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本学保育・児童学科における体育関連科目の果たす 役割

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本学保育・児童学科における体育関連科目の果たす 役割

著者 梁川 悦美

雑誌名 東京家政大学研究紀要 1 人文社会科学

巻 46

ページ 143‑150

発行年 2006

出版者 東京家政大学

URL http://id.nii.ac.jp/1653/00009196/

(2)

本学保育・児童学科における体育関連科目の果たす役割

  梁川 悦美

(平成17年10月6日受理)

  Role of Physical Exercise Education for Students Majoring in Nursery Courses

 YANAGAwA, Etsumi

(Received on October 6,2005)

キーワード:養成校 体力 経験活動 鬼遊び 体育関連科目

Key words:acollege of education physical strength experience activities play tag Physical relation subject

1.はじめに

 将来,子どもたちの成長にかかわる保育士や幼稚園・

小学校教諭を目指す本学の学生は,卒業後その資格や免 許を生かす職に就いている.近年,子どもの体力低下が 懸念される中,子どもたちの健康教育に関わる環境のひ とっとして保育士や幼稚園・小学校教諭を考えるならば,

自身の健康意識や体力管理もその資質のひとっとして考 えられる.そのためには,学生の頃から自分自身の健康 や体力にっいて関心を持ち,なおかっ子どもの健全な成 長を考える必要がある.

 また,特に保育士や幼稚園教諭はしゃがんだり立った り,子どもを抱き上げたりする動作が多く,そのような 動作によって腰痛や頸肩腕症候群などが一種の職業病と

して報告されている.保育士や幼稚園教諭にとって必要 な体力や筋力の強さが獲得され,かっ維持出来ればこれ らの症状を軽減させることができるのではないかと考え

られる.

 本学における専門分野である体育関連科目の授業内容 での学生の動作をみると,バランス良く上手に体を動か している学生が少なく,また姿勢の悪い学生も多くみら れる.このような状況は,成長時期における運動経験

(身体活動)の偏りも結果の一つであろう.

 体育関連科目担当者として,学生の体力や健康状態,

及びこれまでの経験活動について把握することは,授業 を効果的に進める上で必要不可欠と考える.

ll.研究の目的

 保育士や幼稚園・小学校教諭を養成する専門科目とし ての体育の内容をより効果的に,また充実したものにす るために,平成16年度より新体力テストを実施し,学生 の実態を健康項目面と体力面などから調査し,学生の体 力の現状を把握すると共に,学生の幼児期から児童期に かけて印象に残っている遊びの経験や,現在どのような 活動をしたいのか等の調査を加え,その結果を考察する.

児童学科 初等体育研究室

皿.研究方法 方法:(1)新体力テスト8)

実施日:平成16年10月

対象:保育科1年,及び児童学科2年     18歳95名,19歳208名,20−24歳158名     合計461名

【測定項目】

☆握力      (筋力)

★上体おこし   (筋力・筋持久力)

☆長座体前屈    (柔軟性)

★反復横とび   (敏捷性)

☆20mシャトルラン(全身持久力)

★立ち幅とび   (筋パワー)

★ハンドボール投げ(巧緻性・筋パワー)…18−19歳  のみ実施

 (新体力テストでは,★を「体力評価」,☆を「健康評  価」の項目としている)

 及び,生活習慣や体力・健康に関するアンケート調査

(3)

梁川 悦美

を実施

方法:(2)活動調査

   ①幼児期から児童期にかけて,印象に残っている     遊び

   ②今,仲間とどのような活動をしたいか 実施日:平成16年12月

対 象:保育科1年240名 児童学科2年228名     計468名

IV.結果及び考察 1)体力について

 ①新体力テストの結果

 測定結果は,平成15年度文部科学省の体力・運動能力 調査報告書9)による全国の平均値(以下,全国値とす

る)を本学学生の平均値と年齢別に比較・検討した.

 表1は,身長,体重及び体力測定の平均値及び標準偏 差を示したものである.

 18歳では,本学学生は上体おこし,反復横とび,20m シャトルラン,立ち幅とび,ハンドボール投げにおいて 全国値を上回り,何れも1%水準で有意な差が認められ た.握力,長座体前屈においては,有意な差は認められ

なかった.

