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非計画的に形成された賑わう商業空間の界隈性に関する研究 —歩行者アクティビティと街路構成の分析— [ PDF

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Academic year: 2021

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(1)非計画的に形成された商業空間の界隈性に関する研究 ―歩行者アクティビティと街路構成の分析― 花岡 謙司. 1. はじめに (1) 研究の背景と目的  近年、都心において自然発生的に出来上がった路地 裏的空間に若い世代を中心として多くの人々が集まっ てきている。そこは、大型デパートが立ち並ぶ都心の 中心商業地域に隣接しているが一歩足を踏み入れると、 比較的小規模な店舗が立ち並び、表通りの中心商業地 域とは異なった雰囲気を持つ裏的な空間である。. N.  このようなまちは、様々な要素が混在し、景観上、整. 図 1 大名地区の位置. 然とした印象をあまり与えないものの、現在、多くの (㎡) 500.0. (㎡) 30000. 人々が足を運ぶのは、そこにある街路や建物など様々. 450.0. な要素で構成される街路空間がヒューマンスケールを. 25000. 持ち、歩行者が回遊しながらショッピングを楽しむこ. 20000. とのできる界隈性を備えているのではないだろうか。. 15000.  都心の空洞化やコミュニティの崩壊などの様々な都. 10000. 市問題を抱え、近代都市計画の転換期を迎えている現. 5000. 400.0 350.0 300.0 250.0 200.0 150.0 100.0 50.0. 0. 在、近代化の中で失われてきた界隈性や賑わいを生み. 0.0 1980- 1985. 出すメカニズムを明らかにして、新しい都市づくりに. 1985- 1988. 建物→建物. 1988- 1991. 空地→建物. 1991- 1994. 建物→空地. 1994- 1997 平均開発面積. 図 2 大名地区における種類別開発動態. 取り組む必要がある。  本研究では、上述の特徴を備えたまちとして福岡市. にするために、住宅地図をもとに 1985 年から 2000 年. の大名地区を取り上げ、魅力ある街路空間の特徴を明. まで 3 年ごとに新規開発された建物の位置を整理した。. 確化するとともに、回遊性を生み出す要因を明らかに. 開発敷地利用の変化について①建物から建物への建替. することを目的とする。. え②空地から建物への新築③建物から空地への撤去の. (2)研究の手法. 3 種類の更新形態に分類し、各年代のそれぞれの開発.  本研究では以下のような手法で研究を進める。. 面積を数値化したものを図 2 に示す。.  まず、大名地区の形成過程を明らかにするために近.  図 2 によると、地区内の各年代の総開発面積は変動. 年の開発動向を調査した。. 的で、全体的な傾向は特にみられなかった。一方、更.  次に、様々な用途、建物形状をもった街路について. 新形態についてみると建物から駐車場などの空地への. 街路単位で単純化した形で表すことを試み、それらを. 転用が 1991 年から 1994 年の間に大きく減少し、以後、. 類型化することによって各街路の特徴を抽出した。. 少なくなっていることから、この時期を大名地区が急.  さらに、アンケートによる歩行動線調査を行い、歩. 速に発達する転換期として捉えることができる。また、. 行者アクティビティの実態を調査、分析した。. 徐々にではあるが、開発規模の拡大が進んでいる。.  最後に、上述の調査、分析で得られたデータをもと.  次に街路別に開発の進行度を明らかにするために、. に、街路構成と歩行者の回遊行動との関係を分析し、大. 図 3 のように街路を分類し、街路別に新規開発された. 名地区における商業空間の特性を明らかにした。. 敷地の総面積を街路長で除したものを各街路の開発進 行度として算出した( 図 4 ) 。それによると、大名地区. 2. 大名地区の形成過程. 内では、主に南西部(街路 19-25)において開発が進行.  現在の大名地区の姿が形成されていく過程を明らか. していることがわかる。また、北部(街路 13-14, 街路 7-1.

