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平成17年3月 社団法人日本産業機械工業会 エコスラグ利用普及センター

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(1)

平成 16 年度

再生資源(溶融固化物)の利用拡大に関する調査研究 報告書

平成 17 年3月

社団法人日本産業機械工業会

エコスラグ利用普及センター

(2)

本報告書は、日本自転車振興会の「自転車等機械工業振興資金」の交付を受けて、社団法 人日本産業機械工業会が実施した「再生資源(溶融固化物)の利用拡大に関する調査研究」

の成果をまとめたものである。

わが国は、これまで産・官・学挙げて環境対策に取り組み産業公害を克服してきたが、

近年は特に、廃棄物処理、資源循環等が深刻な問題となってきており、循環型社会形成推 進基本法の制定とともに、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の改正、再生資源利用促進 法の改正、国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律の制定等、循環型社会構築 に向けた法整備が進められ、実行の段階に移行してきている。

環境装置産業及び関連業界に対し資源循環型・資源節約型の産業構造を目指す環境ビジ ネスの展開等、積極的な取り組が期待されている。

現在、ごみや下水汚泥等の処理については最終処分場の逼迫、ダイオキシン類問題、重 金属の無害化、再資源化等の観点から溶融処理が進められ、溶融スラグの再資源化が国や 自治体を中心に進められている。

しかし、溶融スラグを再資源化(土木・建築資材等)し、有効利用するには普及システム が未整備であり、積極的な導入が困難な状況にある。

そこで本事業では、ごみ、下水汚泥の溶融スラグをエコスラグと命名し国と自治体行政 において、安心して利用できるようにし循環型社会を実現させるため、エコスラグの普及 システムの研究、利用拡大に向けた新用途の研究等を行ったものである。

本事業を実施するにあたり、格別のご指導をいただいた早稲田大学教授永田委員長をは じめ委員各位及びご協力頂いた地方自治体、関連団体、関連企業に対し、心から謝意を表 するとともに、本報告書が今後の健全な循環型社会の構築に些かでも貢献できれば幸甚で ある。

平成17年3月

社団法人日本産業機械工業会

会 長 相川 賢太郎

(3)

