコードは
“JANコード(ジャンコード)”
※1と呼ばれています。
また 生産者や出荷者がJANコードを付けることを“ソースマーキング”
※5と言います。
JANコード(ジャンコード)って何?
出荷者の番号 + 個々の商品(品目)の番号 からなる商品コードです。
せっかく付いているバーコードがお店で十分に使えない!
ところが、お店ではこの出荷者がソースマーキングしたJANコードが使いにくくて困っています。
青果物は加工食品や日用品と異なり日によって入荷する商品の出荷者が変わるため、現状のように出荷者ごとに別々のJANコードが付け られていると、同じ規格のピーマンでも日常的にJANコードの番号が変わってしまいます。
このため、お店では朝、商品が到着してからでないとレジにJANコードや売価などが登録できず、開店前の特に忙しい時間帯の中ではJAN コードはかえって手間が掛かり、売価ミスなどのトラブルの原因になっています。
こうしたことから、多くのお店ではピーマンに付いているJANコードという問題児を使うのを諦め、誰もが簡単にレジの精算ができるように、レジ のボタン(ワンタッチキー
※9)に“ピーマン”と設定してこれを押す、あるいは、ソースマーキングの上からお店独自のピーマンのバーコードを貼 付(インストアマーキング
※6)してレジで読むというやり繰りを行っています。
JANコードは、出荷者と商品の種類を表す13桁または8桁の番号からなる世界 共通の商品コードです。 上2桁が45と49は日本の国番号(日本国内の商品)で す。バーコードはこの番号を機械的に読み取る仕組みです。
お店では、JANコードの番号ごとに商品名や売価をレジに登録しておくことにより、
レジでJANコードを読みとる(“スキャンする”と言います)だけで、お客様の精算
処理が早く、正確に出来ます。
Ⅱ.こんなにある! ピーマン150gのJANコード
ピーマン 150g
(株)フクセイ 4541421900006
0232500
ピーマン 150g
(株)マナカ商事 4968013888779
0232500
ピーマン 150g
(株)マナカ商事 4968013888892
0232500
ピーマン 150g
(株)兼重青果 4966867015358
0232500
ピーマン 150g
(株)赤岡青果市場 4990603470071
0232500
ピーマン 150g
(有)丸印青果 4981448000011
0232500
ピーマン 150g
(有)丸照青果 4939036001018
0232500
ピーマン 150g
(有)宮崎丸和青果 4940879100028
0232500
ピーマン 150g
(有)佐伯青果 4955519681119
0232500
ピーマン 150g
(有)佐伯青果 4955519681126
0232500
ピーマン 150g
(有)住吉青果 4966243000015
0232500
ピーマン 150g
(有)島田青果 4953303000016
0232500
ピーマン 150g アドヴン商事(株)
4900737544135 0232500
ピーマン 150g アドヴン商事(株)
4900737541202 0232500
ピーマン 150g いぶすき農業協同組合
4908865010010 0232500
ピーマン 150g そお鹿児島農業協同組合
4908867005014 0232500
ピーマン 150g たじま農業協同組合
4908576100048 0232500
ピーマン 150g ふらの農業協同組合
4908129130010 0232500
ピーマン 150g ホクレン農業協同組合連合会
4908101100161 0232500
ピーマン 150g ホクレン農業協同組合連合会
4908101100567 0232500
商品名 メーカー
JAN SKU
ピーマン 150g 宮崎県経済農業協同組合連合会
4908851301030 0232500
ピーマン 150g 宮崎大同青果(株)
4946758000021 0232500
ピーマン 150g 宮崎築地産業(株)
4981727000015 0232500
ピーマン 150g 宮崎竹田物産(株)
4907344555561 0232500
ピーマン 150g 高知県園芸農業協同組合連合会
4908735345006 0232500
ピーマン 150g 鹿児島県経済農業協同組合連合会
4908860200010 0232500
ピーマン 150g 鹿島南部青果物共販連合会
4991294045883 0232500
ピーマン 150g 西都農業協同組合
4908853123203 0232500
ピーマン 150g 全国農業協同組合連合会
4908010500021 0232500
ピーマン 150g 全国農業協同組合連合会
4908010500014 0232500
ピーマン 150g 全国農業協同組合連合会茨城県本部
4908301334533 0232500
ピーマン 150g 全国農業協同組合連合会茨城県本部
4908301334519 0232500
ピーマン 150g 全国農業協同組合連合会岩手県本部
4908210345002 0232500
ピーマン 150g 全国農業協同組合連合会大分県本部
4908844291133 0232500
ピーマン 150g 全国農業協同組合連合会大分県本部
4908844001138 0232500
ピーマン 150g 全国農業協同組合連合会長野県本部
4908380345000 0232500
ピーマン 150g 東串良町園芸共同組合(有)
4909666111500 0232500
ピーマン 150g 東神楽農業協同組合
4908112046014 0232500
ピーマン 150g 東川町農業協同組合
4908115470120 0232500
ピーマン 150g 日本ユニパック(株)
4963717903100 0232500
商品名 メーカー
JAN SKU
実際にある小売業に登録されている「ピーマン 150g」の一部を抜粋してみると・・・。
○ 例えば「ポンジュース 500ml」 では ・・・
JANコード: 4908729102912
小売の社内品番(SKU)コード:4908729102912
※1対1の関係
○ 例えば「ピーマン 150g」 では ・・・
1対50の関係
対応するJANコードが50以上もある!
