北村 寿宏
島根大学 地域未来協創本部
プロジェクトマネジメント の基礎 その2
1
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
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今回の講義の目的
プロジェクトマネジメントの基本的な考 え方とその定石を理解する.
1)プロジェクトとは
2)プロジェクトマネジメントの概要
3
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
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プロジェクトのプロセス(群)
1.定義(テーマ設定)
(テーマ,目的,基本方針を決める,人選,制約条件の把握・・・・)
2.計画(実行計画の立案)
(作業の洗い出し,スケジュール,組織体制,予算,リスクマネジメント・・・・)
3.実行
(人,その他の資源を調整して,作業を実施する.
プロジェクトの発足と関係者への周知,実行,問題への対応・・・・)
4.監視・コントロール
(進捗を定期的に監視・測定し,目標が達成されることを確認する.プロジェ クト計画との差異を調べ,必要に応じて是正処置を講じる.)
5.終結(評価,終了手続き)
4
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス2
プロジェクト計画
(実行計画の立案)
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
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プロセス2 計画 実行計画を策定する
事項 内容
1.作業計画 作業計画,作業記述書 2.プロジェクト組織 組織体制図
3.役割分担 役割分担の明確化 4.スケジュール スケジュールの作成
5.予算 必要資源の明確化
6.投資対効果 投資対効果の明確化 7.リスク分析 リスクの洗い出しと評価 8.リスク対策 リスク対策の方針
緊急時対策
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
◆本当にやるべきことは何か?
作業を詳細に洗い出す
◆ WBS ( Work Breakdown Structure ) 作業分割構成
・プロジェクト活動などすべての作業を管理可能な単位に 分解すること.
・プロジェクト作業を関連分野ごとの階層構造で示すもの で,ツリー状に図示したり,箇条書きの表にまとめる.
・プロジェクト目標を達成し,必要な成果物を生成するために,
プロジェクトチームが実行する作業を,成果物を主体に階 層的に要素分解したもの.
島根大学
Confidential
1.本当にやるべきことは何か?
作業を詳細に洗い出す
WBS ( Work Breakdown Structure )技法
プロジェクト作業を関連分野ごとの階層構造で示すもので,ツリー 状に図示したり,箇条書きの表にまとめる.
◆プロジェクトの分解レベル
・プロジェクト全体
・サブプロジェクト
・マイルストーン
・主要な活動
・ワーク・パッケージ
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス2 計画
WBS の一例(箇条書き)
「プロジェクトマネジメント」:サニーベーカー,キムベーカー,マイケルキャンベル著,
中嶋秀隆,香月秀文訳,総合法令出版株式会社,2005年 9
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
WBS の一例(ツリー表示)
プロセス2 計画
「よくわかるPMBOK第6版の基本」:鈴木安而著,
秀和システム,2019年 11
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
WBS の一例(ツリー表示)
「よくわかるPMBOK第6版の基本」:鈴木安而著,
秀和システム,2019年 12
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス2 計画
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
WBS の役割
1)プロジェクトの主要部分を明らかにし,プロジェクトで 何をすべきかを明確にする.
2)プロジェクト作業の実施順序を論理的に決定する.
3)チーム・メンバーが担当すべきワーク・パッケージを 明らかにする.
4)各ワーク・パッケージに必要な資源を明らかにし,予 算作成の基礎とする.
5)各人が行うべき作業とプロジェクト全体での位置づけ についてチーム・メンバーに周知する.
6)関連するワーク・パッケージを,マイルストーンを使っ て結びつける.
島根大学
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◆ネットワーク図:
プロジェクトをマッピングする.
プロジェクトの各作業の開始,終了の期日やそ れをつなぐ経路,作業の責任者を示す.
⇒図を見れば,メンバーが作業のつながりをす ぐに理解できる.
・各作業の順序や関係がわかる.
・各マイルストーンの関係がわかる.
・複数の作業の相互依存関係がわかる.
・スケジュール作成の基礎となる.
プロセス2 計画
ネットワーク図 の一例
「プロジェクトマネジメント」:
サニーベーカー,キムベーカー,マイケルキャンベル著,
中嶋秀隆,香月秀文訳,総合法令出版株式会社,2005年
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
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◆所要時間を見積もる
・作業の所要時間を見積もり,開始と終了日をカ レンダーに書き出す.