 19歳では,本学学生は上体おこし,反復横とび,立ち 幅とび,ハンドボール投げにおいて全国値を上回り,何 れも1%水準で有意な差が認められた.握力,長座体前 屈,20mシャトルランにおいては,有意な差は認められ なかった.

 20−24歳では,上体おこし,反復横とび,20mシャト ルラン,立ち幅とびにおいて全国値を上回り,何れも1

%水準で有意な差が認められた.しかし,握力において は全国値が上回り,1%水準で有意な差が認められた.

長座体前屈においては,有意な差は認められなかった.

 また新体力テスト項目のうち,「体力評価」及び「健 康評価」の2領域に関連している握力,長座体前屈の平 均値が何れの年齢においても全国値とほぼ変わらない値 であった.

 以上の結果から,立ち幅とび,ハンドボール投げ,反 復横とびのように,体力評価である筋パワー・巧緻性・

敏捷性に関連する項目は,全国値と比較しても平均値は かなり上回っているので,本学学生は体力的要素の能力 が高い集団だと言えよう.しかしながら,握力,長座体 前屈のように,健康評価である筋力及び柔軟性に関連す る項目は,全国値と比較してほぼ差はないものの,保育

表1 年齢別本学学生と全国平均との比較

身長 体重 握力 上体おこし 長座体前屈 反復横とび

シャトルラン

立幅とび ホ 一ル投げ

cm kg kg cm cm m

平均 158.69 50.96 26.90 22.48 45.86 47.29 51.09 181.40 16」2

本学18歳 標準偏差 5.83 5.39 4.26 5.03 9.09 3.89 1496 18.36 2.89

標本数 95 95 95 95 95 95 95 95 95

冒.冒 鴨ワ ●.●

平均 157.93 51.46 27.00 19.82 45.2 44」8 45.13 167.24 14.15

全国18歳 標準偏差 5.17 6.09 4.83 5.59 10.72

6.4

16.34 21.92

3.61

標本数 1047 1037 1038 1047 で049 1042 646 1039 1041

平均 157.63 5129 26.82 22.53 46.65 48.18 47.77 179.50 16.02

本学19歳 標準偏差 5.16 6.06 4.33 4.84 8.63 475 13.63 1923 331

標本数 208 208 208 208 208 208 208 208 208

平均 158.61 5翫77 27.45 20.53 45.34 45.03 45.27 168.25 14.6

全国19歳 標準偏差 508 6.07 4.55 5.46 10.35

5.3

16.63 20.12 3.56

標本数 877 870 876 881 88.2 868 524 871 876

平均 158B3 52.46 27.35 2223 45」4 46.85 45.63 172.80 本学

20−24歳 標準偏差 5.35 6.39 3.78 4.43 8.44

4.21

13.22 17.90

標本数 158 158 158 158 158 158 158 158

層,,w す騨電

平均 158.61 50.23 29 18.89 45.11 43.16 36.84 168.09

全国

20−24歳 標準偏差 513 5.66 4.99 5.09 9.44 5.92 13.64

20.1

標本数 1572 1487 1568 1596 1602 1581 1051 1573

(4)

士養成校の学生であることを考えると,保育士に必要と される足腰や手・腕の筋力,柔軟性がやや低いと思われ

る.

 従来のスポーツテストでは,一般的に筋力を示す握力 は20〜35歳と比較的長いピークが続き,その後緩やかに 低下傾向を示すと言われている.また,柔軟性を示す長 座体前屈は16〜20歳をピークにその後大きな低下が見ら れると言われている.これらを踏まえると,学生時に出 来るだけ筋力や柔軟性を身にっけておかなければ,加齢 とともに低下傾向が避けられないと言えよう.つまり,

日頃身体を動かすことの少ない学生たちに,専門科目と しての体育の授業では,特にこの問題を解決するような 授業内容を工夫する必要があると思われる.

 ②意識調査と得点評価

 本学学生に実施した生活習慣や体力・健康に関する意 識調査の結果の中から,今回は体力について着目した.

体力にっいて,「自信がある」・「普通である」・「不安が ある」の三択により,学生が自分自身の体力についてど のように感じているのか,その結果を新体力テスト得点 評価との関係について分析してみた.

 図1,2は,体力について「自信がある」学生と「不 安がある」学生の体力測定項目得点を示したものである.

18−19歳の学生にっいては,「自信がある」と感じてい

る学生が,「不安がある」と感じている学生より,全て の測定項目において得点が上回り,1%で有意な差が認

められた.