(2) 17-18)では調査年代にはほとんど開発が行われていな. に類型化した。. いが、1985 年の時点で既に大規模な建物が立地してい.  表 1 によると、天神地区に隣接している街路 1 から. ることから、それ以前に開発が行われたと考えられる。 街路 6 までの街路では、低層階の物販系商業用途の割 さらに、大名エリアの中央部の紺屋町商店街付近(街路. 合が特に高いわけではないが、中高層階においては高. 7-11)では開発進行度が特に低く、1985 年以前に建設. い用途の混合度となっている。一方、紺屋町商店街付. された小規模な建物が残っていることがわかった。. 近(街路 7-11)では、低層階の物販系商業用途の割合が 高く、中高層での混合度は低くなっている。次に、西. 3. 大名地区の街路構成について. 部(天神地区の反対側)においては低層階では物販店の.  各街路の空間特性を明らかにするために、建物用途. 割合が低く、中高層階も用途が純化している傾向にあ. を 8 種類( 1 ) に分類し、街路別に各階数の用途別面積を. る。その中でも、北西部では事務所系用途が中高層部. 平均化し、それを水平に積み重ねたスタックプランを. を占めているのに対して、南西部では住宅系用途が占. 作成することで、各街路沿道の建物形態、及び用途構. めている。. 成の視覚化を試みた。( 図 5 参照).  以上のように、大名地区は非計画的に形成された地. (1)街路沿道単位の建物形態の実態. 区ではあるが、その街路構成をみるとエリアごとに異.  建物構成については、低層(1階から 2 階)・中層(3 階 から 5 階)・ 高層(6 階から 8 階) の 3 層に分け、それぞ れの層の床面積の割合に応じて図 6 のように 4 種類に 分類した。類型化した結果を表 1 に示す。  各形態に該当する街路の一覧は表 1 の通りであるが、 大名地区の建物構成は外縁部では高層型及び中高層型 の建物構成が多いのに対して、大名地区内部では建物 形態にばらつきのある低中高層型の街路構成が多い。 また、低中高層型に加えて東側エリアでは低中層型が、. A 低中層型 高 階 層 層 階 別 割 低 合 層 階 スの タ形 ッ状 ク プ ラ ン. B 低中高層型. 0.25未満. C 中高層型. 0.25以上0.75未満. 0.25以上 0.25. D 高層型. 0.75. 0.25. 0.75以上. 0.25未満. 0.75. 0.25. 0.75. 0.25. 0.75. 建 物 形 態 凡例. 低層建物. 中層建物. 高層建物. 図 6 街路沿道単位の建物形態の類型化. 西側エリアでは中高層型の街路で構成されている。 (2) 街路沿道単位の建物用途構成の実態. 低層階の分類. 物販用途の床面積 1階の床面積.  次に、用途構成については中高層部( 3 階以上) では シンプソンの混合度指標( 2 ) を各階で算出し平均化した. 20%未満. 20%以上40%未満. 40%以上. 0.5未満. Ⅰ型. Ⅲ型. Ⅴ型. 0.5以上. Ⅱ型. Ⅳ型. Ⅵ型. 数値により求めた。低層部では混合度指標の差がほと んどみられなかったことから 1 階床面積に対する低層 部の物販系商業店舗の床面積の割合により図 7 のよう 25%. 50%. 中高層階の分類 (用途の混合度). 75% 6階部分の 床面積の割合. 図 7 用途構成の類型化 表 1 各街路の街路構成と用途構成. 3階部 分の 床面 積の割合. 用途構成 Ⅰ. 1階部 分の 床面 積の割合. Ⅱ. Ⅲ. Ⅳ. Ⅴ. 街路10 (12.2). 街路3 (11.9). 街路7 (7.1) 街路8 (8.6) 街路9 (10.7) 街路27 (9.2). 街路12 (15). 街路4 (16.5) 街路15 (13.3) 街路21 (12.9). 街路1 (21.8) 街路2 (13.9). 