平成16年度再生資源(溶融固化物)の利用拡大に関する調査研究委員会 委員名簿 ■委員会

委 員 長 永田 勝也

早稲田大学 理工学部 機械工学科 教授

幹 事 牛山 ・夫

JFEエンジニアリング㈱ 環境エンジニアリング事業部 部長

幹 事 長田 昭一

新日本製鐵㈱ プラント・環境事業部 環境ソリュ-ション事業センタ- 部長代理

運 営 委 員 長 玉出 善紀

㈱タクマ 技術本部 東京技術企画部長

副 運 営 委 員 長 北村 幸夫

三菱重工業㈱ 機械事業本部環境ソリューション部 新技術・新製品グループ長 企 画 ・ 流 通 分 科 会 長

西原 充幸

㈱クボタ 環境リサイクル事業部 部長

企画・流通副分科会長

溝口 行生

㈱荏原製作所 環境エンジニアリング事業本部 環境プラント統括・プラント設計室 課長 企画・流通副分科会長

岡 和彦

鹿島建設㈱ 環境本部 廃棄物環境グループ 担当部長

企画・流通副分科会長

宮崎 公輔

月島機械(株) 環境プラント計画第二部 第二グループ グループリーダ- 企画・流通副分科会長

小川 康夫

日本道路㈱ 営業本部エンジ・環境グループ 課長

企画・流通副分科会長

石井 淳二

Hitz日立造船㈱ 環境・鉄構事業本部 技術企画部 専門部長 国 土 創 造 分 科 会 長

西川  進

三菱重工業㈱  横浜製作所 環境ソリューション技術部 主幹技師 国土創造副分科会長

勝井 秀博

大成建設㈱ 技術センター 土木技術研究所 部長

標 準 化 整 備 分 科 会 長

板谷 真積

三井造船㈱ 環境・プラント事業本部 技術開発部長

標準化整備副分科会長

明石 哲夫

JFEエンジニアリング㈱ 環境エンジニアリング事業部 環境技術部 開発室 課長 標準化整備副分科会長

杉本 賢司

大成建設㈱ 技術企画部 企画室 次長

標準化整備副分科会長

長田 守弘

新日本製鐵㈱ プラント・環境事業部 環境ソリュ-ション事業センタ- 部長

委 員 井上 里志

石川島播磨重工業㈱ エネルギープラント事業本部 エンジニアリングセンター 機器設計部 溶融グループ 部長代理

委 員 岩下 幸生

鹿島道路㈱ 環境事業室 室長

委 員 國信 雅昭

㈱川崎技研 技術本部開発部開発課 主任

委 員 菅田 雅裕

川崎重工業㈱ 環境ビジネスセンター開発部

委 員 川西 憲一

極東開発工業㈱ 環境事業部 営業技術部 主担当

委 員 秩父 薫雅

㈱神鋼環境ソリューション 技術本部 課長

委 員 石田 力

三機工業㈱ 環境システム事業部 技術部長

委 員 渡辺 一平

新明和工業㈱ 環境システム事業部 溶融プロジェクト・マネージャー 副技師長

委 員 児玉 時春

住友金属工業㈱ 環境エンジニアリング事業部 環境エンジニアリング技術部 溶融炉設計室 参事

委 員 江原 信夫

住友重機械工業㈱ プラント・環境事業本部 環境施設事業センター 技術部 計画G

委 員 西村 正和

大成建設㈱ エコロジー本部環境計画グループ 部長

委 員 佐藤 祥一

大成ロテック㈱ 総合技術部 部長

委 員 東山 一勇気

㈱竹中工務店 環境ビジネスプロデュ-ス本部 副部長

委 員 上埜 秀明

中央電気工業㈱ 常務取締役工場長

委 員 渡邊 緑

㈱ディスカバリー 代表取締役

委 員 鳥井 淳史

日本ガイシ㈱ エンジニアリング事業本部開発部プラント開発グル-プ サブマネージャー

委 員 水野 喜友

㈱NIPPOコーポレーション 合材部 専門次長

委 員 大塚 英史

㈱日立製作所 環境システム推進本部 主任技師

委 員 川口 紀

富士電機システムズ㈱ 環境システム統括部 環境プラント技術部 主幹技師

委 員 鈴木 慎二郎

前田道路㈱ 営業本部 技術営業部 副部長

委 員 佐藤 健二

三井造船㈱ 環境・プラント事業本部 企画管理部 部長

委 員 浅田 信二

ユニチカ㈱ 環境事業本部 環境プラント建設部 技術担当部長

委 員 志村 進

大同特殊鋼㈱ 企画開発部 技術開発室 室長

委 員 小峰 新平

古河機械金属㈱ 環境システム部 主席技師長  

委 員 小島 逸平

㈱ガイアートT・K 執行役員常務 技術研究所長

委 員 鈴木 紳一

日立金属㈱ 環境システムカンパニ- 廃棄物センタ- 技術グループ 副部長

委 員 石井 修平

バブコック日立㈱ 呉事業所 プラント技術本部 焼却システム設計部

委 員 鈴木 孝雄

東亜道路工業㈱ 技術部 環境事業担当 部長

委 員 高橋 哲躬

大林道路㈱ エンジニアリング部 部長

委 員 水野 良夫

大有建設㈱ 取締役 環境エンジニアリング部 部長

委 員 野上 欣也

東芝プラントシステム㈱ 社会インフラ事業部 社会インフラエンジニアリング部 ソリュ-ショングル-プ 課長

委 員 岡崎 一寛

昭和コンクリ-ト㈱ 開発部 開発課

委 員 永井 一徳

飛島建設㈱ 企画戦略室FC事業プロジェクト 担当部長

委 員 木川 仁

三友プラントシステム㈱ 川崎工場 リサイクル営業部 企画開発担当 次長

牛山 昻夫

(4)

分 科 会 長 西原 充幸 ㈱クボタ 環境リサイクル企画部 部長

副 分 科 会 長 溝口 行生 ㈱荏原製作所 環境エンジニアリング事業本部 環境プラント統括・プラント設計室 課長 副 分 科 会 長 岡 和彦 鹿島建設㈱ 環境本部 廃棄物環境グループ 担当部長

副 分 科 会 長 宮崎 公輔 月島機械(株) 環境プラント計画第2部 第2グループ グループリーダ- 副 分 科 会 長 明石 哲夫 JFEエンジニアリング㈱ 環境エンジニアリング事業部 環境技術部 開発室 課長 副 分 科 会 長 小川 康夫 日本道路(株) 技術営業グル-プ 部長

副 分 科 会 長 石井 淳二 Hitz日立造船(株) 環境・鉄構事業本部 技術企画部 専門部長 委 員 菅田 雅裕 川崎重工業㈱ 環境ビジネスセンタ- 開発部

委 員 長田 昭一 新日本製鐵㈱ プラント・環境事業部 環境ソリュ-ション事業センタ- 部長代理 委 員 渡辺 一平 新明和工業㈱ 環境システム事業部 溶融プロジェクト・マネージャー 副技師長

委 員 西村 正和 大成建設㈱ エコロジー本部環境計画グループ 部長

委 員 鳥井 淳史 日本ガイシ㈱

エンジニアリング事業本部開発部プラント開発グループ サブマネージャー

委 員 水野 喜友 ㈱NIPPOコーポレーション 合材部 専門次長

委 員 鈴木 慎二郎 前田道路㈱ 営業本部 技術営業部 副部長

委 員 山本 誠 三井造船㈱ 環境事業本部 技術開発部 課長補佐

委 員 西川 進 三菱重工業㈱  横浜製作所 環境ソリューション技術部 主幹技師 委 員 秩父 薫雅 ㈱神鋼環境ソリューション 技術本部 課長

委 員 玉出 善紀 ㈱タクマ 技術本部 東京技術企画部長

委 員 石田 力 三機工業㈱ 環境システム事業部 技術部長

委 員 小野 恒 極東開発工業㈱ 環境事業部東部営業部 担当部長 委 員 中久喜 康秀 ㈱竹中工務店 環境ビジネスプロデュ-ス本部 主任 委 員 菊野 孝則 中央電気工業㈱ 環境事業部 技術課長