 20−24歳の学生については同様に,長座体前屈を除く 全ての測定項目において得点が上回り,1%で有意な差 が認あられた.

 これらの結果から,学生自身が感じているいわゆる体 力感は,実際の体力測定結果の得点と一致しているとい えよう.しかしながら,20−24歳で「自信がある」と感 じている学生でも,柔軟性を示す長座体前屈の得点が,

他の測定項目得点と比較して低い傾向がみてとれる.こ れは,16歳〜20歳をピークに大きな低下が見られると言 われていることとも一致している.っまり,体力的に最 もピークを迎える18歳〜22歳までを過ごす大学において,

それをより高い方向に維持することの経験と理解が必要 であると考えられる.

2)活動調査

 ①幼児期から児童期にかけて印象に残っている遊び  幼児期から児童期にかけて印象に残っている遊びの調 査結果は図3の通りである.これらのうち,身体的活動

(運動)であると考えられる回答を上位10まで挙げた結 果は図4の通りである.

 「固定遊具」が328人,「鬼ごっこ」が296人で,ドッジ

(得点)

10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

握力 上体おこし 長座体前屈 反復横とび  シャトルラン 立幅とび ポール投げ

     (測定項目)

図1 意識調査と得点評価(18−19歳)

(5)

梁川 悦美

ボール系が265人で主として児童期に多く,また幼児期 における「中あてドッジボール」も含まれているが,以 下,☆「ドロケイ(泥棒と警察)」・☆「縄とび(短縄)」・

☆「一輪車」・☆「かくれんぼ」・☆「色鬼」・☆「氷鬼」・

「縄とび(長縄)」の順で内容が挙げられている.なお,

「鬼ごっこ」との回答は,単純に「逃げる」「追いかける」

といった遊びと考えられるが,☆印は具体的に挙げられ た鬼遊びの名称である.その他の遊びをみると,道具を

使うものは幼児期には縄やボール,児童期には一輪車や ボールなどで身近な遊具が多い.さらに,「鬼遊び」系 の遊びの種類を分類した結果は図5の通りである.

 「鬼ごっこ」が296人と最も多く,一般的に「泥棒と警 察」を役割としている「ドロケイ」が262人,他に「色 鬼」「高鬼」「だるまさんがころんだ」などが含まれてい る.また鬼遊びの名もルール等も地域性があり,多少違 いがあると考えられるが,学生が強く印象づけられてい

(得点)

10 9 8 7 6 5 4 3 2 1

0

握力 上体おこし  長座体前屈  反復横とび シャトルラン 立幅とび  (測定項目)

図2 意識調査と得点評価(20−24歳)

   (種類)

  固定遊具   鬼ごつこ   ままごと   お絵描き  砂・泥遊び ドツジボール   ドロケイ  縄とび・短 カード・ゲーム  ごつこ遊び

350(人)

図3 幼児期から児童期にかけて印象に残っている遊び

(6)

   (種類)

  固定遊具    鬼ごつこ ドッジボール系    ドロケイ   縄とび・短    一輪車  かくれんぼ     色鬼     氷鬼   縄とび・長

400

  (人)

図4 身体的活動(運動)に分類したもの

     (種類)

    鬼ごつこ     ドロケイ       色鬼       高鬼 ダルマさんが転んだ      缶けり    かくれんぼ       氷鬼  ハンカチ落とし     影ふみ     ポコペン    手つなぎ鬼      Sケン    しっぽとり

師騨鵬轍駄 ρ, ,,環 醗藍,障 ・  ア ^ 訟  写訟だ蒔 r 296

く      ÷  「 醐仲騨  ㍉ 鋤 胚 ㍉櫓㌔じ磁露虻・冗 毛鋼 彦  此 癬   「 ¥

・262

L 甘 ^ w 弱 読 # 200

工賦ゥ卵 サ概 5 』 ,4㍉  卍

 …

P53

k           F 142

蝋・霧陪癬無叢慰・椰 n 』       畠

訓33

誘隈 105

訟う ガ   リ }弼  一  、 98

59

   23

@鞍23

@ 21

凾P6

@11

0

50 100 150 200

250

300

350(人)

図5 「鬼遊び」系の種類

るのは,一般的に「条件鬼」と言われている単純な鬼遊 びが多い.今回の学生の調査で,具体的な「鬼遊び」は 27種類挙げられたが,豊田君夫著「おにごっこ一その基 本と展開一」5)によると65種類の「鬼遊び」が挙げら れており,それ以上あるのではないかとも思われる.