(休日や不測の事態も考慮)⇒ガントチャートの利用
・工数と所要期間の予測
・作業担当者に聞く
・専門家の客観的意見を聞く
・過去のプロジェクトの類似作業の実績値
・よく考えて推測する
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス2 計画
◆所要時間を見積もる ガントチャート一例
「プロジェクトマネジメント」:サニーベーカー,キムベーカー,マイケルキャンベル著,
中嶋秀隆,香月秀文訳,総合法令出版株式会社,2005年 17
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
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しっかりとした予算を作ってから始める
・超概算見積もり( Ballpark Estimate )
・概算見積もり( Order of Magnitude )
・詳細見積もり( Detailed Estimates )
⇒ ・人件費 ・原材料費
・装置費 ・出張費
・法務費 ・教育訓練費
・マーケティング,広告費 ・施設費
・一般管理費
プロセス2 計画
予 算
「よくわかるPMBOK第6版の基本」:鈴木安而著,
秀和システム,2019年 19
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
◆強力なチームを作る
・プロジェクトには,どんなスキルが必要か?
・それをする人はどこにいるのか?
・その人をどう組織するのか?
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス2 計画
◆強力なチームを作る
・プロジェクトには,どんなスキルが必要か?
⇒ WBS
(Work Breakdown Structure)上の作業をスキルと合 わせる.
⇒スキル要件表を作成し,確認する
「プロジェクトマネジメント」:サニーベーカー,キムベーカー,マイケルキャンベル著,
中嶋秀隆,香月秀文訳,総合法令出版株式会社,2005年 21
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
◆強力なチームを作る
・ヒトの選考と調達
⇒プロジェクトに必要な人材と実際に投入できる ヒトとを比べる. 参画可能か?
⇒社外の資源を活用できるか,コストは?
・自分の部下や部門内のヒトを活用する
・社内の他部門のヒトを活用する
・コンサルタントや派遣会社を活用する
・新人を採用して研修する
プロセス2 計画
◆強力なチームを作る
・プロジェクトの要員配置
⇒ ・職務記述書の作成する
・スキル保持一覧表を作成する
⇒ ・ヒトと仕事との突き合わせ
⇒ ・他部門のヒト 交渉が必要
・外部人材の活用
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
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スキル保持一覧表の一例
「プロジェクトマネジメント」:サニーベーカー,キムベーカー,マイケルキャンベル著,
中嶋秀隆,香月秀文訳,総合法令出版株式会社,2005年 24
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス2 計画
人員配置,役割分担
「よくわかるPMBOK第6版の基本」:鈴木安而著,
秀和システム,2019年 25
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
RAM:ワークパッケージとチームメンバーとの間の関係を示す図
島根大学
Confidential
◆プロジェクトに必要な資源
・資金
・ヒト
・装置・機械
・設備
・原材料
・情報
・技術
プロセス2 計画
◆資源を確保する
・必要資源を把握する
・サプライヤから入札をとる
・最善のサプライヤーを選ぶ
・価格と投入の可否を確認する
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
◆資源を確保する
「プロジェクトマネジメント」:サニーベーカー,キムベーカー,マイケルキャンベル著,
中嶋秀隆,香月秀文訳,総合法令出版株式会社,2005年 28
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス2 計画
◆リスクマネジメント関係
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
・リスクマネジメントの本質
①損失発生を未然に防止する.
・リスクに近づかない.
・事前に抜本的な対策を打つ
⇒リスクを洗い出して
あらかじめ対応しておく.
②発生した損失に対して被害を 最小限に食い止める.
・早期に着手する
・事前に対応策を考えておく
島根大学
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プロセス2 計画
・リスクマネジメントの本質
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
・リスクの洗い出しと評価
①リスクの洗い出し
ブレインストーミングなどでリスクを洗い出し,リスクに気 づくこと
②リスクの評価
洗い出したリスクに対して,リスクの大小を評価する.
評価の指標としては,「発生確率」と「損失規模」など
③リスクの特定
評価に基づき,検討すべきリスクを特定する
島根大学
Confidential
32
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
「よく分かるプロジェクトマネジメント」:西村克己著,
日本実業出版社,2004年,pp.162-163
プロセス2 計画
・リスクの洗い出しと評価
33
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
「よく分かるプロジェクトマネジメント」:西村克己著,
日本実業出版社,2004年,pp.162-163
・リスクの洗い出しと評価
島根大学
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プロセス2 計画
・リスクへの対策
◆抜本的解決
予防対策:リスクを低減させ,損失発生を未然防止する対策 分析表を作成し,実施する予防対策を絞り込む 担当者や期限を決めて,実施する.