委 員 渡邊 緑 ㈱ディスカバリー 代表取締役

委 員 奥野 敏 三菱重工業㈱ 横浜製作所 環境ソリューション技術部 担当部長 委 員 若松 秀樹 石川島播磨重工業㈱ 環境・プラント事業部 開発部

委 員 志村 進 大同特殊鋼㈱ 企画開発部 技術開発室 室長

委 員 小峰 新平 古河機械金属㈱ 環境システム部 主席技師長  

委 員 石井 修平 バブコック日立㈱ 呉事業所 プラント技術本部 焼却システム設計部

委 員 中村 嘉元 鹿島道路㈱ 環境事業室

委 員 山本 芳宏 ㈱神鋼環境ソリューション 技術担当 役員補佐 委 員 佐藤 祥一 大成ロテック㈱ 総合技術部 部長

委 員 藤田 泰行 ㈱タクマ 計画本部 環境技術部 第一課 課長代理 委 員 鈴木 孝雄 東亜道路工業㈱ 技術部 環境事業担当 部長

委 員 水野 良夫 大有建設㈱ 取締役 環境エンジニアリング部 部長

委 員 吉田 英一 東芝プラントシステム㈱

社会インフラ事業部 社会インフラエンジニアリング部 ソリュ-ショングル-プ 

委 員 木川 仁 三友プラントシステム㈱ 川崎工場 リサイクル営業部 企画開発担当 次長

オ フ ゙ サ ゙ ー ハ ゙ ー 牛山 昻夫 牛山 ・夫 JFEエンジニアリング㈱ 環境エンジニアリング事業部 部長

(5)

■国土創造分科会

■標準化整備分科会

分 科 会 長 板谷 真積 三井造船㈱ 環境・プラント事業本部 技術開発部長

副 分 科 会 長 長田 守弘 新日本製鐵㈱ プラント・環境事業部 環境ソリュ-ション事業センタ- 部長 副 分 科 会 長 明石 哲夫 JFEエンジニアリング㈱ 環境エンジニアリング事業部 環境技術部 開発室 課長 副 分 科 会 長 杉本 賢司 大成建設㈱ 技術企画部 企画室 次長

委 員 河原 雄一 鹿島道路㈱ 技術研究所 研究員

委 員 中村 嘉元 鹿島道路㈱ 環境事業室

委 員 菅田 雅裕 川崎重工業㈱ 環境ビジネスセンタ- 開発部

委 員 永山 貴志 ㈱クボタ 環境リサイクル事業部 環境リニュ-アルプロジェクト 副主査 委 員 山本 芳宏 ㈱神鋼環境ソリューション 技術担当 役員補佐

委 員 萬條 和広 三機工業㈱ 環境システム事業部 環境施設営業部

委 員 長田 昭一 新日本製鐵㈱ プラント・環境事業部 環境ソリュ-ション事業センタ- 部長代理 委 員 江原 信夫 住友重機械工業㈱ プラント・環境事業本部 環境施設事業センター 技術部 計画G 委 員 佐藤 祥一 大成ロテック㈱ 総合技術部 部長

委 員 藤田 泰行 ㈱タクマ 計画本部 環境技術部 第一課 課長代理

委 員 西原 潔 ㈱竹中工務店 環境ビジネスプロデュ-ス本部 課長

委 員 菊野 孝則 中央電気工業㈱ 環境事業部 技術課長 委 員 永吉 義一 月島機械㈱ 環境プラント計画第2部 参事

委 員 小川 康夫 日本道路㈱ 営業本部 エンジ・環境グル-プ 課長 委 員 加藤 義輝 ㈱NIPPOコーポレーション 技術研究所 研究第2室長

委 員 石井 淳二 Hitz日立造船㈱ 環境・鉄構事業本部 システム本部 技術企画部 専門部長 委 員 川口 紀 富士電機システムズ㈱ 環境システム統括部 環境プラント技術部 主幹技師

委 員 鈴木 慎二郎 前田道路㈱ 営業本部 技術営業部 副部長

委 員 奥野 敏 三菱重工業㈱  横浜製作所 環境ソリューション技術部 担当部長

委 員 志村 進 大同特殊鋼㈱ 企画開発部 技術開発室 室長

委 員 鈴木 紳一 日立金属㈱ 環境システムカンパニ- 廃棄物センタ- 技術グループ 副部長 委 員 小峰 新平 古河機械金属㈱ 環境システム部 主席技師長  

委 員 池田 広孝 バブコック日立㈱ プラント技術本部 焼却システム設計部  焼却設備設計課 主任

委 員 田中 秀明 東亜道路工業㈱ 技術部 主任

委 員 小池 俊久 大林道路㈱ 合材部合材管理グループ グループ長

委 員 大河内 宝 大有建設㈱ 中央研究所 次長

委 員 岡崎 一寛 昭和コンクリ-ト㈱ 開発部 開発課

委 員 伊藤 良治 飛島建設㈱ 土木本部 土木技術部 環境技術課 担当課長 委 員 木川 仁 三友プラントシステム㈱ 川崎工場 リサイクル営業部 企画開発担当 次長 分 科 会 長 西川 進 三菱重工業㈱ 横浜製作所 横浜製作所 環境ソリューション技術部 主幹技師 副 分 科 会 長 勝井 秀博 大成建設㈱ 技術センター 土木技術研究所 部長 