 何故,「鬼遊び」的な遊びが印象強く今でも残ってい るのであろうか.

 例えば,遊び方が簡単である.っまり,最初に子供た ちの中で鬼を一人決ある,残りの子どもは逃げる,捕まっ

たら鬼と交替する,という「鬼遊び」の基本的ルールで 成り立っているのが理由の一つであろう.「追いかける」

「逃げる」という「走る」動きだけでなく,いろいろな 動きと簡単なルールをもって,社会的・知的な発達段階 の中で工夫できる楽しさがある.また,動いた後の満足 感が得られるからではないだろうか.教材面からみて,

特に今の子どもたちに数多く経験させてあげたい一っの 遊びであると考えられる.

 そのように考えると学生自身が知っている「鬼遊び」

(7)

梁川 悦美

の種類が少なく,もっと幼児に出来る「鬼遊び」がある はずである.これは,学生自身も幼児期や児童期におい て,それ以上の「鬼遊び」の仕方・種類を知る経験や機 会が少なかったとも考えられる.

 現在開講している体育関連科目の授業において,鬼遊 びをいくつか取り入れているが,道具や器具が無くても,

いくらでも応用できる要素を兼ね備え,また楽しく体全 体を動かせる教材として,授業の中にもっと多く「鬼遊 び」を紹介し展開する機会を持っことは,学生自身に新 たに「鬼遊び」というものを「気づかせ」・「工夫させ」・

「理解させ」・「楽しませ」,将来的には子どもたちの中に も生かせることが出来るのではないかと考えられる.

 ②今,仲間と何をして遊びたいか

 「仲間で遊ぶとしたら何がしたいですか?」という質 問に対する回答は図6の通りである.

 内容的には,幼児期から児童期にかけて,経験して楽 しかった印象に残っているものが多いと思われるが,

「花いちもんめ」という伝承遊びを除くと,他はいずれ も身体活動を伴う遊びである,今の学生にとって仲間と 遊びたいことの内容が身体的活動を伴う遊びであり,体 を存分に動かしたいという欲求がみてとれる.また,遊 びの内容としては,ドロケイや鬼ごっこ,かくれんぼ等 にみられるように「走る」といった動きを主とする「鬼 遊び」系の遊び,「蹴る」「投げる」といったボール遊び

系のものが挙げられている.仲間と一緒に単純に走り回っ たりするような遊びが多く,個人的技能をあまり必要と

しない遊びを好む傾向にあると推察される.本学学生は 筋力と柔軟性がやや低いという結果ではあるが,体を存 分に動かしたいという欲求は今も強い傾向にあると思わ れ,仲間と一緒に遊ぶことの「楽しさ」ということは理 解し,体得しているようである.体力測定結果からみて も,より多くの「鬼遊び」系の内容も授業の教材として 取り入れ,今の学生にとって「楽しく」自主的に「動く」

を満足させる一っの手段として「鬼遊び」も考えられる.

また,それらの活動の中で筋力や柔軟性も改善されるよ う方向づけていくことも必要である.

V.まとめ

 本学学生の新体力テストの結果及び意識調査による体 力感と測定項目得点との関係,これまでの経験活動につ いて調べた結果は次の通りである.

1.本学学生と全国値の平均値を年齢別に比較した結果,

  18歳では握力,長座体前屈を除く全ての測定項目に   おいて全国値を上回り,何れも1%で有意な差が認   められた.

2.19歳では握力,長座体前屈,20mシャトルランを除   く測定項目において全国値を上回り,何れも1%で   有意な差が認められた.

3.20−24歳では握力,長座体前屈を除く全ての測定項

     (種類)

    ドロケイ   ドツジボール     鬼ごつこ    縄とび・長

 バレーボール

     缶けり    かくれんぼ   花いちもんめ       色鬼 バスケットボール

121 112

鼻炉

109

77 61 47 47 38 36 32

0 20 40 60 80 100  120 140(人)

図6 仲間で遊ぶとしたら何がしたいですか

(8)

  目において全国値を上回り,何れも1%で有意な差   が認められた.