通常の加工食品や日用品などのグローサリ商品では、お店は1つのJANコードに1つの社内管理用の社内品番コードを最初に1回だ け対応づければ商品登録が完了し、作業も簡単です。
一方、ピーマンは同一規格でも出荷者ごとに沢山のJANコードが存在するため、お店では商品の入荷段階で新たなJANコードが出 てくるたびに、何回も繰返しJANコード、商品名、規格、売価・・・などを商品登録しながら、社内品番への対応付けが必要になります。
加えて、青果物の売価は日によって変動しやすいため、グローサリ商品に比べて商品マスタのメンテナンスにかかる手間やコストの大 きさは比べものになりません。
・・・
Ⅱ-1.50回以上も商品登録しなければならない
※企業によっては別途、独自コードを付番
お店がレジで商品を販売するためには、事前に商品マスタ
※10へ商品登録しておくことが不可欠です。
対応づけられていないJANコードは販売(売上登録)できない
全農茨城JAN
4908301334519 全農いわてJAN
4908210345002 高知園連JAN
4908735345006 ○×青果JAN 4994872708118
① 販売時にレジで JANコード読み取り
自社コードと対応が無かったり、
対応関係が違っているJANコード の売上情報は取れない !
② JANコードに対応した 自社コードや売価をコン ピュータへ問い合わせて
売上登録
② 対応づけされていない JANコードは売上登録
(販売)できない
× エラー
Ⅱ-2.青果物の販売に手間やコストが掛かりすぎている
お店では、例えば「ピーマン 150g」をレジで販売するためには、JANコード、商品名、規格、売価、社内品番コードなどを、販売前にレジ(コン ピュータ)へ漏れなく正確に商品登録(商品マスタメンテナンス)しておく必要があります。
しかし、「ピーマン 150g」といった同一規格商品でも出荷者によってJANコードの番号が異なるため、毎日入荷した商品のJANコードの登録の 有無を確認し、未登録の場合は新規に追加登録を行い、また日々変動する売価の設定内容を確認・修正するなどの作業も必要となっています。
お店では、これらの作業を開店前の特に忙しい時間帯に行わなければならず、登録エラーや価格ミスなどのトラブルの原因となっています。
このため、多くのお店ではJANコードの利用をあきらめ、代わりにインストアマーキングやワンタッチキーにより販売を行っています。こうしたやり 方でも、とりあえずの販売(精算)は出来ます。しかし、インストアマーキングでは1枚のシールを印刷、貼付するのに少なくとも1円以上のコストが かかる上、インストアマーキングやワンタッチキーで利用する商品コード(社内品番コード)がお店ごとにバラバラなため、小売企業内はもちろん、
産地や出荷者、卸売業などの企業間でもPOSデータ
※8が活用できないという事態を招いています。
この結果、青果物に関して、小売業、卸売業、産地や出荷者の誰も、今、どこで、何が、いくらで、いくつ販売されているのかという、最も基本的 な店頭販売情報さえ把握できていないのが実態です。
こうした商品には、ピーマンやナス、オクラ、ミニトマトなど果菜類の他、ホウレン草、春菊、小松菜、ネギなどの葉物類、あるいは生椎茸などをは じめとするキノコ類やエダマメなど、産地パックされた定番野菜(汎用品)が多く該当します。
インストアでの マーキングの実施
(レジ係が誤ってJANコードを読 まないように上から貼付の例)
ワンタッチキーに
よる売上登録
産地や出荷者が多岐にわたる場合もやり繰りしながら販売
ワンタッチキー でやり繰り
ワンタッチキー でやり繰り
インストアマーキング でやり繰り
2ヵ所の商品 を併売の例
3ヵ所の商品 を併売の例
2ヵ所の商品
を併売の例
Ⅱ-3.商品コードがバラバラではマーケティング活動に入れない