街路11 (15.5) 街路32 (13.6). 街路6 (19.3). 街路18 (23) 街路19 (11.8). 街路13 (29.6) 街路22 (13.4) 街路35 (17.2). 街路28 (13.2). 街路31 (11.2). 街路16 (16.8) 街路38 (22.7). 街路5 (19.8). A 用途については ①住宅系  ②物販系商業施設 ③飲食系商業施設 ④サービス系商業施設  ⑤事務所系  ⑥文教厚生施設  ⑦倉庫 ・駐車場  ⑧その他 の8種類に分類した. 図 3 街路番号. B. 図 5 スタックプランの例. 建 物 形 状. 開発面積/街路長. 25 20. 街路17 (23.5) 街路20 (9.9) 街路24 (9.7) 街路25 (13.8) 街路36 (16.5) 街路37 (24) 街路39 (24) 街路23 (17.7). C. Ⅵ. 15 10 5. D. 0 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 街路番号 1985- 1988. 1988- 1991. 1991- 1994. 1994- 1997. 1997- 2000. 街路26 (77) 街路29 (14) 街路30 (16.8) 街路34 (36) 街路41 (25.3) 街路42 (28.9). 街路40 (27.8). 街路14 (21.3) 街路33 (14.5). 括弧内は建物間口の平均値(m) 下線付は大名地区の外延に位置する街路. 図 4 各街路の開発進行度. 7-2.

(3) なる街路特性をもっていることがわかった。. 始点と終点が同じ. 単 純 ル | ト 型. 4. 大名地区における歩行者アクティビティについて (1)アンケート調査の概要  前章で示した街路で構成される商業空間における歩. 始点と終点が同じ街路面. 動線パタン①(22件). 複 雑 ル | ト 型. 行者の回遊行動の実態を把握し、両者の関係を分析す るためにアンケート調査を行った。アンケート調査は. 寄 り 道 ル | ト 型. 大名地区の複数の街路の出口付近で地区内を回遊して きた若者を対象として行い、有効解答は 77 件を得た。  主な質問項目は①調査日に通った経路と訪れた店舗、. 始点と終点が異なる街路面. 動線パタン②(17件). 動線パタン⑤(18件). 動線パタン③(11件). 動線パタン⑥(11件). 動線パタン④(4件). 動線パタン⑦(9件). 図 8 各動線パタンの形状. ②店舗に立ち寄った動機及び頻度で、①では大名地区 内を対象として大名へ入った地点(始点)から出た地点. (m) 800. (終点)までの歩行経路を地図上に直接描いてもらった。. 700. (軒) 2.5 2. 600. ②では、それぞれの立ち寄った店舗に対して、当初か. 500. 1.5. 400. ら目的があって入ったものか、あるいは、目的地に行. 1. 300. く途中で気付いたり外観などに引かれてふらっと入っ. 200. 0.5. 100. たものかを質問した。. 0. 0. ①. (2)地区内回遊行動について. ②. ③. ④. ⑤. 動線パタン.  アンケート調査の結果を分析し、図 8 のように地区 内の動線を 7 つのパタンに分類した。さらに、動線パ. ⑥. ⑦. 回遊1回あたりの平均歩行距離 回遊1回あたりの平均来訪店舗 回遊1回あたりの平均ふらっと来店数. 図 9 各動線パタンと来訪店舗との関係. タン別の来訪店舗について分析した結果、図 9 のよう な結果となった。その結果、動線パタン②、③、⑥は、 1 回の地区内回遊行動における歩行距離、総来訪店舗 数、ふらっと訪れる店舗数がともに高いことから地区 内を散策しながら店舗に訪れる散策型歩行として、ま た、動線パタン①、 ④、⑤、⑦は、それらの値が低い. 