35
(「MOT基礎概論」 令和3年度版) 「よく分かるプロジェクトマネジメント」:西村克己著,日本実業出版社,2004年,pp.164-165
島根大学
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス2
・リスクへの対策 緊急時用対策
計画「よく分かるプロジェクトマネジメント」:西村克己著,
日本実業出版社,2004年,pp.164-165
1)プロジェクトの要約 2)プロジェクト目標 3)前提条件とリスク 4)マイルストーン 5) WBS
6)ネットワーク図
7)資源
(人的資源,装置や機器,材料や備品など)8)予算
9)プロジェクトの組織 10 )リスク分析,対策 11 )実行指針
37
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
◆検討した結果を計画書にまとめ,承認を得る
島根大学
Confidential
プロジェクトのプロセス(群)
1.定義(テーマ設定)
(テーマ,目的,基本方針を決める,人選,制約条件の把握・・・・)
2.計画(実行計画の立案)
(作業の洗い出し,スケジュール,組織体制,予算,リスクマネジメント・・・・)
3.実行
(人,その他の資源を調整して,作業を実施する.
プロジェクトの発足と関係者への周知,実行,問題への対応・・・・)
4.監視・コントロール
(進捗を定期的に監視・測定し,目標が達成されることを確認する.プロジェ クト計画との差異を調べ,必要に応じて是正処置を講じる.)
5.終結(評価,終了手続き)
プロセス3 実行
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
①プロジェクト組織の編成
②管理システムの確立 運営のしくみ作り 情報伝達のしくみ
③発足会(キックオフ)
④リーダーシップ
⑤コミュニケーション
・・・・・
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス3 実行
◆プロジェクトの実行
①プロジェクト組織の編成
・効果的な組織を作る
⇒プロジェクト型組織
・メンバーを集める
⇒人の確保が容易ではないケースが多い
⇒既存組織との調整
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
◆プロジェクト組織のいろいろ(復習)
◎機能型組織
◎プロジェクト型組織
◎マトリックス型組織
プロセス3 実行
①プロジェクト組織の編成
◆効果をあげる組織には,
・チーム・メンバーのベクトルを合わせる
・コミュニケーション (3 C )
・Communication コミュニケーション
・Cooperation 協力
・Coordination 強調
が必要
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
②管理システムの構築
◆綿密な情報交換を実現するためのシステム
a) 関係者に対して,プロジェクトの達成目標やスケジ ュールの理解を得る努力を怠らない.
b) 中間報告やフェーズごとの報告会など,マイルスト ーンをきちんと設定して,十分な理解を得る.
c) 定例会などを開催し,リーダーが主要メンバーの 進捗状況を把握する仕組み
d) 情報伝達,指示事項のフォーマット類を整備し,文 書レベルでの情報伝達を徹底する.
e) 各区切りでの伝達事項はを文書で徹底させる.
d) 権限,責任の明確化.
44
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス3 実行
「よく分かるプロジェクトマネジメント」:西村克己著,
日本実業出版社,2004年,pp.176-177
②管理システムの構築
◆綿密な情報交換を実現するためのシステム
a) グループウエアの活用 b) 会議体の種類と順位
(プロジェクト会議,報告会,グループ打合せ・・・・)
e) 議事録,成果物,報告書などの様式の準備
45
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
「よく分かるプロジェクトマネジメント」:西村克己著,
日本実業出版社,2004年,pp.176-177
島根大学
Confidential
プロセス3 実行
リーダー会の活用
・プロジェクトマネージャー の支援
・意思決定と進捗管理を統括
・WG間での情報共有
議事録,成果物
・早期に情報共有
・プロジェクト目標をメンバーに周知
⇒各人の目標と責任を明確にする
・プロジェクトに対するコミットメント(確約)を各人から 取り付け,熱意を高める
・プロジェクト・マネージャーとしてリーダーシップを発 揮する立場であることを明確にする
・プロジェクト全体のスケジュールを見直し,担当メン バーと作業計画を確認する.
・基本的な実行手続きを説明する.
・プロジェクトの最初の作業の責任者に,実作業を開 始するよう明白にゴーサインを出す.
47
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
③軌道上を動き出す,キックオフ 1)第1回プロジェクト会議
・今後の会議の枠組みを確立する.
・チームメンバーと各人の役割を紹介する.
・プロジェクトの第一優先課題を検討し,その目標,
前大使スケジュールについても説明する.
・各作業を開始するための個々の計画を検討する.
・プロジェクト・マネジメントに使う方式やツールにつ いて話し合う.
2)1対1の面談
・ PM は,主要メンバーと1対1の面談を行い,作業の 開始に必要な情報を各人が把握していることを確認
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス3 実行
④リーダーシップを発揮する
・ PM は,リーダーとしてプロジェクトを指揮する.
・ PM は,マネージャーとして,プロジェクトの枠組み,
手続きを駆使して,完成に至るまでプロジェクトを監視 しコントロールする.