<ワンタッチキーの問題点>
・ 操作は簡単だが押し間違いも発生しやすい。
・ 外見で区別(判断)できない商品には使えない。
(品種やサイズによって売価が異なる商品の併売は難しい)
・ お店ごとに使われる商品コード(社内品番)がバラバラ。
<インストアマーキングの問題点>
・ バーコードシールの作成や貼付が必要で、手間も コストも 余計にかかる。(1枚につき作業コストは1円以上)
・ コード付番ミスも起こしやすい。
・ お店ごとに使われる商品コード(社内品番)がバラバラ。
企業や店舗レベルでの統一的な商品コード運用ができずPOSデータが使えない
・商品コードがお店ごとにバラバラなため、売上の把握は部門かせいぜい品目レベルの、しかも金額中心でしかわからない。
(数量ベースの単品管理は難しい)
・品種、サイズ、容量(量目/入数)などごとの詳細な販売データもとれない。
・共通商品コードが使われないため、個店どうしの売上比較にとどまらず、RDS
※12などを通じたマーケット情報(地域別、業態別 など)も利用もできない。
・産地や出荷者では、今、消費者に、どの様な品目(品種)、サイズ、容量の商品が、いくらで何個くらい購入されているかという 最も基礎的な販売情報さえ把握できず、多様化する消費者ニーズや購買行動などを生産や販売活動へ生かせない。 etc ・・・
ソースマーキングされたJANコードがうまく利用できないためのお店の「やり繰り」は、青果物を販売する上での大きな制約となっています。
青果物のマーケティング、マーチャンダイジング活動に入れない・・・
Ⅲ.生鮮JANコードの登場!
- 見た目は同じバーコードでも中身が違います -
4912345・・・ ○○産 ピーマン 4923456・・・ JA×× ピーマン 4934567・・・ △△農協 ピーマン 49・・・・・・・ ・・・
出荷者の番号 個々の商品(品目)の番号
JANコード では、同じ規格の
ピーマンでも出荷者ごとに番号はバラバラ
生鮮JANコード では、同じ規格の
ピーマンは出荷者に関係なく番号は同じ
最初に一回だけレジに 登録すれば良いので、
あわてなくて安心!
サイズ別や容量別の販売 データも活用できるゾ!
4922345000247 ピーマン S 150g 4922345000346 ピーマン M 150g 4922345000445 ピーマン L 150g 4922345000360 ピーマン M 250g 492234500 ・・ ピーマン ・・・
量目/入数
“4”=150g以上 200g未満
4 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 4
標準品名コード(主に品種をあらわします)
“34500”= ピーマン
“4922” は生鮮食品を表すコードです
サイズ区分
“3”= Mサイズ 4 9 2 2 3 4 5 0 0 0 3 4 6
今朝入荷した ピーマンの JANコードは レジに登録
してあったか な?
売価は直した っけ・・・?
生鮮JANコード ※2 はJANコードを補完する青果物の販売用商品コードです。
– 生鮮JANコードは、出荷者にかかわらず同一規格の品種や商品は同一番号でソースマーキングします。
– 青果物の中でも、日によって店頭の商品の産地が変わるような定番の産地パッケージ商品には、生鮮JANコードの利用が向いてい ます。
例) ピーマン、なす、にんじん、レタス、こねぎ、ほうれん草・・・などの定番野菜
– これまでソースマーキングされていなかったリンゴや柑橘類など、品種やサイズにバリエーションがある青果物にも生鮮JANコードは威 力を発揮します。
– 産地固有商品や産地ブランド商品などのように消費者に指名買いされるような青果物には、従来どおりJANコードの利用が向いてい ます。
生鮮JANコードでピーマンはどうなる?