4.18−19歳では,体力に「自信がある」と感じている  学生は,「不安がある」と感じている学生より,全   ての測定項目において得点が上回り,何れも1%で  有意な差が認められた.

5.20−24歳では,「自信がある」と感じている学生は,

  「不安がある」と感じている学生より,長座体前屈   を除く全ての測定項目に有意な差が認められた.

6.幼児期から児童期にかけての印象に残った遊びは,

  固定遊具も多いが仲間と一緒にする「鬼ごっこ」遊   びであった.

7.現在の学生は「時間」「場所」「仲間」という条件が   あるならば,皆とふれあいながら体を動かして,楽   しく運動的なことをしたいと思っている.この条件   を考えると学生にとっても体育の時間は貴重な場で   あり,時間である.「鬼遊び」も一っであるが,そ   れに限らず「楽しい」と感じる身体活動の中に学生   自身の体力づくり,また保育者・教員としての教材  づくりに役立つ要素を含んだ内容が望ましい.

VI,おわりに

 今回の調査から,本学学生は握力・長座体前屈に関し てやや能力が低い傾向であることが明らかになった.こ れは,筋力と柔軟性を示す項目であり,一般的に保育士 の職業病と言われている腰痛等を引き起こす大きな要因 になると考えられる.また,筋力や柔軟性は常に適切な 刺激を与えていないと低下してくることからも,専門科 目としての授業展開の中で,握力や腕の筋力を高め,筋 肉をしなやかにする柔軟性にかかわる運動を積極的に取 り入れていく工夫が必要である.学生の経験活動を「楽 しく」「自主的」な活動として「鬼遊び」系の内容を一 っの教材として取り入れていくことも検討課題である.

そして,学生自身が体力測定の結果や意識調査によって 自己の体力や健康にっいて認識し,日頃から積極的に運 動する習慣を身にっける必要性の理解を深め実践するこ

とが重要であると考える.体育の時間は,現在の子ども たち同様貴重な時間である.

 特色ある授業を展開するためにも,学生の心身の実態 等について多方面から調査し,把握した上での内容の検 討が不可欠である.

 今後も継続的な研究として,養成校としての体育関連 科目の内容・方法などにっいて検討していきたい.

 最後になりましたが,本研究にあたり,渡邉敏子助教 授に資料を提供して頂くとともに,ご指導頂きましたこ

とを心より御礼申し上げます.

 なお一部,日本保育学会第58回大会において発表済み である.

参考文献

1)河崎道夫:おにごっこ・ルールあそび一対立をたの   しむあそび一,ひとなる書房(東京),1996

2)神田英雄:追いかけあそびからオニごっこへ,萌文   社(東京),1991

3)高木信良:幼児期の運動あそび一理論と実践一,不   昧堂出版(東京),1999

4)田辺徹:なにしてあそぶ?保育園で人気のおにごっ   こいろいろ,草土文化(東京),1997

5)豊田君夫:おにごっこ一その基本形と展開一,黎明   書房(名古屋),1980

6)中俊博:子どもの成長と発達:黎明書房(名古屋),

  1993

7)西田俊夫:幼児期の運動あそび,不昧堂出版(東京),

  1991

8)文部科学省編:新体力テストー有意義な活用のたあ   に一,ぎょうせい(東京),2003

9)文部科学省編:平成15年度体力・運動能力調査報告   書,2003

10)梁川悦美:保育者養成校における体育関連科目のあ

  り方について(1),日本保育学会第58回大会研究論

  文集,2005,pp.688−689

(9)

梁川 悦美

Summary

  The study included a comparison of the relationship between the students電feelings about their physical strength, and the actual score of their physical test.

  The students involved in this study have a common low level of ability in the areas of grip strength alld flexibility. Therefore, there is a problem of bicep strength and general muscular rigidity. Generally, this is the main cause of lumbar pain for nursery school teachers resulting in it being an occupational hazard. If the proper muscular stimulation does not occur, the muscle flexibility level lowers. Therefore, students must take care to train, especially in the areas of physical strengthening(grip), muscle elasticity, and positive minds sets. The students concluded from their studies that one good way to train for muscle strengthening and flexi−

bility is playing tag. After completing their own physical test, the students have come to understand their own physical strength and health. The studellts realized they need to exercise everyday. As with today s chil−

dren, university students have precious time.

  The teachers want to examine the student s strength and the role of physical education study at the college

level.

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