◆リーダーの立場を確立する
・相手の言うことに耳を傾け,多くの質問をする.
・プロジェクトチームのニーズに合わせ,信頼のおける情報源となる.
・観察し,記録をとる.
・自分の知識には限界があること認識する.
・チームメンバーが相談したいときは,いつでも対応できるようにする.
・自分で意思決定すべき時は,適切にそれを行う.
・権限委譲を適切におこなう.
・細かなところまで口出しするマネジメント(マイクロマネジメント)はしない.
49
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
④リーダーシップを発揮する
◆リーダーシップのスタイル
・作業志向リーダーシップ
作業の完了を重視し,作業の分担と組織化,意思決定,パーフォーマンス 評価などに集中する.
・メンバー志向リーダーシップ
開かれたコミュニケーション,チームメンバーとの信頼関係,部下のニーズ の直接関与を続ける.
・報酬志向リーダーシップ
報酬を仕事の達成度に直結させる.
⇒個々のメンバーのニーズに合わせてこれらの中か
プロセス3 実行
⑤コミュニケーション
・公式,非公式のコミュニケーションを駆使して プロジェクトを円滑に進める.
⇒コミュニケーションを絶やさない
・オープンドア方式
いつでも直属の上司と直接話ができるように しておく.
51
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
⑥その他
・実行指針
・プロジェクトチームの育成
・リスク対応
・調達
・ステークホルダーとのコミュニケーション ほか
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス3 実行
プロジェクトのプロセス(群)
1.定義(テーマ設定)
(テーマ,目的,基本方針を決める,人選,制約条件の把握・・・・)
2.計画(実行計画の立案)
(作業の洗い出し,スケジュール,組織体制,予算,リスクマネジメント・・・・)
3.実行
(人,その他の資源を調整して,作業を実施する.
プロジェクトの発足と関係者への周知,実行,問題への対応・・・・)
4.監視・コントロール
(進捗を定期的に監視・測定し,目標が達成されることを確認する.プロジェ クト計画との差異を調べ,必要に応じて是正処置を講じる.)
5.終結(評価,終了手続き)
53
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
プロセス4
監視・コントロール
◆監視・コントロール
・プロジェクトマネジメント計画書に定義されたパフォーマンス目標を達成 するために,全体的な進捗状況を追跡し,レビューし,かつ,報告を行う.
・プロジェクト全体を通して行われる.
監視:プロジェクトを通して実行されるプロジェクトマ ネジメントの側面であり,プロセス改善をもたらす測 定値や傾向の収集と評価を行うこと.
コントロール:是正処置や予防処置を決定し,あるい は再計画すること.
55
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
「よくわかるPMBOK第6版の基本」:鈴木安而著,
秀和システム,2019年
島根大学
Confidential
◆監視・コントロール
・プロジェクトの実際のパフォーマンスと計画書とを比較すること.
・プロジェクトの個別リスクの状況を確認すること.
・プロジェクトの成果物と関連文書に関する正確でタイムリーな情報 データベースを維持すること.
・状況報告,進捗測定,予測など基礎となる情報を提供すること.
・現在のコストとスケジュールに関する情報と予測とを提供すること.
・承認済み変更の実施状況を監視すること.
などを行う.
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス4 監視・コントロール
57
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
・計画との差異を常に把握すること.
(定期的な進捗管理の実施)
計画と実際の進捗状況とを照らし合わせて,計画差 異を把握する.
⇒問題を明らかにして,当初計画に近づける是正 処置を行う.
島根大学
Confidential
プロセス4 監視・コントロール
59
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
◆問題発生への早期対応
・プロジェクトでは,実行段階で様々な問題が発生.
⇒早期に発見して対応し,解決することが重要.
・問題の発生をオープンに.
⇒問題点=課題リストを作成し,
・問題とは,C(コスト),S(スケジュール),T(テクニカ ル)のリスクが,損失発生として現実になること.
島根大学
Confidential
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス4 監視・コントロール
「よく分かるプロジェクトマネジメント」:西村克己著,日本実業出版社,2004年,pp.183
61
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
◆トレードオフへの対応
・トレードオフ:どちらかを選択すると,他方を切り捨て なければならない状態.
・プロジェクトでは,C(コスト),S(スケジュール),T(テ クニカル,製品性能)の間で発生する.
⇒目標達成に向かって,この3者を調整する.