– 産地や出荷者は、これまでのJANコードの代りに生鮮JANコードをピーマンの袋(パッケージ)にソースマーキング(印刷)するだけです。
– お店ではサイズや容量(量目/入数)ごとに、最初に一回だけレジに生鮮JANコードを登録すれば商品登録は完了します。
– その後は、お店では日々、価格の確認だけを行えば良く、加工食品や日用品などのグローサリ商品と同じレジ操作になり、販売のた めの手間やコストが大幅に削減されます。
– 今まではピーマン合計でしかとれなかった販売データは、生鮮JANコードになればいつもの150gだけでなく、例えば250gや80g・・・など の容量別、M、Lなどのサイズ別に細かくとることも可能となり、お客様のニーズに合った品揃えや商品販売が実現します。
– 産地や出荷者にとっても、こうした詳細な販売データを利用していくことにより、例えばピーマンのサイズ別や容量別パッケージの市場 への投入などのように、新しい商品や販売方法の提案とその効果検証が初めて可能となります。
Ⅲ-1.JANコード利用上の課題に対応した生鮮JANコード
4922 X□□□□ P S V c/d
生鮮フラグ 標準品名コード 栽培 サイズ 量目 チェック 方法 /入数 デジット
X= 3:野菜
4:果物
< 標準品名コードの例 >
31310:みず菜 31500:小松菜 31800:ほうれん草 31900:ねぎ
32600:春菊 33810:青梗菜 34300:なす
・・・34400:トマト 34500:ピーマン
・・・
<P=栽培方法>
0:指定なし 1:有機農産物 2:特別栽培農産物 3:無袋(サン)
4:ハウス、温室 5:マルチ
8:輸入 9:自由使用フラグ
<S=サイズ>
0:指定なし
1:2S
(50玉~)2:S
(46玉)3:M
(40玉)4:L
(36玉)5:2L
(32玉)6:3L
(28/26玉)7:4L
(24玉~)9:その他
<V=量目/入数>
0:ケース
1~8:入数(個数)
または
量 目(重量別に 複数ランク) 9:その他
※ りんごの玉数などは 換算して利用します
※ すべての青果物が、“標準品名コード”
として標準化されています
Ⅲ-2.生鮮JANコードの特徴とメリット
生鮮JANコードは、農林水産省の食品流通情報化基盤開発事業(1997年~2001年度)にて標準化されました。
青果物の標準品名コード
※3をベースとした、従来の青果物の販売におけるJANコードを補完する、青果物のためのPOSレジ販売用共通商 品コードです。
ピーマン、なす、レタスなど、現在、JANコードが産地ごとにバラバラとなっている産地パックされた定番野菜などは、生鮮JANコードで統一的 な商品コードの利用が可能です。
日によって店頭の商品の産地が変わるような品目の共通商品コードには“生鮮JANコード”が向いています
。バラのりんごや柑橘類などのように、これまでソースマーキングしにくかった商品へのマーキングも容易です。
産地固有商品や産地ブランド商品などのように消費者に指名買いされるような商品は、従来通りJANコードの利用が向いています。
(バラ商品や店舗などの流通過程でパッキングされるような商品は、これまでどおりインストアマーキングやワンタッチキーを利用します)
生鮮JANコードの利用に費用はかかりません。
生鮮JANコードは、JANコードと併せて今後の生鮮EDI
※11やトレーサビリティ推進の際のキ-となる商品コードです。
生鮮JANコードの利用メリット
「ピーマン 150g」のような同一規格商品は、産地や出荷者が変わっても販売用商品コードが常に同じになるため、JANコードに比べて レジの商品マスタメンテナンス作業負担が大幅に削減され、売価ミスなどの削減によるお客様の信頼回復にもつながります。
インストアマーキングの使用割合が大きく減少するため、インストアシールの印刷・貼付の手間やコスト(1枚に付き1円以上)の削減にも つながります。
生鮮JANコードによりいつでも同じ商品コードでPOSデータの収集が可能となるため、これまでの部門別、金額別の大括りの管理から、
品目や品種、サイズ、容量別に金額別に加えて数量(単品)別などのきめ細かな管理が実現します。
生鮮JANコードを通じた正確かつ詳細なPOSデータの利用により、小売業内は言うに及ばず産地や出荷者、卸売業においても、消費者
ニーズの把握とそれに基づく商品化企画や販売戦略などの立案と検証が実現します。
■ バラ商品(流通加工商品)
JANコードをスキャン
Ⅳ.商品タイプに合わせた商品コードの使い方
①ワンタッチキーを押下 ②インストアコードを貼付
③生鮮JAN(インストア利用)
JANコードで
マーキング ・産地が固定
・代替性低い/無い