委員(WGリ- ダ-) 古北 克 ㈱クボタ 上下水エンジニアリング事業部 企画グル-プ 担当部長 委員(WGリ- ダ-) 早川 淳 東亜建設工業㈱ 土木本部 技術開発部 環境開発課 主査

委 員 松井 威喜 JFEエンジニアリング(株)

水エンジニアリング事業部 水処理技術部バイオマス技術室 計画グル-プ 副課長

委 員 田井 文夫 日本道路㈱ 技術研究所 次長

委 員 塚原 正徳 Hitz日立造船(株) 環境・鉄構事業本部 技術企画部 専門部長 委 員 竹内 和則 三井造船㈱ 環境プラント事業本部 技術開発部 環境グル-プ 委 員 菊野 孝則 中央電気工業㈱ 環境事業部 技術課長

委 員 若松 秀樹 石川島播磨重工業㈱ 環境・プラント事業部 開発部 委 員 小峰 新平 古河機械金属㈱ 環境システム部 主席技師長  

委 員 木川 仁 三友プラントシステム㈱ 川崎工場 リサイクル営業部 企画開発担当 次長

オ ブ ザ ー バ ー 牛山 餈夫 牛山 昻夫 JFEエンジニアリング㈱ 環境エンジニアリング事業部 部長

(6)

はじめに··· 1

Ⅰ.エコスラグの生産状況 ··· 2

1.最近のエコスラグの生産量推移と今後の生産見通し ··· 2

2.溶融施設の稼動状況と整備計画 ··· 13

3.産業廃棄物のスラグ化に関する動向 ··· 20

Ⅱ.エコスラグの利用普及の実態 ··· 24

1.自治体における利用普及の状況と今後の利用計画 ··· 24

2.先行利用事例集 2002~2004 ··· 37

Ⅲ.利用普及の進行状況 ··· 48

1.国と自治体の取り組み状況 ··· 48

1.1 国の建設事業におけるエコスラグ利用事例 ··· 48

1.2 自治体におけるエコプロダクツ制度と有効利用促進マニュアル ··· 52

1.3 有効利用の取組事例紹介 ··· 56

2.標準化··· 65

2.1 標準化の状況 ··· 65

2.2 長期供用性 ··· 67

3.エコスラグ利用普及センターの活動状況 ··· 73

3.1 エコスラグ利用普及センターの活動 ··· 73

3.2 自治体との連携状況 ··· 76

Ⅳ.さらなる利用普及を目指して ··· 82

1.電子取引システム構築の検討・実験的運用 ··· 82

2.グリーン購入法 ··· 123

3.用途提案事業 ··· 132

4.エコスラグ 2004 コンフェランス開催 ··· 136

Ⅴ.国土創造··· 137

1.港湾工事用溶融スラグ利用マニュアル ··· 137

2.港湾工事での利用 ··· 144

(7)

3.今後の展望 ··· 149

Ⅵ.まとめ··· 150

付録

1.2004 年度エコスラグ有効利用に関する自治体アンケート集計結果

2.2001 年度までの先行事例集

(8)

■ 事業の目的と趣旨

「エコスラグ利用普及センター」は平成 13 年度に「旧エコスラグ利用普及研究会」の事業を継 承するとともに関連自治体との連携強化によるエコスラグの本格的な普及を目指して設立された。

平成 16 年度は、自治体との連携・交流を深めた平成 15 年度の事業を引き続いて実施した。

◆自治体連絡会の開催

◆自治体委員の参加による WG(画面取引、用途提案の検討)

◆自治体を対象としたエコスラグセミナーの開催

◆自治体からの要請によるセミナーへの講師派遣

◆グリーン購入法追加特定品目への再エントリー(2001~2003 年度に引き続いて)

◆道路用溶融スラグ TR の JIS 化推進

◆国土創造(海洋への適用)研究(港湾工事用溶融スラグ利用マニュアル作成)

◆「エコスラグデータ集」及び市民向け PR パンフレットの発行

◆「エコスラグ 2004 コンフェランス」の開催(前 4 ヵ年度に引き続いて)

また、他の研究機関や関連学会との連携も強化する。

■ 研究体制

委員会、分科会を設置して、担当分野ごとの調査研究をおこなう。また自治体との意見・情 報交換、国への働きかけの場とする自治体連絡会の開催や自治体への各種のアンケート調査を 実施する。

◆エコスラグ調査研究委員会

委 員 長:永田勝也(早稲田大学理工学部教授)

企画・流通分科会

電子取引システムの検討、自治体・ユーザーへの PR、関係方面との交流、

コンフェランス2004 等の企画・立案、自治体との共同研究、グリーン購入 への対応等

国 土 創 造 分 科 会:エコスラグ利用による国土創造(海洋等)に関する研究 標準化整備分科会:エコスラグデータベース作成/規格案作成委員会の補助業務

◆規格案作成委員会

委 員 長:田澤榮一(中央大学教授)

:規格案作成(JIS 化)の推進によるエコスラグの利用普及

当面は道路用 TR の JIS 化優先、コンクリート用 TR の JIS 化をサポート

◆自 治 体 連 絡 会:エコスラグ利用普及センター賛助会員をもって組織し、エコスラグ有効利 用に関する情報・意見交換等を実施

(9)