島根大学
Confidential
プロセス4 監視・コントロール
◆変更を取り込む
・状況が変化し,変更が生じることは多い
⇒ 柔軟な対応が必要
◆変更のルール
1)変更の意思決定プロセスを決定しておく
2)「変更管理委員会」を発足させ,委員会を活用する
3)変更には,PMが直接関与し,交渉にあたり,適切な変更を 実施できる権限を与えられていなければならない.
4)緊急時の変更の意思決定プロセスを決めておく
5)変更情報について,変更管理の記録を残し,集結フェーズ で教訓とできるようにする.
6)変更管理には作業認可システムを稼働させる.
63
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
◆良くある問題には先取りして対処する
・大小すべての問題を把握する
・開始日がずれ込む
・すべてのことをやる時間がない
・報告書は多過ぎ,コミュニケーションは不足する
・常に,もっと早くという要求
・90%完了症候群
・目標が動く「標目」と化す
・キーパーソンの退社
・コストオーバーの悪循環
・熱意はあるが能力不足のメンバー
・不可能は不可能
・社内政治
・上司の思いつき
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス4 監視・コントロール
プロジェクトのプロセス(群)
1.定義(テーマ設定)
(テーマ,目的,基本方針を決める,人選,制約条件の把握・・・・)
2.計画(実行計画の立案)
(作業の洗い出し,スケジュール,組織体制,予算,リスクマネジメント・・・・)
3.実行
(人,その他の資源を調整して,作業を実施する.
プロジェクトの発足と関係者への周知,実行,問題への対応・・・・)
4.監視・コントロール
(進捗を定期的に監視・測定し,目標が達成されることを確認する.プロジェ クト計画との差異を調べ,必要に応じて是正処置を講じる.)
5.終結(評価,終了手続き)
65
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
◆プロジェクトコントロールの成功基準
・プロジェクトの調整は,プロジェクト計画書を基礎とする.
・進捗を常に監視し,計画書やその他の文書(SOW,仕様書,図面 など)を更新する.
・良好なコミュニケーションがコントロールの鍵である.
・計画と実績を定期的に比較して,プロジェクトの進捗を監視する.
・プロジェクトマネージャーは現場に徹する.
・プロジェクトが軌道上を進むように,スケジュールや予算,作業計 画は,必要に応じて調整する.
・プロジェクトの進捗と変更点は必ず文書化し,チームメンバーに周 知する.
プロセス4 監視・コントロール
プロセス5
終結(評価,終了手続き)
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
◆終結のプロセス
すべてのプロセスの作業を終了させて,立 ち上げ時点で示したプロジェクトの目的・目 標が達成されていることを確認する役割.
成果物のステークホルダーへの納品とプ ロジェクトの教訓の文書化作業の実施.
68
(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
プロセス5 終結
・計画書をレビューし,目的・目標が達成されていることを 確認する.
・成果物の配布と顧客による正式な受入
・顧客満足度調査
・プロジェクトの会計を閉じる.
・チームの解散と人員の配置転換
・余計なプロジェクト資材の処分
・プロジェクトの施設,装置,その他資源の再配分
・報告書の作成
・プロジェクトの教訓の文書化
・契約の終了
・事務手続きの終了 など
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
Confidential
プロセス5 終結
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
「よくわかるPMBOK第6版の基本」:鈴木安而著,
秀和システム,2019年
島根大学
Confidential
プロセス5 終結
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
「よくわかるPMBOK第6版の基本」:鈴木安而著,
秀和システム,2019年
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
「よくわかるPMBOK第6版の基本」:鈴木安而著,
秀和システム,2019年
◆実績と計画との差異の分析
1)計画と実績の差異 2)差異の真の原因 3)管理技術の評価 4)教訓
5)成果物関連の教訓
6)マネジメント関連の教訓
島根大学
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プロセス5 終結
報告書を主要なステークホルダー
に提出し,了承を得て,プロジェクト
は終了します.
1.定義(テーマ設定)
(テーマ,目的,基本方針を決める,人選,制約条件の把握・・・・)
2.計画(実行計画の立案)
(作業の洗い出し,スケジュール,組織体制,予算,リスクマネジメント・・・・)
3.実行
(人,その他の資源を調整して,作業を実施する.
プロジェクトの発足と関係者への周知,実行,問題への対応・・・・)
4.監視・コントロール
(進捗を定期的に監視・測定し,目標が達成されることを確認する.プロジェ クト計画との差異を調べ,必要に応じて是正処置を講じる.)
5.終結(評価,終了手続き)
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)
島根大学
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連絡先について
【連絡先】
地域未来協創本部 産学連携部門 北村 寿宏 電話: 0852-60-2290
【HPアドレス】
島根大学 Moodle 「 MOT 基礎概論」のコース
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(「MOT基礎概論」 令和3年度版)