・消費者が産地や商品の 違いを意識(区別)
4912345・・・・・・
(○○プレミアムピーマン)
4923456・・・・・・
(××完全有機ピーマン)
・・・・・・
①ワンタッチキーの例
456
ピーマン 3個パック②インストアコードの例 02
・・・・ ピーマン3個パック③生鮮JANの例
<発生POSデータ>
■ 産地リレー商品
生鮮JANコードをスキャン 生鮮JANコードで
マーキング ・季節により産地が移動
・代替性高い(汎用品)
・消費者が産地や商品の 違いをあまり意識せず
(区別しにくい)
4922345000346
(ピーマン M 150g)
4922345000360
(ピーマン M 250g)
・・・・・・
または
4 922345000346
< 販 売 方 法 >
小売などで パッキング
○○農協
■ 産地固有商品(産地ブランド品)
従来のJANコードやインストアコードに加えて生鮮JANコードを利用すると、商品のタイプに応じた青果物の販売が可能となり、正確で効率的な店 頭販売と信頼性の高いPOSデータの収集が実現します。商品タイプごとの商品コード適用方法を整理すると以下の通りです。
産地リレーされる産地パック商品(汎用品) 生鮮JANコードを利用
– 日によって入荷する商品の産地が異なるような汎用品は、生鮮JANコードでマーキングされていれば、お店ではレジで付いているバー コードをそのまま読むだけで、早く、正確な精算業務が実現できます。
– 従来はデータの収集が厄介だったり難しかったサイズ別、容量別などの数量や金額のデータも簡単に把握できます。
産地が固有の産地パック商品(産地ブランド品) JANコードを利用
– 産地が固定あるいはブランド化している商品も、お店ではレジでソースマーキングされているJANコードをそのまま読むだけです。
– 生鮮JANコードが付いた汎用商品の売上と併せてみることで、品目全体の販売傾向を押さえた上で、容量別やサイズ別に加えて、個々 の産地ブランド品の動きも速く正確につかめます。
バラおよびインストアパック商品 ワンタッチキーまたはインストアコードを利用
– バラやインストアパックされた商品は、従来通りワンタッチキーや、お店独自のインストアコードにより販売を行います。
– さらに、例えばインストアパックされた商品の販売はインストアコード(インストアマーキング)で、バラで販売する場合はワンタッチキーで 販売というように、商品タイプごとに販売方法を整理することも可能です。
このように、定番品、汎用品といわれる青果物について、特にサイズや容量(量目/入数)の多様化ニーズへ対応しつつ販売バリエーションを拡大 していくには生鮮JANコードが向いています。一方、特に商品特性や機能などの付加価値により他の商品と差別化を図っていく(図りたい)商品に はJANコードが向いています。(次ページの図を参照)
一般的に、商品販売を促進していくためには、個々の商品ごとに商品コードを区別した上で、POSデータでそれぞれの売れ行きを捕捉しながら対 策を講じていくことが不可欠です。しかし現状の青果物では、JANコードが店頭の販売方法とマッチしていないことから、小売業の注意は、ワンタッ チキーやインストアコードなどを利用して、ともかく間違いなく商品を販売(精算)することに削がれがちです。
こうした点を考えると、産地や出荷者が付けたバーコード(商品コード)をそのまま機械的に利用(スキャン)すれば販売ができるという状況を、一刻 も早く実現することが不可欠だといえます。すなわち、差別化商品や産地ブランド商品はJANコードを、汎用商品は生鮮JANコードを、それぞれ右 から左へスキャンするだけで、手間をかけずに間違いなくレジで販売(精算)ができ、販売実態も自動的に把握できるということが必要なのです。
産地や出荷者にとっても、バーコード(商品コード)は小売から要請されたから付けるという消極的対応ではなく、できるだけ販売の手間やコストが
かからず、扱いやすく売りやすく、また自分も含めてPOSデータが生産や販売活動の仮説・検証にも使えるなどの観点から、商品コードの選択や付
パッケージ青果物商品の方向性と商品コード別適用領域
大
生鮮JANコードの適用領域 JANコードの適用領域
ピーマン M 80g ピーマン L 250g ピーマンL ・・・g
・・・
ピーマン M 150g 販売バリエーション
小
A農協 完全有機ピーマン 150 g A農協 完全有機ピーマン 80g A農協 完全有機ピーマンL250g
産地やブランドの区別
↑商品(付加)価値の拡大
産地ブランド性 大大
販売バリエーション
ピーマン販売推移(A社全店)