Ⅰ.エコスラグの生産状況

1.最近のエコスラグの生産量推移と今後の生産見通し

1.1 全国の生産量推移

1)市町村及び一部事務組合等における生産状況

エコスラグ利用普及センター(以下センター)が 1998 年以来、例年実施しているエコスラグの 有効利用に関する調査結果によると市町村・一部事務組合における 2003 年度のごみスラグ生産量 は、約 453 千t、2004 年度見通し分は約 476 千t余りになる。ただし、一部大型溶融施設におい て有効利用をしていないことを理由に数値の公表を差控えている事例があり、これらの施設にお ける生産量を加算すると 2003 年度は約 460~470 千t、2004 年度見通しは同 490 千t前後が実際 の生産量と推定される。これは本調査を開始した初年度における生産規模(1997 年度実績)の 4 倍以上に達しており、2002~2003 年度にダイオキシン特別措置法の発効等により多数の溶融施設 が一斉に立上り、ほぼ全国に生産施設が整備されたことが要因である。

一方、下水スラグも、2002 年以降毎年度1~2 ヶ所程度であるが新規施設の稼動が続き、それ に伴い若干ではあるが生産量も増加してきており、2003 年度実績 42 千t強、2004 年度見通しは 約 44 千t強となる。

105.5 118.0 120.5 130.9

276.5

452.9 476.5

28.6 31.2 35.7 39.9 40.9

39.6

42.3 44.5

146.7 0.0

100.0 200.0 300.0 400.0 500.0 600.0

97 98 99 0 01 02 03 04見通し 年度

千t

ごみ 下水

図Ⅰ.1.1:1997~2003 のエコスラグ生産量推移及び 2004 見通し(ごみ+下水)(エコスラグ利用普及センター)

注 1:2003 見通しは自治体アンケート結果に基づき推定 134.1

149.2 156.2 170.8

187.6

316.1

494.8 520.9

(10)

他に民間の工場でも生産されている。これらの民間工場では、市町村や一部事務組合から排出さ れるごみや焼却灰等の原料を受入れて、エコスラグを受託生産している。

このようなエコスラグの民間生産工場は、センターが確認している範囲において 2005 年 3 月末 時点で全国に 5 ヶ所程度ある。これらの民間工場におけるエコスラグの生産規模は社外秘になっ ている場合もあり、実態把握は困難であるが、2003 年度実績で約 5 万t/年と推測される。

50.0 40.0

30.0 19.0

11.0 16.5 10.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0

97 98 99 00 01 02 03 年度

千t

図Ⅰ.1.2:民間受託施設におけるスラグ推定生産量推移

(エコスラグ利用普及センター推定)

これらの民間の工場は、当然利益を追求することが重要であるため、生産設備の規模が大型で あり、原料となるごみや焼却灰は複数の市町村や一部事務組合から調達している。中にはかなり の遠隔地粋にある市町村・一部事務組合から調達している事例もある。

表Ⅰ.1.1:民間エコスラグ生産工場一覧

所在地 炉形式 能力(t/日) 生産 品種

水砕 徐冷

A 社 茨城県鹿島市 電気式 70×1 ○ ○ B社 栃木県小山市 燃料燃焼式 100×1 ○ C社 神奈川県横須賀市 燃料燃焼式 120×1 ○ D社 山梨県 燃料燃焼式 93.6×1 ○ E社 愛知県名古屋市 電気式 45.6×1 ○

(エコスラグ利用普及センター)

(11)

1.2 ブロック別生産状況

1)ブロック別の市町村・一部組合直営工場における生産シェア

(1)ごみスラグ

平成 15 年度報告書に既報したように 2002~2003 年度にかけて、新規の生産工場が多数整備さ れたことに伴い、ほぼ全国的な生産体制が構築されてきている。

35.0 62.3 63.8

59.8 73.3

122.6

155.3 149.4

42.7

78.9 89.2

22.6

37.8 38.5

34.8

63.7 75.9

18.7

54.5 59.7

4.7 5.1

14.1 21.5 13.7

26.1 10.4 18.0

15.2 15.9

0.0 100.0 200.0 300.0 400.0 500.0 600.0

2000 2001 2002 2003 2004見込 年度

千t

九州・沖縄 中・四国 近畿 中部・北陸 関東 北海道・東北

図Ⅰ.1.3:全国ブロック別自治体のエコスラグ生産シェア推移(ごみスラグ)(エコスラグ利用普及センター)

注意 1:民間工場における生産実績は含んでいない。

注意 2:PFI、第 3 セクターによる生産実績は含んでいる。

(12)

規模生産工場が稼動を開始しており、近畿地区における生産集中状態が継続している。

特に大阪府内には 2004 年度に立ち上がった新規工場を含めて 6 工場があり、一大集産地となっ ている。

3.3

34.6 36.1 33.3 35.2 36.6

2.3 2.4

2.5

2.7 2.6

0.3 0.55 0.3

2.1 2.6 1.8 1.5

1.6 1.5 1.1 0.99 1.5

0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50

2000 2001 2002 2003 2004見通し 年度

千t

九州・沖縄 近畿 中部・北陸 関東 東北

図Ⅰ.1.4:全国ブロック別自治体のスラグ生産シェア推移(下水スラグ)(エコスラグ利用普及センター)