散策エリア. ことから地区内をあまり回遊せず目的性の高い店舗の. 図 10 散策型歩行の通過数. みに訪れる非散策型歩行として認識でき、動線パタン. 商業ビル型. と来店数などの散策行動に関係性がみられた。. 接地型. 図 11 非散策型歩行の通過数 非接地型. 建 物 モ デ ル.  図 10、図 11 は、歩行パタン別に各街路の通過数を線 の太さで表したものである。それによると、散策型歩. 物販系商業店舗. 商業ビル型は全階が同一店舗で構成されたもの、接地 型は1階部分のみに、非設置型は1階部分以外に店舗 があるものと分類した. 行と各街路の通過数とは密接に関係があり、散策型歩 行では通過街路が地区南東部(以下散策エリア)に面的. 商業ビル型 接地型 非接地型. 図 12 店舗形態の類型化と分布状況. に広がっている。狭いエリアで単純な動線で回遊する. 100%. 0.3. 100%. 0.1 0.09. のではなく、歩行者によって多様な歩行経路がとられ. 0.25. 80%. 80%. 0.08 0.07. 0.2 60%. る散策行動を引き起こすことが大名地区の大きな魅力. 60%. 0.06. 0.15 40%. 0.05 40%. 0.04. 0.1. であり、賑わいを生み出していると考えられる。. 20%. 0.05. 0.03 20%. 0.02 0.01. 0%. (3)店舗形態と来店行動の関係. 0. 商業ビル型 目的店舗.  次に、歩行者の散策行動は訪れる店舗と大きく関係. 接地型 ふらっと店舗. 非接地型 総来店件数/通過数. 0%. 0. 商業ビル型. 接地型. 毎回 ほとんど行かない ふらっと来店件数/通過数. 非接地型 2回に1回 はじめて. があると考えられることから、店舗形態と歩行者の来. 図 13 各店舗形態と来訪店舗の関係. 店行動との関係について分析した。アンケート調査で. から来訪者の認知度が高く、大名地区を回遊する上で. 抽出された来訪店舗の形態を図 12 のように 3 つに分類. 核となる店舗であると考えられる。接地型の店舗は大. した。その分類別に来訪動機、来訪頻度及び通過数に. 名地区において多数立地し、歩行者がふらっと来訪す. 対する来訪回数の割合を算出した。(図 13). る割合が最も高いことから地区内の散策型歩行に大き.  商業ビル型は、通過数に対する来訪回数が多いこと. く関係していると考えられる。非接地型の店舗は目的 7-3.

(4) 的来訪が多く、毎回訪れる歩行者が多いことからその. (1)大名地区の動線パタンは散策型歩行、非散策型歩行. 店舗を認識しているリピーターなどに多く利用されて. に分類でき、散策型歩行では面的に広がりがあり、歩. いる形態だと考えられる。さらに各商業形態の立地に. 行者のアクティビティが分散的に分布している散策エ. ついては、商業ビル型と非接地型は西通りから伸びる. リアの抽出ができた。. 街路に多数立地し、接地型は紺屋町商店街付近を中心. (2)散策エリアの街路空間は以下の特性をもっている。 ①西通りから伸びる街路は、低層、中層、高層の建物. に分散している。. で構成されている。また、立体的な用途構成も多様 5. 大名地区における散策行動と街路構成の関係. で中高層階に位置する店舗や商業ビル型などの来.  図 10 で示した散策型歩行の街路別通過数から散策型. 訪者の目的性の高い店舗が集まり、大名地区へ歩. 歩行の歩行経路を抽出し、それをもとに街路構成を連. 行者を集客する街路であるといえる。 ②紺屋町商店街付近では、新規開発があまり行われ. 続的に捉えて分析をおこなった。  まず、入り口部分、出口部分となる西通りから伸び. なかった結果、商店街としての特徴を残しながら. る通り(街路 2, 街路 6)では、1 階部分の物販店の面積. 若者向けの店舗に入れ替わっていったため、1 階部. 比率は特に高くないが、縦方向の立体的な広がりが見. 