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000
2004年9月 2004年10月
2004年11月 2004年12月
2005年1月 2005年2月
2005年3月 2005年4月
2005年5月 2005年6月
2005年7月 2005年8月
金額PI(円)
80 100 120 140 160 180 200
平均売価(円)
金額PI 平均売価
ピーマン店頭売価vs市場単価
80 100 120 140 160 180 200
2004年9月 2004年10月
2004年11月 2004年12月
2005年1月 2005年2月
2005年3月 2005年4月
2005年5月 2005年6月
2005年7月 2005年8月
平均売価
0 100 200 300 400 500 600 700 800
太田Kg単価
現状の青果物のPOSデータ利用レベルと市場データとの関係
現状の小売業におけるPOSデータと市場データを比較してみました。いずれも2004年9月からの一年間のピーマンについて、上段のグラフ は全国に店舗を持つ小売業A社のPOSデータの推移、下段はA社と大田市場の価格の推移を対比したものです。
左図から、ピーマンの店頭販売における売価と販売の相 関傾向を見ることができます。
しかし、多くの小売業では、青果物の販売ではJANコード 以外にワンタッチキーやインストアコードが多用されているた め、売上を容量別(150gパック、3個パック、バラ・・)やサイ ズ別などの規格ごとに把握するのは困難な状況です。
このため、現在の青果物のPOSデータ利用レベルは、こ の例のようにピーマン全体のしかも金額ベース(ここではPI 金額
※13)が中心とならざるをえません。
(注)平均売価は、分母の販売数量が様々な規格(150gパック、バラ・・・
など)の商品の単純合計であることに留意が必要です。
一方、上記のPOSデータと同期間の市場データを比較し たのが左図です。左のY軸の目盛りはA社の平均売価、右 は大田市場のkg単価をあらわしています。
ここから、市場単価と店頭売価の相関関係をある程度、推 測することができます。ただし、A社の平均売価の留意点は 上記の(注)の通りです。
生鮮JANコードのマーキングとこれによる店頭販売が実現 すれば、さらに規格商品別の詳細かつ正確なPOSデータを 金額のみならず数量レベルでも利用できるようになります。
参 考
Ⅴ.産地パック商品におけるPOSデータ活用事例
品目、サイズ、容量別のPOSデータの可能性を探る
将来的に生鮮JANコードの利用が進み、品目(品種)、サイズ(階級)、容量(量目/入数)別にPOSデータが収集された場合の、店頭(小売)をは じめ産地や卸売業などにおける利用方法や効果などの可能性を検証しました。ここでは、定番の産地パック青果物(野菜)におけるPOSデータ活 用として、産地と小売業の2事例を取り上げています。
一つめは、産地においてPOSデータを利用したホウレン草の規格と売価変更を通じて、売上の向上を図った実例です。
二つめは、小売業において葉物を中心とした産地パック商品と、産地パックをさらに店内(インストア)で小分けした1/2パックやバラ商品のPOS データを利用して、それぞれの販売実態を調査したものです。
対象を限定し、データ収集工数をかけながら既存のPOSデータを利用
現状では生鮮JANコードがまだ普及途上であるため、事例では便宜上、ワンタッチキーやインストアマーキングなどにより社内品番コードで収集さ れたPOSデータを利用しています。ただし、社内品番コードは、同一小売企業内でも店舗や担当者によって運用が異なる傾向にあるため、事例で は店舗(1店舗)、商品、期間などを限定した上で、使用された社内品番コードが特定できたもののみ対象としています。
(注)ここで示したPOSデータの利用方法は、手間やコストがかかりすぎるため、いつでも、どこの小売業や店舗でも、どの商品に対しても適用でき るということではなく、事例のようにごく限られた範囲内での利用に限られることに注意が必要です。
これに対して、加工食品や日用品などのグローサリ商品では、どこの店舗や小売業でもJANコードが共通商品コードとして広く利用されている
ため、POSデータの収集、利用コストが低く、また個店や小売業という枠を越えて、広く地域や業態別などのマーケティング情報としても利用さ
れています。
Ⅴ-1.ホウレン草の規格変更への活用(産地事例)
課 題
夏場中心に栽培しているホウレン草の伸び悩みや価格の低迷
原因として考えられることは・・・
– 代替性のある他の品目の生産が伸長している。
– 量販店、小売店での「値ごろ感」を失っている。