注意:2004 年度見通しはアンケート調査結果に基づき推定

2)都道府県別市町村・一部事務組合等の生産状況

エコスラグの生産量調査を初めて実施した 1997 年度末では、ごみと下水のスラグを合わせて 16 都府県で生産がおこなわれていたに過ぎなかったが、2003 年度末では静岡、和歌山、宮崎の 3 県を除く、44 都道府県で生産工場が稼動している。

スラグの都道府県別生産量をみると、2003 年度実績ベースで北海道、秋田、栃木、埼玉、千葉、

東京、神奈川、岐阜、愛知、大阪、兵庫、岡山、広島、愛媛、高知、福岡、大分の 17 等道府県で 1万t/年度以上生産されている。これら、17 都道府県では 2004 年度も引き続いて 1 万t以上 の生産を達成する見通しであるが、新たに1万t水準に達する府県はない見通しである。

これらの詳細は、表Ⅰ.1.2 と図Ⅰ.1.5 に示す。

(13)

:t/年度 ごみ下水ごみ下水ごみ下水 00000000000059005908,84108,84122,003022,00324,700024,700 0000000001,00001,000395039535803584,99904,9993,13003,130 3,52503,5254,00004,0004,19604,1963,67703,6773,57903,5794,79404,7948,21908,2198,20008,200 00000000000000059005902,31002,3101,94001,940 00000000000000013,801013,80117,026017,02618,300018,300 00000000050555205522,60302,6034,07104,0714,50004,500 0000000000000004,0552804,3353,6282823,9103,0305503,580 3,52503,5254,00004,0004,19604,1964,68204,6824,52604,52626,20128026,48140,25328240,53539,10055039,650 0000002,63202,6323,27703,2777,59607,5968,92708,9277,68207,6828,70008,700 00000000082608267,49907,4997,3001,6828,98212,0822,20014,28212,0002,70014,700 05945940552552300542842346532878243457700280391671314436750330580910 25,867025,86723,559023,55921,226021,22622,239022,23917,523017,52325,740025,74043,008043,00841,400041,400 1,5392511,7905,5052755,7805,68105,6815,22305,2233,83103,83121,386021,38631,388031,38832,400032,400 41,0001,39942,39947,3731,30048,67342,8371,17944,01627,8971,29029,18723,3981,01024,40845,038045,03848,302048,30242,600042,600 00000000000013,200013,20013,942013,94212,560012,56012,000012,000 68,4062,24470,65076,4372,12778,56472,6761,72174,39759,8081,82261,63073,2901,46774,757122,6132,073124,686155,3362,636157,972149,4303,280152,710 8410841850085049904991,01701,0171,13701,1376,53806,5386,42506,4258,50008,500 039539503303300293293030830803263262,1004912,5917,3796037,9827,5504007,950 0000000000000000002,75302,7532,90002,900 0000000000000009209235603563200320 0000000000000001,15001,1504,63104,6315,20005,200 00006706700860860079079006636632139651,1787299651,6948001,0501,850 0000002,90002,9003,40503,4053,89703,8976,77606,77617,494017,49419,500019,500 5,52105,5216,57106,5715,40605,4066,95606,9566,34606,34623,867023,86736,687036,68741,10041,100 0000000002,73402,7342,17502,1751,94501,9452,40902,4093,30003,300 6,3623956,7577,4211,0008,4218,8051,1539,95814,1121,09815,21013,55598914,54442,6811,45644,13778,8631,56880,43189,1701,45090,620 04,5004,50005,4605,46006,0006,0004666,1956,6611,0006,8087,8089906,2817,2711,6306,1477,7771,7006,1507,850 01,1581,15801,0291,02901,4741,47401,4451,4451,0452,3053,3501,6302,7954,4251,6673,0294,6962,0002,9004,900 14,5008,52523,02512,4448,87821,32215,3519,30524,65622,0429,84831,89015,98211,13727,11915,48811,76427,25221,60913,05234,66120,90017,30038,200 3,8829,87013,7524,0959,88213,9773,62813,54617,1743,60017,13220,7323,48615,80919,2954,14112,47316,61411,90812,93324,84111,90010,20022,100 00000000000000037203721,01601,0162,00002,000 18,38224,05342,43516,53925,24941,78818,97930,32549,30426,10834,62060,72821,51336,05957,57222,62133,31355,93437,83035,16172,99138,50036,55075,050 0000000000000003,26803,2683,38603,3866,70006,700 000000000000000900901,86301,8632,60002,600 000000000000769003,92103,92110,408010,40810,000010,000 000000000000000300030010,031010,03115,700015,700 0000000000000002,21302,2138,20008,2008,20008,200 00000000000076907699,79209,79233,888033,88843,200043,200 1,40801,4081,68401,6841,46601,4661,75201,7521,90301,9031,76601,7661,33001,3301,38001,380 3,00003,0004,31404,3144,82404,8244,80004,8004,38604,3864,44604,4465,04505,0457,80007,800 2,44002,4403,00003,0003,90503,9053,82203,82210,941010,94110,581010,58111,907011,90711,900011,900 0000000000000008,25308,25311,497011,49711,600011,600 6,84806,8488,99808,99810,195010,19510,374010,37417,230017,23025,046025,04629,779029,77932,680032,680 01,5521,5522,6572,4305,0872,6442,2004,8449,3751,99211,3678,8292,02810,8579,7262,16811,89419,4832,35721,84021,2002,30023,500 0000000000000000003,50003,5006,36006,360 2,0003512,3512,0003502,3501,9683502,3185,2503455,5955,0633265,3895,1223185,4406,4053186,7237,6703308,000 0000000000000000002,12402,1241,80001,800 00000000000000000014,926014,92614,600014,600 00000099509951,24001,2401,31801,3181,42201,4224,93504,9354,30004,300 0000000000000002,44002,4403,17303,1733,76003,750 2,0001,9033,9034,6572,7807,4375,6072,5508,15715,8652,33718,20215,2102,35417,56418,7102,48621,19654,5462,67557,22159,690263062,310 105,52328,595134,118118,05231,156149,208120,45835,749156,207130,94939,877170,826146,68340,869187,552276,50539,608316,113452,49842,322494,820476,47044,460520,920 ター調べ)注2:2003見通は、原則百の単位で切上げ、切捨てをし調整したが、数値が小さい場合は十のでおこなった4:民間受託企業生産分は含んでいない。 げ切捨の調整をしている。3:PFI、第3クター、公社運営の施設の実績を含んでる。