分に店舗が入居した低層建築物が建ち並んだ散策. られ、前章で記したように、この店舗形態は目的性の. 性の高い街路空間となっている。. 高い来訪者が訪れる店舗である。加えて、街路沿いに. (3)散策エリアでは、上記のように 2 種類の街路で構成. は商業ビル型の店舗が立地していることから、これら. され、西通りから伸びた目的性が高く集客力のある通. の街路は大名地区の核となる通りとして集客性を高め. りが、散策性の高い通りに結ばれた構造となっている。. ていると考えられる。. 即ち、目的をもって歩行する横糸を無目的な散策が行.  次に、紺屋町商店街の通り(街路 7, 街路 8)では、建. われる縦糸がつなぐ構造になっている(図 15 参照)。. 物形態は低中層型で、中高層階の用途の混合度は低い.  以上のように、大名地区は画一的な空間特性をもっ. が、建物 1 階部分の物販店の面積比率が特に高い用途. た街路で構成されているのではなく、異なる機能を. 形態をしている。前章で記したように、接地型店舗は. もった街路が結びつき多様な商業空間を生みだしてい. 散策性の高い店舗形態であり、こうした店舗が並び、さ. る。そのことが歩行者の散策行動を誘発し、賑わいを. らに、低層の建物で構成されている街路構成からみて. 生み出す 1 つの要因となっている。. も、これらの街路はヒューマンスケールをもち、散策.  このことを踏まえ、画一的な開発形態を見直し、地. 行動を誘発し易い街路形態と考えられる。. 区レベルで多様な街路空間で構成されたまちをつくっ.  以上のように、大名地区の街路では特徴的な建物構. ていく必要がある。. 成、用途構成をもった異なる特徴の街路が結びつき、地. (1)用途については、 ①住宅系②商業系物販施設 ③飲食系物販施設 ④サービス系 商業施設(美容室、 エステなど)⑤業務施設⑥文教厚生施設(教育施設、 病院な ど)⑦立体駐車場、 工場⑧その他に分類した。 (2)シンプソンンの混同度指標を用いると、 2つ以上のカテゴリーの混合の度合 いDiは以下の式で表せる。. 区内へ若者を集めるとともに回遊性を高めていると考 えられる(図 15 参照)。. k.   Di = 1-. 6. まとめ. ij. ij. j=1.  ここで、kは用途のカテゴリー数、nij はi階の用途jの百分率であり、数値 が高いほど混合度が高いといえる。.  本研究では以下のことが明らかになった。 西 通 り. 凡例 住居系 物販系商業施設 飲食系商業施設 サービス系商業施設 事務所系 文教施設 倉庫・駐車場 その他. n (n -1). ∑100(100-1). 街 路 番 号. 街路2. 街路7. 街路8. 低中高層型. 低中層型. 低中層型. Ⅳ型. Ⅴ型. Ⅴ型. 街路6. ス タ ッ ク グ ラ フ. 街 路 の 位 置 建 物 構 成 用 途 構 成. 中高層型 Ⅵ型. 図 14 抽出した散策型歩行の歩行経路と経路上の街路構成のシークエンス. 7-4. 図 15 散策エリアのダイアグラム.

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図 1  大名地区の位置 N非計画的に形成された商業空間の界隈性に関する研究―歩行者アクティビティと街路構成の分析― 花岡  謙司1. はじめに(1)  研究の背景と目的 近年、都心において自然発生的に出来上がった路地裏的空間に若い世代を中心として多くの人々が集まってきている。そこは、大型デパートが立ち並ぶ都心の中心商業地域に隣接しているが一歩足を踏み入れると、比較的小規模な店舗が立ち並び、表通りの中心商業地域とは異なった雰囲気を持つ裏的な空間である。 このようなまちは、様々な要素が混在し、景観上、整 然と

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