そこで、得意先である小売業の協力を得てPOSデータを利用して販売分析を実施。
POSデータによる分析結果
– ホウレン草の代替として、小松菜やミズナなどに購買がとられていることがわかった。
– 売価200円以上では販売数=15束なのに対して、売価200円以下では45束に急増することがわかった。
対 応
– この結果をもとに、見栄えや消費量(g数)、値ごろ感などを考慮して販売実験を進め、規格を200gから170gへ変更した上で売価を198 円とすることでKg単価の向上を実現。
– ホウレン草の事例で産地の理解が広がり、ミツバ、春菊、エダマメなどにおいても規格変更を推進。
<ホウレン草における売価と販売の関係>
ホウレン草の価格と販売の推移
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0
0102-0108 0109-0115 0116-0122 0123-0129 0130-0205
PI数量
0 50 100 150 200 250 300 350
平均売価
売価が200円を切ると 販売数が大きく伸びる
(ただし、データは次の小売事例より)
青果物の販売で使用される ワンタッチキー(注)
(下段の数字は社内品番)
インストアマーキング の例
Ⅴ-2.サイズ、量目、売価による販売変化を見る(小売事例)
(注)ワンタッチキーの数が限ら れているため、不足分は直接、
店頭調査の概要
現状の社内品番コードを中心としたPOSデータを利用して、サイズや容量、売価の違いなどによる青果物の販売実態を調査。
調査対象店舗は、横浜市内の駅に近い半住宅半工場地帯に立地する食品スーパーチェーンの1店舗。売場面積約300坪。
半径1Km以内に大型スーパー1店、SM3店、商店街(生鮮強い)などの競合店舗あり。
使用したPOSデータは、ワンタッチキーとインストアマーキングを中心とした現状のPOS運用による2006年1月2日(0102)から5週にわたる週間ご とのデータ。
(ただし、1月の最終週は売価変動などにより店舗における商品の販売方法や商品コード運用がそれまでとは変わったため、あくまでも参考値。)
なお、PI数量
※13は各週ごとの顧客(レジ通過客数)1、000人あたりの販売数量。同じく平均売価も各週ごとの平均値。
販売用商品コードについて
現状では共通商品コードであるJANコードの利用が限られているた め、 青果のPOSデータの利用に先立ち、調査店舗における商品ごと の販売方法や販売用商品コード(レジ精算方法を含む)を一つずつ洗 い出しました。
主要な青果物の販売方法や商品コードは右表の通りです。
産地パックされた商品(産地P)はいずれもJANコードがマーキングさ れていたものの、調査店舗ではすべてワンタッチキーを割り当てて精 算が行われていました。(上記写真)
また、店舗で独自に産地Pの容量を1/2程度に小分けした商品(1/2 P)やピーマンやナスなどで行われているバラ売り商品は、一部のワン タッチキーの使用を除いてすべてインストアコードでマーキング(インス トアマーキング)が行われていました。
(注) 右表のワンタッチキーの社内品番(カッコ内)は、前ページのレジの各ボタンの 下段に表示されているものと一致します。
品 目 現状のPOS販売方法
(カッコ内の数字は社内品番)
150g (産地P) Mサイズ ワンタッチキー(18)
1個 (バ ラ) インストアコード(0220203・・・・・・)
5本 (産地P) Mサイズ ワンタッチキー(8)
3本 (3本P) Mサイズ ワンタッチキー(6)
1本 (バ ラ) インストアコード(0220118・・・・・・)
2株 (産地P) ワンタッチキー(56)
1株 (1/2P) インストアコード(0221401・・・・・・)
200g (産地P) ワンタッチキー(34)
100g (1/2P) インストアコード(0220507・・・・・・)
300g (産地P) ワンタッチキー(32)
150g (1/2P) インストアコ-ド(0220502・・・・・・)
200g (産地P) ワンタッチキー(36)
100g (1/2P) インストアコード(0221038・・・・・・)
300g (産地P) Mサイズ ワンタッチキー(31)
150g (1/2P) Mサイズ インストアコード(0220501・・・・・・)
3本 (産地P) ワンタッチキー(26)
1本 (バ ラ) ワンタッチキー(25)
100g (産地P) ワンタッチキー(30)
50g (1/2P) インストアコード(0220706・・・・・・)
ピーマン ナス 青梗菜 春菊 小松菜 みずな ほうれん草 長ネギ コネギ
規 格