2002年20032004年

表Ⅰ.1.2 エコスグ都道府県別生産量推移(市町村及び一部事務組会生産分) 19992000年20011997年1998

(14)

22.0 17.0 14.3

43.0 31.4

48.3 12.6

17.5

36.7 34.7 24.8 10.4

10.0 11.9 11.5

21.8 14.9

24.7 18.3 14.7

41.4 32.4

42.6 12.0

19.5

41.1 38.2 22.1

10.0 15.7 11.9 11.6

23.5 14.6

0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0 120.0 140.0

北海道 秋田県 栃木県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 岐阜県 愛知県 大阪府 兵庫県 岡山県 広島県 愛媛県 高知県 福岡県 大分県

都道府県名 千t

2003 2004見通し

図Ⅰ.1.5:エコスラグ生産 1 万t/年度以上の都道府県における 2003 実績と 2004 見通し(ごみ+下水)

(エコスラグ利用普及センター)

注意:2004 年度見通しはアンケート調査の結果に基づき推定

(15)

1.3 エコスラグ種類別生産量推移

エコスラグは、冷却固化方式により水砕スラグと徐冷スラグに分類される。

水砕スラグは溶融物を冷却水槽に落下させて急冷固化、または噴射水により急冷固化後冷却水 槽に落下させて生成する。冷却される速度が速く、冷却設備が安価であり、砂状であるためハン ドリングが容易で利用し易いことから、現状の全国の自治体で生産しているごみスラグの約 90%

(2003 年度)が同スラグである。

徐冷スラグには、溶融物を搬送コンベヤもしくはモールドに受け、空気中で自然放冷して生成 する所謂空冷スラグと溶融物を一定量モールドに受けて冷却速度を空冷よりもさらに遅くし、結 晶化のための保温室を経由して生成される徐冷スラグ(結晶化スラグ)とがある。センターでは、

空冷スラグを含めて徐冷スラグとしている

また多様な需要に応じるために水砕と徐冷の双方を生産できる方式もあり、最近では生産の効 率化促進、経費節減、ハンドリング性等の要因から徐冷方式を水砕方式に改造する事例もある。

104.6 112.6 115.3 124.7 126.4

239.5

405.9 431.8

0.9 5.4 5.2 6.2 20.2

37.0

46.6 44.4 0.3

0.0 100.0 200.0 300.0 400.0 500.0 600.0

97 98 99 00 01 02 03 04見通し

千t 年度

水砕 徐冷 共用

図Ⅰ.1.6:エコスラグ種類別生産量推移(ごみ)

(エコスラグ利用普及センター)

(16)

7.2 7.0 6.7 7.4 8.1 10.2

27.8 30.3

6.0 7.6 8.6 8.9 10.3 10.0

11.5

11.3

15.4 17.0

20.4

23.6 22.5 19.7

3.0 2.9

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0

97 98 99 00 01 02 03 04見通し 年度

千t

共用

図Ⅰ.1.7:エコスラグ種類別生産量推移(下水)

(エコスラグ利用普及センター)

注 1:2004 年度見通しはアンケート調査結果に基づく

注 2:共用とは、水砕/徐冷の双方のスラグを生産しており、アンケート調査の回答上、量的な 区分ができないもの

注 3:2003 年度に、共用分の量が急激に減少したのは調査方法の変更(設問の変更)により、水 砕と徐冷のそれぞれの量を明らかにすることが可能になったことによる。

水砕, 433.7千t 共用, 2.9千t

徐冷, 58.1千t

図Ⅰ.1.8:2003 年度エコスラグの種類別生産シェア(ごみ+下水)(エコスラグ利用普及センター)

注意:共用とは、水砕/徐冷の双方のスラグを生産しており、アンケート調査の回答上、量的な 区分ができないもの

(17)

1.4 原料別生産量推移

1)ごみスラグ

日本におけるごみスラグの生産方式としては、焼却残さを原料としてスラグを生産する灰溶融 式の溶融炉が一般的に普及してきた。最近では大型の焼却炉の後段に灰溶融炉を設置することが 一般的となっている。また、既存の焼却施設の後段に灰溶融炉を後付したり、他の焼却施設から 排出される焼却灰をスラグ化することを目的として単独に灰溶融炉のみを設置する等設置パター ンも多様化してきている。灰溶融方式は 2002~2003 年度にかけて多くの新規施設が稼動を開始し たことにより、灰溶融方式によるスラグ生産量は 2003 年度実績で 2002 年度比約 140%と高い伸 びを示している。他方、ごみを原料とするガス化溶融炉も、2002~2003 年度で多数の新規施設が 立ち上がり、スラグ生産量は 2003 年度実績で 2002 年度比 200%強の灰溶融を上回る大きな伸び を示している。

30.8

47.1 43.5

80.6 90.3 89.6 92.3

103.1

253.2 263.9

199.3 212.6

27.7 24.9

83.8

184.2

0 50 100 150 200 250 300

97 98 99 00 01 02 03 04見通し 年度

千t

ごみ 灰 灰

(18)

溶融方式により生産がおこなわれている。

2002~2004 年度にかけて新規の生産工場が 4 ヶ所立ち上がっているが、生産方式別では汚泥溶 融が 3 ヶ所、灰溶融が1ヶ所となっており、汚泥を原料とするスラグの生産シェアが圧倒的に大 きい状況で推移している。

23.7 24.6

28.6

32.5

30.2

32.3

34.0

4.9 6.5 7.2 7.4

9.4 32.9

10.0 10.5 8.0

0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0

97 98 99 00 01 02 03 04見通し年度

千t

汚泥 灰

図Ⅰ.1.10:エコスラグ原料別生産量推移(下水)

(エコスラグ利用普及センター)

注:2004 年度見通しはアンケート調査結果に基づく

(19)

1.5 今後の生産見通し

2003 年度の報告書で 1999 年度におこなったエコスラグ生産量が 100 万tに到達する時期の予 測値の見直しを実施したが、2003 年度の見通し数値と実際の生産量との間の差がやや大であった ので、今年度再度見直しを試みた。今後の伸び率は前回と同様に年率 13.3%、起点を 2003 年度 とし、対比として 2003 年度報告書における 2003 年度見込み値と 2004 年度報告書における 2004 年度見込み値を起点とする予測値も示すことにする。

492.3 556.3

628.6 710.3

802.6 906.9

1024.8

1161.1

452.5 512.7

580.9 658.1

745.7 844.8

957.2

1084.5

476.5 539.9

611.7 693.0

785.2 889.6

1008.0

0.0 200.0 400.0 600.0 800.0 1000.0 1200.0 1400.0

03 04 05 06 07 08 09 10

年度

千t

2004見込み 起点

2003実績起 点

2003見込み

図Ⅰ.1.11:エコスラグ生産量が 100 万tに到達する時期

(エコスラグ利用普及センター)

100 万t到達 100 万t到達

100t到達

(20)

2.1 ごみ溶融施設の稼動状況

ごみの溶融施設は本調査を開始した 1997 年度末時点では、12 都府県 20 施設で稼動しているに 過ぎない状況であった。しかし、2002~2003 年度にかけて多数の溶融施設が稼動を開始し、2004 年度末時点では稼動ベースで全国 44 都道府県 138 施設(整備ベースでは 45 都道府県 139 施設)

に及んでいる。また、これとは別に民間の受託施設が全国に 5 ヵ所ある。

図Ⅰ.2.1:これまでの溶融方式別溶融炉の累計稼動施設数推移(ごみ)(エコスラグ利用普及センター)

注:操業停止、操業休止の工場は含まないが、停止及び休止期間が6ヶ月以内の工場は含んでい る。

4 6 7

44

59

65

11

29

38 39

20 19

27

34

48

55

103

134

144

12 13 14 18 9

6

25

33 35

19 10 13

10

3 3 4 5 5 5

1 2 0

20 40 60 80 100 120 140 160

97 98 99 00 01 02 03 04 年度

件数

ガス化 灰電

灰燃 民間

総数

(21)

表Ⅰ.2.1:全国ブロック別の稼動中の溶融施設分布状況(2004 年度末)(ごみ

ブロック ガス 電気 燃料 民間 総数

北海道 4 2 0 0 6

東北 10 1 4 0 15

関東 3 15 8 3 29

中部・北陸 16 8 6 2 32

近畿 6 4 3 0 13

中国 3 5 2 0 10

四国 3 3 2 0 8

九州 20 1 10 0 31

合計 65 38 35 5 144

(エコスラグ利用普及センター)

注:停止中、休止中の施設は含まない

4

10

3

16

6

3 3

20

2

1 15

8

4

5

3

1

4

8

6

3

2

2

10

0 5 10 15 20 25 30 35

北海道 東北 関東 中部・北陸 近畿 中国 四国 九州 ブロック

施設数

燃料

電気

ガス

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